JP5150204B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器に関する。
従来より、携帯電子機器としての携帯電話機において、第1筐体及び第2筐体を備え、第1筐体と第2筐体とを第1回転軸を中心に開閉可能に連結すると共に、第1回転軸に直交する第2回転軸を中心に回動可能に連結するいわゆる2軸ヒンジ機構を備えた携帯電話機が知られている。2軸ヒンジ機構を備えた携帯電話機において、携帯電話機の薄型化や小型化を図る場合、2軸ヒンジ機構として、開閉用の第1ヒンジ部品と回動用の第2ヒンジ部品とが一体的に構成された2軸ヒンジ部が用いられている(例えば、下記特許文献1から4参照)。
特開2004−218688号公報 特開2005−311004号公報 特開2006−10025号公報 特開2003−174495号公報
ところで、第1筐体及び第2筐体を備えた携帯電話機においては、外観スペック上、第1筐体の先端部と第2筐体の先端部との位置ズレを抑制する必要がある。
しかしながら、一体的に構成された2軸ヒンジ部は、前記位置ズレに関与する部品点数が多く、各部品の寸法上のばらつき等により、位置ズレが発生しやすい。
このような位置ズレの抑制を部品の寸法精度の向上だけで対応することは困難で、例えば、部品を選別して納入したり、あるいは、意図的に構造上のガタを持たせて位置ズレを目立たせなくし、外側ケース等で両筐体の先端部の位置を矯正する構造が採られている。
しかしながら、これらの方法では、部品コストや短納期の対応に関して不利になったり、筐体のグラツキが大きく、製品の品位が落ちる等の欠点がある。
このような欠点は、携帯電話機以外の携帯電子機器においても同様に生じ得る。
従って、本発明は、第1筐体及び第2筐体を備え、第1筐体と第2筐体とを第1回転軸を中心に開閉可能に連結すると共に、第1回転軸に直交する第2回転軸を中心に回動可能に連結する2軸ヒンジ機構を備えた携帯電子機器において、2軸ヒンジ機構の構成部品の寸法精度だけに依存することなく、両筐体の先端部の位置ズレを容易に防止することができる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、第1筐体と、第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを第1回転軸を中心に開閉可能に連結すると共に、該第1回転軸に直交する第2回転軸を中心に回動可能に連結するヒンジ部と、を備える携帯電子機器であって、前記ヒンジ部は、前記第1筐体に固定される第1筐体固定部品と、該第1筐体固定部品に対して前記第2回転軸を中心に回転可能に連結される第1連結部品と、前記第2筐体に対して前記第1回転軸を中心に回転可能に連結される第2連結部品と、を備えると共に、前記第1連結部品と前記第2連結部品とがネジ止めにより連結されて構成されており、前記第1筐体と前記第2筐体とを、前記第1回転軸を中心として折り畳んだ閉状態において、前記第1連結部品と前記第2連結部品とを連結するネジの締結の程度を変更可能であることを特徴とする携帯電子機器に関する。
また、前記第1連結部品における前記第2連結部品との当接部分及び前記第2連結部品における前記第1連結部品との当接部分の少なくとも何れか一方に、前記ネジの締結の程度を変えることにより前記第1連結部品と前記第2連結部品との位置関係を矯正する矯正手段が形成されていることが好ましい。
また、前記第1連結部品と前記第2連結部品とは、前記第2回転軸の軸線方向を中心に少なくとも2箇所の対称な位置で前記ネジ止めにより連結されていることが好ましい。
また、前記第1筐体固定部品及び前記第1連結部品は板金加工により成形され、前記第2連結部品はダイカスト又は金属焼結により成形されていることが好ましい。
また、前記ヒンジ部は、前記ネジの挿入部位が開放された開放部と、当該開放部を覆うように取り付けられるヒンジケースとを更に備えることが好ましい。
また、前記第2連結部品には、前記ネジ止めに用いられる雄ネジが貫通する孔部と、前記開放部とが形成されており、前記第1連結部品には、前記雄ネジと対になる雌ネジが形成されており、前記雄ネジが、前記第2連結部品の前記開放部から挿入されると共に、前記第2連結部品の前記開放部と反対側に位置する前記第1連結部品における前記雌ネジに螺合されることにより、前記第1連結部品と前記第2連結部品とが連結されていることが好ましい。
また、前記第1筐体内の電子部品と前記第2筐体内の電子部品とを電気的に接続するケーブルを更に備え、前記第2回転軸は、前記第1筐体固定部品と前記第1連結部品との連結部分に位置しており、前記ケーブルは、前記連結部分内に挿通されると共に、該ケーブルにおける前記第2筐体側の端部にコネクタが接続されており、前記第2連結部品の前記開放部は、前記コネクタが挿通可能な大きさを有しており、筒状の前記第2連結部品は、該第2連結部品の一端側に、前記第1回転軸を中心として前記第2筐体に対して前記第1筐体を開く方向の付勢を行う回転部品が固定されていると共に、該第2連結部品の他方側に開口を有し、前記開口から前記開放部に亘る空間に、前記コネクタが挿通される連続空間が形成されていることが好ましい。
また、前記開放部は、前記閉状態において、前記第2連結部品における該第1筐体及び該第2筐体によって塞がれない位置に形成されていることが好ましい。
また、前記ネジ止めにおけるネジ挿通方向は、前記第1筐体と前記第2筐体とが重なる方向に一致していることが好ましい。
本発明によれば、第1筐体及び第2筐体を備え、第1筐体と第2筐体とを第1回転軸を中心に開閉可能に連結すると共に、第1回転軸に直交する第2回転軸を中心に回動可能に連結する2軸ヒンジ機構を備えた携帯電子機器において、2軸ヒンジ機構の構成部品の寸法精度だけに依存することなく、両筐体の先端部の位置ズレを容易に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の一実施形態(第1実施形態)の携帯電話機1における基本構造について、図1から図4を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)の斜視図である。図2は、第1実施形態の携帯電話機1について、表示部側筐体3を、ヒンジ部4の回動軸Yを中心にして所定角度回動した状態の斜視図である。図3は、第1実施形態の携帯電話機1について、表示部側筐体3を、ヒンジ部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態(ターン状態、第2開状態)の斜視図である。図4は、第1実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、ヒンジ部4の開閉軸Xを中心に閉回転し、閉じた状態(第1閉状態)の平面図である。
第1実施形態の携帯電話機1は、図1から図4に示すように、第1筐体である表示部側筐体3と、第2筐体である操作部側筐体2とを備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは2軸ヒンジ機構を備えるヒンジ部4を介して連結されており、携帯電話機1を開状態及び閉状態に変形可能とすると共に、開状態及び閉状態それぞれにおいて表示部側筐体3を表状態と裏状態とに切り替えることができる。
