JP5153522B2 - アンテナ装置、及びアレーアンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、平面アンテナの一種であるマイクロストリップアンテナを構成するアンテナ装置、及びアレーアンテナ装置に関する。
平面アンテナの代表例であるマイクロストリップアンテナは、通常の設計では一般的に狭帯域であり、その比帯域幅は数%程度である。このようなマイクロストリップアンテナの広帯域化手法としては、基板の誘電体部の厚さを厚くする方法や、無給電素子を用いる方法が知られている。しかしながら、これらの方法では、アンテナの厚みが増してしまうほか、無給電素子の配置が制限されるような場合には、適用ができないという問題がある。
これに対して、例えば特許文献1に示すような従来のアンテナ装置では、誘導性インピーダンスをなすショートスタブと、容量性インピーダンスをなすオープンスタブとが給電プローブに接続されている。そして、これらのスタブで構成される直列共振回路を介して放射導体が励振されることによって、動作周波数帯域が広帯域化される。
特開2008−66838号公報
特許文献1に示すような従来のアンテナ装置では、給電プローブ上を流れる電流から不要放射として放射される電波が存在する。このため、アンテナの厚さが増し給電プローブの長さが長くなるに従って、放射導体の共振方向に垂直な面であるH面において、電界成分の交差偏波が大きくなり、その交差偏波によって放射特性が低下するという問題があった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、動作周波数帯域の広帯域化を図りつつ、H面での交差偏波を低減させることができるアンテナ装置、及びアレーアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るアンテナ装置は、マイクロストリップアンテナを構成するものであって、一対の電路を有する給電線路、一対の電路の一方に電気的に接続された地導体、地導体から間隔をおいて対向配置された放射導体、一端部が一対の電路の他方に電気的に接続され、他端部が地導体から放射導体へ向けて突出する給電プローブ、放射導体から間隔をおいて対向配置され、一端部が給電プローブに近接して配置され、他端部が放射導体に接続され、放射導体との間でショートスタブを形成する第1スタブ形成導体、及び第1スタブ形成導体の一端部から間隔をおいて対向配置され、一端部が給電プローブの他端部に接続され、第1スタブ形成導体の一端部との間でオープンスタブを形成する第2スタブ形成導体を備え、第1スタブ形成導体の他端部と給電プローブとの距離が第1スタブ形成導体の全長よりも短くなるように第1スタブ形成導体が折り曲げられ、第1スタブ形成導体の他端部が給電プローブに近接して配置されているものである。

この発明のアンテナ装置によれば、ショートスタブ及びオープンスタブによる直列共振回路によって動作周波数帯域が広帯域化され、また、第1スタブ形成導体の他端部がその一端部から間隔をおいて、給電プローブに近接して配置されているので、給電プローブに流れる電流による放射が、第1スタブ形成導体の他端部における放射導体との接続箇所に流れる電流による放射によって打ち消されて、給電プローブからの不要放射が抑えられることにより、H面での交差偏波を低減させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。
図1,2において、アンテナ装置100は、マイクロストリップアンテナである。また、アンテナ装置100は、地導体1、放射導体2、第1スタブ形成導体(第1の導体)3、第2スタブ形成導体(第2の導体)4、給電プローブ5、給電線路としての同軸線路6、及び短絡導体7を有している。地導体1は、有限の大きさをもつ導体である。また、地導体1の形状は、例えば矩形である。
地導体1、放射導体2、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4は、図2に示すように、地導体1、放射導体2、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4の順に、相互に間隔をおいて配置されている。また、放射導体2、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4は、それぞれ地導体1に対して略平行に配置されている。
放射導体2は、板状の導体である。また、放射導体2の形状は、例えば円形である。放射導体2には、開口2aが設けられている。さらに、放射導体2は、地導体1に対向している。第1スタブ形成導体3は、板状の導体である。また、第1スタブ形成導体3は、放射導体2に対向している。さらに、第1スタブ形成導体3は、一部が途切れた略ロ字状に折り曲げられ、ロ字第1辺部3a、ロ字第2辺部3b、ロ字第3辺部3c及びロ字第4辺部3dを有している。
