JP4348218B2 - 2軸回転ユニットおよび携帯端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直交する2つの回転軸を有する2軸回転ユニットと、その2軸回転ユニットを備えた携帯端末装置に関する。
近年のコンピュータ技術の進歩に伴い、複数の操作キーが配列されてなる操作部と画面を表示する画面表示部を備えた携帯端末装置が普及し、その携帯端末装置の中でも、画面表示部を大きなものにしながらもコンパクトにすることができる点から、折り畳み式のものが人気を博している。この折り畳み式の携帯端末装置では、操作部を有する固定体と画面表示部を有する可動体とが、固定体の操作部に可動体の画面表示部が重なるように開閉自在に連結されている。固定体および可動体それぞれには回路基板が内蔵されており、これらの回路基板はフレキシブルケーブルによって繋がれている。このフレキシブルケーブルは、固定体と可動体の連結部分に収納される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、携帯端末装置にはカメラ機能を有するものがあり、画面表示部がフィンダの役目を果たすことがある。このようなカメラ機能を有する携帯端末装置では、アングルに合わせて画面表示部の向きが変えられることが好ましい。また、上記のような折り畳み式の携帯端末装置で画面表示部を見るにはいちいち開閉操作をしなければならず、画面表示部の向きが180°反転することが好ましい。これらの観点から、最近では、折り畳み式であってさらに、可動体を開いた際に固定体に対して可動体が回転し、画面表示部の向きが変えられる携帯端末装置が提案されている(例えば、特許文献2等参照)。折り畳み式であってさらに画面表示部の向きが変えられる携帯端末装置には、2軸回転ユニットが配備されている。
図1は、従来の2軸回転ユニットの分解斜視図である。
図1に示す2軸回転ユニット10は、開閉軸110と回転軸120を有する。開閉軸110の両端には、後述する固定体のフレームにネジ止めされる脚部111が設けられている。開閉軸110は、この脚部111によって回転自在に軸支されており、矢印OC方向に回転する。また、開閉軸110には、L字状のカバー固定板金112が一体的に設けられている。カバー固定板金112は、L字状であることから互いに直交した2つの面を有する。この図1では、これら2つの面のうちの一方の面1120しか示されておらず、他方の面は開閉軸110の裏側に位置している。
回転軸120は、開閉軸110の周面に設けられたものであって、開閉軸110が回転することで開閉軸110の回転方向に移動するものである。すなわち、この図1では、回転軸120は紙面手前側に向かって突出した姿勢で示されているが、開閉軸110が回転することで回転軸120は紙面上方側に向かって突出した姿勢や、紙面奥側に向かって突出した姿勢になる。この回転軸120は、開閉軸110の回転中心軸110aと直交する軸心120aを中心にして矢印R方向に回転するものである。回転軸120の先端部には、後述する移動体のフレームにネジ止めされる固定アーム121が、回転軸120に対して回転不能に固着されている。従って、回転軸120の回転に伴って、この固定アーム121も回転軸120を中心に回転する。
上述したL字状のカバー固定板金112は、図1に示す一方の面1120にネジ孔1121を有し、この図1では図示されていない他方の面に、回転軸120の直径よりも十分に大きな直径の貫通孔を有する。回転軸120の先端とは反対側の後端は、この貫通孔を貫通している。
また、図1には、1対のカバー部材130が上下に示されている。1対のカバー部材130のうちの一方の部材(図1では上方に示される部材)には、ネジ孔131が設けられており、このネジ孔131をカバー固定板金112のネジ孔1121に合わせ、1対のカバー部材130を係合する。そして、カバー固定ネジ140をネジ孔131,1121に締め込むことにより、カバー部材130とカバー固定板金112を固着させる。
さらに、1対のカバー部材130それぞれには、半円のフランジ部1320が設けられており、1対のカバー部材130を係合すると、このフランジ部1320によって回転軸120が覆われる。
