JP2007217888A - 設備機器付き門柱 - Google Patents
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Abstract
【課題】設備機器付き門扉の防水性及び意匠性の向上を図る。
【解決手段】左右の側柱20、20と、該側柱20、20間に間隔を隔てて配置した敷板26と、前記左右の側柱20、20の正面を覆う正面パネル10と、背面を覆う背面パネルとからなり、内部に前記敷板26で区画された設備機器収容空間を備えた設備機器付き門柱1とし、各設備機器(照明、インターホン、郵便ボックス等)を前記側柱20、20側に取り付ける。前記正面パネル10は、前記各設備機器に対応した開口を備えた平坦な保護カバーとして形成され、かつ前記側柱の端面との間に排水のための間隙を形成している。
【選択図】 図1
【解決手段】左右の側柱20、20と、該側柱20、20間に間隔を隔てて配置した敷板26と、前記左右の側柱20、20の正面を覆う正面パネル10と、背面を覆う背面パネルとからなり、内部に前記敷板26で区画された設備機器収容空間を備えた設備機器付き門柱1とし、各設備機器(照明、インターホン、郵便ボックス等)を前記側柱20、20側に取り付ける。前記正面パネル10は、前記各設備機器に対応した開口を備えた平坦な保護カバーとして形成され、かつ前記側柱の端面との間に排水のための間隙を形成している。
【選択図】 図1
Description
本発明は門柱、例えばインターホンや郵便ボックス等の設備機器を備えた門柱に関するものである。
照明や郵便受け、インターホンや郵便ボックス等の設備機器を門の近傍にバラバラに備えるのではなく、これらを一箇所にまとめて門柱に配置した設備機器付き門柱が使用されている。
この設備機器付き門柱として、門柱の内部にこれらの機器を収納する空間(スペース)を確保するため内部を空洞にした構造、例えば、4本の側柱を連結金具で連結した後、側柱を接地面上に立設し、隣り合う側柱にパネルを取り付けかつ上端開口部にキャップを取り付けたものが知られている(特許文献1参照)。
この設備機器付き門柱として、門柱の内部にこれらの機器を収納する空間(スペース)を確保するため内部を空洞にした構造、例えば、4本の側柱を連結金具で連結した後、側柱を接地面上に立設し、隣り合う側柱にパネルを取り付けかつ上端開口部にキャップを取り付けたものが知られている(特許文献1参照)。
この従来の門柱では、正面パネルにインターホン配線口と郵便受け口とが貫通形成され、かつ正面パネルの上にインターホン取付台座と郵便受け口金部とが一体に形成された口金カバーを取り付け、さらに門柱の内部には、インターホン配線口と郵便受け口との間および取出口の少し下に、それぞれ上下の仕切り板を取り付け、この上下の仕切り板の間に郵便受け(郵便ボックス)が形成されている。
また、インターホンの取付台座にはインターホンを取り付け、そのコードをパネルのインターホン配線口を通して門柱の内部に配置し、さらに、表札は正面パネルに表札台座をネジ止めし、その上に表札を接着等によって固定している。
また、インターホンの取付台座にはインターホンを取り付け、そのコードをパネルのインターホン配線口を通して門柱の内部に配置し、さらに、表札は正面パネルに表札台座をネジ止めし、その上に表札を接着等によって固定している。
この設備機器付き門柱は、正面パネルの上に各設備機器を取り付けるための取付台座や口金カバーを取り付ける構造であるため、例えばインターホンを取り付ける場合、それを正面パネルに取り付ける必要があり、その配線作業などを考慮するとその取り付け作業は繁雑で容易ではない。また、特許文献1に記載された門柱は、口金カバーから雨水等が侵入するとそのまま門柱内に流れ込むため、防水対策が必ずしも十分とは云えず、更に、門柱は一般に建物の正面に置かれることが多いためその意匠性も問題になるが、前記従来の門柱では、その正面は凹凸状でスッキリした外観とはならず意匠性の面からみても課題を残している。
特開平10−196257号公報
