JP5157549B2 - 燃料電池発電装置用水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池発電装置の内部で生じた凝縮水を脱イオン処理して、再利用できるようにする燃料電池発電装置用水処理装置に関する。
燃料電池本体のカソード出口から排出される燃料電池排ガスや、改質装置の燃焼部から排出される燃焼排ガスは水分を含んでいる。そして、燃料電池発電装置の系内での水自立(外部からの補給水を受けいれることなく運転を継続する状態)を維持するため、これらの排ガスから凝縮水を回収し、イオン交換樹脂や電気式脱イオン装置などの脱イオン装置にて、脱イオン処理を行って再利用することが一般的に行われている。
ところで、改質装置の燃焼部では、都市ガスやLPガスなどを燃焼用燃料として使用することがあるが、例えば、燃料電池の起動時などのように、燃焼部の燃焼状態が安定しない場合や、燃焼部の温度が低い場合などでは、燃焼用燃料は不完全燃焼になり易く、燃焼排ガスに煤が混入し易い。このため、燃焼排ガスから回収される凝縮水には、煤が混入していることがあるので、下記特許文献1に開示されているように、脱イオン処理手段に凝縮水を導入する前に、フィルタなどを用いて凝縮水に混入している煤等の不純物を除去している。
特開2001−236981号公報
煤などの不純物が、脱イオン装置に流入すると樹脂などを閉塞してしまい、脱イオン装置の性能低下や寿命低下の原因となる。このため、孔径の小さいフィルタを使用して、煤などの不純物が脱イオン装置に混入しないようにする必要があるが、孔径の小さいフィルタを使用すると目詰まりが生じ易くなるので、フィルタの交換頻度が多くなり、メンテナンスコストが嵩む問題があった。
したがって、本発明の目的は、凝縮水に含まれる煤などを除去するフィルタの交換頻度を低減でき、メンテナンス性に優れた燃料電池発電装置用水処理装置を提供することにある。
本発明者は、燃焼部から排出される燃焼排ガスに含まれる煤の粒径は、概ね0.02〜120μmの範囲にあり、特に4〜50μmの平均粒径の煤が大半を占めており、平均粒径サイズのフィルタのみを用いる従来の構成では、このフィルタ孔径よりも小さい煤がフィルタを通過して水処理装置の樹脂やイオン交換膜に付着して性能を低下させていることに着目し、上記目的を達成するに至った。
すなわち、本発明の燃料電池発電装置用水処理装置は、炭化水素を水蒸気改質して水素含有ガスを生成する改質触媒層と、該改質触媒層に反応熱を供給する燃焼部とを有する改質装置の、前記燃焼部から排出される燃焼排ガスから回収した凝縮水を脱イオン処理する脱イオン処理手段を備えた燃料電池発電装置用水処理装置であって、
前記脱イオン処理手段の上流側に、孔径が4〜50μmのフィルタ(A)と、孔径1μm以下のフィルタ(B)とを、前記フィルタ(A)が上流側になるように直列配置したことを特徴とする。
本発明によれば、脱イオン処理手段の上流側に、孔径が4〜50μmのフィルタ(A)と、孔径1μm以下のフィルタ(B)とを、前記フィルタ(A)が上流側になるように直列配置したので、上流側に配置したフィルタ(A)によって、比較的大きな粒径の煤等は捕捉され、下流側に配置したフィルタ(B)には、フィルタ(A)で捕捉しきれなかった比較的細かい粒径の煤等が捕捉される。このため、後段のフィルタ(B)には、大きな粒径の煤等が付着するのを防止でき、フィルタが目詰まりしにくくなる。また、煤の粒径はほぼ1μm以上であるので、フィルタ(B)を通すことで、凝縮水に含まれる煤をほぼ完全に除去することができ、煤等の不純物の少ない凝縮水を脱イオン処理手段に導入できるので、後段の脱イオン処理手段にかかる負荷を軽減できる。
