JP4678351B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、平面アンテナのインピーダンス広帯域化に関し、特にマイクロストリップアンテナのインピーダンス広帯域化に関する。
平面アンテナの代表例であるマイクロストリップアンテナ(以下、MSAと称す。)は、素子単体では一般に非常に狭帯域であり、通常のMSAでは、比帯域幅は数%以下である。
従来の広帯域化の手法としては、基板の誘電体部の厚さを厚くする方法や、給電部に直列共振回路を設ける方法がある。後者の方法では、マイクロストリップアンテナのL−probe給電が知られており、給電プローブが放射導体と平行となる部分で形成される容量性インピーダンスと給電プローブ自身が持つ誘導性インピーダンスにより、給電部に形成された直列共振回路を介してパッチ導体を励振し、並列共振器であるMSAに直列共振回路を接続して広帯域化を実現している(例えば、非特許文献1参照)。
Kin−Lu Wong、"Compact and Broadband Microstrip Antennas"、53ページ、Wiley−Interscience、New York、2002年発行
従来のアンテナ装置では、誘導性インピーダンスは給電プローブが有するインダクタンスによって得ているから、インダクタンスの値を大きくするためには給電プローブを長くしなければならず、アンテナの高さが高くなってアンテナが大型化するという問題があった。また、基板の誘電体部の厚さを厚くする方法もアンテナが大型化するという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、アンテナの大型化を抑えつつアンテナの動作周波数帯域を広げた構成の、広帯域特性を有するアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係わるアンテナ装置は、地導体、放射導体、給電線路、給電プローブを有し、前記給電線路からの前記給電プローブと前記地導体間への給電により励振されるマイクロストリップアンテナで成るアンテナ装置であって、前記放射導体と重なる部位を有し、前記部位の一端が前記放射導体に短絡接続されて前記放射導体との間でショートスタブを形成する第1の導体と、前記第1の導体および前記放射導体と重なる部位を有し、一端が開放され他端が前記給電プローブに接続されて前記第1の導体との間でオープンスタブを形成する第2の導体とを備えて誘導性インピーダンスと容量性インピーダンスを生成し、前記地導体が形成された平面に略平行に、前記放射導体、前記第1の導体、前記第2の導体をこの順に配置したことを特徴とするものである。
この発明は、オープンスタブおよびショートスタブをマイクロストリップアンテナに装荷したので、並列共振特性をもつマイクロストリップアンテナにオープンスタブとショートスタブにより生成されるキャパシタンスとインダクタンスによる直列共振回路を接続したことと等価になり、キャパシタンスとインダクタンスはスタブ導体の幅や長さなどで調整できるため、マイクロストリップアンテナでなるアンテナ装置の厚さを増すことなくアンテナ装置の動作周波数帯域を広げる効果が得られる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わるアンテナ装置の構成を示す構成説明図である。図1(a)はその正面図、図1(b)は図1(a)中のA−A’断面図である。図において、1は任意形状で有限の大きさを持つ地導体であり、ここでは矩形で例示する。また、2は地導体1と所定の距離を隔てて配置される板状の導体からなる任意形状の放射導体であり、ここでは例えば円形とする。3は放射導体2から見て地導体1と反対側に、放射導体2と所定の距離を隔てて配置される板状の導体からなるショートスタブを形成する導体である。4は導体3から見て地導体1および放射導体2と反対側に、導体3と所定の距離を隔てて配置される板状の導体からなる任意形状のオープンスタブを形成する導体である。5は一部が導体4と電気的に接続された給電プローブである。6はアンテナに給電するための給電線路として例示する同軸線路であり、同軸線路6の内導体は給電プローブ5を介して導体4に接続されている。また、同軸線路6の外導体は地導体1に接続されている。7は放射導体2と導体3の一部を電気的に接続する導体である。
次に動作について説明する。
