JP5152487B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用前照灯に係り、特に投影レンズの径を小型化しても適切な中心光度と配光パターンを得ることができる車両用前照灯に関する。
従来、半導体光源であるLEDからの光をリフレクタで反射することなく直接投影レンズに入射させ投影するダイレクトプロジェクション型の車両用灯具が知られている(例えば特許文献1)。
この特許文献1に記載の車両用灯具は、図16に示すように、半導体光源であるLED10´、LED10´の発光面10a´前方に配置された投影レンズ20´、及び、LED10´と投影レンズ20´の間に配置されたシェード30´を有しており、LED10´が発光した光の一部がシェード30´によって遮光された後、投影レンズ20´に入射し、前方に投影されるようになっている。
特開2005−219713号公報
この種のダイレクトプロジェクション型の車両用灯具においては、半導体光源を直接拡大投影しているため、半導体光源の大きさが同一の場合、配光パターンの大きさと中心光度値は、投影レンズの径と焦点距離に依存する。このため、投影レンズの径を小型化しつつ適切な中心光度を得るためには、投影レンズの焦点距離を長くしなければならない。
しかしながら、投影レンズの焦点距離を長くすると、配光パターンが極端に小さくなるという問題、及び、半導体光源から入射する光の量も低下する(光束利用効率が低下する)という問題がある。一方、配光パターンを大きくするには、投影レンズの焦点距離を短くすればよいが、拡大率が大きくなるため、中心光度は低下する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、投影レンズの径を小型化しても適切な中心光度を得ることができ、光束利用効率の高い車両用前照灯を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、所定光軸上に配置される投影レンズと、前記投影レンズの焦点近傍に配置された半導体光源と、を備えた車両用前照灯において、前記投影レンズと前記半導体光源の間に配置され、前記半導体光源が発光した光を反射し前記投影レンズに入射させるための反射面であって、前記投影レンズが配置される投影レンズ側開口端とその反対側の前記投影レンズ側開口端よりも小径で前記半導体光源が配置される半導体光源側開口端を有し、前記投影レンズ側開口端から前記半導体光源側開口端に向かうにつれて前記所定光軸に直交する平面で切断した際の断面が小さくなり、かつ、前記所定光軸に向かって膨らんだ筒状反射面を備え、前記筒状反射面は、前記所定光軸を含む水平面で切断した際に、前記所定光軸側に膨らんだ右曲線及び前記所定光軸側に膨らんだ左曲線が現れ、前記所定光軸を含む鉛直面で切断した際に、前記所定光軸側に膨らんだ上曲線及び前記所定光軸側に膨らんだ下曲線が現れるように形成され、前記筒状反射面の半導体光源側開口に接する接線面を想定したとき、当該接線面と前記所定光軸との交点が、前記半導体光源よりも前記投影レンズから遠い位置になるように配置され、当該接線面を想定した反射面による反射光が前記投影レンズの開口端側に向かって反射し、かつ、前記筒状反射面の投影レンズ側開口端に接する接線面を想定したとき、当該接線面と前記所定光軸との交点が、前記半導体光源側開口に接する接線面との交点よりも、前記投影レンズに近い側に位置するように配置され、前記半導体光源の発光面は、前記投影レンズに対向させた状態で空間を隔てて配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、半導体光源が発光した光は、光源の実像を直接投影されるのみならず筒状反射面(投影レンズ側開口端から半導体光源側開口端に向かうにつれて断面が小さくなり、かつ、所定光軸に向かって膨らんだ筒状の反射面)により、ほぼ余すことなく投影レンズに入射し、投影されることにより、半導体光源の実像及び半導体光源の実像から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分を有する配光パターンが得られる。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、投影レンズの径を小型化しても適切な中心光度と配光パターンを得ることができ、光束利用効率の高い車両用前照灯を提供することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記筒状反射面は、前記所定光軸を含む水平面で切断した際に、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ右曲線、及び、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ左曲線が現れ、前記所定光軸を含む鉛直面で切断した際に、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ上曲線、及び、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ下曲線が現れるように形成されていることを特徴とする。
