JP5153096B2 - 複層塗膜形成方法 - Google Patents
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Description
加熱減量(X)=[(Y−Z)/Y]×100
[式中、Yは電着塗料(A)を電着塗装して得られる未硬化の塗膜を105℃で3時間
加熱して水分を除去した後の乾燥塗膜の重量であり、Zは該乾燥塗膜を170℃で2
0分加熱した後の硬化塗膜の重量である]
により算出される加熱減量(X)が5重量%以下である電着塗料(A)の硬化塗膜上に、第1着色塗料(B)、第2着色塗料(C)及びクリヤ塗料(D)をウェットオンウェットで順次塗装し、得られる3層の塗膜を同時に加熱硬化せしめることを特徴とする複層塗膜の形成方法を提供するものである。
本発明の方法を適用することができる被塗物としては、電着塗装が可能な材料であれば特に制限はなく、例えば、ステンレス、鉄、鋼、銅、亜鉛、スズ、アルミニウム、アルマイトなどの金属;これらの金属の合金;該金属がメッキされたシート;該金属が積層されたシート等が挙げられ、これらには、必要に応じて、耐食性及び付着性を向上させるために、表面処理、プライマーなどを施すことができ、例えば、ステンレスには、クロム系表面処理を施すことができる。被塗物として、具体的には、自動車ボディが好適であり、被塗物となる鋼板は通常行われているように、りん酸亜鉛処理を施しておくことができる。
上記被塗物には、電着塗料(A)が電着塗装される。本発明においては、電着塗料(A)として、電着塗膜の加熱減量(X)(注1)が5重量%以下、好ましくは4重量%以下、さらに好ましくは3.5重量%以下であるものを使用する。加熱減量(X)が5重量%
より大きい電着塗膜を形成する電着塗料を用いると、電着塗膜ならびに第1着色塗膜、第2着色塗膜及びクリヤ塗膜からなる3C1Bの複層塗面の仕上り性が低下することがあり好ましくない。
[式中、Yは電着塗料(A)を電着塗装して得られる未硬化の塗膜を105℃で3時間
加熱して水分を除去した後の乾燥塗膜の重量であり、Zは該乾燥塗膜を170℃で2
0分加熱した後の硬化塗膜の重量である]
で示されるα−オレフィンエポキサイド、スチレンオキサイドなどの不飽和化合物の酸化物;アリルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、メチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルなどの水酸基を有する化合物のグリシジルエーテル;脂肪酸のような有機酸のグリシジルエステルなどを挙げることができる。
。
で示される繰り返し単位を有する数平均分子量が3,000〜200,000、特に4,000〜10,000の範囲内にあるポリエポキシド重合体。この重合体は、例えば、下記式(7)
で示される少なくとも1種のモノマー又は該モノマーの少なくとも1種と他の重合性モノマーとを重合せしめることによって製造することができる。
キル基、アリール基、アラルキル基又はハロゲン原子を表わし;R3は水素原子、炭
素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アリル基又はハロゲン原子
を表わし;R4およびR6は同一もしくは相異なり、各々水素原子、炭素数1〜4の
アルキル基又はグリシジルオキシフェニル基を表わし;R5は水素原子、炭素数1〜
10のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アリル基又はハロゲン原子を表わし
;そしてnは1〜38の整数である]
で示されるエポキシ樹脂。
で示される基である。
ロック剤;アセト酢酸エチル、アセチルアセトンなどの活性メチレン系ブロック剤;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アミルアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコール、グリコール酸メチル、グリコール酸ブチル、ジアセトンアルコール、乳酸メチル、乳酸エチルなどのアルコール系ブロック剤;ホルムアミドオキシム、アセトアルドオキシム、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシム、ジアセチルモノオキシム、シクロヘキサンオキシムなどのオキシム系ブロック剤;ブチルメルカプタン、ヘキシルメルカプタン、t−ブチルメルカプタン、チオフェノール、メチルチオフェノール、エチルチオフェノールなどのメルカプタン系ブロック剤;酢酸アミド、ベンズアミドなどの酸アミド系ブロック剤;コハク酸イミド、マレイン酸イミドなどのイミド系ブロック剤;キシリジン、アニリン、ブチルアミン、ジブチルアミンなどのアミン系ブロック剤;イミダゾール、2−エチルイミダゾールなどのイミダゾール系ブロック剤;エチレンイミン、プロピレンイミンなどのイミン系ブロック剤;などを挙げることができる。このうち、塗料の安定性や塗膜の硬化性などのバランスから、メチルエチルケトオキシムなどのオキシム系ブロック剤が特に好適である。