即ち、ヒンジ部4は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、第1回転軸である開閉軸Xを中心に任意の角度で開閉可能に連結すると共に、第2回転軸である回動軸Yを中心に任意の角度で回動可能に連結する2軸ヒンジ機構を備えている。回動軸Yは、開閉軸Xに対して直交している。
ここで、閉状態とは、両筐体2,3が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体2,3が互いに重ならないように配置された状態をいう。そして、開状態における表状態(第1開状態ともいう)とは、表示部側筐体3の表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2の表面2Aに配置される操作キー群11とが同じ側を向くように配置された状態(図1参照)をいう。開状態における裏状態(第2開状態ともいう)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30と操作部側筐体2における操作キー群11とが反対側を向くように配置された状態(図3参照)をいう。
閉状態における表状態(第1閉状態ともいう)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11に対向するように配置された状態(図4参照)をいう。閉状態における裏状態(第2閉状態ともいう)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11と対向せずに表出した状態(図示せず)をいう。
操作部側筐体2は、その外面が操作部フロントケース2a及び操作部リアケース2bを主体として構成されている。操作部側筐体2は、その操作部フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12とがそれぞれ露出して構成されている。
ここで、操作キー群11は、各種設定、電話帳機能、メール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
音声入力部12は、操作部側筐体2の表面2A側の先端部(ヒンジ部4とは反対側の端部)近傍に配置されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1においては、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2の側面には、例えば、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース、ヘッドホン/マイク端子、着脱可能な外部メモリのインターフェース、バッテリを充電するための充電端子が設けられている。
表示部側筐体3は、その外面が表示部フロントケース3a及び表示部リアケース3bを主体として構成されている。表示部フロントケース3aには、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ30と、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31とが露出して配置されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の表面3Aの先端部(ヒンジ部4とは反対側の端部)近傍に配置されている。
表示部側筐体3の表示部リアケース3bには、各種情報を表示するためのサブディスプレイ32が露出して配置されている。ディスプレイ30及びサブディスプレイ32は、液晶パネル、該液晶パネルを駆動する駆動回路、該液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部などから構成されている。
以下に、本実施形態の携帯電話機1の詳細な構成について、特にヒンジ部4の詳細な構成について、図5から図14を参照しながら詳述する。
図5(a)は、第1閉状態における第1実施形態の携帯電話機1において、仮想的に、表示部側筐体3、ヒンジリアケース43等を透過させて示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)に示すB−B線断面図である。図6は、表示部側筐体3及びヒンジ部4について、表示部側筐体3の表面3A側から視た斜視図である。図7は、表示部側筐体3の分解斜視図である。
図8は、表示部側筐体3の一部及びヒンジ部4について、表示部側筐体3の裏面3B側から視た斜視図である。図9は、表示部側筐体3の一部及びヒンジ部4について、表示部側筐体3の裏面3B側から視た分解斜視図である。図10(a)及び(b)は、ヒンジ部4を示す斜視図である。図11はヒンジ部4を示す図で、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。図12はヒンジ部4を示す図(図11に示す向きとは反対向きから視た図)で、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。
図13は操作部側筐体2を示す図で、(a)は操作部側筐体2及びヒンジ部4のヒンジ軸部材62を示す分解斜視図、(b)は操作部側筐体2にヒンジ軸部材62が装着された状態を示す部分拡大斜視図である。図14は、第1実施形態の携帯電話機1の模式的断面図で、(a)は第1閉状態を示す図、(b)は第1開状態を示す図である。
本実施形態の携帯電話機1は、図5及び図6に示すように、表示部側筐体3内の電子部品(図示せず)と操作部側筐体2内の電子部品(図示せず)とを電気的に接続するケーブル7を更に備えている。ケーブル7は、配線部71と、配線部71における表示部側筐体3側の端部に接続された第1コネクタ72と、配線部71における操作部側筐体2側の端部に接続された第2コネクタ73とからなる。第1コネクタ72が表示部側筐体3内の電子部品に接続され、第2コネクタ73が操作部側筐体2内の電子部品に接続される。
配線部71は、ヒンジ部4の内部を通じて、表示部側筐体3内と操作部側筐体2内との間に亘っている。詳細には、配線部71は、表示部側筐体3内から操作部側筐体2内に向かって、回動軸部材53、開放部66、連続空間67、第2開口65a、第2軸受部23b及び第2突出部21b(これらの詳細については後述する)の順で順次挿通されている。
表示部側筐体3の構成について詳述する。表示部側筐体3は、図7から図9に示すように、表示窓3dと、ディスプレイユニット3cと、金属部材で構成される内部フレームを備えた表示部フロントケース3aと、基準電位部としての基準電位パターン層及びディスプレイ用の電子部品を備える回路基板3eと、サブディスプレイユニット3fと、表示部リアケース3bとを備えている。