ここでは、同軸線路6に交流電源が接続されているものとして説明する。上記交流電源から出力された交流信号は、同軸線路6の内導体に(+)(プラス)電荷、外導体に(−)(マイナス)電荷を配して同軸線路6内部を伝送し、地導体1と同軸線路6の外導体とが接する位置に到達する。そして、内導体上を移動してきた(+)電荷は給電プローブ5に、外導体上を移動してきた(−)電荷は地導体1に流入する。この動作は、地導体1と給電プローブ5の間に電圧を印加することに相当する。給電プローブ5に流入した(+)電荷は導体4に達し、導体3と導体4が波長に比べて小さい間隔を隔てて配置されている場合には、導体4に達した(+)電荷のクーロン引力によって、導体3に(−)電荷が誘起される。同軸線路6は交流電源に接続されているので、電荷の極性は交流周波数に応じて周期的に変化する。導体3に電荷の移動が生ずるので、導体3に高周波電流が流れる。このように、導体4と導体3は高周波的には容量性結合する。この等価容量は静電容量で考えるならば、C=ε・S/dで見積もられる。ここで、Sは対向する導体の面積、dは導体間の距離、εは導体間の誘電率である。あるいは、導体4と導体3は先端開放の伝送線路(オープンスタブ)と考えることもできる。
導体4の長さをLOSとすると、オープンスタブのインピーダンスZOSは次式で表される。
Figure 0004678351
ここでZ0_OSは、導体4の幅WOS、導体3と導体4の間隔tOS、導体3と導体4の間の比誘電率εr3によって決定される伝送線路の特性インピーダンス、λは使用周波数に対する実効波長である。
したがって、導体4の長さLOSが、
Figure 0004678351
を満足するとき、この伝送線路は容量性インピーダンスとなる。
前記導体3と導体4との結合と同様に、導体3に電荷移動が生じた場合、それに応じて放射導体2上の導体3と近接した部分にも電荷移動が生じ、電流が流れる。この場合、導体3と放射導体2に流れる電流は逆位相になると考えられるので、導体3と放射導体2は導体3の先端を導体7で短絡された伝送線路(ショートスタブ)として動作すると考えられる。導体3の長さをLSSとすると、ショートスタブのインピーダンスZSSは次式で表される。
Figure 0004678351
ここでZ0_ssは、導体3の幅WSS、放射導体2と導体3の間隔tSS、放射導体2と導体3の間の比誘電率εr2によって決定されるショートスタブの特性インピーダンス、λは使用周波数に対する実効波長である。
したがって、導体3の長さLSSが、
Figure 0004678351
を満足するとき、このショートスタブは誘導性インピーダンスとなる。
上述した動作を電磁界およびアンテナ解析において広く用いられているFDTD法によって数値計算した結果を示しながら説明する。
図2は無給電素子付きマイクロストリップアンテナのインピーダンス特性を解析したものである。なお、マイクロストリップアンテナに無給電素子11が設けられていてもいなくても、それらのインピーダンスはともに並列共振特性を示すので、動作を説明するのに一般性を失うことはない。図2(a)は図3(a)に示すような従来の無給電素子付きマイクロストリップアンテナが有するインピーダンス特性の一例を表すスミスチャート図である。図2(b)および図2(c)は、図3(b)に示すように、図2(a)のインピーダンスを有するマイクロストリップアンテナに図1の導体3と導体7に相当する導体を設けた場合のインピーダンス特性を表すスミスチャート図であり、図2(b)はLSS≒0.07λ、図2(c)はLSS≒0.1λの場合である。図2(b)を図2(a)と比較すると、図2(b)の方がインピーダンス軌跡が高リアクタンス側に移動していることがわかる。これは図2(a)のインピーダンス特性を有するマイクロストリップアンテナの給電部にインダクタンスLを直列に装荷したことと等価であることを表している。式(4)に示す範囲内でLSSが大きくなるほど式(3)のZSSの絶対値は大きくなる(等価インダクタンスLの値は大きくなる)から、図2(c)では図2(b)より更に高リアクタンス側に移動している。以上のFDTD計算結果から、放射導体2、導体3および導体7がショートスタブとして動作し、アンテナ給電部に直列に装荷される等価インダクタンスとして表現できることがわかる。
次に、導体3と導体4で構成される部位の動作をFDTD計算により確認する。図4は、図5に示すように、ショートスタブを設けた無給電素子付きマイクロストリップアンテナに導体4に相当する構造を追加した場合のインピーダンス特性を示すスミスチャート図である。図4(a)は追加前、図4(b)はLOS≒0.17λ、図4(c)はLOS≒0.08λの場合である。図4(b)と図4(a)と比較すると、図4(b)の方がインピーダンス軌跡が低リアクタンス側に移動していることがわかる。これは図4(a)のインピーダンス特性を有するマイクロストリップアンテナの給電部にキャパシタンスCを直列に装荷したことと等価であることを表している。式(2)に示す範囲内でLOSが小さくなるほど式(1)に示すZOSの絶対値は大きくなる(等価キャパシタンスCの値は小さくなる)から、図4(c)の方がより低リアクタンス側に移動している。以上のFDTD計算結果から、導体4および導体3がオープンスタブとして動作し、アンテナ給電部に直列に装荷される等価キャパシタンスとして表現できることがわかる。
