JP5157221B2 - 樹脂組成物およびフィラメント - Google Patents

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Description

本発明は、高密度ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンと害虫防除剤と担体とを含有する樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなるフィラメントに関するものである。
ポリエチレン系樹脂に害虫防除剤を配合してなる樹脂組成物は、各種成形体に加工され、ダニ、シラミ、カ、ハエ等の害虫防除用の材料に用いられている。例えば、特許文献1には、高密度ポリエチレンに、低密度ポリエチレンや線状低密度ポリエチレンといった害虫防除剤が高移行性のエチレン系重合体と害虫防除剤とを配合した樹脂組成物が提案されており、実施例には、害虫防除剤が低移行性のエチレン系重合体として市販の低密度ポリエチレンを用いた樹脂組成物および該樹脂組成物からなるインフレーションフィルムが記載されている。
特開平8−302080号公報
しかしながら、上記の高密度ポリエチレンに低密度ポリエチレンと害虫防除剤とを配合した樹脂組成物では、該樹脂組成物をフィラメントに成形する際に、フィラメントが切断することがあり、該樹脂組成物は、成形性において、十分満足のいくものではなかった。
かかる状況のもと、本発明が解決しようとする課題は、高密度ポリエチレンと害虫防除剤が高移行性のエチレン系重合体と害虫防除剤とを含有する樹脂組成物であって、該樹脂組成物をフィラメントに成形する際に発生するフィラメントの切断の発生頻度が低減した樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなるフィラメントを提供することにある。
すなわち、本発明の第一は、高密度ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンと害虫防除剤と担体とを含有する樹脂組成物であって、高密度ポリエチレンのメルトフローレート(MFR)が0.1〜10g/10分であり、高圧法低密度ポリエチレンが下記要件(a1)および(a2)を充足し、高密度ポリエチレン100重量部あたり、高圧法低密度ポリエチレンの含有量が1〜15重量部であり、害虫防除剤の含有量が0.1〜10重量部であり、担体の含有量が0.1〜20重量部である樹脂組成物にかかるものである。
(a1)メルトフローレート(MFR)が5〜50g/10分
(a2)分子量100万以上の成分割合が1〜12重量%
本発明の第二は、上記樹脂組成物からなるフィラメントにかかるものである。
本発明により、高密度ポリエチレンと害虫防除剤が高移行性のエチレン系重合体と害虫防除剤とを含有する樹脂組成物であって、該樹脂組成物をフィラメントに成形する際に発生するフィラメント切断の発生頻度が低減した樹脂組成物、および、該樹脂組成物からなるフィラメントを提供することができる。
本発明に用いられる高密度ポリエチレンは、エチレン単独重合体、エチレンと炭素原子数3〜20のα−オレフィンとの共重合体(エチレン−α−オレフィン共重合体)である。該α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン等があげられ、これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
高密度ポリエチレン中のエチレンに基づく単量体単位の含有量は、高密度ポリエチレンの全重量を100重量%として、通常90重量%以上である。
高密度ポリエチレンとしては、エチレン単独重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1―ヘキセン共重合体等があげられ、好ましくは、エチレンと炭素原子数4〜8のα−オレフィンとの共重合体であり、より好ましくは、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1―ヘキセン共重合体であり、更に好ましくはエチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体である。
高密度ポリエチレンのメルトフローレート(MFR)は0.1〜10g/10分である。該MFRが高すぎるとフィラメントの切断の発生頻度が高くなることがある。該MFRは、好ましくは6g/10分以下であり、より好ましくは4g/10分以下であり、更に好ましくは2g/10分以下である。また、該MFRは、フィラメント成形時の押出機のモーター負荷を低減する観点から、好ましくは0.3g/10分以上であり、より好ましくは0.6g/10分以上である。該MFRは、JIS K7210−1995に規定された方法において、荷重21.18Nおよび温度190℃の条件で測定される。