ロ字第1辺部3aには、第1スタブ形成導体3の一端部が配置されている。ロ字第4辺部3dには、第1スタブ形成導体3の他端部が配置されている。第1スタブ形成導体3の他端部は、短絡導体7を介して、放射導体2に短絡接続されている。第2スタブ形成導体4は、短冊状の導体である。また、第2スタブ形成導体4は、第1スタブ形成導体3のロ字第1辺部3aに対向している。
給電プローブ5の形状は、棒状である。給電プローブ5は、地導体1から放射導体2へ向けて突出するように配置されている。また、給電プローブ5は、開口2a、及び第1スタブ形成導体3の一端部と他端部との間の箇所を貫通している。給電プローブ5の上端部は、第2スタブ形成導体4の一端部と電気的に接続されている。
同軸線路6は、一対の電路としての内導体6a及び外導体6bを有している。同軸線路6の内導体6aは、給電プローブ5の下端部に電気的に接続されている。同軸線路6の外導体6bは、地導体1に電気的に接続されている。ここで、第1スタブ形成導体3の他端部における放射導体2との接続箇所、即ち短絡導体7は、給電プローブ5との間の間隔が第1スタブ形成導体3の全長よりも短くなるように、給電プローブ5に近接して配置されている。
次に、動作について説明する。ここでは、同軸線路6に交流電源(図示せず)が接続されているものとして説明する。交流電源から出力された交流信号は、同軸線路6の内導体6aに(+)(プラス)電荷、外導体6bに(−)(マイナス)電荷を配して同軸線路6上を伝わり、地導体1と同軸線路6の外導体6bとの接続箇所に到達する。そして、内導体6a上を移動した(+)電荷は給電プローブ5に流入し、同軸線路6の外導体6bを移動した(−)電荷は地導体1に流入する。即ち、この動作は、地導体1と給電プローブ5との間に電圧が印加されることに相当する。
また、給電プローブ5に流入した(+)電荷は、第2スタブ形成導体4に達する。第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4との間の間隔が信号波の波長に比べて小さい場合には、第2スタブ形成導体4上の(+)電荷のクーロン引力によって、第1スタブ形成導体3に(−)電荷が誘起される。ここで、同軸線路6に流れる信号が交流であるため、電荷の極性は交流信号の周波数に応じて周期的に変化する。そして、第1スタブ形成導体3には、交流周波数によって電荷の移動が生じるので、第1スタブ形成導体3には高周波電流が流れる。
このように、第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4とは、高周波的に互いに容量結合する。この第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4との等価容量は、静電容量として算出する場合には、次の(1)式に示すような関係となる。
Figure 0005153522
但し、Sは、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4のいずれか一方のその他方に対する対向箇所の面積である。dは、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4間の間隔である。εは、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4間の誘電率である。
一方、第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4とは、先端開放の伝送線路、即ちオープンスタブとして動作するもの考えることができる。第2スタブ形成導体4の長さをLOSとすると、オープンスタブのインピーダンスZOSは、次の(2)式で表される。
Figure 0005153522
但し、Z_OSは、オープンスタブ(先端開放の伝送線路)の特性インピーダンスである。また、Z_OSは、第2スタブ形成導体4の幅WOS、第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4との間の間隔tOS、及び第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4との間の比誘電率εr3によって決定される。λは、使用周波数に対する実効波長である。
第2スタブ形成導体4の長さLOSは、次の(3)式で表される。また、この(3)式を満たすとき、この伝送線路は、容量性インピーダンスとなる。
Figure 0005153522
但し、nは0以上の整数である。
第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4との結合と同様に、第1スタブ形成導体3に電荷移動が生じた場合、この電荷移動に応じて放射導体2上の第1スタブ形成導体3と近接した部分にも、電荷移動が生じて電流が流れる。この場合、第1スタブ形成導体3と放射導体2に流れる電流とは、互いに逆位相になる。このため、第1スタブ形成導体3と放射導体2とは、第1スタブ形成導体3の先端が短絡導体7で短絡されたショートスタブとして動作する。
