JP3460653B2 - 表面実装型アンテナおよびそのアンテナを備えた通信装置 - Google Patents

表面実装型アンテナおよびそのアンテナを備えた通信装置

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JP3460653B2 JP2000004648A JP2000004648A JP3460653B2 JP 3460653 B2 JP3460653 B2 JP 3460653B2 JP 2000004648 A JP2000004648 A JP 2000004648A JP 2000004648 A JP2000004648 A JP 2000004648A JP 3460653 B2 JP3460653 B2 JP 3460653B2
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patch
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機等の通信装
置に内蔵される表面実装型アンテナおよびそのアンテナ
を備えた通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13(a)には本発明者が提案してい
る表面実装型アンテナの一提案例(未公開)が斜視図に
より示され、図13(b)には上記図13(a)に示す
表面実装型アンテナのリターンロス特性の一例が示され
ている。図13(a)に示す表面実装型アンテナ1は、
誘電体基体2の表面にパッチ型放射電極3とマイクロス
トリップ型放射電極4等が形成されて、図13(b)に
示すような2つの異なる周波数帯域の電波の送受信が可
能なものである。
【0003】つまり、図13(a)に示すように、直方
体状の誘電体基体2の上面2aにはパッチ型放射電極3
が形成されると共に、このパッチ型放射電極3の図の右
側に間隔を介してマイクロストリップ型放射電極4が形
成されている。また、誘電体基体2の側面(前側面)2
bには給電電極5が上記パッチ型放射電極3の近傍に形
成されると共に、上記マイクロストリップ型放射電極4
が上面2aから伸長形成され、さらに、屈曲して側面2
bの上辺に沿って上記給電電極5に向けて伸長形成され
ている。このマイクロストリップ型放射電極4の給電端
部4aは上記給電電極5と間隔を介して配置されてい
る。さらに、この図の例では、誘電体基体2の側面2b
には固定電極6が底部側角部に形成されている。
【0004】さらに、上記給電電極5は上記誘電体基体
2の側面2bから底面2fに回り込んで形成されてお
り、誘電体基体2の底面2fには上記給電電極5の形成
領域を除いたほぼ全面に上記給電電極5と間隔を介して
グランド電極7が形成されている。
【0005】さらに、上記マイクロストリップ型放射電
極4は上面2aから側面(後側面)2dを介し底面2f
に向けて伸長形成されて上記底面2fのグランド電極7
に接続されている。このマイクロストリップ型放射電極
4の伸長先端部4bは底面2fのグランド電極7に接続
するグランド短絡端部と成している。
【0006】上記パッチ型放射電極3はλ/2パッチタ
イプのものであり、グランドに短絡しておらず(換言す
れば、グランドに浮いた状態であり)、図13(b)に
示すような共振周波数f1でもって共振する構成と成し
ている。また、上記マイクロストリップ型放射電極4は
λ/4マイクロストリップタイプのものであり、図13
(b)に示すような上記共振周波数f1よりも低い共振
周波数f2でもって共振する構成と成している。
【0007】図13(a)に示す表面実装型アンテナ1
は上記のように構成されている。このような表面実装型
アンテナ1は通信装置に内蔵される回路基板に誘電体基
体2の底面2fを実装面として実装される。上記回路基
板には信号供給源8が形成されており、上記表面実装型
アンテナ1が回路基板の所定領域に面実装することによ
って、上記給電電極5が上記信号供給源8に導通接続す
るようになっている。
【0008】上記信号供給源8から給電電極5に信号が
供給されると、その信号は上記給電電極5から容量結合
によって上記パッチ型放射電極3およびマイクロストリ
ップ型放射電極4に供給され、この信号に基づいてパッ
チ型放射電極3やマイクロストリップ型放射電極4が共
振して電波(信号)の送受信が行われることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者
は、上述したようなパッチ型放射電極3およびマイクロ
ストリップ型放射電極4を有した表面実装型アンテナ1
の研究開発を進めていくうちに、上記図13に示すよう
な形態では次に示すような問題が発生することが分かっ
た。
【0010】つまり、上記マイクロストリップ型放射電
極4はグランドに短絡していることから、パッチ型放射
電極3に対して上記マイクロストリップ型放射電極4は
グランドと等価なものとなっている。上記パッチ型放射
電極3は図の左右対称な電波の指向性を持つことが望ま
しいが、上記のように、パッチ型放射電極3の左・右の
一方側(図13(a)の例では右側)のみにグランドと
等価なマイクロストリップ型放射電極4が形成されるこ
