JP5157573B2 - 電子マネーチャージ店舗端末及び電子マネーチャージ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ICカード内に格納した電子マネーを読み書きする電子マネーチャージ店舗端末及び電子マネーチャージ方法に関するものである。
従来、ICカードを持った利用者が店舗において買物を行ない、商品の対価を現金で支払う場合、釣銭をICカードに電子マネーとしてチャージする技術が開発されている。特開2002−170151(特許文献1)は現金やクレジットで購入した際の釣銭に相当する電子マネーをユーザのICカードに電子マネーとして充填する自動販売機が記載されている。
特開2002−170151号公報
しかしながら、上記特許文献1では、釣銭はすべてICカードにチャージにする仕組みとなっている。現行のICカードによる電子マネーは、一般にチャージ上限額が定められている。従って、チャージ上限額を超えては釣銭のチャージをすることはできない。一方、現行のICカードによる電子マネーは、電子マネーで買物はできるが、当然のことながら現金ではないため、現金しか利用できない店舗では買物をすることができない。
本発明が解決しようとする課題は、現金で買物をして釣銭を電子マネーにチャージするとき、チャージ上限額を超える場合には、釣銭額をチャージするのではなく、例えば紙幣を釣銭として返却するものであり、一方、一定金額(上限とは関係のない金額であり、紙幣で返却できる金額)を超える場合には、釣銭額をチャージするのではなく、紙幣を釣銭として返却するものである。
前記課題を解決するために、特許請求の範囲の請求項1記載の発明は、ICカードに格納された金額情報の読取り書込みを行ない、利用者の現金支払金額に対して釣銭が生じたときに、当該釣銭金額と同等の金銭的価値を金額情報として当該ICカードに書込むICカードリーダライタと、前記ICカードに関して、現金で釣銭を返却する最少単位を現金釣銭最少単位として格納する記憶手段を有し、更に、前記釣銭金額と同等の金銭的価値を金額情報として前記ICカード内に書込むことによって当該ICカードの金額情報ICカードに設定された一定金額を超える場合は、前記金銭的価値を前記ICカードに書込まずに、前記記憶手段に格納された現金釣銭最少単位と前記釣銭金額との差額をICカードに格納された金額情報から減算するように前記ICカードリーダライタを制御する制御部を有する電子マネーチャージ店舗端末である。
本発明は、現金で釣銭を返却する最少単位を例えば千円紙幣とし、千円紙幣を釣銭として返却するために必要な金銭的価値をICカードから減算する。即ち、千円と本来の釣銭金額との差額をICカードから減算することにより、千円紙幣を利用者に返却する。このように、千円紙幣を利用者に返却することにより、千円紙幣に含めて、前記本来の釣銭金額を利用者に返却することができる。これにより、補助貨幣(以下小銭という)による釣銭はなくなるので、利用者にとって小銭を扱う不快感が少なくなるとともに、店舗側にとっても小銭を準備する煩わしさが減少するという効果を有する。
一方、ICカードに格納された電子マネーが一定金額になると、紙幣(現金釣銭最少単位)として利用者に返却されるので、利用者はチャージ限度額を意識せずにICカードを利用することができる。更にまた、前記現金釣銭最少単位を設定しているためICカードの残高は高額になることはないので、紙幣換金の頻度を上げることができる。
(第1の実施の形態)
以下第1の実施の形態について説明する。図2は第1の実施の形態に関するPOS端末10の外観図である。POS端末10は商品又は役務を提供する店舗に設置され、電子マネーチャージ店舗端末として機能する。POS端末10はレジ金庫11の上部に設置され、レジ金庫11の引出しの開閉を制御する。POS端末10の上部にはキーボード12が設けられ、オペレータにより商品又は役務の対価に対する金額入力が行われる。更に、当該キーボード12の上部にはオペレータ用表示器13が設けられ、オペレータは当該オペレータ用表示器13を確認しながら操作を行なう。更に、当該オペレータ用表示器13の奥には利用者用表示器15が設けられ、商品又は役務の対価に対する金額を表示することにより、オペレータは利用者と対話をしながら取引を行なうことができる。