本発明は、従来の門柱の上記問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、門扉を設備機器を容易に取り付け易い構造にして取付作業性を向上し、同時に意匠性を向上させることである。
請求項1の発明は、左右の側柱と、該側柱間に間隔を隔てて配置した敷板と、前記左右の側柱の正面側に設けた正面パネルと、前記左右の側柱の背面側に設けた背面パネルとからなり、内部に前記敷板で区画された設備機器収容空間を備えた設備機器付き門柱において、前記設備機器を前記側柱および/または前記敷板に取り付けるともに、前記正面パネル前面部は開口を備えた平坦面に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、設備機器を門柱の側柱側に取り付けるため、正面パネルを外した状態で取り付けることができるから、取り付け易く、従来のものに比してその作業性が向上した。また、正面パネルは、平坦な面に単に開口を設けた構成であるから、設備機器付き門柱の意匠性が向上し門柱の商品性を高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る門柱の分解斜視図である。
門柱1は、それぞれ例えば押出成形されたアルミニウム合金でできた正面パネル10と、正面パネル10の両側に配置される左右の側柱20、20と、左右の側柱20、20に対して正面パネル10の反対側(後側又は背面側)に配置される背面パネル22(図4参照)とからなり、左右の側柱20、20の正面側に正面パネル10が、また左右の側柱20、20の背面側両端部に背面パネル22が連結される。また、これら左右の側柱20、20及び各パネルで囲まれた断面略矩形の内部空間には、敷板26(26(1)〜26(3))が間隔を隔てて複数枚(図示例では3枚)取り付けられている。
門柱1は、それぞれ例えば押出成形されたアルミニウム合金でできた正面パネル10と、正面パネル10の両側に配置される左右の側柱20、20と、左右の側柱20、20に対して正面パネル10の反対側(後側又は背面側)に配置される背面パネル22(図4参照)とからなり、左右の側柱20、20の正面側に正面パネル10が、また左右の側柱20、20の背面側両端部に背面パネル22が連結される。また、これら左右の側柱20、20及び各パネルで囲まれた断面略矩形の内部空間には、敷板26(26(1)〜26(3))が間隔を隔てて複数枚(図示例では3枚)取り付けられている。
正面パネル10は平坦な正面10aと、正面10aの端部を略直角に折り曲げた折曲片10bと、この折曲片10bの自由端部を更に正面10aと平行に折り曲げた側柱20,20前面への取付片10cとからなり、正面10aには上端から順に表札用の開口12、インターホン用開口14、郵便物等の投入口16が設けられている。
正面パネル10は、例えば塗装やメッキ、アルマイト等により正面処理された化粧板に仕上げられている。
正面パネル10は、例えば塗装やメッキ、アルマイト等により正面処理された化粧板に仕上げられている。
側柱20、20は、例えば、後述の図6に示すように、それぞれ前側に配置される第1の側柱20(1)と後側に配置される第2の側柱20(2)の二つの側柱から成り、両者はそのいずれか(図示例では第1の側柱20(1)側)に一体に形成された細長い板状の接合部20dを介してネジで接合されている。第1の側柱20(1)は、正面側に正面パネル10の左右の取付片10cに対応するフランジ20aを、また背面側には第2の側柱20(2)と接合するための接合部を有し、かつ好ましくは内側面20(1)aと外側面20(1)b、及びこれら両側面を区画する縦仕切片20(1)cを一体に形成し、上下端の開放したホロー(中空)構造からなっている。第2の側柱20(2)は、前方には第1の側柱20(1)に係合する接合部を、また背面側には背面パネル22の取付片となる端部を有した、好ましくは内側面20(2)aと外側面20(2)b、及び両側面を仕切る仕切片20(2)cを、例えば押出成形により一体に形成したホロー構造からなっている。
正面パネル10は、背面側の取付片10cで側柱に20、20にネジ止めされるが、正面パネル10側からは取り付けネジは見えないから見た目が良く意匠性に優れている。
