JP5151916B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
従来、車両用表示装置としては、オン・オフ情報などのセンサスイッチからの情報に基づいて表示手段で情報表示する表示内容を切換えるものが知られている特許文献1参照)。この種の表示装置では、車両側で設置されるセンサスイッチの種類に応じて、上記情報表示を実現する制御処理プログラムを個別に設ける必要がある。
このような車両用表示装置の一種として特許文献1に開示する装置では、車両側でのスイッチ個数を予め記憶しておき、このスイッチ個数に対応する上記プログラムを読み出すようにしている。この技術では、センサスイッチの種類に対応した複数のプログラムを記憶する制御回路を有するので、車両側に設置されるセンサスイッチの種類に関係なく、共通の制御回路を用いることが可能となる。
特開平9−26331号公報
上記センサスイッチとして、単に「オン」・「オフ」という情報を出力する従来のスイッチより多くの情報を出力可能であり、かつそれらの複数情報を通信処理するスイッチ(以下、通信スイッチ)が採用されるようになっている。
このような通信スイッチでは例え多数の釦数があったとしても通信で送信されるため、上記スイッチ個数が一つとして扱われることになる。そのような技術に、特許文献1による従来技術を適用したとしても、従来技術は車両側でどのセンサスイッチを装着しているかを、その特定車両のセンサスイッチで直接判別するものではないので、センサスイッチに対応すべきプログラムと、読み出されたプログラムが一致しないおそれがある。
仮に、上記通信スイッチにおいて釦数をスイッチ個数としてカウントする方法も考えられる。しかしながら、この方法では、スイッチ個数が異なる車両に対し、通信スイッチにおける釦数のバリエーション等により当該表示装置の品番を別個に分ける必要があるので、品番管理による在庫管理等の管理コストの増加を招くという問題がある。
また、通信スイッチと表示装置との組合せにおいて故障が発生する場合において、通信スイッチ側の故障か、制御回路を含む表示装置側の故障かを特定できないと、出荷前の車両組立工場あるいは市場でのサービス工場において修理又は部品交換に係わる生産性が低下するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、車両において二つのセンサスイッチのいずれかが装着され、かつその一方が通信スイッチであるセンサスイッチからの情報に基づいて情報表示する表示装置において、その表示装置の品番管理による管理コスト増加を防止することと、市場サービス等での生産性向上との両立が可能な車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至5に記載の発明では、情報表示を行なう表示手段を制御する車両用表示装置であって、少なくとも一つの情報を電圧状態で伝達する通常センサスイッチと、通常センサスイッチからの伝達情報に比べて多数の情報を通信処理により伝達する通信スイッチと、である二つのセンサスイッチのうちいずれかが車両において装着され、装着されたセンサスイッチからの情報に基づいて、表示手段を制御する制御回路を備える車両用表示装置において、
制御回路は、装着されたセンサスイッチからの情報を受信し、受信した情報に基づいて、装着されたセンサスイッチの状態が通信スイッチか否かを判定する判定手段と、判定手段においてセンサスイッチの状態が通信スイッチであると判定される場合に、装着されたセンサスイッチからの情報を記憶する記憶手段と、を備えており、記憶手段は、判定手段によるセンサスイッチの状態の判定結果を記憶し、判定手段は、イグニッションスイッチの初回操作において受信した情報に基づいて、装着されたセンサスイッチの状態が通信スイッチか否かを判定すると共に、イグニッションスイッチの二回以降の操作においては当該操作直後に、記憶手段に記憶されている判定結果を継続して維持することを特徴とする。
これによると、情報表示を行なう表示手段を制御する車両用表示装置において制御回路は、少なくとも一つの情報を電圧状態で伝達する通常センサスイッチと、通常センサスイッチからの伝達情報に比べて多数の情報を通信処理により伝達する通信スイッチと、である二つのセンサスイッチのうちいずれかが車両において装着され、装着されたセンサスイッチからの情報を受信する。そして、その受信した情報に基づいて、装着されたセンサスイッチの状態が通信スイッチか否かを判定する判定手段を備える構成としている。これによると、制御回路において判定手段は、その受信した情報の状態において複数の情報が通信処理された状態であるか否かにより、当該受信した情報の状態が通信スイッチであるか否かを、確実に判定することが可能となる。それ故に、車両側に装着されているセンサスイッチが、二つのセンサスイッチのうちの通信スイッチであるか、通常センサスイッチであるかを判定することができるのである。
このように車両側のセンサスイッチを判別する方法として、二つのセンサスイッチのうち特定車両でどちらのセンサスイッチが装着されるかを、特定車両に装着されたセンサスイッチからの情報を実際に受信することでセンサスイッチの状態を判別することができる。これにより、制御回路を共用する車両用表示装置において、二つのセンサスイッチのうち特定車両でどちらのセンサスイッチが装着されるかという仕様情報程度に相当する別個の品番管理が不要となるため、当該品番管理による管理コスト増加を防止することができる。