本発明の燃料電池発電装置用水処理装置は、前記フィルタ(A)は繊維系フィルタであり、前記フィルタ(B)はメンブランフィルタであることが好ましい。メンブランフィルタであれば、精度良いろ過が可能であるので、凝縮水中の煤をほぼ除去することができる。また、繊維系フィルタは、伸縮性があるので、比較的粒径の大きな煤を含む凝縮水を通しても、目詰まりが生じにくい。したがって、フィルタ(A)を繊維系フィルタとし、フィルタ(B)をメンブランフィルタとすることで、フィルタの交換周期をより長期化でき、かつ、凝縮水中の煤等の不純物を効率よく除去できる。
本発明によれば、脱イオン処理手段の上流側に、孔径が4〜50μmのフィルタ(A)と、孔径1μm以下のフィルタ(B)とを、前記フィルタ(A)が上流側になるように直列配置したことで、煤などの不純物が後段の脱イオン処理手段に流入するのを抑制しつつ、フィルタの交換頻度を長期化できる。
以下、図面に基づいて本発明の燃料電池発電装置用水処理装置を組み込んだ燃料電池発電装置の実施形態を説明する。
図1中の1は、燃料電池本体であって、電解質1cを挟持するアノード電極1a及びカソード電極1bと、これらからなる単位セルの複数個を重ねる毎に配設される冷却管を有する冷却系1dとで構成されている。
アノード電極1aの改質ガス供給側は、改質装置3から伸びた改質ガス供給ラインL1が連結している。この改質ガス供給ラインL1には、改質ガスドレントラップQ1が配置されており、改質ガスドレントラップQ1の凝縮水貯留部からは、改質ガス凝縮水供給ラインL2が伸びて、脱炭酸装置5に連結している。
アノード電極1aのアノードオフガス排出側からは、アノードオフガス排出ラインL3が伸びており、その先端側は、燃焼用燃料供給ラインL12に連結している。また、アノードオフガス排出ラインL3には、途中にアノードオフガスドレントラップQ2が配置されており、アノードオフガスドレントラップQ2の凝縮水貯留部からは、アノードオフガス凝縮水供給ラインL4が伸びて、脱炭酸装置5に連結している。
カソード電極1bの空気供給側は、空気供給源から伸びた空気供給ラインL5が連結している。この空気供給ラインL5には、加湿器2が配置されている。
カソード電極1bの排空気排出側からは、カソードオフガス排出ラインL6が伸びて、水タンク4に連結している。このカソードオフガス排出ラインL6には、カソードオフガス熱交換器Q3が配置されている。
冷却系1dの冷却水供給側は、電池冷却水タンク12から伸びた電池冷却水供給ラインL7が連結している。
冷却系1dの冷却水排出側からは、電池冷却水排出ラインL8が伸びて、電池冷却水タンク12に接続している。
改質装置3は、水蒸気改質触媒が充填された改質触媒層3aと、バーナが配置された燃焼部3bとを備え、バーナで燃焼用燃料を燃焼した際に発生する燃焼熱及び燃焼排ガスで前記改質触媒層3aを加熱するように構成されている。
改質触媒層3aの改質原料の投入側は、原燃料源から伸びた原燃料供給ラインL9と、電池冷却水タンク12から伸びた改質水供給ラインL10が連結している。
改質触媒層3aの改質ガス吐出側からは、改質ガス供給ラインL1が伸びてアノード電極1aに連結している。
燃焼部3bの燃焼燃料導入口側は、燃焼用燃料供給ラインL12と、燃焼空気供給ラインL11とが連結しており、燃焼部3bに配置されたバーナに燃焼用燃料と燃焼用空気とを供給できるように構成されている。燃焼用燃料供給ラインL12の上流側は、アノードオフガス排出ラインL3及び原燃料供給ラインL9が接続している。
燃焼部3bの燃焼排ガス排出側からは、燃焼排ガスラインL13が伸びて、脱炭酸装置5に接続している。燃焼排ガスラインL13には、途中燃焼排ガス熱交換器Q4が配置されている。