図2は、図1に示す2軸回転ユニットを上方から見たときの概略構成図である。
図2には、カバー固定ネジ140を締め込むことで一体となった2軸回転ユニット10が示されている。この図2では、2軸回転ユニット10の開閉軸110の軸心は図の左右方向に延び、回転軸120の軸心は図の上下方向に延びている。
また、図2には、回転軸120の後端部122が示されており、この後端部122が、L字状のカバー固定板金112に設けられた貫通孔(不図示)を貫通している様子も示されている。
図2に示すカバー部材130は、図の明確化のため2点鎖線で示されている。この図2では、図1に示す1対のカバー部材130が係合することで、半円のフランジ部1320が突き合わされて円形の開口132が形成されている。この開口132の中心には回転軸120が通っている。すなわち、このカバー部材130の開口132の中心と、回転軸120の軸心は一致している(図中の1点鎖線参照)。
図3は、図1に示す2軸回転ユニットが配備された携帯端末装置の、2軸回転ユニットを中心に示す断面図である。
図3には、携帯端末装置1の固定体20が図の右側に示されており、可動体30が図の左側に示されている。すなわち、この図3には、携帯端末装置1を折り畳んだ状態が示されている。固定体20と可動体30は、図1に示す2軸回転ユニット10によって連結されている。図3では、2軸回転ユニット10の開閉軸110の軸心は紙面に対して垂直な方向に延び、回転軸120の軸心は図の上下方向に延びている。また、図3では図示省略したが、固定体20の回路基板と可動体30の回路基板とを結ぶフレキシブルケーブルは、カバー部材130の中に収められている。
図3に示す折り畳まれた携帯端末装置1を開いた状態にするには、2軸回転ユニット10の開閉軸110を中心にして可動体30を回転させる。この際、カバー部材130は、開閉軸110の回転に伴って開閉方向(図1の矢印OC方向)に移動する。すなわち、図3ではカバー部材130の開口132が真下を向いているが、可動体30を開く操作が行われると、カバー部材130の姿勢は開口132が左側を向く姿勢となり、最終的には、その開口132が上方を向く姿勢となる。また、このようにして図3に示す携帯端末装置1を開いた状態にしてから可動体30を回転させると、カバー部材130は姿勢変化せず回転軸120のみが回転する。
ところで、この図3には、L字状のカバー固定板金112に設けられた、回転軸120の直径よりも十分に大きな直径の貫通孔1125が示されている。これまで説明してきた2軸回転ユニット10では、カバー部材130とカバー固定板金112とを固着させることで、カバー部材130の開口132の中心と、回転軸120を一致させ、さらにその一致を保っている。すなわち、回転軸120の、開閉方向への位置ずれを防止している。
しかしながら、カバー固定ネジ140というネジを採用したことにより、機構自体が大型化してしまっている。また、ネジが容易に抜けないよう、かつ意匠的な問題からネジの頭をラベルによって隠す必要があり、部品点数が増え製造工程数も増加してしまう。
特開2001−308557号公報 特開2003−152357号公報
本発明は上記問題点を解決し、回転軸の、開閉方向への位置ずれをコンパクトで簡単な構造によって防止した2軸回転ユニット、およびその2軸回転ユニットを備えた携帯端末装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明の2軸回転ユニットは、軸心を回転中心にして回転する円筒体と、
上記円筒体に設けられその円筒体の回転に伴ってその円筒体の回転方向に移動する、その円筒体の軸心に直交する軸心を回転中心にして回転する回転軸が、回転自在に貫通したその回転軸の直径と略同一の直径の貫通孔を有する板部材と、
上記板部材の縁を挟み込みんでその板部材の姿勢変化を規制するとともに上記円筒体の回転に伴ってその円筒体の回転方向に移動する規制部材とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の携帯端末装置は、複数の操作キーが配列されてなる操作部を有する固定体と、画面を表示する画面表示部を有する可動体とが、その固定体にその可動体が重なるように開閉自在かつその可動体を開いた際にその固定体に対してその可動体が回転自在に連結された携帯端末装置において、
