JP5151089B2 - 成形型及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、成形型及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、成形面(キャビティ)の迅速かつ均質な温度制御が可能で、均質な成形品を効率よく得ることが可能な成形型及びその製造方法に関する。
各種成形品を成形するために用いられる成形型としては、均質な成形品を効率よく得るために、成形面(キャビティ)の迅速かつ均質な温度制御が求められている。
このような要請に対応して、例えば、レーザーによって切断した薄板を積層(拡散接合)して流路を形成した金型の概括的イメージが開示されている(特許文献1参照)。また、型面と反対面との間にリブを形成することによって流路を形成したブロー成形用金型が開示されている(特許文献2参照)。
特開平11‐314229号公報 特開平07‐314543号公報
本発明は、上述の背景技術に鑑みてなされたものであり、成形面(キャビティ)の迅速かつ均質な温度制御が可能で、均質な成形品を効率よく得ることが可能な成形型及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、以下の成形型及びその製造方法が提供される。
[1]成形面を有するとともに所定の立体形状を有する本体部から構成され、前記本体部は、所定形状の貫通孔を有する複数枚の薄板が積層されて、前記本体部の外形形状が全体として前記立体形状を有するように、かつ、前記薄板の前記貫通孔が全体として前記本体部の内部を立体的に連通する流体流路を形成するように、構成されてなり、前記流体流路は、外部に開口する流体入口及び流体出口を有しており、前記流体入口の近傍に、前記流体の混合手段が配設されたことを特徴とする成形型。
[2] 前記流体流路は、前記本体部の前記成形面の近傍に配置されることを特徴とする前記[1]に記載の成形型。
[5]前記流体流路は、2種以上の互いに独立した経路から構成されてなることを特徴とする前記[2]に記載の成形型。
[6]機械的加工が困難な硬質材料から形成されてなることを特徴とする前記[1]に記載の成形型。
[7]前記硬質材料は、炭素系材料又はタングステン・カーバイド(WC)であることを特徴とする前記[6]に記載の成形型。
[8]前記本発明に係る成形型を製造する製造方法であって、所定形状の貫通孔を有し、積層されることによって、成形面を有するとともに全体として外形形状が所定の立体形状を有するようにかつ前記貫通孔が全体として内部を立体的に連通する流体流路を形成するように、本体部を構成することになる複数枚の薄板を形成する第1の工程と、前記貫通孔を有する薄板を積層して前記流体流路を形成する第2の工程とを含むことを特徴とする成形型の製造方法。
[9]前記第1の工程において、薄板形成基板を用意し、前記薄板形成基板上に薄板形成部材を配置し、前記薄板形成部材に所定形状の前記貫通孔を形成して薄板を形成し、かつ前記第2の工程において、対向基板を用意し、真空中又は不活性ガス雰囲気中で複数枚の前記薄板を前記薄板形成基板から前記対向基板上に順次転写し接合することにより積層することを特徴とする前記[8]に記載の成形型の製造方法。
[10]前記薄板は、機械的加工が困難な硬質材料から形成されてなることを特徴とする前記[8]に記載の成形型の製造方法。
[11]前記硬質材料は、炭素系材料又はタングステン・カーバイド(WC)であることを特徴とする前記[10]に記載の成形型の製造方法。
本発明の前記[1]に係る成形型によって、成形面(キャビティ)の迅速かつ均質に温度制御することが可能となり、均質な成形品を効率よく得ることが可能となる。
本発明の前記[2]に係る成形型によって、成形面(キャビティ)をさらに迅速かつ均質に温度制御することが可能となる。
本発明の前記[1]に係る成形型によって、流体を円滑に流路内を還流させることができ、成形面(キャビティ)を迅速かつ確実に温度制御することが可能となる。
本発明の前記[1]に係る成形型によって、成形面(キャビティ)を所望の温度範囲に迅速かつ均質に制御することが可能となる。
本発明の前記[5]に係る成形型によって、例えば、冷却用と加熱用の2種の流体を適宜還流させることができ、成形面(キャビティ)のきめの細かい温度制御が可能となる。