とによって、パッチ型放射電極3の指向性がずれてしま
って、パッチ型放射電極3の指向性が左右非対称となっ
てしまうという問題があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、パッチ型放射電極とマイク
ロストリップ型放射電極を共に備えた上で、そのパッチ
型放射電極の指向性の対称性を良好にすることが可能な
表面実装型アンテナおよびそのアンテナを備えた通信装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明の表面実装型
アンテナは、誘電体基体を有し、該誘電体基体の表面に
グランドに短絡されずにグランドから浮いたパッチ型
放射電極が形成されると共に、該パッチ型放射電極の左
側に間隙を介して一端側がグランドに短絡され他端側が
給電を受ける給電端部と成した第1のマイクロストリッ
プ型放射電極が形成され、上記パッチ型放射電極の右側
に間隙を介して一端側がグランドに短絡され他端側が給
電を受ける給電端部と成した第2のマイクロストリップ
型放射電極が形成され、上記第1のマイクロストリップ
型放射電極と第2のマイクロストリップ型放射電極はパ
ッチ型放射電極を中心にして互いに対称あるいは略対称
に形成されている構成をもって前記課題を解決する手段
としている。
【0013】
【0014】第の発明の表面実装型アンテナは、上記
1の発明の構成を備え、第1のマイクロストリップ型
放射電極の共振周波数と、第2のマイクロストリップ型
放射電極の共振周波数とは異なることを特徴として構成
されている。
【0015】第の発明の表面実装型アンテナは、上記
第1又は第2の発明の構成を備え、パッチ型放射電極は
縮退分離する形態と成して円偏波の電波の送受信を行う
ことを特徴として構成されている。
【0016】第の発明の表面実装型アンテナは、上記
第1又は第2又は第3の発明の構成を備え、誘電体基体
にはパッチ型放射電極用の給電電極が形成されると共
に、第1と第2の各マイクロストリップ型放射電極にそ
れぞれ専用の給電電極あるいは第1のマイクロストリッ
プ型放射電極と第2のマイクロストリップ型放射電極に
共通の給電電極が形成されていることを特徴として構成
されている。
【0017】第の発明の表面実装型アンテナは、上記
第1〜第の発明の何れか1つの発明の構成を備え、第
1と第2の各マイクロストリップ型放射電極の近傍には
それぞれ間隔を介して1つ以上のマイクロストリップ型
放射電極が並設されており、第1のマイクロストリップ
型放射電極およびその近傍のマイクロストリップ型放射
電極から成る第1のマイクロストリップ型放射電極群
と、第2のマイクロストリップ型放射電極およびその近
傍のマイクロストリップ型放射電極から成る第2のマイ
クロストリップ型放射電極群とは、パッチ型放射電極を
中心にして互いに略対称に形成されており、上記複数の
マイクロストリップ型放射電極の各共振周波数は互いに
異なっていることを特徴として構成されている。
【0018】第の発明における通信装置は、上記第1
〜第の発明の何れか1つの表面実装型アンテナを備え
ていることを特徴として構成されている。
【0019】上記構成の発明において、第1のマイクロ
ストリップ型放射電極と第2のマイクロストリップ型放
射電極がパッチ型放射電極の両側に、つまり、パッチ型
放射電極を挟み込むように間隔を介して形成されてい
る。
【0020】このように、パッチ型放射電極の両側にグ
ランドと等価な第1と第2の各マイクロストリップ型放
射電極が配設されることによって、パッチ型放射電極の
指向性の対称性を良好にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0022】図1(a)には本発明に係る表面実装型ア
ンテナの第1の実施形態例が斜視図により示され、図1
(b)には図1(a)に示す表面実装型アンテナが展開
状態で示されている。なお、この第1の実施形態例の説
明において、前記提案例と同一構成部分には同一符号を
付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0023】この第1の実施形態例において特徴的なこ
とは、図1(a)、(b)に示すように、パッチ型放射
電極3の図の左右両側に間隙を介して第1のマイクロス
トリップ型放射電極11と第2のマイクロストリップ型
放射電極12が形成されていることである。それ以外の
構成は前記提案例とほぼ同様である。
【0024】図1(a)、(b)に示すように、誘電体
基体2の上面2aのほぼ中央にパッチ型放射電極3が形
成されている。この第1の実施形態例では、上記パッチ
型放射電極3の図の左側には第1のマイクロストリップ
型放射電極11が、また、パッチ型放射電極3の図の右
側には第2のマイクロストリップ型放射電極12がそれ
ぞれ間隙を介して配設されており、上記第1のマイクロ
ストリップ型放射電極11と第2のマイクロストリップ
型放射電極12はパッチ型放射電極3を中心にして左右
対称に形成されている。
【0025】上記第1と第2の各マイクロストリップ型
放射電極11,12の一端側はそれぞれ上面2aから側
