JP5149214B2 - ガスメータ - Google Patents

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Description

本発明は、遮断弁、流量センサ等を制御するマイクロコンピュータ(マイコン)を搭載した基板を内蔵するガスメータに関する。
ガスメータは、室外に設置されるため、通常、防水構造を各所に有する。例えば、特許文献1には、メータケース内に設けられた内機に接続するリード線を、メータケースを貫通して外部へ引き出すガスメータのリード線引出し構造について、開示されている。
このリード線引出し構造は、内機を収納する内機ケースに固定されガスメータ内の配線を集約した第1のコネクタと、第1のコネクタに対応する位置に形成された貫通孔を気密に閉塞して取り付けられた第2のコネクタと、メータケースを被覆するカバーの第2のコネクタと対応する位置に固定され外部のリード線が接続された第3のコネクタとからなり、カバーをメータケースに固定することにより、第1、第2及び第3のコネクタが同心上に接続されるとともに、第3のコネクタを介して第2のコネクタがメータケースに気密に押圧されるようにしている。
このように、特許文献1に記載の構造は、コネクタ部を3つの部品に分け、各々がコネクタの芯の同一線上にあり3つの部品の間にシール材を配置することにより、気密状態を保っている。このコネクタ構造は、気密部分から大気開放側へリード線を引き出すための構造である。
図5は、従来の膜式ガスメータにおける電子制御部ケース及びコネクタ部分を示す組み立て構成図で、図6は、図5のコネクタ部分を拡大した正面図である。図5で示すガスメータは、電子制御部ケース71は、マイコンを搭載した基板を覆うように配設されている。
電子制御部ケース71は、リード側コネクタ81及びリード線パッキン83を収納するための凹部71bと、凹部71bの奥側に基板側コネクタ71cを固定する固定部とを有する。また、凹部71bは、リード線パッキン83の外形と嵌合するための嵌合部を有する。リード線パッキン83は、リード側コネクタ81をシールするためのパッキンであり、弾性体で形成されている。リード線パッキン83は、リード側コネクタ81から引き出されたリード線82を束ね、リード線82の長さ方向に沿った一部を収納するリード線収納部83aとを有する。リード線収納部83aは、リード線82を通すための穴部である。また、この防水構造は、リード線パッキン83電子制御部ケース71に固定するための固定部材85を備える。この固定部材85は、通常、絶縁体で形成されており、絶縁カバーともいう。
この防水構造は上述した構成をもち、リード側コネクタ81をリード線パッキン83の上に載置した状態で、リード側コネクタ81を基板側コネクタ71cに取り付け且つリード線パッキン83を嵌合部に嵌合させるように、リード側コネクタ81及びリード線パッキン83が凹部71bに挿入されて取り付けられる。そして、固定部材85は、凹部71bに収納したリード線パッキン83を(その奥側に)押圧した状態で電子制御部ケース71に固定される。
このように取り付けることにより、凹部71bの正面側の面71dとリード線パッキン83の正面側の面とで、図6において斜線で示すシール面が構成される。リード線パッキン83の正面側の面は固定部材85の取り付けによって凹部71bの正面側の面71dと同面になる。図5の例では、シール面と固定部材85との間に、固定部材85用に弾性材料で形成されたパッキン84を狭持した状態で、固定部材85を電子制御部ケース71に固定している。
このように、従来の膜式ガスメータにおけるコネクタ部分の防水構造は、リード線パッキン83の一部(設置時の正面側の面)と電子制御部ケース71の一部(面71d)とで形成されるシール面を当り面として、固定部材85用のパッキン84がシールしてコネクタ部の防水を機能させている。また、この防水構造では、リード線パッキン83にある穴83aからリード線82が導出される。
しかしながら、図5及び図6で示すような従来のリード線パッキン83の形状では、切り込み部(穴83a)からリード線82を通して、リード線パッキン83とリード側コネクタ81とを手で挟んだ状態で、電子制御部ケース71の凹部71bに取り付けるため、リード線パッキン83が歪んでしまうことがある。特にリード線パッキン83は、凹部71bにリード側コネクタ81と共に設置しなければならず、必然的に肉薄の形状となるため、元々歪み易くなっている。
そして、このような歪みにより、固定部材用パッキン84との当り面が、リード線パッキン83の正面側の面のうち一部と凹部71bの面71dとだけになって、少なくなり、浸水の恐れがある。