以上のことから、本発明のアンテナ装置は、図6のような回路と等価であることが導かれる。図6において、Zはマイクロストリップアンテナのインピーダンス、Lは給電プローブ5が有するインダクタンスである。すなわち、オープンスタブおよびショートスタブをマイクロストリップアンテナに装荷した本発明のアンテナ装置は、並列共振特性をもつマイクロストリップアンテナに直列共振回路を接続したことと等価であり、アンテナの広帯域化を実現することができる。スタブ構造を持たない場合の無給電素子付きマイクロストリップアンテナのVSWRの周波数特性は図2(a)のインピーダンス特性を使用周波数帯の中心周波数fで整合を取ったものを例に取ると図7(a)に示すようになる。一方、本発明の構造を適用した場合のVSWRの周波数特性は図7(b)に示すようになる。図7(a)ではVSWR<1.5となる比帯域幅が13.2%であるのに対し、図7(b)に示した本発明の構造を適用した場合の比帯域幅は20.1%であり、大幅に広帯域化されている。
また、式(1)と式(3)は独立な関係にあるから、前記直列共振回路の等価インダクタンスLと等価キャパシタンスCは互いに独立に選定できる。
また、等価インダクタンスLの値は、放射導体2と導体3の間隔tSSを一定としたままでも、導体3の幅WSSおよび長さLSS、放射導体2と導体3の間の比誘電率εr2によっても調整可能である。キャパシタンスCの値は、導体3と導体4の間隔tOSを一定としたままでも、導体4の幅WOSおよび長さLSS、導体3と導体4の間の比誘電率εr3によっても調整可能である。すなわち、アンテナの厚みを増すことなくインピーダンスの調整を行うことができるため、薄型化しやすい利点がある。
なお、上記ショートスタブとオープンスタブは、その長さを調整することにより、ショートスタブでキャパシタンスを生成し、オープンスタブでインダクタンスを生成することも可能である。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係わるアンテナ装置を断面図で示す構成説明図である。実施の形態1では導体3と導体4を放射導体2から見て地導体1と反対側に配置したが、本実施の形態ではこれらを地導体1と放射導体2の間に配置した点において実施の形態1と相違する。この場合、放射導体2と導体3はインピーダンスが式(3)で与えられるショートスタブとして動作し、導体3と導体4はインピーダンスが式(1)で与えられるオープンスタブとして動作することは実施の形態1と同様である。
しかし、導体4と地導体1が近接し、これらがオープンスタブとして動作してしまう場合には、等価回路モデルは図9のようになり、図6の回路に対し、並列に等価キャパシタンスCが挿入されたものとなる。この場合、等価キャパシタンスCは導体4の幅WOSと長さLOS、導体4と地導体1の間隔t、導体4と地導体1の間の比誘電率εr_gによって決定されるため、Cを独立に調整することが困難となる。しかし、導体4と地導体1の間隔t、導体3と導体4の間隔tOS、使用周波数、導体4と地導体1の間の比誘電率εr_g、導体3と導体4の間の比誘電率εr3などを適切に選定することによって、等価キャパシタンスCを無視しても差し支えない程度に小さくでき、実質的に図6に示す等価回路になる。
したがって、本実施の形態とすることによって実施の形態1において説明した原理と同様にアンテナの広帯域化が実現でき、実施の形態1に比べて薄型なアンテナ装置を得ることができる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3に係わるアンテナ装置を示す構成説明図であり、図10(a)はその正面図、図10(b)は図10(a)中のA−A’断面図である。実施の形態1との相違点は、放射導体2と導体4を略同一平面に配置した点である。この場合、導体3が放射導体2と対向する部分ではインピーダンスが式(3)で与えられるショートスタブとして動作し、導体3が導体4と対向する部分ではインピーダンスが式(1)で与えられるオープンスタブとして動作することは実施の形態1と同様である。また、導体4と地導体1との間ではこれらはオープンスタブとして動作することは実施の形態2と同様であるから、本実施の形態に対しても等価回路モデルを図9のように表現でき、導体4と地導体1の間隔t、導体3と導体4の間隔tOS、使用周波数、導体4と地導体1の間の比誘電率εr_g、導体3と導体4の間の比誘電率εr3などを適切に選定することによって、等価キャパシタンスCを無視しても差し支えない程度に小さくでき、実質的に図6に示す等価回路になる。したがって、本実施の形態とすることによって、実施の形態1において説明した原理と同様にしてアンテナの広帯域化が実現できる。また、放射導体2と導体4を略同一平面上に配置したので、実施の形態1に比べて薄型化でき、誘電体多層基板を用いて構成する場合、層数を減らすことができるので製作効率が向上し、製作コストの低減が可能となる。
実施の形態4.