表示部フロントケース3aと表示部リアケース3bとは、互いの凹状の内面を対向させて配置されると共に、互いの外周縁を重ね合わせて結合される。また、表示部フロントケース3aと表示部リアケース3bとの間には、回路基板3e及びサブディスプレイユニット3fが、表示部フロントケース3a側からこの順番で収納配置されている。
ディスプレイユニット3cは、ディスプレイ30と、ディスプレイ30を固定するホルダー33aとにより構成されている。
表示部フロントケース3aは、その内部に金属製の板金部材が配置される。表示部フロントケース3aは、板金部材を挟んで表示窓3d側及び表示部リアケース3b側それぞれに、浅い凹状の第1収容部34a及び第2収容部34bが形成される。そして、表示窓3d側の第1収容部34aにはディスプレイユニット3cが収容配置され、表示部リアケース3b側の第2収容部34bには回路基板3eが収容配置される。ここで、板金部材は、表示部側筐体3における曲げ動作や捩り動作に対する剛性確保のための補強部材及び静電対策用のシールドとしても機能する。
第2収容部34bの内端部(ヒンジ部4側の端部)及び側縁部の一部(該内端部の近傍部分)には、それぞれ、表示部リアケース3bに向けて立設する下壁部34d及び側壁部34fが設けられている。下壁部34dは、第1筐体固定部品51の第1部分51b(ヒンジ部4の第1ヒンジ部品5の第1筐体固定部品51の詳細については後述する)が設置される部分において離間して一対設けられている。下壁部34dと側壁部34fとは、全体としてL字形状の壁部(以下「L字壁部」という)34cを形成している。一対の下壁部34dには、これを貫通する第2孔部34eがそれぞれ2個形成されている。
L字壁部34cの内側には矩形凸部34gが設けられている。矩形凸部34gは、第1筐体固定部品51の厚みよりも僅かに広い間隔をあけて、L字壁部34cの内壁から離間しており、そのため、第1筐体固定部品51を、L字壁部34cと矩形凸部34gとの間の空間に設置することができる。この状態において、第2雄ネジS2が第2孔部34eを通じて第1筐体固定部品51の第2雌ネジ51eに締結される(詳細は後述)ことで、第1筐体固定部品51は、ぐらつくことなく、表示部フロントケース3a(表示部側筐体3)に連結される。
回路基板3eは、前述のように、表示部フロントケース3aに形成された第2収容部34bに収容配置される。回路基板3eにおける表示部リアケース3b側の実装面には、図示しない各種電子部品が配置される。前記音声出力部31は、回路基板3eの実装面におけるヒンジ部4とは反対の端部側に配置される。また、実装面に配置される各種電子部品は、所定の組み合わせによりディスプレイ30やサブディスプレイ32の表示態様やそのタイミング等の表示制御を行う表示制御ブロック等の回路ブロックを形成する。
サブディスプレイユニット3fは、サブディスプレイ32と、サブディスプレイ32とを固定するホルダー33bとにより構成されている。サブディスプレイユニット3fは、表示部リアケース3bと回路基板3eとに挟まれるように配置される。つまり、サブディスプレイユニット3fは、表示部フロントケース3aと表示部リアケース3bとにより挟み込まれることで加えられる力により、回路基板3eを表示部フロントケース3a側に押し付けるように押圧する。
操作部側筐体2の基端部(ヒンジ部4側の端部)には、図13に示すように、第1突出部21a及び第2突出部21bが形成されている。第1突出部21a及び第2突出部21bは、操作部側筐体2の幅方向に離間して操作部側筐体2の表面2A側に突出している。第1突出部21aの内側壁部と第2突出部21bの内側壁部との間隔は、ヒンジケース41(詳細は後述)の幅と実質的に同じである(わずかに狭い)。つまり、操作部側筐体2の基端部には、ヒンジケース41が挿嵌される凹形状の切り欠き部22が形成されている。
切り欠き部22における開閉軸X方向の両内側壁部には、つまり、第1突出部21a及び第2突出部21bの内側壁部には、それぞれ第1軸受部23a及び第2軸受部23bが設けられている。第1軸受部23aには、ヒンジ部4の第2ヒンジ部品6におけるヒンジ軸部材62が挿入されて回転不能に固定される。第2軸受部23bには、カラー63が外挿された状態における第2ヒンジ部品6の第2端部65が、回転可能に挿入される。第2ヒンジ部品6の詳細については後述する。
次に、ヒンジ部4について詳述する。ヒンジ部4は、図8から図13に示すように、第1ヒンジ部品5及び第2ヒンジ部品6を主体として構成されている。第1ヒンジ部品5は、表示部側筐体3に固定(接続)される第1筐体固定部品51、及び第1筐体固定部品51に対して回動軸Yを中心に回転可能に連結される第1連結部品52を有している。第2ヒンジ部品6は、操作部側筐体2に対して開閉軸Xを中心に回転可能に連結される第2連結部品61を有している。
そして、ヒンジ部4は、第1連結部品52と第2連結部品61とがネジ止めにより連結されて構成されている。このネジ止めは、回動軸Yの軸線方向を中心に少なくとも2箇所の対称な位置で行われる。本実施形態においては、ネジ止めは、回動軸Yの軸線方向を中心に1箇所ずつ、計2組のネジ(第1雄ネジS1、第1雌ネジ52e)により行われる。
第1ヒンジ部品5は、第1筐体固定部品51、第1連結部品52及び回動軸部材53を主体として構成されている。第1筐体固定部品51と第1連結部品52とは、円筒状の回動軸部材53により相対回転可能に連結されている。つまり、回動軸部材53は、第1筐体固定部品51と第1連結部品52との連結部分を構成し、回動軸Yは回動軸部材53に位置する。
回動軸部材53の一端側には第1筐体固定部品51が固定され、回動軸部材53の他端側には第1連結部品52が配置される。第1連結部品52には、回動軸部材53が挿通可能な挿通孔52aが形成され、挿通孔52aに挿通された回動軸部材53は、第1連結部品52に回転可能に軸支される。
第1筐体固定部品51は、略コ字形状を有しており、挿通孔51aが形成された第1部分51bと、第1部分51bに垂直な一対の第2部分51cとを有する。第1部分51bと一対の第2部分51cとは、それぞれ一対の第3部分51dにより連結されている。第1部分51b及び第3部分51dは、回動軸Yと直交する方向に延びている。一対の第3部分51dには、それぞれ第2雄ネジS2と対になる第2雌ネジ51eが2個(計4個)形成されている。4個の第2雌ネジ51eは、表示部フロントケース3aにおける4個の第2孔部34eに対応する位置に、直線状に配列している。第3部分51dcと表示部フロントケース3aとは、第2雄ネジS2及び第2雌ネジ51eによるネジ止めにより連結される。
第1連結部品52は、略L字形状の断面を有しており、挿通孔52aが形成された第1部分52bと、第1部分52bに垂直な第2部分52cとを有する。第1部分52bと第2部分52cとは、約45°に傾斜した第3部分52dにより連結されている。第1連結部品52は、開閉軸Xと平行な方向に延びている。
第2部分52cには、第1雄ネジS1と対になる第1雌ネジ52eが、開閉軸Xに沿う方向に離間して2個形成されている。2個の第1雌ネジ52eは、第2連結部品61における2個の第1孔部61aに対応する位置に配置している。第2部分52cと第2連結部品61とは、第1雄ネジS1及び第1雌ネジ52eによるネジ止めにより連結される。
