JP5154868B2 - 画像診断装置及びその作動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像診断装置に関するものである。
従来、動脈硬化の診断や、バルーンカテーテル、ステント等の高機能カテーテルによる血管内治療時の術前診断、あるいは、術後の結果確認のため画像診断装置として、光干渉断層診断装置(OCT:Optical Coherent Tomography)が使用されている。
光干渉断層診断装置は、先端に光学レンズおよび、光学ミラーを取り付けた光ファイバを内蔵したカテーテルを血管内に挿入した状態で、光学ミラーを回転させながら血管内に測定光を出射し、生体組織からの反射光を受光することでラジアル走査を行い、得られた反射光と予め測定光から分割された参照光とを干渉させることで該干渉光に基づいて、血管の断面画像を描出するものである。
さらに、最近では、光干渉断層診断装置の改良型として、波長掃引を利用した光干渉断層診断装置も開発されている。
波長掃引利用の光干渉断層診断装置は、基本的な構成は、光干渉断層診断装置(OCT)と同様であるが、光干渉断層診断装置よりも波長の長い光源を用い、かつ波長の異なる光を連続して出射する点に特徴がある。そして、生体組織の深さ方向の各点の反射光強度を、干渉光の周波数解析により求めることで、参照光の光路長を可変させるための機構を不要としている。
上記光干渉断層診断装置は、いずれも、出射する測定光の強度が強いほど、抽出される断面画像がより明瞭なものとなるという特性を有することから、測定時は生体組織を損傷しない範囲で、測定光の強度を上げて使用することが望ましい。
しかしながら、測定光の強度を上げて使用する場合、次のような問題がある。一般に、光干渉断層診断装置の光源は、立ち上げにある程度の時間を要するため、診断に際しては、通常、予め光源を起動させた状態で、カテーテルを血管内に挿入していくこととなる。つまり、カテーテルを血管内に挿入する際には、すでに、先端部より測定光が出射された状態にあり、診断に際しては当該装置周辺に測定光を照射しつづけていることとなる。
ここで、光干渉断層診断装置において用いられる測定光は、一般に近赤外線であり、人間の目には見えないことから、照射を受けた場合の忌避反応が期待できない。このため、診断の前後において、例えば、偶然、周辺にいる人の目に測定光が照射され続けてしまった場合などには、何らかの影響が生じることも考えられる。
また、被検者についても、診断中、カテーテルが血管内に挿入された状態で、光学ミラーの回転が停止した場合などには、生体組織の同一位置に連続して測定光が照射されることとなる。
このような場合、出射される測定光の強度が、たとえ生体組織を損傷させない範囲に抑えられていたとしても、連続して照射されることで、結果的に、生体組織に何らかの影響を及ぼすことが考えられる。
これに対して、例えば、下記特許文献1では、プローブの着脱状態を検知し、プローブが接続されていないと判断された場合には、光源の駆動を停止させる構成が提案されている。
特開2006−15134号公報
しかしながら、光干渉断層診断装置の光源は、停止状態から安定して光を供給できるようになるまでの立ち上がりに時間がかかるため、プローブの着脱状態を検知してから光源の起動させたのでは、使用可能な状態になるまでに多くの時間を要することとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像診断装置において、待ち時間などのストレスがなくすとともに、出射された測定光による人体への影響を回避することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る画像診断装置は以下のような構成を備える。即ち、
光の送受信を繰り返すプローブを接続し、該プローブを体腔内において回転走査させることで、該プローブより体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を形成・出力する画像診断装置であって、
前記プローブに伝送される光を遮蔽する遮蔽手段と、
前記プローブが接続されたか否かを検知する接続検知手段と、
前記プローブの回転を検知する回転検知手段と、
前記接続検知手段が、前記プローブが接続されたことを検知した場合であって、前記回転検知手段が、前記プローブが回転中であることを検知した場合に、前記プローブに対して光が伝送されるように、前記遮蔽手段を制御する制御手段とを備える。
本発明によれば、画像診断装置において、待ち時間などのストレスがなくなるとともに、出射された測定光による人体への影響を回避させることが可能となる。
以下、必要に応じて添付図面を参照しながら本発明の各実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
1.光干渉断層診断装置の測定原理
はじめに光干渉断層診断装置の測定原理について簡単に説明する。一般に光は電磁波であるため、重畳させた場合に干渉するという性質を有する。干渉しやすいか干渉しにくいかの干渉性能はコヒーレンスとも呼ばれ、一般的な光干渉断層診断装置では、干渉性の低い低コヒーレンス光(低干渉性光)が利用される。
低コヒーレンス光は、横軸に時間、縦軸に電場をとった場合、図1(a)の101、102に示すように、ランダムな信号となる。同図における各々の山は波連と呼ばれ、波連は一つ一つが相互に独立な位相と振幅を持っている。このため、図1(a)のように同じ波連同士が重なった場合は(101と102)干渉して強めあう一方(103参照)、わずかな時間遅れがあった場合には(図1(b)の104と105)、打ち消しあって、干渉が観測されなくなる(図1(b)の106参照)。
光干渉断層診断装置は、かかる性質を利用したものであり、図2に装置の基本原理を示す。同図に示すように、低干渉性光源201から出た光をビームスプリッタ204で分割し、それぞれを参照ミラー202と測定対象203に向かわせる。このとき、測定対象側から戻ってくる反射光には、物体表面で反射した光や、物体内部の浅い位置で反射した光、物体内部の深部で反射した光など様々な位置からの反射光が含まれる。
しかし、入射光が低干渉性光であるため、干渉が観測される反射光は、ビームスプリッタ204から参照ミラー202までの距離をL、コヒーレンス長をΔLとすると、ビームスプリッタ204からの距離がL+ΔL/2の位置に存在する反射面からの反射光のみとなる。
したがって、ビームスプリッタ204から参照ミラー202までの距離を変えれば、検出器205ではその距離に対応した物体内反射面からの反射光のみを選択的に検出することができる。そして、各距離に応じた反射光の強度に基づいて、物体内部の構造情報を可視化することで断面画像を形成することができる。
2.光干渉断層診断装置の外観構成
図3は本発明の第1の実施形態にかかる光干渉断層診断装置(300)の外観構成を示す図である。
図3に示すように、光干渉断層診断装置(300)は、カテーテル部301と、スキャナ/プルバック部302と、操作制御装置303とを備え、スキャナ/プルバック部302と操作制御装置303とは、信号線304により接続されている。
カテーテル部301は、直接血管内に挿入され、光プローブ(不図示)を用いて血管内部の状態を測定する。スキャナ/プルバック部302は、カテーテル部301内の光プローブのラジアル動作を規定する。
操作制御装置303は、血管内光干渉断層診断を行うにあたり、各種設定値を入力するための機能や、測定により得られたデータを処理し、断面画像として表示するための機能を備える。
操作制御装置303において、311は本体制御部であり、測定により得られたデータを処理したり、処理結果を出力する。311−1はプリンタ/DVDレコーダであり、本体制御部311における処理結果を印刷したり、データとして記憶したりする。
312は操作パネルであり、ユーザは該操作パネル312を介して、各種設定値の入力を行う。313はLCDモニタであり、本体制御部311における処理結果を表示する。
3.光干渉断層診断装置の機能構成
本実施形態にかかる光干渉断層診断装置(300)の機能構成について図4を用いて説明する。
409は超高輝度発光ダイオード等の低干渉性光源である。低干渉性光源409は、その波長が1310nm程度で、その可干渉距離(コヒーレント長)が数μm〜10数μm程度であるような短い距離範囲でのみ干渉性を示す低干渉性光を出力する。
このため、この光を2つに分岐した後、再び混合した場合には分岐した点から混合した点までの2つの光路長の差が17μm程度の短い距離範囲内の場合には干渉光として検出され、それよりも光路長の差が大きい場合には干渉光が検出されない。
低干渉性光源409の光は、第1のシングルモードファイバ428の一端に入射され、先端面側に伝送される。第1のシングルモードファイバ428は、途中の光カップラ部408で第2のシングルモードファイバ429と光学的に結合されている。光カップラ部とは、1つの光信号を2つ以上の出力に分岐したり、入力された2つ以上の光信号を1つの出力に結合したりすることができる光学部品であり、低干渉性光源409の光は、当該光カップラ部408により2つに分岐されて伝送される。
第1のシングルモードファイバ428の光カップラ部408より先端側には、操作制御装置303からスキャナ/プルバック部302側への光の出射を制御するためのシャッタ部432が設けられている。
また、スキャナ/プルバック部302内には、非回転部と回転部との間を結合し、光を伝送する光ロータリジョイント403が設けられている。
更に、光ロータリジョイント403内の第3のシングルモードファイバ430の先端には、光プローブのコネクタ部402が着脱自在に接続されている。これにより光の送受信を繰り返す光プローブ401内に挿通され回転駆動可能な第4のシングルモードファイバ431に、低干渉性光源409からの光が伝送される。
なお、光プローブのコネクタ部402の着脱は、カテーテル接続検出部433により検出され、検出結果は信号処理部414に入力される。信号処理部414では、入力された検出結果に基づいて、シャッタ制御部434に対して、シャッタ部432を制御するための指示を出力し、シャッタ制御部434では、当該指示に基づいて、シャッタ部432の動作を制御する。つまり、シャッタ部432は、光プローブ401に対して操作制御装置303から伝送される光を遮蔽する機能を備える。
シャッタ部432が開状態のもとで伝送された光は、光プローブ401の先端側から体腔内の生体組織側にラジアル走査しながら照射される。そして、生体組織側の表面あるいは内部で散乱した反射光の一部は光プローブ401により取り込まれ、逆の光路を経て第1のシングルモードファイバ428側に戻り、光カップラ部408によりその一部が第2のシングルモードファイバ429側に移り、第2のシングルモードファイバ429の一端から光検出器(例えばフォトダイオード410)に入射される。
なお、光ロータリジョイント403の回転部側は回転駆動装置404のラジアル走査モータ405により回転駆動される。また、ラジアル走査モータ405の回転角度は、エンコーダ部406により検出される。更に、光ロータリジョイント403は、直線駆動装置407を備え、信号処理部414からの指示に基づいて、カテーテル部301の挿入方向(体腔内の末梢方向およびその反対方向)の動作(軸方向移動)を規定している。軸方向移動は、信号処理部414からの制御信号に基づいて、直線駆動装置407が動作することにより実現される。
なお、ラジアル走査モータ405と直線駆動装置407とは着脱可能に接続されていても、一体的に構成されていてもよい。また、直線駆動装置407による軸方向移動は、ボールネジ等により実現することができる。
また、第2のシングルモードファイバ429の光カップラ部408より先端側には、参照光の光路長を変える光路長の可変機構416が設けてある。
この光路長の可変機構416は生体組織の深さ方向の検査範囲に相当する光路長を高速に変化させる第1の光路長変化手段と、光プローブを交換して使用した場合の個々の光プローブの長さのばらつきを吸収できるように、その長さのバラツキに相当する光路長を変化させる第2の光路長変化手段とを備えている。