図11は、この発明の実施の形態4に係わるアンテナ装置を示す構成説明図であり、図11(a)はその正面図、図11(b)は図11(a)中のA−A’断面図である。実施の形態1との相違点は、導体3が放射導体2に投影される部分の放射導体2に凹部を設け、導体3を凹部内に設け、地導体1から導体4までの距離を地導体1から放射導体2までの最大距離と同程度以下としたことである。このような構成としても、放射導体2と導体3がショートスタブとして動作し、導体3と導体4がオープンスタブとして動作するという原理は変わらない。したがって、実施の形態1において説明した原理と同様にしてアンテナの広帯域化が実現できる。また、本実施の形態とすることによって、実施の形態1に比べてアンテナ装置を薄型化できる。
実施の形態5.
前記実施の形態1〜4での例示による構成では、導体3と導体4が形成するオープンスタブによって等価キャパシタンスCを生成する構成を示していたが、等価キャパシタンスCを得る方法はこれに限るものではなく、他の構成例を示す。
図12は、この発明の実施の形態5に係わるアンテナ装置を示す構成説明図であり、図12(a)はその正面図、図12(b)は図12(a)中のA−A’断面図である。実施の形態1との相違点は、導体3の一部を切除して導体3に切り抜き穴を設け、その切り抜き穴の内に導体4を導体3と絶縁して配置し、導体3と導体4とが容量性結合するようにした点であり、ここでは前記切り抜き穴と導体4の形状を円形とした場合を例示している。図12においては、導体3と導体4によって図6の等価キャパシタンスCを形成でき、導体3と導体4の間隔や前記切り抜き穴と導体4の形状などを調整することにより所望の等価キャパシタンスCを得ることができる。したがって、実施の形態1において説明した原理と同様にしてアンテナの広帯域化が実現できる。また、導体3と導体4を略同一平面上に配置したので、実施の形態1に比べて薄型化でき、アンテナを誘電体多層基板を用いて構成する場合には、層数を減らすことができるので製作効率が向上し、製作コストの低減が可能となる。
また、図13は、この発明の実施の形態5に係わるアンテナ装置を示す構成説明図であり、前記図12(b)と同様の断面図である。導体3の端部に導体4を給電プローブ5にほぼ平行に所定の距離を隔てて隣接させて配置し、導体4と給電プローブ5とが容量性結合するようにしたものであり、導体4と給電プローブ5の間隔や導体4の形状などを調整することにより所望の等価キャパシタンスCを得ることができる。したがって、実施の形態1において説明した原理と同様にしてアンテナの広帯域化が実現できる。また、導体4を給電プローブ5にほぼ平行に配置したので、実施の形態1に比べて薄型化できる。
実施の形態6.
図14は、この発明の実施の形態6に係わるアンテナ装置を示す構成説明図であり、図14(a)はその断面図、図14(b)は地導体1が形成されている面での配置を示す図である。図14において、8は地導体1の一部を切除して給電プローブ5を囲むように地導体1に設けた任意形状の切り抜き穴である。ここでは例えば円形の切り抜き穴としている。9aは切り抜き穴8の内部に地導体1と絶縁して配置された導体である。9bは9aと適当な間隙を隔てて対向させて設けられる導体である。10はマイクロストリップ線路であり、マイクロストリップ線路10の一端は導体9bと電気的に接続され、マイクロストリップ線路10の地板は地導体1に電気的に接続される。
以上のことから、本実施の形態においては、導体9aと導体9bによって図6の等価キャパシタンスCを形成でき、導体9aと導体9bの間隔や導体9aと導体9bの形状・寸法などを調整することにより所望の等価キャパシタンスCを得ることができる。したがって、実施の形態1において説明した原理と同様にしてアンテナの広帯域化が実現できる。また、図14において、導体3と導体7を放射導体2から見て地導体1と反対側に配置しているが、地導体1と放射導体2の間に配置してもよい。なお、このように配置することにより、アンテナの広帯域化が実現できると共に、実施の形態1に比べて薄型なアンテナを得ることができる。
実施の形態7.
