JP2012243590A - 電磁接触器 - Google Patents

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康弘 中
Yukinobu Takatani
幸悦 高谷
Kenji Suzuki
健司 鈴木
Takahiro Taguchi
貴裕 田口
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Abstract

【課題】コイルへの通電電流を低減して全体を小形化することができる電磁接触器を提供する。
【解決手段】固定接触子に対して接離自在に配設された可動接触子を駆動する電磁石ユニットは、復帰スプリングで付勢された可動プランジャと、該可動プランジャを可動させるコイル208と、前記可動プランジャに形成された周鍔部を囲むように固定配置された当該可動プランジャの可動方向に着磁された環状永久磁石とを少なくとも備えている。コイル208を駆動する駆動回路300は、前記コイルに電力を供給する電源と、前記可動プランジャを吸引動作させる投入パルスと、該投入パルスによって前記可動プランジャを吸引動作したときに当該吸引動作を保持する保持パルスとを前記コイル208に供給出力するパルス駆動回路305と、前記コイル208と並列に接続された半導体スイッチ素子Tr2を有するフライホイール回路310,320とを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、固定接触子及びこれに接離可能な可動接触子と、可動接触子を駆動する電磁石ユニットとを備えた電磁接触器に関する。
電流路の開閉を行う電磁接触器では、可動接触子を電磁石ユニットの励磁コイル及び可動プランジャで駆動するようにしている。すなわち、励磁コイルが非励磁状態であるときに、可動鉄心が復帰ばねによって付勢されて、可動接触子が所定間隔を保って配置された一対の固定接触子から離間している釈放状態となる。この釈放状態から、励磁コイルを励磁することにより、可動鉄心が固定鉄心に吸引されて復帰ばねに抗して可動されて、可動接触子が一対の固定接触子に接触して投入状態となる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3107288号公報
ところで、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、封止容器内に接点機構を配置するようにしているので、高電流の通電及び遮断を行うことができるものである。しかしながら、例えばハイブリッド車や電気自動車等の車両に使用する車載用途で用いる場合には、保証周囲温度が高いとともに、装置の小形化の要求も厳しいため、上記従来例では電磁石を構成するコイルへの励磁電流が大きく、吸引力及び保持力の確保と回路部品の発熱を抑制するための構成が必要となり、全体の構成が大型化してしまうという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、コイルへの励磁電流を低減して全体を小形化することができる電磁接触器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一の形態に係る電磁接触器は、所定間隔を保って配置された一対の固定接触子及び当該一対の固定接触子に対して接離自在に配設された可動接触子と、前記可動接触子を駆動する電磁石ユニットと、該電磁石ユニットを駆動する駆動回路とを備えている。前記電磁石ユニットは、復帰スプリングで付勢された可動プランジャと、該可動プランジャを可動させるコイルと、前記可動プランジャに形成された周鍔部を囲むように固定配置された当該可動プランジャの可動方向に着磁された環状永久磁石とを少なくとも備えている。前記駆動回路は、前記コイルに電力を供給する電源と、前記可動プランジャを吸引動作させる投入パルスと、該投入パルスによって前記可動プランジャを吸引動作したときに当該吸引動作を保持する保持パルスとを前記コイルに供給出力するパルス駆動回路と、前記コイルと並列に接続されたスイッチング素子を有するフライホイール回路とを備えている。
この構成によると、可動プランジャの周鍔部を囲むように永久磁石を設けるようにしているので、可動プランジャに可動接触子を釈放方向に可動させる吸引力を作用させて、復帰スプリングの付勢力を減少させることができる。このため、コイルの通電電流を減少させることができる。そして、コイルの駆動回路をパルス駆動回路とフライホイール回路とで構成することにより、投入動作及び保持動作においてコイルを励磁する電流を小電流とすることができる。
また、本発明の他の形態に係る電磁接触器は、前記フライホイール回路が、前記コイルと並列に接続されたフライホイールダイオード及びスイッチング素子の直列回路と、前記スイッチング素子と並列に接続された高インピーダンス素子と、前記スイッチング素子をコイル電流に基づいてオンオフ制御するスイッチング制御回路とを備えていることを特徴としている。
この構成によると、パルス駆動回路から保持パルスを出力する保持動作時の保持動作を、スイッチング制御回路によってスイッチング素子をオンオフ制御することにより行い、釈放動作はスイッチング素子をオフ状態とし、並列に接続されているバリスタ等の高インピーダンス素子によりコイルエネルギーを消費することで素早い釈放動作を実現するとこができる。