第1筐体固定部品51及び第1連結部品52は、その加工方法については特に制限されないが、強度の確保及び加工の容易さ等の観点から、板金加工により成形されていることが好ましい。
ヒンジ部4は、第1ヒンジ部品5側において第1筐体固定部品51により表示部側筐体3の基端部と連結される。詳細には、第1ヒンジ部品5の第1筐体固定部品51が表示部フロントケース3aに連結される。つまり、第1ヒンジ部品5は、表示部側筐体3と第2連結部品61における第1端部64及び第2端部65とを、回動軸Yを中心に回転可能に接続する構造を有している。
第2ヒンジ部品6は、第2連結部品61、ヒンジ軸部材62及びカラー63を主体として構成されており、全体視で円柱形状を有している。
第2連結部品61は、第1端部64側及び第2端部65側が、それぞれ円筒状になっており、第1端部64と第2端部65との間は、一部が開放した開放部66となっている。第2連結部品61は、それぞれ、第1端部64と開放部66との間を貫通する第1開口64a、及び第2端部65と開放部66との間を貫通する第2開口65aを有している。
ヒンジ軸部材62は、図11(b)及び図12(b)に示すように、全体視で略円柱形状を有しており、筐体側胴部62aと、筐体側胴部62aに対して軸支されて回転可能なヒンジ側胴部62bとからなる。
筐体側胴部62aは、操作部側筐体2における第1突出部21aの第1軸受部23aに挿入されて固定される部位である。ヒンジ軸部材62の全長は、第1軸受部23aの深さよりも長いことが好ましい。第1軸受部23aは、ヒンジ軸部材62における筐体側胴部62aの全て及びヒンジ側胴部62bの少なくとも一部を挿入可能である。
筐体側胴部62aは、非円形の断面、具体的には平面部62cを有する略太鼓形状(円から、その中心を挟んで対称に位置する一対の弓形(弦と弧とで囲まれた図形)を除去した形状)の断面を有している。第1軸受部23aは、筐体側胴部62aに対応する略太鼓形状の断面形状、すなわち筐体側胴部62aの断面形状と同様な非円形の略太鼓形状の断面形状を有しており、そのため、筐体側胴部62aは、第1軸受部23aに挿入されると、第1軸受部23aに対して回転不能となる。つまり、第1軸受部23aは、ヒンジ軸部材62における筐体側胴部62aが開閉軸Xの軸線方向に摺動可能に挿入されると共に挿入された筐体側胴部62aの回転を規制する形状を有している。
ヒンジ側胴部62bは、第2連結部品61の第1開口64aに挿入されて固定される部位であって、その断面形状は、筐体側胴部62aとほぼ一致する。
ヒンジ軸部材62は、「ヒンジ側胴部62bは筐体側胴部62a側に摺動することができるが、筐体側胴部62aはヒンジ側胴部62b側に摺動することができない」という構成を実現している。具体的には、ヒンジ側胴部62bには、ヒンジ軸部材62の軸方向に延びる第1キー溝62dが180°あけて2個設けられている。第1開口64aの内周面には、第1キー溝62dに対応する第1キー64bが一体的に設けられている。そのため、ヒンジ軸部材62の筐体側胴部62aは、第1開口64aに挿入された状態においては、ヒンジ軸部材62の周方向に回転不能となる。つまり、第1開口64aは、ヒンジ軸部材62におけるヒンジ側胴部62bが挿入されると共に挿入されたヒンジ側胴部62bの回転を規制する形状を有している。
ヒンジ軸部材62のヒンジ側胴部62bは、ヒンジ軸部材62の軸方向に移動可能であるが、第1開口64aの奥側に十分に押し込まれると、圧入状態となり、軸方向の移動も規制される。
ヒンジ軸部材62は、開閉軸Xを中心として操作部側筐体2に対して表示部側筐体3を開く方向の付勢を行う回転部品としても機能する。つまり、ヒンジ軸部材62は、ヒンジ側胴部62bを筐体側胴部62aに対して回転させると、その反対方向にヒンジ側胴部62bを回転させる付勢力が生じるように構成されている。
具体的には、携帯電話機1の最大展開状態においては、ヒンジ側胴部62bは筐体側胴部62aに対して回転しておらず、ヒンジ軸部材62による付勢力は実質的に生じていない。ここで、「最大展開状態」とは、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが最大に展開する状態を意味し、後述する展開規制部材(ヒンジリアケース43)を備えた形態においては、該展開規制部材が取り付けられていない状態で最大に展開する状態を意味する。
一方、最大展開状態よりも閉状態に近づけた状態においては、ヒンジ軸部材62による付勢力が生じ、特に、閉状態では、携帯電話機1を閉状態から開状態に変えることができる程度の十分な大きさの付勢力が発生する。
第2連結部品61の第2端部65は、開閉軸Xに沿う方向の内側部分に、外径の大きい大径部分65bが形成され、外側部分に外径の小さい小径部分65cが形成された段付き形状を有している。小径部分65cの外周にはカラー63が外挿される。
カラー63は、操作部側筐体2の第2軸受部23bに対する第2連結部品61の摺動性を向上させるために用いられる。従って、カラー63は、摺動抵抗の低い材料から形成されていることが好ましい。このような材料としては、例えばポリアセタール(POM)が挙げられる。
カラー63の外径と第2連結部品61の大径部分65bの外径とは実質的に同じである。大径部分65bには、大径部分65bと小径部分65cとの境界から、開閉軸Xの外側方向に延びる第2キー65dが一体的に設けられている。また、カラー63の内端部(開閉軸Xに沿う方向の内側の端部)には、第2キー65dに対応して切り欠かれた第2キー溝63aが設けられている。第2キー65dが第2キー溝63aに係合されることで、大径部分65bに対してカラー63が周方向に回転することを防止でき、その結果、第2連結部品61に対してカラー63が摺動することで、操作部側筐体2の第2軸受部23bに対する第2連結部品61の摺動性能を担保する。
第2連結部品61は、ネジ止めに用いられる第1雄ネジS1が貫通する第1孔部61aを有すると共に、第1孔部61aへの第1雄ネジS1の挿入部位が開放された開放部66を有している。つまり、筒状の第1端部64と筒状の第2端部65との間は、筒状にはなっておらず、開状態において操作部側筐体2の表面2A側に開放した開放部66となっている。第1孔部61aは、開放部66における開放していない側に、開閉軸Xに沿う方向に離間して2個設けられている。第1孔部61aは、第1連結部品52における第1雌ネジ52eに対応する位置に配置している。
第1雄ネジS1が、第2連結部品61の開放部66から挿入されると共に、第2連結部品61の開放部66と反対側に位置する第1連結部品52における第1雌ネジ52eに螺合されることにより、第1連結部品52と第2連結部品61とが連結される。