更に、POS端末10の横にはICカードリーダライタ14が設けられ、オペレータが利用者から図示しないICカードを受取り、当該ICカードリーダライタ14の読取り部に挿入する。POS端末10の後述する制御部20の制御により、ICカードに格納された金額情報や設定情報を読取り、更に、釣銭があるときは、釣銭金額と同等の金銭的価値を金額情報として当該ICカードに書込む。そして、POS端末10には有線で接続されたバーコードスキャナ16が設けられ、商品に含まれている図示しない商品コードを解析し、POS端末10に送信する。
図3はPOS端末10の構成を示すブロック図である。前記バーコードスキャナ16は商品金額計算部21に接続され、バーコードスキャナ16が解析した商品コードの内、購入商品の合計金額が当該商品金額計算部21によって計算される。前記オペレータ用表示器13と前記利用者用表示器15は表示制御部22に接続され、当該表示制御部22は前記オペレータ用表示器13と前記利用者用表示器15の表示内容を制御する。
更に、前記ICカードリーダライタ14はICカード情報読取部23とICカード情報書込部24に接続され、当該ICカード情報読取部23は図示しないICカードに格納された金額情報や後述する各種設定情報の読取りを行なう。一方、ICカード情報書込部24は釣銭情報等の金額情報を新たな残高情報として書込みを行なう。レジ金庫11は金庫制御部25に接続され、当該金庫制御部25はレジ金庫11の引出しの開閉を制御する。
記憶部26は各種プログラムを格納する。通信制御部27はICカード発行会社60に通信回線を介して接続され、前記ICカード情報書込部24によってICカードに格納された金額情報が変更されたとき、当該金額情報を当該ICカード発行会社60へ通知する。
更に、ICカード残高格納部28は、前記ICカード情報読取部23がICカードリーダライタ14によって読取った図示しないICカードに格納された金額情報、即ち電子マネーの現在残高を格納する。チャージ限度額格納部29は、同じく前記ICカード情報読取部23が読取ったICカードに格納されたチャージ限度額、即ち電子マネーの上限額を格納する。
入力制御部35は、利用者によって支払われる現金支払金額について、オペレータがキーボード12に入力した金額を受信する。釣銭格納部30は前記商品金額計算部21によって計算された購入商品の合計額と、前記入力制御部35によって受信された現金支払金額との差から計算される釣銭金額を格納する。
現金釣銭最少単位格納部31は、前記ICカード情報読取部23がICカードリーダライタ14によって読取った現金釣銭最少単位、即ち、紙幣にして利用者に返却する金額を格納する。チャージ方式格納部32は、釣銭金額をICカードに書込むとき、釣銭金額の全部を書込む方式か、又は釣銭金額のうち小銭の部分のみを書込む方式とするか、前記ICカードに格納されており、当該設定情報をICカードから読取って格納する。
ICカードチャージ額格納部33は、ICカード情報書込部24がICカードリーダライタ14によってICカードに書込むチャージ金額を格納する。更に、ICカード出金額格納部34は、ICカード情報書込部24がICカードに書込む新たな金額と元の金額との差額、即ち、出金金額を格納する。制御部20はこれらの各部と接続され、これらの動作を制御する。
次に第1の実施の形態についての動作を説明する。図1は第1の実施の形態の動作を示すタイムチャートである。まず、利用者はオペレータに決済の依頼をすると、POS端末10の制御部20は、前記バーコードスキャナ16で読取った商品の合計金額を前記商品金額計算部21で計算することにより、決済処理を開始する(S101)。そして、制御部20は表示制御部22を制御して、前記オペレータ用表示器13と利用者用表示器15に合計金額を表示することにより、利用者に購入金額を提示する。
利用者は現金を支払うと、オペレータはキーボード12を操作して支払金額を入力する。入力された支払金額は入力制御部35で認識され、前記制御部20は入力制御部35で認識された支払金額と前記商品金額計算部21で計算された商品金額との差額が計算され、釣銭があるときは当該釣銭金額を前記釣銭格納部30へ格納する(S102)。