第1スタブ形成導体3の長さをLSSとすると、ショートスタブのインピーダンスZSSは、次の(4)式で表される。
Figure 0005153522
但し、Z_SSは、ショートスタブの特性インピーダンスである。また、Z_SSは、第1スタブ形成導体3の幅WSS、放射導体2と第1スタブ形成導体3との間の間隔tSS、及び放射導体2と第1スタブ形成導体3との間の比誘電率εr2によって決定される。λは、使用周波数に対する実効波長である。
また、第1スタブ形成導体3の長さLSSが、次の(5)式を満たすとき、このショートスタブは誘導性インピーダンスとなる。
Figure 0005153522
以上のことから、図1,2に示すアンテナ装置100は、図3に示すような等価回路となる。図3において、Zは、マイクロストリップアンテナのインピーダンスである。Lは、給電プローブ5が有するインダクタンスである。Lは、ショートスタブの誘導性インピーダンスである。Cは、オープンスタブの容量性インピーダンスである。従って、オープンスタブ及びショートスタブを有するアンテナ装置100は、並列共振特性をもつマイクロストリップアンテナに直列共振回路を接続した構成と等価であるため、アンテナ装置100の動作周波数帯域が広帯域化される。
このとき、直列共振回路の共振周波数とアンテナ装置100の共振周波数とは、ほぼ等しくなる。また、直列共振回路のインピーダンスは、共振周波数近傍では略短絡状態となるから、図3の回路における点aと点dとを通る電流は、同位相となる。ここで、図3の回路における点aから点dの位置を、図2のアンテナ装置100の断面図上に示すと図4に示すようになる。
つまり、給電プローブ5上を流れる電流の向きと短絡導体7上を流れる電流の向きとは、図4の点線矢示A,Bのように、互いに逆向きとなる。従って、第1スタブ形成導体3の他端部は、その一端部(即ち第2スタブ形成導体4との対向箇所)から間隔をおいて、給電プローブ5に近接して配置されている。また、第1スタブ形成導体3の一端部及び他端部は、給電プローブ5及び開口2aを挟むように互いに反対側に配置されている。
ここで、給電プローブ5によって励振されるマイクロストリップアンテナでは、給電プローブ上を流れる電流からの不要放射によって、H面(放射導体2の共振方向に垂直な面)において交差偏波が生じる。この交差偏波に対して、アンテナ装置100では、第1スタブ形成導体3の他端部における放射導体2との接続箇所は、給電プローブ5との間の間隔が第1スタブ形成導体3の全長よりも短くなるように、給電プローブ5に近接して配置されており、これらを流れる電流は互いに逆向きである。これによって、給電プローブ5からの放射される電波と短絡導体7から放射される電波とが、互いに打ち消し合う。
次に、アンテナ装置100の動作を確認するため、電磁界及びアンテナ解析において広く用いられているFDTD(Finite Difference Time Domain)法によって、アンテナ装置100の特性を数値計算した結果について説明する。図5は、図1のアンテナ装置100の給電プローブ5及び短絡導体7上を流れる電流の分布を示すグラフである。
なお、図5の横軸は、給電プローブ5又は短絡導体7の長さ方向(図2の上下方向)の位置を示す。また、図5の縦軸は、ある瞬間の電流位相を示す。また、計算した周波数は、アンテナの動作周波数帯域の中心周波数f、上端周波数f、及び下端周波数fである。さらに、下端周波数f及び上端周波数fは、中心周波数fで規格化した場合には、それぞれf=0.976f、f=1.041fとなる。また、電流位相は、電流が+Z方向に流れる場合を正としている。図5(a),(b)に示すように、いずれの周波数においても給電プローブ5及び短絡導体7上を流れる電流の向きは、互いに逆向きとなっていることがわかる。
次に、アンテナ装置100の放射パターンについて説明する。図6は、スタブ構造を持たない場合のマイクロストリップアンテナの放射パターンの解析結果を示すグラフである。図7は、図1のアンテナ装置100の放射パターンの解析結果を示すグラフである。なお、図6及び図7のθは、+z軸からxy平面に向かう回転角であり、図6及び図7のφは、+X軸からy軸に向かう回転角である。
また、図6(a)及び図7(a)は、アンテナの動作周波数帯域の下端周波数fについての放射パターンを示す。さらに、図6(b)及び図7(b)は、アンテナの動作周波数帯域の中心周波数fについての放射パターンを示す。また、図6(c)及び図7(c)は、アンテナの動作周波数帯域の上端周波数fについての放射パターンを示す。
スタブ構造を持たない場合のマイクロストリップアンテナでは、図6(a)のEφに示すように、H面(y−z面、放射導体2の共振方向に垂直な面)において、−18dBi程度の交差偏波が生じていることがわかる。これに対して、図1のアンテナ装置100のH面の交差偏波は、図7(a)のEφに示すように、−22dBi以下に抑えられており、交差偏波低減の効果が確認できる。