第2のシングルモードファイバ429の先端に対向して、この先端とともに1軸ステージ420上に取り付けられ、矢印423に示す方向に移動自在のコリメートレンズ421を介して、グレーティング419が配置されている。また、このグレーティング419(回折格子)と対応するレンズ418を介して微小角度回動可能なガルバノメータ417が第1の光路長変化手段として取り付けられている。このガルバノメータ417はガルバノメータコントローラ424により、矢印422方向に高速に回転される。
ガルバノメータ417はガルバノメータのミラーにより光を反射させるものであり、参照ミラーとして機能するガルバノメータに交流の駆動信号を印加することによりその可動部分に採りうけたミラーを高速に回転させるよう構成されている。
つまり、ガルバノメータコントローラ424より、ガルバノメータ417に対して駆動信号が印加され、該駆動信号により矢印422方向に高速に回転することで、参照光の光路長が、生体組織の深さ方向の検査範囲に相当する光路長だけ高速に変化することとなる。この光路差の変化の一周期が一ライン分の干渉光を取得する周期となる。
一方、1軸ステージ420は光プローブ401を交換した場合に、光プローブの光路長のバラツキを吸収できるだけの光路長の可変範囲を有する第2の光路長変化手段を形成する。さらに、1軸ステージ420はオフセットを調整する調整手段としての機能も備えている。例えば、光プローブ401の先端が生体組織の表面に密着していない場合でも、1軸ステージ420により光路長を微小変化させることにより、生体組織の表面位置から干渉する状態に設定することが可能となる。
光路長の可変機構416で光路長が変えられた光は第2のシングルモードファイバ429の途中に設けた光カップラ部408で第1のシングルモードファイバ428側から得られた光と混合されて、干渉光としてフォトダイオード410にて受光される。
フォトダイオード410にて受光された干渉光は光電変換され、アンプ411により増幅された後、復調器412に入力される。この復調器412では干渉した光の信号部分のみを抽出する復調処理を行い、その出力はA/D変換器413に入力される。
A/D変換器413では、干渉光信号を200ポイント分サンプリングして1ラインのデジタルデータ(干渉光データ)を生成する。サンプリング周波数は、光路長の1走査の時間を200で除した値である。
A/D変換器413で生成されたライン単位の干渉光データは、信号処理部414に入力される。この信号処理部414では深度方向の干渉光データをビデオ信号に変換することにより、血管内の各位置での断面画像を形成し、所定のフレームレートでLCDモニタ427に出力する。
なお、信号処理部414は光路長調整手段制御装置426と接続されている。信号処理部414は光路長調整手段制御装置426を介して1軸ステージ420の位置の制御を行う。また、信号処理部414はモータ制御回路425と接続され、ラジアル走査モータ405の回転駆動を制御する。
また、信号処理部414は、参照ミラー(ガルバノメータミラー)の光路長の走査を制御するガルバノメータコントローラ424と接続され、ガルバノメータコントローラ424は信号処理部414へ駆動信号を出力し、モータ制御回路425はこの駆動信号に基づいてガルバノメータコントローラ424と同期をとる。
4.カテーテル接続検出部の構成
次にカテーテル接続検出部433の構成について説明する。図5は、カテーテル接続検出部433の構成を説明するための図である。
図5(A)は、カテーテル接続検出部433が取り付けられる、スキャナ/プルバック部302の先端側を示している。カテーテル接続検出部433は、スキャナ/プルバック部302の先端側開口部504内に取り付けられている。
なお、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置では、カテーテル接続検出部433として、フォトインタラプタを用いることとする。先端側開口部504には、図5(B)に示すように、リング502が設けられており、カテーテル部301をスキャナ/プルバック部302に接続した際に、リング502が回転することで、フォトインタラプタ501がこれを検知する。図5(C)は、リング502が回転することで、フォトインタラプタ501が、カテーテル部301の接続を検知した状態を示している。
5.シャッタ部及びシャッタ制御部の構成
次に、シャッタ部432及びシャッタ制御部434の構成について説明する。図6は、シャッタ部432及びシャッタ制御部434の概略構成を示す図である。
シャッタ制御部434はリレー制御部605とリレー604とを備える。リレー制御部605は、カテーテル接続検出部433の検出結果に基づいて、信号処理部414より出力された開指令/閉指令に基づいてリレー604を動作させる。リレー604は電源より所定の電圧が印加されており、リレー制御部605の制御のもとで、リレー604が開閉される。
一方、シャッタ部432は、低干渉性光源409の光が入射する入射口602と、入射口602より入射した光を光プローブ401に対して伝送するための出射口603と、入射口602と出射口603との間の光路上にて光路を遮る遮蔽体601とを備える。
遮蔽体601は、入射口602と出射口603との間の光路上にて光路を遮る閉位置(遮蔽位置)と、光路を遮らない開位置(非遮蔽位置)との間を矢印606方向に回動自在に動作する。遮蔽体601による閉位置と開位置との間の回動は、リレー604の開閉動作により行われる。
なお、遮蔽体601が閉位置にある場合には、入射口602より入射された光は、遮蔽体601により遮蔽されるため、出射口603より出射されることはない。
6.シャッタ開閉処理の流れ
次に、カテーテル接続検出部433における検出結果に基づいて、シャッタ制御部434に対して開閉指令を出力する信号処理部414のシャッタ開閉処理の流れについて図7を用いて説明する。
低干渉性光源409が駆動を開始すると、図7に示すシャッタ開閉処理を開始する。ステップ701では、シャッタ制御部434に対して閉指令を出力することで、遮蔽体601を閉位置に回動させる。これにより、低干渉性光源409が駆動した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS702では、カテーテル接続検出部433からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS702において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS705に進み、低干渉性光源409が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、低干渉性光源409が駆動している場合には、ステップS702に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
ステップS702において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS703に進み、シャッタ制御部434に対して開指令を出力することで、遮蔽体601を開位置に回動させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され診断の準備が整った際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS704では、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS705に進み、低干渉性光源409が非駆動となっていないか否かを確認し、低干渉性光源409が駆動している場合には、ステップS702に戻る。
一方、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS701に戻り、シャッタ制御部434に対して閉指令を出力することで、遮蔽体601を閉位置に回動させる。
このように、信号処理部414では、低干渉性光源409が駆動中はシャッタ開閉処理を実行し、カテーテル部301が接続されている間のみ測定光が出射し、カテーテル部301が非接続となると測定光が出射されないように、シャッタを開閉させる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置によれば、低干渉性光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が接続されていない場合には、測定光が外部に出射されることがなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。また、光源を停止させないので、接続後はすぐに使用できる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、シャッタを閉位置に回動させることにより、すなわち、測定光の光路上に遮蔽体を移動させることで、測定光を遮蔽することとした。しかしながら、本発明はこれに限られず、例えば、測定光の光路を遮蔽体方向にずらすことにより、測定光の外部への出射を行わないように構成してもよい。
1.光干渉断層診断装置の機能構成
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる光干渉断層診断装置800の機能構成を示す図である。上記第1の実施形態にかかる光干渉断層診断装置300の機能構成(図4)との相違点は、シャッタ部432に代わりに、周波数シフタ部801が配されており、カテーテル接続検出部433の検出結果に基づいて、信号処理部414よりRF信号が直接、周波数シフタ部801に入力されるよう構成されている点である。
2.周波数シフタ部の構成
次に周波数シフタ部801の構成について説明する。図9は、周波数シフタ部801の概略構成を示す図である。
図9に示すように、周波数シフタ部801は、低干渉性光源409の光が入射する入射口905と、入射口905より入射した光902を回折させることで、光の周波数をシフトさせる音響光学素子901と、周波数がシフトした光904が出射する出射口906とを備える。
周波数シフタ部801では、信号処理部414よりRF信号が入力されると、音響光学素子901では、入射口905より入射された光902を回折させ、出射口906より出射させる。反対に、信号処理部414からのRF信号が入力されない場合には、音響光学素子901では、光の回折が起こらないため、入射口905より入射された光は、出射口906の方向へは向かわず、周波数シフタ部801を構成するハウジング内を反射するため(903参照)、出射口906より出射されることはない。
このように、周波数シフタ部801では、RF信号の有無により、入射口905と出射口906との間の光路を制御し、出射口906より出射させたくない場合には、周波数シフタ部801のハウジングを遮蔽体として機能させる。
3.周波数シフタ部の制御処理の流れ
次に、カテーテル接続検出部433における検出結果に基づいて、周波数シフタ部801に対して出力するRF信号を制御する信号処理部414の制御処理の流れについて図10を用いて説明する。
低干渉性光源409が駆動を開始すると、図10に示す制御処理を開始する。ステップ1001では、周波数シフタ部801に対して出力するRF信号をOFFとする。これにより、低干渉性光源409が駆動を開始した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS1002では、カテーテル接続検出部433からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS1002において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS1005に進み、低干渉性光源409が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、低干渉性光源409が駆動している場合には、ステップS1002に戻り、カテーテル部301の接続を確認する。
ステップS1002において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS1003に進み、周波数シフタ部801に対してRF信号を出力することで、入射口905より入射した光を回折させ、出射口906より出射させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され診断の準備が整った際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS1004では、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1005に進み、低干渉性光源409が非駆動となっていないか否かを確認し、低干渉性光源409が駆動している場合には、ステップS1002に戻る。