にあり、例えばイミダゾール環を2個有する場合は、分子量が136〜600の範囲にあることが望ましい。
O2 基準)のジルコニウム酸化物で被覆してなるルチル型微粒子二酸化チタン組成物(以下、ジルコニウム被覆チタン白ということがある)を使用すると、本発明の方法により形成される複層塗膜の仕上り性を向上させることができることが判明した。
[式中、顔料成分の重量は、顔料分散ペーストを800〜1000℃にて180分間加
熱した後に残存した灰分の重量を示し、電着塗料の固形分は、電着塗料を2g採取し
、105℃で3時間加熱して水と有機溶剤を揮散させた後の残量の重量を示す]
本発明の方法によれば、以上に述べた如くして形成される電着塗料(A)の硬化塗膜上に、第1着色塗料(B)が塗装される。第1着色塗料(B)としては、有機溶剤型着色塗料及び水性着色塗料のいずれでも使用することができるが、本発明が1つの目的とする揮発性有機化合物を低減するという面からは、水性の着色塗料を使用することが好ましい。以下、水性の着色塗料について述べる。
チルグリコールエステルなどのグリコール類、これらのグリコール類にε−カプロラクトンなどのラクトン類を付加したポリラクトンジオール、ビス(ヒドロキシエチル)テレフタレートなどのポリエステルジオール類が挙げられ、また、1分子中に3個以上の水酸基を有する多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ジグリセリン、トリグリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトールなどが挙げられる。
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート類;及びこれらのポリイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;イソホロンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−もしくは−2,6−ジイソシアネート、1,3−もしくは1,4−ジ(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,2−シクロヘキサンジイソシアネートなどの脂環族ジイソシアネート類;及びこれらのポリイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、m−もしくはp−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナトフェニル)スルホン、イソプロピリデンビス(4−フェニルイソシアネート)などの芳香族ジイソシアネート化合物及びこれらのポリイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアナトベンゼン、2,4,6−トリイソシアナトトルエン、4,4’−ジメチルジフェニルメタン−2,2’,5,5’−テトライソシアネートなどの1分子中に3個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート類及びこれらのポリイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジメチロールプロピオン酸、ポリアルキレングリコール、トリメチロ−ルプロパン、ヘキサントリオールなどのポリオールの水酸基にイソシアネート基が過剰量となる比率でポリイソシアネート化合物を反応させてなるウレタン化付加物及びこれらのポリイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物などが挙げられる。