上記固定体に取り付けられた、軸心を回転中心にして回転する円筒体と、
上記円筒体に設けられその円筒体の回転に伴ってその円筒体の回転方向に移動するとともにその円筒体の軸心に直交する軸心を回転中心にして回転する、上記可動体が取り付けられた回転軸が、回転自在に貫通したその回転軸の直径と略同一の直径の貫通孔を有する板部材と、
上記板部材の縁を挟み込みんでその板部材の姿勢変化を規制するとともに上記円筒体の回転に伴ってその円筒体の回転方向に移動する規制部材とを備えたことを特徴とする。
ここにいう規制部材は、上記円筒体の回転に伴ってその円筒体の回転方向に移動するものであるため、図1に示すカバー部材の役目を兼ねるものであってもよいし、あるいは、そのカバー部材とは異なる役目を果たすものであってもよい。
本発明によれば、上記板部材が、上記規制部材によって姿勢変化を規制されるため、上記板部材の精度の高い貫通孔を上記回転軸が貫通していることで、上記回転軸の、上記規制部材に対する上記円筒体の回転方向への移動が防止される。また、ネジを用いなくとも、挟み込みによって上記板部材の姿勢変化が規制されるため、コンパクトで簡単な構造になる。
なお、板部材は、上記回転軸よりも摺動性が高い材料からなるものであることが好ましい。
また、本発明の携帯端末装置において、上記固定体と上記可動体それぞれが、内部に回路基板を有するものであり、
上記固定体の回路基板と上記可動体の回路基板とを結ぶ、上記円筒体および上記回転軸それぞれに巻回され上記規制部材に係止されたフレキシブルケーブルと、
上記規制部材を覆うとともに、上記フレキシブルケーブルの、上記回転軸に巻回された部分およびその規制部材に係止された部分の双方を覆うカバー部材とを備えたものであってもよい。
このようなカバー部材を設けることで、フレキシブルケーブルの保護を行うことができる。
さらに、本発明の携帯端末装置において、上記回転軸に取り付けられその回転軸の回転を規制する回転規制部材を備え、
上記板部材が、上記回転軸の、上記フレキシブルケーブルが巻回された部分と上記回転規制部材が取り付けられた部分との間に配備されたものである態様であってもよい。
この態様によれば、上記回転規制部材によってフレキシブルケーブルが傷つくことを、上記板部材により防止することができる。
本発明によれば、回転軸の、開閉方向への位置ずれをコンパクトで簡単な構造によって防止した2軸回転ユニット、およびその2軸回転ユニットを備えた携帯端末装置を提供することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、従来技術の説明において説明した構成部材と同じ機能を有する構成部材については、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図4は、本発明の携帯端末装置の一実施携帯である携帯電話を示す図である。
図4に示す携帯電話は、折りたたみ式の携帯電話であって、図4には、開いた状態が示されている。この図4には(a)図と(b)図が左右に並べられているが、(a)図が正面図であり(b)図が側面図である。
図4に示す携帯電話1は、複数の操作キーが配列されてなる操作部201を有する固定体20と、画面を表示する画面表示部301を有する可動体30とを有する。固定体20と可動体30は2軸回転ユニット10によって連結されている。図4に示す携帯電話1では、固定体20に対して可動体30がおよそ160°まで開いた状態になる。さらに、図4に示す携帯電話1では、可動体30を90°以上開くと、固定体20に対して可動体30を一方向に180°まで回転させることができる。
図5は、90°まで開いた可動体を90°回転させた状態を示す図である。
図4に示す携帯電話1にはカメラ機能が搭載されており、図5に示すように可動体30を回転させることで、アングルに合わせて画面表示部301の向きが変えられる。
図6は、図4に示す携帯電話の可動体を180°回転させてから折り畳んだ状態を示す図である。