これは、筒状反射面を、右曲線、左曲線、上曲線、下曲線の4つの曲線で特定した例である。本発明の筒状反射面は、これらの曲線に限定されるものでなく、これら以外の曲線で特定してもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記筒状反射面は、前記所定光軸に直交する平面で切断した際に、前記右曲線、左曲線、上曲線及び下曲線を通過(交差)する円断面又は楕円断面が現れるように形成されていることを特徴とする。
これは、筒状反射面を、円断面又は楕円断面でさらに特定した例である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記右曲線、左曲線、上曲線及び下曲線は、円弧、双曲線、又は、2次以上の自由曲線であることを特徴とする。
これは、前記右曲線、左曲線、上曲線及び下曲線の例示である。従って、本発明の右曲線、左曲線、上曲線及び下曲線は、これら曲線に限定されず、他の曲線であってもよい。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記筒状反射面は、前記所定光軸に直交する平面で切断した際に、前記右曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線、前記左曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線、前記上曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線、前記下曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線で構成される略矩形断面が現れるように形成されていることを特徴とする。
これは、筒状反射面を、略矩形断面でさらに特定した例である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記筒状反射面は、前記略矩形断面の角の部分が面取りされていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、筒状反射面を、略矩形断面にするのと比較して、円形又は楕円に近い配光パターンを得ることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の車両用前照灯において、前記投影レンズを保持するレンズ保持部材をさらに備え、前記筒状反射面は、前記レンズ保持部材に形成されていることを特徴とする。
これは、筒状反射面の配置例である。このようにすれば、レンズ保持部材と筒状反射面を一体的に構成できるため、部品点数を削減できる。
本発明によれば、投影レンズの径を小型化しても適切な中心光度と配光パターンを得ることができ、光束利用効率の高い車両用前照灯を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態である車両用前照灯について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の車両用前照灯を水平面で切断した断面図である。図2は、本実施形態の車両用前照灯を鉛直面で切断した断面図である。図3は、レンズ保持部材に形成された筒状反射面の斜視図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の車両用前照灯100は、自動車等の車両又はオートバイ等の自動二輪車の前照灯又はフォグランプ等に適用されるものであり、車両前後方向に延びる所定光軸AX上に投影レンズ20を保持するレンズ保持部材10、レンズ保持部材10に保持される投影レンズ20、半導体光源30、レンズ保持部材10に形成された反射面40、シェード50等を備えている。
レンズ保持部材10には、図1、図2、図3に示すように、一方の面11から他方の面12に貫通した貫通穴13が形成されている。この貫通穴13の内壁13aは、投影レンズ20側開口端から半導体光源30側開口端に向かうにつれて断面(所定光軸AXに直交する面で切断した際に現れる断面)が小さくなり、かつ、所定光軸AXに向かって膨らんだ形状に形成されている。
レンズ保持部材10は、例えば、合成樹脂材料を射出成形することにより形成されており、少なくとも貫通穴13の内壁13aには、後述のように反射面40をなすため、アルミ蒸着等による鏡面加工が施されている。これにより、貫通穴13の内壁13aには、投影レンズ20側開口端から半導体光源30側開口端に向かうにつれて断面が小さくなり、かつ、所定光軸AXに向かって膨らんだ筒状の反射面40が形成される。なお、貫通穴13に鏡面を有する別部材を嵌め込むことにより反射面40を形成してもよい。
投影レンズ20側開口端には、段差部が形成されている。投影レンズ10は、この段差部に嵌入され接着剤、係合爪、固定リング等の公知の固定手段により、投影レンズ20側開口端に固定されている。半導体光源30側開口端には、投影レンズ20の焦点近傍に半導体光源30(の発光面30a)が、その発光面30aを投影レンズ20に対向させた状態で配置されている。半導体光源30は、例えば、1つ又は複数の白色又は有色の発光ダイオードが配置されたLEDパッケージである。