図15は、この発明の実施の形態7に係わるアンテナ装置を断面図で示す構成説明図である。ここでは、図1で示したアンテナ装置を例にして説明する。図において、11はアンテナ装置の動作周波数帯の中心周波数近傍で共振する電気長を有する無給電素子であり、例示した図1に示したアンテナ装置の放射導体2と電磁結合して複共振を生じる位置に配置されている。ここでは、図15に示すように、無給電素子11を導体4から見て地導体1と反対側に設置した例を示して説明する。
一般に、無給電素子を設けたマイクロストリップアンテナでは、放射導体である励振素子と無給電素子との結合によって複共振特性が得られ、無給電素子の形状および励振素子と無給電素子との位置関係を適切に選定することにより広帯域化できることが知られている。図16(a)は、図15の構造から導体3、導体4および導体7を排除し、給電プローブ5と放射導体2を接続して一般的な無給電素子付きマイクロストリップアンテナ構造とした場合のVSWR周波数特性である。VSWR<1.5の比帯域幅は13.2%であり、無給電素子を有しないマイクロストリップアンテナの比帯域幅が数%であるのに比べて広帯域である。一方、図16(b)は図15に示す実施の形態7に係わるアンテナ装置の場合のVSWR周波数特性である。導体3、導体4および導体7を付加した構造とすることによって、VSWR<1.5の比帯域幅は20.9%になり、大幅に広帯域化できることがわかる。
なお、無給電素子11は、地導体1と放射導体2の間や放射導体2の横など、放射導体2と電磁結合し、複共振特性が得られるように設ければよく、上記説明の構成に限るものではない。また、以上のことから、無給電素子を付加した構造は、実施の形態1〜6に記載の何れの実施の形態のアンテナ装置に対しても同様に有効である。
実施の形態8.
図17は、この発明の実施の形態8に係わるアンテナ装置を断面図で示す構成説明図である。図17は、図1に示したアンテナ装置に相当するアンテナ装置を例として、放射導体2の共振方向の長さをほぼ半分にし、いわゆるショートパッチアンテナを構成した例である。図17において、12は放射導体2と地導体1とを電気的に接続する導体である。なお、実施の形態1のアンテナ装置に相当するアンテナ装置を例示して説明するが、これに限らず実施の形態1〜7の何れの形態のアンテナ装置に相当するアンテナ装置に対しても同様に適用できる。
ここで、マイクロストリップアンテナの放射導体上の電流は共振方向の両端で0になるため、放射導体が略1/2波長で共振して定在波の電流になっているときにはマイクロストリップアンテナの放射導体の中央で電流が最大になることは良く知られている。定在波では電圧は電流と位相が90度異なるから、放射導体の共振方向の中央で電界は0となる。したがって、放射導体の中央で放射導体と地導体を短絡して放射導体の大きさを半分にしても、マイクロストリップアンテナ内部の電磁界分布は変わらない。この原理を利用して放射導体の共振方向の長さを略1/4波長に小型化したものが、いわゆるショートパッチアンテナであり、この実施の形態8のアンテナ装置がこれに該当する。また、ショートパッチアンテナのインピーダンス特性も、通常のマイクロストリップアンテナと同様に並列共振特性となるので、図17に示すアンテナ装置でも、図1に示したアンテナ装置と同様にショートスタブを形成する導体3およびオープンスタブを形成する導体4を設けているため広帯域化できる。
以上のことから、この実施の形態8のアンテナ装置によれば、実施の形態1〜7のアンテナ装置に比べてそれぞれの放射導体2の共振方向の長さを半分にできると共に地導体1も小さくできるため、アンテナ装置を約半分に小型化できるという効果がある。
実施の形態9.