脱炭酸装置5は、水タンク4の上部に隣接して配設されており、ドレン口6を介して連通している。脱炭酸装置5の上部には、改質ガス凝縮水供給ラインL2、アノードオフガス凝縮水供給ラインL4、燃焼排ガスラインL13が連結している。また、脱炭酸装置5からは、排気ラインL17が伸びている。
脱炭酸装置5としては特に限定はなく、凝縮水と脱炭酸用空気とを接触させて凝縮水中の炭酸ガスを気中拡散して脱気できるような構成のものが好ましく用いることができる。このような構成の脱気装置としては、SUS等のラッシヒリングが充填された脱気部を備え、該脱気部の上部に凝縮水を供給すると共に、脱気部の下部から脱炭酸用空気を供給し、凝縮水を重力落下させながら脱炭酸用空気と接触させて脱炭酸処理するような構成のものや、例えば、特開2007−323969号に開示されているような、多孔質材料で構成された傾斜板が配置された脱気部を備え、傾斜板の下部側から上部側へ脱炭酸用空気を流通させると共に、傾斜板の上部側から下部側へ向けて凝縮水を流下させて、凝縮水を脱炭酸処理するような構成のものなどが一例として挙げられる。
水タンク4には、カソードオフガス排出ラインL6と、電池冷却水タンク12から伸びた電池冷却水オーバフローラインL18が接続している。また、水タンク4の側壁には、タンク水オーバフローラインL19が伸びて、タンク内の水位が一定水位を超えないようにされている。また、水タンク4の下部からは、回収水供給ラインL20が伸びて、電池冷却水タンク12に接続している。この回収水供給ラインL20には、本発明の水処理装置20が配置されている。
水処理装置20は、フィルタ21と、脱イオン処理装置22とで構成され、フィルタ21の下流側に脱イオン処理装置22が配置されている。
フィルタ21は、孔径が4〜50μmのフィルタ21aと、孔径1μm以下のフィルタ21bとで構成されており、フィルタ21aが上流側になるように直列配置されている。
フィルタ21aは、孔径が4〜50μmであることが必要であり、10〜20μmであることがより好ましい。燃焼排ガスに含まれる煤の粒径は、前述したように、概ね0.02〜120μmの範囲にあり、特に4〜50μmの平均粒径の煤が大半を占めているので、上記孔径のフィルタを前段に配置することで、後段のフィルタ21bには、大きな粒径の煤を含んだ凝縮水が流入しにくくなる。
また、フィルタ21aの種類は、特に限定はないが、メンブランフィルタ、繊維系フィルタなどを用いることができ、繊維系フィルタが特に好ましい。メンブランフィルタであれば、精度の良いろ過が可能である。また、繊維系フィルタは、伸縮性があるので、比較的粒径の大きな煤を含む凝縮水を通しても、目詰まりが生じにくくなるので、フィルタの交換周期をより長期化できる。
このような繊維系フィルタとしては、ADVANTEC社から市販されている、「コンパクトカートリッジフィルターMCP−7−D10S」:商品名 (粒子径10〜20μm)などが一例として挙げられる。また、メンブランフィルタとしては、ADVANTEC社から市販されている、ポリエステル不織布にセルロースアセテートをコートした多孔質フィルタである「コーテッドタイプY−100A−047A」:商品名 (孔径10μm、φ47mm、ホルダー:PP−47)などが一例として挙げられる。
フィルタ21bは、孔径が1μm以下であることが必要であり、0.5〜1μmであることがより好ましい。燃焼部3bから排出される燃焼排ガスに含まれている煤の粒径は、概ね1μm以上であるので、孔径が1μm以下のフィルタを後段に配置することで、凝縮水に含まれる煤をほぼ完全に捕捉除去できる。また、0.5μmよりも小さくなると、目詰まりが生じやすくなるので、下限は0.5μm以上がより好ましい。