さらに、上記構成に加えて、制御回路は、判定手段においてセンサスイッチの状態が通信スイッチであると判定される場合に、装着されたセンサスイッチからの情報を記憶する記憶手段を備える構成とする。これによると、制御回路において記憶手段は、車両側に装着されているセンサスイッチが通信スイッチであると判定手段によって判定されると、通信スイッチから通信処理により送信される複数の情報を監視すべく、通信スイッチからの情報を記憶することができる。これにより、通信スイッチと車両用表示装置との組合せにおいて故障が万が一発生した場合において、出荷前の車両組立工場あるいは市場でのサービス工場において修理又は部品交換に係わる生産性低下を防止することが可能となる。
以上の請求項1に記載の発明によれば、品番管理による管理コスト増加を防止することと、市場サービス等での生産性向上との両立が可能な車両用表示装置を得ることができる。
さらに、請求項1に記載の発明によると、記憶手段は、判定手段によるセンサスイッチの状態の判定結果を記憶すると共に、車両においてイグニッションスイッチが繰返し操作される場合において二回以降の操作では当該操作直後に、記憶手段に記憶されている判定結果を継続して維持する構成を含んでいる。これによれば、判定手段によりセンサスイッチの状態が通信スイッチであると判定された後は、イグニッションスイッチの操作に係わらず、通信スイッチから通信処理により送信される複数の情報の状態を、直ちに監視することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明では、判定手段は、情報の信号として通信処理されたフレームを受信したか否かを判定するフレーム判定手段を有し、フレームを少なくとも一つ受信したと判定される場合には、装着されたセンサスイッチが通信スイッチであると判定し、判定後は、フレームの状態を監視することを特徴とする。
これによると、上記制御回路において判定手段は、センサスイッチからの情報の信号として通信処理されたフレームを受信したか否かを判定するフレーム判定手段を有する構成とする。それ故に、判定手段は、通信スイッチからの情報において通信処理された信号であることを表すフレームを受信することになるので、センサスイッチからの情報の信号に基づいて、装着されたセンサスイッチが通信スイッチであるか否かを確実に判定することができる。
さらに、上記構成に加えて、上記判定手段は、フレームを少なくとも一つ受信したと判定される場合には、装着されたセンサスイッチが通信スイッチであると判定する構成を含んでいる。これによると、フレーム1つ分は比較的短い期間内で通信処理される信号であるので、装着されたセンサスイッチが通常センサスイッチであることを特定するためにセンサスイッチの状態において例えば「オン」・「オフ」される状態の切換えが行なわれたか否かを判定する場合に比べて、速やかにセンサスイッチが通信スイッチであるか否かを特定することができる。
そして、上記判定手段は、センサスイッチが通信スイッチであると判定後は、フレームの状態を監視する構成を含んでいる。これにより、センサスイッチが通信スイッチであると確定後は、フレームの状態自体を監視することになるので、通信処理されたフレームにおいて複数の情報のうち少なくともいずれかに、途絶した情報(以下、途絶情報)がある場合において、継続監視されるフレーム状態から、その途絶情報を見極めることができる。
また、請求項3に記載の発明では、制御回路において判定手段は、車両においてイグニッションスイッチが操作される直後においては、装着されたセンサスイッチの状態を通信スイッチでないと仮判定し、装着されたセンサスイッチからの情報を受信した後に、装着されたセンサスイッチの状態を判定することを特徴とする。
これによると、上記判定手段は、車両においてイグニッションスイッチが操作される直後においては、装着されたセンサスイッチの状態を通信スイッチでないと仮判定する構成を含んでいる。これにより、イグニッションスイッチが操作される直後、かつセンサスイッチからの情報を初めて受信するまでは、判定手段は、車両側のセンサスイッチを、通常センサスイッチ、または通信途絶した通信スイッチであると仮定することになる。そして、装着されたセンサスイッチからの情報を受信後において判定手段は、装着されたセンサスイッチの状態を判定し、通信スイッチであるか通常センサスイッチであるかを特定する。
このような構成の判定手段は、万が一通信スイッチが、通信途絶した通信状態により情報を適切に通信処理しない場合があったとしても、そのセンサスイッチの状態が通信スイッチでないという判定に基づいてセンサスイッチの通信状態の故障を確実に特定することができる。
た、請求項に記載の発明では、表示手段は、情報表示を、運転者に虚像として視認させるヘッドアップディスプレイ装置、液晶パネルに形成される情報画像として実現する液晶表示装置、および真空蛍光ディスプレイ装置のいずれかであり、制御回路は、装着されたセンサスイッチの状態を判定手段により判定した後、装着されたセンサスイッチからの情報を表示手段に送信することを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本実施形態による車両用表示装置(以下、単に「表示装置」と呼ぶ)1を適用したコンビネーションメータの一例を示している。図1は表示装置1の電気的構成を模式的に示すものである。また、図2〜図4は表示装置1のメイン制御部内で実行される制御処理を示すものである。
図1において車両には、上記表示装置1に加えて、車載バッテリ4、イグニッションスイッチ5、および各種のセンサスイッチ9等が搭載されている。
