JP5151617B2 - 製本装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は製本装置及び該製本装置を有する画像形成システムに関し、特に、複数枚の用紙を接着剤で接着することにより冊子を作成する技術に関する。
軽印刷の分野においては、たとえば、電子写真画像形成装置のように高速の画像形成性能を有する画像形成装置と製本装置とを連結することにより、印刷から製本までを行い冊子を作成する画像形成システムが普及している。
このような画像形成システムは、印刷工程と製本工程とが別工程で実行される従来の一般的な本製造工程に対して、印刷速度、製本速度自体は低いが、印刷内容を随時変更できるという利点を有し、総合的に高効率の画像形成システムであり、POD(PRINT ON DEMAND)システムとして、利用されている。
PODシステムの特徴は、顧客の要望に応じて印刷の内容が随時変更可能であるなど、柔軟性に富んでいることであり、従って、PODシステムにおいては、十数ページの冊子から数百頁の冊子まで広範囲に亘って厚さが異なる冊子が作成され、扱われる用紙の種類も多様である。
一方、PODシステムは、オフィス等の環境に設置されることが多いことから小型であることが要求される。
このために、システムを構成する製本装置では、比較的単純な綴じ処理工程が必要とされ、接着剤を用いて用紙を綴じる工程が用いられる。
このような製本装置として特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1に記載された製本装置では、用紙束の背に沿ってその長手方向に往復移動する塗布ローラにより接着剤の塗布を行い、塗布ローラの回転方向の選択により冊子の厚さに対応した塗布量の制御を行っている。
特開2004−209744号公報
従来、用紙束の背に接着剤を塗布して冊子を形成する方法では、塗布した接着剤の厚さが薄いと完成した冊子を開いた時接着剤が割れてしまうという問題点があることが知られている。
また、接着剤の塗布終了時に塗布ローラを用紙束から離す時に接着剤の厚さが局部的に厚くなり下側に向いた凸形状になったり、接着剤の塗布厚さを厚くするとその凸部が滴となり垂れて装置内部を汚してしまったり、糸状になって装置内部を汚してしまう可能性もあった。
接着剤の滴や糸が装置内に付着してしまったような場合は、装置内部を清掃しなければならず、メンテナンス工数の増加及び生産性の低下を招いてしまうという問題点があった。また、メンテナンスを行わないと接着剤の糸が用紙束に付着してしまう可能性があるという問題点があった。
しかし、特許文献1に開示された製本装置は、塗布ローラを用紙束の背に沿って往復移動して接着剤の塗布を行い復動後塗布ローラを停止させることにより接着剤を均一に塗布することは可能となるが、上述した接着剤が滴状或いは糸状となり装置内部を汚してしまうという問題に対しては十分ではなく、更に塗布ローラの停止の具体的な位置についての記載もない。
本発明は上記問題点に鑑み、用紙束の背部を接着剤で接着し冊子を得る製本装置において、接着剤塗布時に接着剤の滴や糸の装置内部への付着をなくし、これによりメンテナンス工数の増加を抑制した高生産性で、高品質の冊子の作成が可能な製本装置、及び該製本装置を有する画像形成システムの提供を目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.用紙束の背に接着剤を塗布する塗布手段と、前記塗布手段を用紙束の背に沿って移動させる第1の移動手段と、前記塗布手段が用紙束の背に接着剤を塗布する第1の位置と、前記塗布手段が用紙束の背から離間し、塗布を実行しない第2の位置との間を移動するように、前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向に移動させる第2の移動手段と、前記第1の移動手段と前記第2の移動手段と前記塗布手段とを制御する制御手段とを有する製本装置において、
前記制御手段は、前記第1の移動手段により前記塗布手段を前記背に沿って前記用紙束の一方の端部近傍から他方の端部より手前の他方の端部近傍まで移動させた後に前記第2の移動手段により前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向において前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、移動後に前記塗布手段を所定時間停止させることを特徴とする製本装置。
2.用紙束の背に接着剤を塗布する塗布手段と、前記塗布手段を用紙束の背に沿って移動させる第1の移動手段と、前記塗布手段が用紙束の背に接着剤を塗布する第1の位置と、前記塗布手段が用紙束の背から離間し、塗布を実行しない第2の位置との間を移動するように、前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向に移動させる第2の移動手段と、前記第1の移動手段と前記第2の移動手段と前記塗布手段とを制御する制御手段とを有する製本装置において、
前記塗布手段は接着剤を収容する接着剤槽と該接着剤槽の中の前記接着剤を前記用紙束の背に供給する塗布ローラとを有し、
