JP5151829B2 - 有極電磁石、電磁接触器、電磁開閉器、及び有極電磁石の製造方法 - Google Patents

有極電磁石、電磁接触器、電磁開閉器、及び有極電磁石の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、永久磁石とコイルとを組み合わせた有極電磁石、この有極電磁石を組み込んだ電磁接触器、電磁開閉器、及び有極電磁石の製造方法に関するものである。
従来の有極電磁石は、円筒状のコイル枠に巻かれたコイルと、第1の端板部をコイルの一端に近接させ、第2の端板部をコイルの他端に離間して対向させ、側板部をコイルの外周部に近接させるようにコイルを内部に配置した一対のコ字形板状の固定鉄心と、この固定鉄心の側板部の外側に配置した一対の板状の永久磁石と、側板部を永久磁石の外側に配置し、端板部を固定鉄心の第1の端板部と離間して対向させた一対のL字形の磁極板と、コイルに挿通した鉄心棒の一端に、固定鉄心の第1の端板部と磁極板の端板部との間に位置させた第1のアームを設け、鉄心棒の他端に、コイルの他端と固定鉄心の第2の端板部との間に位置させる第2のアームを設けた可動鉄心とを備えている。
そして、可動鉄心は、コイルが非励磁のとき、復帰ばねの復帰力と永久磁石の吸引力とにより、第1のアームが磁極板の端板部に吸着されており、コイルが励磁されると、第1のアームと磁極板の端板部との間に働く磁力による吸引力が弱くなり、第2のアームと固定鉄心の第2の端板部との間に新たに生ずる吸引力により、復帰ばねの復帰力に抗して可動鉄心が変位され、可動鉄心の変位とともに第1のアームは固定鉄心の第1の端板部と磁極板の端板部との間を、固定鉄心の第1の端板部の方向へと変位して、第1のアームが固定鉄心の第1の端板部に吸着される。(例えば、特許文献1参照)
特開2007−207777号公報(第4頁、図1〜図3)
上記従来の有極電磁石は、固定鉄心、磁極板、可動鉄心の板厚や、寸法のばらつき、組立による製品のばらつきなどが要因で、製品として当初の設計仕様との間で1/100mm単位ほどの誤差の生ずることがある。特に、コイルの励磁により可動鉄心が変位する距離にこのばらつきが及ぶと、可動鉄心の吸引力に影響を及ぼす。
従来の構成における有極電磁石は、コイル枠に対してコイルの他にも固定鉄心や磁極板が固定されている。したがって、可動鉄心の変位可能距離のばらつきをなくし、均一になるように調整する方法として、例えば、磁極板の端板部の上面及び下面を跨ぐようにして固定するコイル枠の一部を切削し、磁極板を変位可能にしていた。しかしながら、磁極板の厚さほどの隙間にやすりなどを挿入して内側を切削して1/100mm単位ほどの誤差を調整することは、事実上困難であるという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、可動鉄心の変位可能距離を容易に調整することができる有極電磁石、前記有極電磁石を有する電磁接触器、電磁開閉器、及び有極電磁石の製造方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る有極電磁石は、導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、からなる固定部と、前記固定部に設けられた保持片と、前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、前記保持片によって係合される係合部が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、を備え、前記保持片と前記係合部との係合により前記可動鉄心の変位方向対する前記磁極板の変位が制限されることを特徴とする。
つぎの発明に係る有極電磁石は、導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、からなる固定部と、前記固定部に形成された係合部と、前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、前記係合部と係合する保持片が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、を備え、前記保持片と前記係合部との係合により前記可動鉄心の変位方向対する前記磁極板の変位が制限されることを特徴とする。
つぎの発明に係る有極電磁石は、前記保持片と前記係合部とが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、前記保持片又は前記係合部の上部又は下部を切削することにより、前記磁極板を所定距離だけ変位可能にすることを特徴とする。
つぎの発明に係る有極電磁石は、前記保持片と前記係合部との間に充填材を充填することによって、前記磁極板を前記固定部に対して固定することを特徴とする。