266」、「サイメル267」、「サイメル272」、「サイメル285」、「サイメル301」、「サイメル303」、「サイメル325」、「サイメル327」、「サイメル350」、「サイメル370」、「サイメル701」、「サイメル703」、「サイメル736」、「サイメル738」、「サイメル771」、「サイメル1141」、「サイメル1156」、「サイメル1158」など(以上、日本サイテック社製、商品名);「ユーバン120」、「ユーバン20HS」、「ユーバン2021」、「ユーバン2028」、「ユーバン2061」など(以上、三井化学社製、商品名);「メラン522」など(日立化成社製、商品名)などが挙げられる。
本発明の方法によれば、次いで、第1着色塗料(B)の未硬化塗膜上に、第2着色塗料(C)が塗装される。第2着色塗料(C)としては、有機溶剤型着色塗料又は水性着色塗料のいずれでも使用することができるが、揮発性有機化合物を低減するという面からは、水性の着色塗料を使用することが好ましい。
上記のように形成される第2着色塗料(C)の塗膜上には、さらに、クリヤ塗料(D)が塗装される。クリヤ塗料(D)としては、例えば、自動車ボディの塗装において通常使用されている有機溶剤型又は水性のクリヤ塗料(D)を使用することができる。
以上に述べた如くして形成される第1着色塗料(B)の塗膜、第2着色塗料(C)の塗膜及びクリヤ塗料(D)の塗膜の3層の未硬化塗膜からなる複層塗膜は、通常の塗膜の焼付け手段により、例えば、熱風加熱、赤外線加熱、誘導加熱などにより、約80〜約170℃、好ましくは約120〜約160℃の温度で約20〜約40分間程度加熱して同時に硬化させることができ、それによって、仕上り性、防食性、耐チッピング性などに優れた複層塗膜を形成せしめることができる。
製造例1:基体樹脂No.1の製造
撹拌機、温度計、滴下ロート及び還流冷却器を取付けたフラスコに、EHPE−3150(注5)155部、ジエタノールアミン70部及び下記のフェノール性水酸基含有生成物の全量を入れ、160℃で5時間反応させた後、メチルプロパノール692部を加え、水酸基当量443、アミン価63mgKOH/g及び固形分60%の基体樹脂No.1を得た。
エポキシ当量190のビスフェノールAジグリシジルエーテル475部、ビスフェノールA285部、ジエタノールアミン53部及びカルビトール80部を混合して加熱溶解後、130℃で3時間保持して反応させることにより得られた生成物。
サイクロマーM100(3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレート)33.4部にアゾビスジメチルバレロニトリル2部を溶解し、その溶液を、100℃に加熱したメチルイソブチルケトン10部とエチレングリコールモノブチルエーテル10部との混合溶剤に2時間かけて滴下し、1時間熟成後、125℃に昇温して更に1時間熟成し、エポキシ当量196及び固形分60%の硬化剤No.1を得た。
エピコート828EL(ジャパンエポキシレジン株式会社製、商品名、エポキシ樹脂)1010部に、ビスフェノールA 390部及びジメチルベンジルアミン0.2部を加え、130℃でエポキシ当量800になるまで反応させた。
コスモネートM−200(三井化学株式会社製、商品名、クルードMDI)270部に
メチルイソブチルケトン46部を加え70℃に昇温した。さらに、ジエチレングリコールモノブチルエーテル281部をゆっくり加えた後、90℃に昇温した。この温度を保ちながら、経時でサンプリングし、赤外吸収スペクトル測定にて未反応のイソシアネートの吸収がなくなったことを確認して反応を停止させ、有機溶剤量を調整し、ブロック化ポリイソシアネート化合物である固形分60%の硬化剤No.2を得た。
硫酸チタニル溶液を常法により加熱加水分解し、濾過、洗浄して得られた含水酸化チタンスラリー95部(TiO2 換算10部相当)に、48%苛性ソーダ水溶液7.3部を攪拌しながら投入し、95℃で2時間熟成した。つぎに、この苛性ソーダ処理物を洗浄して得られたスラリー205部に、35%塩酸48部を攪拌しながら投入し、95℃で2時間加熱して熟成し、チタニアゾルを作成した。このようにして得られたチタニアゾルを濾過、洗浄したのち150℃で30分間乾燥して、平均粒子径が0.015μmのルチル型微粒子二酸化チタンを得た。かくして得られた微粒子二酸化チタン9.7部を水100部に投入し、攪拌しながら、その中に、硫酸ジルコニウムをZrO2に換算して15%含有する硫酸ジルコニウム水溶液2.8部を投入し、25%アンモニア水で中和することにより、微粒子二酸化チタンの粒子表面にZrO2に換算して1.0%(TiO2基準)のジルコニウムの水和酸化物を沈着させ、ついで80℃に30分間加熱した後、濾過、洗浄し、その後、150℃で30分間乾燥した。得られた乾燥物を500℃で3時間焼成した後、エネルギーミルで粉砕することによって、ルチル型微粒子二酸化チタンの粒子表面がZrO2に換算して4.0%(TiO2基準)のジルコニウム酸化物で被覆された平均粒子径が0.028μmのルチル型微粒子二酸化チタン組成物9.0部を得た。