前記制御手段は、前記第1の移動手段により前記塗布手段を前記背に沿って前記用紙束の一方の端部近傍から他方の端部より手前の他方の端部近傍まで移動させた後に前記第2の移動手段により前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向において前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、
移動後に前記他方の端部近傍を通る鉛直線が、前記接着剤槽の縁の内側から前記塗布ローラの周面までの区域内に位置するまで、前記第1の移動手段により前記塗布手段を移動させた後に、前記塗布手段を所定時間停止させることを特徴とする製本装置。
3.用紙に画像を記録する画像形成手段と、該画像形成装置で画像が記録された用紙を製本処理する前記製本装置を有することを特徴とする画像形成システム。
用紙束の背への接着剤塗布において、塗布手段の往動終了後に塗布手段を所定時間停止させることにより、接着剤塗布時に接着剤の滴や糸の装置内部への付着がない、メンテナンス工数の少ない高生産性で、高品質の冊子の作成が可能な製本装置、及び該製本装置を有する画像形成システムの提供が可能となる。
図示の実施の形態により本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は本発明の実施の形態に係る製本装置を備えた画像形成システムの全体を示す図である。
画像形成システムは用紙に画像を記録する画像形成装置A及び画像形成装置Aで画像が記録された用紙を製本処理する製本装置Bを有する。
画像形成装置Aは電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、画像形成部A1、原稿搬送装置A2及び画像読取部A3を有する。
画像形成部A1において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5A、分離装置5B及びクリーニング装置6が配置され、これらの電子写真プロセス装置により、帯電、露光、現像及び転写が行われて感光体1上にトナー像が形成され、用紙S1に画像が形成される。
用紙S1は3個の給紙トレイ7Aに収納されており、これらの給紙トレイ7Aから用紙S1が1枚ずつ給紙され、転写装置5Aにより、感光体1上のトナー像が用紙S1に転写される。
用紙S1に転写されたトナー像が定着装置8を通過して定着処理される。定着処理された用紙S1は、排紙ローラ7Cから排紙されるか又は再給紙路7Eに搬送される。
片面プリントにおけるフェースダウン排紙、片面プリントにおけるフェースアップ排紙又は両面画像形成における表面画像形成において、切り替えゲート7Dが用紙S1を切り替え案内する。即ち、フェースアップ排紙においては、切り替えゲート7Dは用紙S1を直進させ、フェースダウン排紙及び両面画像形成においては、切り替えゲート7Dは用紙S1を下方に案内する。
フェースダウン排紙においては、用紙S1は下方に案内された後に、スイッチバックして上方に搬送され、排紙ローラ7Cから排紙される。
両面画像形成においては、用紙S1は下方に案内され、スイッチバックによる表裏反転後に再給紙路7Eを経て、転写装置5Aが配置された転写部に再給紙され、裏面画像の転写が行われる。
原稿搬送装置A2は原稿を1枚ずつ読取位置に搬送する。画像読取部A3は原稿搬送装置A2により搬送された原稿又は原稿台9に載置された原稿の画像を読み取って、画像信号を生成する。
画像形成装置制御手段C1は画像形成装置Aに係る上述した動作の制御を行う。
製本装置Bは画像形成装置Aから送り込まれた用紙S1を複数枚束ねて用紙の束を構成し、該用紙の束に表紙用紙を接合して冊子(本)を形成する装置である。
以下、表紙用紙を表紙S2と言い、用紙S1の束に表紙S2が接合されたものを冊子S3と言う。
製本装置Bは、画像形成装置Aから排出された用紙S1を排紙皿20又は用紙反転部40に搬送する搬送部10と、排紙皿20と、用紙反転部40と、1枚ずつ又は数枚ずつ送りこまれた用紙S1を集積する集積部50と、塗布装置60と、表紙S2を収納する表紙収納部80と、表紙を支持する表紙支持部90と、冊子を集積する冊子排出部100とを有する。
画像形成装置Aから排出された用紙S1は搬送部10に設けられた切り替えゲート11により排出路12を経て排紙皿20に排出されるか又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には、製本処理モードでない場合に用紙S1が排出される。
製本モードにおいては、用紙S1は搬送路13を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後に、集積部50に搬送される。
集積部50においては、設定された枚数の用紙S1が集積され、集積された用紙は用紙集積板501と用紙狭持板502との間に狭持され回転して、用紙S1の束をほぼ垂直状態で保持する。
なお、用紙狭持板502には集積板501と用紙狭持板502との間に狭持された用紙S1の束の厚さを測定する厚さ測定センサ504が配設されており、用紙狭持板502が集積板501側に付勢され用紙S1の束を狭持する時、狭持された用紙S1の束の厚さを測定する。
また、センサで用紙束の厚さを測定する代わりに、オペレータが画像形成装置Aの操作パネルPで設定した冊子を構成する用紙の枚数や紙種に基づいて演算するようにしても良い。
