JP5155002B2 - 工程設定支援処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の作業からなる業務について、作業単位である工程の設定及び分析を支援するための技術に関する。
現在、一意に結果は定まらないが業務は定型的である業務形態が存在し、このような業務はいくつかの定型化された工程の集まりから構成されている。このような業務を合理的に進めるためには、その業務を構成する工程は何か、どのような条件又は順序にて実行すれば効率が良いか、標準化できるものは何か等を明らかにする必要がある。
また、例えば大規模な業務であれば、工程の流れをトップダウン形式で階層的に工程設定又は工程分析を行うのが望ましい。さらに、作業者の中には、フローチャート形式による工程分析を得意とする者もいれば、木構造等の構造図形式による工程分析を得意とする者もおり、思考方法も様々である。また、ある作業者が、特定の工程について熟練しているような場合には、その作業者は当該特定の工程のみを担当し、複数の作業者で業務全体の工程設定又は工程分析を行う場合もある。すなわち、作業者に対して、業務の規模や作業者の思考方法などに適した形態の設定手段又は分析手段を提供することが望ましい。
例えば、特開2004−185433号公報には、容易に専門知識の登録ができる知識データベースシステム及び知識登録方法が開示されている。上記公報には、専門知識を表現するためのデジタルデータであって当該専門知識の各工程における処理を実行するための処理情報と当該処理を実行するための入力情報及び出力情報からなる複数の知識オブジェクトが登録される知識データベースと、専門知識を知識オブジェクトに変換して知識データベースに登録する知識処理エンジンとを備えた知識データベースシステムが開示されている。そして、上記知識処理エンジンは、表示装置に、専門知識を表現するフローチャートを作成するための領域と、フローチャートを作成するためオブジェクトであって専門知識の各工程における処理と関連付けられた複数のステンシルと、選択されたステンシルに対応する入力情報及び出力情報の入力を促すオブジェクトとを表示し、フローチャートの作成過程におけるステンシルの選択と入力された入力情報及び出力情報に基づいて、当該作成されたフローチャートにより表現される専門知識を知識オブジェクトに変換して知識データベースに登録するようになっている。また、ユーザが知識オブジェクトを編集する場合には、知識データベースから知識オブジェクトを読み出し、フローチャートを再描画するようになっている。上記公報記載の技術によれば、工程の流れをフローチャートで入力し、工程を実行するための具体的情報である工程項目をステンシルにより入力し、必要に応じて工程の流れをフローチャートで表示することが可能となる。
しかしながら、上記公報記載の技術は、工程の流れが定まっていることが前提となるため、例えば一定以上の経験を積んだ作業者(以下、熟練作業者と呼ぶ)が工程を設定していく必要がある。また、工程分析作業を容易にするような仕組みはなく、熟練作業者でも工程設定を試行錯誤して繰り返しながら、メモを取るなどして工程分析を行わなければならない。従って、工程設定作業又は工程分析作業に、多くの工数がかかる場合がある。
また、業務プログラムの保守性を考慮すると、分析した工程に基づいて業務プログラムを自動生成するのが望ましい。例えば、近年、ガイダンスや基準値を提示する、いわゆるナビゲーションシステムが広く用いられるようになっている。例えば、CAD(Computer Aided Design)システムでは、設計者が、ナビゲーションシステムによる案内(例えば、次に決定すべきパラメータ、パラメータの基準値等)に従って設計作業を進めていくという方式が採られる。このようなナビゲーションシステムにおけるプログラムは変更が多いため、自動プログラミングの要望が強い。なお、上記公報では、知識オブジェクトにより表現される各工程における処理を順次実行するようになっている。しかしながら、例えば分岐処理における分岐先の指定を、ユーザが、フローチャートとは別に出力情報として入力しなければならないため、工程の構造等を変更した場合には、分岐先の見直し作業が必要になり、ユーザは必要に応じて手動で変更しなければならない。
特開2004−185433号公報
従って、本発明の目的は、作業者の思考方法などに適した形態で工程分析を行うことができるようにするための技術を提供することである。
また、本発明の他の目的は、例えば業務の規模や作業者の思考方法などに適した形態で工程設定を行うことができるようにするための技術を提供することである。
また、本発明の他の目的は、業務プログラムの作成及び保守を容易に行うことができるようにするための技術を提供することである。
本発明の第1の態様に係る工程設定支援処理方法は、階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程を順序付けて並べた表形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、各工程について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、各工程について、当該工程より前に順序付けられた工程に係る工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、ユーザから、工程を表形式で表示する第1の表示態様、工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、工程階層番号に基づき、工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、ユーザに提示する提示ステップとを含む。
このようにすれば、例えば、工程のデータが一覧表などの表形式のデータで入力された場合でも、当該表形式(第1の表示態様)、1工程ずつ表示する票形式(第2の表示態様)又はフローチャートや木構造などの図形式(第3の表示態様)で提示可能であるため、ユーザ(作業者)は、自分の思考方法に適した形態で工程分析を行うことができるようになる。また、工程全体を把握しながら工程設定を行うことができるので、例えば工程の設定漏れを無くすことができる。
本発明の第2の態様に係る工程設定支援処理方法は、階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程のデータの入力を順次受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の工程の各々について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の工程の各々について、当該工程より前に受け付けた工程に係る工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、ユーザから、工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、工程階層番号に基づき、工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、ユーザに提示する提示ステップとを含む。
このようにすれば、例えば、工程のデータが1工程ずつ票形式のデータで入力された場合でも、一覧表などの表形式(第1の表示態様)、当該票形式(第2の表示態様)又はフローチャートや木構造などの図形式(第3の表示態様)で提示可能であるため、作業者は、自分の思考方法に適した形態で工程分析を行うことができるようになる。また、自分の得意な工程を担当し、複数の作業者で業務全体の工程設定を行うことができるため、一人で業務全体を熟練していなくてもよい。
本発明の第3の態様に係る工程設定支援処理方法は、階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程及び工程間の接続関係を表す図形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納するステップと、各工程について、接続関係に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、ユーザから、工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、工程階層番号に基づき、工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、ユーザに提示する提示ステップとを含む。
このようにすれば、例えば、工程のデータが1工程ずつ票形式のデータで入力された場合でも、一覧表などの表形式(第1の表示態様)、当該票形式(第2の表示態様)又はフローチャートや木構造などの図形式(第3の表示態様)で提示可能であるため、作業者は、自分の思考方法に適した形態で工程分析を行うことができるようになる。また、工程の流れを把握しながら工程設定を行うことができるため、例えば誤った処理ルートを早期に特定することができる。
また、本発明の第3の態様において、各工程について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、記憶装置に格納するステップをさらに含むようにしてもよい。
さらに、本発明の第1乃至第3の態様における提示ステップが、工程階層順序番号に基づき、各工程を階層レベルに応じた色で表示するように表示データを生成するステップを含むようにしてもよい。例えば、複雑な階層構造を有する場合には、各工程がいずれの階層に属するかを特定し易くなる。
また、本発明の第1乃至第3の態様において、工程種類として、データ入力を受け付ける入力工程と、演算処理を行う演算工程と、分岐判断を行う分岐工程と、所定の処理の繰返しを規定する繰返工程と、下位の階層への展開を規定する展開工程とを少なくとも含む場合もある。
さらに、本発明の第1乃至第3の態様における入力受け付けステップが、展開工程の指定、並びに入力条件、分岐条件及び繰返し条件の入力を受け付けるステップを含むようにしてもよい。そして、所定のルールが、展開工程の指定がなされた工程を展開工程と特定し、入力条件が対応付けられている工程を入力工程と特定し、分岐条件が対応付けられている工程を分岐工程と特定し、繰返し条件が対応付けられている工程を繰返工程と特定し、並びに、入力工程、分岐工程、繰返工程及び展開工程以外の工程を演算工程と特定するルールである場合もある。これにより、入力工程、分岐工程及び繰返工程については、工程種類の入力を省略することができる。
また、本発明の第1乃至第3の態様における工程階層順序番号付与ステップにおいて、分岐工程、繰返工程及び展開工程に基づき、各工程の階層レベルが特定される場合もある。これにより、作業者は各工程の階層レベルを入力しなくてすむ。