高密度ポリエチレンのメルトフローレート比(MFRR)は、フィラメントの強度を高める観点から、好ましくは50以下であり、より好ましくは45以下であり、更に好ましくは40以下である。また、フィラメント成形時の押出機のモーター負荷を低減する観点から、好ましくは10以上であり、より好ましくは15以上であり、更に好ましくは20以上である。該MFRRは、JIS K7210−1995に規定された方法において、試験荷重211.83N、測定温度190℃の条件で測定されるメルトフローレート(MFR−H、単位:g/10分)を、JIS K7210−1995に規定された方法において、荷重21.18Nおよび温度190℃の条件で測定されるメルトフローレート(MFR)で除した値である。
高密度ポリエチレンの密度は、通常、940〜965kg/m3である。該密度は、フィラメントの害虫防除性を高める観点から、好ましくは945kg/m3以上である。また、該密度は、フィラメントの切断の発生頻度をより低減する観点から、好ましくは960kg/m3以下であり、より好ましくは955kg/m3以下である。なお、該密度は、JIS K6760−1995に記載のアニーリングを行った試験片を用いて、JIS K7112−1980のうち、A法に規定された方法に従って測定される。
高密度ポリエチレンの製造方法としては、チーグラー・ナッタ系触媒、クロム系触媒、メタロセン系触媒等の公知のオレフィン重合触媒を用いて、溶液重合法、スラリー重合法、気相重合法、高圧イオン重合法等の公知の重合方法によって製造する方法があげられる。また、該重合法は、回分重合法、連続重合法のいずれでもよく、2段階以上の多段重合法でもよい。
上記のチーグラー・ナッタ系触媒としては、例えば、次の(1)または(2)の触媒などがあげられる。
(1)三塩化チタン、三塩化バナジウム、四塩化チタンおよびチタンのハロアルコラートからなる群から選ばれる少なくとも1種をマグネシウム化合物系化合物に担持した成分と、共触媒である有機金属化合物からなる触媒
(2)マグネシウム化合物とチタン化合物の共沈物または共晶体と共触媒である有機金属化合物からなる触媒
上記のクロム系触媒としては、例えば、シリカまたはシリカ−アルミナにクロム化合物を担持した成分と、共触媒である有機金属化合物からなる触媒などがあげられる。
メタロセン系触媒としては、例えば、次の(1)〜(4)の触媒などがあげられる。
(1)シクロペンタジエン形骨格を有する基を有する遷移金属化合物を含む成分と、アルモキサン化合物を含む成分からなる触媒
(2)前記遷移金属化合物を含む成分と、トリチルボレート、アニリニウムボレート等のイオン性化合物を含む成分からなる触媒
(3)前記遷移金属化合物を含む成分と、前記イオン性化合物を含む成分と、有機アルミニウム化合物を含む成分からなる触媒
(4)前記の各成分をSiO2、Al23等の無機粒子状化合物や、エチレン、スチレン等のオレフィン重合体等の粒子状ポリマーに担持または含浸させて得られる触媒
本発明に用いられる高密度ポリエチレンの製造方法としては、チーグラー・ナッタ系触媒あるいはメタロセン系触媒を用いた製造方法が好ましい。また、溶融紡糸性を高める観点から、重合時の滞留時間分布が狭いものが好ましく、滞留時間分布を狭くするために、単段重合、あるいは複数反応容器を有するプロセスにおいては複数の反応容器を平行に運転し重合したものが好ましい。
本発明に用いられる高圧法低密度ポリエチレンのメルトフローレート(MFR)は、5〜50g/10分である。該MFRが高すぎるとフィラメントの切断の発生頻度が高くなることがある。該MFRは、好ましくは30g/10分以下であり、より好ましくは25g/10分以下である。また、該MFRは低すぎてもフィラメントの切断の発生頻度が高くなることがある。該MFRは、好ましくは7g/10分以上であり、より好ましくは10g/10分以上である。該MFRは、JIS K7210−1995に規定された方法において、荷重21.18Nおよび温度190℃の条件で測定される。
高圧法低密度ポリエチレンの密度は、通常、910〜935kg/m3である。該密度は、害虫防除性を高める観点から、好ましくは930kg/m3以下であり、より好ましくは925kg/m3以下である。また、該密度は、害虫防除性を高める観点から、好ましくは915kg/m3以上である。該密度は、JIS K6760−1995に記載のアニーリングを行った試験片を用い、JIS K7112−1980のうちA法に規定された方法に従って測定される。