面(前側面)2bに伸長形成され、さらに、屈曲して側
面2bの上辺に沿って中央部に向けて伸長形成されてい
る。これら第1と第2の各マイクロストリップ型放射電
極11,12の伸長先端部11a,12aはそれぞれ給
電電極5と間隔を介して配置されており、給電電極5か
ら信号が容量結合によって供給される給電端部と成して
いる。
【0026】また、第1と第2の各マイクロストリップ
型放射電極11,12の他端側はそれぞれ上面2aから
側面(後側面)2dを介し底面2fに向けて伸長形成さ
れて該底面2fのグランド電極7に接続されており、こ
の第1と第2の各マイクロストリップ型放射電極11,
12の端部11b,12bはそれぞれグランド短絡端部
と成している。
【0027】この第1の実施形態例では、上記第1と第
2の各マイクロストリップ型放射電極11,12は同じ
共振周波数を持ち、例えば図13(b)に示すようなパ
ッチ型放射電極3の共振周波数f1とは異なる共振周波
数f2でもって共振する構成と成し、この第1の実施形
態例に示す表面実装型アンテナ1は、前記提案例と同様
に、2つの異なる周波数帯域の電波の送受信が可能なも
のである。
【0028】この第1の実施形態例によれば、パッチ型
放射電極3の両側を挟み込む第1のマイクロストリップ
型放射電極11と第2のマイクロストリップ型放射電極
12が形成されているので、提案例の問題、つまり、パ
ッチ型放射電極3の左・右の一方側のみにグランドと等
価なマイクロストリップ型放射電極が形成されているこ
とに起因してパッチ型放射電極3の指向性が左右非対称
になってしまうという問題をほぼ回避することができ
る。
【0029】特に、この第1の実施形態例では、第1の
マイクロストリップ型放射電極11と第2のマイクロス
トリップ型放射電極12はパッチ型放射電極3を中心に
して左右対称に形成されているので、パッチ型放射電極
3の指向性に対する第1と第2の各マイクロストリップ
型放射電極11,12の影響がパッチ型放射電極3の左
側と右側とでほぼ同程度となり、パッチ型放射電極3の
指向性をほぼ確実に左右対称にすることができる。
【0030】なお、上記図1に示す例では、第1と第2
の各マイクロストリップ型放射電極のグランド短絡端部
11b,12bはそれぞれ別々にグランド電極7に接続
されていたが、例えば、図2(a)に示すように、側面
(後側面)2dの全面に電極13を形成し、上記各グラ
ンド短絡端部11b,12bをそれぞれ上記電極13に
共通に接続し該電極13を介して第1と第2の各マイク
ロストリップ型放射電極11,12をグランド電極7に
短絡してもよい。
【0031】また、図2(b)に示すように、側面2d
にE字形状の電極14を形成し、上記各グランド短絡端
部11b,12bをそれぞれ上記電極14に共通に接続
し該電極14を介して第1と第2の各マイクロストリッ
プ型放射電極11,12をグランド電極7に短絡しても
よい。
【0032】さらに、上記図1に示す例では、第1と第
2の各マイクロストリップ型放射電極11,12はそれ
ぞれ側面2dを通ってグランド電極7に接続されていた
が、例えば、図3に示すように、第1のマイクロストリ
ップ型放射電極11を上面2aから側面(左側面)2e
を介し底面2fに伸長形成してグランド電極7に接続
し、また、第2のマイクロストリップ型放射電極12を
上面2aから側面(右側面)2cを介し底面2fに伸長
形成してグランド電極7に接続してもよい。なお、図3
に示す例では、側面2dには底部側に固定電極6が形成
されている。
【0033】上記図2(a)、(b)や、図3に示す例
のものにおいても、図1と同様に、パッチ型放射電極3
の左右両側に第1のマイクロストリップ型放射電極11
と第2のマイクロストリップ型放射電極12が形成され
ていることによって、パッチ型放射電極3の指向性の対
称性を良好にすることができるという効果を奏すること
ができるものである。
【0034】以下に、第2の実施形態例を説明する。な
お、この第2の実施形態例の説明において、前記第1の
実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共
通部分の重複説明は省略する。
【0035】この第2の実施形態例において特徴的なこ
とは、第1のマイクロストリップ型放射電極11の共振
周波数と第2のマイクロストリップ型放射電極12の共
振周波数が異なっていることである。それ以外の構成は
前記第1の実施形態例とほぼ同様である。
【0036】ところで、マイクロストリップ型放射電極
においては、例えば、第1のマイクロストリップ型放射
電極11(第2のマイクロストリップ型放射電極12)
における給電端部11a(12a)からグランド短絡端
部11b(12b)に至るまでの電流経路長や、電流経
路の太さに応じて、マイクロストリップ型放射電極はイ
ンダクタンス成分が変化して共振周波数が変化する。具
体的には、例えば、上記電流経路長が長くなったり、電
流経路が細くなるに従って、マイクロストリップ型放射
電極はインダクタンス成分が大きくなる方向に変化して
共振周波数は低くなる方向に変化する。
【0037】また、グランドと間隔を介して対向し合っ
ている端部である開放端(例えば、図4に示すような第