次に、反射面40の詳細について説明する。
反射面40は、図1に示すように、所定光軸AXを含む水平面で切断した際に、一端が投影レンズ20側開口端に位置し、他端が半導体光源30側開口端に位置し、かつ、所定光軸AX側に膨らんだ右曲線RC、及び、一端が投影レンズ20側開口端に位置し、他端が半導体光源30側開口端に位置し、かつ、所定光軸AX側に膨らんだ左曲線LCが現れるように形成されている。なお、右曲線RCと左曲線LCは、所定光軸AXに対して線対称となっている。
また、反射面40は、図2に示すように、所定光軸AXを含む鉛直面で切断した際に、一端が投影レンズ20側開口端に位置し、他端が半導体光源30側開口端に位置し、かつ、所定光軸AX側に膨らんだ上曲線UC、及び、一端が投影レンズ20側開口端に位置し、他端が半導体光源30側開口端に位置し、かつ、所定光軸AX側に膨らんだ下曲線が現れるように形成されている。なお、上曲線UCと下曲線DCは、所定光軸AXに対して線対称となっている。
具体的には、例えば、図1に示すように、投影レンズ20の有効レンズ部分の一端と半導体光源30の中心を通る直線L1を接線とする曲線L2を左曲線LCとして採用する。右曲線RC、上曲線UC、下曲線DCについても同様である。
また、反射面40は、図4に示すように、所定光軸AXに直交する平面で切断した際に、右曲線RC、左曲線LC、上曲線UC及び下曲線DCを通過(交差)する円断面C1又は楕円断面C2(例えば、円錐曲線)が現れるように形成されている。従って、全面において境目なく連続的に滑らかにつながった反射面40を得ることが可能となる。なお、右曲線RC、左曲線LC、上曲線UC及び下曲線DCとしては、円弧、双曲線、又は、2次以上の自由曲線のいずれかを用いることが可能である。
以上のように、貫通穴13の内壁13aには、投影レンズ20側開口端から半導体光源30側開口端に向かうにつれて断面が小さくなり、かつ、所定光軸AXに向かって膨らんだ筒状の反射面40が形成されている。
この反射面40により、図5に示すように、中央に投影される半導体光源30の実像G1及び半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4を有する配光パターンが得られる。なお、右曲線RC、左曲線LC、上曲線UC及び下曲線DCとして、円弧を採用すれば、光度低下の割合が均一の配光パターンを得ることが可能である。また、右曲線RC、左曲線LC、上曲線UC及び下曲線DCとして、適宜の曲率の双曲線、又は、2次以上の自由曲線を採用することで、光度低下の割合が所望の配光パターンを得ることが可能である。
また、図1、図2、図6に示すように、半導体光源30の発光面30a前方にシェード50を配置することにより光の一部が遮光され、図7に示すように、半導体光源30の実像G1、半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4、及び、カットオフパターンを有する配光が得られる。なお、以下の図8から図10に示すように、反射面40で反射した虚像パターンZ1、Z2、Z3は、純粋に光源像が大きくなる方向に拡散する。カットオフパターン形成のため、反射面40と半導体光源30の間にシェード50を配置した場合、遮光方向には光が行かず、虚像は存在しない。よって、このような反射面40を用いた場合でも、明瞭なカットオフパターンを得ることが可能である。
次に、上記のように、半導体光源30の実像G1及び半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4を有する配光パターンが得られる原理について説明する。
図8、図9、図10は、この原理を説明するための図である。
図8においては、説明簡略化のため、反射面40の投影レンズ20側開口端に接する接線面(反射面)H1を想定している。
反射面40の投影レンズ20側開口端においては、半導体光源30からの光は、図8(a)に矢印Y1で示すように反射し曲率に応じた大きさの虚像Z1を形成する。この図8(a)に示す反射面40の投影レンズ20側開口端における配光パターンは、図8(b)に示すように、半導体光源30が投影レンズ20によって投影された像P1、半導体光源30の像P1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分を構成する虚像Z1を投影レンズ20によって投影したP2となる。なお、図8(b)では、反射面40上のある反射点の光源虚像変化と実像の投影図を模式的に表しているが、実際には同現象が、光源実像を中心に、放射状に発生し、図5に示すような、円形又は楕円状の配光パターンとなる。なお、右曲線RC、左曲線LCの曲率と、上曲線UC、下曲線DCの曲率を調整することで、図5に示すような、水平方向に横長の配光パターンを形成することや、その他形状の配光パターンに調整することが可能である。
図9においては、説明簡略化のため、反射面40の中間点に接する接線面(反射面)H2を想定している。