高圧法低密度ポリエチレンの分子量100万以上の成分割合は1〜12重量%である。該成分割合が少なすぎるとフィラメントの切断の発生頻度が高くなることがある。該成分割合は、好ましくは2重量%以上であり、より好ましくは6重量%以上である。また、該成分割合は、多すぎてもフィラメントの切断の発生頻度が高くなることがある。該成分割合は、好ましくは10重量%以下であり、より好ましくは9重量%以下である。ここで、分子量100万は、ポリスチレン換算の分子量である。該成分割合は、ゲル・パーミエイション・クロマトグラフ法によって得られるポリスチレン換算の分子量分布曲線から求めることができる。
高圧法低密度ポリエチレンの製造方法としては、高温高圧下でラジカル発生剤によりエチレンを重合する方法が用いられる。
ラジカル発生剤としては、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブチル−パーオキシ−2−エチルヘキサネート、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−t−アミルパーオキサイド、クミルハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシビバレート等の有機過酸化物類や、酸素等があげられる。
分子量100万以上の成分割合を増やす観点からは、ラジカル発生剤を2種以上使用することが好ましい。2種以上のラジカル発生剤は、逐次に使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。また、重合反応器に導入については、一箇所から導入してもよく、複数箇所から導入してもよい。
高圧法低密度ポリエチレンの製造においては、高圧法低密度ポリエチレンの分子量を調整するために、連鎖移動剤を用いてもよい。連鎖移動剤としては、例えば、飽和炭化水素類、芳香族炭化水素類、アルコール類等があげられる。飽和炭化水素類としては、エタン、プロパン、n−ブタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、イソブタン等のアルカン類や、シクロヘキサン等の環状アルカン類があげられる。芳香族炭化水素類としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等があげられ、アルコール類としては、メタノール、エタノール等があげられる。また、テトラヒドロフラン、アセトン等のヘテロ原子を含む有機化合物や水素等もあげられる。連鎖移動剤は、好ましくは、エタン、プロピレン、プロパンである。
重合温度としては、分子量100万以上の成分割合を大きくするには、最大重合温度を高くすることが好ましい。最大重合温度は、240℃以上であることがより好ましく、260℃以上であることが更に好ましい。また、最大重合温度は、通常、310℃以下である。
重合圧力としては、分子量100万以上の成分割合を大きくするには、最大重合圧力を低くすることが好ましい。最大重合圧力は、170MPa以下であることがより好ましく、150MPa以下であることが更に好ましい。また、最大重合圧力は、通常、50MPa以上である。
高圧法低密度ポリエチレンの製造に用いられる反応容器としては、槽型反応容器、管型反応容器等があげられ、好ましくは槽型反応容器である。高圧法低密度ポリエチレンの製造は、単独の反応容器で行ってもよく、複数の反応容器を組み合わせて行ってもよい。分子量100万以上の成分割合を増やす観点からは、複数の反応容器を組み合わせて製造することが好ましい。
本発明に用いられる害虫防除剤としては、殺虫剤、昆虫成長制御剤、忌避剤等の害虫防除性がある化合物があげられる。
殺虫剤としては、ピレスロイド系化合物、有機燐系化合物、カーバメート系化合物、フェニルピラゾール系化合物等があげられる。ピレスロイド系化合物としては、ペルメトリン、アレスリン、d−アレスリン、dd−アレスリン、d−テトラメトリン、プラレスリン、サイフェノトリン、d−フェノトリン、d−レスメトリン、エムペントリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、フェンプロパスリン、シハロトリン、サイフルトリン、エトフェンプロクス、トラロメスリン、エスビオスリン、ベンフルスリン、テラレスリン、デルタメスリン、サイパーメスリン、フェノトリン、テフルトリン、ビフェントリン、シフルトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン等があげられ、有機燐系化合物としては、フェニトロチオン、ジクロルボス、ナレド、フェンチオン、シアホス、クロロピリホス、ダイアジノン、カルクロホス、サリチオン、ダイアジノン等があげられ、カーバメート系化合物としては、メトキシジアゾン、プロポクスル、フェノブカーブ、カルバリル等があげられ、フェニルピラゾール系化合物としてはフィプロニル等があげられる。