本発明の第4の態様に係る業務プログラム生成処理方法は、階層化された複数の作業からなる業務についての業務プログラムを生成する方法であって、作業単位である工程の工程種類と工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号と工程に関する所定のデータとを含むレコードを格納している工程順序データベースからレコードを順次読み出す読出ステップと、読出ステップにおいて読み出されたレコードに係る工程が、予め定められた所定の種類に係る工程である場合、所定の種類に係る工程に対応する実行命令を所定の種類に係る工程毎に格納している実行命令データベースから、当該レコードに係る工程に対応する実行命令を抽出する実行命令抽出ステップと、読出ステップにおいて読み出されたレコードに係る工程が、所定の種類に係る工程以外の工程である場合、当該レコードに含まれる工程種類及び所定のデータに基づき、当該レコードに係る工程に対応する実行命令を特定する実行命令特定ステップと、読出ステップにおいて読み出された複数のレコードの各々について、当該レコードに含まれる工程階層順序番号に従って、実行命令抽出ステップにおいて抽出された実行命令又は実行命令特定ステップにおいて特定された実行命令を所定のファイルに出力することにより、業務プログラムを生成するプログラム生成ステップとを含む。
このようにすれば、工程の順序や階層を変更した場合であっても、自動で業務プログラムを作成することができるので、業務プログラムの保守が容易となる。
また、本発明の第4の態様において、工程種類として、データ入力を受け付ける入力工程と、演算処理を行う演算工程と、分岐判断を行う分岐工程と、所定の処理の繰返しを規定する繰返工程と、下位の階層への展開を規定する展開工程とを少なくとも含むようにしてもよい。そして、予め定められた所定の種類が、入力工程及び演算工程である場合もある。
さらに、本発明の第4の態様におけるプログラム生成ステップにおいて、少なくとも実行命令において用いられる変数の名称と当該変数の型とを変数毎に格納している項目データベースに格納されている変数の型を業務プログラム内で用いるように業務プログラムを生成する場合もある。このようにすれば、変数の名称や変数の型を別管理にすることができるため、業務プログラムの保守がより容易となる。
なお、本発明に係る文書検索支援処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、作業者の思考方法などに適した形態で工程分析を行うことができるようになる。
また、本発明の他の側面によれば、例えば業務の規模や作業者の思考方法などに適した形態で工程設定を行うことができるようになる。
さらに、本発明の他の側面によれば、業務プログラムの作成及び保守を容易に行うことができるようになる。
[§0 全体構成の説明]
まず、本発明の全体構成について説明する。図1に本発明の一実施の形態に係るシステムの機能ブロック図の一例を示す。図1の例では、本システムは、工程、工程項目及び実行命令等のデータの入力を受け付ける入力部1と、入力部1が受け付けた工程のデータを格納する工程順序DB2と、入力部1が受け付けた工程項目のデータを格納する工程項目DB3と、入力部1が受け付けた実行命令のデータを格納する実行命令DB4と、工程順序DB2に格納されたデータに基づき、工程を所定の表示態様で作業者に提示する出力部5と、案内メッセージのデータを格納している案内MSG格納部8と、検査メッセージのデータを格納している検査MSG格納部9と、工程順序DB2、工程項目DB3、実行命令DB4、案内MSG格納部8及び検査MSG格納部9に格納されたデータに基づき、業務プログラムを生成するプログラム生成部6と、プログラム生成部6が生成した業務プログラムを格納するプログラム格納部7とを有する。なお、図示していないが、プログラム格納部7は、例えばCADシステムなどの他のシステムと接続され、他のシステムが、プログラム格納部7に格納される業務プログラムを読み出し、実行する場合もある。
(入力部1)
さらに、図1の入力部1は、工程を一覧表などの表形式(以下、工程順序表と呼ぶ)のデータで入力された場合に、以下で説明する工程順序表階層形成処理を実施する工程順序表階層形成処理部11と、工程を1工程ずつ票形式(以下、工程設定票と呼ぶ)のデータで入力された場合に、工程設定票を並べて工程順序表を生成する工程設定票階層形成処理部12と、工程を木構造などの図形式(以下、工程構造図と呼ぶ)のデータで入力された場合に、以下で説明する工程構造図階層形成処理を実施する工程構造図階層形成処理部13と、工程を流れ図などの図形式(以下、工程流れ図と呼ぶ)のデータで入力された場合に、以下で説明する工程流れ図階層形成処理を実施する工程流れ図階層形成処理部14とを含む。
(出力部5)
また、図1の出力部5は、工程順序表形式の表示データを生成する工程順序表表示処理部51と、工程設定票形式の表示データを生成する工程設定票表示処理部52と、工程構造図形式の表示データを生成する工程構造図表示処理部53と、工程流れ図形式の表示データを生成する工程流れ図表示処理部54とを含む。
(工程順序DB2)
次に、図1の工程順序DB2に格納されるデータの一例を図2に示す。図2の例では、工程順序DB2には、工程種類の列と、修飾子の列と、工程階層順序番号の列と、工程記号の列と、機能の列と、分岐条件の列と、入力画面の列とが含まれる。なお、図示していないが、繰返し条件の列を含む場合もある。工程種類の列には、「開始」、「終了」、「展開」、「入力」、「演算」、「分岐」及び「繰返」のいずれかが設定される。なお、本実施の形態では、「展開」は作業者が指定するものとし、その他については以下で説明する処理により設定する。また、「展開」、「分岐」及び「繰返」に係る工程については、当該工程が、展開開始「start」、展開終了「end」、分岐開始「if」又は「else」、分岐終了「end if」又は「end else」、繰返開始「repeat」、並びに、繰返終了「end repeat」のいずれかであるかを表すデータが、修飾子の列に設定される。工程階層順序番号の列には、以下で説明する処理により、階層レベル及び当該階層レベル内における順序を表す番号が設定される。工程記号の列には、工程を特定可能なユニークなIDが設定される。機能の列、分岐条件の列及び入力画面の列には、作業者により入力されたデータがそのまま設定される。
(工程項目DB3)
図3に、図1の工程項目DB3に格納されるデータの一例を示す。なお、工程項目DB3には、「入力」に係る工程において決定すべき工程項目のデータが格納される。図3の例では、工程項目DB3には、変数名の列と、呼び名の列と、説明の列と、入力画面の列と、入力方法の列と、型の列と、基準値の列と、設定値の列と、検査条件の列と、案内MSGの列と、検査MSGの列とが含まれる。入力画面の列には、当該変数の値を入力させる入力画面を表すデータが設定される。すなわち、図3の例では、変数H2、P、D2、V及びC2の値は、入力画面「TBL11」にて入力され、変数H1、D1及びC1の値は、入力画面「TBL12」にて入力されることを表す。入力方法の列には、当該工程項目の設定値を入力する方法(例えばキーボード入力を表す「Key In」等)が設定される。基準値の列には、当該工程項目の基準となる値が設定される。設定値の列には、入力工程に設定された工程の実行時に、入力された値を登録する。検査条件の列には、入力された値の設定可能な範囲を登録しておき、例えば入力された値が当該範囲外の場合には、再入力を促す等の処理を行う。案内MSGの列及び検査MSGの列には、案内又は検査時に出力するメッセージがある場合には、当該メッセージの格納先を表すデータ(例えば、案内MSG格納部8又は検査MSG格納部9内の何番目に格納されているかを表すデータ等)が設定される。なお、「*」(アスタリスク)は、案内又は検査時に出力するメッセージがないことを表す。また、当該メッセージの格納先を表すデータではなく、メッセージのファイル名を設定するようにしてもよい。
なお、工程項目のデータは、所定のタイミングで、作業者が工程項目入力画面(図示せず)に入力するものとする。工程項目入力画面は、例えば、表計算プログラムExcel(Microsoft社の商標)等のような表形式の入力画面であったり、OS(Operating System)の提供する機能を用いて、作業者により作成されたダイアログ等の入力画面であったり、CAD等のシステムで用意されているAPI(Application Program Interface)を用いて作業者により作成された入力画面等である。また、詳細は以下で説明するが、工程設定票形式による入力の際には、工程設定票形式の入力画面(図7)に工程項目の入力欄を設けるようにしてもよい。
(実行命令DB4)
図4に、図1の実行命令DB4に格納されるデータの一例を示す。図4の例では、実行命令DB4には、工程記号の列と、実行命令の列とが含まれる。実行命令の列には、工程記号に係る工程に対応する実行命令が格納される。なお、本実施の形態では、「入力」及び「演算」に係る各工程に対応する実行命令が格納されるものとする。
なお、実行命令は、作業者が、例えば、CAD等のシステムにおける操作履歴のデータ(例えば、各操作に対応するコマンドの内容等)を基にして作成したり、APIを用いて作成したり、マクロ言語で作成したりする。なお、他の方法で、実行命令を作成する場合もある。そして、所定のタイミングで、作業者が実行命令入力画面(図示せず)に実行命令を入力する。
[§1 入力部1の説明]
次に、図5乃至図34を用いて、工程のデータの入力を受け付け、工程順序DB2に格納する際の処理(図1の入力部1)を説明する。まず、作業者は、例えばマウスやキーボード等を操作して、入力形式を選択する。そして、入力部1は、入力形式の選択入力を受け付け(図5:ステップS1)、当該選択入力に係る入力形式が工程順序表形式であるか判断する(ステップS3)。入力形式が工程順序表形式であると判断された場合(ステップS3:Yesルート)、入力部1は、入力形式として工程順序表形式が選択された旨の通知を工程順序表階層形成処理部11に出力する。そして、当該通知を受信した工程順序表階層形成処理部11は、工程順序表形式の入力画面のデータを生成し、表示装置等に表示する。工程順序表形式の入力画面の一例を図6に示す。図6の例では、工程順序表形式の入力画面には、入力欄601と登録ボタン602とが設けられている。また、入力欄601には、工程種類の列と、修飾子の列と、機能の列と、分岐条件の列と、入力画面の列とが設けられ、各工程を実行すべき順に並べた表形式のデータで入力するようになっている。また、例えば、「入力」に係る工程がクリックされた場合には、工程項目入力画面を表示し、当該工程において決定すべき工程項目のデータを作業者に入力させるようにしてもよい。