次に利用者が持参したICカードを利用者自ら又はオペレータを介して前記ICカードリーダライタ14にセットすると、制御部20はICカード情報読取部23を制御して、ICカードリーダライタ14を介してICカードに格納された金額情報や各種設定情報を読出し確認する(S103)。このとき、ICカード内の電子マネー残高はICカード残高格納部28に格納され、ICカードに設定されたチャージ限度額はチャージ限度額格納部29に格納される。更に、ICカードに設定された前記現金釣銭最少単位は前記現金釣銭最少単位格納部31に格納され、釣銭金額を返却する方式は前記チャージ方式格納部32に格納される。
確認の結果、前記現金釣銭最少単位が設定されていない場合は、本実施の形態の適用外であるので、釣銭全額が現金でオペレータによって利用者に返却される(S104)。次に制御部20は、前記現金釣銭最少単位が設定されている場合で前記チャージ方式が釣銭全額チャージ方式か小銭のみチャージする方式か判断する(S105)。小銭のみチャージする方式の場合、制御部20は釣銭金額を紙幣額と小銭額を分けて計算し(S106)、紙幣額を利用者に返却し、前記ステップ102において前記釣銭格納部30に格納した釣銭金額を小銭額のみの金額に更新する。
前記釣銭格納部30に格納した釣銭金額は、これから利用者のICカードにチャージする金額である。制御部20は、釣銭格納部30に格納した釣銭金額と前記ICカード残高格納部28に格納された現在残高の合計が前記チャージ限度額格納部29に格納されたICカードのチャージ限度額内かを判断する(S107)。限度額内であれば、チャージ可能であるので、チャージ処理を実施する(S108)。即ち、制御部20は前記ICカード残高格納部28に格納した現在残高に、前記釣銭格納部30に格納した釣銭金額を加えた額を新残高としてICカードに書込む。また、前記ICカード情報書込部24を制御することにより、新残高をチャージ額としてICカードリーダライタ14を介してICカードに書込む(S109)。
ICカードリーダライタ14によって、ICカードへの書込み処理が行われると、制御部20は、通信制御部27を制御して、新たなチャージ額をICカード発行会社60へ通知する(S108)。そしてICカードはオペレータによって利用者へ返却される。
一方、前記ステップ107において、釣銭格納部30に格納した釣銭金額をICカードの現在残高に加えると、前記チャージ限度額格納部29に格納されたICカードのチャージ限度額を超える場合、このままではICカードへ当該釣銭金額をチャージすることができない。例えば、ICカードのチャージ限度額が5万円で、現在残高が49,900円のところ、釣銭金額が350円である場合、当該釣銭金額350円はチャージしない。
そこで、予め設定された紙幣の金額(現金釣銭最少単位)に関して、ICカードの現在残高の一部に前記釣銭金額を加えることにより、これを利用者に返却する。制御部20は、前記現金釣銭最少単位を基準にICカードからいくら出金すべきかの計算を行なう(S110)。例えば、釣銭金額が350円で現金釣銭最少単位が千円である場合、650円をICカードから出金する。計算の結果、制御部20はこの出金額を前記ICカード出金額格納部34に格納し、出金処理を実施する(S111)。制御部20は現在残高49,900円から650円出金した後の49,250円を新残高として、ICカード情報書込部24を制御してICカードに書込む(S112)。
その後、釣銭350円とICカードからの出金額650円の合計の千円紙幣(現金釣銭最少単位)が利用者に返却される。ICカード内の残高に変更があったことにより、制御部20はその情報を通信制御部27を介して前記ICカード発行会社60へ通知される。こうしてICカード発行会社60に対して資金授受の手続を取ることとなる。そして、ICカードはICカードリーダライタ14から抜き取られて利用者へ返却される。