正面パネル10は、背面側の取付片10cで側柱に20、20にネジ止めされるが、正面パネル10側からは取り付けネジは見えないから見た目が良く意匠性に優れている。
再び図1において、正面パネル10の表札用開口12に対応して、左右の側柱20、20間には、この表札を照らす照明機具例えば電球用ソケットを備えた敷板26(1)が取り付けられている。ここで、表札は例えばアクリル樹脂等の光透過性の合成樹脂材料で形成し、これを例えば両面テープやネジなどの適当な取付手段で、前記表札用開口12の周りに取り付ける。表札は、夜間、ライトを点灯することで文字が浮かび上がって見える。
表札用開口12の下側でかつ側柱20、20の正面側のフランジ部分20a間には、図2に拡大して示すインターホン取付金具30がネジ止めなどの適当な手段で取り付けられる。
インターホン取付金具30は、図示のように、平坦なインターホン取付面32aとその上下端部に形成された断面L字型の取付片32b、及び下端部の前記取付片32bの下端から折り返して前方にやや下降状に延在する水切り片32cとからなっており、インターホン取付面32aにはインターホンの放熱等のための開口34が形成されている。
なお、水切り片32cはインターホン取付金具30と別体に形成してもよい。
なお、水切り片32cはインターホン取付金具30と別体に形成してもよい。
このインターホン取付金具30の前記取付片32bの前後方向の長さ又は厚さは、取り付けるインターホン35の厚さが種類によって異なるため、その厚さに応じて異なる寸法のものを用意しておくことが好ましい。
また、前記水切り片32cは、インターホン用開口14から侵入する雨水などを一旦受け止めて、これを正面パネル10の背面と側柱20、20の前端部つまりフランジ部分20a間に形成される間隙S(図3A、B参照)、即ち、正面パネル10を側柱20,20前端部間に取り付けたときに、正面パネル10の折曲片10bの前後方向の長さに略等しい間隔を有し門柱の上下方向に連続して形成される間隙Sの前面側に導くためのものであって、これにより、雨水等が門柱の側柱20、20間に形成される空間に侵入することが防止される。
また、前記水切り片32cは、インターホン用開口14から侵入する雨水などを一旦受け止めて、これを正面パネル10の背面と側柱20、20の前端部つまりフランジ部分20a間に形成される間隙S(図3A、B参照)、即ち、正面パネル10を側柱20,20前端部間に取り付けたときに、正面パネル10の折曲片10bの前後方向の長さに略等しい間隔を有し門柱の上下方向に連続して形成される間隙Sの前面側に導くためのものであって、これにより、雨水等が門柱の側柱20、20間に形成される空間に侵入することが防止される。
図3Aは、インターホン取付金具30を側柱20、20のフランジ部分20aにネジ止め等の適当な手段で取り付け、この取付金具30にインターホン35を取り付けた状態を示す縦断面図である。また、図3Bは、同横断面図である。
図示のように、インターホン35の正面はインターホン用開口14に対向配置される。また、その配線(図示せず)は側柱20,20のホロー部Hに配置したCD管25(図3B)を通して行う。
図示のように、インターホン35の正面はインターホン用開口14に対向配置される。また、その配線(図示せず)は側柱20,20のホロー部Hに配置したCD管25(図3B)を通して行う。
図4は、本実施形態に係る門柱1の一方の側柱20を除去して門柱1の内部をやや背面側上方から見た斜視図である。
背面パネル22は、図示のように、正面パネル10と同様に細長い板状体で構成されている。ただこの実施形態では、門柱1の上からインターホン取付領域の背面側部分までを覆うように、その縦方向の長さは正面パネル10よりも短く形成されている。
正面パネル10の前記郵便物等の投入口16の内側に設けた郵便物等の収容部(郵便ボックス)の背面側には、つまみ24a付きの受扉23aが一方の側柱20、20の後端部に開閉自在に取り付けられている。また、その下側には、門柱1内に設置するコンセントなどの電源ユニット等(図示せず)の点検等を行うため、同様に一側端を一方の側柱20、20の後端部にヒンジ止めしたつまみ24b付き扉23bが開閉自在に取り付けられている。