また、本発明に係る電磁接触器は、本発明に係る有極電磁石を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電磁開閉器は、本発明に係る有極電磁石を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る有極電磁石の製造方法は、導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、からなる固定部と、前記固定部に設けられた保持片と、前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、前記保持片によって係合される係合部が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、
を備える有極電磁石の製造方法において、前記保持片と前記係合部とが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、前記保持片又は前記係合部の上部又は下部を切削することにより、前記磁極板を所定距離だけ変位可能にするステップを備えることを特徴とする。
つぎの発明に係る有極電磁石の製造方法は、導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、からなる固定部と、前記固定部に形成された係合部と、前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、前記係合部と係合する保持片が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、を備える有極電磁石の製造方法において、前記保持片と前記係合部とが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、前記保持片又は前記係合部の上部又は下部を切削することにより、前記磁極板を所定距離だけ変位可能にするステップを備えることを特徴とする。
本発明によれば、可動鉄心の変位可能距離の調整を容易にすることが可能となる。これによって、可動鉄心の吸引力のばらつきを抑えることができ、品質が安定した有極電磁石、電磁接触器、及び電磁開閉器を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における有極電磁石を上方から観た斜視図である。図2は、図1の有極電磁石を下方から観た斜視図である。図3は、図1の有極電磁石の側面図及び図2のIII−III線の断面図である。図4は、図1の有極電磁石の要部側面図である。
図1〜図3において、1は有極電磁石であり、プラスチックなどの非磁性体からなるコイル枠2は、導電線を巻回して形成されたコイル3を保持するとともに内側に後述する可動鉄心7の鉄心棒7xを挿通する円筒部2cと、円筒部2cの両端に直交して一体に設けた所定厚さを有する略矩形状の第1のフランジ2a及び第2のフランジ2bとを備えている。
第1のフランジ2aは、円筒部2cと反対側の表面でかつ一対の端縁部にその全幅にわたり所定の高さを有する壁部2axを形成し、各壁部2axの内側面の少なくとも両端には所定高さの水平の段部2ayを形成している。さらに、各壁部2axの両端面には、先端が互いに内側を向いたL字形の保持片2azを一体に形成している。
また、一対の固定鉄心4は、図2、図3に示すように、側板部4yと側板部4yの両端に直交して互いに対向するように設けられた第1の端板部4xと第2の端板部4zとからなるコ字形をしている。そして、各固定鉄心4は側板部4yがコイル3と平行になるよう第1の端板部4xと第2の端板部4zが第1のフランジ2aと第2のフランジ2bとに跨って取り付けられる。すなわち、第1のフランジ2a側に位置する第1の端板部4xは、第1のフランジ2aの壁部2axが形成されていないもう一対の端縁部に対して、その両側縁部が両側の壁部2axに案内されて第1のフランジ2a表面に当接するよう挿入保持されるとともに、第2のフランジ2b側に位置する第2の端板部4zは第2のフランジ2bの外表面と離間して所定高さの空間が予め確保されている。ここで、コイル枠2と固定鉄心4とは、一体となって固定部を形成する。
一対の磁極板5は、端板部5xと側板部5yとからなるL字形をしており、端板部5xのほぼ中程から側板部5yにかけて両側縁部が一定幅で切り欠かれるとともに、側板部5yの両側縁部上方が開放された係合部である一対の凹溝5yaを水平に形成している。そして、この磁極板5は端板部5xが第1のフランジ2aに形成した壁部2axの段部2ayに載置されるとともに、側板部5yが固定鉄心4の側板部4yと平行になるように配置され、壁部2axの各保持片2azを各凹溝5yaに係合させてコイル枠2に一体的に固定される。さらに、固定鉄心4の側板部4yと磁極板5の側板部5yとの間に板状の永久磁石6を介在し、両者を吸着固定している。なお、一対の凹溝5yaは側板部5yの側縁部が少なくとも開放されていればよく、側板部5yの厚さ方向に前後両面が開放されていてもよく、また、表面側からみて底面のみ開放される凹溝形状のものでもよい。