第1の実施の形態を言い換えれば以下の通りである。即ち、利用者が現金N円(N=1,000の倍数)を支払い、商品合計がM円(Mは1,000で割り切れない金額)、ICカードの中にはP円チャージされている。ICカード内上限額をQ円とした場合、ICカード内はP<Qの状態である。今回のN−M円の釣銭をICカードにチャージすることで上限額Q円を超えてしまう場合((N−M)+P>Q)、釣銭をチャージすることはできない。そこで、N−M円の釣銭と合計して1,000で割り切れる金額にするような金銭的価値をICカードより引き出し、紙幣による新たな釣銭とする。これにより釣銭は必ず紙幣となる。
次に、ICカードに前記各種設定情報を書込むための情報端末について説明する。図4はICカードに前記各種設定情報を書込むための情報端末40のブロック図である。情報端末40は、利用者が表示を見ながら入力操作が可能な操作表示部41とICカードリーダライタ42を主な構成とする。前記操作表示部41はタッチパネルからなり、操作表示制御部43と接続されている。当該操作表示制御部43は操作表示部41を制御する。
前記ICカードリーダライタ42はICカード情報読取部44とICカード情報書込部45に接続され、当該ICカード情報読取部44は図示しないICカードに格納された各種設定情報の読取りを行なう。一方、ICカード情報書込部45は新たに設定される各種設定情報の書込みを行なう。記憶部46は各種プログラムを格納する。
チャージ方式格納部47は、ICカード情報読取部44がICカードから読み出した前記チャージ方式、即ち、釣銭が生じた場合、釣銭の全部をチャージする方式か、小銭部分のみチャージする方式かを格納する。現金釣銭最少単位設定額格納部48は、ICカードに前記現金釣銭最少単位が格納されている場合、ICカード情報読取部44がICカードから読み出した前記現金釣銭最少単位が格納されている。チャージ上限額格納部49はICカードに格納されているチャージ可能上限額がICカード情報読取部44から読み出され格納されている。更に、ICカード残高格納部50は、ICカードに格納されている現在残高がICカード情報読取部44から読み出され格納されている。制御部51はこれらの動作を制御するため、前記各部と接続されている。
次に、現金釣銭最少単位等の設定動作を説明する。図5は前記情報端末40の操作表示部41における現金釣銭最少単位設定画面を示す説明図である。まず利用者はICカードに各種設定を行なうために、情報端末40のICカードリーダライタ42にICカードを挿入する。すると制御部51は、ICカード情報読取部44を制御し、ICカードリーダライタ42を介してICカードから現在の設定状況を読出し、その内容を格納する。そして操作表示制御部43を制御し、前記操作表示部41にICカードの現在の設定状態を表示する(同図(a)参照)。制御部51は前記現金釣銭最少単位設定額格納部48に設定額がなければ、最少単位の設定欄71には「なし」を表示する。更に、チャージ方式欄72及び設定額欄73は何も表示されない。更に、制御部51はチャージ上限額格納部49からチャージ上限額を読出し、チャージ上限額欄74に50,000円を表示し、更に、現在のチャージ額は5,324円が表示される。
これに対し、利用者はタッチパネルからなる操作表示部41を操作し、設定内容を変更する。即ち、現金釣銭最少単位欄81をプルダウンメニューによって「あり」に変更し、チャージ方式欄82を同じくプルダウンメニューによって「小銭のみチャージ」に設定し、現金釣銭最少単位欄83を同じくプルダウンメニューによって「1,000円」に設定する。更に、チャージ上限額欄84を図示しないキーボードによって「40,000円」に変更する。
このように入力した後、利用者は実行ボタン75又は戻るボタン76を押下する。実行ボタン75が押下されると、制御部51は各種設定情報を一旦格納する。即ち、チャージ方式欄82の「小銭のみチャージ」を前記チャージ方式格納部47に格納し、現金釣銭最少単位欄83の「1,000円」を前記現金釣銭最少単位設定額格納部48に格納し、更に、チャージ上限額欄84の「40,000円」をチャージ上限額格納部49に格納する。その後、制御部51は図5(b)に示すように再度現金釣銭最少単位設定画面を操作表示部41に表示し、利用者が閉じるボタン77を押下することにより、設定処理が終了する。