車載バッテリ4は、例えばメイン制御部3等の車載機器に直流電圧を給電する。具体的には、車載バッテリ4は、メイン制御部3を構成する制御回路30、入力回路(以下、インターフェースという)31、32、35等に、例えば「12V」の直流電圧を常時給電する。なお、これらの常時給電を受ける構成要素は、常時動作可能な状態となっている。
イグニッションスイッチ5は、車載エンジン(図示せず)を始動するためのスイッチであり、車載バッテリ4及びメイン制御部3にそれぞれ接続されている。ここで、例えば車両のユーザである運転者の手動操作によってイグニッションスイッチ5がオン(ON)されると、上記エンジンが始動され、イグニッションスイッチ5がオフ(OFF)されると、上記エンジンは停止される。
各種のセンサスイッチ9等は、図示しない車両の走行情報の状態値を取得する状態値センサ、図示しない車両の異常情報を取得する異常センサ、および表示装置1において運転者に注意を喚起するなどのために表示器2に情報表示する内容等を設定するスイッチ9を含んでいる。これらのセンサスイッチ9はメイン制御部3に接続されている。
上記各種のセンサスイッチにおいてスイッチ9は、車両側において運転者が当該スイッチ9を操作可能な装置部分に設けられている。当該装置部分とは、車両側の図示しないステアリングホイール、インストルメントパネル、および上記表示装置1のうちのいずれの装置部分であってもよい。ここで、スイッチ9は請求範囲に記載のセンサスイッチに相当する。
スイッチ9は、情報を伝達する方法で類別すると、「オン(ON)」・「オフ(OFF)」の電圧状態で少なくとも一つの情報信号を出力するセンサスイッチ(以下、通常センサスイッチ)91、並びに、複数の情報を通信処理により伝送するセンサスイッチ(以下、通信スイッチ)92がある。通信スイッチ92は、通常のセンサスイッチ91において情報伝達可能な情報数に比べ多数の情報を、メイン制御部3へ送信することができる。
なお、一つの情報信号を出力するセンサスイッチは、上記通常センサスイッチに限らず、アナログ的な出力特性を有するセンサスイッチであってもよい。
ここで、上記スイッチ9において通常センサスイッチ91および通信スイッチ92のいずれかが車両側に装着されるのである。そして、車両側において通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれかが装着された特定車両では、その装着された通常センサスイッチ91からの情報又は通信スイッチ92からの情報に応じて表示装置1の表示器2において各種内容の情報表示が実現される。なお、以下の説明では特定車両に装着された通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれかセンサスイッチを、特定センサスイッチと呼ぶとともに、特定センサスイッチには符合の付記を省略する。
次に、本発明による一実施形態による表示装置1について説明する。図1に示すように、表示装置1は、車両のインストルメントパネルに収容され、表示器2の表示方向前面が運転席側を向くように設置されている。
図1の電気回路構成に示すように、表示装置1はコンビネーションメータとして機能するものであり、表示器2、メイン制御部3等から構成されている。ここで、表示器2は請求範囲に記載の表示手段に相当する。
表示器2は、運転者にエンジンの回転速度や車両の走行速度(以下、車速)、燃料の残量等の車両情報や、表示装置1以外の車載機器からの情報画像などを表示し、運転者がその情報画像を視認できる装置であればいずれでもよく、その装置は例えば液晶パネルを有する液晶表示装置や、運転者に情報画像を虚像として視認させるヘッドアップディスプレイ装置で構成される。以下の本実施形態の説明では、表示器2は液晶表示装置とする。
表示器2は、上記液晶パネル、及び図示しないバックライト等により構成されている。液晶パネルはマトリックス状に配置された複数の画素を有するドットマトリックス型のTFT透過液晶パネルであり、各画素が駆動されることによって液晶パネルの画面への画像表示を実現する。ここで液晶パネルの各画素は、赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタがそれぞれ配設された三色のサブ画素から構成されており、液晶パネルの画面において画像のフルカラー表示が可能となっている。
上記バックライトは、液晶パネルの画面側とは反対となる裏側に設置され、発光ダイオードなどの光源、及び拡散板などの周知の構成を有している。上記拡散板は液晶パネルの裏側に液晶パネルと平行に配置され、上記光源からの入射光を、液晶パネル側の発光面から出射することにより、発光面の全体に渡って発光輝度を均一化する。これにより、バックライトは液晶パネルの全体を後方から透過照明する。
メイン制御部3は、MPUなどの制御回路30と、RAM、ROMまたはEEPROMなどの記憶部とを有する周知のマイクロコンピュータからなり、液晶パネルの画面とは反対側に設置されている。詳しくは、メイン制御部3は、制御回路30と、通常センサスイッチ91の情報信号が入力されるインターフェース(以下、第1インターフェース)31と、通信スイッチ92の情報信号が入力されるインターフェース(以下、第2インターフェース)32と、電源回路33と、イグニッションスイッチ5のオン(ON)状態の信号として直流電圧が入力されるインターフェース(以下、第3インターフェース)35とを有している。