上記のようなアンテナ装置では、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4によってショートスタブ及びオープンスタブが形成され、それらのショートスタブ及びオープンスタブによる直列共振回路によって動作周波数帯域が広帯域化される。また、第1スタブ形成導体3の他端部がその一端部から間隔をおいて、給電プローブ5に近接して配置されている。この構成により、給電プローブ5に流れる電流による放射が第1スタブ形成導体3の他端部における放射導体2との接続箇所(即ち短絡導体7)に流れる電流による放射のよって打ち消されて、給電プローブ5からの不要放射が抑えられることにより、H面での交差偏波を低減させることができる。
なお、実施の形態1では、地導体1、放射導体2、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4の支持関係を特に示していないが、地導体1、放射導体2、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4のそれぞれの間に誘電体を介在(充填)させて、その誘電体によって、地導体1から放射導体2、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4が支持されていてもよい。ここで、地導体1と放射導体2との間の箇所には、誘電体に代えて、絶縁体を用いることもできる。
また、地導体1、放射導体2、第1スタブ形成導体3、第2スタブ形成導体4のそれぞれの間に介在されている誘電体の比誘電率が、各所で異なる値であってもよい。例えば、地導体1と放射導体2との間に設けられた誘電体の比誘電率と、放射導体2と第1スタブ形成導体3との間に設けられた比誘電率とが、互いに異なる値であってもよい。
ここで、以上のように誘電体を用いる場合、誘電体多層基板に導体パターンをエッチングする方法、樹脂成形品と板金を組み合わせる方法、又は樹脂成形品にメッキを施す方法等を用いて、アンテナ装置100を製造することができ、アンテナ装置100を容易に製造可能となる。また、アンテナ装置100に誘電体基板を用いる場合、短絡導体7に代えてスルーホールを用いてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1のアンテナ装置100では、先の図2に示すように、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4が、放射導体2における地導体1の反対側に配置されていた。これに対して、実施の形態2のアンテナ装置200では、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4が、地導体1と放射導体2との間に配置されている。
図8は、この発明の実施の形態2によるアンテナ装置の一部を示す断面図である。図8において、実施の形態2のアンテナ装置200では、地導体1、放射導体2、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4は、地導体1、第2スタブ形成導体4、第1スタブ形成導体3及び放射導体2の順に配置されている。
このような構成において、放射導体2及び第1スタブ形成導体3間のインピーダンスは、先の(4)式で与えられるショートスタブとして作用する。また、第1スタブ形成導体3及び第2スタブ形成導体4間のインピーダンスは、先の(2)式で与えられるオープンスタブとして作用する。つまり、アンテナ装置200の動作周波数帯域は、実施の形態1のアンテナ装置100の動作周波数帯域と同様となる。
ここで、第2スタブ形成導体4と地導体1とが電気的に結合しないように、第2スタブ形成導体4と地導体1との間の間隔t、第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4との間の間隔tOS、使用周波数、第2スタブ形成導体4と地導体1との間の比誘電率εr_g、及び第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4との間の比誘電率εr3等を選定することによって、実施の形態2におけるアンテナ装置200の等価回路が先の図3に示す回路と実質的に同様のものとなる。
従って、このような構成としても、給電プローブ5を流れる電流の向きと、短絡導体7を流れる電流の向きとは、互いに逆向きとなる。この結果、給電プローブ5と短絡導体7は近接して配置されているため、給電プローブ5から放射される電波と短絡導体7から放射される電波とが互いに打ち消し合う。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のようなアンテナ装置では、実施の形態1における第1スタブ形成導体3と第2スタブ形成導体4とを相互に入れ替えた場合であっても、給電プローブ5に流れる電流による放射と、短絡導体7に流れる電流による放射とが互いに打ち消し合うことにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。これとともに、実施の形態1のものよりも薄型にすることができる。
実施の形態3.