なお、前記の説明において現金釣銭最少単位を1,000円(紙幣)と設定したが、500円硬貨を設定することもできる。即ち、設定した現金釣銭最少単位が500円であるとき、釣銭額が1円〜499円である場合には、500円が新しい釣銭となるような計算をする。また、釣銭額が501円〜999円である場合には、500円刻みのおつり計算となるので、紙幣1,000円が新しい釣銭となる。
また、ICカードの現在残高の格納場所はICカードに限らず、端末又はホストコンピュータに格納してある現在残高を利用するものであってもよい。
本実施の形態によれば、利用者は釣銭があるときは、小銭を受取ることなく常にICカードにチャージされるか又は紙幣で受取ることができるので、小銭を利用しない人とっては利点となる。
更に、ICカードの残高が上限を迎えた場合には、釣銭があっても自動的に紙幣となるので、利用者は残高の上限額を意識せず、買物時にICカードを提示することができ、利用者にとって利便性が高い。更に、ICカードの残高の上限額は変更することができるので、紙幣換金の頻度を上げることができる。
(第2の実施の形態)
前記第1の実施の形態では、釣銭があるときはICカードにチャージするものであるが、ICカード残高の上限になるときは、釣銭をチャージせずに現金釣銭最少単位(千円紙幣)として利用者に返却するものである。これに対し第2の実施の形態では、釣銭があるときはICカードにチャージするものであるが、残高が一定額に達したときは、ICカードの現在残高を一部引き出して釣銭と合計し、現金釣銭最少単位(千円紙幣)として利用者に返却するものである。第2の実施の形態の説明において、前記第1の実施の形態と同じ構成要素については、前記第1の実施の形態の説明を流用する。
図6は第2の実施の形態の動作を示すタイムチャートである。まず、利用者はオペレータに決済の依頼をすると、POS端末10の制御部20は、前記バーコードスキャナ16で読取った商品の合計金額を前記商品金額計算部21で計算することにより、決済処理を開始する(S201)。そして、制御部20は表示制御部22を制御して、前記オペレータ用表示器13と利用者用表示器15に合計金額を表示することにより、利用者に購入金額を提示する。
利用者は現金を支払うと、オペレータはキーボード12を操作して支払金額を入力する。入力された支払金額は入力制御部35で認識され、前記制御部20は入力制御部35で認識された支払金額と前記商品金額計算部21で計算された商品金額との差額が計算され、釣銭があるときは当該釣銭金額を前記釣銭格納部30へ格納する(S202)。
次に利用者が持参したICカードを利用者自ら又はオペレータを介して前記ICカードリーダライタ14にセットすると、制御部20はICカード情報読取部23を制御して、ICカードリーダライタ14を介してICカードに格納された金額情報や各種設定情報を読出し確認する(S203)。このとき、ICカード内の電子マネー残高はICカード残高格納部28に格納される。更に、ICカードに設定された前記現金釣銭最少単位は前記現金釣銭最少単位格納部31に格納され、釣銭金額を返却する方式は前記チャージ方式格納部32に格納される。
確認の結果、前記現金釣銭最少単位が設定されていない場合は、本実施の形態の適用外であるので、釣銭全額が現金でオペレータによって利用者に返却される(S204)。次に制御部20は、前記現金釣銭最少単位が設定されている場合で前記チャージ方式が釣銭全額チャージ方式か小銭のみチャージする方式か判断する(S205)。小銭のみチャージする方式の場合、制御部20は釣銭金額を紙幣額と小銭額を分けて計算し(S206)、紙幣額を利用者に返却し、前記ステップ102において前記釣銭格納部30に格納した釣銭金額を小銭額のみに更新する。
前記釣銭格納部30に格納した釣銭金額は、これから利用者のICカードにチャージする金額である。制御部20は、釣銭格納部30に格納した釣銭金額と前記ICカード残高格納部28に格納された現在残高の合計が、前記現金釣銭最少単位格納部31に格納された現金釣銭最少単位以内かを判断する(S207)。最小単位内であれば、チャージ処理を実施する(S208)。即ち、制御部20は前記ICカード残高格納部28に格納した現在残高に、前記釣銭格納部30に格納した釣銭金額を加えた額を新残高として、ICカードに書込む。また、前記ICカード情報書込部24を制御することにより、新残高をチャージ額としてICカードリーダライタ14を介してICカードに書込む(S209)。