電源回路33は、車載バッテリ4に接続されており、車載バッテリ4から例えば「12V」の直流電圧が常時給電される。この電源回路33は、表示装置1の図示しない他の構成要素に給電する内部電源として機能する。
制御回路30は、通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92に対応する第1及び第2インターフェース31、32、及びイグニッションスイッチ5に対応する第3インターフェース35に接続されている。第3インターフェース35はイグニッションスイッチ5及び制御回路30に接続されている。これによると、第1及び第2インターフェース31、32は車載バッテリ4より給電状態(以下、+Bオン状態という)であれば常に動作するので、特定車両において通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のうちの特定センサスイッチは、例えば運転者の手動操作等により情報が更新される場合があっても、特定センサスイッチからの各種の更新情報が制御回路30に向けて常に送信可能となる。
一方、第3インターフェース35は、+Bオン状態、かつイグニッションスイッチ5がオン(ON)されると、動作するので、+Bオン状態、かつイグニッションスイッチ5のオン(ON)状態においてイグニッションスイッチ5からの信号が制御回路30に向けて送信され、制御回路30はイグニッションスイッチ5のオン信号を検出することが可能となる。
ここで、図1においては、通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92を、それぞれ、スイッチ(以下、SWという)A、及びSWBで示し、第1インターフェース31及び第2インターフェース32を、SWA用インターフェース(以下、I/F)、及びSWB用I/Fで示している。
制御回路30は、イグニッションスイッチ5が実際にオンされると、イグニッションスイッチ5のオン信号を取得する。また、特定車両において通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のうちの特定センサスイッチが装着されていると、制御回路30は、その特定センサスイッチに対応する第1及び第2インターフェース31、32のいずれかを介して特定センサスイッチからの情報信号の取得が可能となる。
また、制御回路30は、上記情報信号としてのフレームを受信したか否かを判定する判定機能を有する。フレームは、通信処理された信号であることを示すものであり、例えば複数の情報信号を通信処理により伝送する場合においてフレーム内に通信処理された複数の情報信号が全部または一部あることを示す周知の情報伝送要素である。
制御回路30は、特定センサスイッチからの情報の一部を記憶し、当該情報の一部として「フレームの状態」を記憶する記憶機能を有する。これにより、制御回路30は、フレームにおいて複数の情報のうち少なくともいずれかが途絶した情報(以下、途絶情報)がある場合において、その「フレーム状態」から、その途絶情報を見極めると共に、その「フレーム状態」において途絶情報を記憶することが可能となる。
制御回路30は、特定センサスイッチからの情報、つまり本実施形態によるフレームに基づいて特定センサスイッチが通信スイッチ92であるか通常センサスイッチ91であるかを確定する確定機能を有する。そして、制御回路30において確定機能は、上記判定機能でフレームを受信したと判定される場合に、特定センサスイッチが通信スイッチ92であると判定する。
さらに、上記確定機能は、上記判定機能において通信処理された1フレーム分が受信されたか否かを判定する。これによると、フレーム1つ分は比較的短い期間内で通信処理される信号であるので、特定センサスイッチが通常センサスイッチ91であることを特定するために特定センサスイッチの状態において例えば「オン」又は「オフ」状態への切換えが行なわれたか否かを判定する場合に比べて、速やかに特定センサスイッチが通信スイッチ92であるか否かを特定することができる。
また、制御回路30は、上記確定機能により通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれであるかが特定されると、特定センサスイッチの状態、つまり通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれであることを記憶する記憶機能(以下、センサスイッチ状態記憶機能)を有する。これによると、制御回路30は、センサスイッチ状態記憶機能を有するので、イグニッションスイッチ5が繰返し操作され、かつ特定センサスイッチが通信スイッチ92である場合において、通信スイッチ92側からの途絶情報を精度よく監視することが可能となる。即ち、イグニッションスイッチ5が繰返し操作される場合、言い換えるとエンジン停止のために+Bオン状態のままイグニッションスイッチ5がオフされ、その後イグニッションスイッチ5の再オンによりエンジンが再始動される場合において、イグニッションスイッチ5の再オン時直後から、「フレーム状態」を直ちに監視し、「フレーム状態」から途絶情報を見極める継続的な監視が行なえる。
また、制御回路30は、上記判定機能において特定センサスイッチが通信スイッチ92であるか否かの判定を優先している。ここで、上記判定機能が実行されている期間において、特定センサスイッチである場合の通信スイッチ92が、万が一通信途絶した通信状態により情報を適切に通信処理されない場合があると、上記確定機能により通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれであるかが特定されない可能性がある。