作業者は、図6に示したようなデータを入力し、登録ボタン602をクリックする。そして、工程順序表階層形成処理部11は、工程順序表形式によるデータの入力を受け付け、一旦記憶装置に格納する(ステップS5)。そして、工程順序表階層形成処理部11は、記憶装置に格納されたデータに基づき、工程順序表階層形成処理を実施する(ステップS7)。なお、工程順序表階層形成処理の詳細については後で述べる。その後、工程順序DB2にデータを格納する処理を終了する。
一方、ステップS3において、入力形式が工程順序表形式でないと判断された場合(ステップS3:Noルート)、入力部1は、入力形式が工程設定票形式であるか判断する(ステップS9)。入力形式が工程設定票形式であると判断された場合(ステップS9:Yesルート)、入力部1は、入力形式として工程設定票形式が選択された旨の通知を工程設定票階層形成処理部12に出力する。そして、当該通知を受信した工程設定票階層形成処理部12は、工程設定票形式の入力画面のデータを生成し、表示装置等に表示する。工程設定票形式の入力画面の一例を図7に示す。
図7の例では、工程設定票形式の入力画面には、工程入力欄701と、登録ボタン702と、登録終了ボタン703と、工程項目入力欄704とが設けられている。また、工程入力欄701には、工程種類の列と、修飾子の列と、機能の列と、分岐条件の列と、入力画面の列とが設けられ、1工程ずつ票形式のデータで入力するようになっている。なお、図7は、「入力」に係る工程のデータを入力する場合の一例であるため、工程種類の列は空欄となっているが、「展開」に係る工程のデータを入力する際には、工程種類の列に「展開」を設定する必要がある。また、工程項目入力欄704には、変数名の列と、呼び名の列と、説明の列と、基準値の列と、型の列と、入力方法の列と、検査条件の列と、案内MSGの列と、検査MSGの列とが設けられ、工程入力欄701に入力した工程において決定すべき工程項目のデータを入力するようになっている。なお、工程入力欄701の入力画面の列が空欄の場合には(すなわち、「入力」以外の工程のデータが入力されている場合には)、工程項目入力欄704を入力不可の状態にする場合もある。また、図7の例では、登録ボタンは1つだけとなっているが、工程入力欄701に入力されたデータを登録するための登録ボタンと、工程項目入力欄704に入力されたデータを登録するための登録ボタンとを別々に設けて、工程のデータと工程項目のデータとを別々に登録できるような構成にすることも可能である。
作業者は、図7に示したようなデータを入力し、登録ボタン702をクリックする。そして、工程設定票階層形成処理部12は、工程設定票形式によるデータの入力を受け付け、一旦記憶装置に格納する(ステップS11)。すなわち、ステップS11の処理を繰り返すことで、工程のデータが順次格納され、結果として図6に示したような工程順序表形式で入力された場合と同様の表形式のデータが記憶装置に格納されることになる。なお、工程項目のデータは、工程項目DB3に登録される。
工程設定票形式によるデータの入力が完了した場合、作業者は、登録終了ボタン703をクリックして登録終了を指示する。工程設定票階層形成処理部12は、登録終了の指示を受信したか判断する(ステップS13)。登録終了の指示を受信した場合(ステップS13:Yesルート)、工程設定票階層形成処理部12は、工程設定票形式によるデータの入力が完了した旨の通知を工程順序表階層形成処理部11に出力する。そして、当該通知を受信した工程順序表階層形成処理部11は、工程順序表階層形成処理(詳細は後述)を実施する(ステップS7)。一方、登録終了の指示を受信していなければ(ステップS13:Noルート)、ステップS11の処理に戻る。
一方、ステップS9において、入力形式が工程設定票形式でないと判断された場合(ステップS9:Noルート)、入力部1は、入力形式が工程構造図形式であるか判断する(ステップS15)。入力形式が工程構造図形式であると判断された場合(ステップS15:Yesルート)、入力部1は、入力形式として工程構造図形式が選択された旨の通知を工程構造図階層形成処理部13に出力する。そして、当該通知を受信した工程構造図階層形成処理部13は、工程構造図形式の入力画面のデータを生成し、表示装置等に表示する。工程構造図形式の入力画面の一例を図8に示す。図8の例では、工程構造図形式の入力画面には、入力欄801と登録ボタン802とが設けられている。そして、入力欄801において、木構造のノードとして各工程を入力するようになっている。なお、例えばクリックするなどして、ある工程を選択し、当該工程に対して分岐条件や入力条件を入力できるようになっている。また、例えば、「入力」に係る工程がクリックされた場合には、工程項目入力画面を表示し、当該工程において決定すべき工程項目のデータを作業者に入力させるようにしてもよい。
作業者は、図8に示したようなデータを入力し、登録ボタン802をクリックする。そして、工程構造図階層形成処理部13は、工程構造図形式によるデータの入力を受け付け、一旦記憶装置に格納する(ステップS17)。なお、木構造におけるノード間の接続関係を表すようなデータも記憶装置に格納される。そして、工程構造図階層形成処理部13は、記憶装置に格納されたデータに基づき、工程構造図階層形成処理を実施する(ステップS19)。なお、工程構造図階層形成処理の詳細については後で述べる。その後、工程順序DB2にデータを格納する処理を終了する。
一方、ステップS15において、入力形式が工程構造図形式でないと判断された場合(ステップS15:Noルート)、すなわち、入力形式が工程流れ図形式の場合には、入力部1は、入力形式として工程流れ図形式が選択された旨の通知を工程流れ図階層形成処理部14に出力する。そして、当該通知を受信した工程流れ図階層形成処理部14は、工程流れ図形式の入力画面のデータを生成し、表示装置等に表示する。工程流れ図形式の入力画面の一例を図9に示す。図9の例では、工程流れ図形式の入力画面には、入力欄901と登録ボタン902とが設けられている。そして、入力欄901において、フローチャート形式で各工程を入力するようになっている。なお、例えばクリックするなどして、ある工程を選択し、当該工程に対して分岐条件や入力条件を入力できるようになっている。また、例えば、「入力」に係る工程がクリックされた場合には、工程項目入力画面を表示し、当該工程において決定すべき工程項目のデータを作業者に入力させるようにしてもよい。また、展開工程については、例えばマウスを用いるなどして、展開工程の範囲を指定できるようになっている。図9の例では、点線903で囲まれた範囲は、「ベース生成」に係る範囲を表し、点線904で囲まれた範囲は、「突起生成」に係る範囲を表し、点線905で囲まれた範囲は、「円柱形突起生成」に係る範囲を表し、点線906で囲まれた範囲は、「円錐形突起生成」に係る範囲を表す。
作業者は、図9に示したようなデータを入力し、登録ボタン902をクリックする。そして、工程流れ図階層形成処理部14は、工程流れ図形式によるデータの入力を受け付け、一旦記憶装置に格納する(ステップS21)。なお、工程間の接続関係を表すようなデータも記憶装置に格納される。そして、工程流れ図階層形成処理部14は、記憶装置に格納されたデータに基づき、工程流れ図階層形成処理を実施する(ステップS23)。なお、工程流れ図階層形成処理の詳細については後で述べる。その後、工程順序DB2にデータを格納する処理を終了する。
次に、図10乃至図17を用いて、工程順序表階層形成処理(図5:ステップS7)について説明する。工程順序表階層形成処理では、記憶装置に格納された工程順序表形式の工程のデータを工程順序DB2に登録し、各工程に対して工程階層順序番号を付与する。具体的には、まず、工程順序表階層形成処理部11は、記憶装置に格納されたデータを工程順序DB2に登録する。すなわち、工程順序DB2の工程種類の列と、修飾子の列と、機能の列と、分岐条件の列と、入力画面の列とには、図6の入力欄601におけるデータがそのまま登録される。そして、工程順序表階層形成処理部11は、分岐条件の列と入力画面の列とに設定されているデータに基づき、各工程の工程種類を特定し、工程順序DB2に登録する(図10:ステップS31)。具体的には、工程順序表階層形成処理部11は、分岐条件の列に分岐条件が設定されている工程については、工程種類を「分岐」と特定し、入力画面の列に入力条件が設定されている工程については、工程種類を「入力」と特定し、分岐条件及び入力条件のいずれも設定されていない工程については、工程種類を「演算」と特定する。ステップS31の処理を実施すると、工程順序DB2に格納されるデータは、例えば図11に示すようなデータとなる。なお、図11における網掛け部分は、ステップS31の処理により登録されたデータであることを示す。
そして、工程順序表階層形成処理部11は、所定の規則に基づき、省略されている工程を特定し、工程順序DB2に登録する(ステップS33)。本実施の形態では、作業者は、工程順序表形式による入力を行う際に、図12に示すような規則に従うものとする。なお、図12に示した規則は一例であって、他の規則を用いる場合もある。図12において、「開始」及び「終了」に係る工程は省略可能となっており、省略時には先頭に「開始」に係る工程を追加し、最後尾に「終了」に係る工程を追加するようになっている。従って、図13に示すように、工程順序DB2には、「開始」に係る工程として行1301が追加され、「終了」に係る工程として行1307が追加される。また、図12において、「展開(end)」(すなわち、展開終了)に係る工程は省略可能となっており、省略時には、次の「展開」、「分岐」又は「繰返」に係る工程の直前に展開終了を追加するようになっている。従って、図13に示すように、工程順序DB2には、行1302(ベース生成の展開終了)、行1303(円柱形突起生成の展開終了)及び行1305(円錐形突起生成の展開終了)が追加される。さらに、図12において、「分岐(end if、end else)」(すなわち、分岐終了)に係る工程は省略可能となっており、省略時には、次の「分岐」、「繰返」又は「展開(end)」(「展開(end)」はユーザにより指定された展開終了に限る)に係る工程の直前に分岐終了を追加するようになっている。従って、図13に示すように、工程順序DB2には、行1304(「分岐(if)」に対する分岐終了)及び行1306(「分岐(else)」に対する分岐終了)が追加される。なお、図12における「突起生成」のように、「展開(end)」が作業者により指定されている場合には、その指定に従う。