さらにこのような歪みが無くても、従来のリード線パッキン83の形状では、部品レイアウト上、電子制御部ケース71の当り面(リード線パッキン83の正面側の面と凹部71bの面71d)を広く取れないため、浸水の恐れがある。
逆に、可能な限り電子制御部ケース71の当り面を広く取ろうとすると、リード側コネクタ81と電子制御部ケース71の凹部71bとの隙間(図6でいう幅方向の隙間W及び高さ方向の隙間H)が少なくなり、組付け作業がし難いといった問題もある。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、浸水を防止し、且つコネクタの取り付け作業を行い易い構造を採用することが可能なガスメータを提供することを、その目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、マイクロコンピュータを搭載した基板と、前記基板に接続された基板側コネクタと、リード線が接続され、前記基板側コネクタに接続するためのリード側コネクタと、前記基板を覆うように配設された正面ケースとを備えたガスメータであって、前記リード側コネクタをシールするための、前記リード側コネクタより大きい弾性材料で形成されたシール部材と、該シール部材を前記正面ケースに固定するための固定部材とを備え、前記シール部材は、前記リード側コネクタの一部を収納するコネクタ収納部と、前記リード側コネクタから引き出された前記リード線を束ね、前記リード線の引き出し方向と異なる方向に曲げた状態で、前記リード線の長さ方向に沿った一部を収納するリード線収納部とを有し、前記正面ケースは、前記リード側コネクタ及び前記シール部材を収納するための凹部と、該凹部の奥側に前記基板側コネクタを固定する固定部とを有し、前記凹部は、前記シール部材の外形と嵌合するための或いは前記シール部材の外形を変形させた状態で嵌合するための嵌合部を有し、前記シール部材は、前記基板側コネクタと前記リード側コネクタとが接続され、前記リード側コネクタの一部を前記コネクタ収納部に収納し且つ前記リード線の一部を前記リード線収納部に収納した状態で、前記嵌合部に嵌合させて前記凹部に収納され、前記固定部材は、前記凹部に収納した前記シール部材を押圧した状態で、前記正面ケースに固定されることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記基板側コネクタと前記リード側コネクタとの接続を行ったときに、前記リード側コネクタにおける該接続の方向に平行な面と、前記凹部との間に、空間が形成されることを特徴としたものである。
本発明のガスメータによれば、浸水を防止し、且つコネクタの取り付け作業を行い易い構造を採用することが可能になる。
本発明に係る膜式ガスメータの一例を示す外観図である。 図1の膜式ガスメータにおいてカウンタケースを取り外しカウンタ表示部の内部を露出させた様子を示す外観図である。 図1及び図2の膜式ガスメータにおける電子制御部ケース及びコネクタ部分の一例を示す組み立て構成図である。 図3のコネクタ部分を拡大した正面図である。 従来の膜式ガスメータにおける電子制御部ケース及びコネクタ部分を示す組み立て構成図である。 図5のコネクタ部分を拡大した正面図である。
図1は、本発明に係る膜式ガスメータの一例を示す外観図で、図2は、図1の膜式ガスメータにおいてカウンタケースを取り外しカウンタ表示部の内部を露出させた様子を示す外観図である。
膜式ガスメータ1は、図1に示すように、後方上側ケース30及び後方下側ケース40で構成される計量部と、カウンタ表示部10と、電子制御部20とを備えている。後方下側ケース40には主に計量室が設けられており、後方上側ケース30には主に圧力センサや遮断弁が設けられている。
電子制御部20は、電子制御部ケース(電子ユニットケース)21と、マイコンを搭載した基板を有する電子制御ユニットとを有する。ここで、後方下側ケース40の前面に電子制御ユニットが設けられ、さらにそれらを覆うように電子制御部ケース21が設けられている。また、上述の電子制御ユニットには端子台が接続されており、この端子台は、電子制御部ケース21とフラットになるように端子台カバー21aで覆われ、ネジ50bで電子制御ユニット又は後方下側ケース40に取り付けられている。
図2に示すように、カウンタ表示部10は、カウンタ筐体12、ガラス13、及びカウンタケース11を有する。カウンタ筐体12は、剛性のあるアルミダイカストでできており、内部に設けられたカウンタ筒の周囲を囲むものである。カウンタ筒は、ガス流量の積算値をカウント表示する数字車である。カウンタ筐体12は、気密を必要とし且つそのカウンタ筒が示す流量積算値を視認可能とする必要があるため、正面に開口部を設け、その開口部にガラス13を接着して開口部が塞がれている。カウンタ表示部10は、このようにカウンタ筐体12にガラス13を接着してなる部分が後方上側ケース30の前面に配設され、さらにそれらを覆うように開口部14を有するカウンタケース11が設けられ、後方上側ケース30にネジ50aで取り付けられている。