1のマイクロストリップ型放射電極11の開放端11c
や、第2のマイクロストリップ型放射電極12の開放端
12c)と、グランド(図4に示す例では固定電極6)
との間の間隔(D1(D2))に応じて、上記開放端と
グランド間の静電容量が変化して、マイクロストリップ
型放射電極の共振周波数が変化する。具体的には、上記
開放端とグランド間の静電容量が小さくなるに従って、
マイクロストリップ型放射電極の共振周波数は高くなる
方向に変化する。
【0038】この第2の実施形態例では、上記マイクロ
ストリップ型放射電極の性質を利用して、第1のマイク
ロストリップ型放射電極11の共振周波数f11と第2の
マイクロストリップ型放射電極12の共振周波数f12を
異なったものとしている。
【0039】すなわち、図4に示す例では、前記図1に
示す構成とほぼ同様な構成となっているが、第1のマイ
クロストリップ型放射電極11における側面2d部分の
電極面積に比べて、第2のマイクロストリップ型放射電
極12における側面2d部分の電極面積は、欠けKがあ
る分、小さくなっている(つまり、電流経路が細くなっ
ている)。このため、第2のマイクロストリップ型放射
電極12は第1のマイクロストリップ型放射電極11よ
りもインダクタンス成分が大きく、第2のマイクロスト
リップ型放射電極12の共振周波数f12は第1のマイク
ロストリップ型放射電極11の共振周波数f11よりも低
いものとなっている(換言すれば、第1のマイクロスト
リップ型放射電極11の共振周波数f11は第2のマイク
ロストリップ型放射電極12の共振周波数f12よりも高
いものとなっている)。
【0040】また、図5(a)に示す例では、第1のマ
イクロストリップ型放射電極11は側面2eを介してグ
ランド電極7に接続されており、第2のマイクロストリ
ップ型放射電極12は側面2dを介してグランド電極7
に接続されている。それ以外は前記図1に示す構成と同
様である。上記グランド短絡端部11b,12bの形成
位置の違いによって、第1のマイクロストリップ型放射
電極11は第2のマイクロストリップ型放射電極12よ
りもインダクタンス成分が小さくなり、上記同様に、第
1のマイクロストリップ型放射電極11の共振周波数f
11は第2のマイクロストリップ型放射電極12の共振周
波数f12よりも高いものとなっている。
【0041】さらに、図5(b)に示す例では、前記図
1に示す構成とほぼ同様な構成を有するが、第1のマイ
クロストリップ型放射電極11の給電端部11aは第2
のマイクロストリップ型放射電極12の給電端部12a
よりも給電電極5から離れて形成されている。これによ
り、第1のマイクロストリップ型放射電極11の電流経
路長は第2のマイクロストリップ型放射電極12の電流
経路長よりも短く、第1のマイクロストリップ型放射電
極11のインダクタンス成分は第2のマイクロストリッ
プ型放射電極12のインダクタンス成分よりも小さくな
っている。このため、上記同様に、第1のマイクロスト
リップ型放射電極11の共振周波数f11は第2のマイク
ロストリップ型放射電極12の共振周波数f12よりも高
いものとなっている。
【0042】さらにまた、図5(c)に示す例において
も前記図1に示す構成とほぼ同様であるが、異なる特徴
的なことは、第1のマイクロストリップ型放射電極11
の開放端11cと固定電極6間の間隔D1が、第2のマ
イクロストリップ型放射電極12の開放端12cと固定
電極6間の間隔D2よりも広くなっていることである。
これにより、第1のマイクロストリップ型放射電極11
の開放端11cと固定電極6(グランド)間の静電容量
は、第2のマイクロストリップ型放射電極12の開放端
12cと固定電極6(グランド)間の静電容量よりも小
さく、上記同様に、第1のマイクロストリップ型放射電
極11の共振周波数f11は第2のマイクロストリップ型
放射電極12の共振周波数f12よりも高いものとなって
いる。
【0043】この第2の実施形態例では、上記のように
して第1のマイクロストリップ型放射電極11の共振周
波数f11と第2のマイクロストリップ型放射電極12の
共振周波数f12を異なるものとしている。上記第1と第
2の各マイクロストリップ型放射電極11,12のイン
ダクタンス成分や、開放端とグランド間の静電容量を利
用して第1と第2の各マイクロストリップ型放射電極1
1,12の共振周波数f11,f12の差Δfを適宜設定す
ることにより、表面実装型アンテナ1は、図6(a)に
示すようなリターンロス特性と、図6(b)に示すよう
なリターンロス特性とのうちの一方を択一的に持つこと
ができることとなる。
【0044】すなわち、上記共振周波数f11,f12の差
Δfを小さくすることで、図6(a)に示すように、低
周波数側の周波数帯域において複共振状態となって、周
波数帯域の広帯域化を図ることができる。
【0045】また、上記共振周波数f11,f12の差Δf
を広げると、図6(b)に示すように3つの周波数帯域
が形成されることとなり、マルチ化を図ることができ
る。
【0046】この第2の実施形態例によれば、前記第1
の実施形態例と同様に、第1のマイクロストリップ型放
射電極11と第2のマイクロストリップ型放射電極12