また、工程順序表階層形成処理部11は、工程種類及び修飾子の列に設定されたデータに基づき、工程記号を付与し、工程順序DBに登録する(ステップS35)。なお、本実施の形態では、工程種類を表すアルファベットと、展開工程別に任意に割り振られる値とを組み合わせたものを工程記号とし、工程記号が重複する場合には、アルファベット、左括弧又は右括弧を末尾に組み合わせて区別する。図13における円錐生成パラメタ変換を例として説明する。円錐生成パラメタ変換の工程記号は、演算工程を表す「Q」と、円錐形突起生成に割り振られた値「13」とを組み合わせた「Q13」となるが、円錐生成コマンド及び集合演算コマンドの工程記号も「Q13」となるため、末尾にアルファベットを組み合わせて区別する。すなわち、円錐生成パラメタ変換の工程記号は「Q13A」となり、円錐生成コマンドの工程記号は「Q13B」となり、集合演算コマンドの工程記号は「Q13C」となる。なお、工程記号は、工程を特定できるものであれば、他の方法に従って付与してもよい。
そして、工程順序表階層形成処理部11は、階層構造を分析し、各工程について、当該工程の階層レベルを特定する(ステップS37)。本実施の形態では、「展開」、「分岐」及び「繰返」に係る工程により階層レベルが変化するものとする。より具体的には、「展開(start)」、「分岐(if、else)」又は「繰返(repeat)」の直後は階層レベルが1つ下がり、「展開(end)」及び「分岐(end if、end else)」の階層レベルは、対応する「展開(start)」及び「分岐(if、else)」の階層レベルと同一となるものとする。従って、例えば図13に示したようなデータが工程順序DB2に格納されていた場合、各工程の階層レベルは、図14における階層レベルの列1401のようになる。
そして、工程順序表階層形成処理部11は、階層レベルに基づき、下位の階層に属する工程から順に工程階層順序番号を付与し、工程順序DB2に登録する(ステップS39)。本実施の形態では、「(階層レベル1の番号)−(階層レベル2の番号)−・・・−(階層レベルNの番号)」を工程階層順序番号とする(階層レベルNは最下位の階層レベルを示す)。なお、「−」(ハイフン)でなく、「.」(ピリオド)等で階層レベル間の番号を区切る場合もある。また、上位の階層から順に工程階層順序番号を付与することも可能である。
図14乃至図17を用いて、工程階層順序番号を付与する処理(図10:ステップS39)の詳細を説明する。例えば、階層レベルが1から4まで存在する場合、工程順序表階層形成処理部11は、まず階層レベル4の工程を対象に番号を付与する。このとき、工程順序DB2の工程階層順序番号の列には、図14に示すようなデータが格納される。次に、工程順序表階層形成処理部11は、階層レベル3及び4の工程を対象に番号を付与する。このとき、工程順序DB2の工程階層順序番号の列には、図15に示すようなデータが格納される。さらに、工程順序表階層形成処理部11は、階層レベル2乃至3の工程を対象に番号を付与する。このとき、工程順序DB2の工程階層順序番号の列には、図16に示すようなデータが格納される。そして、工程順序表階層形成処理部11は、階層レベル1乃至4の工程を対象に番号を付与する。このとき、工程順序DB2の工程階層順序番号の列には、図17に示すようなデータが格納される。すなわち、各工程に工程階層順序番号が付与されたことになる。なお、上で説明したような方法に限らず、他の方法で工程階層順序番号を付与することも可能である。そして、工程順序表階層形成処理を終了し、元の処理に戻る。
以上のような処理を実施することにより、作業者が工程階層順序番号を入力しなくとも自動的に付与されるので、階層構造を有した形で工程のデータを工程順序DB2に格納することができる。また、階層構造を有した形で工程のデータを格納するので、工程順序表又は工程設定票形式で工程のデータの入力が行われた場合であっても工程構造図や工程流れ図形式の表示データを生成することが可能となる。なお、階層構造の変更が生じた場合であっても、作業者は工程階層順序番号を見直す必要はない。
次に、図18乃至図26を用いて、工程構造図階層形成処理(図5:ステップS19)について説明する。工程構造図階層形成処理では、記憶装置に格納された工程構造図形式の工程に対して工程階層順序番号を付与し、各工程を工程順序DB2に登録する。具体的には、まず、工程構造図階層形成処理部13は、記憶装置に格納されたデータに基づき、階層構造に従って、各工程に工程階層順序番号を付与し、記憶装置に格納する(図18:ステップS41)。具体的には、工程を木構造のノードとみなし、工程を先行順(深さ優先:Depth First)で辿っていき、工程階層順序番号を付与する。ステップS41の処理による工程階層順序番号付与の流れを図19乃至図25に示す。まず、工程構造図階層形成処理部13は、「開始」から前順走査をスタートし、「ベース生成」に対して工程階層順序番号「1」を付与する(図19)。次に、工程構造図階層形成処理部13は、「ベース生成」の下位の工程を辿り、「ベース案内画面」、「円柱生成パラメタ変換」及び「円柱生成コマンド」に対して工程階層順序番号「1.1」、「1.2」及び「1.3」を付与する(図20)。さらに、工程構造図階層形成処理部13は、「ベース生成」の下位の工程を全て辿った後、「ベース生成」と同一階層レベルにある「突起生成」に対して工程階層順序番号「2」を付与する(図21)。そして、工程構造図階層形成処理部13は、「突起生成」の下位の工程を辿り、「突起案内画面」及び「<突起(Type)=="円柱">(Yes)」に対して工程階層順序番号「2.1」及び「2.2」を付与する(図22)。次に、工程構造図階層形成処理部13は、「<突起(Type)=="円柱">(Yes)」の下位の工程を辿り、「円柱形突起生成」に対して工程階層順序番号「2.2.1」を付与する(図23)。さらに、工程構造図階層形成処理部13は、「円柱形突起生成」の下位の工程を辿り、「円柱生成案内画面」、「円柱生成パラメタ変換」、「円柱生成コマンド」及び「集合演算コマンド」に対して工程階層順序番号「2.2.1.1」、「2.2.1.2」、「2.2.1.3」及び「2.2.1.4」を付与する(図24)。そして、工程構造図階層形成処理部13は、「<突起(Type)=="円柱">(Yes)」の下位の工程を全て辿った後、「<突起(Type)=="円柱">(Yes)」と同一階層レベルにある「<突起(Type)=="円柱">(No)」に対して工程階層順序番号「2.3」を付与する(図25)。以下、同様に処理することで、各工程に工程階層順序番号を付与することができる。
そして、工程構造図階層形成処理部13は、記憶装置に格納された工程階層順序番号の順に未処理の工程を特定する(ステップS43)。また、工程構造図階層形成処理部13は、工程階層順序番号に従って特定工程についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS45)。そして、工程構造図階層形成処理部13は、記憶装置に格納されたデータを参照し、特定工程について分岐条件の指定がなされているか判断する(ステップS47)。特定工程について分岐条件の指定がなされていると判断された場合(ステップS47:Yesルート)、工程構造図階層形成処理部13は、指定された分岐条件を追加レコードの分岐条件の列に登録し、工程種類の列に「分岐」を登録する(ステップS49)。また、工程構造図階層形成処理部13は、分岐終了(「分岐(end if、end else)」)についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS51)。なお、分岐終了の工程階層順序番号は、対応する分岐開始の工程階層順序番号と同一の番号とする。そして、端子Aを介してステップS71(図26)の処理に移行する。
一方、ステップS47において、特定工程について分岐条件の指定がなされていないと判断された場合(ステップS47:Noルート)、工程構造図階層形成処理部13は、特定工程について入力条件の指定がなされているか判断する(ステップS53)。特定工程について入力条件の指定がなされていると判断された場合(ステップS53:Yesルート)、工程構造図階層形成処理部13は、指定された入力条件を追加レコードの入力画面の列に登録し、工程種類の列に「入力」を登録する(ステップS55)。その後、端子Aを介してステップS71(図26)の処理に移行する。
一方、ステップS53において、特定工程について入力条件の指定がなされていないと判断された場合(ステップS53:Noルート)、端子Bを介してステップS57(図26)の処理に移行する。
図26の説明に移行して、端子Bの後、工程構造図階層形成処理部13は、特定工程について繰返条件の指定がなされているか判断する(図26:ステップS57)。特定工程について繰返条件の指定がなされていると判断された場合(ステップS57:Yesルート)、工程構造図階層形成処理部13は、指定された繰返条件を追加レコードの繰返条件の列(図示せず)に登録し、工程種類の列に「繰返」を登録する(ステップS59)。また、工程構造図階層形成処理部13は、繰返終了(「繰返(end repeat)」)についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS61)。なお、繰返終了の工程階層順序番号は、対応する繰返開始の工程階層順序番号と同一の番号とする。その後、ステップS71の処理に移行する。
一方、ステップS57において、特定工程について繰返条件の指定がなされていないと判断された場合(ステップS57:Noルート)、工程構造図階層形成処理部13は、特定工程の下位に他の工程が存在するか判断する(ステップS63)。特定工程の下位に他の工程が存在すると判断された場合(ステップS63:Yesルート)、工程構造図階層形成処理部13は、追加レコードの工程種類の列に「展開」を登録する(ステップS65)。また、工程構造図階層形成処理部13は、展開終了(「展開(end)」)についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS67)。なお、展開終了の工程階層順序番号は、対応する展開開始の工程階層順序番号と同一の番号とする。その後、ステップS71の処理に移行する。
一方、ステップS63において、特定工程の下位に他の工程が存在しないと判断された場合(ステップS63:Noルート)、工程構造図階層形成処理部13は、追加レコードの工程種類の列に「演算」を登録する(ステップS69)。その後、ステップS71の処理に移行する。