本発明によれば、永久磁石の吸引力を釈放状態の可動プランジャを吸引するように作用させることができ、この分可動プランジャを釈放状態に復帰させる復帰スプリングの付勢力を抑制することができる。このため、可動プランジャを吸引するコイルの通電電流を減少させることができる。コイルの駆動回路をパルス駆動回路とフライホイール回路とで構成することにより、投入動作及び保持動作にコイルに通電する電流を小電流とすることができる。この結果、電磁石ユニットを小形化することができるとともに、駆動回路を小形化することができ、コストダウンを図ることができる。
本発明に係る電磁接触器の第1の実施形態を示す断面図である。 絶縁カバーを示す斜視図である。 永久磁石と可動プランジャとの位置関係を示す拡大断面図である。 永久磁石による可動プランジャ吸引動作を説明する図であって、(a)は釈放状態、(b)は投入状態を示す部分断面図である。 本発明に適用し得る駆動回路を示す回路図である。 図4の駆動回路の動作の説明に供する信号波形図である。 本発明野第2の実施形態を示す駆動回路の回路図である。 図7の駆動回路の動作の説明に供する信号波形図である。 本発明の接点装置の変形例を示す断面図である。 本発明の接点装置における接点機構の変形例を示す図であって、(a)は断面図、(b)は斜視図である。 本発明の接点装置における他の変形例を示す図であって、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る電磁開閉器の一例を示す断面図である。この図1において、10は電磁接触器であり、この電磁接触器10は接点機構を配置した接点装置100と、この接点装置100を駆動する電磁石ユニット200とで構成されている。
接点装置100は、図1から明らかなように、接点機構101を収納する接点収納ケース102を有する。この接点収納ケース102は、金属製の下端部に外方と突出するフランジ部103を有する金属角筒体104と、この金属角筒体104の上端を閉塞する平板状のセラミック絶縁基板で構成される固定接点支持絶縁基板105とを備えている。
金属角筒体104は、そのフランジ部103が後述する電磁石ユニット200の上部磁気ヨーク210にシール接合されて固定されている。
また、固定接点支持絶縁基板105には、中央部に後述する一対の固定接触子111及び112を挿通する貫通孔106及び107が所定間隔を保って形成されている。この固定接点支持絶縁基板105の上面側における貫通孔106及び107の周囲及び下面側における角筒体104に接触する位置にメタライズ処理が施されている。
接点機構101は、図1に示すように、接点収納ケース102の固定接点支持絶縁基板105の貫通孔106及び107に挿通されて固定された一対の固定接触子111及び112を備えている。これら固定接触子111及び112のそれぞれは、固定接点支持絶縁基板105の貫通孔106及び107に挿通される上端に外方に突出するフランジ部を有する支持導体部114と、この支持導体部114に連結されて固定接点支持絶縁基板105の下面側に配設され内方側を開放したC字状部115とを備えている。
C字状部115は、固定接点支持絶縁基板105の下面に沿って外側に延長する上板部116とこの上板部116の外側端部から下方に延長する中間板部117と、この中間板部117の下端側から上板部116と平行に内方側すなわち固定接触子111及び112の対面方向に延長する下板部118とで中間板部117及び下板部118で形成されるL字状に上板部116を加えたC字状に形成されている。
ここで、支持導体部114とC字状部115とは、支持導体部114の下端面に突出形成されたピン114aをC字状部115の上板部116に形成された貫通孔120内に挿通した状態で例えばろう付けによって固定されている。なお、支持導体部114及びC字状部115の固定は、ろう付けに限らず、ピン114aを貫通孔120に嵌合させたり、ピン114aに雄ねじを形成し、貫通孔120に雌ねじを形成して両者を螺合させたりしてもよい。
そして、固定接触子111及び112のC字状部115にそれぞれ、アークの発生を規制する合成樹脂材製の絶縁カバー121が装着されている。この絶縁カバー121は、図2に示すように、C字状部115の上板部116及び中間板部117の内周面を被覆するものである。
絶縁カバー121は、上板部116及び中間板部117の内周面に沿うL字状板部122と、このL字状板部122の前後端部からそれぞれ上方及び外方に延長してC字状部115の上板部116及び中間板部117の側面を覆う側板部123及び124と、これら側板部123及び124の上端から内方側に形成された固定接触子111及び112の支持導体部114に形成された小径部114bに嵌合する嵌合部125とを備えている。
そして、絶縁カバー121が、図2に示すように、嵌合部125を固定接触子111及び112の支持導体部114の小径部114bに対向させた状態としてから絶縁カバー121を小径部114bに押し込むことにより、嵌合部125を支持導体部114の小径部114bに嵌合させる。
このように、固定接触子111及び112のC字状部115に絶縁カバー121を装着することにより、このC字状部115の内周面では下板部118の上面側のみが露出されて接点部118aとされている。