がパッチ型放射電極3を中心にして略対称に形成されて
いるので、前記第1の実施形態例と同様に、パッチ型放
射電極3に左右対称な指向性を持たせることが可能とな
る。
【0047】その上、この第2の実施形態例では、第1
のマイクロストリップ型放射電極11の共振周波数f11
と第2のマイクロストリップ型放射電極12の共振周波
数f12とを異なるものとしたので、その共振周波数f1
1,f12の差Δfを適宜設定することで、周波数帯域の
広帯域化を図ることができたり、3つ以上の電波送受信
の周波数帯域を持つことが可能なマルチ化を図ることが
できる。このように、表面実装型アンテナ1の用途等に
応じた展開が容易となる。
【0048】以下に、第3の実施形態例を説明する。な
お、この第3の実施形態例の説明において、前記各実施
形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部
分の重複説明は省略する。
【0049】この第3の実施形態例において特徴的なこ
とは、前記各実施形態例の構成に加えて、図7に示すよ
うに、第2の給電電極15が設けられていることであ
る。この第2の給電電極15は誘電体基体2の側面2d
におけるパッチ型放射電極3の近傍領域に形成されてい
る。また、この第2の給電電極15は上記側面2dから
底面2fに回り込んで形成されており、グランド電極7
とは短絡していない。このような第2の給電電極15は
外部から信号が供給されると、その信号を容量結合によ
りパッチ型放射電極3に供給することが可能なものであ
る。
【0050】ところで、例えば、2つの異なる周波数帯
域の電波の送受信が可能な通信装置においては、図8
(a)に示す構成を持つタイプのものと、図8(b)に
示すような構成を持つタイプのものとがある。
【0051】つまり、図8(a)に示すような通信装置
は、DUP(デュプレクサ(電波分離部))16と低周
波数側用のシステム部17と高周波数側用のシステム部
18を有し、例えば、前記図1に示すような表面実装型
アンテナ1が搭載される場合には、その表面実装型アン
テナ1の給電電極5がDUP16を介して低周波数側用
のシステム部17と高周波数側用のシステム部18に接
続される。そして、例えば、表面実装型アンテナ1で受
信された電波に基づき、DUP16によって低周波数側
の信号あるいは高周波数側の信号が取り出されて、低周
波数側の信号は低周波数側用のシステム部17に伝送さ
れて信号処理が成され、高周波数側の信号は高周波数側
用のシステム部18に伝送されて信号処理が成される。
【0052】また、図8(b)に示すような通信装置
は、上記DUP16が省略されたものであり、一般的に
は、従来の電波送受信の周波数帯域が1つであるアンテ
ナが低周波数側用と高周波数側との2種類用意されて搭
載され、低周波数側用のアンテナは低周波数帯域用のシ
ステム部17に、また、高周波数側用のアンテナは高周
波数帯域用のシステム部18にそれぞれ直接的に接続さ
れる。
【0053】この第3の実施形態例では、上記のよう
に、給電電極5に加えて、第2の給電電極15を設けた
ので、この第3の実施形態例の表面実装型アンテナ1
は、図8(a)に示すタイプの通信装置と図8(b)に
示すタイプの通信装置との両方に搭載することができ
る。
【0054】つまり、図8(a)に示す通信装置に上記
図7に示す表面実装型アンテナ1を搭載する場合には、
上述同様に、表面実装型アンテナ1の給電電極5がDU
P16を介して低周波数側用のシステム部17と高周波
数側用のシステム部18に接続され、第2の給電電極1
5は何れにも接続されずに未使用状態となる。これによ
り、上記給電電極5はパッチ型放射電極3と第1のマイ
クロストリップ型放射電極11と第2のマイクロストリ
ップ型放射電極12に共通の給電電極として機能するこ
ととなる。
【0055】図8(b)に示す通信装置に上記図7に示
す表面実装型アンテナ1を搭載する場合には、例えば、
図8(b)の点線に示すように、表面実装型アンテナ1
の給電電極5は低周波数側用のシステム部17に接続さ
れ、また、第2の給電電極15は高周波数側用のシステ
ム部18に接続されることとなる。これにより、上記給
電電極5は第1のマイクロストリップ型放射電極11と
第2のマイクロストリップ型放射電極12に共通の給電
電極として機能し、第2の給電電極15はパッチ型放射
電極用の給電電極として機能する。
【0056】この第3の実施形態例によれば、前記各実
施形態例の構成に加えて、第2の給電電極15を設ける
ことで、表面実装型アンテナ1は、図8(a)に示すよ
うな通信装置だけでなく、図8(b)に示すような上記
DUP16が省略された通信装置にも搭載することがで
きる。換言すれば、上記DUP16が省略された通信装
置においても、1つの表面実装型アンテナを搭載するだ
けで済むので、通信装置の小型化を図ることができる。
【0057】なお、表面実装型アンテナ1が、3つの異
なる周波数帯域の電波の送受信が可能な構成(つまり、
前記第2の実施形態例に示したような構成)を備えてい
る場合には、上記パッチ型放射電極3用の給電電極と、
第1のマイクロストリップ型放射電極11用の給電電極
と、第2のマイクロストリップ型放射電極12用の給電