一方、可動鉄心7は、図3に示すように、コイル枠2の円筒部2cの内側に軸方向に可動自在に挿通された鉄心棒7xと、この鉄心棒7xの両端部に固定した所定厚さの矩形状を有する第1のアーム7yと第2のアーム7zからなっている。第1のアーム7yは、固定鉄心4の第1の端板部4xとこれに離間して対向する磁極板5の端板部5xとの間の空間内に配置され、第2のアーム7zは固定鉄心4の第2の端板部4zと第2のフランジ2bとの間の空間内に配置される。そして、コイル3が励磁状態のとき、永久磁石6の吸引力を打ち消して、可動鉄心7の第1のアーム7yが固定鉄心4の第1の端板部4xに吸着している。一方、コイル3が非励磁状態になると、図示しない復帰ばねの復帰力と磁極板5に作用する永久磁石6の吸引力とにより、第1のアーム7yが磁極板5の端板部5xに吸着される方向に可動鉄心7が移動する。ここで、第1のアーム7yと端板部5xとが接触しているとき、第2のアーム7zと第2のフランジ2bとは接触していない。
次に、有極電磁石1を組み立てる手順を説明する。まず、コイル枠2の円筒部2c周りにコイル3を形成し、可動鉄心7の鉄心棒7xを円筒部2cの内側に挿通する。次に、鉄心棒7xの両端に第1のアーム7yと第2のアーム7zを取付け、一対の固定鉄心4を第1のフランジ2aと第2のフランジ2bに跨って取り付ける。次に、側板部5yの内側の面にそれぞれ永久磁石6が固定された一対の磁極板5を、側板部5yの凹溝5yaと第1のフランジ2aの保持片2azとが係合するとともに、端板部5xを第1のフランジ2aの段部2ayに載置するように、固定鉄心4の側板部4yに吸着固定する。
ここで、図3の距離L1は、第1のアーム7yと固定鉄心4の端板部4xとの間における、稼動鉄心7の変位可能距離を示している。組み立てが完成した有極電磁石1では、固定鉄心4、磁極板5、可動鉄心7の板厚や、寸法のばらつき、組立による製品のばらつきなどが要因で、可動鉄心7の変位可能距離L1が、当初の設計値と異なる場合がある。通常、変位可能距離L1の設計値との誤差は、1/100mm単位のものである。そして、例えば、変位可能距離L1が設計値より短かくなったような場合には、可動鉄心7に作用する吸引力が所定値より大きくなってしまう。この問題を解決するためには、可動鉄心7の変位可能距離L1を長くなるように調整することにより、吸引力を所定値になるように調整する必要がある。
そこで、このような必要が生じたとき、図3の紙面方向において、コイル枠2の保持片2azの下部を、調整を必要とする距離L2だけ切削すればよい。これにより、保持片2azと磁極板5の側板部5yの凹溝との間に、切削した距離L2の隙間が形成されるため、磁極板5は距離L2だけ上方向へ変位することが可能になる。なお、永久磁石6は磁極板5に予め固定されているため、永久磁石6も磁極板5と共に上方向へと変位する。
このような結果として、可動鉄心7の第1のアーム7yも、切削した距離L2だけ上方向に変位することが可能となり、調整前の変位可能距離L1と保持片2azの切削距離L2との和が、調整後の変位可能距離L3となる。この場合において、コイル3が非励磁である間は、可動鉄心7が復帰ばねの復帰力と第1のアーム7yと磁極板5の端板部5xとの間に働く永久磁石6の吸引力とによって磁極板5を押し上げるとともに、コイル枠2の保持片2azが磁極板5の上方向の変位を制限するため、常に調整後の変位可能距離L3が保持される。すなわち、磁極板5の上方向の変位が制限されてさえいれば、磁極板5をコイル枠2に対して固定する必要はない。
一方、図4の紙面方向において、組立完了後に可動鉄心7の第1のアーム7yと、固定鉄心4の端板部4xとの間の変位可能距離L1が設計値より長くなったような場合は、コイル枠2の保持片2azの上部を距離L4で示される距離だけ切削することにより、保持片2azと磁極板5の側板部5yの凹溝5yaとの間に距離L4の隙間が形成されるため、磁極板5は距離L4だけ下方向へ変位することが可能になる。この結果、変位可能距離L1を短くなるように調整することができる。
しかし、この場合は、コイル3が非励磁になると、可動鉄心5が図示しない復帰ばねの復帰力と第1のアーム7yと磁極板5の端板部5xとの間に働く永久磁石6の吸引力とによって、磁極板5を押し上げることにより、短くなるように調整した可動鉄心7の変位可能距離が、調整前の変位可能距離L1に戻ってしまう恐れがある。これを防ぐために、例えば図4に示すように、予め磁極板5の側板部5yの凹溝5yaとコイル枠2の保持片2azとの間に形成された距離L4の隙間に、接着剤のような充填材12を充填することにより、磁極板5をコイル枠2に対し固定しておくとよい。
なお、磁極板5の側板部5yに凹溝5yaを形成するに当たって、磁極板5に対する永久磁石6の磁束の流れを妨げないためには、側板部5yのうち凹溝5yaが形成される部分における幅は、永久磁石6の幅と同等あるいはそれ以上とすればよい。
ここで、上記の説明では保持片2azはコイル枠2の第1のフランジ2aの壁部2ayに設けられているが、保持片2azはコイル枠2と一体でなくてもよい。すなわち、保持片2azは、コイル枠2と固定鉄心4とからなる固定部に、直接可動鉄心7の変位可能距離を調整できるように設けられていればよい。また、上記の説明では保持片2azの上部または下部を切削することにより、可動鉄心7の変位可能距離を調整しているが、磁極板5の係合部である凹溝5yaの上部または下部を切削しても、同様の効果が得られる。