製造例1で得た基体樹脂No.1 117部(固形分70部)、エチレングリコールモノブチルエーテルに溶解した固形分80%のEHPE−3150(注5参照)37.5部(固形分30部)及び10%ギ酸7部を混合し均一に撹拌した後、脱イオン水132.5部を強く撹拌しながら約15分かけて滴下し、固形分34%のエマルションNo.1を得た。
製造例1で得た基体樹脂No.1 117部(固形分70部)、エチレングリコールモノブチルエーテルに溶解した固形分80%のEHPE−3150(注5参照)37.5部(固形分30部)、ニッカオクチックスビスマス(注6)固形分で6部及び10%ギ酸7部を混合し均一に撹拌した後、脱イオン水142.0部を強く撹拌しながら約15分かけて滴下し、固形分34%のエマルションNo.2を得た。
製造例1で得た基体樹脂No.1 117部(固形分70部)、製造例2で得た硬化剤No.1 50部(固形分30部)及び10%ギ酸7部を混合し均一に撹拌した後、脱イオン水120部を強く撹拌しながら約15分かけて滴下し、固形分34%のエマルションNo.3を得た。
製造例3で得た基体樹脂No.2 87.5部(固形分70部)、製造例4で得た硬化剤No.2 50部(固形分30部)及び10%ギ酸7部を混合し均一に撹拌した後、脱イオン水149.5部を強く撹拌しながら約15分かけて滴下し、固形分34%のエマル
ションNo.4を得た。
製造例1で得た基体樹脂No.1 8.33部(固形分5部)に10%のギ酸4.4部を加え、攪拌しながら脱イオン水15部を加える。さらにJR−600E(注7)10部、カーボンMA−7(注8)1部、ハイドライドPXN(注9)10部、水酸化銅1部、水酸化ビスマス3部及び脱イオン水7.3部を添加混合し、ボールミルで24時間分散して、固形分50.0重量%の顔料分散ペーストNo.1を得た。顔料分散ペーストNo.1の顔料分(注4参照)は80重量%であった。
3.8質量%。
製造例1で得た基体樹脂No.1 8.33部(固形分5部)に10%のギ酸4.4部を加え、攪拌しながら脱イオン水15部を加える。さらにJR−603(注10)10部、カーボンMA−7(注8参照)1部、ハイドライドPXN(注9参照)10部、水酸化銅1部、水酸化ビスマス3部及び脱イオン水7.3部を添加混合し、ボールミルで24時
間分散して、固形分50.0重量%の顔料分散ペーストNo.2を得た。顔料分散ペーストNo.2の顔料分(注4参照)は80重量%であった。
製造例1で得た基体樹脂No.1 8.33部(固形分5部)に10%のギ酸4.4部を加え、攪拌しながら脱イオン水15部を加える。さらに製造例5で得たジルコニウム処理ニ酸化チタン10部、カーボンMA−7(注8参照)1部、ハイドライドPXN(注9)10部、水酸化銅1部、水酸化ビスマス3部及び脱イオン水7.3部を混合し、ボールミルで24時間分散して、固形分50.0重量%の顔料分散ペーストNo.3を得た。顔料分散ペーストNo.3の顔料分(注4参照)は80重量%であった。
製造例1で得た基体樹脂No.1 8.33部(固形分5部)に10%のギ酸4.4部を加え、攪拌しながら脱イオン水15部を加える。さらにJR−600E(注7参照)10部、カーボンMA−7(注8参照)1部、ハイドライドPXN(注9参照)7部、タルクMV(注11)3部、水酸化銅1部、水酸化ビスマス3部及び脱イオン水7.3部を混合し、ボールミルで24時間分散して、固形分50.0重量%の顔料分散ペーストNo.4を得た。顔料分散ペーストNo.4の顔料分(注4参照)は80重量%であった。
製造例1で得た基体樹脂No.1 8.33部(固形分5部)に10%のギ酸4.4部を加え、攪拌しながら脱イオン水15部を加える。さらにJR−600E(注7参照)10部、カーボンMA−7(注8参照)1部、ハイドライドPXN(注9参照)10部、水酸化ビスマス3部及び脱イオン水6.3部を混合し、ボールミルで24時間分散して、固形分50.0重量%の顔料分散ペーストNo.5を得た。顔料分散ペーストNo.5の顔料分(注4参照)は80重量%であった。