電極との3つの給電電極を設けることで、上記のような
DUP16が省略され、かつ、3つの異なる周波数帯域
での通信が可能な通信装置にも搭載することができるこ
ととなる。
【0058】以下に、第4の実施形態例を説明する。な
お、この第4の実施形態例の説明において、前記各実施
形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部
分の重複説明は省略する。
【0059】この第4の実施形態例において特徴的なこ
とは、パッチ型放射電極3が図9(a)、(b)に示す
ような縮退分離する形態と成していることである。それ
以外の構成は前記各実施形態例と同様である。
【0060】すなわち、パッチ型放射電極3は、図9
(a)に示すような対角線状の共振のベクトルαとベク
トルβの各長さが異なる形状と成して縮退分離するもの
である。これにより、パッチ型放射電極3は円偏波の電
波の送受信を行うこととなる。なお、縮退分離する形態
は様々なものが考えられ、もちろん、パッチ型放射電極
3は、上記図9(a)、(b)に示す形態に限定される
ものではない。
【0061】この第4の実施形態例によれば、パッチ型
放射電極3は縮退分離する形態と成しているので、この
パッチ型放射電極3によって円偏波の電波の送受信が行
われ、また、第1と第2の各マイクロストリップ型放射
電極11,12によって直線偏波の電波の送受信が行わ
れることとなる。このように、円偏波と直線偏波の2種
類の電波の送受信が可能である表面実装型アンテナ1を
提供することができる。
【0062】以下に、第5の実施形態例を説明する。こ
の第5の実施形態例では、通信装置の一例を示す。この
第5の実施形態例に示す通信装置は図10に示すように
無線機30である。この無線機30のケース31内には
回路基板32が内蔵されており、この無線機30におい
て特徴的なことは、上記第1〜第4の各実施形態例に示
した表面実装型アンテナ1のうちの何れか1つが上記回
路基板32に実装されていることである。
【0063】上記無線機30の回路基板32には、図1
0に示すように、前記DUP16と低周波数側用のシス
テム部17と高周波数側用のシステム部18が形成され
ている。上記表面実装型アンテナ1は、回路基板32に
実装されることにより、上記DUP16を介して低周波
数側用のシステム部17と高周波数側用のシステム部1
8に導通接続される。この無線機30においては、1つ
の表面実装型アンテナ1を実装するだけで、異なる2つ
の周波数帯域の電波の送受信が行われるものである。
【0064】この第5の実施形態例によれば、無線機3
0に前記各実施形態例に示した特有な構成を備えた表面
実装型アンテナ1を装備したので、1つの表面実装型ア
ンテナ1を設けるだけで、異なる2つの周波数帯域の電
波の送受信を行うことができる。その上に、パッチ型放
射電極3の指向性の対称性が良好であるので、アンテナ
特性の信頼性が高い通信装置を提供することができる。
【0065】なお、上記図10に示す例では、無線機3
0にはDUP16が形成されていたが、前記第3の実施
形態例に示したような給電電極5と第2の給電電極15
を備えた表面実装型アンテナ1を利用する場合には、前
記第3の実施形態例で述べたように、上記DUP16を
省略することができる。
【0066】なお、この発明は上記各実施形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記各実施形態例では、表面実装型アンテナ1に
おける第1のマイクロストリップ型放射電極11と第2
のマイクロストリップ型放射電極12はパッチ型放射電
極3を中心にして対称あるいは略対称に形成されていた
が、上記第1と第2のマイクロストリップ型放射電極1
1,12はパッチ型放射電極3を挟み込むようにパッチ
型放射電極3の両側に形成されていればよく、パッチ型
放射電極3を中心にして対称あるいは略対称に形成され
ていなくともよい。この場合には、図13に示すような
マイクロストリップ型放射電極が1つだけであるものに
比べて、パッチ型放射電極3の指向性の対称性を改善す
ることができる。
【0067】また、上記各実施形態例では、パッチ型放
射電極3の左右両側にそれぞれ1個ずつマイクロストリ
ップ型放射電極が形成されていたが、例えば、図11に
示すように、複数のマイクロストリップ型放射電極から
成る第1のマイクロストリップ型放射電極群20と第2
のマイクロストリップ型放射電極群21をパッチ型放射
電極3の両側に形成してもよい。
【0068】この場合、上記第1のマイクロストリップ
型放射電極群20と第2のマイクロストリップ型放射電
極群21はパッチ型放射電極3を中心にして略対称に形
成される。
【0069】上記第1と第2の各マイクロストリップ型
放射電極群20,21を構成する複数のマイクロストリ
ップ型放射電極の各共振周波数を、前記第2の実施形態
例で述べたような性質を利用して適宜設定することによ
って、3つ以上の多数の周波数帯域の電波の送受信を可
能にしたり、また、2重や3重等の多共振状態を作り出
して周波数帯域の広帯域化を図ることができるというよ
うに、様々な展開を図ることが可能となる。
【0070】なお、上記第1のマイクロストリップ型放