ICカードリーダライタ14によって、ICカードへの書込み処理が行われると、制御部20は、通信制御部27を制御して、新たなチャージ額をICカード発行会社60へ通知する。そしてICカードはオペレータによって利用者へ返却される。
一方、前記ステップ207において、釣銭格納部30に格納した釣銭金額とICカード残高格納部28に格納された現在残高の合計額が現金釣銭最少単位を超える場合、当該現金釣銭最少単位を利用者に返却することができる。例えば、ICカードの現在残高が800円のところ、釣銭金額が350円である場合、利用者に対し千円紙幣(現金釣銭最少単位)を釣銭として返却することができる。
そこで、予め設定された紙幣の金額(現金釣銭最少単位)に関して、ICカードの現在残高の一部に前記釣銭金額を加えることにより、これを利用者に返却する。制御部20は、前記現金釣銭最少単位を基準にICカードからいくら出金すべきかの計算を行なう(S210)。例えば、釣銭金額が350円で現金釣銭最少単位が千円である場合、650円をICカードから出金する。計算の結果、制御部20はこの出金額を前記ICカード出金額格納部34に格納し、出金処理を実施する(S211)。制御部20は現在残高800円から650円出金した後の150円を新残高として、ICカード情報書込部24を制御しICカードリーダライタ14を介してICカードに書込む(S212)。
その後、釣銭350円とICカードからの出金額650円の合計の千円紙幣(現金釣銭最少単位)が利用者に返却される。ICカード内の残高に変更があったことにより、制御部20はその情報を通信制御部27を介して前記ICカード発行会社60へ通知される。こうしてICカード発行会社60に対して資金授受の手続を取ることとなる。そして、ICカードはICカードリーダライタ14から抜き取られて利用者へ返却される。
第2の実施の形態を言い換えれば以下の通りである。即ち、利用者が現金N円(N=1,000の倍数)を支払い、商品合計がM円(Mは1,000で割り切れない金額)、ICカードの中にはP円チャージされている。ICカード内の現金釣銭最少単位をQ円とした場合、ICカード内はP<Qの状態である。今回のN−M円の釣銭をICカードにチャージすることで前記現金釣銭最少単位Q円を超えてしまう場合((N−M)+P>Q)、釣銭をチャージしない。そこでN−M円の釣銭と合計することにより、Q円で割り切れる金額にするような金銭的価値をICカードより引き出し、紙幣による新たな釣銭とする。これにより釣銭は必ず紙幣となる。
なお、前記の説明において現金釣銭最少単位を1,000円(紙幣)と設定したが、10,000円を設定することもできる。即ち、設定した現金釣銭最少単位が10,000円であるとき、釣銭額は残高が10,000円になるまでチャージされていく。残高が10,000円になると、1万円紙幣が利用者に返却され、10,000円を超えた分はICカードに新たな残高としてチャージされる。
本実施の形態によれば、利用者は釣銭があるときは、小銭を受取ることなく常にICカードにチャージされるか又は紙幣で受取ることができるので、小銭を利用しない人とっては利点となる。
更に、ICカードのチャージ限度額に関わらず、チャージ額が現金釣銭最少単位になる場合、当該現金釣銭最少単位を利用者に返却することができるので、利用者はチャージ限度額を意識せずにICカードを利用することができる。更にまた、前記現金釣銭最少単位を設定しているためICカードの残高は高額になることはないので、紙幣換金の頻度を上げることができる。
第1の実施の形態の動作を示すタイムチャートである。 第1の実施の形態に関するPOS端末の外観図である。 POS端末の構成を示すブロック図である。 ICカードに各種設定情報を書込むための情報端末のブロック図である。 情報端末の操作表示部における現金釣銭最少単位設定画面を示す説明図である。 第2の実施の形態の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 POS端末
14 ICカードリーダライタ