昆虫成長制御剤としては、ピリプロキシフェン、メソプレン、ヒドロプレン、ジフルベンズロン、シロマジン、フェノキシカーブ、ルフェニュロン(CGA184599)等があげられる。
忌避剤としては、ジエチルトルアミド、ジブチルフタレート等があげられる。
これらの害虫防除剤は、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。害虫防除剤としては、殺虫剤が好ましく、ピレスロイド系化合物がより好ましく、25℃での蒸気圧が1×10-6mmHg未満であるピレスロイド系化合物がさらに好ましい。該25℃での蒸気圧が1×10-6mmHg未満であるピレスロイド系化合物としては、レスメスリン、ペルメトリン等があげられる。
本発明の樹脂組成物には、害虫防除性の効果を高める役割をもつ化合物を配合してもよい。該化合物としては、ピペロニルブトキサイド、MGK264、オクタクロロジプロピルエーテル等があげられる。
また、本発明の樹脂組成物に使用される担体としては、害虫防除剤を担持できるものが用いられ、シリカ系化合物、ゼオライト類、粘度鉱物、金属酸化物、雲母類、ハイドロタルサイト類、有機担体等があげられる。シリカ系化合物としては、非晶性シリカと結晶性シリカがあり、例えば、粉末ケイ酸、微粉末ケイ酸、酸性白土、珪藻土、石英、ホワイトカーボン等があげられる。ゼオライト類としては、A型ゼオライト、モルデナイト等があげられ、粘度鉱物としては、モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ベントナイト、カオリナイト、ハロイサイト、ナクライト、デッカイト、アノーキサイト、イライト、セリサイト等があげられ、金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化銅、酸化チタン等があげられ、雲母類としては、雲母、パーミキュライト等があげられ、ハイドロタルサイト類としては、ハイドロタルサイト、スメクタイト等があげられ、有機担体としては、炭類(木炭、泥炭、草炭等)、ポリマービーズ(微結晶セルロース、ポリスチレンビーズ、アクリル酸エステル系ビーズ、メタクリル酸エステル系ビーズ、ポリビニルアルコール系ビーズ等)およびそれらの架橋ポリマービーズ等があげられる。その他にも、パーライト、石こう、セラミック、火山性岩等があげられる。
担体としては、非晶性無機化合物が好ましく、非晶性シリカがより好ましい。
本発明の樹脂組成物は、高密度ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンと害虫防除剤と担体とを含有する樹脂組成物である。
高圧法低密度ポリエチレンの含有量は、高密度ポリエチレン100重量部あたり、1〜15重量部である。該含有量が少なすぎると害虫防除性が低下することがある。該含有量は、好ましくは1重量部以上であり、より好ましくは3重量部以上である。また、該含有量は、多すぎても害虫防除性が低下することがある。該含有量は、好ましくは10重量部以下である。
害虫防除剤の含有量は、高密度ポリエチレン100重量部あたり、0.1〜10重量部である。該含有量が少なすぎると害虫防除性が低下することがある。該含有量は、好ましくは0.5重量部以上であり、より好ましくは1重量部以上である。また、該含有量は、フィラメントのべたつきを低減する観点から、好ましくは5重量部以下であり、より好ましくは3重量部以下である。
担体の含有量は、高密度ポリエチレン100重量部あたり、0.1〜20重量部である。該含有量が少なすぎると害虫防除性が低下することがある。該含有量は、好ましくは0.5重量部以上であり、より好ましくは1重量部以上である。また、該含有量は、フィラメントの強度を高める観点から、好ましくは10重量部以下であり、より好ましくは5重量部以下である。
本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、酸化防止剤、抗ブロッキング剤、フィラー、滑剤、帯電防止剤、耐候安定剤、顔料、加工性改良剤、金属石鹸等の添加剤を配合してもよく、該添加剤は2種以上を併用されてもよい。
酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤等が用いられる。
フェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(商品名Irganox1076、チバスペシャルティケミカルズ社製)、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(商品名Irganox1010、チバスペシャルティケミカルズ社製)、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート(商品名Irganox3114、チバスペシャルティケミカルズ社製)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,9−ビス〔2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウンデカン(商品名Sumilizer GA80、住友化学社製)等があげられる。
リン系酸化防止剤としては、例えば、ジステアリルペンタエリスリトールジフォスファイト(商品名アデカスタブPEP8)、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイト(商品名Irgafos168、チバスペシャルティケミカルズ社製)、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)4,4’−ビフェニレンジフォスフォナイト(商品名Sandostab P−EPQ、クラリアントシャパン社製)、ビス(2−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト等があげられる
フェノール構造とリン構造を併せ持つ酸化防止剤としては、例えば、6−[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル)プロポキシ]−2,4,8,10テトラ−tert−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]−ジオキサホスフェビン(商品名Sumilizer GP、住友化学社製)等があげられる。
イオウ系酸化防止剤としては、例えば、4、4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(商品名Sumilizer WXR、住友化学社製)、2,2−チオビス−(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(商品名IRGANOX 1081、チバスペシャリティケミカル社製)等があげられる。
その他の酸化防止剤としては、ビタミンE、ビタミンA等があげられる。
酸化防止剤としては、好ましくは、フェノール構造を有する酸化防止剤であり、より好ましくはフェノール系酸化防止剤であり、さらに好ましくは、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕である。
害虫防除剤の安定性を向上させる観点およびフィラメントの切断の発生頻度をより低減する観点から、酸化防止剤を用いることが好ましい。酸化防止剤の含有量は、高密度ポリエチレン100重量部あたり、好ましくは0.01重量部以上であり、より好ましくは0.03重量部以上であり、さらに好ましくは0.05重量部以上である。また、該含有量は、フィラメントの着色を低減する観点から、好ましくは1重量部以下であり、より好ましくは0.5重量部以下であり、さらに好ましくは0.2重量部以下である。
本発明の樹脂組成物は、高密度ポリエチレンと、高圧法低密度ポリエチレンと、害虫防除剤と、担体とを、押出機、ロール成形機、ニーダー等の公知の混練装置で溶融混練することにより製造される。樹脂組成物の製造においては、溶融混練する前に、予め担体に害虫防除剤を担持させてもよく、害虫防除剤および担体を、高圧法低密度ポリエチレンあるいは高密度ポリエチレンをベース樹脂としたマスターバッチとして溶融混練に供してもよい。具体例としては、害虫防除剤と担体とを混合して、担体に害虫防除剤を担持させ、次いで、害虫防除剤が担持された担体と高圧法低密度ポリエチレンとを溶融混練してマスターバッチを作成し、該マスターバッチと高密度ポリエチレンとを溶融混練する方法があげられる。
本発明の樹脂組成物は、フィラメントに成形する際に発生するフィラメント切断の発生頻度が低いので、フィラメント成形用に好適に用いられる。