第1孔部61aに対する第1雄ネジS1の挿通方向(ネジ止めにおけるネジ挿通方向)は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが重なる方向に一致している。開放部66は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが開閉軸Xを中心に閉じた状態(閉状態)において、第2連結部品61における表示部側筐体3及び操作部側筐体2によって塞がれない位置に形成されている。そのため、第1雄ネジS1は、閉状態で且つヒンジリアケース43を取り外した状態において、締め付け可能となっている。
第2連結部品61の開放部66は、ケーブル7の第2コネクタ73が挿通可能な大きさを有している。第2開口65aから開放部66に亘る空間に、第2コネクタ73が挿通される連続空間67が形成されている。
第2連結部品61は、その加工方法については特に制限されないが、強度の確保及び加工の容易さ等の観点から、ダイカスト又は金属焼結により成形されていることが好ましい。
第1雄ネジS1及び第1雌ネジ52eによるネジ止めによって連結された第1連結部品52及び第2連結部品61(開放部66を含む)は、図10に示すように、ヒンジケース41によって被覆される。詳述すると、連結された第1連結部品52及び第2連結部品61は、それらのヒンジ部4の正面側及び背面側が、それぞれヒンジフロントケース42及びヒンジリアケース43によって被覆される。つまり、ヒンジケース41は、ヒンジフロントケース42及びヒンジリアケース43から構成される。
ヒンジケース41の幅(開閉軸Xに沿う方向の幅)は、操作部側筐体2の切り欠き部22の幅(開閉軸Xに沿う方向の幅)よりも僅かに狭くなっている。
第2連結部品61における第1端部64及び第2端部65は、ヒンジケース41から突出しており、ヒンジケース41から突出した第1端部64及び第2端部65により、ヒンジ部4は、第2ヒンジ部品6側において操作部側筐体2の基端部と連結される。
本実施形態の携帯電話機1においては、ヒンジケース41が切り欠き部22に挿嵌された状態において、第1開口64aと第1軸受部23aとが近接して対向するように配置されると共に、第2開口65aと第2軸受部23bとが近接して対向するように配置される。また、第1開口64aと第1軸受部23aとは、両者に内挿されるヒンジ軸部材62により連結される。第2開口65aと第2軸受部23bは、第2端部65が第2軸受部23bに挿嵌されることで連結される。このようにして、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは開閉軸Xを中心に開閉可能に連結される。
ヒンジリアケース43は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが最大展開状態になることを規制する展開規制部材としても機能する。つまり、ヒンジリアケース43が取り付けられていない状態においては、操作部側筐体2に対して表示部側筐体3がほぼ直線状に(180°)開くことができる。一方、ヒンジリアケース43が取り付けられた状態においては、操作部側筐体2に対して表示部側筐体3を最大展開状態まで開こうとしても、図14(b)に示すように、ヒンジリアケース43の外面が操作部側筐体2に当接するため、表示部側筐体3を最大展開状態まで開くことができない。
ヒンジ部4は、展開規制部材であるヒンジリアケース43が取り付けられていない状態において第1軸受部23aから第1開口64aへのヒンジ軸部材62の摺動が許容されると共に、ヒンジリアケース43が取り付けられた状態において第1開口64aから第1軸受部23aへのヒンジ軸部材62の摺動が阻害されるように構成されている。本実施形態においては、かかる構成は、最大展開状態においては、操作部側筐体2の第1突出部21aにおける第1軸受部23aの平面部分と、第2連結部品61の第1開口64aにおける第1キー64bとの位置が一致するが、最大展開状態からずれた状態においては、前記平面部分と第1キー64bとの位置がずれる構成を採用することにより実現している。
次に、矯正手段について、図15及び図16を参照しながら説明する。図15は、第1閉状態における第1実施形態の携帯電話機1を示す正面図で、(a)は操作部側筐体2の先端部と表示部側筐体3との先端部との位置ズレが生じている状態を示す図、(b)は操作部側筐体2の先端部と表示部側筐体3との先端部との位置ズレが生じていない状態を示す図、である。図16は、第1連結部品52と第2連結部品61との当接部分を示す部分拡大断面図である。
本実施形態の携帯電話機1を、図5に示す状態、即ち表示部側筐体3と操作部側筐体2とがヒンジ部4により連結された状態まで組み立てた場合(なお、ヒンジフロントケース42は取り付けられているが、ヒンジリアケース43は取り付けられていない)、図15(b)に示すように、表示部側筐体3の先端部と操作部側筐体2の先端部との位置ズレが生じていない場合には、ヒンジリアケース43を取り付けて、携帯電話機1を完成させることができる。
しかしながら、図15(a)に示すように、表示部側筐体3の先端部と操作部側筐体2の先端部の位置ズレが生じている場合には、第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との位置関係を矯正することにより、延いては表示部側筐体3の先端部と操作部側筐体2の先端部の位置ズレを矯正する必要がある。
本実施形態においては、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを、開閉軸Xを中心として折り畳んだ閉状態において、第1連結部品52と第2連結部品61とを連結するネジの締結の程度を変更可能である。そして、第1連結部品52における第2連結部品61との当接部分及び第2連結部品61における第1連結部品52との当接部分の両方には、ネジの締結の程度を変えることにより第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との位置関係を矯正する矯正手段が形成されている。具体的には、第1連結部品52には、第2連結部品61側に突出する矯正凸部54が設けられており、第2連結部品61には、第1連結部品52とは反対側に凹む矯正凹部68が設けられている。
矯正凹部68は、矯正凸部54の突出方向の形状に対応して凹んだ形状を有しており、そのため、第1連結部品52と第2連結部品61とをネジ止めにより締結した状態において、矯正凸部54と矯正凹部68とが当接する。具体的には、図16に示すように、第2連結部品61に形成された矯正凹部68は、傾斜面68aを有しており、矯正凸部54の端部54aは、傾斜面68aにおいて当接している。
例えば、図15に示すように、第1閉状態における携帯電話機1について、手前上側に表示部側筐体3の先端部(ヒンジ部4とは反対側の端部)を配置し、手前下側に表示部側筐体3の基端部(ヒンジ部4側の端部)を配置した状態において、表示部側筐体3の先端部が左側にずれている(傾いている)と仮定する(図15(a)参照)。