背面パネル22は、図示のように、正面パネル10と同様に細長い板状体で構成されている。ただこの実施形態では、門柱1の上からインターホン取付領域の背面側部分までを覆うように、その縦方向の長さは正面パネル10よりも短く形成されている。
正面パネル10の前記郵便物等の投入口16の内側に設けた郵便物等の収容部(郵便ボックス)の背面側には、つまみ24a付きの受扉23aが一方の側柱20、20の後端部に開閉自在に取り付けられている。また、その下側には、門柱1内に設置するコンセントなどの電源ユニット等(図示せず)の点検等を行うため、同様に一側端を一方の側柱20、20の後端部にヒンジ止めしたつまみ24b付き扉23bが開閉自在に取り付けられている。
郵便物等の投入口16は、例えばA4の封筒が投入可能な縦寸法と、投入された郵便物等が投入口16を通して引き出されないように、人間の手が入らないような幅を持った細長い開口として形成されている。
図中、上側の敷板26(2)と下側の敷板26(3)との間の空間は、郵便物等を収納しておくいわゆる郵便ボックスを構成している。この郵便ボックスの底板となる敷板26(3)は、その投入口16側の端部が上方に折り返した起立片26a(1)に形成され、かつその起立片26a(1)の上端は前記投入口16の下端部近傍に達すると共に、その起立片26a(1)の上端から更に斜め下方に折り返した水切り板26a(2)が一体(又は別体でもよい)に形成されている。
図中、上側の敷板26(2)と下側の敷板26(3)との間の空間は、郵便物等を収納しておくいわゆる郵便ボックスを構成している。この郵便ボックスの底板となる敷板26(3)は、その投入口16側の端部が上方に折り返した起立片26a(1)に形成され、かつその起立片26a(1)の上端は前記投入口16の下端部近傍に達すると共に、その起立片26a(1)の上端から更に斜め下方に折り返した水切り板26a(2)が一体(又は別体でもよい)に形成されている。
ここで、水切り板26a(2)は、前記インターホン取付金具30の水切り片32cと同様に前記投入口16を通して侵入する雨水や、上部のインターホン用開口14から侵入して落下してきた雨水等を受けて正面パネル10側に流下させ、正面パネル10との隙間や水切り板26a(2)の両側端と正面パネル10の側面(折曲片)10bとの間から地面に落下させるよう働く。また、後述するように、一対の断面L字状の隔壁を図5A、5Bに示すように設ける等して、投入口から郵便ボックスまでの郵便物通過空間を間隙Sから隔離することで一層水が浸入し難くすることができる。
従って、前記投入口16等から門柱1内に水が侵入しても前記郵便ボックス内には流入し難い。
なお、門柱1の前記郵便ボックスの下側には、図示しない例えば電源ユニット、電気或いはガスメータ等を収納するための空間が形成されている。
従って、前記投入口16等から門柱1内に水が侵入しても前記郵便ボックス内には流入し難い。
なお、門柱1の前記郵便ボックスの下側には、図示しない例えば電源ユニット、電気或いはガスメータ等を収納するための空間が形成されている。
図5Aは門柱の要部の縦断面図及び図5Bは図5Aの線A−Aに沿った断面図である。これらの図から明らかなように、郵便物等の投入口16から郵便ボックスに至る郵便物通過空間は、上部に上板(ここでは水切り片32Cが上板を兼ねているが、別途設けることも可能である)、左右に一対の断面L字状の隔壁を構成する縦板36を水切り板26a(2)の両側に密着して又は密着せずに設けることで前記空隙Sから隔離されるが、他方、前記投入口16から侵入した水は、水切り板26a(2)により前記空隙Sへ排水できるようになっている。
また、本実施形態に係る設備機器付き門柱1は、その背面側に取り付けた受扉23a、23bの上端部からの雨水等の水の侵入を防止するための水密構造を備えている。
図5Cは、図5Aの領域T部分の拡大図である。図示のように受扉23aの上端部には、その幅方向にシール(エアタイト)材ATが背面パネル22の下端の幅方向に延びたチャンネル22cに取り付けられており、シール材ATの下端は受扉23aの上端部を封止して水の侵入を防止している。