そして、固定接触子111及び112のC字状部115内に両端部を配置するように可動接触子130が配設されている。この可動接触子130は後述する電磁石ユニット200の可動プランジャ215に固定された連結軸131に支持されている。この可動接触子130は、図1に示すように、中央部の連結軸131の近傍が下方に突出する凹部132が形成され、この凹部132に連結軸131を挿通する貫通孔133が形成されている。
連結軸131は、上端に外方に突出するフランジ部131aが形成されている。この連結軸131に下端側から接触スプリング134に挿通し、次いで可動接触子130の貫通孔133を挿通して、接触スプリング134の上端をフランジ部131aに当接させこの接触スプリング134で所定の付勢力を得るように可動接触子130を例えばCリング135によって位置決めする。
この可動接触子130は、釈放状態で、両端の接点部130aと固定接触子111及び112のC字状部115の下板部118の接点部118aとが所定間隔を保って離間した状態となる。また、可動接触子130は、投入位置で、両端の接点部が固定接触子111及び112のC字状部115の下板部118の接点部118aに、接触スプリング134による所定の接触圧で接触するように設定されている。
さらに、接点収納ケース102の角筒体104の内周面には、例えば合成樹脂製の絶縁筒体140が配設されている。この絶縁筒体140は、角筒体104の内周面に配置された角筒部140aとこの角筒部140aの下面側を閉塞する底板部104bとで構成されている。
電磁石ユニット200は、図1に示すように、側面から見て扁平なU字形状の磁気ヨーク201を有し、この磁気ヨーク201の底板部202の中央部に円筒状補助ヨーク203が固定されている。この円筒状補助ヨーク203の外側にプランジャ駆動部としてのスプール204が配置されている。
このスプール204は、円筒状補助ヨーク203を挿通する中央円筒部205と、この中央円筒部205の下端部から半径方向外方に突出する下フランジ部206と、中央円筒部205の上端より僅かに下側から半径方向外方に突出する上フランジ部207とで構成されている。そして、中央円筒部205、下フランジ部206及び上フランジ部207で構成される収納空間に励磁コイル208が巻装されている。
そして、磁気ヨーク201の開放端となる上端間に上部磁気ヨーク210が固定されている。この上部磁気ヨーク210は、中央部にスプール204の中央円筒部205に対向する貫通孔210aが形成されている。
そして、スプール204の中央円筒部205内に、底部と磁気ヨーク201の底板部202との間に復帰スプリング214を配設した可動プランジャ215が上下に摺動可能に配設されている。この可動プランジャ215には、上部磁気ヨーク210から上方に突出する上端部に半径方向外方に突出する周鍔部216が形成されている。
また、上部磁気ヨーク210の上面に、環状に形成された永久磁石220が可動プランジャ215の周鍔部216を囲むように固定されている。この永久磁石220は周鍔部216を囲む貫通孔221を有する。この永久磁石220は上下方向すなわち厚み方向に例えば上端側をN極とし、下端側をS極とするように着磁されている。なお、永久磁石220の貫通孔221の形状は周鍔部216の形状に合わせた形状とし、外周面の形状は円形、方形等の任意の形状とすることができる。
そして、永久磁石220の上端面に、永久磁石220と同一外形で可動プランジャ215の周鍔部216の外径より小さい内径の貫通孔224を有する補助ヨーク225が固定されている。この補助ヨーク225の下面に可動プランジャ215の周鍔部216が対向されている。
ここで、永久磁石220の厚みTは、図3に示すように、可動プランジャ215のストロークLと可動プランジャ215の周鍔部216の厚みtとを加算した値(T=L+t)に設定されている。したがって、可動プランジャ215のストロークLが永久磁石220の厚みTで規制されている。
このため、可動プランジャ215のストロークに影響する累積の部品数や形状公差を最小限とすることができる。また、可動プランジャ215のストロークLを永久磁石220の厚みTと周鍔部216の厚みtのみで決定することができ、ストロークLのバラツキを最小化することができる。特に、小型の電磁接触器でストロークが小さい場合により効果的である。
また、永久磁石220を環状に形成したので、部品点数が少なくなってコストダウンが図れる。また、永久磁石220に成形した貫通孔221の内周面近傍に可動プランジャ215の周鍔部216が配置されるため、永久磁石220で生じる磁束を通す閉回路に無駄がなく、漏れ磁束が少なくなり、永久磁石の磁力を効率的に使用することができる。
なお、永久磁石220の形状は上記に限定されるものではなく、円環状に形成することもでき、要は内周面が円筒面であれば外形は任意形状とすることができる。また、円環状に過切らず、四角、六角、八角等の角枠状に形成することもできる。
また、可動プランジャ215の上端面には可動接触子130を支持する連結軸131が螺着されている。
そして、釈放状態では、可動プランジャ215が復帰スプリング214によって上方に付勢されて、周鍔部216の上面が補助ヨーク225の下面に当接する釈放位置となる。この状態で、可動接触子130の接点部130aが固定接触子111及び112の接点部118aから上方に離間して、電流遮断状態となっている。