このような状態においては、右側(表示部側筐体3の先端部が傾いている側と反対側)の第1雄ネジS1aの締結の程度を大きくする。これにより、矯正凸部54が矯正凹部68に引き寄せられ、矯正凸部54と矯正凹部68とが互いにずれる方向に力が掛かる。例えば、矯正凸部54の端部54aが傾斜面68aを上る方向に力が掛かる。
ここで、第2連結部品61は、操作部側筐体2に連結されており、操作部側筐体2に対してほとんど移動しないため、第1連結部品52が操作部側筐体2に対して相対的に移動する。これにより、第1連結部品52が図15における手前下側(ヒンジ部4側)に引き寄せられる。さらに、左側の第1雄ネジS1bは、固定されているので、第1連結部品52は、左側の第1雄ネジS1bの近傍を中心に時計回りに回動し、第1ヒンジ部品5及び第1ヒンジ部品5に固定されている表示部側筐体3も時計回りに回動する。
その結果、表示部側筐体3の先端部が位置ズレを低減する向きに移動する。従って、ネジの締結の程度を適切に設定することにより、表示部側筐体3の先端部と操作部側筐体2の先端部との位置ズレを矯正することができる。
なお、表示部側筐体3の先端部を、前述の例とは反対方向に移動させるには、前述の例とは反対側(左側)の第1雄ネジS1bを更に締め付ければよい。
場合によっては、両方の第1雄ネジS1a,S1bを締め付けて、位置ズレの矯正を行ってもよい。また、ネジの締結を緩めることにより、位置ズレの矯正を行うこともできる。
本実施形態の携帯電話機1によれば、以下の各効果が奏される。
本実施形態の携帯電話機1においては、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを、開閉軸Xを中心として折り畳んだ閉状態において、第1連結部品52と第2連結部品61とを連結するネジの締結の程度を変更可能である。また、第1連結部品52における第2連結部品61との当接部分及び第2連結部品61における第1連結部品52との当接部分に、それぞれ矯正手段である矯正凸部54及び矯正凹部68が形成されている。
そのため、前述した手順により、第1ヒンジ部品5に固定された表示部側筐体3と、第2ヒンジ部品6に固定された操作部側筐体2との位置関係を矯正でき、両筐体3,2の先端部の位置ズレを容易に防止することができる。
また、第1連結部品52と第2連結部品61とがネジ止めにより連結されて構成されているため、携帯電話機1全体の薄型化や小型化を図りつつ、ヒンジ部4の強度を十分に確保することができる。
更に、第1連結部品52と第2連結部品61とを別々に製造することができるため、製造上の形状の制約が少ないと共に、それぞれの製造に適した業者に発注することができ、部品コストを低減でき、更には短納期の対応が容易となる。
第1連結部品52と第2連結部品61とは、回動軸Yの軸線方向を中心に2箇所の対称な位置で、第1雄ネジS1及び第1雌ネジ52eによるネジ止めにより連結されているため、一方の第1雄ネジS1及び他方の第1雄ネジS1の何れかを締結することにより、操作部側筐体2に対する表示部側筐体3の角度を、同様な操作性で調整することができる。
第1筐体固定部品51及び第1連結部品52は板金加工により成形され、第2連結部品61はダイカスト又は金属焼結により成形されていると、樹脂成形部品と板金加工部品とをカシメや溶接などにより結合する必要がなく、結合加工時における、ヒンジ部4の構成部品の変形を防止することができる。板金加工、ダイカスト及び金属焼結によれば、各部品をシンプルな形状で形成することができ、加工精度を向上でき、製造コストを抑制できる。
また、第2連結部品61は、ネジ止めに用いられる第1雄ネジS1が貫通する第1孔部61aを有すると共に、第1孔部61aへの第1雄ネジS1の挿入部位が開放された開放部66を有する筒状に形成されており、第1連結部品52には、第1雄ネジS1と対になる第1雌ネジ52eが形成されており、第1雄ネジS1が、第2連結部品61の開放部66から挿入されると共に、第2連結部品61の開放部66と反対側に位置する第1連結部品52における第1雌ネジ52eに螺合されることにより、第1連結部品52と第2連結部品61とが連結されている。そのため、第1雄ネジS1を、第2連結部品61の開放部66から挿入し、第1孔部61aを介して、第1連結部品52の第1雌ネジ52eに容易に締結することができ、配線作業性に優れる。
また、ケーブル7は、連結部分である回動軸部材53内に挿通されると共に、ケーブル7における操作部側筐体2側の端部に第2コネクタ73が接続されており、第2連結部品61の開放部66は、第2コネクタ73が挿通可能な大きさを有しており、筒状の第2連結部品61は、第2連結部品61の他方側に第2開口65aを有し、第2開口65aから開放部66に亘る空間に、第2コネクタ73が挿通される連続空間67が形成されている。そのため、ケーブル7における表示部側筐体3側の端部に接続された第1コネクタ72を、表示部側筐体3の電子部品に接続させた状態で、ケーブル7の配線部71を回動軸部材53内に挿通させ、第2コネクタ73を第2連結部品61の開放部66側に位置させた状態において、第2コネクタ73を開放部66、連続空間67及び第2開口65aを通じて、操作部側筐体2の内部に配置させることができる。
また、開放部66は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが開閉軸Xを中心に閉じた状態において、第2連結部品61における表示部側筐体3及び操作部側筐体2によって塞がれない位置に形成されている。しかも、第1孔部61aに対する第1雄ネジS1の挿通方向は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが重なる方向に一致している。そのため、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが開閉軸Xを中心に閉じた状態において、第1雄ネジS1を、第2連結部品61の第1孔部61aを介して、第1連結部品52の第1雌ネジ52eに容易に締結することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態については、主として、第1実施形態とは異なる点を説明する。第1実施形態と同様の構成について同じ符号を付し、説明を省略する。第2実施形態について特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。そして、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。
図17は、本発明の第2実施形態の携帯電話機1におけるヒンジ部4を示す斜視図である。図18は、図17に示すC−C線で切断した断面斜視図である。図19は、図17に示すD−D線で切断した断面斜視図である。
第2実施形態の携帯電話機1は、第1実施形態に比して、主として、矯正凹部68の形状が異なる。具体的には、第2実施形態においては、図17から図19に示すように、矯正凸部54は、第1実施形態における矯正凸部54と同様に、矩形の断面形状を有している。一方、矯正凹部68は、第1実施形態における矯正凹部68とは異なり、傾斜面68aを有さない略矩形の断面形状を有している。詳細には、矯正凹部68は、矯正凸部54に対してオフセットしたような形状を有している。