実施の形態1のアンテナ装置100では、放射導体2から電磁波が直接的に放射された。これに対して、実施の形態3のアンテナ装置300では、無給電素子8を介して、放射導体2から電磁波が放射される。
図9は、この発明の実施の形態3よるアンテナ装置の一部を示す断面図である。図9において、実施の形態3のアンテナ装置300は、無給電素子8をさらに有している。無給電素子8は、放射導体2から放射される動作周波数帯の中心周波数近傍で共振する電気長に予め設定されている。また、無給電素子8は、放射導体2と電磁結合して複共振を生じる位置に配置されている。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
ここで、一般的に、無給電素子が設けられたマイクロストリップアンテナでは、放射導体である励振素子と無給電素子との結合によって複共振特性が得られる。また、無給電素子の形状、及び励振素子と無給電素子との位置関係を適切に選定することによって、動作周波数帯域を広帯域化できることが知られている。
上記のようなアンテナ装置では、ショートスタブ及びオープンスタブが伝送線路であって、それらの伝送線路からの電波放射(不要放射)はほとんどないことから無給電素子8と放射導体2との電磁結合への影響は生じない。これにより、給電プローブ5からのH面での交差偏波をさせることができるとともに、実施の形態1のものよりも、動作周波数帯域を広帯域化することができる。
なお、実施の形態3では、無給電素子8が放射導体2における地導体1の反対側に配置されていた。しかしながら、この例に限定されるものではなく、無給電素子8が、放射導体2と電磁結合し複共振特性が得られるように配置してもよい。例えば、地導体1と放射導体2との間の箇所や、放射導体2に水平方向に隣接した箇所(図9の左側や右側)等に無給電素子8を配置してもよい。
また、実施の形態3のアンテナ装置300は、実施の形態1のアンテナ装置100に無給電素子8を追加した構成であった。しかしながら、この例に限定されるものではなく、実施の形態2のアンテナ装置200に無給電素子8を追加した構成としてもよい。
実施の形態4.
実施の形態4のアンテナ装置400では、先の実施の形態1〜3の放射導体2に代えて、共振方向の長さ寸法(直径)が放射導体2の約半分の放射導体12が用いられる。図10は、この発明の実施の形態4によるアンテナ装置の一部を示す断面図である。図10において、アンテナ装置400は、いわゆるショートパッチアンテナを構成している。また、放射導体12の外周の一部(一端部)と地導体1との間は、短絡導体13によって短絡接続されている。
ここで、一般的なマイクロストリップアンテナにおいて、放射導体上の電流は、共振方向の両端で0になる。そして、放射導体が信号波の約1/2波長で共振して、放射導体上に定在波の電流が現れているときには、放射導体の中央で電流が最大になることは、一般的に良く知られている。また、定在波では電圧の位相が電流の位相と90度ずれている。これにより、放射導体の共振方向の中央の電界は0となる。
従って、放射導体の中央で放射導体と地導体を短絡して放射導体の大きさを半分にしても、マイクロストリップアンテナ内部の電磁界分布は変わらない。この原理を利用して放射導体の共振方向の長さを信号波の約1/4波長に対応させて小型化したものがショートパッチアンテナであり、この実施の形態4のアンテナ装置400がこれに該当する。また、ショートパッチアンテナのインピーダンス特性も、通常のマイクロストリップアンテナと同様に並列共振特性となるので、アンテナ装置400の等価回路も先の図3に示す回路と同様のものとなる。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のようなアンテナ装置400では、共振方向の長さ寸法が実施の形態1における放射導体2の約半分の放射導体12が用いられているので、実施の形態1のものに比べて放射導体2の共振方向の長さを半分にできるとともに、地導体1も小さくすることができる。この結果、アンテナ装置400のサイズを、実施の形態1のアンテナ装置100の約半分に小型化することができる。
なお、実施の形態4のアンテナ装置400は、実施の形態1のアンテナ装置100の放射導体2を放射導体12に代えた構成であった。しかしながら、2点給電方式のアンテナ装置400の構成は、この例に限定されるものではなく、実施の形態2又は実施の形態3のアンテナ装置200,300の放射導体2を放射導体12に代えた構成としてもよい。
実施の形態5.