この釈放状態では、可動プランジャ215の周鍔部216が永久磁石220の磁力によって補助ヨーク225に吸引されており、復帰スプリング214の付勢力と相まって可動プランジャ215が外部からの振動や衝撃等によって不用意に下方に移動することなく補助ヨーク225に当接された状態が確保される。
また、釈放状態では、図4(a)に示すように、可動プランジャ215の周鍔部216の下面と上部磁気ヨーク210の上面との間のギャップg1、可動プランジャ215の外周面と上部磁気ヨーク210の貫通孔210aとの間のギャップg2、可動プランジャ215の外周面と円筒状補助ヨーク203との間のギャップg3、可動プランジャ215の下面と磁気ヨーク201の底板部202の上面とのギャップg4と関係が以下のように設定されている。
g1<g2 且つ g3<g4
このため、釈放状態で、励磁コイル208を励磁したときに、図4(a)に示すように、可動プランジャ215から周鍔部216を通り、周鍔部216と上部磁気ヨーク210との間のギャップg1を通って上部磁気ヨーク210に達する。この上部磁気ヨーク210からU字状の磁気ヨーク201を通って円筒状補助ヨーク203を通って可動プランジャ215に至る閉磁路が形成される。
このため、可動プランジャ215の周鍔部216の下面と上部磁気ヨーク210の上面との間のギャップg1の磁束密度を高めることができ、より大きな吸引力を発生して、可動プランジャ215を復帰スプリング214の付勢力及び永久磁石220の吸引力に抗して下降させる。
したがって、この可動プランジャ215に連結軸131を介して連結されている可動接触子130の接点部130aを固定接触子111及び112の接点部118aに接触されて固定接触子111から可動接触子130を通じて固定接触子112に向かう電流路が形成されて投入状態となる。
この投入状態となると、図4(b)に示すように、可動プランジャ215の下端面がU字状の磁気ヨーク201の底板部202に近づくので、前述した各ギャップg1〜g4が下記のようになる。
g1<g2 且つ g3>g4
このため、励磁コイル208によって発生される磁束が、図4(b)に示すように、可動プランジャ215から周鍔部216を通って直接上部磁気ヨーク210に入り、この上部磁気ヨーク210からU字状の磁気ヨーク201を通り、その底板部202から直接可動プランジャ215に戻る閉磁路が形成される。
このため、ギャップg1及びギャップg4で大きな吸引力が作用して可動プランジャ215が下降位置に保持される。このため、可動プランジャ215に連結軸213を介して連結された可動接触子130の接点部130aが固定接触子111及び112の接点部118aへの接触状態が継続される。
そして、可動プランジャ215が非磁性体製で有底筒状に形成されたキャップ230で覆われ、このキャップ230の開放端に半径方向外方に延長して形成されたフランジ部231が上部磁気ヨーク210の下面にシール接合されている。これによって、接点収納ケース102及びキャップ230が上部磁気ヨーク210の貫通孔210aを介して連通される密封容器が形成されている。そして、接点収納ケース102及びキャップ230で形成される密封容器内に水素ガス、窒素ガス、水素及び窒素の混合ガス、空気、SF6等のガスが封入されている。
また、電磁石ユニット200のコイル208を駆動する駆動回路300は、図5に示すように構成されている。この駆動回路300は、直流電源301の正極側がダイオード302及びダイオード303を介してコイル208の正極側に接続され、このコイル208の負極側がスイッチング素子としてのNPNトランジスタTr1を介して直流電源301の負極側に接続されている。
そして、NPNトランジスタTr1のベースに、PWM発振回路で構成されるパルス駆動回路305から出力されるパルス信号が供給される。このパルス駆動回路305には、投入スイッチ306が設けられており、この投入スイッチ306をオフ状態からオン状態とすると、直流電源301の電源電圧を検出し、電源電圧が正常であるときに、先ず所定幅のオン区間が比較的長い投入パルスP1を出力し、次いで、投入パルスP1がオフ状態となったときに、所定間隔でオン区間が短いパルス幅変調信号でなる保持パルスP2を出力する。そして、投入スイッチ306がオフ状態に復帰されたときに、保持パルスP2の出力を停止する。
また、コイル208と並列にフライホイール回路310が接続されている。このフライホイール回路310は、コイル208と並列に接続されたフライホイールダイオード311とスイッチング素子としてのNPNトランジスタTr2の直列回路を有する。ここで、フライホイールダイオード311はアノードがコイル208とNPNトランジスタTr1のコレクタの接続点に接続され、カソードがNPNトランジスタTr2のコレクタに接続されている。また、NPNトランジスタTr2のエミッタがダイオード303及びコイル208の接続点に接続され、NPNトランジスタTr2のベースが遅延回路312に接続されている。