射電極群20と第2のマイクロストリップ型放射電極群
21が略対称とは、第1のマイクロストリップ型放射電
極群20と第2のマイクロストリップ型放射電極群21
をそれぞれ構成するマイクロストリップ型放射電極が多
数であり、それらマイクロストリップ型放射電極が微細
である場合には、上記第1のマイクロストリップ型放射
電極群20におけるマイクロストリップ型放射電極の数
と、第2のマイクロストリップ型放射電極群21におけ
るマイクロストリップ型放射電極の数とが僅かに異なっ
ている場合も含む。
【0071】さらに、上記各実施形態例では、誘電体基
体2は直方体状のものであったが、誘電体基体2の形状
は直方体状に形成されるものではなく、様々な形態を採
り得る。例えば、図12に示すように、誘電体基体2を
円柱状にしてもよい。この場合も、上記各実施形態例と
同様に、誘電体基体2の上面2aの中央部にパッチ型放
射電極3が形成され、第1のマイクロストリップ型放射
電極11と第2のマイクロストリップ型放射電極12が
パッチ型放射電極3の両側に形成される。この場合に
も、上記各実施形態例と同様に、パッチ型放射電極3の
指向性の対称性を良好にすることができる。
【0072】さらに、上記第5の実施形態例では、通信
装置として無線機を例にして説明したが、この発明は、
無線機以外の通信装置にも適用することが可能なもので
ある。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、パッチ型放射電極と
マイクロストリップ型放射電極を有しているので、1つ
の表面実装型アンテナで、互いに異なる2つ以上の周波
数帯域での電波の送受信が可能である。その上に、パッ
チ型放射電極の両側に間隙を介して第1のマイクロスト
リップ型放射電極と第2のマイクロストリップ型放射電
極が形成されているので、グランドと等価的なマイクロ
ストリップ型放射電極の影響がパッチ型放射電極の両側
にほぼ同程度に与えられることとなり、パッチ型放射電
極の指向性の良好な対称性を得ることが可能となる。
【0074】第1のマイクロストリップ型放射電極と第
2のマイクロストリップ型放射電極がパッチ型放射電極
を中心にして対称あるいは略対称に形成されているもの
にあっては、パッチ型放射電極の指向性の対称性をより
向上させることができる。
【0075】第1のマイクロストリップ型放射電極の共
振周波数と、第2のマイクロストリップ型放射電極の共
振周波数とが異なっているものにあっては、第1と第2
の各マイクロストリップ型放射電極の共振周波数の差を
小さくして複共振状態を作り出すことによって、第1と
第2の各マイクロストリップ型放射電極による周波数帯
域の広帯域化を図ることができる。
【0076】また、第1と第2の各マイクロストリップ
型放射電極の共振周波数の差を大きくすることにより、
パッチ型放射電極による周波数帯域に加えて、第1のマ
イクロストリップ型放射電極による周波数帯域と、該周
波数帯域とは異なる第2のマイクロストリップ型放射電
極による周波数帯域とが形成されることとなり、1つの
表面実装型アンテナで、異なる3つの周波数帯域の電波
の送受信が可能となり、表面実装型アンテナのマルチ化
を図ることができる。
【0077】パッチ型放射電極は縮退分離する形態と成
して円偏波の電波の送受信を行うものにあっては、パッ
チ型放射電極によって円偏波の電波の送受信ができ、マ
イクロストリップ型放射電極によって直線偏波の電波の
送受信ができるので、円偏波と直線偏波の2種類の電波
の送受信が可能な表面実装型アンテナを提供することが
できる。
【0078】パッチ型放射電極用の給電電極が形成され
ると共に、第1と第2の各マイクロストリップ型放射電
極にそれぞれ専用の給電電極あるいは第1のマイクロス
トリップ型放射電極と第2のマイクロストリップ型放射
電極に共通の給電電極が形成されている表面実装型アン
テナにあっては、電波分離部(DUP)を備えた通信装
置だけでなく、上記電波分離部が省略された通信装置に
も組み込むことが可能となり、装着可能な通信装置の種
類が増加して、適用範囲を拡大することができる。ま
た、従来では、異なる複数の周波数帯域の送受信が可能
で、かつ、上記電波分離部が設けられていない通信装置
では、送受信が可能な周波数帯域の数に応じたアンテナ
を用意する必要があるため、小型化が難しかったが、上
記本発明の、パッチ型放射電極用の給電電極とマイクロ
ストリップ型放射電極用の給電電極とを別個に設ける表
面実装型アンテナを用いることにより、上記通信装置に
組み込むアンテナの数を減少することができ、通信装置
の小型化を図ることが容易となる。
【0079】第1のマイクロストリップ型放射電極群と
第2のマイクロストリップ型放射電極群とがパッチ型放
射電極の両側に形成されているものにあっては、上記同
様に、パッチ型放射電極の指向性の対称性を良好にする
ことができる上に、上記第1と第2の各マイクロストリ
ップ型放射電極群を構成する多数のマイクロストリップ
型放射電極の共振周波数を適宜設定することによって、
2つ以上の異なる周波数帯域の電波の送受信を可能とす
るマルチ化や、多共振状態を作り出して周波数帯域の広