一方、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS1001に戻り、周波数シフタ部801に対して出力するRF信号をOFFとする。
このように、信号処理部414では、低干渉性光源409が駆動中は、周波数シフタ部801の制御処理を実行し、カテーテル部301が接続されている間のみ測定光が出射し、カテーテル部301が非接続となると測定光が出射されないように、周波数シフタ部801を制御する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置によれば、低干渉性光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が接続されていない場合には、測定光が外部に出射されることがなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
なお、本実施形態の場合、出射される測定光を調整するための周波数シフタ部を流用して測定光の出射を制御することとしているため、上記第1の実施形態のように、別途シャッタ部およびシャッタ制御部を設ける場合と比べて、装置コストを低減させることができるという付帯的効果が得られる。
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、カテーテル部が接続されている間、測定光を出射する構成としたが本発明はこれに限られない。カテーテル部が接続されてから、血管内に挿入され測定が開始されるまでの間は、光プローブが回転していないため、出射される測定光が特定の方向を照射しつづけることとなる。この結果、生体組織に何らかの影響を与えることも考えられる。
そこで、本実施形態では、カテーテル部と接続され、かつ光プローブが回転されたことを条件として、シャッタ部の開閉を制御する構成とした。以下、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置について詳細を説明する。
1.光干渉断層診断装置の機能構成
本実施形態にかかる光干渉断層診断装置の機能構成は図4と基本的に同じであるため、ここでは説明を省略する。なお、光プローブ401の回転の有無は、エンコーダ部406の出力をモータ制御回路425を介して受信した信号処理部414にて判断するものとする。
2.シャッタ開閉処理の流れ
図11は、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。
低干渉性光源409が駆動を開始すると、図11に示すシャッタ開閉処理を開始する。ステップ1101では、シャッタ制御部434に対して閉指令を出力することで、遮蔽体601を閉位置に回動させる。これにより、低干渉性光源409が駆動を開始した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS1102では、カテーテル接続検出部433からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS1102において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS1108に進み、低干渉性光源409が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、低干渉性光源409が駆動している場合には、ステップS1102に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
一方、ステップS1102において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS1103に進み、エンコーダ部406の出力に基づいて、光プローブ401が回転しているか否かを判断する。ステップS1103において、光プローブ401が回転していないと判断された場合には、ステップS1107に進み、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1108に進み、低干渉性光源409の駆動/非駆動を確認した後、ステップS1102に戻る。
一方、ステップS1103において、光プローブ401が回転していると判断された場合には、ステップS1104に進み、シャッタ制御部434に対して開指令を出力することで、遮蔽体601を開位置に回動させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され、光プローブの回転が開始された際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS1105では、エンコーダ部406の出力に基づいて、光プローブ401の回転が停止したか否かを判断する。ステップS1105において、光プローブ401が回転していないと判断された場合には、ステップS1106に進み、シャッタ制御部434に対して閉指令を出力することで、遮蔽体601を閉位置に回動させる。
ステップS1107では、カテーテル部301が非接続となっていないか否かを判断する。ステップS1107において、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS1102に戻り、カテーテル部301が接続されるのを監視する。
一方、ステップS1107において、カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1108において、低干渉性光源409の駆動/非駆動を確認した後、ステップS1102に戻る。
このように、信号処理部414では、低干渉性光源409が駆動中は、シャッタ開閉処理を実行し、カテーテル部301が接続され、かつ光プローブが回転している間のみ測定光を出射し、カテーテル部301が接続されているが、光プローブが回転していない場合や、カテーテル部301が接続されていない場合には、測定光が出射しないように、シャッタを開閉させる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置によれば、低干渉性光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が接続され、かつ光プローブが回転している状態でなければ、測定光が出射されることはなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
[第4の実施形態]
上記第3の実施形態では、カテーテル部が接続され、光プローブが回転中の場合に、シャッタを開き、測定光を出射する構成としたが、本発明はこれに限定されず、上記第2の実施形態同様、当該状態のもとで周波数シフタの動作を制御するように構成しても良い。
1.光干渉断層診断装置の機能構成
本実施形態にかかる光干渉断層診断装置の機能構成は図8と基本的に同じであるため、ここでは説明を省略する。なお、光プローブ401の回転の有無は、エンコーダ部406の出力をモータ制御回路425を介して受信した信号処理部414にて判断するものとする。
2.周波数シフタの制御処理の流れ
図12は、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置における周波数シフタ部801の制御処理の流れを示すフローチャートである。
低干渉性光源409が駆動を開始すると、図12に示す制御処理を開始する。ステップ1201では、周波数シフタ部801に対して出力するRF信号をOFFとする。これにより、低干渉性光源409が駆動を開始した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS1202では、カテーテル接続検出部433からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS1202において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS1208に進み、低干渉性光源409が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、低干渉性光源409が駆動している場合には、ステップS1202に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
ステップS1202において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS1203に進み、エンコーダ部406の出力に基づいて、光プローブ401が回転しているか否かを判断する。ステップS1203において、光プローブ401が回転していないと判断された場合には、ステップS1207に進み、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1208に進み、低干渉性光源409の駆動/非駆動を確認した後、ステップS1202に戻る。
一方、ステップS1203において、光プローブ401が回転していると判断された場合には、ステップS1204に進み、周波数シフタ部801に対してRF信号を出力することで、入射口905より入射した光を回折させ、出射口906より出射させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され、光プローブの回転が開始された際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS1205では、エンコーダ部406の出力に基づいて、光プローブ401の回転が停止したか否かを判断する。ステップS1205において、光プローブ401が回転していないと判断された場合には、ステップS1206に進み、周波数シフタ部801に対して出力するRF信号をOFFとする。
ステップS1207では、カテーテル部301が非接続となっていないか否かを判断する。ステップS1207において、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS1202に戻り、カテーテル部301が接続されるのを監視する。
一方、ステップS1207において、カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1208において、低干渉性光源409の駆動/非駆動を確認した後、ステップS1202に戻る。
このように、信号処理部414では、低干渉性光源409が駆動中は、周波数シフタ部801の制御処理を実行し、カテーテル部301が接続され、かつ光プローブが回転している間のみ測定光を出射し、カテーテル部301が接続されているが、光プローブが回転していない場合や、カテーテル部301が接続されていない場合には、測定光が出射されないように、周波数シフタ部801を制御する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置によれば、低干渉性光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が接続され、かつ光プローブが回転している状態でなければ、測定光が外部に出射されることはなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
[第5の実施形態]
上記第3及び第4の実施形態では、カテーテルが接続された場合でも、光プローブが回転を開始するまでは、出射された測定光が特定の範囲を長時間照射する可能性があることに鑑みて、測定光が外部に出射されることがないように制御することとした。
しかしながら、本発明はこれに限られず、例えば、カテーテルが接続され、光プローブが回転するまでの間であっても、短時間の照射であれば、人体への影響はないことから、測定光を出射する時間を制限して、シャッターの開閉処理または周波数シフタ部の制御処理を行うようにしてもよい。