図6に示す状態の携帯電話1では、開閉操作を行わなくとも画面表示部301を見ることができる。
図7は、図4に示す携帯電話の2軸回転ユニットの分解斜視図である。
図7に示す2軸回転ユニット10は、本発明の2軸回転ユニットの一実施形態に相当する。この2軸回転ユニット10も、図1に示す2軸回転ユニットと同じく、開閉軸110と回転軸120を備え、開閉軸110の軸心110aと回転軸120の軸心120aは直交している。開閉軸110は矢印OC方向に回転自在なものであり、この矢印OC方向が、図4に示す携帯電話1の開閉方向になる。一方、回転軸120は矢印R方向に回転自在なものであり、この矢印R方向が、図4に示す携帯電話1の可動体20の回転方向になる。
ここでは、図1に示す2軸回転ユニットとの相違点を中心に説明する。
図7に示す2軸回転ユニット10は、カバー固定板金112の代わりに平板の板部材150を有する。この板部材150は、摺動性が高い樹脂材料(例えば、POM)からなるものである。図7に示す板部材150には、回転軸120の直径と略同一の直径の貫通孔151と、この貫通孔151につながる切欠溝152が設けられている。切欠溝152の幅は、貫通孔151の直径よりも大きく、切欠溝152と貫通孔151の境目はくびれている。図7に示す2軸回転ユニット10の組み立て時には、まず、板部材150を、回転軸120の固定アーム121側に位置させ、回転軸120を横方向(矢印S方向)から切欠溝152に通す。切欠溝152の幅は回転軸120の直径よりも大きいため、板部材150を横方向にスライドさせ、回転軸120を切欠溝152と貫通孔151の境目に当接させる。板部材150をスライド方向にさらに押し込むことで回転軸120は境目を越えて貫通孔151に入り込む。貫通孔151は、回転軸120の直径と略同一の直径のものであるものの摺動性の高い材料からなるものであるため、回転軸120は貫通孔151の中で回転自在である。
また、図7に示す2軸回転ユニット10は、1対のフレキホルダ160も有する。図7には、上下にこの1対のフレキホルダ160が示されているが、1対のフレキホルダ160はそれぞれ、互いに対向する内周面160aに係止溝161を有する。1対のフレキホルダ160は、この係止溝161によって板部材150の縁部を係止し、板部材150を挟み込んで係合する。係合したフレキホルダ160内では、板部材150の姿勢は規制される。また、図7の上方に示すフレキホルダの160の内周面160aとは反対側の外周面160bには、係止突起162が設けられている。
図8は、図7に示す2軸回転ユニットを上方から見たときの概略構成図である。
図8には組み立てられた2軸回転ユニット10が示されており、この図8では、開閉軸110の軸心は図の左右方向に延び、回転軸120の軸心は図の上下方向に延びている。
また、この図8には、図7の上方に示すフレキホルダの160と、カバー部材130が
それぞれ、図の明確化のため2点鎖線で示されている。
さらに、この図8には、図4に示す固定体20に内蔵された回路基板(不図示)と可動体30に内蔵された回路基板(不図示)とを結ぶフレキシブルケーブル40が2点鎖線で示されている。図8に示すフレキシブルケーブル40は、開閉軸110に巻回された開閉軸巻回部分41と、フレキホルダ160の係止突起162に係止された係止部分42と、回転軸120に巻回された回転軸巻回部分43を有する。フレキホルダ160は、板部材150の姿勢を規制する機能とともにフレキシブルケーブル40を係止する機能も有する。
図7の上下に示すカバー部材130は、フレキホルダ160を挟み込んだ状態で係合する。カバー部材130が係合することで、図8に示すようにフレキシブルケーブル40の係止部分42と回転軸巻回部分43との双方がカバー部材130によって覆われ、フレキシブルケーブル40のこれらの部分42,43が保護される。また、図7に示すカバー部材130にはネジ孔が設けられておらず、図7に示す2軸回転ユニット10ではネジが不要である。したがって、この2軸回転ユニット10はコンパクトで簡単な構造のものである。さらに、図1に示すカバー部材と同じく、図7に示すカバー部材130にも半円のフランジ部1320が設けられており、係合することで半円のフランジ部1320が突き合わされて円形の開口132が形成される。図7に示す2軸回転ユニット10では、板部材150が、フレキホルダ160によって姿勢変化を規制されるため、板部材150の精度の高い貫通孔151を回転軸120が貫通していることで、回転軸120の、フレキホルダ160に対する開閉方向(矢印OC方向)への移動が防止される。この結果、図8に1点鎖線で示すように、カバー部材130の開口132の中心と、回転軸120の軸心は一致し、さらにこの一致が保たれる。