また、凹溝5yaと保持片2azの大きさ、形状、数については、適宜変更が可能である。特に、凹溝5yaと保持片2azとは、係合さえすれば互いに異なる形状であってもよい。この場合、磁極板5を所定距離だけ変位できるようにするためには、保持片2と磁極板5の側板部5yとが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、保持片2azの上部または下部を切削する。
このことを具体的に説明する。図5は、本発明の実施の形態1の要部の展開例を示す側面図である。上記の例では、凹溝5yaと保持片2azとがほぼ同じ大きさである場合であるが、図5に示すように、凹溝55yaの大きさは保持片52azより大きい場合も可能である。この場合、磁極板55は、所定距離だけ上下に変位可能であり、上方向の変位は保持片52azの下面によって制限され、下方向の変位は保持片52azの上面によって制限される。
そして、保持片52azと係合部である凹溝55yaとの間の少なくとも一部に充填材54を配置することによって、可動鉄心7の変位可能距離を短くすることができる。すなわち、図5において、凹溝55yaの下面に高さL6の充填材54を接着させた場合、可動鉄心7の変位可能距離は距離L6だけ短くなる。さらに、この状態から変位可能距離を長くするためには、充填材54の上部を高さ方向に距離L7だけ切削する。これによって切削後の充填材54の高さがL6'となり、距離L7だけ可動鉄心7の変位可能距離を長くすることができる。
もちろん、凹溝55yaまたは保持片52azの上部または下部を切削することによって、可動鉄心7の変位可能距離を調整することも可能である。
実施の形態1によれば、切削により調整するための保持片や係合部を外側に突出させる構成をとることで、可動鉄心の変位可能距離の調整を容易にすることが可能となる。これによって、可動鉄心の吸引力のばらつきを抑えることができ、品質の安定した有極電磁石を得ることができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2における有極電磁石の側面図であり、図3の左図に相当する部分を表している。ここで、実施の形態1と同一又は同等の部分は同じ符号を用いるものとする。
ここで、第1のフランジ62aは、円筒部2cと反対側の表面でかつ一対の端縁部にその全幅にわたり所定の高さを有する壁部62axを形成し、各壁部62axの内側面の少なくとも両端には所定高さの水平の段部62ayを形成している。さらに、各壁部62axの両端には、中央部が切り欠かれたコの字形の係合部62azを一体に形成している。なお、図6に示す一対の係合部62azは、壁部62axの厚さ方向に内側面と外側面が開放されているが、このうち内側面のみが開放されていてもよい。また、各壁部62axの両端面に、互いに内側を向いたL字形の保持片を一体に形成して、このL字形の保持片の先端にて中央部が切り欠かれたコの字形の係合部を形成してもよい。
一対の磁極板65は、端板部65xと側板部65yとからなるL字形をしており、端板部65xのほぼ中程から側板部65yにかけて両側縁部が一定幅で切り欠かれるとともに、側板部65yの両側縁部上方に一対の保持片65yaを水平に形成している。そして、この磁極板65は側板部65yが固定鉄心4の側板部4yと平行になるよう、端板部65xが第1のフランジ62aに形成した壁部62axの段部62ayに載置されるとともに、壁部62axの各係合部62azに各保持片65yaを係合させてコイル枠62に一体的に固定される。さらに、固定鉄心4の側板部4yと磁極板65の側板部65yとの間に板状の永久磁石6を介在し、両者を吸着固定している。
ここで、可動鉄心7の変位可能距離を長くなるように調整するためには、図6の紙面方向において、コイル枠62の係合部62azの内側の上部を切削するか、または磁極板65の保持片65yaの上部を、調整を必要とする距離だけ切削すればよい。同様に、可動鉄心7の変位可能距離を短くなるように調整するためには、係合部62azの内側の下部、または保持片65yaの下部を、調整を必要とする距離だけ切削し、係合部62azと保持片65yaとの間に形成された隙間に充填材を充填することによって、磁極板65をコイル枠62に固定すればよい。
上記の説明では、係合部62azは第1のフランジ62aの壁部62axの両端に設けられているが、係合部62azはコイル枠62と一体でなくてもよい。すなわち、係合部62azは、コイル枠62と固定鉄心4とからなる固定部に、直接可動鉄心7の変位可能距離を調整できるように設けられていればよい。
なお、実施の形態1と同様、コイル枠62の係合部62azと磁極板65の保持片65yaの大きさ、形状、数については、適宜変更が可能である。この場合、磁極板65を所定距離だけ変位できるようにするためには、コイル枠62の係合部62azと磁極板65の保持片65yaとが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、コイル枠62の係合部62azの内側の上部または下部を切削するか、あるいは磁極板65の保持片65yaの上部または下部を切削する。