カウンタケース11は、樹脂製であることがコストの面で好ましく、開口部14がガラス13の配設された位置に合うように設けられている。カウンタケース11が取り付けられたとき、パッキン15を押し付け、さらにカウンタ筐体12に接着されているガラス13がカウンタケース11の開口部14の周囲に取り付けられているパッキン16で押し付けられて、外部から雨等の水の浸入を防いでいる。
また、カウンタケース11を後方上側ケース30側に取り付けるときには、カウンタケース11に形成された凸部が、電子制御部ケース21に形成されている凹部の間に入り、カウンタケース11と電子制御部ケース21との隙間からの水の浸入を防いでいる。凸部と凹部の隙間を狭くし、更に凹凸を増やすことで、より防水効果を増加させることができる。
また、膜式ガスメータ1では、カウンタケース11及び電子制御部ケース21のように前面に設けるケースを2つに分けているが、これは、剛性に難のある樹脂を前面のケースの材料として使用するに際し、その防水性への影響を低減させるためである。ケースを2つに分けることで、ケース毎の変形量を低減させ、結果的に水を侵入し難くすることができる。そして、カウンタケース11と電子制御部ケース21とのつなぎ目にも防水加工が施されている。
本発明の主たる特徴は、膜式ガスメータ1におけるコネクタ部分の防水構造(防雨構造、防滴構造ともいう)にある。以下、このコネクタ部分及びその防水構造について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、図1及び図2の膜式ガスメータにおける電子制御部ケース及びコネクタ部分の一例を示す組み立て構成図である。
膜式ガスメータ1は、上述したようにマイコンを搭載した基板と、基板を覆うように配設された正面ケースとを備える。以下、この正面ケースが、図1及び図2を参照して説明したように、基板を覆うように配設された電子制御部ケース21と、その上方に配設されたカウンタケース11とを含んで構成される例を挙げて説明する。
膜式ガスメータ1は、さらに、上記基板に接続された基板側コネクタ21cと、リード線62が接続されたリード側コネクタ61とを備える。基板側コネクタ21cは、上記基板に直接取り付けられていてもよいし、リード線により上記基板に接続されていてもよい。リード側コネクタ61は、基板側コネクタ21cに接続するためのコネクタである。両コネクタ61,21cの形状は両者が電気的に接続可能なものであればよい。また、リード側コネクタ61から引き出されるリード線62は、膜式ガスメータ1の各機能部品(基板に搭載された以外の電子部品であって、例えば圧力センサや遮断弁等)に接続されている。また、リード線62は、電文設定器や警報器等の外部機器に接続するために用いるように構成してもよい。
膜式ガスメータ1は、リード側コネクタ61をシールするためのシール部材63を備える。シール部材63は、弾性材料で形成されており、その大きさはリード側コネクタ61より大きいものとする。
そして、シール部材63は、コネクタ収納部63cとリード線収納部63aとを有する。コネクタ収納部63cは、リード側コネクタ61の一部(又は全部)を収納する。リード側コネクタ61の一部をコネクタ収納部63cで収納する場合、リード側コネクタ61の他の部分は、基板側コネクタ21cへの接続に必要な部分などとなる。シール部材63には、リード側コネクタ61を設置時の正面側から通すための穴が設けられており、この穴は、リード側コネクタ61の外形形状より小さく、シール部材63を変形させることによりリード側コネクタ61を通せる大きさになることが好ましい。勿論、変形なしにリード側コネクタ61を通せる大きさの穴であってもよい。リード線収納部63aは、リード側コネクタ61から引き出されたリード線62を束ね、リード線62の引き出し方向と異なる方向に曲げた状態で、リード線62の長さ方向に沿った一部(図3でリード線収納部63aに位置する部分)を収納する。リード線収納部63aは、穴として形成する必要がないためリード線62の取付及び取外しが容易となる。リード線収納部63aは、例えばU字管のような形状をもたせておけばよい。