そして、工程構造図階層形成処理部13は、全ての工程について処理が完了したか判断する(ステップS71)。全ての工程について処理が完了していなければ(ステップS71:Noルート)、端子Cを介してステップS43(図18)の処理に戻る。一方、全ての工程について処理が完了した場合(ステップS71:Yesルート)、工程構造図階層形成処理を終了し、元の処理に戻る。
以上のような処理を実施することにより、工程構造図形式で入力された場合であっても、図2に示したようなデータを工程順序DB2に格納することができる。
次に、図27乃至図35を用いて、工程流れ図階層形成処理(図5:ステップS23)について説明する。工程流れ図階層形成処理では、記憶装置に格納された工程流れ図形式の工程に対して工程階層順序番号を付与し、各工程を工程順序DB2に登録する。具体的には、まず、工程流れ図階層形成処理部14は、記憶装置に格納された、工程間の接続関係及び展開工程の範囲を表すデータに基づき、各工程に工程階層順序番号を付与し、記憶装置に格納する(図27:ステップS81)。具体的には、工程間の接続関係を基に、「開始」を表す端子記号から順に工程を辿っていき、工程階層順序番号を付与する。ステップS81の処理による工程階層順序番号付与の流れを図28乃至図34に示す。まず、工程流れ図階層形成処理部14は、「開始」を表す端子記号からスタートし、「ベース生成」に対して工程階層順序番号「1」を付与する(図28)。次に、工程流れ図階層形成処理部14は、「ベース生成」内を辿り、「ベース案内画面」、「円柱生成パラメタ変換」及び「円柱生成コマンド」に対して工程階層順序番号「1.1」、「1.2」及び「1.3」を付与する(図29)。さらに、工程流れ図階層形成処理部14は、「ベース生成」に係る範囲の外に出て、「ベース生成」と同一階層レベルにある「突起生成」に対して工程階層順序番号「2」を付与する(図30)。そして、工程流れ図階層形成処理部14は、「突起生成」内を辿り、「突起案内画面」及び「突起(Type)=="円柱"(Yes)」に対して工程階層順序番号「2.1」及び「2.2」を付与する(図31)。次に、工程流れ図階層形成処理部14は、「突起(Type)=="円柱"(Yes)」のルートを辿り、「円柱形突起生成」に対して工程階層順序番号「2.2.1」を付与する(図32)。さらに、工程流れ図階層形成処理部14は、「円柱形突起生成」内の工程を辿り、「円柱生成案内画面」、「円柱生成パラメタ変換」、「円柱生成コマンド」及び「集合演算コマンド」に対して工程階層順序番号「2.2.1.1」、「2.2.1.2」、「2.2.1.3」及び「2.2.1.4」を付与する(図33)。そして、工程流れ図階層形成処理部14は、「突起(Type)=="円柱"(Yes)」のルートを辿った後、「突起(Type)=="円柱"(Yes)」と同一階層レベルにある「突起(Type)=="円柱"(No)」に対して工程階層順序番号「2.3」を付与する(図34)。さらに、工程流れ図階層形成処理部14は、「突起(Type)=="円柱"(Yes)」のルートの場合と同様の処理を実施し、「円錐形突起生成」、「円錐生成案内画面」、「円錐生成パラメタ変換」、「円錐生成コマンド」及び「集合演算コマンド」に対して工程階層順序番号「2.3.1」、「2.3.1.1」、「2.3.1.2」、「2.3.1.3」及び「2.3.1.4」を付与する(図34)。
そして、工程流れ図階層形成処理部14は、記憶装置に格納された工程階層順序番号の順に未処理の工程を特定する(ステップS83)。また、工程流れ図階層形成処理部14は、工程階層順序番号に従って特定工程についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS85)。そして、工程流れ図階層形成処理部14は、記憶装置に格納されたデータを参照し、特定工程が分岐工程であるか判断する(ステップS87)。例えば、特定工程に対して分岐条件が指定されている場合に、分岐工程とみなす。また、特定工程を表す記号が分岐記号であるか否かによって判断するようにしてもよい。特定工程が分岐工程である判断された場合(ステップS87:Yesルート)、工程流れ図階層形成処理部14は、指定された分岐条件を追加レコードの分岐条件の列に登録し、工程種類の列に「分岐」を登録する(ステップS89)。また、工程流れ図階層形成処理部14は、分岐終了(「分岐(end if、end else)」)についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS91)。なお、分岐終了の工程階層順序番号は、対応する分岐開始の工程階層順序番号と同一の番号とする。そして、端子Dを介してステップS111(図35)の処理に移行する。
一方、ステップS87において、特定工程が分岐工程でないと判断された場合(ステップS87:Noルート)、工程流れ図階層形成処理部14は、特定工程について入力条件の指定がなされているか判断する(ステップS93)。特定工程について入力条件の指定がなされていると判断された場合(ステップS93:Yesルート)、工程流れ図階層形成処理部14は、指定された入力条件を追加レコードの入力画面の列に登録し、工程種類の列に「入力」を登録する(ステップS95)。その後、端子Dを介してステップS111(図35)の処理に移行する。
一方、ステップS93において、特定工程について入力条件の指定がなされていないと判断された場合(ステップS93:Noルート)、端子Eを介してステップS97(図35)の処理に移行する。
図35の説明に移行して、端子Eの後、工程流れ図階層形成処理部14は、記憶装置に格納されたデータを参照し、特定工程が繰返工程であるか判断する(図35:ステップS97)。例えば、特定工程に対して繰返条件が指定されている場合に、繰返工程とみなす。また、特定工程を表す記号がループ記号であるか否かによって判断するようにしてもよい。特定工程が繰返工程であると判断された場合(ステップS97:Yesルート)、工程流れ図階層形成処理部14は、指定された繰返条件を追加レコードの繰返条件の列(図示せず)に登録し、工程種類の列に「繰返」を登録する(ステップS99)。また、工程流れ図階層形成処理部14は、繰返終了(「繰返(end repeat)」)についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS101)。なお、繰返終了の工程階層順序番号は、対応する繰返開始の工程階層順序番号と同一の番号とする。その後、ステップS111の処理に移行する。
一方、ステップS97において、特定工程が繰返工程でないと判断された場合(ステップS97:Noルート)、工程流れ図階層形成処理部14は、特定工程が展開工程であるか判断する(ステップS103)。上でも述べたように、展開工程については、展開工程に係る範囲の指定がなされるため、当該指定がなされているか否かによって判断する。特定工程が展開工程であると判断された場合(ステップS103:Yesルート)、工程流れ図階層形成処理部14は、追加レコードの工程種類の列に「展開」を登録する(ステップS105)。また、工程流れ図階層形成処理部14は、展開終了(「展開(end)」)についてのレコードを工程順序DB2に追加する(ステップS107)。なお、展開終了の工程階層順序番号は、対応する展開開始の工程階層順序番号と同一の番号とする。その後、ステップS111の処理に移行する。
一方、ステップS103において、特定工程が展開工程でないと判断された場合(ステップS103:Noルート)、工程流れ図階層形成処理部14は、追加レコードの工程種類の列に「演算」を登録する(ステップS109)。その後、ステップS111の処理に移行する。
そして、工程流れ図階層形成処理部14は、全ての工程について処理が完了したか判断する(ステップS111)。全ての工程について処理が完了していなければ(ステップS111:Noルート)、端子Fを介してステップS83(図27)の処理に戻る。一方、全ての工程について処理が完了した場合(ステップS111:Yesルート)、工程流れ階層形成処理を終了し、元の処理に戻る。
以上のような処理を実施することにより、工程流れ図形式で入力された場合であっても、図2に示したようなデータを工程順序DB2に格納することができる。
[§2 出力部5の説明]
次に、図1の出力部5について説明する。図36を用いて、工程順序DB2に格納されたデータを出力する際の処理を説明する。まず、作業者は、例えばマウスやキーボード等を操作して、出力形式を選択する。そして、出力部5は、出力形式の選択入力を受け付け(図36:ステップS121)、当該選択入力に係る出力形式が工程順序表形式であるか判断する(ステップS123)。出力形式が工程順序表形式であると判断された場合(ステップS123:Yesルート)、出力部5は、出力形式として工程順序表形式が選択された旨の通知を工程順序表表示処理部51に出力する。そして、当該通知を受信した工程順序表表示処理部51は、工程順序DB2に格納されたデータに基づき、工程順序表形式の表示データを生成し、表示装置等に表示する(ステップS125)。例えば図6に示したような画面が表示される。なお、本実施の形態では、図12に示した規則に従って、省略可能な工程は表示しないように表示データを生成するものとする。但し、工程順序DB2に格納される全ての工程を表示するように表示データを生成してもよい。この場合、省略可能な工程を強調表示するように表示データを生成する場合もある。さらに、工程種類毎又は階層レベル毎に異なる色を付けて表示するように表示データを生成してもよい。その後、工程順序DB2に格納されたデータを出力する処理を終了する。
一方、ステップS123において、出力形式が工程順序表形式でないと判断された場合(ステップS123:Noルート)、出力部5は、出力形式が工程設定票形式であるか判断する(ステップS127)。出力形式が工程設定票形式であると判断された場合(ステップS127:Yesルート)、出力部5は、出力形式として工程設定票形式が選択された旨の通知を工程設定票表示処理部52に出力する。当該通知を受信した工程設定票表示処理部52は、作業者から工程階層順序番号の入力を受け付け(ステップS129)、工程順序DB2に格納されたデータに基づき、当該工程階層順序番号に対応する工程について、工程設定票形式の表示データを生成し、表示装置等に表示する(ステップS131)。例えば図7のような画面が表示される。なお、工程階層順序番号でなく、工程記号やその他工程を特定するためのデータの入力を受け付けるようにしてもよい。その後、工程順序DB2に格納されたデータを出力する処理を終了する。