また、本実施形態に係る設備機器付き門柱1は、その背面側に取り付けた受扉23a、23bの上端部からの雨水等の水の侵入を防止するための水密構造を備えている。
図5Cは、図5Aの領域T部分の拡大図である。図示のように受扉23aの上端部には、その幅方向にシール(エアタイト)材ATが背面パネル22の下端の幅方向に延びたチャンネル22cに取り付けられており、シール材ATの下端は受扉23aの上端部を封止して水の侵入を防止している。
次に、門柱1の組立手順について説明する。
図6は、敷板(ここでは最上部の敷板26(1))の取付を説明するための斜視図である。
まず、側柱20、20間(一方のみを示す)に敷板26(1)を取り付け、左右の側柱20、20を敷板26(1)により連結する。
このように連結した側柱20、20は、自立性があるので、これを予め基礎工事を行った地盤の上に立設し、回りから例えばコンクリートや土砂を流し込み下部を地中に埋設する。
図6は、敷板(ここでは最上部の敷板26(1))の取付を説明するための斜視図である。
まず、側柱20、20間(一方のみを示す)に敷板26(1)を取り付け、左右の側柱20、20を敷板26(1)により連結する。
このように連結した側柱20、20は、自立性があるので、これを予め基礎工事を行った地盤の上に立設し、回りから例えばコンクリートや土砂を流し込み下部を地中に埋設する。
ここで、敷板26(1)を側柱20、20に取り付けるには、図6に示すように、側柱20、20に前以ってボルトB1を仮固定しておき、そのボルトB1の軸部分を敷板の切欠部分26aに入れ込み、レンチで固定して連結する。他の敷板26(2)、26(3)についても同様に取り付ける。
続いて、最上部の敷板26(1)に設けたソケットに電球などの照明器具を取り付け、側柱20、20の前記フランジ20aにインターホンの取付金具30を介してインターホン35を取り付け、これらに必要な電気配線工事を行う。電気配線は、既に図3Bに関連して説明したように側柱20、20のホローH内に配置したCD管25を用いて行う。
続いて、最上部の敷板26(1)に設けたソケットに電球などの照明器具を取り付け、側柱20、20の前記フランジ20aにインターホンの取付金具30を介してインターホン35を取り付け、これらに必要な電気配線工事を行う。電気配線は、既に図3Bに関連して説明したように側柱20、20のホローH内に配置したCD管25を用いて行う。
図7は正面パネルと側柱との取り付け構造を説明する図であり、図7Aは正面パネル側の取り付け構造を、また、図7Bは側柱側の取り付け構造を示す斜視図である。
図7Aに示すように、正面パネル10の前記取付片10cには、縦長の直線溝G1の下端にこの溝G1よりも径大な円形溝G2を備えた溝Gが形成されており、他方、側柱20、20の前記フランジ部分20aには、図7Bに示すように、例えばボルトB2を浅く螺合させてある(なお、ボルトB2に代えて頭付き支持杆を植設したものでもよい)。
図7Aに示すように、正面パネル10の前記取付片10cには、縦長の直線溝G1の下端にこの溝G1よりも径大な円形溝G2を備えた溝Gが形成されており、他方、側柱20、20の前記フランジ部分20aには、図7Bに示すように、例えばボルトB2を浅く螺合させてある(なお、ボルトB2に代えて頭付き支持杆を植設したものでもよい)。
ここで、正面パネル10を持ち上げて、その溝Gの前記円形溝G2を側柱20、20のフランジ部20aに取り付けたボルトB2の頭に合わせて挿入する。挿入後に正面パネル10を下降させると、ボルトB2の軸部分が前記縦長の直線溝G1を摺動し、その直線溝G1の上端に当たって停止する。この状態で正面パネル10と側柱20、20が接続される。
その後、側柱20、20の前記フランジ部20a背面側から正面パネル10の取付片10cの背面に対して適宜ネジ止めすることで、正面パネル10と側柱20、20とが連結固定される。
その後、側柱20、20の前記フランジ部20a背面側から正面パネル10の取付片10cの背面に対して適宜ネジ止めすることで、正面パネル10と側柱20、20とが連結固定される。