以上に説明した部分以外の部分の構成と本実施の形態の効果については、実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3における、有極電磁石を内蔵する電磁接触器の断面図である。本実施形態による電磁接触器30は、プラスチックなどの非磁性体材料からなる第1のケース31に実施の形態1の有極電磁石1または実施の形態2の有極電磁石を内蔵し、非磁性体材料からなる第2のケース32に電気回路の開閉手段を内蔵している。なお、以下の説明では、電磁接触器30は実施の形態1の有極電磁石1を内蔵するものとする。
電気回路の開閉手段は、互いに離間して第2のケース32に固定される一対の端子ネジ33と、互いに離間して一対の端子ネジ33に接点板34を介して固定された一対の固定接点35と、固定接点35の上方に対向配置され、コイル枠2の円筒部2c方向に変位可能なクロスバー36に可動接点板37を介して設けられた一対の可動接点38を備えている。クロスバー36は、有極電磁石1の可動鉄心7に、結合手段39を介して一体的に結合されている。
このように構成された電磁接触器30においては、コイル3が励磁又は非励磁されることより、可動鉄心7が円筒部2c方向に変位すると、クロスバー36も一体的に変位し、可動接点38を固定接点35に対して接触又は離反させることによって、電気回路を開閉する。
実施の形態1および実施の形態2の有極電磁石は、可動鉄心の吸引力のばらつきを抑えることができるから、実施の形態3では、品質が安定した電磁接触器を得ることができる。
なお、実施の形態1または実施の形態2の有極電磁石1は、上記のような電磁接触器のほかにも、同様にして電磁開閉器にも用いることが可能である。
本発明の実施の形態1における有極電磁石を上方から観た斜視図である。 図1の有極電磁石を下方から観た斜視図である。 図1の有極電磁石の側面図及び図2のIII−III線の断面図である。 図1の有極電磁石の要部側面図である。 本発明の実施の形態1の要部の展開例を示す側面図である。 本発明の実施の形態2における有極電磁石の側面図である。 本発明の実施の形態3における、有極電磁石を有する電磁接触器の断面図である。
符号の説明
1 有極電磁石
2、62 コイル枠
2a、62a 第1のフランジ
2b 第2のフランジ
2az、52az、65ya 保持片
5ya、55ya 凹溝
62az 係合部
3 コイル
4 固定鉄心
5、65 磁極板
6 永久磁石
7 可動鉄心
7x 鉄心棒
7y 第1のアーム
L1 調整前の可動鉄心の変位可能距離
L2、L4、L7 切削距離
L3 調整後の可動鉄心の変位可能距離
L6 切削前の充填材の高さ
L6' 切削後の充填材の高さ
12、54 充填材
30 電磁接触器

Claims (9)

  1. 導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び
    第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、
    からなる固定部と、
    前記固定部に設けられた保持片と、
    前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、
    前記保持片によって係合される係合部が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、
    前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、
    を備え
    前記保持片と前記係合部との係合により前記可動鉄心の変位方向対する前記磁極板の変位が制限され
    ことを特徴とする有極電磁石。
  2. 導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び
    第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、
    からなる固定部と、
    前記固定部に形成された係合部と、
    前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、
    前記係合部と係合する保持片が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、
    前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、
    を備え
    前記保持片と前記係合部との係合により前記可動鉄心の変位方向対する前記磁極板の変位が制限され
    ことを特徴とする有極電磁石。
  3. 導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び
    第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、