一方、ステップS127において、出力形式が工程設定票形式でないと判断された場合(ステップS127:Noルート)、出力部5は、出力形式が工程構造図形式であるか判断する(ステップS133)。出力形式が工程構造図形式であると判断された場合(ステップS133:Yesルート)、出力部5は、出力形式として工程構造図形式が選択された旨の通知を工程構造図表示処理部53に出力する。そして、当該通知を受信した工程構造図表示処理部53は、工程順序DB2に格納されたデータに基づき、工程構造図形式の表示データを生成し、表示装置等に表示する(ステップS135)。例えば図8に示したような画面が表示される。なお、工程種類毎又は階層レベル毎に異なる色を付けて表示するように表示データを生成してもよい。その後、工程順序DB2に格納されたデータを出力する処理を終了する。
一方、ステップS133において、出力形式が工程構造図形式でないと判断された場合(ステップS133:Noルート)、すなわち、出力形式が工程流れ図形式の場合には、出力部5は、出力形式として工程流れ図形式が選択された旨の通知を工程流れ図表示処理部54に出力する。そして、当該通知を受信した工程流れ図表示処理部54は、工程流れ図形式の表示データを生成し、表示装置等に表示する(ステップS137)。例えば図9に示したような画面が表示される。なお、工程種類毎又は階層レベル毎に異なる色を付けて表示するように表示データを生成してもよい。その後、工程順序DB2に格納されたデータを出力する処理を終了する。
以上のような処理を実施することにより、作業者は、自分の思考方法に適した形態で工程分析を行うことができるようになる。
[§3 プログラム生成部6の説明]
次に、図37乃至図39を用いて、業務プログラム生成処理について説明する。業務プログラム生成処理では、工程順序DB2、工程項目DB3、実行命令DB4、案内MSG格納部8及び検査MSG格納部9に格納されたデータに基づき、業務プログラムを生成し、プログラム格納部7に格納する。具体的には、まず、作業者は、例えばマウスやキーボード等を操作して、業務プログラムの生成を指示する。なお、工程順序DB2、工程項目DB3及び実行命令DB4には、図2、図3及び図4で示したデータがそれぞれ格納されているものとする。プログラム生成部6は、業務プログラムの生成の指示を受け付ける(図37:ステップS141)。そして、プログラム生成部6は、空のプログラムファイルを生成し、プログラム格納部7に格納する(ステップS143)。また、プログラム生成部6は、「開始」及び「終了」に係る工程に対応する命令をプログラムファイルに出力する。これらの命令は予め決められており、本実施の形態では、「APPLICATION {」(開始)及び「}」(終了)であるものとする。
また、プログラム生成部6は、工程項目DB3の変数名の列と型の列とに登録されているデータに基づき、ヘッダファイルを生成する(ステップS145)。そして、プログラム生成部6は、生成したヘッダファイルをインクルードするための命令(例えば、C言語における#include)をプログラムファイルに出力する(ステップS147)。
そして、プログラム生成部6は、工程順序DB2から未処理のレコードを1つ読み出す(ステップS149)。また、プログラム生成部6は、読み出したレコードに係る工程が、「展開(start)」(展開開始)であるか判断する(ステップS151)。読み出したレコードに係る工程が展開開始であると判断された場合(ステップS151:Yesルート)、プログラム生成部6は、工程順序DB2の機能の列に登録されている内容(左括弧を除いた内容)をコメントとしてプログラムファイルに出力し、さらに左括弧をプログラムファイルに出力する(ステップS153)。例えば、図2において、工程記号「P11{」のレコードが読み出された場合には、「/* ベース生成 */ { // 1」をプログラムファイルに出力する。なお、本実施の形態では、工程階層順序番号をコメントとして出力するものとする。そして、端子Gを介してステップS169(図38)の処理に移行する。
一方、ステップS151において、読み出したレコードに係る工程が展開開始でないと判断された場合(ステップS151:Noルート)、プログラム生成部6は、読み出したレコードに係る工程が「分岐(start)」(分岐開始)であるか判断する(ステップS155)。読み出したレコードに係る工程が分岐開始であると判断された場合(ステップS155:Yesルート)、工程順序DB2の機能の列に登録されている内容(すなわち、分岐条件及び左括弧)をプログラムファイルに出力する(ステップS157)。例えば、図2において、工程記号「B14{」のレコードが読み出された場合には、「if (Type == "円柱") { // 2.2」をプログラムファイルに出力する。そして、端子Gを介してステップS169(図38)の処理に移行する。
一方、ステップS155において、読み出したレコードに係る工程が分岐開始でないと判断された場合(ステップS155:Noルート)、端子Hを介してステップS159(図38)の処理に移行する。
図38の説明に移行して、端子Hの後、プログラム生成部6は、読み出したレコードに係る工程が「繰返(repeat)」(繰返開始)であるか判断する(図38:ステップS159)。読み出したレコードに係る工程が繰返開始であると判断された場合(ステップS159:Yesルート)、プログラム生成部6は、繰返命令、繰返条件及び左括弧をプログラムファイルに出力する(ステップS161)。なお、繰返命令は、例えばfor文やwhile文などである。
一方、ステップS159において、読み出したレコードに係る工程が繰返開始でないと判断された場合(ステップS159:Noルート)、プログラム生成部6は、読み出したレコードに係る工程が「入力」又は「演算」であるか判断する(ステップS163)。読み出したレコードに係る工程が「入力」又は「演算」であると判断された場合(ステップS163:Yesルート)、プログラム生成部6は、当該レコードに係る工程に対応する実行命令を実行命令DB4から取得し、プログラムファイルに出力する(ステップS165)。例えば、図2において、工程記号「O14」のレコードが読み出された場合には、実行命令DB4から「突起生成案内出力("Type")」及び「突起生成案内入力("Type")」を取得し、「突起生成案内出力("Type"); // 2.1」及び「突起生成案内入力("Type");」をプログラムファイルに出力する。
一方、ステップS163において、読み出したレコードに係る工程が「入力」及び「演算」のいずれでもないと判断された場合(ステップS163:Noルート)、すなわち、読み出したレコードに係る工程が「展開(end)」(展開終了)、「分岐(end if、end else)」(分岐終了)又は「繰返(end repeat)」(繰返終了)であると判断された場合には、プログラム生成部6は、右括弧をプログラムファイルに出力する(ステップS167)。
そして、プログラム生成部6は、工程順序DB2内の全てのレコードについて処理が完了したか判断する(ステップS169)。全てのレコードについて処理が完了していなければ(ステップS169:Noルート)、端子Iを介してステップS149(図37)の処理に戻る。一方、全てのレコードについて処理が完了した場合(ステップS169:Yesルート)、業務プログラム生成処理を終了する。例えば、図2に示したようなデータが工程順序DB2に格納されている場合には、図39に示すような業務プログラムが生成される。
以上のような処理を実施することにより、業務プログラムを自動生成することができるため、工程の順序や階層構造に変更が生じた場合であっても、業務プログラムを手直しする必要はない。すなわち、業務プログラムの保守が容易となる。
[§4 付言]
以上本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1に示した機能ブロック図は、一例であって、必ずしも実際の構成と合致しない場合もある。
また、上で説明したデータベースの構成は一例であって、図40に示すようなデータを工程順序DB2に格納することも可能である。図40の例では、工程順序DB2は、メイン・データ格納部4001とモジュール・データ格納部4002とに分かれており、工程種類に「外部展開」を設定することで、「外部展開」に係る工程をひとかたまりのモジュールにすることができるようになっている。この場合、工程順序表形式の入力画面は、例えば図41に示すような入力画面となる。図41の例では、工程順序表形式の入力画面には、メイン・データ入力欄4101とモジュール・データ入力欄4102と登録ボタン4103とが設けられている。
例えば、ある工程をモジュール化して入力したい場合には、作業者は、メイン・データ入力欄4101において、当該工程を実施する位置に当該工程のデータを1行入力して、工程種類に「外部展開」を設定し、さらにモジュール・データ入力欄4102において、当該工程の詳細を入力する。そして、入力が完了したら登録ボタン4103をクリックすればよい。なお、図41に示したようなデータの入力を受け付けた工程順序表階層形成処理部11は、上で説明した工程順序標階層形成処理を実施すればよい。例えば、ステップS31乃至ステップS35の処理を実施すると、工程順序DB2には図42に示すようなデータが格納される。また、ステップS37の処理を実施すると、各工程の階層レベルは、図43における階層レベル4301のようになる。なお、「外部展開」は、「展開(start)」と同じ扱いとする。そして、メイン・データ格納部4001を対象にステップS39の処理を実施すると、図43乃至図45のように工程階層順序番号が付与される。その後、モジュール・データ格納部4002についても工程階層順序番号を付与することで、図40に示したようなデータを工程順序DB2に格納することができる。なお、工程構造図形式及び工程流れ図形式の入力画面は、図8及び図9に示した入力画面と基本的には同一であるが、「外部展開」に係る工程については作業者が指定するものとする。例えば、工程構造図形式による入力の際には、分岐条件や入力条件を入力する操作と同様の操作で外部展開を指定し、図46に示すように「外部展開」に係る工程であることが分かるように表示するものとする。また、例えば、工程流れ図形式による入力の際には、展開工程の範囲を指定する操作と同様の操作で外部展開の範囲を指定し、図47に示すように、展開工程と区別可能な態様で表示する。図47の例では、点線4701、点線4702及び点線4703は外部展開の範囲を表し、点線4704は展開工程の範囲を表している。なお、図46又は図47に示したようなデータの入力を受け付けた工程構造図階層形成処理部13又は工程流れ図階層形成処理部14は、上で説明した工程構造図階層形成処理又は工程流れ図階層形成処理において、工程種類及び工程階層順序番号に従って、外部展開の下位の工程のデータをモジュール・データ格納部4002に格納するようにすれば、図40に示したようなデータを工程順序DB2に格納することができる。