このように、シール部材63は、リード側コネクタ61からリード線62を引き出すためのリード線引き出し用のパッキンとして機能している。また、シール部材63は、弾性体であるが肉厚の形状であるため、図5及び図6を参照して説明した従来技術のように歪むようなことはない。特に、コネクタ収納部63cの穴を小さく形成することで、シール部材63を肉厚に形成することができる。
また、膜式ガスメータ1は、シール部材63を正面ケース(この例では電子制御部ケース21)に固定するための固定部材65を備える。この固定部材65は、通常、絶縁体で形成されており、絶縁カバーともいう。
また、正面ケース(この例では電子制御部ケース21)は、リード側コネクタ61及びシール部材63を収納するための凹部21bと、凹部21bの奥側に基板側コネクタ21cを固定する固定部とを有する。また、凹部21bは嵌合部を有する。この嵌合部は、シール部材63の外形と嵌合するため、或いはシール部材63の外形を変形させた状態で嵌合するために設けられる。
図4は、図3のコネクタ部分を拡大した正面図で、図4(A)はリード側コネクタ及びシール部材を取り付ける前の電子制御部ケースの正面図で、図4(B)はリード側コネクタ及びシール部材を取り付けた後の電子制御部ケースの正面図である。
膜式ガスメータ1は上述した構成をもち、リード側コネクタ61及びシール部材63の凹部21bへの取り付けは次のように行う。シール部材63は、基板側コネクタ21cとリード側コネクタ61とが接続され、リード側コネクタ61の一部をコネクタ収納部63cに収納し且つリード線62の一部をリード線収納部63aに収納した状態で、嵌合部に嵌合させて凹部21bに収納される。
より具体的には、シール部材63を変形させて、シール部材63の穴にリード側コネクタ61を通し、リード側コネクタ61を基板側コネクタ21cに接続する。このとき、リード側コネクタ61から上記穴を経由して引き出されるリード線62を曲げ、その一部をリード線収納部63aに収納し、リード線62を上方向に引っ張り弛みを除きながら且つシール部材63のコネクタ収納部63cにリード側コネクタ61の一部を収納しながら、シール部材63を凹部21bの嵌合部に嵌合する。ここで、リード線収納部63aには、リード線62を水平方向から垂直方向へ引き出し易くするために、水平方向から垂直方向へ湾曲する湾曲形状(R形状)をつけておくことが好ましい。
シール部材63を嵌合部に嵌合させて凹部21bに収納するときには、凹部21bの断面形状(シール部材63の挿入方向に垂直な断面の形状)に合うようにシール部材63を小さく変形させて、シール部材63を凹部21bに嵌め込んで取り付ければよい。この結果、図4(A)に示すような状態から図4(B)に示すような状態となる。シール部材63の外形と嵌合部とがシール部材63を変形せずとも嵌合する形状を採用した場合には、そのまま嵌め込めばよい。
なお、図4(B)では分かり易くするため、リード側コネクタ61及びリード線62を図示していない。また、リード線62が外部機器を取り付けるためのものである場合、リード側コネクタ61及びリード線62は、通常(外部機器取り付け時以外)、膜式ガスメータ1に設置しておく必要がない。従って、このような場合には、シール部材63を凹部21bに取り付けた状態は、図4(B)に示す状態そのものとなる。
そして、固定部材65は、凹部21bに収納したシール部材63を(その奥側に)押圧した状態で、正面ケース(この例では電子制御部ケース21)に固定される。また、凹部21bの正面側の面21dとシール部材63の正面側の面とで、図4(B)において斜線で示すシール面が構成されるが、シール部材63の正面側の面は固定部材65の取り付けによって凹部21bの正面側の面21dと同面になるようにすればよい。図3の例では、シール面と固定部材65との間に、固定部材65用に弾性材料で形成されたパッキン64を狭持した状態で、固定部材65を電子制御部ケース21に固定している。
以上、説明したように、本発明の防水構造をもった膜式ガスメータ1では、リード側コネクタ61より大きなシール部材63を使用することにより、シール部材63の歪みもなく、大きなシール面(この例ではパッキン64のシール面)を得ることができ、防水効果が十分発揮され、浸水を防止することができる。
そして、浸水をより防止できる構造であるため、可能な限り電子制御部ケース21の当り面(シール面)を広く取ろうとして、凹部21bの正面側の面21dの面積を広く形成する必要がなく、リード側コネクタ61と凹部21bとの隙間を少なく形成する必要がなくなる。つまり、上述したシール部材63を使用していることで、電子制御部ケース21の取付形状(凹部21bの形状)は、固定部材65用のパッキン64の当り面(凹部21bの正面側の面21d)を小さく取れるので、リード側コネクタ61との隙間を大きくとれるようになる。そして、隙間を多く取れることで、リード側コネクタ61の組付け作業が行い易くなる。