そして、垂直状態に狭持された用紙S1の束の下面に、塗布装置60により接着剤が塗布される。接着剤は取り扱いが容易で、冷却により短時間で固化し固化後も柔軟性を保っているホットメルトが好ましい。
接着剤が塗布された用紙S1の束に表紙収納部80から給紙された表紙S2が接触し、接着される。
用紙S1の束に表紙S2が接着されて作成された冊子S3は冊子排出部100に排出される。
製本装置制御手段C2は製本装置Bに係る上述した動作及び、後述する塗布装置60に係る動作の制御を行う。
図2は塗布装置の全体を示す図である。
塗布装置60は用紙の束SSの下方に配置されており、接着剤ADを用紙の束SSの背に塗布する塗布手段61と、塗布手段61の接着剤塗布面と用紙束の背との間隙を変化させる第二の移動手段である間隙増減手段62(以下第二の移動手段を間隙増減手段62と記す)と、塗布手段61を用紙の束SSの背に沿って平行移動させる第一の移動手段である平行移動手段63(以下第一の移動手段を平行移動手段63と記す)とを有している。
塗布手段61は接着剤ADを収容する接着剤槽601と接着剤ADを用紙の束SSの背に塗布する塗布ローラ602を有している。
間隙増減手段62は塗布手段61を軸601Aを中心にして揺動させ塗布ローラ602の接着剤塗布面と用紙の束SSの背との間隙dを変化させるモータMT4を有している。
平行移動手段63は塗布手段61を駆動ベルト67を介して用紙の束SSの背SAに沿って平行移動させるモータMT1を有している。
塗布手段61は用紙の束SSに対して図示上下方向(矢印W4方向)と図示左右方向(矢印W2/W3方向)に移動可能となっている。
矢印W4方向の上下移動は、軸601Aを中心に塗布手段61を揺動させるモータMT4の正逆回転駆動によって行われる。そしてこの上下移動により塗布ローラ602の表面(背SAとの対向位置)と背SAとの間隙dが増減される。
矢印W2で示す往動と矢印W3で示す復動は、駆動ベルト67を介して塗布手段61を往復させるモータMT1の正逆回転駆動で行われる。そして、矢印W2で示す往動時に、塗布ローラ602が用紙束SSの背SAに接着剤ADを塗布し、矢印W3で示す復動時にも、塗布ローラ602が背SAに接着剤ADを塗布する。
但し、往復動のいずれか一方の時だけ接着剤ADを塗布するものでも構わない。
塗布手段61のホームポジションは、矢印W2/W3方向に用紙束SSから外れた図示左端位置で、図1の製本装置Bの正面から見て奥側に位置しており、矢印W4方向に背SAと塗布ローラ602の表面(背SAとの対向位置)とが離間している位置で接着剤の塗布は行われない。
そして塗布手段61のホームポジションにおいて、補給装置66から接着剤のペレットPTが補給される。
図3は塗布装置60の詳細構成を示す図である。
以下図2、図3、図4を参照して塗布ローラ602の往動時及び復動時における接着剤の塗布を詳細に説明する。
以下の説明において上流側とは塗布手段61の往動時の上流側を指し、下流側とは塗布手段61の往動時の下流側を指す。
また、往動とは上流から下流に向けての動作を指し、復動とは下流から上流に向けての動作を指す。
塗布装置60は前述以外に規制部材603、604、ヒータ605及び接着剤量センサ606等を有する。
接着剤槽601内のペレットはヒータ605で加熱され、溶融し、接着剤ADの塗布液が形成されるが、接着剤ADの量は、温度センサからなる接着剤量センサ606により検知され、液面が一定に維持される。規制部材604は板状の支持部材607により支持され、その下端エッジ604Bで塗布ローラ602上の接着剤の層厚を規制し、上端エッジ604Aで用紙束の背SA上の接着剤の層厚を規制する。
塗布ローラ602の上流側に位置する塗布ローラの規制部材603は、塗布手段61が矢印W2で示す方向に移動して塗布を行う際に塗布層の厚さを規制する。また、塗布ローラ602の下流側に位置する規制部材604の規制部604Aは塗布手段61が矢印W3で示す方向に移動して塗布を行う際に塗布層の厚さを規制する。
塗布ローラ602はモータMT2の駆動で矢印W1で示す方向に回転され、接着剤槽601から接着剤ADを汲み上げ、用紙束SSの背SAに接着剤ADを塗布可能としている。
集積部50に用紙S1の束がほぼ垂直状態で保持されると、矢印W2/W3方向のホームポジション(図示左端位置)に位置する塗布手段61は、モータMT1の正転により駆動ベルト67を介して塗布手段61は下流側(矢印W2方向)に向けて移動開始される。
塗布手段61の塗布ローラ602が一方の端部近傍即ち用紙束SSの上流側の長手方向端部SSA近傍に来ると、モータMT4の正転により塗布手段61は用紙束SSに向けて上昇し、用紙束SSの背SAと塗布ローラ602の表面(背SAとの対向位置)との間隙dが予め設定された接着剤塗布厚さに等しい値になると停止する。
用紙束の一方の端部とは、往動における用紙束の塗布方向上流側端部を指し、一方の端部近傍とは塗布方向上流側端部から内側(下流側)に0〜15mm、好ましくは3〜5mmの位置を指す。これより短いと用紙端部から接着剤がはみ出す可能性があり、長いと端部の接着が弱くなってしまう可能性がある。