本発明の前記[6]に係る成形型の場合、流体流路を機械的加工によっては形成しないことから、簡易かつ確実に流体流路を形成することができる。従って、本発明の前記[6]に係る成形型は、このような機械的加工が困難な硬質材料から成形型を形成する場合に特に有効である。なお、成形型を硬質材料から構成しない場合であっても、本発明は有効である。すなわち、機械的加工によって立体的な流体流路を形成する場合、例えば、縦横等の一括的連続加工は困難なため、適宜孔を塞ぐ作業が必要になるが、本発明の場合はこのような機械的加工が不要であるため有効である。
本発明の前記[7]に係る成形型の場合、すなわち、上述の硬質材料が、具体的には炭素系材料又はタングステン・カーバイド(WC)であるときに、簡易かつ確実に流体流路を形成することができる。
本発明の前記[8]に係る成形型の製造方法によって、成形面(キャビティ)を迅速かつ均質に温度制御することが可能で、均質な成形品を製造することが可能な成形型を効率よく得ることができる。
本発明の前記[9]に係る成形型の製造方法によって、上述の成形型を簡易かつ確実に得ることができる。
本発明の前記[10]に係る成形型の製造方法の場合、流体流路を機械的加工によっては形成しないことから、簡易かつ確実に流体流路を形成することができる。従って、本発明はこのような機械的加工が困難な硬質材料から成形型を形成する場合に特に有効である。
本発明の前記[11]に係る成形型の製造方法の場合、すなわち、上述の硬質材料として、具体的には炭素系材料又はタングステン・カーバイド(WC)を用いるときに、簡易かつ確実に流体流路を形成することができる。
本実施の形態の成形型は、成形面を有するとともに所定の立体形状を有する本体部から構成され、本体部は、所定形状の貫通孔を有する複数枚の薄板が積層されて、本体部の外形形状が全体として立体形状を有するように、かつ、薄板の貫通孔が全体として本体部の内部を立体的に連通する流体流路を形成するように構成され、好ましくは成形面の近傍に流体流路が配置されるように構成することが可能であり、成形面(キャビティ)を迅速かつ均質に温度制御することができるとともに均質な成形品を効率よく製造することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る成形型を示す斜視図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の成形型10は、成形面Sを有するとともに所定の立体形状を有する本体部1から構成されている。また、図2に示すように、本体部1は、所定形状の第1〜第8の貫通孔H1〜H8を有する8枚(第1〜第8の薄板P1〜P8)と貫通孔を有しない2枚(第9〜第10の薄板P9〜P10)の合計10枚の第1〜第10の薄板P1〜P10が積層されて、本体部1の外形形状が全体として立体形状を有するように、かつ、第1〜第8の薄板P1〜P8における第1〜第8の貫通孔H1〜H8が全体として本体部1の内部を立体的に連通する流体流路Wを形成するように、構成されている。
本実施の形態において、流体流路Wは、本体部1における成形面Sの近傍に配置されるように、また、外部に開口する流体入口11及び流体出口12を有するように構成されている。例えば、成形型10の成形面と流体流路Wとの最短距離を0.1mm以下とすること、また、流体経路Wの直径を0.1mm以下とすることが好ましい。ここで、「成形面Sの近傍」とは、上述のように、成形面からの距離が0.1mm以下であることが好ましいことを意味する。この「成形面Sの近傍」を薄板の積層枚数で表すと、薄板の厚さにもよるが、薄板の厚さが数十μmの場合、成形面Sから薄板の1枚〜3枚分程度隔たった領域を意味する。さらに、本実施の形態の成形型10は、高圧(例えば、50〜80MPa)に耐え得るものであることが好ましい。
この場合、第1〜第8の薄板P1〜P8に形成される第1〜第8の貫通孔H1〜H8のうち、例えば、流体流路の上下端部を構成することになるもの(例えば、第8の貫通孔H8)等は、完全に貫通させないで凹部としてもよい。また、貫通孔の一部周縁に凹部を付加した構成の貫通孔としてもよい。また、第1〜第10の薄板P1〜P10は、常温接合によって接合されるものが好ましい。ここで、「常温接合」とは、室温で原子同士を直接接合することをいう。常温接合によれば、第1〜第10の薄板P1〜P10の形状や厚さの変化が少なく、高精度な成形型を得ることができる。