このように隙間を少なく形成する必要がないため、上述した防水構造においては、実際に隙間が形成される構造を採用することが好ましい。つまり、本発明の防水構造では、基板側コネクタ21cとリード側コネクタ61との接続を行ったときに、リード側コネクタ61における接続方向(リード側コネクタ61の挿入方向)に平行な面と凹部21bとの間に、隙間が形成される構造を採用することが好ましい。より具体的には、リード側コネクタ61を凹部21bに取り付けたときに、リード側コネクタ61の周囲に凹部21bとの間に隙間(空間)が生じるように、凹部21bの形状を決めて生成するとよい。そのためには、凹部21bの形状を、リード側コネクタ61の周囲に合うような形状にしなければよいだけである。上記隙間は、図4(A)において、幅方向の隙間をWで、高さ方向の隙間をHで図示したものであり、図6のそれらに比べて大きくなっていることが分かる。
このように、電子制御部ケース21の凹部21bと設置したリード側コネクタ61との間に隙間(スペース)を形成しておくことで、リード側コネクタ61を手で持って取り外し作業が行えるので、図5及び図6で説明したような従来技術のようにコネクタが手で持てない場合に比べて、作業性が向上する。また、リード線62をリード側コネクタ61との接触を不良にしてしまうほど引っ張る必要もない。また、上記隙間は、シール部材63を凹部21bから外して、シール部材63からリード側コネクタ61を取り外した状態で形成されていればよい。つまり、リード側コネクタ61だけでなくシール部材63も凹部21bに取り付けたときには、上記隙間がシール部材63により埋まるような構成でもよい。
なお、図1〜図4では、電子制御部ケース21のリード側コネクタ61等を設置する部分に、カウンタケース11を重ねる構造を挙げて説明したため、図2及び図3では固定部材65に穴が穿たれている例を図示したが、そのようなケース構造を採用しない場合には、防水上、固定部材65に穴を設けなければよい。
以上、本発明に係るガスメータについて、膜式ガスメータを例に挙げて説明したが、他の計測方式のガスメータであっても同様に本発明の防水構造が適用できる。
1…膜式ガスメータ、10…カウンタ表示部、11…カウンタケース、12…カウンタ筐体、13…ガラス、14…開口部、15,16…パッキン、20…電子制御部、21…電子制御部ケース、21a…端子台カバー、21b…凹部、21c…基板側コネクタ、21d…面、30…後方上側ケース、40…後方下側ケース、50a,50b…ネジ、61…リード側コネクタ、62…リード線、63…シール部材、63a…リード線収納部、63c…コネクタ収納部、64…固定部材用パッキン、65…固定部材。
実公平8−9613号公報

Claims (2)

  1. マイクロコンピュータを搭載した基板と、前記基板に接続された基板側コネクタと、リード線が接続され、前記基板側コネクタに接続するためのリード側コネクタと、前記基板を覆うように配設された正面ケースとを備えたガスメータであって、
    前記リード側コネクタをシールするための、前記リード側コネクタより大きい弾性材料で形成されたシール部材と、該シール部材を前記正面ケースに固定するための固定部材とを備え、
    前記シール部材は、前記リード側コネクタの一部を収納するコネクタ収納部と、前記リード側コネクタから引き出された前記リード線を束ね、前記リード線の引き出し方向と異なる方向に曲げた状態で、前記リード線の長さ方向に沿った一部を収納するリード線収納部とを有し、
    前記正面ケースは、前記リード側コネクタ及び前記シール部材を収納するための凹部と、該凹部の奥側に前記基板側コネクタを固定する固定部とを有し、前記凹部は、前記シール部材の外形と嵌合するための或いは前記シール部材の外形を変形させた状態で嵌合するための嵌合部を有し、
    前記シール部材は、前記基板側コネクタと前記リード側コネクタとが接続され、前記リード側コネクタの一部を前記コネクタ収納部に収納し且つ前記リード線の一部を前記リード線収納部に収納した状態で、前記嵌合部に嵌合させて前記凹部に収納され、
    前記固定部材は、前記凹部に収納した前記シール部材を押圧した状態で、前記正面ケースに固定されることを特徴とするガスメータ。
  2. 前記基板側コネクタと前記リード側コネクタとの接続を行ったときに、前記リード側コネクタにおける該接続の方向に平行な面と、前記凹部との間に、空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
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