先の実施の形態1〜4では、給電構造が1つであり、1つの直線偏波を放射するアンテナ装置100〜400について説明した。これに対して、実施の形態5では、給電構造が2つであり、2つの直線偏波を放射するアンテナ装置500について説明する。
図11は、この発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す平面図である。図12は、図11のアンテナ装置500を示す側面図である。なお、図11の基準点O(所定の基準点)は、放射導体2の中心に配置されている。また、図11のx軸及びy軸は、基準点Oを通るように配置されている。さらに、図12は、図11の矢示XIIへ向けてアンテナ装置500を見た状態を示す。
図11,12において、実施の形態5のアンテナ装置500には、第1給電構造10及び第2給電構造20が設けられている。第1給電構造10は、先の実施の形態1における第1スタブ形成導体3、第2スタブ形成導体4、給電プローブ5、同軸線路6及び短絡導体7によって構成されている。
第2給電構造20は、第1給電構造10と同一の構成である。即ち、第2給電構造20は、第1スタブ形成導体3、第2スタブ形成導体4、給電プローブ5、同軸線路6及び短絡導体7とそれぞれ同等の第1スタブ形成導体23、第2スタブ形成導体24、給電プローブ25、同軸線路26及び短絡導体27によって構成されている。ここで、第2給電構造20の第1スタブ形成導体23は、第1給電構造10の第1スタブ形成導体3に対して鏡像対称となるように、略ロ字状に折り曲げられている。
また、実施の形態5の放射導体2は、基準点Oを中心に回転対称形となっている。さらに、放射導体2には、先の開口2aから基準点Oに対して90度(所定の角度)ずらして、開口2bが設けられている。つまり、第2給電構造20は、第1給電構造10に対して鏡像対称となっており、かつ第1給電構造10から基準点Oに対して90度ずらして配置されている。
第1給電構造10からは、第1の直線偏波が放射され、第2給電構造20からは、第2の直線偏波が放射される。ここで、円形マイクロストリップアンテナの内部電界Eは、第1給電構造10の一部を形成する第2スタブ形成導体4がx軸上にあって同軸線路6から給電する場合、次の(6)式で表される。
Figure 0005153522
但し、m,nは、モード次数(mは0以上の正整数、nは1以上の正整数)である。Jは、m次の第1種ベッセル関数である。ρは、基準点Oからの距離である。φは、x軸を起点としてy軸方向を正の向きにとる周方向の角度である。
ここで、TM11モード(基本モード)を励振する場合には、cos(φ)=0、即ちφ=π/2又は3π/2の位置では電界が零となる。このため、この位置に第2給電構造20を配置することによって、第1給電構造10から放射された電磁波は、第2給電構造20からの電磁波に基本的には干渉しない。これと同様に、第2給電構造20から放射された電磁波は、第1給電構造10からの電磁波に基本的には干渉しない。また、第1及び第2給電構造の一部であるショートスタブは、略ロ字状に折り曲げられているので、これらの給電構造10,20が互いに物理的に干渉することもない。
従って、アンテナ装置500では、直交偏波共用化が実現され、同軸線路6、26の各々に入射する電磁波の振幅比と位相差とを任意に制御できる回路を用いることによって、任意の向きの直線偏波、円偏波等の所望の偏波を放射することが可能となる。例えば、第1及び第2給電構造10,20のいずれか一方に印加する電圧と、その他方に印加する電圧との位相差を90度にすれば、円偏波が放射される。
上記のようなアンテナ装置では、従来の2点給電方式のマイクロストリップアンテナよりも動作周波数帯域幅の広帯域化を図りつつ、給電プローブ5,25からの不要放射によるH面での交差偏波を低減させることができる。また、偏波共用とすることで、アンテナ装置の設置スペースを節約することができ、低コスト化を図ることができる。
実施の形態6.