従って、2軸ヒンジ機構の構成部品が設計寸法通りに製造されている場合、つまり、第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との位置関係を矯正しなくても表示部側筐体3の先端部と操作部側筐体2の先端部との位置ズレが発生しない場合においては、矯正凸部54と矯正凹部68とは十分に離間している。矯正凸部54と矯正凹部68との隙間は、構成部品間のガタを生じ得るが、第1雄ネジS1と第1雌ネジ52eとを十分に締結することで、第1連結部品52と第2連結部品61との当接面の間に十分な大きさの摩擦力を発生させ、構成部品間のガタを実使用上問題のない程度まで抑制することができる。
なお、前述するようなネジの締結力に依存して構成部品間のガタを抑制するためには、第1連結部品52と第2連結部品61との当接面の間に十分な大きさの摩擦力を発生させる必要がある。このような大きな摩擦力を大きくする手段としては、例えば当接面の表面を粗くしたり、ネジの呼び径を大きくすることが挙げられる。
また、第1孔部61aは、第1雄ネジS1の軸部(ネジ部)に対応する小径部61bと、第1雄ネジS1の頭部に対応する大径部61cとからなる。小径部61bは、第1雄ネジS1の軸部に対して十分な大きさの遊び(クリアランス)を有しており、同様に、大径部61cは、第1雄ネジS1の頭部に対して十分な大きさの遊びを有している。
矯正凸部54は、第1連結部品52に対する第2連結部品61の位置決め(ネジ締結前の位置決め)の役割を果たす。また、矯正凸部54は、第1連結部品52に対して第2連結部品61を動かす際に、第1孔部61aの小径部61bの直径が第1雄ネジS1の直径よりも大きいために生じる前記遊びによって、第2連結部品61が必要以上に(過剰に)動くことを防止する役割も果たす。
ところで、表示部側筐体3の先端部と操作部側筐体2の先端部との位置ズレは、2軸ヒンジ機構の構成部品の寸法のバラツキに起因して生じる、第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との傾きが主要因である。従って、第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との位置関係が正常であっても、第1ヒンジ部品5及び/又は第2ヒンジ部品6の構成部品自体の寸法のバラツキがあれば、両筐体3,2の先端部の位置ズレが生じることがある。第2実施形態の携帯電話機1は、2軸ヒンジ機構の構成部品の寸法のバラツキを、前述の矯正凹部68と矯正凸部54との隙間を利用して吸収している。
なお、矯正凹部68と矯正凸部54との隙間の程度(大きさ)は、表示部側筐体3の先端部と操作部側筐体2の先端部との位置ズレの許容範囲(公差)に基づいて設定する。
第2実施形態の携帯電話機1によれば、例えば以下に示す手順によって両筐体3,2の先端部の位置ズレを容易に防止することができる。
例えば、第1雄ネジS1と第1雌ネジ52eとを仮止めした状態(第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との傾きを調整可能な状態)において、両筐体3,2の先端部を治具(図示せず)で保持するによって、第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との傾きを変え、両筐体2,3の先端部の位置ズレを規制する(調整する)。これにより、例えば、図18に示すように、右側の第1雄ネジS1a側における第2連結部品61の矯正凹部68が、対応する矯正凸部54から離間する方向に移動する。反対に、図19に示すように、左側の第1雄ネジS1b側における第2連結部品61の矯正凹部68が、対応する矯正凸部54に接近する方向に移動する。
そして、この状態で、第1雄ネジS1と第1雌ネジ52eとを強く締結することにより、第1連結部品52と第2連結部品61との位置関係、延いては第1ヒンジ部品5と第2ヒンジ部品6との位置関係を矯正することができる。このように、第2実施形態においても、第1ヒンジ部品5に固定された表示部側筐体3と、第2ヒンジ部品6に固定された操作部側筐体2との位置関係を矯正でき、両筐体3,2の先端部の位置ズレを容易に防止することができる。
本発明は、前述した実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。例えば、前記実施形態においては、第1連結部品52に設けられた矯正凸部54と、第2連結部品61に設けられた矯正凹部68とから矯正手段が構成されているが、矯正手段は、これに制限されず、第2連結部品61に設けられた矯正凸部と第1連結部品52に設けられた矯正凹部とから構成されていてもよい。
また、矯正手段は、第1連結部品52又は第2連結部品61の何れか一方のみに設けられていてもよい。例えば、第1連結部品52に設けられた矯正凸部と、第2連結部品61における該矯正凸部と当接する平面とから構成することができ、反対に、第2連結部品61に設けられた矯正凸部と、第1連結部品52における該矯正凸部と当接する平面とから構成することができる。
また、例えば、矯正凸部と矯正凹部又は平面との当接面は、第1雄ネジS1と第1雌ネジ52eとの締結方向と直交する方向に制限されず、該直交する方向に対して傾斜していてもよい。
本発明は、第1筐体と第2筐体とを、第1回転軸を中心として折り畳んだ閉状態において、第1連結部品と第2連結部品とを連結するネジの締結の程度を変更可能であれば、前記矯正手段を備えていなくてもよい。
本発明は、携帯電話機以外の携帯電子機器、例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、操作部を備えるELディスプレイ又は液晶ディスプレイに適用可能である。
本発明の第1実施形態の携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)の斜視図である。 第1実施形態の携帯電話機1について、表示部側筐体3を、ヒンジ部4の回動軸Yを中心にして所定角度回動した状態の斜視図である。 第1実施形態の携帯電話機1について、表示部側筐体3を、ヒンジ部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態(ターン状態、第2開状態)の斜視図である。 第1実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、ヒンジ部4の開閉軸Xを中心に閉回転し、閉じた状態(第1閉状態)の平面図である。 (a)は、第1閉状態における本実施形態の携帯電話機1において、仮想的に、表示部側筐体3、ヒンジリアケース43等を透過させて示す斜視図であり、(b)は、(a)に示すB−B線断面図である。 表示部側筐体3及びヒンジ部4について、表示部側筐体3の表面3A側から視た斜視図である。 表示部側筐体3の分解斜視図である。 表示部側筐体3の一部及びヒンジ部4について、表示部側筐体3の裏面3B側から視た斜視図である。 