本発明の樹脂組成物をモノフィラメントに成形する方法としては、例えば、押出機等を用いて樹脂組成物を溶融し、ギアポンプを経るなどして、ダイ・ノズルから溶融押し出しし、押し出された樹脂組成物を引き取ってストランド状とし、該ストランド状の樹脂組成物を水や空気等の冷却媒体を用いて冷却して紡糸を行い、その後に、必要に応じて、加熱延伸、熱処理、オイル塗布等の処理を行い、巻き取る方法をあげることができる。
フィラメントの断面形状としては、例えば、円形、楕円形、三角形、四角形、六角形、星型などがあげられる。
本発明の樹脂組成物からなるモノフィラメントの用途としては、蚊帳、網戸、防虫網などのネット・網類;ロープ;糸;フィルター等があげられ、マルチフィラメントの用途としては、ロープ;ネット;カーペット;不織布;フィルター;靴;衣類等があげられる。特に害虫防除性を求められる用途、例えば、蚊帳、網戸、防虫網、フィルター、カーペット、靴、衣類などが好適である。
本発明の樹脂組成物からなるフィラメントの防除の対象となる虫としては、クモ、ダニ、昆虫等の節足動物があげられる。更に例をあげて説明すると以下の通りである。蛛形綱では、例えばダニ目(Acarina)に属するトリサシダニ、ミカンハダニ、ケナガコナダニ等;真正蜘蛛目(Araneae)に属するジグモ、イエユウレイグモ等があげられる。唇脚綱では、例えばゲジ目(Scutigeromorpha)に属するゲジ等;イシムカデ目(Lithobiomorpha)に属するイッスンムカデ等があげられる。倍脚綱では、例えばオビヤスデ目(Polydesmoidea)に属するヤケヤスデ、アカヤスデ等があげられる。
また、昆虫目としては、例えば以下のものがあげられる。シミ目(Thysanura)に属するヤマトシミ等;バッタ目(Orthoptera)に属するカマドウマ、ケラ、エンマコオロギ、トノサマバッタ、サバクトビバッタ、イナゴ等;ハサミムシ目(Dermaptera)に属するハサミムシ等;ゴキブリ目(Blattaria)に属するチャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリ等;シロアリ目(Isoptera)に属するヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ等;チャタテムシ目(Psocoptera)に属するカツブシチャタテ、ヒラタチャタテ等;ハジラミ目(Mallophaga)に属するイヌハジラミ、ネコハジラミ等;シラミ目(Anoplura)に属するコロモジラミ、ケジラミ、ヒトジラミ等;カメムシ目(Hemiptera)に属するトビイロウンカ、ツマグロヨコバイ、オンシツコナジラミ、モモアカアブラムシ、トコジラミ、クサギカメムシ等;コンチュウ目(Coleoptera)に属するカツオブシムシ、ウリハムシ、コクゾウムシ、ヒラタキクイムシ、ナガヒョウホンムシ、マメコガネ等;ノミ目(Siphonaptera)に属するネコノミ、イヌノミ、ヒトノミ等;ハエ目(Diptera)に属するアカイエカ、ネッタイシマカ、ハマダラカ、ブユ、セスジユスリカ、チョウバエ、イエバエ、ヒメイエバエ、ツェツェバエ、ウシアブ、ヒラタアブ等;ハチ目(Hymenoptera)に属するスズメバチ、アシナガバチ、マツノミドリハバチ、クリタマバチ、クロアリガタバチ、イエヒメアリ等があげられる。
以下、実施例および比較例により本発明を説明する。
実施例および比較例での物性は、次の方法に従って測定した。
(1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
JIS K7210−1995に規定された方法において、荷重21.18Nおよび温度190℃の条件で測定を行った。
(2)メルトフローレート比(MFRR)
JIS K7210−1995に規定された方法において、試験荷重211.83N、測定温度190℃の条件で測定されるメルトフローレート(MFR−H、単位:g/10分)を、JIS K7210−1995に規定された方法において、荷重21.18Nおよび温度190℃の条件で測定されるメルトフローレート(MFR)で除した値を、MFRRとした。
(3)密度(単位:kg/m3
JIS K7112−1980のうち、A法に規定された方法に従って測定した。なお、測定試料片は、JIS K6760−1995に記載のアニーリングを行い測定に用いた。
(4)分子量100万以上の成分割合(単位:重量%)
ゲル・パーミエイション・クロマトグラフ(GPC)法を用いて、下記の条件(1)〜(8)により、分子量分布曲線を測定した。次に、分子量分布曲線において、ポリスチレン換算で分子量100万以上の領域の面積割合を求めた。