第1〜第10の薄板P1〜P10の材料としては、Al,Ni,Cu等の金属やセラミックス,シリコン等の非金属を用いることができる。非金属の中でも、機械的加工が困難な硬質材料(例えば、炭素系材料、タングステン・カーバイド(WC)等)から形成されてなる場合に、最も有効である。第1〜第10の薄板P1〜P10を接合する前に、その表面に中性原子ビーム、イオンビーム等を照射して表面を清浄化することが好ましい。清浄化により表面が活性化して強固な接合を得ることができる。
(第1の実施の形態の製造方法)
第1の実施の形態に係る成形型10の製造方法について図3及び図4を参照して説明する。図3は、薄板形成基板上に薄板を配置する工程を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。図4は、接合装置を用いた薄板の転写工程を示す説明図であり、(a)はFAB処理工程、(b)は薄板の接合工程、(c)は薄板の剥離工程をそれぞれ示す。
(第1の工程)
図3(a)、(b)に示すように、まず、ステンレス等の鉄系の金属、又は銅等の非鉄系の金属からなる薄板形成基板21を用意する。薄板形成基板21の厚さは、通常0.1〜5mmで、0.5〜1mmが好ましい。
次に、薄板形成基板21の表面を鏡面研磨する。この研磨は、電解研磨、遊離砥粒による機械研磨等を用いて、粗研磨から仕上げ研磨までを複数のステップで行う。最終的に、表面粗さ(算術平均粗さRa)を通常10nm以下、好ましくは5nm以下にする。表面粗さが小さいほど、パターン形成後の密着力が低くなり、後の接合転写の歩留まりが向上する。しかし、小さすぎると、電鋳の成長中や成長後の洗浄、レジスト剥離工程で、予期せぬ膜の脱離が発生することがある。従って、表面粗さは、3〜5nm程度が好ましい。
表面粗さの計測は、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)、白色干渉計、触針式表面プロファイラ等を使用することができる。
次に、薄板形成基板21の鏡面研磨された表面に、例えば、30μの厚さに厚膜レジストを塗布してレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、所定のパターンを有するフォトマスク(図示せず)をレジスト膜上に設置する。次に、露光手段(図示せず)によりフォトマスクの開口部を通してレジスト膜を露光する。これにより、目的の成形型の断面パターンに対応してポジネガ反転によるレジストパターン(図示せず)が形成される。
次に、図3(a)、(b)に示すように、薄板形成基板21をめっき浴に浸し、電解めっきにより、ニッケルによって第1〜第8の貫通孔H1〜H8を有する第1〜第10の薄板P1〜P10を、例えば、25μの厚さに成長させる。なお、第1〜第10の薄板P1〜P10を、ニッケルに代えて、ニッケル合金、銅、銅合金等を用いて形成してもよい。
(第2の工程)
まず、図4(a)に示すように、真空槽31内の平面ステージ35に薄板形成基板21を固定し、対向ステージ36に対向基板37を固定する。真空槽31内を真空ポンプ(図示せず)を駆動して排気口32から排気し、10−5Paの真空にする。次に、Ar中性ビームからなるFAB(Fast Atom Beam)をFAB源34Aから対向基板37に、FAB源34Bから薄板形成基板21上の第1の薄板P1(最も下層に積層される)にそれぞれ照射し、表面を清浄化して活性化する。
次に、図4(b)に示すように、垂直ステージ38を下降させ、平面ステージ35を水平のx方向、y方向、垂直のz軸周りのθ方向に移動させて対向基板37と第1の薄板P1とを位置合わせする。なお、位置合せ機構としては、ゴニオメータ機構やボールジョイント機構を用いることができる。
次に、対向基板37と第1の薄板P1とを接触させ、さらに荷重50kgf/cmで5分間押し付けて対向基板37と第1の薄板P10とを接合する。このとき、接合強度は、50〜100MPaである。