表示部側筐体3の一部及びヒンジ部4について、表示部側筐体3の裏面3B側から視た分解斜視図である。 (a)及び(b)は、ヒンジ部4を示す斜視図である。 ヒンジ部4を示す図で、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 ヒンジ部4を示す図(図11に示す向きとは反対向きから視た図)で、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 操作部側筐体2を示す図で、(a)は操作部側筐体2及びヒンジ部4のヒンジ軸部材62を示す分解斜視図、(b)は操作部側筐体2にヒンジ軸部材62が装着された状態を示す部分拡大斜視図である。 第1実施形態の携帯電話機1の模式的断面図で、(a)は第1閉状態を示す図、(b)は第1開状態を示す図である。 第1閉状態における第1実施形態の携帯電話機1を示す正面図で、(a)は操作部側筐体2の先端部と表示部側筐体3との先端部との位置ズレが生じていない状態を示す図、(b)は操作部側筐体2の先端部と表示部側筐体3との先端部との位置ズレが生じている状態を示す図である。 第1連結部品52と第2連結部品61との当接部分を示す部分拡大断面図で、(a)は位置ズレの矯正前の状態を示す図、(b)は位置ズレの矯正後の状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の携帯電話機1におけるヒンジ部4を示す斜視図である。 図17に示すC−C線で切断した断面斜視図である。 図17に示すD−D線で切断した断面斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯電子機器)
2 操作部側筐体(第2筐体)
21a 第1突出部
21b 第2突出部
23a 第1軸受部
23b 第2軸受部
3 表示部側筐体(第1筐体)
4 ヒンジ部
41 ヒンジケース
42 ヒンジフロントケース
43 ヒンジリアケース(展開規制部材)
5 第1ヒンジ部品(接続部)
51 第1筐体固定部品
51e 第2雌ネジ
52 第1連結部品
52e 第1雌ネジ
53 回動軸部材(連結部分)
54 矯正凸部(矯正手段)
6 第2ヒンジ部品
61 第2連結部品
62 ヒンジ軸部材(回転部材)
62a 筐体側胴部
62b ヒンジ側胴部
63 カラー
64 第1端部
64a 第1開口
65 第2端部
65a 第2開口
66 開放部
67 連続空間
68 矯正凹部(矯正手段)
S1(S1a,S1b) 第1雄ネジ
S2 第2雄ネジ
X 開閉軸(第1回転軸)
Y 回動軸(第2回転軸)

Claims (9)

  1. 第1筐体と、
    第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを第1回転軸を中心に開閉可能に連結すると共に、該第1回転軸に直交する第2回転軸を中心に回動可能に連結するヒンジ部と、を備える携帯電子機器であって、
    前記ヒンジ部は、
    前記第1筐体に固定される第1筐体固定部品と、該第1筐体固定部品に対して前記第2回転軸を中心に回転可能に連結される第1連結部品と、前記第2筐体に対して前記第1回転軸を中心に回転可能に連結される第2連結部品と、を備えると共に、前記第1連結部品と前記第2連結部品とがネジ止めにより連結されて構成されており、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを、前記第1回転軸を中心として折り畳んだ閉状態において、前記第1連結部品と前記第2連結部品とを連結するネジの締結の程度を変更可能であることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記第1連結部品における前記第2連結部品との当接部分及び前記第2連結部品における前記第1連結部品との当接部分の少なくとも何れか一方に、前記ネジの締結の程度を変えることにより前記第1連結部品と前記第2連結部品との位置関係を矯正する矯正手段が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第1連結部品と前記第2連結部品とは、前記第2回転軸の軸線方向を中心に少なくとも2箇所の対称な位置で前記ネジ止めにより連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記第1筐体固定部品及び前記第1連結部品は板金加工により成形され、
    前記第2連結部品はダイカスト又は金属焼結により成形されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記ヒンジ部は、前記ネジの挿入部位が開放された開放部と、当該開放部を覆うように取り付けられるヒンジケースとを更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記第2連結部品には、前記ネジ止めに用いられる雄ネジが貫通する孔部と、前記開放部とが形成されており、
    前記第1連結部品には、前記雄ネジと対になる雌ネジが形成されており、
    前記雄ネジが、前記第2連結部品の前記開放部から挿入されると共に、前記第2連結部品の前記開放部と反対側に位置する前記第1連結部品における前記雌ネジに螺合されることにより、前記第1連結部品と前記第2連結部品とが連結されていることを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記第1筐体内の電子部品と前記第2筐体内の電子部品とを電気的に接続するケーブルを更に備え、
    前記第2回転軸は、前記第1筐体固定部品と前記第1連結部品との連結部分に位置しており、
    前記ケーブルは、前記連結部分内に挿通されると共に、該ケーブルにおける前記第2筐体側の端部にコネクタが接続されており、
    前記第2連結部品の前記開放部は、前記コネクタが挿通可能な大きさを有しており、
    筒状の前記第2連結部品は、該第2連結部品の一端側に、前記第1回転軸を中心として前記第2筐体に対して前記第1筐体を開く方向の付勢を行う回転部品が固定されていると共に、該第2連結部品の他方側に開口を有し、
    前記開口から前記開放部に亘る空間に、前記コネクタが挿通される連続空間が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の携帯電子機器。
  8. 前記開放部は、前記閉状態において、前記第2連結部品における該第1筐体及び該第2筐体によって塞がれない位置に形成されていることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  9. 前記ネジ止めにおけるネジ挿通方向は、前記第1筐体と前記第2筐体とが重なる方向に一致していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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