また、本実施の形態では、C言語の文法に倣った形式で工程階層順序番号を付与しているが、例えばFORTRAN等の他の言語の文法に倣った形式で付与することも可能である。考え方は基本的には同じであり、例えばシステムの環境等により、どの形式を採用するか決定すればよい。
なお、図1に示したシステムは、図48のようなコンピュータ装置であって、メモリ2501(記憶装置)とCPU2503(処理装置)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
(付記1)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程を順序付けて並べた表形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、
各前記工程について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、
各前記工程について、当該工程より前に順序付けられた工程に係る前記工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
ユーザから、前記工程を前記表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
をコンピュータに実行させるための工程設定支援処理プログラム。
(付記2)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程のデータの入力を順次受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、
前記入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の前記工程の各々について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、
前記入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の前記工程の各々について、当該工程より前に受け付けた工程に係る前記工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
ユーザから、前記工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
をコンピュータに実行させるための工程設定支援処理プログラム。
(付記3)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程及び前記工程間の接続関係を表す図形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納するステップと、
各前記工程について、前記接続関係に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
ユーザから、前記工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
をコンピュータに実行させるための工程設定支援処理プログラム。
(付記4)
各前記工程について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納するステップ
をさらに実行させる付記3記載の工程設定支援処理プログラム。
(付記5)
前記提示ステップが、
前記工程階層順序番号に基づき、各前記工程を前記階層レベルに応じた色で表示するように前記表示データを生成するステップ
を含む付記1乃至3のいずれか1つ記載の工程設定支援処理プログラム。
(付記6)
前記図形式が、構造図形式又は流れ図形式である
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1つ記載の工程設定支援処理プログラム。
(付記7)
前記工程種類として、データ入力を受け付ける入力工程と、演算処理を行う演算工程と、分岐判断を行う分岐工程と、所定の処理の繰返しを規定する繰返工程と、下位の階層への展開を規定する展開工程とを少なくとも含む
ことを特徴とする付記1、2及び4のいずれか1つ記載の工程設定支援処理プログラム。
(付記8)
前記提示ステップが、
各前記工程を前記工程種類に応じた色で表示するように前記表示データを生成するステップ
を含む付記7記載の工程設定支援処理プログラム。
(付記9)
前記入力受け付けステップが、
展開工程の指定、並びに入力条件、分岐条件及び繰返し条件の入力を受け付けるステップを含み、
前記所定のルールが、
展開工程の指定がなされた前記工程を前記展開工程と特定し、前記入力条件が対応付けられている前記工程を前記入力工程と特定し、前記分岐条件が対応付けられている前記工程を前記分岐工程と特定し、前記繰返し条件が対応付けられている前記工程を前記繰返工程と特定し、並びに、前記入力工程、前記分岐工程、前記繰返工程及び前記展開工程以外の工程を前記演算工程と特定するルールである
ことを特徴とする付記7記載の工程設定支援処理プログラム。
(付記10)
前記工程階層順序番号付与ステップにおいて、前記分岐工程、前記繰返工程及び前記展開工程に基づき、各前記工程の前記階層レベルが特定される
ことを特徴とする付記7記載の工程設定支援処理プログラム。
(付記11)
階層化された複数の作業からなる業務についての業務プログラムを生成するための処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
作業単位である工程の工程種類と前記工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号と前記工程に関する所定のデータとを含むレコードを格納している工程順序データベースから前記レコードを順次読み出す読出ステップと、
前記読出ステップにおいて読み出された前記レコードに係る前記工程が、予め定められた所定の種類に係る工程である場合、前記所定の種類に係る工程に対応する実行命令を前記所定の種類に係る工程毎に格納している実行命令データベースから、当該レコードに係る前記工程に対応する前記実行命令を抽出する実行命令抽出ステップと、
前記読出ステップにおいて読み出された前記レコードに係る前記工程が、前記所定の種類に係る工程以外の工程である場合、当該レコードに含まれる前記工程種類及び前記所定のデータに基づき、当該レコードに係る前記工程に対応する前記実行命令を特定する実行命令特定ステップと、
前記読出ステップにおいて読み出された複数の前記レコードの各々について、当該レコードに含まれる前記工程階層順序番号に従って、前記実行命令抽出ステップにおいて抽出された前記実行命令又は前記実行命令特定ステップにおいて特定された前記実行命令を所定のファイルに出力することにより、前記業務プログラムを生成するプログラム生成ステップと、
をコンピュータに実行させるための業務プログラム生成処理プログラム。
(付記12)
前記工程種類として、データ入力を受け付ける入力工程と、演算処理を行う演算工程と、分岐判断を行う分岐工程と、所定の処理の繰返しを規定する繰返工程と、下位の階層への展開を規定する展開工程とを少なくとも含み、
前記予め定められた所定の種類が、前記入力工程及び前記演算工程である
ことを特徴とする付記11記載の業務プログラム生成処理プログラム。
(付記13)
前記プログラム生成ステップにおいて、
少なくとも前記実行命令において用いられる変数の名称と当該変数の型とを前記変数毎に格納している項目データベースに格納されている前記変数の型を前記業務プログラム内で用いるように前記業務プログラムを生成する
ことを特徴とする付記11記載の業務プログラム生成処理プログラム。
(付記14)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程を順序付けて並べた表形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、
各前記工程について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、
各前記工程について、当該工程より前に順序付けられた工程に係る前記工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
ユーザから、前記工程を前記表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
を含み、コンピュータにより実行される工程設定支援処理方法。
(付記15)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程のデータの入力を順次受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、
前記入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の前記工程の各々について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、
前記入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の前記工程の各々について、当該工程より前に受け付けた工程に係る前記工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
ユーザから、前記工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
を含み、コンピュータにより実行される工程設定支援処理方法。
(付記16)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程及び前記工程間の接続関係を表す図形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納するステップと、
各前記工程について、前記接続関係に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
ユーザから、前記工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
を含み、コンピュータにより実行される工程設定支援処理方法。
(付記17)
階層化された複数の作業からなる業務についての業務プログラムを生成する方法であって、
作業単位である工程の工程種類と前記工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号と前記工程に関する所定のデータとを含むレコードを格納している工程順序データベースから前記レコードを順次読み出す読出ステップと、