実施の形態5のアンテナ装置500は、TM11モード(基本モード)で励振する場合を前提とした構成であった。これに対して、実施の形態6のアンテナ装置600は、例えばTM21モード(高次モード)で励振する場合を前提とした構成となっている。図13は、この発明の実施の形態6によるアンテナ装置を示す平面図である。図13において、実施の形態6の第2給電構造20は、cos(2φ)=0を満たす位置に配置されている。即ち、第2給電構造20は、基準点Oに対して第1給電構造10からπ/4(45度;所定の角度)ずらした位置に配置されている。他の構成は、実施の形態5と同様である。
上記のようなアンテナ装置では、第2給電構造20が基準点Oに対して第1給電構造10からπ/4ずらした位置に配置されている場合であっても、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態6では、第2給電構造20が基準点Oに対して第1給電構造10からπ/4ずらして配置された。しかしながら、この例に限定されるものではなく、3π/4、5π/4、7π/4でも電界が零になるので、第2給電構造20を第1給電構造10から基準点Oに対してこれらの角度ずらして配置してもよい。
また、実施の形態5,6では、実施の形態1のアンテナ装置100の構成を基礎とした2点給電方式のアンテナ装置500,600の構成を示した。しかしながら、2点給電方式のアンテナ装置500,600の構成は、これらの例に限定されるものではなく、実施の形態2又は3のアンテナ装置200,300の構成を基礎としてもよい。
さらに、実施の形態5,6では、第2給電構造20の第1スタブ形成導体23が第1給電構造10の第1スタブ形成導体3に対して鏡像対称となるように、略ロ字状に折り曲げられていた。しかしながら、この例に限定されるものではなく、例えば、第2給電構造20の第1スタブ形成導体23が、第1給電構造10の第1スタブ形成導体3と合同となるように折り曲げられてもよい。
実施の形態7.
実施の形態1のアンテナ装置100を素子アンテナとし、図14に示すように、その素子アンテナを複数個適宜配列して給電することにより、アレーアンテナ装置1000を構成することができる。このようにアレー化した場合にも、実施の形態1のアンテナ装置100の特性が基本的には反映され、動作周波数帯域の広帯域化を図りつつ、H面での交差偏波を低減させることができる。
なお、実施の形態7では、実施の形態1のアンテナ装置100を素子アンテナとして用いたが、実施の形態2〜6のアンテナ装置200〜600を素子アンテナとして用いてもよい。この場合でも、実施の形態2〜6のアンテナ装置200〜600の特性が基本的には反映される。
また、実施の形態7の図14に示すアンテナ素子の配列は、あくまで一例であり、アレーアンテナの配列方法(同心円、三角、格子等)、アンテナ素子数、又は各アンテナ素子の給電点の向き等は、適宜決定することができる。
さらに、実施の形態1,3〜7では、給電プローブ5,25が開口2a,2bを通して放射導体2を貫通した構成となっていた。しかしながら、この例に限定するものではなく、第1スタブ形成導体3,23の放射導体2との接続箇所(短絡導体7,27)が、給電プローブ5,25に近接するように配置されていれば、給電プローブ5,25を放射導体2の外周の外側に配置してもよい。
また、実施の形態1〜7では、第1スタブ形成導体3,23の形状が略ロ字状に折り曲げられていた。しかしながら、この例に限定されるものではなく、第1スタブ形成導体3,23は、適切な形状を適宜選択(自由設計)可能である。例えば、第1スタブ形成導体3,23が三角形状や円形状等に折り曲げられてもよい。
さらに、実施の形態1〜7では、第1スタブ形成導体3,23の一端部及び他端部が、給電プローブ5,25を挟むように互いに反対側に配置されていた。しかしながら、この例に限定されるものではなく、第1スタブ形成導体3,23の他端部が、その一端部から間隔をおいて、給電プローブ5,25に近接して配置されていればよい。例えば、図1において、第1スタブ形成導体3の一端部の位置を基準にした場合には、第1スタブ形成導体3の一端部が開口2aの+y側(図1の上側)に配置されていても、H面における交差偏波を低減させることができる。
また、実施の形態1〜7では、第2スタブ形成導体4,24の形状が短冊状であった。しかしながら、第2スタブ形成導体4,24の形状は、短冊状に限定されるものではなく、第1スタブ形成導体3,23と対向する形状であれば、第1スタブ形成導体3,23の形状に合わせて変形させてもよい。例えば、実施の形態1におけるロ字第1辺部3aに加えて、ロ字第2辺部3bに対向するように、第2スタブ形成導体4が折り曲げられてもよい。
さらに、実施の形態1〜7では、放射導体2の形状が円形であった。しかしながら、放射導体2の形状は、円形に限るものではなく、例えば方形や三角形等であってもよい。
また、実施の形態1〜7では、給電線路として同軸線路6,26を用いた。しかしながら、給電線路は同軸線路に限定されるものではなく、地導体1と給電プローブ5,25との間に電位差を与える線路であればよい。例えば、マイクロストリップ線路、トリプレート線路又はコプレーナ線路等を給電線路として用いてもよく、利用形態に応じて適宜最適な線路を選択することができる。