(1)装置:Water製Waters150C
(2)分離カラム:TOSOH TSKgelGMH−HT
(3)測定温度:145℃
(4)キャリア:オルトジクロロベンゼン
(5)流量:1.0mL/分
(6)注入量:500μL
(7)検出器:示差屈折
(8)分子量標準物質:標準ポリスチレン
(東ソー製TSK STANDARD POLYSTYRNE)
実施例1
(1)樹脂組成物の調整
ペルメトリン(住友化学社製 商品名エクスミン)51重量部に、酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール)(以下、BHTと記す。)1.5重量部を溶解させた。次に、BHTを含有するペルメトリン52.5重量部と非晶性シリカ(鈴木油脂製 商品名多孔質シリカ)47.5重量部とを攪拌混合し、害虫防除剤が担持された担体を調製した。高圧法低密度ポリエチレン(住友化学社製 スミカセン CE4506)(以下、LD−1と記す。)のペレット59.42重量部と、BHT0.06重量部と、害虫防除剤が担持された担体31重量部と、ステアリン酸亜鉛5重量部と、青色色材4.52重量部(住化カラー(株)製)を、2軸押出機を用いて、設定温度200℃で溶融混練して、マスターバッチを作成した。次に、高密度ポリエチレン(プライムポリマー製 商品名:ハイゼックス5000S;MFR=0.8g/10分、密度=948kg/m3、MFRR=35)のペレット100重量部とマスターバッチ16.5重量部とステアリン酸亜鉛7.0重量部とを、単軸押出機を用いて、設定温度260℃で溶融混練して、樹脂組成物を得た。LD−1のペレットの物性測定結果については表1に示した。
(2)フィラメントの製造
得られた樹脂組成物を、1mmφ−6穴ダイ付の35mmφ押出機を用いて、吐出量0.7kg/hr、ダイ設定温度220℃で押し出し、ライン速度14m/分で引き取り、加熱水槽に通して112m/分で引き取り、170デニールのモノフィラメントに成形した。成形中のフィラメントの切断頻度は、1時間あたり1本であった。
実施例2
(1)樹脂組成物の調整
高圧法低密度ポリエチレン LD−1のペレットに替えて、住友化学製 スミカセン G801(以下、LD−2と記す。)のペレットを使用した以外は、実施例1と同様に樹脂組成物の調整を行った。LD−2のペレットの物性測定結果を表1に示した。
(2)フィラメントの製造
得られた樹脂組成物を実施例1のフィラメントの製造と同様にしてモノフィラメントに成形した。成形中のフィラメントの切断頻度は、1時間あたり0本であった。
比較例1
(1)樹脂組成物の調整
高圧法低密度ポリエチレン LD−1のペレットに替えて、住友化学製 スミカセン CE5502(以下、LD−3と記す。)のペレットを使用した以外は、実施例1と同様に樹脂組成物の調整を行った。LD−3のペレットの物性測定結果を表1に示した。
(2)フィラメントの製造
得られた樹脂組成物を実施例1のフィラメントの製造と同様にしてモノフィラメントに成形した。成形中のフィラメントの切断頻度は、1時間あたり3本であった。
比較例2
(1)樹脂組成物の調整
高圧法低密度ポリエチレン LD−1のペレットに替えて、住友化学製 スミカセン CE5503(以下、LD−4と記す。)のペレットを使用した以外は、実施例1と同様に樹脂組成物の調整を行った。LD−4のペレットの物性測定結果を表1に示す。
(2)フィラメントの製造
得られた樹脂組成物を実施例1のフィラメントの製造と同様にしてモノフィラメントに成形した。成形中のフィラメントの切断頻度は、1時間あたり5本であった。
Figure 0005157221

Claims (2)

  1. 高密度ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンと害虫防除剤と担体とを含有する樹脂組成物であって、高密度ポリエチレンのメルトフローレート(MFR)が0.1〜10g/10分であり、高圧法低密度ポリエチレンが下記要件(a1)および(a2)を充足し、高密度ポリエチレン100重量部あたり、高圧法低密度ポリエチレンの含有量が1〜10重量部であり、害虫防除剤の含有量が0.1〜15重量部であり、担体の含有量が0.1〜20重量部である樹脂組成物。
    (a1)メルトフローレート(MFR)が5〜50g/10分
    (a2)分子量100万以上の成分割合が1〜12重量%
  2. 請求項1に記載の樹脂組成物からなるフィラメント。
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