遅延回路312は、前述したダイオード303を含み、このダイオード303と並列に充放電用コンデンサ313が接続されている。そして、充放電用コンデンサ313とダイオード303のアノードとの接続点が抵抗314を介してNPNトランジスタTr2のベースに接続されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、固定接触子111が例えば大電流を供給する電力供給源に接続され、固定接触子112が負荷に接続されているものとする。
この状態で、電磁石ユニット200における駆動回路300の投入スイッチ306がオフ状態であるものする。この場合には、パルス駆動回路305からパルス信号P1又はP2が出力されていないので、NPNトランジスタTr1がオフ状態を維持する。
このため、励磁コイル208には電流が流れず、非通電状態にある。したがって、電磁石ユニット200で可動プランジャ215を下降させる励磁力を発生していない釈放状態にある。この釈放状態では、可動プランジャ215が復帰スプリング214によって、上部磁気ヨーク210から離れる上方向に付勢される。
これと同時に、永久磁石220の磁力による吸引力が補助ヨーク225に作用されて、可動プランジャ215の周鍔部216が吸引される。このため、可動プランジャ215の周鍔部216の上面が補助ヨーク225の下面に当接している。
この状態では、接点機構101の可動接触子130は、可動プランジャ215に連結軸131を介して連結されているので、接点部130aが固定接触子111及び112の接点部118aから上方に所定距離だけ離間している。このため、固定接触子111及び112間の電流路が遮断状態にあり、接点機構101が開極状態となっている。
このように、釈放状態では、可動プランジャ215に復帰スプリング214による付勢力と環状永久磁石220による吸引力との双方が作用しているので、可動プランジャ215が外部からの振動や衝撃等によって不用意に下降することがなく、誤動作を確実に防止することができる。
この釈放状態から、駆動回路300の投入スイッチ306をオン状態とすると、パルス駆動回路305で、直流電源301の電源電圧を検出して電源電圧が正常であるか否かを判定し、電源電圧が正常であるときに、図6(b)に示すように、所定幅のオン区間を有する投入パルスP1を出力する。
この投入パルスP1がNPNトランジスタTr1のベースに供給されるので、このNPNトランジスタTr1がオン状態となる。このため、コイル208に図6(c)に示すように、電流が流れ、励磁コイル208によって可動プランジャ215を復帰スプリング214の付勢力及び環状永久磁石220の吸引力に抗して下方に吸引する。
このとき、図4(a)に示すように、可動プランジャ215の底面と磁気ヨーク201の底板部202との間のギャップg4が大きく、このギャップg4を通る磁束は殆どない。しかしながら、可動プランジャ215の下部外周面には円筒状ヨーク203が対向しており、この円筒状ヨーク203との間のギャップg3がギャップg4に比較して小さく設定されている。
このため、可動プランジャ215及び磁気ヨーク201の底板部202間には、円筒状ヨーク203を通じて磁路が形成される。さらに、可動プランジャ215の外周面と上部磁気ヨーク210の貫通孔210aの内周面との間ギャップg2に比較して可動プランジャ215の周鍔部216の下面と上部磁気ヨーク210との間のギャップg1が小さく設定されている。このため、可動プランジャ215の周鍔部216の下面と上部磁気ヨーク210の上面との間の磁束密度が大きくなり、可動プランジャ215の周鍔部216を吸引する大きな吸引力が作用する。
したがって、可動プランジャ215が復帰スプリング214の付勢力及び環状永久磁石220の吸引力に抗して速やかに下降する。この可動プランジャ215の下降が、図4(b)に示すように、周鍔部216の下面が上部磁気ヨーク210の上面に当接することにより停止される。
このように、可動プランジャ215が下降することにより、可動プランジャ215に連結軸131を介して連結されている可動接触子130も下降し、その接点部130aが固定接触子111及び112の接点部118aに接触スプリング13の接触圧で接触する。
このため、外部電力供給源の大電流が固定接触子111、可動接触子130、及び固定接触子112を通じて負荷に供給される閉極状態となる。
このとき、固定接触子111及び112と可動接触子130との間に可動接触子130を開極させる方向の電磁反発力が発生する。
しかしながら、固定接触子111及び112は、図1に示すように、上板部116、中間板部117及び下板部118によってC字状部115が形成されているので、上板部116及び下板部118とこれに対向する可動接触子130とで逆方向の電流が流れることになる。
このため、固定接触子111及び112の下板部118が形成する磁界と可動接触子130に流れる電流の関係からフレミング左手の法則により可動接触子130を固定接触子111及び112の接点部118aに押し付けるローレンツ力を発生することができる。
このローレンツ力によって、固定接触子111及び112の接点部118aと可動接触子130の接点部130a間に発生する開極方向の電磁反発力に抗することが可能となり、可動接触子130の接点部130aが開極することを確実に防止することができる。
このため、可動接触子130を支持する接触スプリング134の押圧力を小さくすることができ、これに応じて励磁コイル208で発生する推力も小さくすることができ、電磁接触器全体の構成を小型化することができる。