28 ICカード残高格納部
29 チャージ限度額格納部
30 釣銭格納部
31 現金釣銭最少単位格納部

Claims (12)

  1. ICカードに格納された金額情報の読取り書込みを行ない、利用者の現金支払金額に対して釣銭が生じたときに、当該釣銭金額と同等の金銭的価値を金額情報として当該ICカードに書込むICカードリーダライタと、
    現金で釣銭を返却する最少単位を現金釣銭最少単位として格納する記憶手段を有し、
    更に、前記釣銭金額と同等の金銭的価値を金額情報として前記ICカード内に書込むことによって当該ICカードの金額情報が一定金額を超える場合は、前記金銭的価値を前記ICカードに書込まずに、前記記憶手段に格納された現金釣銭最少単位と前記釣銭金額との差額をICカードに格納された金額情報から減算するように前記ICカードリーダライタを制御する制御部を有することを特徴とする電子マネーチャージ店舗端末。
  2. 前記一定金額とは前記ICカードの金額情報の上限額であることを特徴とする請求項1記載の電子マネーチャージ店舗端末。
  3. 前記一定金額とは前記現金釣銭最少単位と同等の金銭的価値であることを特徴とする請求項1記載の電子マネーチャージ店舗端末。
  4. 前記記憶手段に格納された現金釣銭最少単位は、前記ICカードに設定されたものであって、前記ICカードから前記ICカードリーダライタにより読取られるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の電子マネーチャージ店舗端末。
  5. 前記ICカードに書込む金額情報としての金銭的価値は、前記支払金額に対して生じた釣銭金額の内、補助貨幣として支払われる部分と同等の金銭的価値であることを特徴とする請求項2又は3記載の電子マネーチャージ店舗端末。
  6. 前記ICカードに格納された金額情報の上限額は、前記ICカードに設定された上限金額であって、前記ICカードから前記ICカードリーダライタにより読取られるものであることを特徴とする請求項2記載の電子マネーチャージ店舗端末。
  7. ICカードに格納された金額情報をICカードリーダライタにより読取り書込みを行なう読取書込工程と、
    利用者の現金支払金額に対して釣銭が生じたときに、前記ICカードリーダライタにより当該釣銭金額と同等の金銭的価値を金額情報として前記ICカードに書込む工程と、
    前記ICカードに関して、現金で釣銭を返却する最少単位を現金釣銭最少単位として記憶手段に格納する工程と、
    前記釣銭金額と同等の金銭的価値を前記ICカード内に書込むことによって当該ICカードの金額情報が一定金額を超えるかどうか判定する判定工程と、
    前記判定工程によって前記一定金額を超える場合、前記記憶手段に格納された現金釣銭最少単位と前記釣銭金額との差額をICカードに格納された金額情報から減算するICカード減算書込工程を含むことを特徴とする電子マネーチャージ方法。
  8. 前記一定金額とは前記ICカードの金額情報の上限額であることを特徴とする請求項7記載の電子マネーチャージ方法。
  9. 前記一定金額とは前記現金釣銭最少単位と同等の金銭的価値であることを特徴とする請求項7記載の電子マネーチャージ方法。
  10. 前記記憶手段に格納された現金釣銭最少単位は、前記ICカードに設定されたものであって、前記読取書込工程において前記ICカードから前記ICカードリーダライタにより読取られるものであることを特徴とする請求項8又は9記載の電子マネーチャージ方法。
  11. 前記ICカードに書込む金額情報としての金銭的価値は、前記支払金額に対して生じた釣銭金額の内、補助貨幣として支払われる部分と同等の金銭的価値であることを特徴とする請求項8又は9記載の電子マネーチャージ方法。
  12. 前記ICカードに格納された金額情報の上限額は、前記ICカードに設定された上限金額であって、前記読取書込み工程において前記ICカードから前記ICカードリーダライタにより読取られるものであることを特徴とする請求項8記載の電子マネーチャージ方法。


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