次に、図4(c)に示すように、垂直ステージ38を上昇させると、対向基板37上に第1の薄板P1が転写される。このように第1の薄板P1が薄板形成基板21(離型層22)側から対向基板37側に転写できるのは、第1の薄板P1と離型層22間の接着力よりも第1の薄板P1と対向基板37間の接着力の方が大きいからである。次に、第2〜第10の薄板P2〜P10についても同様の操作を順に行う。10回の転写を行うことによって、図1に示す成形型10を得ることができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る成形型を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線断面図、(c)は、(a)のD−D線断面図である。図6は、薄板形成基板上における薄板の形状を示す平面図であり、(a)は第1〜第3の薄板(3枚とも同一の形状とすることができる)、(b)は第4の薄板、(c)は第5の薄板、(d)は第6の薄板の形状をそれぞれ示す。
図5に示すように、本実施の形態の成形型50は、成形面Sを有するとともに所定の立体形状を有する本体部1から構成されている。この本体部1は、所定形状の第1〜第4の貫通孔H1〜H4(図6参照)を有する6枚の第1〜第6の薄板P1〜P6が積層されて、本体部1の外形形状が全体として図5に示す立体形状を有するように、かつ、第1〜第4の貫通孔H1〜H4(図6参照)が全体として本体部1の内部を立体的に連通する流体流路Wを形成するように、構成されている。
本実施の形態において、流体流路Wは、本体部1における成形面Sの近傍に配置されるように、また、外部に開口する流体入口11及び流体出口12を有するように構成されている。
このように、第2の実施の形態に係る成形型50は、流体流路Wの主な経路が第4の薄板P4における第4の貫通孔H4(図5(b)、図6(b)参照)として平面的に集中して配置されている点において、第1の実施の形態に係る成形型10とは異なっているがその他については同様に構成されている。
(第2の実施の形態の製造方法)
第2の実施の形態に係る成形型50の製造方法については、第1の実施の形態に係る成形型10の場合と同様にすることができる。すなわち、薄板形成基板21(離型層22)の上に、第1〜第4の貫通孔H1〜H4(これらの第1〜第4の貫通孔H1〜H4が全体として内部を立体的に連通する流体流路Wを形成することになる)を有する第1〜第6の薄板P1〜P6を配置する(図3(b)、図6参照)。次に、第1の薄板P1を薄板形成基板21(離型層22)側から対向基板37側に転写し、第2〜第6の薄板P2〜P6についても同様の操作を順に行う。6回の転写を行うことによって、図5に示す成形型50を得ることができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形実施が可能である。また、各実施の形態の構成要素を本発明の要旨を変更しない範囲内で任意に組み合わせることは可能である。
例えば、流体入口11の近傍に、流体(例えば、冷却用の水及び加熱用の湯)の混合手段(例えば、三方バルブ等)を配設してもよい。このように構成することによって、成形面(キャビティ)を所望の温度範囲に迅速かつ均質に制御することが可能となる。
図7は、流体流路を2種の互いに独立した経路から構成した実施の形態を示す説明図である。図7に示すように、流体流路Wは、2種の互いに独立した経路(冷却用流体流路Wa及び加熱用流体流路Wb)から構成されている。冷却用流体流路Waの場合の流体は、冷却入口11aから流入し、冷却出口12aから流出することになる。また、加熱用流体流路Wbの場合の流体は、加熱入口11bから流入し、加熱出口12bから流出することになる。このように構成することによって、例えば、冷却用と加熱用の2種の流体を適宜還流させることができ、成形面(キャビティ)のきめの細かい温度制御が可能となる。
また、転写工程において薄板を真空雰囲気下で接合を行わず、他のガス雰囲気下で行うことにより、他の成分ガスを任意の圧力で封入することが可能である。封入できるガスは、活性化した表面に対して不活性であれば何でもよく、特に、希ガスはどの材料に対しても不活性であるため、材料を問わず封入することができる。また、中性原子ビーム源でも使用しているArガスを封入する場合は、中性原子ビーム源をガス流入口として代用することにより、ガス流入口を省略することができる。
薄板形成基板21及び対向基板37は、ウェハ状でもチップ状でもよく、この2種の基板は、同形状である必要もない。薄板形成基板21を垂直ステージ側に設けてもよい。