図18は、この発明の実施の形態9に係わるアンテナ装置を断面図で示す構成説明図である。図18において、13および14は一端が給電プローブ5に接続され、地導体1と所定の距離を隔てて配置された導体で、それぞれスタブを形成するものであり、導体13は他端が導体15により地導体1と電気的に接続されたショートスタブ、導体14はオープンスタブとして動作する。なお、実施の形態1のアンテナ装置を例示して説明するが、これに限らず実施の形態1〜8の何れの形態に対しても同様に適用できる。
導体13の長さをL13とすると、ショートスタブのインピーダンスZ13は次式で表される。
Figure 0004678351
ここでZ0_13は、導体13の幅W13、地導体1と導体13の間隔t13、地導体1と導体13の間の比誘電率εr13によって決定されるショートスタブの特性インピーダンス、λは使用周波数に対する実効波長である。したがって、導体13の長さL13
Figure 0004678351
を満足するとき、このショートスタブは誘導性インピーダンスとなる。したがって、導体13と地導体1との間で形成されるショートスタブはアンテナ給電部に並列に装荷される等価インダクタンスL’として表現できることがわかる。
また、導体14の長さをL14とすると、オープンスタブのインピーダンスZ14は次式で表される。
Figure 0004678351
ここでZ0_14は、導体14の幅WOS、地導体1と導体14の間隔t14、地導体1と導体14の間の比誘電率εr14によって決定される伝送線路の特性インピーダンス、λは使用周波数に対する実効波長である。
したがって、導体14の長さL14が、
Figure 0004678351
を満足するとき、この伝送線路は容量性インピーダンスとなる。したがって、導体14と地導体1との間で形成されるオープンスタブはアンテナ給電部に並列に装荷される等価キャパシタンスC’として表現できることがわかる。
以上のことから、本実施の形態の等価回路モデルは図19に示すように、図6の回路に対してキャパシタンスC’と引用インダクタンスL’とからなる並列共振回路を接続したことと等価であり、実施の形態1に比べて更に広帯域化することができる。また、図20は図18に示す構造とした時のVSWR周波数特性であり、実施の形態1で示した図1の構成に導体13、導体14および導体15によるショートスタブとオープンスタブを付加した構成とした場合である。
以上のように、更にショートスタブとオープンスタブを付加することによって、VSWR<1.5の比帯域幅は23.8%となり、更に広帯域化できることがわかる。
実施の形態10.
以上の実施の形態1〜9のアンテナ装置では給電構造が1つであり、1つの直線偏波を放射するものについて説明したが、この実施の形態10では、給電構造が2つの場合について説明する。また、放射導体2は円形、正方形などの回転対称形に形成する。
図21は、この発明の実施の形態10に係わるアンテナ装置を示す構成説明図であり、図21(a)はその平面図、図21(b)はその側面図である。図21において、16aは第1の直線偏波を放射させるための給電構造、16bは第2の直線偏波を放射させるための給電構造である。なお、給電構造16aおよび給電構造16bのそれぞれは図1に示したアンテナ装置の給電構造と同様のものであり、導体17aから導体21aおよび導体17bから導体21bで形成され、互いに直交させて配置され、互いに直交する第1の直線偏波と第2の直線偏波を放射する。また、22は図21(a)における導体2の中心、23aは中心22と第1の給電構造16aの中心を通るy軸、23bは中心22と第2の給電構造16bの中心を通るx軸である。
ここで、円形マイクロストリップアンテナの内部電界Eは、給電構造16bの一部を形成する導体19bがx軸上にあって同軸線路20bから給電する場合、
Figure 0004678351
で表される。ここで、m、nは正整数でモード次数、Jはm次の第1種ベッセル関数、ρは中心22からの距離、φはx軸を起点としてy軸方向を正の向きにとる周方向の角度である。
TM11モード(基本モード)を励振する場合には、cos(φ)=0、即ちφ=π/2または3π/2の位置では電界が零となるので、この位置に2つ目の給電構造16aを配置すれば、16bから給電された電磁波は16aに干渉せず、逆もまた干渉しない。このように構成することにより直交偏波共用化が実現でき、同軸線路20a、20b各々に入射する電磁波の振幅比と位相差を任意に制御できる回路を備えれば、任意の向きの直線偏波、円偏波など、所望の偏波を放射することが可能となる。例えば、一方の給電構造16aに印加する電圧と他方の給電構造16bに印加する電圧の位相差を90度にすれば、円偏波が放射される。
以上のように、この発明のアンテナ装置によれば、従来の2点給電マイクロストリップアンテナよりも動作周波数帯域幅を広げることが可能となる。また、偏波共用とすることで、アンテナ装置の設置スペースを節約することができ、さらに低コスト化できるという効果がある。
また、例えばTM21モードのような高次モードを励振する場合、cos(2φ)=0、即ちφ=π/4、3π/4、5π/4、7π/4で電界が零になるので、例えば図21(c)に示すように、これらの位置に2つ目の給電構造16aを配置すればよい。
実施の形態11.