反射面40の中間点においては、半導体光源30からの光は、図9(a)に矢印Y2で示すように反射し曲率に応じた大きさの虚像Z2を形成する。この図9(a)に示す反射面40の中間点における配光パターンは、図9(b)に示すように、半導体光源30が投影レンズ20によって投影された像P3、半導体光源30の像P3から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分を構成する虚像Z1を投影レンズ20によって投影したP4となる。なお、図9(b)では、反射面40上のある反射点の光源虚像変化と実像の投影図を模式的に表しているが、実際には同現象が、光源実像を中心に、放射状に発生し、図5に示すような、円形又は楕円状の配光パターンとなる。なお、右曲線RC、左曲線LCの曲率と、上曲線UC、下曲線DCの曲率を調整することで、図5に示すような、水平方向に横長の配光パターンを形成することや、その他形状の配光パターンに調整することが可能である。
図10においては、説明簡略化のため、反射面40の中間点に接する接線面(反射面)H2を想定している。
反射面40の半導体光源30側開口端においては、半導体光源30からの光は、図10(a)に矢印Y3で示すように反射し曲率に応じた大きさの虚像Z3を形成する。この図10(a)に示す反射面40の半導体光源30側開口端における配光パターンは、図10(b)に示すように、半導体光源30が投影レンズ20によって投影された像P5、半導体光源30の像P5から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分を構成する虚像Z1を投影レンズ20によって投影したP6となる。なお、図10(b)では、反射面40上のある反射点の光源虚像変化と実像の投影図を模式的に表しているが、実際には同現象が、光源実像を中心に、放射状に発生し、図5に示すように、円形又は楕円状の配光パターンとなる。なお、右曲線RC、左曲線LCの曲率と、上曲線UC、下曲線DCの曲率を調整することで、図5に示すような、水平方向に横長の配光パターンを形成することや、その他形状の配光パターンに調整することが可能である。
以上の図8(b)、図9(b)、図10(b)に示した配光パターンP1〜P6は、図11に示すように重畳される。これにより、中央に投影される半導体光源30の実像G1及び半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4を有する配光パターンが得られる。
以上説明したように、本実施形態の車両用前照灯100によれば、半導体光源30が発光した光は、筒状反射面40(投影レンズ20側開口13端から半導体光源30側開口13端に向かうにつれて断面(所定光軸AXに直交する平面で切断した際の断面)が小さくなり、かつ、所定光軸AXに向かって膨らんだ筒状の反射面40)により、ほぼ余すことなく投影レンズ20に入射し、投影されることにより、半導体光源30の実像G1及び半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4を有する配光パターンが得られる。すなわち、本実施形態の車両用前照灯100によれば、投影レンズ20の径を小型化しても適切な中心光度を得ることができ、光束利用効率の高い車両用前照灯100を提供することが可能となる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、反射面40は、図4に示すように、所定光軸AXに直交する平面で切断した際に、右曲線RC、左曲線LC、上曲線UC及び下曲線DCを通過する円断面C1又は楕円断面C2が現れるように形成されているように説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、図12、図13に示すように、所定光軸AXに直交する平面で切断した際に、右曲線RCを通過する外側に膨らんだ凸曲線C1(又は直線)、左曲線LCを通過する外側に膨らんだ凸曲線C2(又は直線)、上曲線UCを通過する外側に膨らんだ凸曲線C3(又は直線)及び下曲線DCを通過する外側に膨らんだ凸曲線C4(又は直線)で構成される略矩形断面が現れるように形成されていてもよい。
なお、略矩形断面の角の部分は、図14、15に示すように面取りされていてもよい。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
本実施形態の車両用前照灯を水平面で切断した断面図である。 本実施形態の車両用前照灯を鉛直面で切断した断面図である。 レンズ保持部材に形成された筒状反射面の斜視図である。 レンズ保持部材に形成された筒状反射面の正面図である。 レンズ保持部材に形成された筒状反射面により形成される配光パターンの例である。 シェードの例である。 レンズ保持部材に形成された筒状反射面及びシェードにより形成されるカットオフパターンを有する配光パターンの例である。 半導体光源30の実像G1及び半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4を有する配光パターンが得られる原理について説明するための図である。 半導体光源30の実像G1及び半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4を有する配光パターンが得られる原理について説明するための図である。 半導体光源30の実像G1及び半導体光源30の実像G1から周囲に向かうにつれてグラデーション的に光度が低下する周囲部分G2、G3、G4を有する配光パターンが得られる原理について説明するための図である。 レンズ保持部材に形成された筒状反射面により形成される配光パターンの例である。 本実施形態の車両用前照灯の変形例を説明するための図である。 本実施形態の車両用前照灯の変形例を説明するための図である。 本実施形態の車両用前照灯の変形例を説明するための図である。 本実施形態の車両用前照灯の変形例を説明するための図である。 従来の車両用前照灯を説明するための図である。