これに対し本実施形態による制御回路30では、イグニッションスイッチ5が初めて操作された直後において特定センサスイッチの状態を通信スイッチ92でない、つまり通常センサスイッチ91であると仮判定する仮判定機能を有する。これによると、イグニッションスイッチ5の初回操作直後、かつ特定センサスイッチからの情報信号を初めて受信するまでは、特定センサスイッチが、上記判定機能において優先判定される通信スイッチ92の状態に対し概ね相反する状態を示す通常センサスイッチ91であるとしておくことになる。
これにより、情報の適切な通信処理がなされている通信スイッチ92が特定センサスイッチとして使用される場合において、制御回路30は、情報信号の初受信により、特定センサスイッチが通信スイッチ92であると直ちに特定することができる。また、特定センサスイッチが通常センサスイッチ91である場合において、上記判定機能の実行期間を過ぎれば、自動的に、特定センサスイッチが通常センサスイッチ91であると確定されるのである。
一方、万が一通信途絶した通信状態により情報が適切に通信処理されない通信スイッチ92である場合において、通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれであるかが特定されない場合があったとしても、特定センサスイッチが、通常センサスイッチ91であると自動的に確定されることになる。これにより、特定センサスイッチが実際には通信スイッチ92であるにも係わらず、通信スイッチ92の状態に対し概ね相反する状態を示す通常センサスイッチ91の状態であったと判定されるのである。それ故に、このような構成を有する制御回路30においては、特定センサスイッチである場合の通信スイッチ92の情報信号が、万が一通信途絶により適切に通信処理されない場合において、その判定機能による特定センサスイッチの状態が通信スイッチ92でないという判定に基づいて通信スイッチ92の通信状態の故障を確実に特定することができる。
以上のように構成された表示装置1の動作について、図2〜図5に基づいて説明する。なお、図2〜図4は、本実施形態によるメイン制御部3の上記記憶部に記憶されたプログラムを実行することで得られる制御処理を示すものである。図5においては、図5(a)及び図5(b)はそれぞれ+Bの状態、イグニッションスイッチ5の状態を示すものであり、また図5(c1)及び図5(c2)は、それぞれ、特定センサスイッチが通信スイッチ92である場合、特定センサスイッチが通常センサスイッチ91である場合を示すものである。
S(Sはステップ)100では、+Bオン(ON)状態か否かを判定する。図5(a)に示すように+Bオン(ON)状態であると判定される場合には、「特定センサスイッチの状態(図中のSW状態)」などの記憶すべき情報を、メイン制御部3の上記記憶部へバックアップ開始し、S200へ移行する。逆に、+Bオン(ON)状態でないと判定される場合には、メイン制御部3の上記記憶部へのバックアップを終了する。
S200では、イグニッションスイッチ5がオン(ON)状態か否かを判定する。図5(b)に示すようにイグニッションスイッチ5がオン(ON)状態であると判定される場合には、S300へ移行し、特定センサスイッチの状態を判定する。一方、イグニッションスイッチ5がオフ(OFF)状態であると判定される場合には、イグニッションスイッチ5がオン(ON)状態に切換わるまでS200の判定を繰り返す。
S300では、S200にてイグニッションスイッチ5がオン(ON)状態であると判定されると、特定車両、即ち表示装置1が実際に搭載さている車両に装着されている特定センサスイッチが、通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれであるか特定されるように、特定センサスイッチから出力される情報信号に基づいて、特定センサスイッチの状態を判定する。
具体的には、S300の「特定センサスイッチの状態を判定する」制御処理は、以下の図3に示す制御処理を実行することにより実現される。
S301では、上記記憶部に記憶される「特定センサスイッチの状態」のデータ(以下、センサスイッチ状態データ)を初期化する。即ち、センサスイッチ状態データにおいて特定センサスイッチの状態が通常センサスイッチ91であると仮判定する設定を行なう。このようにセンサスイッチ状態データを初期化することにより、特定センサスイッチが通常センサスイッチ91である場合において、その特定センサスイッチは、通常センサスイッチ91の機能である例えば「オン状態」または「オフ状態」に相当する電圧を、メイン制御部3側へ送信することが可能となる(図5(c2)参照)。
S302では、S301にてセンサスイッチ状態データが初期化されると、制御回路30の上記判定機能により「フレーム」を受信したか否かを判定する。本実施例では、「フレーム」を受信したか否かの判定は、特定センサスイッチから通信処理される「フレーム」の一つ分を受信したか否かで判断する。
上記S302にて「フレーム」一つ分を受信した判定される場合には、「特定センサスイッチの状態」が通信スイッチ92であると判断し、S303へ移行し、センサスイッチ状態データを、通信スイッチ92(図中のB参照)に置き換え、当該S300の制御処理を終了する。