このとき、駆動回路300では、励磁コイル208に電流が流れると、ダイオード303の電圧降下によって、充放電用コンデンサ313が充電される。このコンデンサ313の端子間電圧は抵抗314を介してNPNトランジスタTr2のベースに供給されるので、このNPNトランジスタTr2がオン状態となる。パルス駆動回路305では、投入パルスP1の出力が停止されると、続いて比較的短いオン区間の保持パルスP2が所定周期で連続的に出力される。このため、保持パルスP2がオフ状態であるときには、励磁コイル208に蓄積されたエネルギーがフライホイールダイオード311及びNPNトランジスタTr2を介して放出される。一方、保持パルスP2がオン状態であるときには、NPNトランジスタTr1がオン状態となるので、このNPNトランジスタTr1を通じて小電流が流れる。このとき、NPNトランジスタTr12には電流が流れない。
したがって、励磁コイル208には図6(c)に示すように、小電流が流れ続けることになり、投入動作が保持される。
その後、釈放状態に復帰させるには、投入スイッチ306をオフ状態に復帰させる。これにより、パルス駆動回路305から出力される保持パルスP2が停止される。このため、直流電源301から励磁コイル208への電流供給が遮断される。このとき、ダイオード303を流れる電流が遮断されることにより、充放電用コンデンサ313が放電される。このため、充放電用コンデンサ313の端子間電圧が低下してNPNトランジスタTr2がオフ状態となる。
この状態では、励磁コイル208に蓄積されたエネルギーによってフライホイール回路310を流れる励磁コイル208の電流は図6(e)に示すようにバリスタZを通じて流れることになる。このバリスタZの抵抗値が高いため、コイル電流は急速に減衰することになり、釈放を早めることができる。
このように、励磁コイル208を流れる電流が遮断されることにより、電磁石ユニット200で可動プランジャ215を下方に移動させる励磁力が消滅する。このため、可動プランジャ215が復帰スプリング214の付勢力によって上昇し、周鍔部216が補助ヨーク225に近づくに従って環状永久磁石220の吸引力が増加する。
この可動プランジャ215が上昇することにより、連結軸131を介して連結された可動接触子130が上昇する。これに応じて接触スプリング134で接触圧を与えている間は可動接触子130が固定接触子111及び112に接触している。その後、接触スプリング134の接触圧がなくなった時点で可動接触子130が固定接触子111及び112から上方に離間する開極開始状態となる。
この開極開始状態となると、固定接触子111及び112の接点部118aと可動接触子130の接点部130aとの間にアークが発生し、このアークによって電流の通電状態が継続されるが、このアークは例えば永久磁石を、可動接触子130を挟んで対向配置し、互いの対向面を同一極性とすることにより、容易に消弧することができる。
このように、上記実施形態によると、可動プランジャ215の可動方向に着磁された環状永久磁石220を上部磁気ヨーク210上に配置し、その上面に補助ヨーク225を形成したので、1つの環状永久磁石220で可動プランジャ215の周鍔部216を吸引する吸引力を発生することができる。
このため、釈放状態における可動プランジャ215の固定を環状永久磁石220の磁力と復帰スプリング214の付勢力とで行うことができるので、誤動作衝撃に対する保持力を向上させることができる。
また、復帰スプリング214の付勢力を低下させることができ、接触スプリング134及び復帰スプリング214によるトータル負荷を低減させることができる。したがって,トータル負荷の低下分に応じて励磁コイル208に通電する電流を低減することができる。しかも、駆動回路300で、投入時に投入パルスP1によってNPNトランジスタTr1をオン状態に所定時間維持することにより、励磁コイル208に連続的に電流を流して投入動作を行わせ、その後にパルス幅変調信号による保持パルスP2をNPNトランジスタTr1に供給することにより、励磁コイル208に供給する電流量を減少させることができる。この投入保持状態では、フライホイール回路310のNPNトランジスタTr2をオン状態として、フライホイールダイオード311及びNPNトランジスタTr2を通じて励磁コイル208の小さなコイル電流を流す投入保持状態を維持する。そして、釈放動作時には、NPNトランジスタTr2をオフ状態とすることにより、このNPNトランジスタTr2と並列に接続したバリスタZによって励磁コイル208に蓄積したエネルギーを消費することで素早い釈放動作を得ることができる。このための駆動回路300の構成を簡易化することができる。
なお、上記第1の実施形態においては、半導体スイッチ素子としてNPNトランジスタTr1及びTr2を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の電界効果トランジスタやMOS電界効果トランジスタ等の任意の半導体スイッチ素子を適用することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図7及び図8について説明する。
この第2の実施形態では、駆動回路300の構成を変更したものである。