この発明の実施の形態11に係わるアンテナ装置は、次に説明するようなアレーアンテナが形成されたアンテナ装置である。
前記の実施の形態1〜10で説明したアンテナ装置のいずれかの構成をアレーアンテナの素子アンテナの構成とし、その複数個を適宜に配列して給電することによりアレーアンテナを構成することができる。なお、それぞれのアレーアンテナについては図示省略する。このようにアレー化した場合にも、素子アンテナとした本願発明のアンテナ装置の特性が反映され、薄型で広帯域なアレーアンテナを得ることができる。
以上説明した実施の形態1〜9において、地導体1、放射導体2、導体3、導体4などの配置は、誘電体を介して行なっても良い。また、各々の間を異なる比誘電率を有する誘電体で充填しても良い。また、アンテナ装置全体を適当な比誘電率を有する誘電体で覆っても良い。このように誘電体を用いる場合、誘電体多層基板に導体パターンをエッチングする方法、樹脂成形品と板金を組み合わせる方法、樹脂成形品にメッキを施す方法などが適用でき、製造が容易になる。さらに、実施の形態10および実施の形態11のアンテナ装置においても、上記同様の扱いが可能である。
なお、以上説明した実施の形態において、給電プローブ5は放射導体2の外側に外して配置するものに限らず、放射導体2と絶縁して貫通させる配置でも良い。
また、以上説明した実施の形態において、給電線路は同軸線路6に限るものではなく、マイクロストリップ線路、トリプレート線路、コプレーナ線路など、地導体1と給電プローブ5の間に電位差を与える線路であればよく、利用形態に応じて適宜最適な線路を選択すれば良い。
この発明の実施の形態1に係わるアンテナ装置の構成を示す構成説明図である。 無給電素子付きマイクロストリップアンテナのインピーダンス特性を解析するためのスミスチャート図である。 図2のインピーダンス特性解析の対象にしたマイクロストリップアンテナの構成を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態1に係わるアンテナ装置の効果を説明するためのインピーダンス特性を示すスミスチャート図である。 図4のインピーダンス特性解析の対象にした無給電素子付きマイクロストリップアンテナの構成を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態1に係わるアンテナ装置の動作を説明するための等価回路モデル図である。 この発明の実施の形態1に係わるアンテナ装置の効果を説明するためのVSWR周波数特性図である。 この発明の実施の形態2に係わるアンテナ装置を断面図で示す構成説明図である。 この発明の実施の形態2に係わるアンテナ装置の動作を説明するための等価回路モデル図である。 この発明の実施の形態3に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態4に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態5に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態5に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態6に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態7に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態7に係わるアンテナ装置の効果を説明するためのVSWR周波数特性図である。 この発明の実施の形態8に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態9に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。 この発明の実施の形態9に係わるアンテナ装置の動作を説明するための等価回路モデル図である。 この発明の実施の形態9に係わるアンテナ装置の効果を説明するためのVSWR周波数特性図である。 この発明の実施の形態10に係わるアンテナ装置を示す構成説明図である。
符号の説明
1 地導体、2 放射導体、3、4、7、9a、9b、12、13、14、15、17、18、21 導体、5、19 給電プローブ、6 同軸線路、8 切り抜き穴、10 マイクロストリップ線路、11 無給電素子、16a、16b 給電構造、20a、20b 同軸線路、22 中心、23a y軸、23b x軸。

Claims (10)