図13は、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図13に示すフローチャートにおける各工程の処理のうち、図11に示すフローチャートにおける各工程の処理と同様の処理については、同一の参照番号を付すこととし、ここでは、説明を省略する。以下では、図11のフローチャートと相違する工程について説明する。
ステップS1103において、光プローブ401が回転していないと判断された場合には、ステップS1301に進む。ステップS1301では、信号処理部414が出射指示を受け付けたか否かを判断する。光プローブ401が非回転の状態における出射指示とは、例えば、操作者が手動で出射指示を入力し、信号処理部414がこれを認識した場合等をいう。
ステップS1301において、出射指示がないと判断された場合には、ステップS1107に進む。一方、ステップS1301において、出射指示があると判断された場合には、ステップS1302に進み、シャッタ制御部434に対して開指令を出力することで、遮蔽体601を開位置に回動させる。さらに、予め定められた時間経過後、シャッタ制御部434に対して閉指令を出力することで、遮蔽体601を閉位置に回動させる。
これにより、カテーテル部301が接続された状態では、光プローブ401が回転していない場合でも、操作者の指示のもと、予め定められた時間に限って、測定光を出射することが可能となる。
なお、本実施形態では、シャッタ部432を制御する場合について説明したが、周波数シフタ部801を制御する場合についても同様の処理を実行することができる。
[第6の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、カテーテルが接続されるまでは、測定光が出射されることがないように制御され、カテーテルが接続された後は、測定光が出射されるよう制御する構成とし、上記第3及び第4の実施形態では、更に、カテーテルが接続されていても光プローブが回転するまでは、測定光が出射されることがないように制御され、光プローブが回転中のみ、測定光が出射されるように制御する構成としたが、本発明はこれに限定されない。
一般に、カテーテルが非接続の状態で、スキャナ及びプルバック部302の先端部から出射される測定光は、散乱しているため、人体に長時間照射されても問題にならない場合が多い。これに対して、カテーテルを接続することで、光プローブ先端から出射される光は、レンズにより集光されるため、人体に長時間照射された場合に、何らかの影響が生じる可能性が高い。
そこで、本実施形態では、カテーテルが接続されるまでは、測定光が出射され、カテーテルが接続されてから、光プローブが回転を開始するまでの間は、測定光が出射されないように制御する構成とした。以下、本実施形態にかかるシャッター開閉処理ならびに周波数シフタの制御処理の流れについて説明する。
図14は、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。
低干渉性光源409が駆動を開始すると、図14に示すシャッタ開閉処理を開始する。ステップ1401では、シャッタ制御部434に対して開指令を出力することで、遮蔽体601を開位置に回動させる。
ステップS1402では、カテーテル接続検出部433からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS1402において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS1409に進み、低干渉性光源409が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、低干渉性光源409が駆動している場合には、ステップS1402に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
ステップS1402において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS1403に進み、シャッタ制御部434に対して閉指令を出力することで、遮蔽体601を閉位置に回動させる。これにより、カテーテル部301が接続された後は、光プローブ401が回動するまで、測定光が出射されることはない。
ステップS1404では、エンコーダ部406の出力に基づいて、光プローブ401が回転しているか否かを判断する。ステップS1404において、光プローブ401が回転していないと判断された場合には、ステップS1408に進み、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1409に進み、低干渉性光源409の駆動/非駆動を確認した後、ステップS1402に戻る。
一方、ステップS1404において、光プローブ401が回転していると判断された場合には、ステップS1405に進み、シャッタ制御部434に対して開指令を出力することで、遮蔽体601を開位置に回動させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され、光プローブの回転が開始された際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS1406では、エンコーダ部406の出力に基づいて、光プローブ401の回転が停止したか否かを判断する。ステップS1406において、光プローブ401が回転していないと判断された場合には、ステップS1407に進み、シャッタ制御部434に対して閉指令を出力することで、遮蔽体601を閉位置に回動させる。
ステップS1408では、カテーテル部301が非接続となっていないか否かを判断する。ステップS1408において、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS1401に戻り、シャッタ制御部434に対して開指令を出力した後、カテーテル部301が接続されるのを監視する。
一方、ステップS1408において、カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1409において、低干渉性光源409の駆動/非駆動を確認した後、ステップS1402に戻る。
このように、信号処理部414では、低干渉性光源409が駆動中は、シャッタ開閉処理を実行し、カテーテル部301が非接続の間、ならびにカテーテル部301が接続されかつ光プローブが回転している間のみ測定光が出射し、カテーテル部301が接続されているが、光プローブが回転していない場合には、測定光が出射されないように、シャッタを開閉させる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置によれば、低干渉性光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が非接続の状態またはカテーテル部が接続され、かつ光プローブが回転している状態でなければ、測定光が出射されることはなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
なお、本実施形態では、シャッタ部432を制御する場合について説明したが、周波数シフタ部801を制御する場合も同様の処理を実行することができる。
[第7の実施形態]
上記第1乃至第6の実施形態では、遮蔽体として、測定光を透過しない材質を利用することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、長時間連続して受光しても問題のないレベルまで、透過光量を抑えることが可能な材質であってもよい。
また、上記第3乃至第6の実施形態では、光プローブの回転を検出するエンコーダ部からの出力に基づいて、シャッタの開閉処理または周波数シフタの制御処理を実行することとしたが、本発明はこれに限られず、光プローブの回転指令に基づいて、シャッタの開閉処理または周波数シフタの制御処理を実行するようにしてもよい。あるいは、エンコーダ部とは別個に、光プローブの回転を検出するセンサを設け、該センサの出力に基づいてシャッタの開閉処理または周波数シフタの制御処理を実行するようにしてもよい。
[第8の実施形態]
上記第1乃至7の実施形態では、光干渉断層診断装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られず、波長掃引利用の光干渉断層診断装置に適用することもできる。以下、波長掃引利用の光干渉断層診断装置に適用した場合について説明する。
1.波長掃引利用の光干渉断層診断装置の測定原理
はじめに波長掃引利用の光干渉断層診断装置の測定原理について簡単に説明する。なお、波長掃引利用の光干渉断層診断装置は、上記第1の実施形態において説明した光干渉断層診断装置の測定原理(図1、図2)と光干渉を利用する点において基本的に同じである。そこで、ここでは光干渉断層診断装置との相違点を中心に説明する。
光干渉断層診断装置との測定原理上の相違点は光源にあり、第1にコヒーレント長が異なる。つまり、光干渉断層診断装置の光源は、コヒーレント長が10μm〜20μm程度の低干渉性光を用いるのに対して、波長掃引利用の光干渉断層診断装置の光源には、コヒーレント長が4〜10mm程度のものが用いられる。
これは、光干渉断層診断装置の場合、生体組織の深さ方向の検査範囲は、参照ミラーの可動範囲に依存するのに対して、波長掃引利用の光干渉断層診断装置の場合、生体組織の深さ方向の検査範囲は、コヒーレント長に依存するからである。そして、血管等の生体組織の深さ方向の全範囲を網羅するために、波長掃引利用の光干渉断層診断装置では、コヒーレント長の比較的長い光源が用いられる。
光源の第2の相違点は、波長掃引利用の光干渉断層診断装置の場合、異なる波長を持つ光が連続的に照射される点にある。
上記第1の実施形態にかかる光干渉断層診断装置の場合、生体組織の深さ方向の各点からの反射光の抽出は、参照ミラーの移動により実現し、測定対象の深さ方向の分解能は、照射する光のコヒーレント長に依存していた。
これに対して、波長掃引利用の光干渉断層診断装置の場合、連続的に波長を変化させた光を照射し、生体組織の深さ方向の各点からの反射光の強度は、干渉光の周波数成分の違いに基づいて行うことを特徴としている。
一般的に、掃引する光の周波数(波長の逆数)を下式(式1)に示す時間関数として考えると、干渉光の強度は下式(式2)に示す時間関数として表現できる。このとき、Δxは参照光と対象光の光路差を示し、Δfは単位時間における周波数の変化率を示すものである(A、B、Cは定数を示す)。
(式1)f(t)=fα+Δft
(式2)I(t)=A+Bcos(CΔx(fα+Δft))
式2からわかるように、干渉光強度I(t)の時間変化の周波数成分は光路差Δxと波長掃引の周波数変化Δfで表される。したがって、干渉光の周波数成分がわかれば、光路差ごとの干渉光強度がわかることになる。
これにより、1ライン分の信号を取得するのに要する時間が短くなり、また、描出深度を深くすることができる。
図15は、波長掃引利用の光干渉断層診断装置の基本原理を示す図である。同図において波長掃引光源1501は、Swept Laserである。
波長掃引光源1501より順次出力された異なる周波数を有する光は、ビームスプリッタ1504で分割され、それぞれを参照ミラー1502と測定対象1503に向かう。このとき測定対象1503側から戻ってくる反射光には、物体表面での反射光や、物体内部の浅い位置で反射した光、物体内部の深部で反射した光など様々な位置からの反射光が含まれる。
上述のように、検出器1505において、観測された干渉光を周波数分解することで、測定対象の深さ方向の特定の位置での構造情報を可視化することが可能となる。この結果、断面画像を形成することができる。
なお、波長掃引光源1501より出力される光は、コヒーレント長が4〜10mm程度あるため、測定対象の深さ方向の検査範囲が全て網羅できるため、参照ミラーを動作させる必要は無く、参照ミラー1502は一定の距離に固定して配されることとなる。
このように参照ミラーを機械的に動かす必要がないので、波長掃引利用の光干渉断層診断装置の場合、光干渉断層診断装置と比べて1ライン分の信号を取得するのに要する時間が短くなり、フレームレートを上げることができる。光干渉断層診断装置における最大フレームレートが15fr/sであるのに対し、波長掃引利用の光干渉断層診断装置のフレームレートは30〜200fr/s程度である。