また、フィルタ21bの種類は、特に限定はないが、メンブランフィルタが好ましい。メンブランフィルタであれば、精度の良いろ過が可能であるので、凝縮水中の煤をほぼ完全に除去することができる。
このようなメンブランフィルタとしては、ADVANTEC社から市販されている、セルロース混合エステルタイプのメンブランフィルタ(孔径1μm、φ47mm、ホルダー:PP−47)などが一例として挙げられる。
なお、この実施形態では、フィルタ21a、フィルタ21bはそれぞれ1個ずつ配置したが、孔径の異なるものを複数個用いてもよい。ただし、この場合は、孔径の大きなものが前段になるよう直列配置する。
脱イオン処理装置22としては、水タンク4に回収した凝縮水を脱イオン処理する装置であれば特に限定はなく、電気式脱イオン装置、金属イオン除去装置、水処理樹脂(イオン交換樹脂など)などが挙げられる。これらを単独で使用してもよく、複数を併用してもよい。なかでも、ランニングコストやメンテナンスコストを低減できるという理由から電気式脱イオン装置を使用することが好ましく、電気式脱イオン装置の上流側に金属イオン除去装置を配置し、電気式脱イオン装置の下流側に水処理樹脂を配置することがより好ましい。
次に、上記構成の燃料電池発電装置の動作について説明する。
改質装置3では、原燃料供給ラインL9から供給される原燃料を、改質水供給ラインL10から供給される改質水と混合して、改質触媒層3aに供給し、水蒸気改質反応により水素に富む改質ガスを生成させる。水蒸気改質反応は、吸熱反応であることから、改質装置3の燃焼部3bに、燃焼用燃料供給ラインL12から燃焼用燃料と、燃焼空気供給ラインL11から燃焼空気を供給し、これらを燃焼して改質触媒層3aを加熱する。なお、燃料電池発電装置の起動開始時においては、燃焼用燃料としては、原燃料供給ラインL9から供給される原燃料を主体として用いられ、燃焼部3bでの燃焼状態が安定し、改質触媒層3aが十分加熱されたら、アノードオフガスが主体として用いられる。
そして、改質装置3で生成された改質ガスは、改質ガス供給ラインL1を通ってアノード電極1aに供給される。改質ガスに含まれる凝縮水は、改質ガス供給ラインL1の途中に配置された改質ガスドレントラップQ1にて回収され、改質ガス凝縮水供給ラインL2を通って脱炭酸装置5に供給される。
燃料電池本体1では、アノード電極1aに供給された改質ガスと、カソード電極1bに供給された空気とを電解質1cの界面で電気化学反応させて発電し、この発電出力を電力系統に供給する。
カソード電極1bから排出されるカソードオフガスは、カソードオフガス熱交換器Q3で冷却されて、カソードオフガス凝縮水とカソードガスと共に、カソードオフガス排出ラインL6を通って水タンク4に供給される。
アノード電極1aから排出されるアノードオフガスは、アノードオフガス排出ラインL3を通って燃焼部3bへと供せられ、燃焼用燃料として用いられる。アノードオフガスに含まれる凝縮水は、アノードオフガス排出ラインL3の途中に配置されたアノードオフガスドレントラップQ2にて回収され、アノードオフガス凝縮水供給ラインL4を通って脱炭酸装置5に供給される。
改質装置3の燃焼部3bから排出される燃焼排ガスは、燃焼排ガス熱交換器Q4で冷却されて、燃焼排ガスと共に脱炭酸装置5に供給される。
そして、水タンク4に回収された凝縮水は、フィルタ21にて煤や粉塵等の不純物除去が行われた後、脱イオン処理装置22にて脱イオン処理され後、電池冷却水タンク12に送られて、電池冷却水、加湿水、改質水などに使用される。