また、図7に示す2軸回転ユニット10は、回転規制カム170を備えている。この回転規制カム170は、回転軸120に回転不能に取り付けられている。回転軸120の後端122側からの配置関係は、図8に示すように、回転規制カム170、板部材150、フレキシブルケーブル40が巻回される部分、固定アーム121の記載順になる。すなわち、板部材150は、回転規制カム170とフレキシブルケーブル40が巻回される部分の間に位置している。したがって、携帯電話1の開閉操作を繰り返すうちにフレキシブルケーブル40が回転規制カム170に接することによって傷つくことが板部材150により防止されている。
図9は、図8に示す2軸回転ユニットのからフレキホルダとカバー部材を取り外した状態を示す図である。
図9に示す開閉軸110には、カム溝113が示されている。回転規制カム170は、図4に示す可動体30の開閉操作に応じて、開閉軸110の開閉方向に移動する。可動体30を閉じた状態では、可動体30を回転させようとしても、回転規制カム170がカム溝113に当接して回転軸120の回転が阻止され、可動体30を回転させることができない。この回転規制カム170による回転阻止は、可動体30が90°開くまで行われるが、可動体30が90°以上開くと、回転規制カム170がカム溝113に当接することはなく回転軸120の回転が許容される。
図10は、固定体の操作部に可動体の画面表示部が重なるようにして折り畳んだ本実施形態の携帯電話の、2軸回転ユニットを中心に示した断面図である。
図10には、固定体20が図の右側に示されており、可動体30が図の左側に示されている。また、この図10では、2軸回転ユニット10の開閉軸110の軸心は図面に対して垂直な方向に延び、回転軸120の軸心は図の上下方向に延びている。さらに、図10には、カバー部材130、板部材150、フレキホルダ160、および回転規制カム170が示されており、フレキシブルケーブル40も示されている。
図10に示す折り畳まれた携帯電話1を開いた状態にする際、カバー部材130によって挟み込まれたフレキホルダ160は、カバー部材130と一体となって開閉軸110の回転に伴って開閉方向に移動する。したがって、この実施形態では、フレキホルダ160が本発明にいう規制部材の一例に相当する。
続いて、本発明の2軸回転ユニットの第2実施形態について説明する。
図11は、第2実施形態の2軸回転ユニットが組み込まれた携帯電話の、その2軸回転ユニットを中心に示した断面図である。
第2実施形態の2軸回転ユニット10は、フレキホルダを省略し、カバー部材130によって、図7に示す板部材150の縁を挟み込みんで板部材150の姿勢変化を規制する態様である。また、図11ではフレキシブルケーブルが図示省略されているが、フレキシブルケーブルは、カバー部材130の内周面130aによって係止される。
図11に示す折り畳まれた携帯電話1を開いた状態にする際、カバー部材130は、開閉軸110の回転に伴って開閉方向に移動する。したがって、この実施形態では、カバー部材130が本発明にいう規制部材の一例に相当する。
また、図11に示すカバー部材130にもネジ孔が設けられておらず、図11に示す2軸回転ユニット10でもネジが不要である。したがって、第2実施形態の2軸回転ユニット10もコンパクトで簡単な構造のものである。さらに、第2実施形態の2軸回転ユニット10でも、板部材150が、カバー部材130によって姿勢変化を規制されるため、板部材150の精度の高い貫通孔を回転軸120が貫通していることで、回転軸120の、カバー部材130に対する開閉方向への移動が防止される。