そもそも光干渉断層診断装置や波長掃引利用の光干渉断層診断装置の場合、血球成分への光の吸収を避け、良好な画像を取得するために、診断時には血液を排除しなければならない。このため、フレームレートが低いと血液を排除しておく時間を長くしなければならず、臨床上好ましくない。これに対して、波長掃引利用の光干渉断層診断装置の場合、数秒間の血液排除で血管の軸方向に30mm以上の画像を取得することができるため、臨床上の問題を低減させることができるというメリットがある。
2.波長掃引利用の光干渉断層診断装置の機能構成
図16は、波長掃引利用の光干渉断層診断装置1600の機能構成を示す図である。以下、上記第1の実施形態において図4を用いて説明した光干渉断層診断装置との相違点を中心に説明する。
1608は波長掃引光源であり、Swept Laserが用いられる。Swept Laser1608は、SOA1616(semiconductor optical amplifier)とリング状に結合された光ファイバ1617とポリゴンスキャニングフィルタ(1608b)よりなる、Extended−cavity Laserの一種である。
SOA1616から出力された光が、光ファイバ1617を進み、ポリゴンスキャニングフィルタ1608bに入り、ここで波長選択された光が、SOA1616で増幅され、最終的にcoupler1614から出力される。
ポリゴンスキャニングフィルタ1608bは、光を分光する回折格子1612とポリゴンミラー1609との組み合わせで波長を選択する。回折格子1612により分光された光を2枚のレンズ(1610、1611)によりポリゴンミラー1609の表面に集光させる。これによりポリゴンミラー1609と直交する波長の光のみ同一の光路を戻り、ポリゴンスキャニングフィルタ1608bから出力されるため、ミラーを回転させることで、波長の時間掃引を行う。
ポリゴンミラー1609は、例えば、32面体のミラーが使用され、回転数が50000rpm程度である。ポリゴンミラー1609と回折格子1612とを組み合わせたユニークな波長掃引方式により、高速、高出力の波長掃引が可能である。
Coupler1614から出力されたSwept Laser1608の光は、第1のシングルモードファイバ1630の一端に入射され、先端面側に伝送される。第1のシングルモードファイバ1630は、途中の光カップラ部1640で第2のシングルモードファイバ1631に分岐されている。光カップラ部とは、1つの光信号を2つ以上の出力に分岐したり、入力された2つ以上の光信号を1つの出力に結合したりすることができる光学部品であり、波長掃引光源1608の光は、当該光カップラ部1640で2つに分岐されて伝送される。
第1のシングルモードファイバ1630の光カップラ部1640より先端側には、周波数シフタ1646、光サーキュレータ1641、ならびにシャッタ部1637が接続されている。
ここで、シャッタ部1637は、操作制御装置303からスキャナ/プルバック部302側への光の出射を制御する役割を果たす。また、光サーキュレータ1641は、3個以上のポートを有する光学部品であり、順方向に進む光を低損失で通過させる役割を果たす。
また、周波数シフタ1646は、先端面側に伝送される光の周波数をシフトする役割を果たす。一般に、同じ反射強度の光から得られる干渉信号強度は、光路差が0となる位置が最も強く、ガウス関数に従って減衰していく。ここで、第2のシングルモードファイバ1631を介して参照ミラーに伝送される光は、通常、プローブ表面から反射される光との光路差が0になるように光路長が調整されている。つまり、プローブ表面からの反射光との干渉信号の強度が最大となるように調整されており、周波数シフタ1646がない場合、干渉信号に基づいて得られる断面画像の深さ方向の画像領域は、プローブ表面を中心とした画像領域となってしまう。ここでプローブ表面を中心として±xmmが画像領域である場合、マイナス方向(生体組織の深さ方向とは反対の方向)の画像領域は、生体組織とは関係のない領域である。そこで、周波数シフタ1646を用いて、伝送される光の周波数をシフトすることで、例えば、生体組織表面を始点としたプラス方向(生体組織の深さ方向)を画像領域とすることが可能となり、有効な画像領域を拡大させることができるようになる。
図16に戻る。スキャナ/プルバック部302内には、非回転部と回転部との間を結合し、光を伝送する光ロータリジョイント1603が設けられている。
更に、光ロータリジョイント1603内の第3のシングルモードファイバ1638の先端には、光プローブ1601のコネクタ部1602が着脱自在に接続されている。これにより、光の送受信を繰り返す光プローブ1601内に挿通され回転駆動可能な第4のシングルモードファイバ1639に、波長掃引光源1608からの光が伝送される。
なお、光プローブのコネクタ部1602の着脱は、カテーテル接続検出部1636により検出され、検出結果は信号処理部1623に入力される。信号処理部1623では、入力された検出結果に基づいて、シャッタ制御部1635に対して、シャッタ部1637を制御するための開閉指令を出力し、シャッタ制御部1635では、当該開閉指令に基づいて、シャッタ部1637の動作を制御する。
シャッタ部1637が開状態のもとで伝送された光は、光プローブ1601の先端側から体腔内の生体組織側にラジアル走査しながら照射される。そして、生体組織側の表面あるいは内部で散乱した反射光の一部は光プローブ1601により取り込まれ、逆の光路を経て第1のシングルモードファイバ1630側に戻る。さらに、光サーキュレータ1641により第5のシングルモードファイバ1645側に移る。
なお、光ロータリジョイント1603の回転部側は回転駆動装置1604のラジアル走査モータ1605により回転駆動される。また、ラジアル走査モータ1605の回転角度は、エンコーダ部1606により検出される。更に、光ロータリジョイント1603は、直線駆動装置1607を備え、信号処理部1623からの指示に基づいて、カテーテル部301の挿入方向(軸方向)の動作を規定している。軸方向移動は、信号処理部1623からの制御信号に基づいて、直線駆動装置1607が動作することにより実現される。
なお、ラジアル走査モータ1605と直線駆動装置1607とは着脱可能に接続されていても、一体的に構成されていてもよい。また、直線駆動装置1607による軸方向移動は、ボールネジ等により実現することができる。
また、第2のシングルモードファイバ1631の光カップラ部1640より先端側には、参照光の光路長を微調整する光路長の可変機構1625が設けてある。
この光路長の可変機構1625は光プローブを交換して使用した場合の個々の光プローブの長さのばらつきを吸収できるように、その長さのバラツキに相当する光路長を変化させる光路長変化手段を備えている。
第2のシングルモードファイバ1631およびコリメートレンズ1626は、その光軸方向に矢印1633で示すように移動自在な1軸ステージ1632上に設けられ、光路長変化手段を形成している。
具体的には、1軸ステージ1632は光プローブ1601を交換した場合に、光プローブの光路長のバラツキを吸収できるだけの光路長の可変範囲を有する光路長変化手段を形成する。さらに、1軸ステージ1632はオフセットを調整する調整手段としての機能も備えている。例えば、光プローブ1601の先端が生体組織の表面に密着していない場合でも、1軸ステージにより光路長を微小変化させることにより、生体組織の表面位置から干渉する状態に設定することが可能となる。
光路長の可変機構1625で光路長が微調整された光は第2のシングルモードファイバ1631の途中に設けた光サーキュレータ1642により第6のシングルモードファイバ1644側に移り、光カップラ部1643で第5のシングルモードファイバ1645側から得られた光と混合されて、干渉光として光検出器(例えば、フォトダイオード1619)にて受光される。
フォトダイオード1619にて受光された干渉光は光電変換され、アンプ1620により増幅された後、復調器1621に入力される。この復調器1621では干渉した光の信号部分のみを抽出する復調処理を行い、その出力はA/D変換器1622に入力される。
A/D変換器1622では、干渉光信号を180MHzで2048ポイント分サンプリングして、1ラインのデジタルデータ(干渉光データ)を生成する。なお、サンプリング周波数を180MHzとしたのは、波長掃引の繰り返し周波数を40kHzにした場合に、波長掃引の周期(12.5μsec)の90%程度を2048点のデジタルデータとして抽出することを前提としたものであり、特にこれに限定されるものではない。
A/D変換器1622にて生成されたライン単位の干渉光データは、信号処理部1623に入力される。この信号処理部1623では干渉光データをFFT(高速フーリエ変換)により周波数分解して深さ方向のデータを生成し、これを座標変換することにより、血管内の各位置での断面画像を形成し、所定のフレームレートでLCDモニタ1627に出力する。
なお、信号処理部1623は光路長調整手段制御装置1634と接続されている。信号処理部1623は光路長調整手段制御装置1634を介して1軸ステージ1632の位置の制御を行う。また、信号処理部1623はモータ制御回路1624と接続され、断面画像を形成する際のビデオ同期信号に同期して内部のメモリに該断面画像を格納する。
また、このモータ制御回路1624のビデオ同期信号は、回転駆動装置1604にも送られ、回転駆動装置1604はビデオ同期信号に同期した駆動信号を出力する。
3.カテーテル接続検出部の構成
次にカテーテル接続検出部433の構成について説明する。図17は、カテーテル接続検出部1636の構成を説明するための図である。
図17(A)は、カテーテル接続検出部1636が取り付けられる、スキャナ/プルバック部302の先端側を示している。カテーテル接続検出部1636は、スキャナ/プルバック部302の先端側開口部1704内に取り付けられている。
なお、本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置では、カテーテル接続検出部1636として、フォトインタラプタを用いることとする。先端側開口部1704には、図17(B)に示すように、リング1702が設けられており、カテーテル部301をスキャナ/プルバック部302に接続した際に、リング1702が回転することで、フォトインタラプタ1701がこれを検知する。図17(C)は、リング1702が回転することで、フォトインタラプタ1701が、カテーテル部301の接続を検知した状態を示している。
4.シャッタ部及びシャッタ制御部の構成
次に、シャッタ部1637及びシャッタ制御部1635の構成について説明する。図18は、シャッタ部1637及びシャッタ制御部1635の概略構成を示す図である。
シャッタ制御部1635はリレー制御部1805とリレー1804とを備える。リレー制御部1805は、カテーテル接続検出部1636の検出結果に基づいて、信号処理部1623より出力された開指令/閉指令に基づいてリレー1804を動作させる。リレー1804は電源より所定の電圧が印加されており、リレー制御部1805の制御のもとで、リレー1804が開閉される。
一方、シャッタ部1637は、波長掃引光源1608の光が入射する入射口1802と、入射口1802より入射した光を光プローブ1601に対して伝送するための出射口1803と、入射口1802と出射口1803との間の光路上にて光路を遮る遮蔽体1801とを備える。
遮蔽体1801は、入射口1802と出射口1803との間の光路上にて光路を遮る閉位置(遮蔽位置)と、光路を遮らない開位置との間を矢印1806方向に回動自在に動作する。遮蔽体1801による閉位置(非遮蔽位置)と開位置との間の回動は、リレー1804の開閉動作により行われる。
なお、遮蔽体1801が閉位置にある場合には、入射口1802より入射された光は、遮蔽体1801により遮蔽されるため、出射口1803より出射されることはない。
5.シャッター開閉処理の流れ
次に、カテーテル接続検出部1636における検出結果に基づいて、シャッタ制御部1635に対して開閉指令を出力する信号処理部1623のシャッタ開閉処理の流れについて図19を用いて説明する。