次に、このように連結された側柱20、20の背面側端部に横材40を取り付けて側柱20、20同士の接続を補強する。即ち、図8Aは、側柱20、20の後端部への横材40の取り付けを説明する斜視図であり、図8Bは、背面パネル及び受扉の取り付けを示す斜視図である。
図8Aに示すように、横材40は、両側柱20、20の後端部から後部側に突出しないようにして前記後端部間を連結する。
続いて、図8Bに示すように、両側柱20、20の背面側端部間に背面パネル22を取り付ける。この背面パネル22は、門柱1の上端からインターホン収容部までの区域を覆うように形成されており、正面パネル10よりも縦方向の長さが短く形成されている。
図8Aに示すように、横材40は、両側柱20、20の後端部から後部側に突出しないようにして前記後端部間を連結する。
続いて、図8Bに示すように、両側柱20、20の背面側端部間に背面パネル22を取り付ける。この背面パネル22は、門柱1の上端からインターホン収容部までの区域を覆うように形成されており、正面パネル10よりも縦方向の長さが短く形成されている。
この背面パネル22の下側には、前記郵便ボックスに対応して、その背面扉となる受扉23a及びその下側に電源ユニット等の下部収容部の扉(図示せず)をそれぞれ一方の側柱20の背面側端部に開閉可能に取り付け、さらにこのように組み立てた門柱上にキャップ(図示せず)を取り付けて組立を終了する。
本実施形態においては、正面パネル10は、以上のように側柱20、20のフランジ部20aに溝G及びボルトG2を係合させて取り付けられるため、例えば、門柱1に収容した設備機器の保守、補修或いは取り替えなどのために正面パネル10を外す場合は、正面パネル10と側柱20、20とのネジ係合を外したのち、正面パネル10を単に持ち上げるだけで簡単に外すことが出来る。また、正面パネル10の正面は、突出部がないため見栄えがよく、かつ正面開口から浸入した雨水等が門扉内部領域にまで浸入することがなく、内部機器や郵便ボックス内の書類等を濡らすおそれがない。
1・・・門柱、10・・・正面パネル、12・・・表札用開口、14・・・インターホン用開口、16・・・郵便物等の投入口、20・・・側柱、22・・・背面パネル、25・・・CD管、26・・・敷板、30・・・インターホン取付金具、35・・・インターホン、36・・・縦板。
Claims (5)
- 左右の側柱と、該側柱間に間隔を隔てて配置した敷板と、前記左右の側柱の正面側に設けた正面パネルと、前記左右の側柱の背面側に設けた背面パネルとからなり、内部に前記敷板で区画された設備機器収容空間を備えた設備機器付き門柱において、
前記設備機器を前記側柱および/または前記敷板に取り付けるともに、前記正面パネル前面部は開口を備えた平坦面に形成されていることを特徴とする設備機器付き門柱。 - 請求項1に記載された設備機器付き門柱において、
前記正面パネルは、前記前面部と、係合部を有する背面部と、これらを繋ぐ側面部とを備えており、
側柱正面側に設けた被係合部に対して前記係合部を係合することを特徴とする設備機器付き門柱。 - 請求項1または2に記載された設備機器付き門柱において、
前記正面パネルは、正面パネル前面部と前記側柱の正面側端面との間に空隙を介在させて前記側柱に取り付けられていることを特徴とする設備機器付き門柱。 - 請求項3に記載された設備機器付き門柱において、
前記設備機器収容空間の一つは郵便ボックスであり、前記正面パネルの前面部には前記郵便ボックスと対向した位置に郵便物投入口が設けられ、前記郵便受けと前記郵便物投入口との間の郵便物通過空間は前記空隙と隔離されていることを特徴とする設備機器付き門柱。 - 請求項4に記載された設備機器付き門柱において、
前記郵便物通過空間は、上部に上板、左右に縦板を設けることで前記空隙と隔離しており、下部には水切り板を設けて前記空隙へ排水できるようにしたことを特徴とする設備機器付き門柱。
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