    からなる固定部と、
    前記固定部に設けられた保持片と、
    前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、
    前記保持片によって係合される係合部が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、
    前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、
    を備え、
    前記保持片と前記係合部とが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、前記保持片又は前記係合部の上部又は下部を切削することにより、前記磁極板を所定距離だけ変位可能にすることを特徴とする有極電磁石。
  4. 導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び
    第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、
    からなる固定部と、
    前記固定部に形成された係合部と、
    前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、
    前記係合部と係合する保持片が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、
    前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、
    を備え、
    前記保持片と前記係合部とが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、前記保持片又は前記係合部の上部又は下部を切削することにより、前記磁極板を所定距離だけ変位可能にすることを特徴とする有極電磁石。
  5. 前記保持片と前記係合部との間に充填材を充填することによって、前記磁極板を前記固定部に対して固定することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の有極電磁石。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の有極電磁石を備えることを特徴とする電磁接触器。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の有極電磁石を備えることを特徴とする電磁開閉器。
  8. 導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び
    第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、
    からなる固定部と、
    前記固定部に設けられた保持片と、
    前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、
    前記保持片によって係合される係合部が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、
    前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、
    を備える有極電磁石の製造方法において、
    前記保持片と前記係合部とが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、前記保持片又は前記係合部の上部又は下部を切削することにより、前記磁極板を所定距離だけ変位可能にするステップを備えることを特徴とする有極電磁石の製造方法。
  9. 導電線を巻回して形成されたコイルを保持する円筒部の一端に第1のフランジを設けるとともに他端に第2のフランジを設けて形成されたコイル枠、及び
    第1の端板部と第2の端板部が前記第1のフランジと前記第2のフランジに跨って固定されたコ字形の固定鉄心、
    からなる固定部と、
    前記固定部に形成された係合部と、
    前記固定鉄心の側板部の外側に配置された永久磁石と、
    前記係合部と係合する保持片が側縁部に形成されるとともに前記永久磁石の外側に配置された側板部と、前記固定鉄心の第1の端板部と離間して対向配置された端板部とを有するL字形の磁極板と、
    前記円筒部の内側に挿通した鉄心棒の一端に設けられ、前記磁極板の端板部と前記固定鉄心の第1の端板部との間を変位可能なアーム部とを有する可動鉄心と、
    を備える有極電磁石の製造方法において、
    前記保持片と前記係合部とが互いに当接する領域のうち少なくとも一部において、前記保持片又は前記係合部の上部又は下部を切削することにより、前記磁極板を所定距離だけ変位可能にするステップを備えることを特徴とする有極電磁石の製造方法。
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