用紙束の他方の端部とは、往動における用紙束の塗布方向下流側端部を指し、他方の端部近傍とは塗布方向下流側端部から内側(上流側)に0〜15mm、好ましくは3〜5mmの位置を指す。これより短いと用紙端部から接着剤がはみ出す可能性があり、長いと端部の接着が弱くなってしまう可能性がある。
図4は塗布手段61の下流側長手方向端部SSB近傍における停止位置の説明図である。
図3と同じ部番のものは説明を省略する。
塗布手段61の塗布ローラ602が用紙束SSの他方の端部近傍、即ち下流側の長手方向端部SSB近傍に来ると、塗布手段61はモータMT4の逆転により冊子束SSから離間する方向に下降し下端で停止する。
冊子束SSに塗布された接着剤ADはまだ溶融しているため、塗布手段61の下降時にその粘着力により塗布ローラ602に引っ張られ、途切れる直前に凸部AD1を形成する。
そして、凸部AD1を形成している接着剤ADはオープンタイムに到達前はまだ溶融しているため、重力により滴Qとなり、或いは糸Rを引くことがある。
なお、従来は接着剤槽601の上流側の縁601Bが、用紙の束SSの下流側の長手方向端部SSBよりなお下流側に位置して停止していたため凸部AD1から落下する滴Qや糸Rは接着剤槽601の中に入らず、そのまま落下したりして塗布装置60近辺を汚してしまっていた。
このため本発明は、発生した接着剤の滴や糸を接着剤槽601の中に落下させて溶かしてしまうことにより、装置内を汚さないようにするものである。
第一の実施形態では、モータMT1を正転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに沿って上流側の長手方向端部SSAから下流側の長手方向端部SSB近傍まで移動させ、移動後にモータMT4を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAから離間させ、離間後にモータMT1及びモータMT4を所定時間停止させて塗布手段61を所定時間停止させる。
そして所定時間停止後、モータMT4を正転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに向けて移動させ、移動後にモータMT1を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに沿って上流側の長手方向端部SSA近傍まで移動させるものである。
又、第二の実施形態では、モータMT1を正転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに沿って上流側の長手方向端部SSAから下流側の長手方向端部SSB近傍まで移動させ、移動後にモータMT4を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAから離間させ、下流側の長手方向端部SSB近傍の鉛直線X(一点鎖線)が塗布手段61の接着剤槽601の縁601Bの内側且つ塗布ローラ602の周面の上流側鉛直面Yの上流側に含まれる区域Z内に位置するように、モータMT1を正転させて塗布手段61を移動させた後に、モータMT1及びモータMT4の停止により塗布手段61を所定時間停止させる。
そして所定時間停止後、モータMT1を逆転させて塗布手段61を下流側の長手方向端部SSB近傍に移動させた後に、モータMT4を正転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに向けて移動させ、移動後にモータMT1を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに沿って上流側の長手方向端部SSA近傍まで移動させるものである。
ここで、第一、第二の実施形態において上流側の長手方向端部SSA近傍まで移動させた後に、モータMT4を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAから離間させ、その後前述と同様に塗布手段61を少なくとも所定時間停止させるとなお良い。
塗布手段61を所定時間停止させる時間は、凸部AD1を形成している接着剤ADが確実に滴となり落下しなくなる時間、及び糸を引かなくなる時間のうち長い時間を実験により求め、記憶手段に予め記憶させ、必要に応じて読み出す。
使用する接着剤や周囲温度や溶けた接着剤の温度等により変わるが、例えば、0.5秒以上で前記接着剤のオープンタイム以下が好ましい。
なお、モータMT1を正転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに沿って上流側の長手方向端部SSA近傍から下流側の長手方向端部SSB近傍まで移動させ、移動後にモータMT4を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAから離間させながら、並行して下流側の長手方向端部SSB近傍の鉛直線X(一点鎖線)が塗布手段61の接着剤槽601の縁601Bの内側且つ塗布ローラ602の周面の上流側鉛直面Yの上流側に含まれる区域Z内に位置するように、モータMT1を正転させて塗布手段61を移動させ、その後モータMT1及びモータMT4を所定時間停止させて塗布手段61を所定時間停止させても良い。