上記実施の形態では、薄板形成基板21側で薄板の接着力を調整したが、薄板形成基板21側と対向基板37側の両方で行ってもよく、対向基板37側だけで行ってもよい。また、薄板形成基板21が金属の場合、電鋳条件を制御して密着力が制御された薄板形成基板21を作製してもよい。
本発明は、各種成形品を成形するために用いられる成形型、特に、機械的加工が困難な硬質材料から構成された成形型を必要とする各種産業分野で有効に利用される。
本発明の第1の実施の形態に係る成形型を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 薄板形成基板上に薄板を配置する工程を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 接合装置を用いた薄板の転写工程を示す説明図であり、(a)はFAB処理工程、(b)は薄板の接合工程、(c)は薄板の剥離工程をそれぞれ示す。 本発明の第2の実施の形態に係る成形型を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線断面図、(c)は、(a)のD−D線断面図である。 薄板形成基板上における薄板の形状を示す平面図であり、(a)は第1〜第3の薄板、(b)は第4の薄板、(c)は第5の薄板、(d)は第6の薄板の形状をそれぞれ示す。 流体流路を2種の互いに独立した経路から構成した実施の形態を示す説明図である。
符号の説明
1 本体部
10 成形型
11 流体入口
11a 冷却入口
11b 加熱入口
12 流体出口
12a 冷却出口
12b 加熱出口
21 薄板形成基板
30 接合装置
31 真空槽
32 排気口
34A,34B FAB源
35 平面ステージ
36 対向ステージ
37 対向基板
38 垂直ステージ
50 成形型
S 成形面
P1 第1の薄板
P2 第2の薄板
P3 第3の薄板
P4 第4の薄板
P5 第5の薄板
P6 第6の薄板
P7 第7の薄板
P8 第8の薄板
P9 第9の薄板
P10 第10の薄板
H1 第1の貫通孔
H2 第2の貫通孔
H3 第3の貫通孔
H4 第4の貫通孔
H5 第5の貫通孔
H6 第6の貫通孔
H7 第7の貫通孔
H8 第8の貫通孔
H9 第9の貫通孔
H10 第10の貫通孔
W 流体流路
Wa 冷却用流体流路
Wb 加熱用流体流路

Claims (5)

  1. 成形面を有するとともに所定の立体形状を有する本体部から構成され、
    前記本体部は、所定形状の貫通孔を有する複数枚の薄板が積層されて、前記本体部の外形形状が全体として前記立体形状を有するように、かつ、前記薄板の前記貫通孔が全体として前記本体部の内部を立体的に連通する流体流路を形成するように、構成されてなり、
    前記流体流路は、外部に開口する流体入口及び流体出口を有しており、
    前記流体入口の近傍に、前記流体の混合手段が配設されたことを特徴とする成形型。
  2. 前記成形型は、機械的加工が困難な硬質材料から形成されてなり、
    前記硬質材料は、炭素系材料又はタングステン・カーバイド(WC)であることを特徴とする請求項に記載の成形型。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の成形型を製造する製造方法であって、
    所定形状の貫通孔を有し、積層されることによって、成形面を有するとともに全体として外形形状が所定の立体形状を有するようにかつ前記貫通孔が全体として内部を立体的に連通する流体流路を形成するように、本体部を構成することになる複数枚の薄板を形成する第1の工程と、
    前記貫通孔を有する薄板を積層して前記流体流路を形成する第2の工程とを含むことを特徴とする成形型の製造方法。
  4. 前記第1の工程において、薄板形成基板を用意し、前記薄板形成基板上に薄板形成部材を配置し、前記薄板形成部材に所定形状の前記貫通孔を形成して薄板を形成し、かつ前記第2の工程において、対向基板を用意し、真空中又は不活性ガス雰囲気中で複数枚の前記薄板を前記薄板形成基板から前記対向基板上に順次転写し接合することにより積層することを特徴とする請求項に記載の成形型の製造方法。
  5. 前記薄板は、機械的加工が困難な硬質材料から形成されてなり、
    前記硬質材料は、炭素系材料又はタングステン・カーバイド(WC)であることを特徴とする請求項に記載の成形型の製造方法。
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