「フレーム」一つ分を受信していないと判定される場合には、図5(C1)の期間T1のような場合が想定される。期間T1は、特定センサスイッチが通信スイッチ92であって、かつ正常な場合に、250〜300msec程度である。そこで、上記S302にて「フレーム」一つ分を受信していないと判定されと、S304へ移行しフレームが受信されない期間(以下、フレーム非受信時間)Taのカウントを開始すると共に、更にS305へ移行しフレーム非受信時間Taが、所定時間T3を経過したか否かを判定する。
上記所定時間T3は、図5(c1)に示すように、期間T1より十分大きい時間に設定されている。本実施例では、所定時間T3は例えば3sec程度とした。
上記S305にてフレーム非受信時間Taが所定時間T3を経過していないと判定される場合には、「フレーム」一つ分を受信するまでS302の判定を繰り返す。逆に上記S305にてフレーム非受信時間Taが所定時間T3を経過したと判定される場合には、「特定センサスイッチの状態」が通信スイッチ92でないと判断し、当該S300の制御処理を終了する。
以上の構成を有するS300の制御処理は、「特定センサスイッチの状態」が通信スイッチ92であるか否かを判定し、その判定結果としてセンサスイッチ状態データを、通常センサスイッチ91(図中のA)のままを維持、または通信スイッチ92(図中のB)へ置換える。
次に、図2に示すようにS400では、上記S300の判定結果に基づいて特定センサスイッチが通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれであるかを判定する。なお、S400は、上記制御回路30の上記確定機能に相当する。
このS400では、S300の判定結果よりセンサスイッチ状態データが通信スイッチ92ある場合には、特定センサスイッチの状態が通信スイッチ92であると判定する。その後、S500では、特定センサスイッチは通信スイッチ92であると確定される。これによると、制御回路30は、図5(c1)のSWB確定に示されるように、特定センサスイッチから一つ分の「フレーム」を受信すると、速やかに特定センサスイッチが通信スイッチ92であると特定することができる。
一方、S300の判定結果よりセンサスイッチ状態データが通常センサスイッチ91あると推定される場合には、S400では、特定センサスイッチの状態が通信スイッチ92でないと判定し、その後S600では、特定センサスイッチは通常センサスイッチ91であると確定されるのである。
S700では、S500及びS600のいずれかで確定した通信スイッチ92または通常センサスイッチ91の情報を、表示器2側へ出力し、S800へ移行する。
S800では、特定センサスイッチは通信スイッチ92であるとの確定に基づき、当該確定後は、通信スイッチ92からの「フレーム状態」を監視することにより、途絶情報を見極める判定(以下、通信途絶判定)を行なう。
具体的には、S800における「途絶情報を見極める通信途絶判定」の制御処理は、以下の図4に示す制御処理を実行することにより実現される。ここで、S801並びにS809の制御処理において、イグニッションスイッチ5の状態を繰返し判定するのは、特定センサスイッチが通信スイッチ92であると一度確定後は、上述したS300〜S500による制御処理の繰返しを回避するためである。これにより、上記通信スイッチ92と確定した直後から、イグニッションスイッチ5のオン状態である限り、「フレーム状態」が継続的に監視されるので、「フレーム状態」から途絶情報をもれなく見極めることが可能となる。
S801及びS802の制御処理では、S801にてイグニッションスイッチ5がオン(ON)状態か否かを判定し、イグニッションスイッチ5がオン(ON)状態であると判定される場合、S802においてメイン制御部3の上記記憶部に記憶されているセンサスイッチ状態データを、更新又は初期化することなく、通信スイッチ92(図中のB)というデータ内容を継続して維持する。一方、S801にてイグニッションスイッチ5がオフ(OFF)状態であると判定される場合には、イグニッションスイッチ5がオン(ON)状態に切換るまでS801の判定を繰り返す。
これにより、イグニッションスイッチ5の操作が繰り返される場合、つまりイグニッションスイッチ5の再オンによりエンジンの再始動が行なわれるような場合において、イグニッションスイッチ5の再オン時直後から、「フレーム状態」を直ちに監視し、「フレーム状態」から途絶情報を見極める継続的な監視が行なえる。
S803では、「フレーム」を受信したか否かを判定し、「フレーム状態」に基づいて途絶情報があるか否かを見極める判定をする。「フレーム状態」において途絶情報があると判定される場合には、S803のNOに進んでS804で通信途絶判定用時間Tcのカウントを開始する。また、「フレーム状態」において途絶情報がないと判定される場合には、S803のYESに進んでS810で通信途絶判定用時間Tcのカウントを終了すると共に、再び「フレーム」を受信するまでS801〜S803の制御処理を繰り返す。
なお、ここで、「フレーム」及び「フレーム」間の時間T2は、20msec程度である。また、本実施例では、S803において不適切なフレームは受信された「フレーム」と扱わないので、通信スイッチ92でないとの判定により、センサスイッチ状態データで表される特定センサスイッチの状態が「通常センサスイッチ91(図中のA)」とされる。これにより、図5(c1)の通信途絶期間Tsに対応した図中Aの期間の部分に示されるように、「フレーム状態」に基づいて途絶情報を見極めることが可能となるのである。
上記S803及びS804にて「フレーム状態」において途絶情報があると判定され、通信途絶判定用時間Tcのカウントが開始されると、S805に移行し、通信途絶判定用時間Tcが所定時間T3を経過したか否かを判定する。