帯域化を図ることが可能であり、様々な展開を図ること
が可能である。
【0080】この発明において特徴的な表面実装型アン
テナを備えた通信装置にあっては、アンテナ特性の信頼
性が高い通信装置を提供することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型アンテナの第1の実施
形態例を示す説明図である。
【図2】図1の変形例を示す説明図である。
【図3】さらに、図1の変形例を示す説明図である。
【図4】第2の実施形態例を説明するための図である。
【図5】さらに、第2の実施形態例を説明するための図
である。
【図6】第2の実施形態例に示す表面実装型アンテナの
リターンロス特性の例を示す説明図である。
【図7】第3の実施形態例を示す説明図である。
【図8】第3の実施形態例の表面実装型アンテナを搭載
することが可能な通信装置の構成例を示す説明図であ
る。
【図9】第4の実施形態例を説明するための図である。
【図10】通信装置の一例を示すモデル図である。
【図11】第1のマイクロストリップ型放射電極群20
と第2のマイクロストリップ型放射電極群21が形成さ
れている表面実装型アンテナの例を示す説明図である。
【図12】その他の実施形態例を示す説明図である。
【図13】本出願人が提案している表面実装型アンテナ
の提案例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 表面実装型アンテナ 2 誘電体基体 3 パッチ型放射電極 5 給電電極 7 グランド電極 11 第1のマイクロストリップ型放射電極 12 第2のマイクロストリップ型放射電極 15 第2の給電電極 20 第1のマイクロストリップ型放射電極群 21 第2のマイクロストリップ型放射電極群 30 無線機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08 H01Q 1/24 H01Q 1/38 H01Q 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基体を有し、該誘電体基体の表面
    にはグランドに短絡されずにグランドから浮いたパッチ
    型放射電極が形成されると共に、該パッチ型放射電極の
    左側に間隙を介して一端側がグランドに短絡され他端側
    が給電を受ける給電端部と成した第1のマイクロストリ
    ップ型放射電極が形成され、上記パッチ型放射電極の右
    側に間隙を介して一端側がグランドに短絡され他端側が
    給電を受ける給電端部と成した第2のマイクロストリッ
    プ型放射電極が形成され、上記第1のマイクロストリッ
    プ型放射電極と第2のマイクロストリップ型放射電極は
    パッチ型放射電極を中心にして互いに対称あるいは略対
    称に形成されていることを特徴とする表面実装型アンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 第1のマイクロストリップ型放射電極の
    共振周波数と、第2のマイクロストリップ型放射電極の
    共振周波数とは異なることを特徴とする請求項1記載の
    表面実装型アンテナ。
  3. 【請求項3】 パッチ型放射電極は縮退分離する形態と
    成して円偏波の電波の送受信を行うことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の表面実装型アンテナ。
  4. 【請求項4】 誘電体基体にはパッチ型放射電極用の給
    電電極が形成されると共に、第1と第2の各マイクロス
    トリップ型放射電極にそれぞれ専用の給電電極あるいは
    第1のマイクロストリップ型放射電極と第2のマイクロ
    ストリップ型放射電極に共通の給電電極が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    記載の表面実装型アンテナ。
  5. 【請求項5】 第1と第2の各マイクロストリップ型放
    射電極の近傍にはそれぞれ間隔を介して1つ以上のマイ
    クロストリップ型放射電極が並設されており、第1のマ
    イクロストリップ型放射電極およびその近傍のマイクロ
    ストリップ型放射電極から成る第1のマイクロストリッ
    プ型放射電極群と、第2のマイクロストリップ型放射電
    極およびその近傍のマイクロストリップ型放射電極から
    成る第2のマイクロストリップ型放射電極群とは、パッ
    チ型放射電極を中心にして互いに略対称に形成されてお
    り、上記複数のマイクロストリップ型放射電極の各共振
    周波数は互いに異なっていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4の何れか1つに記載の表面実装型アンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5の何れか1つに記
    載の表面実装型アンテナを備えていることを特徴とした
    通信装置。
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