すなわち、第2の実施形態では、駆動回路300を図7に示すように構成している。この駆動回路300は、直流電源301にダイオード302、励磁コイル208、フライホイール回路320を構成するNチャネルのMOS電界効果トランジスタTr2及びNチャネルのMOS電界効果トランジスタTr1を直列に接続している。
そして、MOS電界効果トランジスタTr1のゲートにはパルス駆動回路305のパルス信号P1及びP2が供給される。
また、フライホイール回路320は、MOS電界効果トランジスタTr2と並列に高インピーダンス素子としてのバリスタZを接続し、MOS電界効果トランジスタTr2及びバリスタZとMOS電界効果トランジスタTr1との接続点と励磁コイル208の正極側との間にフライホイールダイオード321を接続している。さらに、フライホイール回路320は、MOS電界効果トランジスタTr2のゲートを駆動する遅延回路330を有する。
この遅延回路330は、MOS電界効果トランジスタTr2のソース及びゲート間に、充放電用コンデンサ331、放電抵抗332及びツェナーダイオード333の並列回路が接続されている。また、充放電用コンデンサ331及びMOS電界効果トランジスタTr2のゲートとの接続点がダイオード334を逆方向に介し、さらに抵抗335を介して励磁コイル208及びダイオード302の接続点に接続されている。
この駆動回路300によれば、パルス駆動回路305からパルス信号が出力されていない釈放状態では、MOS電界効果トランジスタTr1がオフ状態であるときには、励磁コイル208に対する電流路が遮断されているとともに、充放電用コンデンサ331の充電路も遮断されている。このため、充放電用コンデンサ331が放電状態となって、MOS電界効果トランジスタTr2もオフ状態を維持する。
この釈放状態から投入スイッチ306をオン状態とすると、パルス駆動回路305から図8(b)に示すオン区間が比較的長い投入パルスP1が出力される。これによって、MOS電界効果トランジスタTr1がオン状態となる。
このため、充放電用コンデンサ331の充電路が形成されて、直流電源301からの電流がダイオード302、抵抗335、ダイオード334を介して充放電用コンデンサ331に供給されてこの充放電用コンデンサ331が充電される。この充放電用コンデンサ331の端子間電圧がMOS電界効果トランジスタTr2のゲート及びソース間に印加されるので、このMOS電界効果トランジスタTr2がオン状態となる。
したがって、直流電源301からダイオード302、励磁コイル208、MOS電界効果トランジスタTr2、MOS電界効果トランジスタTr1を通じて直流電源301に戻る電流路が形成される。これによって、励磁コイル208に図8(c)に示すように大きなコイル電流が流れて、可動プランジャ215を復帰スプリング214の付勢力及び永久磁石220の吸引力に抗して吸引する励磁力が発生される。この励磁力によって、可動プランジャ215が下降されて可動接触子130が接触スプリング134の接触圧で固定接触子111及び112に接触して投入状態となる。
その後、前述した第1の実施形態と同様に、パルス駆動回路305から図8(b)に示すように保持パルスP2が出力され、この保持パルスP2によってMOS電界効果トランジスタTr1がオンオフ制御される。
この状態では、MOS電界効果トランジスタTr1がオン状態であるときには、励磁コイル208、MOS電界効果トランジスタTr2、MOS電界効果トランジスタTr1を通じて小電流が流れる。一方、MOS電界効果トランジスタTr1がオフ状態であるときには励磁コイル208のコイル電流がMOS電界効果トランジスタTr2及びフライホイールダイオード321を通じて流れる。
このため、MOS電界効果トランジスタTr2には、図8(d)に示すように、小さなコイル電流が流れる。この結果、励磁コイル208に図8(c)に示すコイル電流が流れ、投入動作保持状態となる。
この投入動作保持状態から、投入スイッチ306をオフ状態とすると、パルス駆動回路305から保持パルスP2の出力が停止されることにより、MOS電界効果トランジスタTr1がオフ状態を継続することになる。この状態となると、MOS電界効果トランジスタTr1による励磁コイル208への通電が遮断されるとともに、充放電用コンデンサ331の充電路も遮断される。このため、充放電用コンデンサ331の充電電荷が抵抗332によって放電されてMOS電界効果トランジスタTr2がオフ状態となる。
このとき、励磁コイル208に蓄積されたエネルギーは図8(e)に示すように、バリスタZを通じ、フライホイールダイオード321を通じて放出され、バリスタZの高抵抗によってコイルエネルギーが消費されて素早い釈放動作を行うことができる。
したがって、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、接点装置100の接点収納ケース102を角筒体104及び固定接点支持絶縁基板105で構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の構成とすることができる。例えば、図9に示すように、セラミックスや合成樹脂材によって角筒部351とその上端を閉塞する天面板部352とを一体成形して桶状体353を形成し、この桶状体353の開放端面側にメタライズ処理して金属箔を形成し、この金属箔に金属製の接続部材354をシール接合して接点収納ケース102を形成するようにしてもよい。