前記読出ステップにおいて読み出された前記レコードに係る前記工程が、予め定められた所定の種類に係る工程である場合、前記所定の種類に係る工程に対応する実行命令を前記所定の種類に係る工程毎に格納している実行命令データベースから、当該レコードに係る前記工程に対応する前記実行命令を抽出する実行命令抽出ステップと、
前記読出ステップにおいて読み出された前記レコードに係る前記工程が、前記所定の種類に係る工程以外の工程である場合、当該レコードに含まれる前記工程種類及び前記所定のデータに基づき、当該レコードに係る前記工程に対応する前記実行命令を特定する実行命令特定ステップと、
前記読出ステップにおいて読み出された複数の前記レコードの各々について、当該レコードに含まれる前記工程階層順序番号に従って、前記実行命令抽出ステップにおいて抽出された前記実行命令又は前記実行命令特定ステップにおいて特定された前記実行命令を所定のファイルに出力することにより、前記業務プログラムを生成するプログラム生成ステップと、
を含み、コンピュータにより実行される業務プログラム生成処理方法。
(付記18)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程を順序付けて並べた表形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納する入力受け付け手段と、
各前記工程について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定手段と、
各前記工程について、当該工程より前に順序付けられた工程に係る前記工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与手段と、
ユーザから、前記工程を前記表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示手段と、
を有する工程設定支援処理装置。
(付記19)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程のデータの入力を順次受け付け、記憶装置に格納する入力受け付け手段と、
前記入力受け付け手段において受け付けた複数の前記工程の各々について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定手段と、
前記入力受け付け手段において受け付けた複数の前記工程の各々について、当該工程より前に受け付けた工程に係る前記工程種類に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与手段と、
ユーザから、前記工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示手段と、
を有する工程設定支援処理装置。
(付記20)
階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程及び前記工程間の接続関係を表す図形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納する手段と、
各前記工程について、前記接続関係に基づき特定される当該工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与手段と、
ユーザから、前記工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示手段と、
を有する工程設定支援処理装置。
(付記21)
階層化された複数の作業からなる業務についての業務プログラムを生成する装置であって、
作業単位である工程の工程種類と前記工程の階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号と前記工程に関する所定のデータとを含むレコードを格納している工程順序データベースから前記レコードを順次読み出す読出手段と、
前記読出手段において読み出された前記レコードに係る前記工程が、予め定められた所定の種類に係る工程である場合、前記所定の種類に係る工程に対応する実行命令を前記所定の種類に係る工程毎に格納している実行命令データベースから、当該レコードに係る前記工程に対応する前記実行命令を抽出する実行命令抽出手段と、
前記読出手段において読み出された前記レコードに係る前記工程が、前記所定の種類に係る工程以外の工程である場合、当該レコードに含まれる前記工程種類及び前記所定のデータに基づき、当該レコードに係る前記工程に対応する前記実行命令を特定する実行命令特定手段と、
前記読出手段において読み出された複数の前記レコードの各々について、当該レコードに含まれる前記工程階層順序番号に従って、前記実行命令抽出手段において抽出された前記実行命令又は前記実行命令特定手段において特定された前記実行命令を所定のファイルに出力することにより、前記業務プログラムを生成するプログラム生成手段と、
を有する業務プログラム生成処理装置。
本発明の実施の形態に係る機能ブロック図である。 工程順序DBに格納されるデータの一例を示す図である。 工程項目DBに格納されるデータの一例を示す図である。 実行命令DBに格納されるデータの一例を示す図である。 工程のデータを工程順序DB2に格納する際の処理フローを示す図である。 工程順序表形式の入力画面例を示す図である。 工程設定票形式の入力画面例を示す図である。 工程構造図形式の入力画面例を示す図である。 工程流れ図形式の入力画面例を示す図である。 工程順序表階層形成処理の処理フローを示す図である。 工程種類を特定した後の工程順序DB内のデータを示す図である。 工程順序表形式又は工程設定票形式による入力を行う際の規則の一例を示す図である。 省略されている工程を特定した後の工程順序DB内のデータを示す図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程構造図階層形成処理の処理フロー(第1部分)を示す図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程構造図階層形成処理の処理フロー(第2部分)を示す図である。 工程流れ図階層形成処理の処理フロー(第1部分)を示す図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程流れ図階層形成処理の処理フロー(第2部分)を示す図である。 データ出力時の処理フローを示す図である。 業務プログラム生成処理の処理フロー(第1部分)を示す図である。 業務プログラム生成処理の処理フロー(第2部分)を示す図である。 業務プログラム生成処理の処理結果を示す図である。 工程順序DBに格納されるデータの一例を示す図である。 工程順序表形式の入力画面例を示す図である。 工程順序DBに格納されるデータの一例を示す図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程階層順序番号を付与する処理を説明するための図である。 工程構造図形式の入力画面例を示す図である。 工程流れ図形式の入力画面例を示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1 入力部 2 工程順序DB
3 工程項目DB 4 実行命令DB
5 出力部 6 プログラム生成部
7 プログラム格納部 8 案内MSG格納部
9 検査MSG格納部
11 工程順序表階層形成処理部 12 工程設定票階層形成処理部
13 工程構造図階層形成処理部 14 工程流れ図階層形成処理部
51 工程順序表表示処理部 52 工程設定票表示処理部
53 工程構造図表示処理部 54 工程流れ図表示処理部

Claims (3)

  1. 階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程を順序付けて並べた表形式のデータの入力を受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、
    各前記工程について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、
    各前記工程について、分岐判断を行う分岐工程、処理の繰り返しを規定する繰返工程及び下位の階層への展開を規定する展開工程によって階層レベルが変化するというルールに基づき階層レベルを特定し、特定された当該階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
    ユーザから、前記工程を前記表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層順序番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
    をコンピュータに実行させるための工程設定支援処理プログラム。
  2. 階層化された複数の作業からなる業務について、作業単位である工程のデータの入力を順次受け付け、記憶装置に格納する入力受け付けステップと、
    前記入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の前記工程の各々について、所定のルールに従って当該工程の工程種類を特定し、前記記憶装置に格納する工程種類特定ステップと、
    前記入力受け付けステップにおいて受け付けた複数の前記工程の各々について、分岐判断を行う分岐工程、処理の繰り返しを規定する繰返工程及び下位の階層への展開を規定する展開工程によって階層レベルが変化するというルールに基づき階層レベルを特定し、特定された当該階層レベル及び当該階層レベル内の順序を表す工程階層順序番号を付与し、前記記憶装置に格納する工程階層順序番号付与ステップと、
    ユーザから、前記工程を順序付けて並べた表形式で表示する第1の表示態様、前記工程を1工程ずつ表示する第2の表示態様又は前記工程間の接続関係を所定の図形式で表示する第3の表示態様の指定を含む工程表示指示を受け付けた場合、前記工程階層順序番号に基づき、前記工程表示指示に係る態様に応じた表示データを生成し、前記ユーザに提示する提示ステップと、
    をコンピュータに実行させるための工程設定支援処理プログラム。
  3. 前記図形式が、構造図形式又は流れ図形式である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の工程設定支援処理プログラム。
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