ところで、前述したように、燃焼部3bの燃焼状態が不安定であったり、燃焼部3bが低温であると、燃焼用燃料が不完全燃焼となり、燃焼排ガスには煤が混入するので、燃焼排ガスから回収した凝縮水には、煤などの不純物が混入している。水処理装置20の上流側から凝縮水の一部を採取して、凝縮水に含まれる不純物の粒径を測定したところ、図2に示すような結果が得られた。図2に示すように、凝縮水に含まれる不純物の粒径は、概ね0.02〜120μmの範囲にあり、特に4〜50μmの粒径の煤が大半を占めていた。
下流側に配置したフィルタ21bは、孔径が1μm以下であり、孔径が小さいので、粒径の大きな煤が付着すると、目詰まりが極めて生じやすいが、本発明では、フィルタ21bの前段に、孔径が4〜50μmであるフィルタ21aを配置したことで、フィルタ21aにて比較的大きな粒径の煤等を捕捉でき、後段のフィルタ21bには、大きな粒径の煤が付着しにくくなる。このため、フィルタ20が目詰まりしにくくなり、従来では、およそ3カ月程度であった交換周期を6カ月以上にまで長期化でき、フィルタ交換に要する手間を軽減できる。
また、図2に示すように、凝縮水に含まれる煤などの不純物の粒径はほぼ1μm以上であるので、前段に配置した孔径が4〜50μmのフィルタ21aによって大部分の煤が除去され、後段に配置された孔径が1μm以下のフィルタ21bによって凝縮水に含まれる煤をほぼ完全に除去することができる。このため、煤等の不純物の少ない凝縮水を脱イオン処理装置22に導入でき、脱イオン処理装置22にかかる負荷を軽減できる。
本発明の水処理装置を組み込んだ燃料電池発電装置の一実施形態を示す概略構成図である。 凝縮水に含まれる不純物の粒度分布を示す図表である。
符号の説明
1:燃料電池本体
1a:アノード電極
1b:カソード電極
1c:電解質
1d:冷却系
2:加湿器
3:改質装置
3a:改質触媒層
3b:燃焼部
4:水タンク
5:脱炭酸装置
6:ドレン口
12:電池冷却水タンク
20:水処理装置
21,21a,21b:フィルタ
22:脱イオン処理装置
L1:改質ガス供給ライン
L2:改質ガス凝縮水供給ライン
L3:アノードオフガス排出ライン
L4:アノードオフガス凝縮水供給ライン
L5:空気供給ライン
L6:カソードオフガス排出ライン
L7:電池冷却水供給ライン
L8:電池冷却水排出ライン
L9:原燃料供給ライン
L10:改質水供給ライン
L11:燃焼空気供給ライン
L12:燃焼用燃料供給ライン
L13:燃焼排ガスライン
L17:排気ライン
L18:電池冷却水オーバフローライン
L19:タンク水オーバフローライン
L20:回収水供給ライン
Q1:改質ガスドレントラップ
Q2:アノードオフガスドレントラップ
Q3:カソードオフガス熱交換器
Q4:燃焼排ガス熱交換器

Claims (2)

  1. 炭化水素を水蒸気改質して水素含有ガスを生成する改質触媒層と、該改質触媒層に反応熱を供給する燃焼部とを有する改質装置の、前記燃焼部から排出される燃焼排ガスから回収した凝縮水を脱イオン処理する脱イオン処理手段を備えた燃料電池発電装置用水処理装置であって、
    前記脱イオン処理手段の上流側に、孔径が4〜50μmのフィルタ(A)と、孔径1μm以下のフィルタ(B)とを、前記フィルタ(A)が上流側になるように直列配置したことを特徴とする燃料電池発電装置用水処理装置。
  2. 前記フィルタ(A)は繊維系フィルタであり、前記フィルタ(B)はメンブランフィルタである、請求項1に記載の燃料電池発電装置用水処理装置。
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