また、モータMT1を正転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに沿って上流側の長手方向端部SSA近傍から下流側の長手方向端部SSB近傍まで移動させ、移動後にモータMT4を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAから離間させる形態について説明したが、モータMT1を正転させて塗布手段61を用紙の束の背SAに沿って上流側の長手方向端部SSA近傍から下流側の長手方向端部SSB又は下流側の長手方向端部SSBを超える位置まで移動させ、移動後にモータMT4を逆転させて塗布手段61を用紙の束の背SAから離間させるようにしても良い。
図5は製本装置と、該製本装置と画像形成装置とを有する画像形成システムのブロック図である。
画像形成システムは画像形成装置Aと製本装置Bとを有している。
画像形成装置Aを制御する画像形成装置制御手段C1と製本装置Bを制御する製本装置制御手段C2は、それぞれCPU(Central・Processing・Unit)とROM(Read・Only・Memory)と不揮発のRAM(Random・Access・Memory)(例えばバッテリーバックアップされたRAM)と下記の各種機器とのインターフェースを行うIF(Interface)等を有している。
画像形成通信手段C11は画像形成装置制御手段C1により制御され、製本装置Bの製本装置通信手段C22とシリアル通信を行っている。
原稿搬送装置A2は画像形成装置制御手段C1により制御され、原稿を画像読取部A3の画像読み取り部に向けて搬送する。
画像読取部A3は画像形成装置制御手段C1により制御され、原稿搬送装置A2により搬送される原稿の画像を読み取り、原稿画像情報を画像形成装置制御手段C1に入力する。
画像形成部A1は画像形成装置制御手段C1により制御され、例えば、画像読取部A3により入力された原稿画像情報に基づいて用紙に画像を形成する。
定着装置8は画像形成装置制御手段C1により制御され、画像形成部A1により用紙上に形成されたトナー画像を加熱圧着することにより定着する。
操作パネルPはタッチパネル等を有し、画像形成装置制御手段C1により制御され、タッチパネルに各種操作スイッチや製本処理に係る情報等を表示し、各種操作スイッチの操作情報が画像形成装置制御手段C1に入力される。
製本装置通信手段C22は製本装置制御手段C2により制御され、画像形成装置Aの画像形成通信手段C11とシリアル通信を行っている。
搬送部10は製本装置制御手段C2により制御され、画像形成装置Aから排出された用紙S1を排紙皿20又は用紙反転部40に搬送する。
排紙皿20は製本装置制御手段C2により制御され、搬送部10から搬送された用紙S1を集積する。
用紙反転部40は製本装置制御手段C2により制御され、搬送部10から搬送された用紙S1を反転(スイッチバック)して集積部50に給紙する。
集積部50は製本装置制御手段C2により制御され、搬送部10から搬送された用紙S1を所定枚数集積する。
塗布装置60は製本装置制御手段C2により制御され、集積部50で集積された用紙束の背に接着剤を塗布する。
また、塗布装置60のモータMT1はパルスモータが好ましく、塗布手段61を用紙束の背に沿って移動させる。そして、製本装置制御手段C2はモータMT1の駆動パルスをカウントして塗布手段61の矢印W2/W3方向の移動量を演算し、塗布手段61の位置を把握する。
なお、製本装置制御手段C2により制御されるカウンタC21を設けてモータMT1に接続されたパルスエンコーダのパルスをカウントして塗布手段61の矢印W2/W3方向の移動量を把握するようにしても良い。
また、塗布装置60のモータMT2は塗布ローラ602を回転させる。
また、塗布装置60のモータMT4はパルスモータが好ましく、塗布手段61を用紙束の背に対して垂直方向に移動させる。そして、製本装置制御手段C2はモータMT4の駆動パルスをカウントして塗布手段61の矢印W4方向の移動量を演算し、塗布手段61の位置を把握する。
なお、製本装置制御手段C2により制御されるカウンタC21を設けてモータMT4に接続されたパルスエンコーダPEのパルスをカウントし、塗布手段61の矢印W4方向の移動量を把握するようにしても良い。
厚さ測定センサ504は製本装置制御手段C2により制御され、集積部50で狭持された用紙束の厚さを測定し、測定値を製本装置制御手段C2に入力する。
環境温度センサ505は製本装置制御手段C2により制御され、集積部50近傍の温度を測定し、測定値を製本装置制御手段C2に入力する。
タイマC23は製本装置制御手段C2により制御され、塗布手段61の停止時間を計測し、停止時間を製本装置制御手段C2に入力する。
表紙収納部80は製本装置制御手段C2により制御され、必要に応じて収納した表紙を給紙する。
表紙支持部90は製本装置制御手段C2により制御され、給紙された表紙を支持して用紙束の背に接着する。
冊子排出部100は製本装置制御手段C2により制御され、完成した冊子を集積する。図6は製本装置の接着剤の塗布処理制御に係るフロー図である。
なお、塗布手段61は画像形成中(連続給紙中)はホームポジションに位置しているものとして説明を行う。
1.集積部への用紙束の保持(ステップS101)