製造例1で得た60%の基体樹脂8.33部(固形分5部)に10%のギ酸4.4部を加え、攪拌しながら脱イオン水15部を加える。さらにJR−600E(注7参照)10部、カーボンMA−7(注8参照)1部、ハイドライドPXN(注9参照)10部、水酸化ビスマス3部、ジオクチル錫オキサイド1部及び脱イオン水7.3部を混合し、ボールミルで24時間分散後、固形分50.0重量%の顔料分散ペーストNo.6を得た。顔料分散ペーストNo.6の顔料分(注4参照)は80重量%であった。
製造例6で得た34%のエマルションNo.1 294部(固形分100部)に、製造例10で得た50%の顔料分散ペーストNo.1 60部(固形分30部)及び脱イオン水296部を加え、固形分20%の電着塗料No.1を得た。電着塗料No.1の顔料分(注4参照)は18.5%であった。
製造例16と同様にして、下記表3に示す配合内容にて、電着塗料No.2〜No.9を得た。
攪拌機、温度計、還流管及び窒素導入管を備えた4つ口フラスコに、脱イオン水40部、アニオン界面活性剤(商品名「Newcol 707SF」、日本乳化剤社製、不揮発分30%)0.8部を加え、窒素置換後攪拌しながら82℃に保った。この中に、まず、エマルション化した下記の「モノマー混合物」5部及び過硫酸アンモニウム0.3部を脱イオン水3部で溶解した混合物を添加し、20分後、残りの「モノマー混合物」及び過硫酸アンモニウム0.3部を脱イオン水3部に溶解したものを4時間かけて滴下して、乳化重合を行った。
脱イオン水54 部、「Newcol 707SF」0.5部、エチルアクリレート45部、メチルメタクリレート48部、ヒドロキシエチルアクリレート5部、アクリル酸1部及びアリルメタクリレート1部を撹拌し、乳化して、モノマー混合物とした。
製造例25で得たアクリル樹脂水分散体39部に、サイメル325(注12)15部、エチレングリコールモノブチルエーテル9部及びN,N−ジメチルアミノエタノール1.4部を加えて攪拌混合した。次いでNacure4167(商品名、キング・インダストリイズ社製、リン酸系酸触媒、有効成分25%)3.2部(有効成分0.8部)を加えて
均一に攪拌混合した後、攪拌しながら脱イオン水を徐々に仕込み、固形分40%の水性クリヤ塗料を得た。
冷延鋼板(150mm(縦)×70mm(横)×0.8mm(厚))に化成処理(パルボンド#3020、日本パーカライジング社製、商品名、リン酸亜鉛処理剤)を施し、試験板とした。
実施例1:複層塗膜No.1の作製
以下の工程により複層塗膜No.1を作製した。
下記表4に示す工程に変更する以外は、実施例1と同様に操作して(硬化膜厚も同じ)、実施例2〜10の複層塗膜No.2〜No.10を得た。
以下の工程により複層塗膜No.11を作製した。
下記表5にしめす工程に変更する以外は、比較例1と同様に操作して、複層塗膜No.12〜No.14を得た。
前記(注2)に記載の測定方法に従い、表面粗度計としてサーフコム130A(商品名、株式会社東京精密社製)を用い、測定長さ50mm及びデータ採取間隔10μm間隔で測定したときの値。
ウェーブスキャン プラス(商品名、BYK Gardner社製)を用いた。鏡面光沢計が写像を測定しているのに対し、ウェーブスキャン プラスは塗膜表面に焦点を合わせるものであり、測定機から出るレーザー光を塗面に当てて反射光の強度を逐一検出器によって検出し、反射光の強度により肉眼での観察に近い塗膜表面の光学的凹凸を観察することができる。
◎はショートウェーブ値(SW)が12未満。
○はショートウェーブ値(SW)が12以上、かつ15未満。
△はショートウェーブ値(SW)が15以上、かつ20未満。
×はショートウェーブ値(SW)が20を越える。
得られた複層塗膜に素地に達するようにナイフでクロスカット傷を入れ、これをJIS
Z−2371に準じて840時間耐塩水噴霧試験を行い、ナイフ傷からの錆、フクレ幅によって以下の基準で評価した。
◎は錆、フクレの最大幅がカット部より1.5mm未満(片側)。
○は錆、フクレの最大幅がカット部より1.5mm以上でかつ2.5mm未満(片側
)。
△は錆、フクレの最大幅がカット部より2.5mm以上でかつ3.5mm未満(片側
)。
×は錆、フクレの最大幅がカット部より3.5mm以上(片側)。
複層塗膜を形成せしめた試験板を、チッピング試験装置(スガ試験機社製、飛石試験機「JA−400型」)の試片保持台に、石の吹き出し口に対して塗面が直角になるように固定し、−20℃において、0.294MPa(3kgf/cm2)の圧縮空気により粒度7号の花崗岩砕石50gを塗面に吹き付けた後、塗面に布粘着テープ(富士工業社製)を貼着し、それを急激に剥離後、塗膜のキズの発生程度等を目視で観察し、下記基準により評価した。