符号の説明
100…車両用前照灯、10…レンズ保持部材、20…投影レンズ、30…半導体光源、40…反射面(筒状反射面)、50…シェード

Claims (7)

  1. 所定光軸上に配置される投影レンズと、前記投影レンズの焦点近傍に配置された半導体光源と、を備えた車両用前照灯において、
    前記投影レンズと前記半導体光源の間に配置され、前記半導体光源が発光した光を反射し前記投影レンズに入射させるための反射面であって、前記投影レンズが配置される投影レンズ側開口端とその反対側の前記投影レンズ側開口端よりも小径で前記半導体光源が配置される半導体光源側開口端を有し、前記投影レンズ側開口端から前記半導体光源側開口端に向かうにつれて前記所定光軸に直交する平面で切断した際の断面が小さくなり、かつ、前記所定光軸に向かって膨らんだ筒状反射面を備え
    前記筒状反射面は、
    前記所定光軸を含む水平面で切断した際に、前記所定光軸側に膨らんだ右曲線及び前記所定光軸側に膨らんだ左曲線が現れ、
    前記所定光軸を含む鉛直面で切断した際に、前記所定光軸側に膨らんだ上曲線及び前記所定光軸側に膨らんだ下曲線が現れるように形成され、
    前記筒状反射面の半導体光源側開口に接する接線面を想定したとき、当該接線面と前記所定光軸との交点が、前記半導体光源よりも前記投影レンズから遠い位置になるように配置され、当該接線面を想定した反射面による反射光が前記投影レンズの開口端側に向かって反射し、
    かつ、
    前記筒状反射面の投影レンズ側開口端に接する接線面を想定したとき、当該接線面と前記所定光軸との交点が、前記半導体光源側開口に接する接線面との交点よりも、前記投影レンズに近い側に位置するように配置され、
    前記半導体光源の発光面は、前記投影レンズに対向させた状態で空間を隔てて配置されていることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記筒状反射面は、
    前記所定光軸を含む水平面で切断した際に、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ右曲線、及び、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ左曲線が現れ、
    前記所定光軸を含む鉛直面で切断した際に、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ上曲線、及び、一端が前記投影レンズ側開口端に位置し、他端が前記半導体光源側開口端に位置し、かつ、前記所定光軸側に膨らんだ下曲線が現れるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記筒状反射面は、前記所定光軸に直交する平面で切断した際に、前記右曲線、左曲線、上曲線及び下曲線を通過する円断面又は楕円断面が現れるように形成されていることを特徴とする請求項に記載の車両用前照灯。
  4. 前記右曲線、左曲線、上曲線及び下曲線は、円弧、双曲線、又は、2次以上の自由曲線であることを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯。
  5. 前記筒状反射面は、前記所定光軸に直交する平面で切断した際に、前記右曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線、前記左曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線、前記上曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線、前記下曲線を通過する直線又は外側に膨らんだ凸曲線で構成される略矩形断面が現れるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯。
  6. 前記筒状反射面は、前記略矩形断面の角の部分が面取りされていることを特徴とする請求項5に記載の車両用前照灯。
  7. 前記投影レンズを保持するレンズ保持部材をさらに備え、
    前記筒状反射面は、前記レンズ保持部材に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用前照灯。
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