波長掃引光源409が駆動を開始すると、図19に示すシャッタ開閉処理を開始する。ステップ1901では、シャッタ制御部1635に対して閉指令を出力することで、遮蔽体1801を閉位置に回動させる。これにより、波長掃引光源1608が駆動した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS1902では、カテーテル接続検出部1636からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS1902において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS1905に進み、波長掃引光源1608が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、波長掃引光源1608が駆動している場合には、ステップS1902に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
ステップS1902において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS1903に進み、シャッタ制御部1635に対して開指令を出力することで、遮蔽体1801を開位置に回動させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され診断の準備が整った際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS1904では、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS1905に進み、波長掃引光源1608が非駆動となっていないか否かを確認し、波長掃引光源1608が駆動している場合には、ステップS1902に戻る。
一方、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS1901に戻り、シャッタ制御部1635に対して閉指令を出力することで、遮蔽体1801を閉位置に回動させる。
このように、信号処理部1623では、波長掃引光源1608が駆動中はシャッタ開閉処理を実行し、カテーテル部301が接続されている間のみ測定光が出射し、カテーテル部301が非接続となると測定光が出射されないように、シャッタを開閉させる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置によれば、波長掃引光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が接続されていない場合には、測定光が外部に出射されることがなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。特に、波長掃引光源は、高速回転するポリゴンミラーの回転速度の安定化に時間がかかるので、光源を停止させないことのメリットは大きい。
[第9の実施形態]
上記第8の実施形態では、シャッタを閉位置に回動させることにより、すなわち、測定光の光路上に遮蔽体を移動させることで、測定光を遮蔽することとした。しかしながら、本発明はこれに限られず、例えば、測定光の光路を遮蔽体方向にずらすことにより、測定光の出射を行わないように構成してもよい。
1.波長掃引利用の光干渉断層診断装置の機能構成
図20は、本発明の第9の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置2000の機能構成を示す図である。上記第8の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置1600の機能構成(図16)との相違点は、シャッタ部1637の代わりに、周波数シフタ部1646をシャッタ部として機能させることで、シャッタ部1637、シャッタ制御部1635を除いて構成されている点である。
2.周波数シフタ部の構成
次に周波数シフタ部2001の構成について説明する。図21は、周波数シフタ部2001の概略構成を示す図である。
図21に示すように、周波数シフタ部2001は、波長掃引光源1608の光が入射する入射口2105と、入射口2105より入射した光2102を回折させることで、光の周波数をシフトさせる音響光学素子2101と、周波数がシフトした光2104が出射する出射口2106とを備える。
周波数シフタ部2001では、信号処理部1623よりRF信号が入力されると、音響光学素子2101では、入射口2105より入射された光2102を回折させ、出射口2106より出射させる。反対に、信号処理部1623からのRF信号が入力されない場合には、音響光学素子2101では、光の回折が起こらないため、入射口2105より入射された光2102は、出射口2106の方向へは向かわず、周波数シフタ部2001を構成するハウジング内を反射するため(2103参照)、出射口2106より出射されることはない。
このように、周波数シフタ部2001では、RF信号の有無により、入射口2105と出射口2106との間の光路を制御し、出射口2106より出射させたくない場合には、周波数シフタ部2001のハウジングを遮蔽体として機能させる。
3.周波数シフタ部の制御処理の流れ
次に、カテーテル接続検出部1636における検出結果に基づいて、周波数シフタ部2001に対して出力するRF信号を制御する信号処理部1623の制御処理の流れについて図22を用いて説明する。
波長掃引光源1608が駆動を開始すると、図22に示す制御処理を開始する。ステップ2201では、周波数シフタ部2001に対して出力するRF信号をOFFとする。これにより、波長掃引光源1608が駆動を開始した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS2202では、カテーテル接続検出部1636からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS2202において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS2205に進み、波長掃引光源1608が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、波長掃引光源1608が駆動している場合には、ステップS2202に戻り、カテーテル部301の接続を確認する。
ステップS2202において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS2203に進み、周波数シフタ部2001に対してRF信号を出力することで、入射口2105より入射した光を回折させ、出射口2106より出射させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され診断の準備が整った際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS2204では、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS2205に進み、波長掃引光源1608が非駆動となっていないか否かを監視し、波長掃引光源1608が駆動している場合には、ステップS2202に戻る。
一方、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS2201に戻り、周波数シフタ部2001に対して出力するRF信号をOFFとする。
このように、信号処理部1623では、波長掃引光源1608が駆動中は、周波数シフタ部2001の制御処理を実行し、カテーテル部301が接続されている間のみ測定光が出射し、カテーテル部301が非接続となると測定光が出射されないように、周波数シフタ部2001を制御する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置によれば、波長掃引光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が接続されていない場合には、測定光が外部に出射されることはなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
なお、本実施形態の場合、出射される測定光を調整するための周波数シフタ部を流用して測定光の出射を移動することとしているため、上記第1の実施形態のように、別途シャッタ部およびシャッタ制御部を設ける場合と比べて、装置コストを低減させることができるという付帯的効果が得られる。
[第10の実施形態]
上記第8乃至第9の実施形態では、カテーテル部が接続されている間、測定光を出射する構成としたが本発明はこれに限られない。カテーテル部が接続されてから、血管内に挿入され測定が開始されるまでの間は、光プローブが回転していないため、出射される測定光が特定の方向を照射しつづけることとなる。この結果、生体組織に何らかの影響を与えることも考えられる。
そこで、本実施形態では、カテーテル部と接続され、かつ光プローブが回転されたことを条件として、シャッタ部の開閉を制御する構成とした。以下、本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置について詳細を説明する。
1.波長掃引利用の光干渉断層診断装置の機能構成
本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置の機能構成は図16と基本的に同じであるため、ここでは説明を省略する。なお、光プローブ1601の回転の有無は、エンコーダ部1606の出力をモータ制御回路1624を介して受信した信号処理部1623にて判断するものとする。
2.シャッター開閉処理の流れ
図23は、本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。
波長掃引光源1608が駆動を開始すると、図23に示すシャッタ開閉処理を開始する。ステップS2301では、シャッタ制御部1635に対して閉指令を出力することで、遮蔽体1801を閉位置に回動させる。これにより、波長掃引光源1608が駆動を開始した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS2302では、カテーテル接続検出部1636からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS2302において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS2309に進み、波長掃引光源1608が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、波長掃引光源1608が駆動している場合には、ステップS2302に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
ステップS2302において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS2303に進み、エンコーダ部1606の出力に基づいて、光プローブ1601が回転しているか否かを判断する。ステップS2303において、光プローブ1601が回転していないと判断された場合には、ステップS2307に進み、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS2308に進み、波長掃引光源1608の駆動/非駆動を確認した後、ステップS2302に戻る。
一方、ステップS2303において、光プローブ1601が回転していると判断された場合には、ステップS2304に進み、シャッタ制御部1635に対して開指令を出力することで、遮蔽体1801を開位置に回動させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され、光プローブの回転が開始された際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS2305では、エンコーダ部1606の出力に基づいて、光プローブ1601の回転が停止したか否かを判断する。ステップS2305において、光プローブ1601が回転していないと判断された場合には、ステップS2306に進み、シャッタ制御部1635に対して閉指令を出力することで、遮蔽体1801を閉位置に回動させる。