◎:キズの大きさはかなり小さく、第2着色塗膜の一部に傷が付いている程度である
。
○:キズの大きさは小さく、第1着色塗膜が一部露出している程度である。
△:キズの大きさは大きく、第1着色塗膜の一部が欠損し、電着塗膜又は鋼板が露出
している、
×:キズの大きさはかなり大きく、第1着色塗膜が大きく露出し、又は第1着色塗膜
が欠損して電着塗膜又は鋼板が露出し、外観を著しく損なっている。
Claims (14)
- 下記式:
加熱減量(X)=[(Y−Z)/Y]×100
[式中、Yは電着塗料(A)を電着塗装して得られる未硬化の塗膜を105℃で3時 間加熱して水分を除去した後の乾燥塗膜の重量であり、Zは該乾燥塗膜を170℃で 20分加熱した後の硬化塗膜の重量である]
により算出される加熱減量(X)が5重量%以下である電着塗料(A)の硬化塗膜上に、第1着色塗料(B)、第2着色塗料(C)及びクリヤ塗料(D)をウェットオンウェットで順次塗装し、得られる3層の塗膜を同時に加熱硬化せしめることからなり、
電着塗料(A)が、ルチル型微粒子二酸化チタンの粒子表面を、ZrO 2 に換算して0.5〜8.0重量%(TiO 2 基準)のジルコニウム酸化物で被覆してなるルチル型微粒子二酸化チタン組成物を含有し、そいて、170℃で20分間加熱硬化せしめた電着塗膜について、測定長さ50mmの部分を10μm間隔で表面粗度計を用いて表面粗度を測定し、次いで得られる測定データをフーリエ変換することを含んでなるパワースペクトル周波数分析により得られる、波長0.02〜1mmの範囲のパワースペクトル値の平均値が70以下である硬化電着塗膜を形成するものである
ことを特徴とする複層塗膜の形成方法。 - 電着塗料(A)の加熱減量(X)が4重量%以下である請求項1に記載の方法。
- 電着塗料(A)が、エポキシ樹脂(a1)、アミン化合物(a2)及びフェノール化合物(a3)を反応させることにより得られる基体樹脂(a)と、架橋剤として、エポキシ樹脂(b)を含んでなる電着塗料である請求項1又は2に記載の方法。
- エポキシ樹脂(a1)が、下記式(1)
- エポキシ樹脂(a1)が、140〜1000の範囲内のエポキシ当量及び200〜50,000の範囲内の数平均分子量を有するものである請求項3に記載の方法。
- アミン化合物(a2)が、第1級水酸基を含有する第1級もしくは第2級のアミン化合物である請求項3に記載の方法。
- フェノール化合物(a3)が、フェノール性水酸基を1分子中に少なくとも1個有するものである請求項3に記載の方法。
- フェノール化合物(a3)がビスフェノール化合物である請求項7に記載の方法。
- 基体樹脂(a)が、20〜150mgKOH/gの範囲内のアミン価;300〜1000mgKOH/gの範囲内の水酸基価;800〜15,000の範囲内の数平均分子量を有する請求項3に記載の方法。
- エポキシ樹脂(b)が、脂環式骨格にエポキシ基が結合してなるエポキシ基含有官能基を1分子あたり平均2個以上有するポリエポキシド化合物又はノボラック樹脂のグリシジルエーテル化物である請求項3に記載の方法。
- エポキシ樹脂(b)が、下記式(5)
下記式(6)
で示される繰り返し単位を有する数平均分子量が3,000〜200,000の範囲内にあるポリエポキシド重合体、及び
下記式(8)
で示されるエポキシ樹脂よりなる群から選ばれる請求項3に記載の方法。 - 電着塗料(A)が、基体樹脂(a)とエポキシ樹脂(b)の合計固形分重量に基いて、オクタン酸ビスマスを0.1〜20質量%含有する請求項3に記載の方法。
- 電着塗料(A)が、170℃で20分間加熱硬化せしめた電着塗膜について、測定長さ50mmの部分を10μm間隔で表面粗度計を用いて表面粗度を測定し、次いで得られる測定データをフーリエ変換することを含んでなるパワースペクトル周波数分析により得られる、波長0.02〜1mmの範囲のパワースペクトル値の積分値が1.7×105以下である硬化電着塗膜を形成するものである請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
- 請求項第1〜13項のいずれかに記載の方法により複層塗膜が形成された物品。
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