また、接点機構101も上記構成に限定されるものではなく、任意の構成の接点機構を適用することができる。
例えば、図10(a)及び(b)に示すように、支持導体部114にC字状部115における上板部116を省略した形状となるL字状部160を連結するようにしてもよい。この場合でも、固定接触子111及び112に可動接触子130を接触させた閉極状態で、L字状部160の垂直板部を流れる電流によって生じる磁束を固定接触子111及び112と可動接触子130との接触部に作用させることができる。このため、固定接触子111及び112と可動接触子130との接触部における磁束密度を高めて電磁反発力に抗するローレンツ力を発生させることができる。
また、図11(a)及び(b)に示すように、凹部132を省略して平板状に形成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、可動プランジャ215に連結軸131を螺合させる場合について説明したが、螺合に限らず、任意の接続方法を適用することができ、さらには可動プランジャ215と連結軸131とを一体に形成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、連結軸131と可動接触子130との連結が、連結軸131の先端部にフランジ部131aを形成し、接触スプリング134及び可動接触子130を挿通してから可動接触子130の下端をCリングで固定する場合について説明したがこれに限定されるものではない。すなわち、連結軸131のCリング位置に半径方向に突出する位置決め大径部を形成し、これに可動接触子130を当接させてから接触スプリング134を配置し、この接触スプリング134の上端をCリングによって固定するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、接点収納ケース室102及びキャップ230で密封容器を構成し、この密封容器内にガスを封入する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、遮断する電流が低い場合にはガス封入を省略するようにしてもよい。
10…電磁接触器、11…外装絶縁容器、100…接点装置、101…接点機構、102…接点収納ケース、104…角筒体、105…固定接点支持絶縁基板、111,112…固定接触子、114…支持導体部、115…C字状部、116…上板部、117…中間板部、118…下板部、118a…接点部、121…絶縁カバー、122…L字状板部、123,124…側板部、125…嵌合部、130…可動接触子、130a…接点部、131…連結軸、132…凹部、134…接触スプリング、140…絶縁筒体、200…電磁石ユニット、201…磁気ヨーク、203…円筒状補助ヨーク、204…スプール、208…励磁コイル、210…上部磁気ヨーク、214…復帰スプリング、215…可動プランジャ、216…周鍔部、220…永久磁石、225…補助ヨーク、300…駆動回路、301…直流電源、302…ダイオード、303…ダイオード、Tr1…NPNトランジスタ、305…パルス駆動回路、306…投入スイッチ、Tr1…NPNダイオード、310…フライホイール回路、311…フライホイールダイオード、312…遅延回路、313…充放電用コンデンサ、314…抵抗、Z…バリスタ、320…フライホイール回路、321…フライホイールダイオード、330…遅延回路、331…充放電用コンデンサ、332…放電用抵抗、333…ツェナーダイオード、334…ダイオード、335…抵抗

Claims (2)

  1. 所定間隔を保って配置された一対の固定接触子及び当該一対の固定接触子に対して接離自在に配設された可動接触子と、前記可動接触子を駆動する電磁石ユニットと、該電磁石ユニットを駆動する駆動回路とを備え、
    前記電磁石ユニットは、
    復帰スプリングで付勢された可動プランジャと、
    該可動プランジャを可動させるコイルと、
    前記可動プランジャに形成された周鍔部を囲むように固定配置された当該可動プランジャの可動方向に着磁された環状永久磁石とを少なくとも備え、
    前記駆動回路は、
    前記コイルに電力を供給する電源と、
    前記可動プランジャを吸引動作させる投入パルスと、該投入パルスによって前記可動プランジャを吸引動作したときに当該吸引動作を保持する保持パルスとを前記コイルに供給出力するパルス駆動回路と、
    前記コイルと並列に接続された半導体スイッチ素子を有するフライホイール回路とを備えている
    ことを特徴とする電磁接触器。
  2. 前記フライホイール回路は、前記コイルと並列に接続されたフライホイールダイオード及び半導体スイッチ素子の直列回路と、前記半導体スイッチ素子と並列に接続された高インピーダンス素子と、前記半導体スイッチ素子をコイル供給電流に基づいてオンオフ制御するスイッチ制御回路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器。
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