S805にて通信途絶判定用時間Tcが所定時間T3を経過したと判定されると、「フレーム状態」において途絶情報があると判定し、通信途絶期間Tsが所定時間T3以上あるとされる。そこで、S806では、継続的に監視し取得した通信途絶期間Tsを算出すると共に、S807へ移行し、センサスイッチ状態データを「通常センサスイッチ91(図中のA)」に置換える。
こうした構成の制御回路30は、メイン制御部3の上記記憶部に記憶されているセンサスイッチ状態データを読み取ることにより、特定センサスイッチとして特定車両に装着された通信スイッチ92側に故障、つまり通信スイッチ92自体の故障もしくは図示しない通信スイッチ92に内蔵もしくは接続して設けられた通信処理用の出力回路(以下、出力インターフェース)の故障が発生しているとの情報を取得することが可能となる。
それ故に、制御回路30が取得したセンサスイッチ状態データを、例えば外部へ読み出して読み取ることにより、通信スイッチ92側に故障があるか否かを容易に特定することができる。したがって、出荷前の車両組立工場あるいは市場でのサービス工場において、修理又は部品交換に係わる生産性低下を防止することができる。即ち、上記センサスイッチ状態データを読み取ることで、通信スイッチ92側に故障があるか否かが特定できるので、上記車両組立工場あるいはサービス工場において、通信スイッチ92側と表示装置1側との組合せにおいて故障が発生したからといって、通信スイッチ92側及び表示装置1側の双方を修理又は部品交換する無駄作業及び無駄コストを省くことができる。
また、S808では、通信途絶判定用時間Tcに対し、所定時間T3を超える+α時間分tのカウントを継続し、S809へ移行する。これにより、通信途絶期間Tsの大きさの度合い、並びに継続監視による頻発又は散発する発生頻度などを、正確に把握することが可能となる。
S809では、上記S808で通信途絶判定用時間Tcのカウントを継続する場合、もしくは、上記S805にて通信途絶判定用時間Tcが所定時間T3を経過していないと判定される場合、イグニッションスイッチ5がオン(ON)状態か否かを判定する。
上記S809にてイグニッションスイッチ5がオン(ON)状態であると判定される場合には、S803へ移行し、再び「フレーム」を受信するまでS801〜S803の制御処理を繰り返す。一方、S801にてイグニッションスイッチ5がオフ(OFF)状態であると判定される場合には、S811へ移行し通信途絶判定用時間Tcのカウントを終了し、イグニッションスイッチ5が再びオン(ON)状態に切換るまで待機する。
以上説明した本実施形態では、特定車両に装着される特定センサスイッチが通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれかである場合において、メイン制御部3において制御回路30は、特定センサスイッチからの情報信号である「フレーム」を受信したか否かを判定する判定機能を有する。その判定機能による判定結果に基づいて特定センサスイッチの状態が通信スイッチ92であるか否かを判定するように構成されている。
これにより、特定車両に実際に装着される特定センサスイッチから、上記情報信号を実際に受信により取得した「フレーム」に基づいて特定センサスイッチが通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれかを判別することができる。そのため、制御回路30を共用する表示装置1を前提とし、そのような表示装置1に対し、通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のうち特定車両にセンサスイッチのいずれが装着されるかという仕様情報程度に相当する別個の品番管理が不要となる。これにより、当該品番管理による管理コスト増加を防止することができる。
さらに制御回路30は、上記構成に加えて、特定車両側の特定センサスイッチの状態が通常センサスイッチ91及び通信スイッチ92のいずれかであると判定された場合に、特定センサスイッチからの情報の全部または一部としての、「フレーム状態」を記憶する記憶機能を有している。これにより、制御回路30において上記記憶機能は、車両側の特定センサスイッチが通信スイッチ92であると判定機能によって確定されると、通信スイッチ92から通信処理により送信される複数の情報を監視すべく、通信スイッチ92からの「フレーム状態」を記憶することができる。これにより、通信スイッチ92と表示装置1との組合せにおいて故障が発生する場合において、出荷前の車両組立工場あるいは市場でのサービス工場において修理又は部品交換に係わる生産性低下が防止される。
以上の本実施形態による表示装置1によれば、品番管理による管理コスト増加を防止することと、市場サービス等での生産性向上との両立が図れるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)以上説明した本実施形態では、特定センサスイッチからの情報を記憶するものとして、特定センサスイッチからの情報の全部または一部に相当する「フレーム状態」を記憶する記憶機能を、表示装置1に設ける構成とした。表示装置1の記憶機能に、「フレーム状態」を記憶するものに限らず、特定センサスイッチからの情報で、かつ情報の特徴的構成を把握できるものであれば、情報の一部または全部を代表する他の代表信号を記憶するものであってもよい。