ステップS2307では、カテーテル部301が非接続となっていないか否かを判断する。ステップS2307において、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS2302に戻り、カテーテル部301が接続されるのを監視する。
一方、ステップS2307において、カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS2308において、波長掃引光源1608の駆動/非駆動を確認した後、ステップS2302に戻る。
このように、信号処理部1623では、波長掃引光源1608が駆動中は、シャッタ開閉処理を実行し、カテーテル部301が接続され、かつ光プローブが回転している間のみ測定光を出射し、カテーテル部301が接続されているが、光プローブが回転していない場合や、カテーテル部301が接続されていない場合には、測定光が出射しないように、シャッタを開閉させる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置によれば、波長掃引光源が駆動された場合であっても、かつカテーテル部が接続され、光プローブが回転している状態でなければ、測定光が出射されることはなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
[第11の実施形態]
上記第10の実施形態では、カテーテル部が接続され、光プローブが回転中の場合に、シャッタを開き測定光を出射する構成としたが、本発明はこれに限定されず、上記第9の実施形態同様、当該状態のもとで、周波数シフタの動作を制御するように構成しても良い。
1.波長掃引利用の光干渉断層診断装置の機能構成
本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置の機能構成は図16と基本的に同じであるため、ここでは説明を省略する。なお、光プローブ1601の回転の有無は、エンコーダ部1606の出力をモータ制御回路425を介して受信した信号処理部1623にて判断するものとする。
2.周波数シフタの制御処理の流れ
図24は、本実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置における周波数シフタ部2001の制御処理の流れを示すフローチャートである。
波長掃引光源1608が駆動を開始すると、図24に示す制御処理を開始する。ステップ2401では、周波数シフタ部2001に対して出力するRF信号をOFFとする。これにより、波長掃引光源1608が駆動を開始した場合でも、操作制御装置303より光が出射することはない。
ステップS2402では、カテーテル接続検出部1636からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS2402において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS2408に進み、波長掃引光源1608が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、波長掃引光源1608が駆動している場合には、ステップS2402に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
ステップS2402において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS2403に進み、エンコーダ部1606の出力に基づいて、光プローブ1601が回転しているか否かを判断する。ステップS2403において、光プローブ1601が回転していないと判断された場合には、ステップS2407に進み、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS2408に進み、波長掃引光源1608の駆動/非駆動を確認した後、ステップS2402に戻る。
一方、ステップS2403において、光プローブ1601が回転していると判断された場合には、ステップS2404に進み、周波数シフタ部2001に対してRF信号を出力することで、入射口2105より入射した光を回折させ、出射口2106より出射させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され、光プローブの回転が開始された際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS2405では、エンコーダ部1606の出力に基づいて、光プローブ1601の回転が停止したか否かを判断する。ステップS2405において、光プローブ1601が回転していないと判断された場合には、ステップS2406に進み、周波数シフタ部2001に対して出力するRF信号をOFFとする。
ステップS2407では、カテーテル部301が非接続となっていないか否かを判断する。ステップS2407において、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS2402に戻り、カテーテル部301が接続されるのを監視する。
一方、ステップS2407において、カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS2408において、波長掃引光源1608の駆動/非駆動を確認した後、ステップS2402に戻る。
このように、信号処理部1623では、波長掃引光源1608が駆動中は、周波数シフタ部2001の制御処理を実行し、カテーテル部301が接続され、かつ光プローブが回転している間のみ測定光を出射し、カテーテル部301が接続されているが、光プローブが回転していない場合や、カテーテル部301が接続されていない場合には、測定光が出射されないように、周波数シフタ部2001を制御する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置によれば、波長掃引光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が接続され、かつ光プローブが回転している状態でなければ、測定光が外部に出射されることはなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
[第12の実施形態]
上記第10及び第11の実施形態では、カテーテルが接続された場合でも、光プローブが回転を開始するまでは、出射された測定光が特定の範囲を長時間照射する可能性があることに鑑みて、測定光が外部に出射されることがないように制御することとした。
しかしながら、本発明はこれに限られず、例えば、カテーテルが接続され、光プローブが回転するまでの間であっても、短時間の照射であれば、人体への影響はないことから、測定光の出射する時間を制限して、シャッターの開閉処理または周波数シフタ部の制御処理を行うようにしてもよい。
図25は、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図25に示すフローチャートにおける各工程の処理のうち、図23に示すフローチャートにおける各工程の処理と同様の処理については、同一の参照番号を付すこととし、ここでは、説明を省略する。以下では、図23のフローチャートと相違する工程について説明する。
ステップS2303において、光プローブ1601が回転していないと判断された場合には、ステップS2501に進む。ステップS2501では、信号処理部1623が出射指示を受け付けたか否かを判断する。光プローブ1601が非回転の状態における出射指示とは、例えば、操作者が手動で出射指示を入力し、信号処理部1623がこれを認識した場合等をいう。
ステップS2501において、出射指示がないと判断された場合には、ステップS2307に進む。一方、ステップS2501において、出射指示があると判断された場合には、ステップS2502に進み、シャッタ制御部1635に対して開指令を出力することで、遮蔽体1801を開位置に回動させる。さらに、予め定められた時間経過後、シャッタ制御部1635に対して閉指令を出力することで、遮蔽体1801を閉位置に回動させる。
これにより、カテーテル部301が接続された状態では、光プローブ1601が回転していない場合でも、操作者の指示のもと、予め定められた時間に限って、測定光を出射することが可能となる。
なお、本実施形態では、シャッタ部1637を制御する場合について説明したが、周波数シフタ部2001を制御する場合についても同様の処理を実行することができる。
[第13の実施形態]
上記第8及び第9の実施形態では、カテーテルが接続されるまでは、測定光が出射されることがないように制御され、カテーテルが接続された後は、測定光が出射されるよう制御する構成とし、上記第10及び第11の実施形態では、更に、カテーテルが接続されていても光プローブが回転するまでは、測定光が出射されることがないように制御され、光プローブが回転中のみ、測定光が出射されるよう制御するに構成としたが、本発明はこれに限定されない。
一般に、カテーテルが非接続の状態で、スキャナ及びプルバック部302の先端部から出射される測定光は、散乱しているため、人体に長時間照射されても問題にならない場合が多い。これに対して、カテーテルを接続することで、光プローブ先端から出射される光は、レンズにより集光されるため、人体に長時間照射された場合に、何らかの影響が生じる可能性が高い。
そこで、本実施形態では、カテーテルが接続されるまでは、測定光が出射され、カテーテルが接続されてから、光プローブが回転を開始するまでの間は、測定光が出射されないように制御する構成とした。以下、本実施形態にかかるシャッタ開閉処理ならびに周波数シフタの制御処理の流れについて説明する。
図26は、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。
波長掃引光源1608が駆動を開始すると、図26に示すシャッタ開閉処理を開始する。ステップS2601では、シャッタ制御部1635に対して開指令を出力することで、遮蔽体1801を開位置に回動させる。
ステップS2602では、カテーテル接続検出部1636からの検出結果に基づいて、カテーテル部301が接続されたか否かを判断する。ステップS2602において、カテーテル部301が接続されていないと判断された場合には、ステップS2609に進み、波長掃引光源1608が非駆動となっていないか否かを確認し、非駆動となっていた場合には、処理を終了する。一方、波長掃引光源1608が駆動している場合には、ステップS2602に戻り、カテーテル部301の接続を監視する。
ステップS2602において、カテーテル部301が接続されたと判断された場合には、ステップS2603に進み、シャッタ制御部1635に対して閉指令を出力することで、遮蔽体1801を閉位置に回動させる。これにより、カテーテル部301が接続された後は、光プローブ1601が回動するまで、測定光が出射されることはない。
ステップS2604では、エンコーダ部1606の出力に基づいて、光プローブ1601が回転しているか否かを判断する。ステップS2604において、光プローブ1601が回転していないと判断された場合には、ステップS2608に進み、カテーテル部301が非接続となっていないかを判断する。カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS2609に進み、波長掃引光源1608の駆動/非駆動を確認した後、ステップS2602に戻る。
一方、ステップS2604において、光プローブ1601が回転していると判断された場合には、ステップS2605に進み、シャッタ制御部1635に対して開指令を出力することで、遮蔽体1801を開位置に回動させる。これにより、カテーテル部301より、測定光が出射される。つまり、カテーテル部301がスキャナ/プルバック部302に接続され、光プローブの回転が開始された際には、測定光が出射されている状態となっている。
ステップS2606では、エンコーダ部1606の出力に基づいて、光プローブ1601の回転が停止したか否かを判断する。ステップS2606において、光プローブ1601が回転していないと判断された場合には、ステップS2607に進み、シャッタ制御部1635に対して閉指令を出力することで、遮蔽体1801を閉位置に回動させる。