集積部50において設定された枚数の用紙S1が集積されると、集積された用紙を用紙集積板501と用紙狭持板502との間に狭持し回転して、用紙S1の束をほぼ垂直状態で保持し、次ステップに進む。
そして、厚さ測定センサ504で狭持された用紙S1の束の厚さを測定し、測定値をRAMに記憶させる。
2.塗布手段61の移動開始(ステップS102)
モータMT1の正転により駆動ベルト67を介して塗布手段61を下流側(W2方向)に向けて移動開始させ、次ステップに進む。
3.塗布手段61が上流側の端部近傍に到達判断(ステップS103)
移動が継続されて、塗布手段61の塗布ローラ602が上流側の長手方向端部SSA近傍に到達すると(Yes)次ステップに進み、到達するまで(No)ステップS103を繰り返す。
ここで、塗布手段61のW2/W3方向の移動は、モータMT1の駆動パルスをカウンタC21でカウントさせ、カウント値を塗布手段61の移動量に換算し、換算した移動量が所定距離、例えばW2/W3方向のホームポジションから上流側の長手方向端部SSA近傍までの距離に等しい値になった時に移動を停止させることで可能となる。
なお、カウンタC21でモータMT4に接続されたパルスエンコーダの出力パルスをカウントさせてカウント値を塗布手段61の移動量に換算しても良い。
4.塗布手段61の上昇(ステップS104)
上流側の長手方向端部SSA近傍へ到達後、モータMT4の正転により塗布手段61は冊子束SSに向けて上昇し、用紙束SSの背SAと塗布ローラ602の表面(背SAとの対向位置)との間隙dが接着剤塗布厚さに等しい値になると停止させ、次ステップに進む。
なお上昇中も、下流側(W2方向)に向けて移動を継続している。
ここで塗布手段61のW4方向の移動は、モータMT4の駆動パルスをカウンタC21でカウントさせ、カウント値を塗布手段61の移動量に換算し、換算した移動量が所定距離、例えば塗布手段61がW4方向のホームポジションから塗布ローラ602が間隙d離れた位置になるまでの距離に等しい値になった時に移動を停止させることで可能となる。
なお、カウンタC21でモータMT4に接続されたパルスエンコーダPEの出力パルスをカウントさせてカウント値を塗布手段61の移動量に換算しても良い。
5.塗布手段61が下流側の端部近傍に到達判断(ステップS105)
塗布ローラ602はモータMT1の正転継続により用紙束SSの背SAに接着剤AZを塗布しながら、下流側(W2方向)に向けて移動し、塗布手段61の塗布ローラ602が用紙束SSの下流側の長手方向端部SSB近傍に到達すると(Yes)次ステップに進み、到達するまで(No)ステップS105を繰り返す。
6.塗布手段61の停止(ステップS106)
モータMT1の停止により塗布手段61の下流側(W2方向)に向かう移動を停止させる。
7.塗布手段61の下降(ステップS107)
下流側の長手方向端部SSB近傍への到達により、モータMT4が逆転して塗布手段61は下降し停止し、次ステップに進む。
8.所定時間停止継続判断(ステップS108)
塗布手段61の下降停止によりタイマC23の計時を開始し、タイマC23が所定時間後にタイムアップすると(Yes)次ステップに進み、タイムアップするまで(No)ステップS108を繰り返す。
なおこの停止時間は前述したようにROM等の記憶手段に記憶され、本ステップで読み出される。
以上により、接着剤ADが滴状となり、或いは糸を引きながら落下しても、滴或いは糸は接着剤槽601内に落下して溶融してしまうため、製本装置B内部を汚すことがなくなる。
9.塗布手段61の上昇(ステップS109)
所定時間停止後、モータMT4の正転により塗布手段61は冊子束SSに向けて上昇し、用紙束SSの背SAと塗布ローラ602の表面(背SAとの対向位置)との間隙dが接着剤塗布厚さに等しい値になると停止させ、次ステップに進む。
10.塗布手段61の移動開始(ステップS110)
モータMT1の逆転により駆動ベルト67を介して塗布手段61は上流側(W3方向)に向けて移動開始され、次ステップに進む。
11.塗布手段61が上流側の端部近傍に到達判断(ステップS111)
塗布ローラ602はモータMT1の逆転継続により用紙束SSの背SAに接着剤AZを塗布しながら、上流側(W3方向)に向けて移動させ、塗布手段61が上流側の端部近傍に到達したら(Yes)次ステップに進み、ホームポジションに到達するまで(No)ステップS111を繰り返す。
12.塗布終了(ステップS112)
モータMT1の停止により塗布手段61の上流側(W3方向)に向かう移動を停止させる。そして、モータMT4の逆転により塗布手段61をW4方向のホームポジションに下降させ、塗布を終了させる。
13.ジョブ終了判断(ステップS113)
塗布終了により、ジョブの終了か否かを判断し、ジョブが終了していれば(Yes)エンドに進み、ジョブが終了するまで(No)ステップS101〜ステップS113を繰り返す。
図7は製本装置の接着剤の塗布処理制御に係る第二のフロー図である。
図8は図7の続きのフロー図である。
第二形態のフローについて説明する。
図7において、
1.集積部への用紙束の保持(ステップS201)
ステップS101と同様なので説明を省略する。
2.塗布手段61の移動開始(ステップS202)
ステップS102と同様なので説明を省略する。
3.塗布手段61が上流側の端部近傍に到達判断(ステップS203)