(2)また、以上説明した本実施形態では、特定センサスイッチからの情報信号の一つである「フレーム」は、メイン制御部3の制御回路30へ送信する複数の情報が、一つのフレームに含まれるもの、あるいは一組の情報が複数のフレームに分かれて送信されるもののいずれでもよい。
(3)また、以上説明した本実施形態では、「フレーム」を一つ分受信すると、「特定センサスイッチの状態」が通信スイッチ92であると判定したが、当該判定のための「フレーム」受信数は、一つに限らず、複数であってもよく、少なくとも一つであればよい。
(4)また、以上説明した本実施形態では、「特定センサスイイチの状態」の判定結果よりいずれのセンサスイッチ91、92であるかを確定した後、通信スイッチ92からの情報信号を監視するようにした。情報信号の監視対象は、通信スイッチ92からの情報信号に限らず、通常センサスイッチ91からの情報信号であってもよい。
(5)また、以上説明した本実施形態では、表示装置1側の表示器2を、TFT透過液晶パネルを有する液晶表示装置で説明した。これに限らず、表示器2は、TFT、STN、DSTN、及びASTNなどのいずれの液晶パネルを有する液晶表示装置であってもよい。また、表示器2は、液晶表示装置に限らず、真空蛍光ディスプレイ(VFD)、ELなどの表示素子のいずれかを用いる装置であってもよい。さらにまた、表示器2は、これらの装置に限らず、車両の運転者等のユーザに対し情報表示を虚像として認識させて実現するヘッドアップディスプレイ(HUD)装置であってもよい。
本発明の一実施形態による車両用表示装置の電気回路構成を示すブロック図である。 図1中の車両側に装着されるセンサスイッチに応じてメイン制御部で実行される制御処理を示すフローチャートである。 図2中のセンサスイッチの状態を判定する制御処理を示すフローチャートである。 図2中のセンサスイッチが通信スイッチである場合において通信途絶判定に係わる制御処理を示すフローチャートである。 図4中のメイン制御部内で実行される制御処理を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1 表示装置(車両用表示装置)
2 表示器(表示手段)
3 メイン制御部
30 制御回路(MPU)
31 第1インターフェース(入力回路、SWA用I/F)
32 第2インターフェース(入力回路、SWB用I/F)
33 電源回路
35 第3インターフェース(入力回路、I/F)
4 車載バッテリ
5 イグニッションスイッチ
9 センサスイッチ
91 通常のセンサスイッチ(SWA)
92 通信スイッチ(SWB)

Claims (4)

  1. 情報表示を行なう表示手段を制御する車両用表示装置であって、少なくとも一つの情報を電圧状態で伝達する通常センサスイッチと、前記通常センサスイッチからの伝達情報に比べて多数の情報を通信処理により伝達する通信スイッチと、である二つのセンサスイッチのうちいずれかが車両において装着され、装着された前記センサスイッチからの情報に基づいて、前記表示手段を制御する制御回路を備える車両用表示装置において、
    前記制御回路は、装着された前記センサスイッチからの情報を受信し、当該受信した情報に基づいて、装着された前記センサスイッチの状態が前記通信スイッチか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段において前記センサスイッチの状態が前記通信スイッチであると判定される場合に、装着された前記センサスイッチからの情報を記憶する記憶手段と、を備えており、
    前記記憶手段は、前記判定手段による前記センサスイッチの状態の判定結果を記憶し、
    前記判定手段は、前記イグニッションスイッチの初回操作において前記受信した情報に基づいて、装着された前記センサスイッチの状態が前記通信スイッチか否かを判定すると共に、前記イグニッションスイッチの二回以降の操作においては当該操作直後に、前記記憶手段に記憶されている判定結果を継続して維持することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記判定手段は、情報の信号として通信処理されたフレームを受信したか否かを判定するフレーム判定手段を有し、
    前記フレームを少なくとも一つ受信したと判定される場合には、装着された前記センサスイッチが前記通信スイッチであると判定し、判定後は、前記フレームの状態を監視することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記制御回路において前記判定手段は、前記車両においてイグニッションスイッチが操作される直後においては、装着された前記センサスイッチの状態を前記通信スイッチでないと仮判定し、装着された前記センサスイッチからの情報を受信した後に、装着された前記センサスイッチの状態を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示手段は、前記情報表示を、運転者に虚像として視認させるヘッドアップディスプレイ装置、液晶パネルに形成される情報画像として実現する液晶表示装置、および真空蛍光ディスプレイ装置のいずれかであり、
    前記制御回路は、装着された前記センサスイッチの状態を前記判定手段により判定した後、装着された前記センサスイッチからの情報を前記表示手段に送信することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
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