ステップS2608では、カテーテル部301が非接続となっていないか否かを判断する。ステップS2608において、カテーテル部301が非接続となっていると判断された場合には、ステップS2602に戻り、カテーテル部301が接続されるのを監視する。
一方、ステップS2608において、カテーテル部301が非接続となっていないと判断された場合には、ステップS2609において、波長掃引光源1608の駆動/非駆動を確認した後、ステップS2602に戻る。
このように、信号処理部1623では、波長掃引光源1608が駆動中は、シャッタ開閉処理を実行し、カテーテル部301が非接続の間、ならびにカテーテル部301が接続されかつ光プローブが回転している間のみ測定光が出射し、カテーテル部301が接続されているが、光プローブが回転していない場合には、測定光が出射されないように、シャッタを開閉させる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる光干渉断層診断装置によれば、波長掃引光源が駆動された場合であっても、カテーテル部が非接続の状態またはカテーテル部が接続され、かつ光プローブが回転している状態でなければ、測定光が出射されることはなくなり、診断の前後における測定光の受光を回避することが可能となる。
なお、本実施形態では、シャッタ部1637を制御する場合について説明したが、周波数シフタ部2001を制御する場合も同様の処理を実行することができる。
[第14の実施形態]
上記第8乃至第13の実施形態では、遮蔽体として、測定光を透過しない材質を利用することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、長時間連続して受光しても問題のないレベルまで、透過光量を抑えることが可能な材質であってもよい。
また、上記第10乃至第13の実施形態では、光プローブの回転を検出するエンコーダ部からの出力に基づいて、シャッタの開閉処理または周波数シフタの制御処理を実行することとしたが、本発明はこれに限られず、光プローブの回転指令に基づいて、シャッタの開閉処理または周波数シフタの制御処理を実行するようにしてもよい。あるいは、エンコーダ部とは別個に、光プローブの回転を検出するセンサを設け、該センサの出力に基づいて周シャッタの開閉処理または周波数シフタの制御処理を実行するようにしてもよい。
光干渉断層診断装置の測定原理を説明するための図である。 光干渉断層診断装置の基本原理を説明するための図である。 光干渉断層診断装置の外観構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる光干渉断層診断装置300の機能構成を示す図である。 カテーテル接続検出部433の構成を説明するための図である。 シャッタ部432及びシャッタ制御部434の概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる光干渉断層診断装置300のシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる光干渉断層診断装置800の機能構成を示す図である。 周波数シフタ部801の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる光干渉断層診断装置における周波数シフタ部801の制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態にかかる光干渉断層診断装置における周波数シフタ部801の制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第6の実施形態にかかる光干渉断層診断装置におけるシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第8の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置の基本原理を示す図である。 本発明の第8の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置の機能構成を示す図である。 カテーテル接続検出部1636の構成を説明するための図である。 シャッタ部1637及びシャッタ制御部1635の概略構成を示す図である。 本発明の第8の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置1600のシャッタ開閉処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第9の実施形態にかかる光干渉断層診断装置2000の機能構成を示す図である。 周波数シフタ部2001の概略構成を示す図である。 本発明の第9の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置2000の周波数シフタ部2001の制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第10の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置のシャッタ制御処理の制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第11の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置の周波数シフタ部2001の制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第12の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置のシャッタ制御処理の制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第13の実施形態にかかる波長掃引利用の光干渉断層診断装置のシャッタ制御処理の制御処理の流れを示すフローチャートである。

Claims (13)

  1. 光の送受信を繰り返すプローブを接続し、該プローブを体腔内において回転走査させることで、該プローブより体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を形成・出力する画像診断装置であって、
    前記プローブに伝送される光を遮蔽する遮蔽手段と、
    前記プローブが接続されたか否かを検知する接続検知手段と、
    前記プローブの回転を検知する回転検知手段と、
    前記接続検知手段が、前記プローブが接続されたことを検知した場合であって、前記回転検知手段が、前記プローブが回転中であることを検知した場合に、前記プローブに対して光が伝送されるように、前記遮蔽手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像診断装置。
  2. 前記遮蔽手段は、
    遮蔽体を非遮蔽位置から遮蔽位置に移動させることで、前記プローブに伝送される光の光路を遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 前記遮蔽手段は、
    予め配された遮蔽体に照射されるように前記プローブに伝送される光の光路を変更することで、前記プローブに伝送される光を遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  4. 前記遮蔽手段は周波数シフタであり、該周波数シフタは、
    前記遮蔽体として機能するハウジングと、該ハウジングの入射口より入射された光を回折させ、該ハウジングの出射口より出射する音響光学素子とを備え、
    該音響光学素子にRF信号が入力された場合に、該入射された光を回折させることで出射口から出射し、該RF信号が入力されなかった場合に、該入射された光を該ハウジングに向けて照射させることで、前記プローブに伝送される光を遮蔽することを特徴とする請求項3に記載の画像診断装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記接続検知手段が、前記プローブが接続されたことを検知した場合であって、前記回転検知手段が、前記プローブが回転していないことを検知した場合に、前記プローブに対して予め定められた時間、光が伝送されるように、前記遮蔽手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記接続検知手段が、前記プローブが接続されたことを検知した場合に、前記プローブに対して伝送される光を遮蔽するように前記遮蔽手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  7. 前記プローブは光干渉レーザ光を出力する光源に接続されることを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  8. 前記プローブは波長掃引レーザ光を出力する光源に接続されることを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  9. 光の送受信を繰り返すプローブを接続し、該プローブを体腔内において回転走査させることで、該プローブより体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を形成・出力する画像診断装置の作動方法であって、
    前記画像診断装置が、
    前記プローブが接続されたか否かを検知する接続検知工程と、
    前記プローブの回転を検知する回転検知工程と、
    前記接続検知工程において、前記プローブが接続されたことが検知された場合であって、前記回転検知工程において、前記プローブが回転中であることが検知された場合に、前記プローブに対して光が伝送されるように、前記プローブに伝送される光を遮蔽する遮蔽手段を制御する制御工程と
    実行することを特徴とする画像診断装置の作動方法
  10. 光の送受信を繰り返すプローブを接続し、該プローブを体腔内において回転走査させることで、該プローブより体腔内での反射光を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を形成・出力する画像診断装置のコンピュータが
    前記プローブが接続されたか否かを検知する接続検知工程と、
    前記プローブの回転を検知する回転検知工程と、
    前記接続検知工程において、前記プローブが接続されたことが検知された場合であって、前記回転検知工程において、前記プローブが回転中であることが検知された場合に、前記プローブに対して光が伝送されるように、前記プローブに伝送される光を遮蔽する遮蔽手段を制御する制御工程と
    を実行することを特徴とするプログラム
  11. 請求項10に記載プログラムを格納した記憶媒体。
  12. 光の送受信を繰り返すプローブと、該プローブを接続し、該プローブを体腔内において回転走査させることで該プローブより体腔内での光反射を取得し、該取得した反射光に基づいて該体腔内の断面画像を形成、出力する画像診断装置であって、
    前記プローブに伝達される光を分岐する第一の分岐部と、
    前記第一の分岐部によりサンプル側に分岐したサンプル光路と、
    前記第一の分岐部によりリファレンス側に分岐したリファレンス光路と、
    前記サンプル光路側に配置された周波数をシフトさせる周波数シフタと、
    前記周波数シフタを制御する制御部と、を備え、
    前記周波数シフタは、前記プローブが接続されたことを検知した場合であって、かつ、前記プローブが回転中であることを検知した場合に、前記サンプル光路に光が伝送されるように、前記制御部からの制御信号に応じて、周波数シフトモードと光遮断モードと切り換ることを特徴とする画像診断装置。
  13. 前記サンプル光路上に、前記サンプルからの反射光を光検出部へ分岐する第2の分岐部を更に備え、前記周波数シフタが前記第一の分岐部と第2の分岐部の間に存在することを特徴とする請求項12に記載の画像診断装置。
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