ステップS103と同様なので説明を省略する。
4.塗布手段61の上昇(ステップS204)
ステップS104と同様なので説明を省略する。
5.塗布手段61が下流側の端部近傍に到達判断(ステップS205)
ステップS105と同様なので説明を省略する。
6.塗布手段61の停止(ステップS206)
ステップS106と同様なので説明を省略する。
7.塗布手段61の下降(ステップS207)
ステップS107と同様なので説明を省略する。
8.塗布手段61の移動開始(ステップS208)
下降後、塗布手段61をモータMT1の正転により下流側(W2方向)に向けて、再び移動開始させる。
9.塗布手段61の接着剤槽の端部近傍の下側への到達判断(ステップS209)
塗布手段61を下流側に向けて移動させ、用紙束の下流側の長手方向端部SSB近傍を通る鉛直線Xが、接着剤槽601の縁の内側且つ塗布ローラ602の周面の上流側鉛直面Yの上流側に含まれる区域Z内に位置する距離に対応するモータM1の駆動パルスとカウント値が一致した時(Yes)次ステップに進み、一致するまで(No)ステップS209を繰り返す。
10.塗布手段61の停止(ステップS210)
ステップS106と同様なので説明を省略する。
11.所定時間下降継続判断(ステップS211)
塗布手段61の接着剤槽が用紙束SSの端部近傍の下側での移動を停止することに伴いタイマC23の計時を開始し、タイマC23が所定時間後にタイムアップすると(Yes)次ステップに進み、タイムアップするまで(No)ステップS211を繰り返す。
図8において、
12.塗布手段61の移動開始(ステップS212)
ステップS110と同様に、モータMT1を逆転させて駆動ベルト67を介して塗布手段61を上流側(W3方向)に向けて移動開始し、次ステップに進む。
13.塗布手段61の下流側端部近傍に到達判断(ステップS213)
塗布手段61の塗布ローラ602が下流側の端部近傍に到達すると(Yes)次ステップに進み、到達するまで(No)ステップS213を繰り返す。
14.塗布手段61の上昇(ステップS214)
ステップS109と同様なので説明を省略する。
15.塗布手段61が上流側の端部近傍に到達判断(ステップS215)
ステップS111と同様なので説明を省略する。
16.塗布終了(ステップS216)
ステップS112と同様なので説明を省略する。
17.ジョブ終了判断(ステップS217)
ステップS113と同様に、ジョブの終了か否かを判断し、ジョブが終了している場合(Yes)はエンドに進み、ジョブが終了していない場合(No)はステップS201〜S217を繰り返す。
図9は製本装置の用紙サイズに応じた接着剤の塗布処理制御に係るフロー図である。
図10は各種の用紙サイズに対応する塗布手段61の下流側停止位置情報を記憶した下流側停止位置情報テーブルTE1の説明図である。
下流側停止位置情報テーブルTE1は各種の用紙サイズ欄TE11と、各用紙サイズに対応する塗布手段61が停止する位置を格納した下流側停止位置欄TE12とを有している。
例えばA4サイズの場合、塗布手段61の矢印W2/W3方向のホームポジションから矢印W2方向にLA4移動した位置で停止させることを意味している。
1.用紙サイズの受信(ステップS301)
シリアル通信を行う画像形成装置Aの通信手段C11を介して、接着剤の塗布を行う用紙サイズ(例えばA4)を通信手段C22(シリアル通信)で受信すると、RAMに受信した用紙サイズ(例えばA4タテ)を記憶させ、次ステップに進む。
2.用紙サイズ情報に応じた塗布手段の下流側停止位置決定(ステップS302)
下流側停止位置情報テーブルTE1をROMから読み出し、用紙サイズ欄TE11に記憶された各種の用紙サイズのうちRAMから読み出した用紙サイズ(例えばA4タテ)に対応する塗布手段の下流側停止位置を、下流側停止位置欄TE12から検索(例えばLA4)し、塗布手段61が停止する位置(例えばLA4)を決定し、次ステップに進む。
3.塗布手段の下流側停止位置記憶(ステップS303)
決定した塗布手段の下流側停止位置(例えばLA4)を前記RAM等の記憶手段に記憶させてエンドに進む。
ここで、前述したステップS105とステップS205において、用紙束SSの下流側の長手方向端部SSB近傍に到達したか否かは、モータMT1の駆動パルスのカウント値を距離に換算して、塗布手段61のW2/W3方向のホームポジションから、決定した塗布手段の上流側停止位置までの距離、例えばA4タテ設定時であればLA4移動したか否かで判断する。
本発明の実施の形態に係る製本装置を備えた画像形成システムの全体を示す図である。 塗布装置の全体を示す図である。 塗布装置60の詳細構成を示す図である。 塗布手段61の下流側長手方向端部SSB近傍における停止位置の説明図である。 製本装置と、該製本装置と画像形成装置とを有する画像形成システムのブロック図である。 製本装置の接着剤の塗布処理制御に係るフロー図である。 製本装置の接着剤の塗布処理制御に係る第二のフロー図である。 図8は図7の続きのフロー図である。 製本装置の用紙サイズに応じた接着剤の塗布処理制御に係るフロー図である。 各種の用紙サイズに対応する塗布手段61の下流側停止位置情報を記憶した下流側停止位置情報テーブルTE1の説明図である。