なお、ここでは、携帯電話を例にあげて説明したが、本発明の携帯端末装置は、携帯電話以外の携帯端末装置、例えば、いわゆる携帯情報端末と称される、タッチパネル等を備えた手帳サイズの情報機器等にも適用することができる。
従来の2軸回転ユニットの分解斜視図である。 図1に示す2軸回転ユニットを上方から見たときの概略構成図である。 図1に示す2軸回転ユニットが配備された携帯端末装置の、その2軸回転ユニットを中心に示す断面図である。 本発明の携帯端末装置の一実施携帯である携帯電話を示す図である。 90°まで開いた可動体を90°回転させた状態を示す図である。 図4に示す携帯電話の可動体を180°回転させてから折り畳んだ状態を示す図である。 図4に示す携帯電話の2軸回転ユニットの分解斜視図である。 図7に示す2軸回転ユニットを上方から見たときの概略構成図である。 図8に示す2軸回転ユニットのからフレキホルダとカバー部材を取り外した状態を示す図である。 固定体の操作部に可動体の画面表示部が重なるようにして折り畳んだ本実施形態の携帯電話の、2軸回転ユニットを中心に示した断面図である。 第2実施形態の2軸回転ユニットが組み込まれた携帯電話の、その2軸回転ユニットを中心に示した断面図である。
符号の説明
1 携帯電話
10 2軸回転ユニット
110 開閉軸
120 回転軸
130 カバー部材
150 板部材
151 貫通孔
160 フレキホルダ
170 回転規制カム
20 固定体
201 操作部
30 可動体
301 画面表示部
40 フレキシブルケーブル

Claims (3)

  1. 軸心を回転中心にして回転する円筒体と、
    前記円筒体に設けられ該円筒体の回転に伴って該円筒体の回転方向に移動する、該円筒体の軸心に直交する軸心を回転中心にして回転する回転軸が回転自在に貫通した該回転軸の直径と略同一の直径の貫通孔を有する板部材と、
    前記円筒体および前記回転軸それぞれに巻回されたフレキシブルケーブルが係止される、前記板部材の縁を挟み込んで該板部材の姿勢変化を規制するとともに前記円筒体の回転に伴って該円筒体の回転方向に移動する規制部材と、
    前記規制部材を覆うとともに、前記フレキシブルケーブルの、前記回転軸に巻回された部分および該規制部材に係止された部分の双方を覆うカバー部材とを有することを特徴とする2軸回転ユニット。
  2. 複数の操作キーが配列されてなる操作部を有し、内部に回路基板を有する固定体と、画面を表示する画面表示部を有し、内部に回路基板を有する可動体とが、該固定体に該可動体が重なるように開閉自在かつ該可動体を開いた際に該固定体に対して該可動体が回転自在に連結された携帯端末装置において、
    前記固定体に取り付けられた、軸心を回転中心にして回転する円筒体と、
    前記円筒体に設けられ該円筒体の回転に伴って該円筒体の回転方向に移動するとともに該円筒体の軸心に直交する軸心を回転中心にして回転する、前記可動体が取り付けられた回転軸が回転自在に貫通した該回転軸の直径と略同一の直径の貫通孔を有する板部材と、
    前記固定体の回路基板と前記可動体の回路基板とを結ぶ、前記円筒体および前記回転軸それぞれに巻回されたフレキシブルケーブルと、
    前記フレキシブルケーブルが係止される、前記板部材の縁を挟み込んで該板部材の姿勢変化を規制するとともに前記円筒体の回転に伴って該円筒体の回転方向に移動する規制部材と、
    前記規制部材を覆うとともに、前記フレキシブルケーブルの、前記回転軸に巻回された部分および該規制部材に係止された部分の双方を覆うカバー部材とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 前記回転軸に取り付けられ該回転軸の回転を規制する回転規制部材を備え、
    前記板部材が、前記回転軸の、前記フレキシブルケーブルが巻回された部分と前記回転規制部材が取り付けられた部分との間に配備されたものであることを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
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