この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1,2に示すアンテナ装置の等価回路を示す回路図である。 図2のアンテナ装置の電流の向きを説明するための説明図である。 図1のアンテナ装置の給電プローブ及び短絡導体上を流れる電流の分布を示すグラフである。 スタブ構造を持たない場合のマイクロストリップアンテナの放射パターンの解析結果を示すグラフである。 図1のアンテナ装置の放射パターンの解析結果を示すグラフである。 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置の一部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置の一部を示す断面図である。 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置の一部を示す断面図である。 この発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す平面図である。 図11のアンテナ装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態6によるアンテナ装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態7によるアレーアンテナ装置を示す平面図である。
符号の説明
1 地導体、2,12 放射導体、3,23 第1スタブ形成導体、4,24 第2スタブ形成導体、5,25 給電プローブ、6,26 同軸線路(給電線路)、8 無給電素子、10 第1給電構造、20 第2給電構造、7,13 短絡導体、100,200,300,400,500,600 アンテナ装置、1000 アレーアンテナ装置。

Claims (7)

  1. マイクロストリップアンテナを構成するアンテナ装置であって、
    一対の電路を有する給電線路、
    前記一対の電路の一方に電気的に接続された地導体、
    前記地導体から間隔をおいて対向配置された放射導体、
    一端部が前記一対の電路の他方に電気的に接続され、他端部が前記地導体から前記放射導体へ向けて突出する給電プローブ、
    前記放射導体から間隔をおいて対向配置され、一端部が前記給電プローブに近接して配置され、他端部が前記放射導体に接続され、前記放射導体との間でショートスタブを形成する第1スタブ形成導体、及び
    前記第1スタブ形成導体の一端部から間隔をおいて対向配置され、一端部が前記給電プローブの他端部に接続され、前記第1スタブ形成導体の一端部との間でオープンスタブを形成する第2スタブ形成導体
    を備え、
    前記第1スタブ形成導体の他端部と前記給電プローブとの距離が前記第1スタブ形成導体の全長よりも短くなるように前記第1スタブ形成導体が折り曲げられ、前記第1スタブ形成導体の他端部が前記給電プローブに近接して配置されている
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1スタブ形成導体の一端部及び他端部は、前記給電プローブを挟むように互いに反対側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記地導体、前記放射導体、前記第1スタブ形成導体及び第2スタブ形成導体は、前記地導体、前記第2スタブ形成導体、前記第1スタブ形成導体及び前記放射導体の順に配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記放射導体から放射される動作周波数帯の中心周波数近傍で共振する電気長に予め設定され、前記放射導体と電磁結合して複共振を生じる位置に配置された無給電素子
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記放射導体の共振方向の長さ寸法は、前記放射導体から放射される信号波の1/4波長に対応するように予め設定されており、
    前記放射導体の外周の一部は、前記地導体に短絡接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記給電線路、前記給電プローブ、前記第1スタブ形成導体及び前記第2スタブ形成導体によって構成された第1給電構造と同一の構成である第2給電構造
    をさらに備え、
    前記放射導体は、所定の基準点を中心に回転対称となっており、
    前記第2給電構造は、前記基準点に対して前記第1給電構造から所定角度ずらして配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のアンテナ装置を複数配列してなる
    ことを特徴とするアレーアンテナ装置。
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