符号の説明
60 塗布装置
61 塗布手段
63 平行移動手段
601 接着剤槽
601B 接着剤槽の縁
602 塗布ローラ
A 画像形成装置
AD 接着剤
AD1 凸部
B 製本装置
C1 画像形成装置制御手段
C2 製本装置制御手段
Q 滴
SA 背
SS 用紙の束
SSA 上流側の長手方向端部
MT1、MT4 モータ

Claims (9)

  1. 用紙束の背に接着剤を塗布する塗布手段と、前記塗布手段を用紙束の背に沿って移動させる第1の移動手段と、前記塗布手段が用紙束の背に接着剤を塗布する第1の位置と、前記塗布手段が用紙束の背から離間し、塗布を実行しない第2の位置との間を移動するように、前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向に移動させる第2の移動手段と、前記第1の移動手段と前記第2の移動手段と前記塗布手段とを制御する制御手段とを有する製本装置において、
    前記制御手段は、前記第1の移動手段により前記塗布手段を前記背に沿って前記用紙束の一方の端部近傍から他方の端部より手前の他方の端部近傍まで移動させた後に前記第2の移動手段により前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向において前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、移動後に前記塗布手段を所定時間停止させることを特徴とする製本装置。
  2. 用紙束の背に接着剤を塗布する塗布手段と、前記塗布手段を用紙束の背に沿って移動させる第1の移動手段と、前記塗布手段が用紙束の背に接着剤を塗布する第1の位置と、前記塗布手段が用紙束の背から離間し、塗布を実行しない第2の位置との間を移動するように、前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向に移動させる第2の移動手段と、前記第1の移動手段と前記第2の移動手段と前記塗布手段とを制御する制御手段とを有する製本装置において、
    前記塗布手段は接着剤を収容する接着剤槽と該接着剤槽の中の前記接着剤を前記用紙束の背に供給する塗布ローラとを有し、
    前記制御手段は、前記第1の移動手段により前記塗布手段を前記背に沿って前記用紙束の一方の端部近傍から他方の端部より手前の他方の端部近傍まで移動させた後に前記第2の移動手段により前記塗布手段を用紙束の背と略直交する方向において前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、
    移動後に前記他方の端部近傍を通る鉛直線が、前記接着剤槽の縁の内側から前記塗布ローラの周面までの区域内に位置するまで、前記第1の移動手段により前記塗布手段を移動させた後に、前記塗布手段を所定時間停止させることを特徴とする製本装置。
  3. 前記一方の端部近傍と前記他方の端部近傍は、用紙束の端部からそれぞれ内側に0〜15mmの区域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 前記所定時間は0.5秒以上且つ前記接着剤のオープンタイム以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製本装置。
  5. 前記制御手段は、設定された用紙サイズの情報に基づいて前記第1の移動手段に前記塗布手段を前記背に沿って一方の端部近傍から他方の端部近傍まで移動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製本装置。
  6. 前記制御手段は、前記塗布手段を前記所定時間停止させた後、前記第2の移動手段により前記塗布手段を前記用紙束の背に向けて移動させ、前記第1の移動手段に前記塗布手段を前記背に沿って他方の端部近傍から一方の端部近傍まで移動させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の製本装置。
  7. 前記制御手段は、前記塗布手段を前記所定時間停止させた後、前記第1の移動手段に前記塗布手段を他方の端部近傍位置まで移動させ、移動後に前記第2の移動手段により前記塗布手段を前記用紙束の背に向けて移動させ、前記第1の移動手段に前記塗布手段を前記背に沿って他方の端部近傍から一方の端部近傍まで移動させることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の製本装置。
  8. 前記制御手段は、前記塗布手段に一方の端部近傍から他方の端部近傍までの移動時及び他方の端部近傍から一方の端部近傍までの移動時、或いは一方の端部近傍から他方の端部近傍までの移動時に、前記第2の移動手段により前記塗布手段を前記用紙束の背に向けて移動させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の製本装置。
  9. 用紙に画像を記録する画像形成手段と、該画像形成装置で画像が記録された用紙を製本処理する請求項1〜8のいずれか1項に記載の製本装置を有することを特徴とする画像形成システム。
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