  1. 地導体、放射導体、給電線路、給電プローブを有し、前記給電線路からの前記給電プローブと前記地導体間への給電により励振されるマイクロストリップアンテナで成るアンテナ装置であって、前記放射導体と重なる部位を有し、前記部位の一端が前記放射導体に短絡接続されて前記放射導体との間でショートスタブを形成する第1の導体と、前記第1の導体および前記放射導体と重なる部位を有し、一端が開放され他端が前記給電プローブに接続されて前記第1の導体との間でオープンスタブを形成する第2の導体とを備えて誘導性インピーダンスと容量性インピーダンスを生成し、前記地導体が形成された平面に略平行に、前記放射導体、前記第1の導体、前記第2の導体をこの順に配置したことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 地導体、放射導体、給電線路、給電プローブを有し、前記給電線路からの前記給電プローブと前記地導体間への給電により励振されるマイクロストリップアンテナで成るアンテナ装置であって、前記放射導体と重なる部位を有し、前記部位の一端が前記放射導体に短絡接続されて前記放射導体との間でショートスタブを形成する第1の導体と、前記第1の導体および前記放射導体と重なる部位を有し、一端が開放され他端が前記給電プローブに接続されて前記第1の導体との間でオープンスタブを形成する第2の導体とを備えて誘導性インピーダンスと容量性インピーダンスを生成し、前記地導体が形成された平面に略平行に、前記第2の導体、前記第1の導体、前記放射導体をこの順に配置したことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 地導体、放射導体、給電線路、給電プローブを有し、前記給電線路からの前記給電プローブと前記地導体間への給電により励振されるマイクロストリップアンテナで成るアンテナ装置であって、前記放射導体と重なる部位を有し、前記部位の一端が前記放射導体に短絡接続されて前記放射導体との間でショートスタブを形成する第1の導体と、前記第1の導体と重なる部位を有し、一端が開放され他端が前記給電プローブに接続されて前記第1の導体との間でオープンスタブを形成する第2の導体とを備えて誘導性インピーダンスと容量性インピーダンスを生成し、前記地導体が形成された平面に略平行に、前記放射導体、前記第1の導体をこの順に配置すると共に前記第2の導体を前記放射導体と略同一平面上に配置し、かつ、前記第1の導体を前記第2の導体とも重なる部位を形成する方向へ延在させて配置したことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 地導体、放射導体、給電線路、給電プローブを有し、前記給電線路からの前記給電プローブと前記地導体間への給電により励振されるマイクロストリップアンテナで成るアンテナ装置であって、前記放射導体と重なる部位を有し、前記部位の一端が前記放射導体に短絡接続されて前記放射導体との間で誘導性インピーダンスを呈するショートスタブを形成し、前記部位から前記放射導体との重なりの外へ延在する部位に切り抜き穴が設けられた第3の導体と、前記切り抜き穴の内部に絶縁して配置されると共に前記給電プローブに接続されて前記第3の導体との間で容量性インピーダンスを呈する第4の導体とを備え、前記地導体が形成された平面に略平行に、前記放射導体、前記第3の導体をこの順に配置すると共に前記第4の導体を前記第3の導体と略同一平面上に配置したことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、前記アンテナ装置の動作周波数帯の中心周波数近傍で共振する電気長を有し、前記放射導体と電磁結合して複共振を生じる位置に配置された無給電素子を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、一端が前記給電プローブに接続されると共に他端が前記地導体に短絡接続されて前記地導体との間で誘導性インピーダンスを呈するショートスタブを形成する第5の導体と、一端が前記給電プローブに接続されると共に他端が開放されて前記地導体との間で容量性インピーダンスを呈するオープンスタブを形成する第6の導体とを、前記地導体が形成された平面に略平行に配置したことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、前記放射導体に代えて、前記放射導体の共振方向の中央部の電界が零となる部位に該当する一端が前記地導体に短絡接続された共振方向の長さが前記放射導体の略半分の放射導体を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置の2つの同じアンテナ装置を、それぞれの前記放射導体を回転対称形の放射導体とすると共に互いに同一面内で90度ずらせてそれぞれの前記回転対称形の放射導体と前記地導体とを共通化し、2点給電のマイクロストリップアンテナを形成したことを特徴とするアンテナ装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置の2つの同じアンテナ装置を、それぞれの前記放射導体を回転対称形の放射導体とすると共に互いに同一面内で45度ずらせてそれぞれの前記回転対称形の放射導体と前記地導体とを共通化し、2点給電のマイクロストリップアンテナを形成したことを特徴とするアンテナ装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のアンテナ装置の複数個を配列してアレーアンテナが形成されたことを特徴とするアンテナ装置。
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