JP2009032892A - ワイヤハーネスの防水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に防水性を確保できるワイヤハーネスの防水装置を提供することにある。
【解決手段】容器部4と蓋部5からなる筐体の開口部から取り出されたワイヤハーネス1から筐体の内部に浸水するのを防止する。筐体の開口部において、容器部4に取り付けられたゴム部材2と、蓋部5に取り付けられたスポンジ部材3とを備える。ゴム部材2とスポンジ部材3とにより、ワイヤハーネス1を挟み込むことで、ワイヤハーネス取り出し口を防水する。結束部材11は、複数のワイヤハーネス1を結束する。ゴム部材2とスポンジ部材3とにより、結束部材11を挟み込むことで、ワイヤハーネス取り出し口を防水する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスの防水装置に係り、特に、自動車用のコントロールユニット等に用いるに好適なワイヤハーネスの防水装置に関する。
近年、エンジンルーム内に実装される部品の複雑化によって各部品は密集し、その結果、各部品間での干渉を避けるため、小型化が要求されている。しかしながら、エンジンルーム内では上記の他に、路面からの水はねやボンネットおよびフロントガラスからの雨水の侵入等などの環境にさらされるため、小型化を実施するにあたっての課題は様々である。
小型化の方法としては,おもに内部部品点数の削減および部品サイズの縮小等が挙げられるが、なかでも部品サイズの縮小は、,その機能を確保できなくなる可能性があり、簡単には実施することができない。
一般的にエンジンルーム内に実装される部品としては、コントロールユニットがあるが、これらは電子部品であり、車両内での通信をおもにワイヤハーネスを介して行なっている。その接続方法としてコネクタ接続があるが、コネクタはオス/メス同士を嵌合させるため接続性は良好であるが、小型化するためにはピン数を削減する以外は困難である。
上記のようにサイズが制限されるコントロールユニットに関しては、コネクタを使用せず、ワイヤハーネスをはんだ接合等でコントロール基板に直に接続することで、コントロールユニット全体を簡素化する方法がある。しかしながらこの場合、コントロールユニット外部に取り出したワイヤハーネスから内部へ浸水する恐れがあるため、ワイヤハーネスの取り出し口では、防水性を確保しなければならない。
ここで、コントロールユニット内の制御基板から取り出したワイヤハーネスを防水する方法として、グロメット等で防水する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ワイヤハーネスが複数ある場合の防水装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−96642号公報 特開平8−88919号公報
上述したような従来の一般的な防水装置においては、複数あるワイヤハーネスを一本づつ穴に挿入する必要があることや、別部品であるホルダを設置し、全周を接着剤塗布するなどの工程が増加するという問題があった。特に、これらの問題は、コントロールユニットに接続されるワーヤハーネスの本数が増加した場合、顕著となる。
本発明の目的は、容易に防水性を確保できるワイヤハーネスの防水装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、容器部と蓋部からなる筐体の開口部から取り出されたワイヤハーネスから前記筐体の内部に浸水するのを防止するワイヤハーネスの防水装置であって、前記筐体の前記開口部において、前記容器部に取り付けられた第1の柔軟部材と、前記蓋部に取り付けられた第2の柔軟部材とを備え、前記第1及び第2の柔軟部材により、前記ワイヤハーネスを挟み込むことで、ワイヤハーネス取り出し口を防水するようにしたものである。
かかる構成により、容易に防水性を確保できるものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、複数の前記ワイヤハーネスを結束する結束部材を備え、前記第1及び第2の柔軟部材で、前記結束部材を挟み込むことで、ワイヤハーネス取り出し口を防水するようにしたものである。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記結束部材が複数のワイヤハーネスとの間に密着するようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記第1及び第2の柔軟部材は、同種の材料から構成されるものである。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記第1の柔軟部材は、前記第2の柔軟部材に比べて硬度が高く、前記第1の柔軟部材により、前記ワイヤハーネスを支持するようにしたものである。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記第1の柔軟部材は、ゴム部材からなり、前記第2の柔軟部材は、独立気泡を有するスポンジ部材からなるものである。
本発明によれば、容易に防水性を確保できるものとなる。
以下、図1〜図8を用いて、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の構成について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態によるワイヤハーネスの防水装置を適用したコントロールユニットの構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置を適用したコントロールユニットの構成を示す分解斜視図である。
本実施形態のコントロールユニットは、ワイヤハーネス1と、ゴム部材2と、スポンジ部材3と、容器部4と、蓋部5と、図示しないがワイヤーハーネス1に接続されたコントロール基板とからなる。容器部4と蓋部5とを組み付けることで、筐体が形成され、コントロールユニットが構成される。
本実施形態の防水装置としては、容器部4と蓋部5との間にそれぞれゴム部材2およびスポンジ部材3を設置し、容器部4と蓋部5とを組付けることで、ゴム部材2およびスポンジ部材3で、ワイヤハーネス1を上下から挟み込むことで防水性を確保する。
以下、各構成部品の詳細について説明する。
ワイヤハーネス1は、コントロール基板と直接接続され、容器部4から取り出される。ワイヤハーネス1は、銅線を、絶縁樹脂等の皮膜で被覆された構成となっている。銅線は、信号線や電力供給線として用いられる。
ワイヤハーネス1は複数本を一直線上に整列して配置し、結束部材11で一組に結束される。結束部材11としては、例えば、熱収縮チューブを用いる。熱収縮チューブの中央に、複数のワイヤハーネス1を一直線上に整列して配置した後、加熱することで、熱収縮チューブは、ワイヤハーネス1の表面に沿って収縮し、ワイヤハーネス1の表面の密着する。結束部材11による結束により、ワイヤハーネス1の組み付けをまとめて作業しやすくなり、作業性が向上する。
ワイヤハーネス1の本数は、一般的には、20本程度であるが、近年、センサやアクチュエータの数が増えるに従い、40本程度のものも検討されつつある。
容器部4は、電子部品やコントロール基板を固定する金属筐体であり、内部部品を外部環境から保護する機能を有する。容器部4は、ワイヤハーネス1を屈曲なく外部へ取り出すために、開口部8aを有している。開口部8aの縁部には、面取りが施されている。したがって、たとえば組み立て時の際、ワイヤハーネス1が開口部8aの縁部に接触したとしても、開口部8aに装着されるゴム部材2を損傷させず、さらにはゴム部材2に接触するワイヤハーネス1の表皮も損傷させないため、長期使用にわたり本来の機能を損なうことがないものである。
蓋部5は、容器部4と同様で、容器部4に格納したコントロール基板を外部環境から保護するためのものである。また蓋部5は、スポンジ部材3をゴム部材2に押し付け、ワイヤハーネス1との密着を保持する機能も併せ持つ。このとき、スポンジ部3と蓋部5との接触面は、スポンジ部3が各ワイヤハーネス1に均等に密着させることが好ましい。
また蓋部5にも、容器部4の開口部8aと同位置にワイヤハーネス1を取り出すための開口部8bを有する。これにより、容器部4の開口部8aと蓋部5の開口部8bとを組み合わせた部分からワイヤハーネス1を取り出す。それ以外の箇所では、容器部4と蓋部5とを組み付け、接着剤等を塗布し硬化させることで防水性を確保する。
ゴム部材2は、容器部4の内部より取り出したワイヤハーネス1を支持する機能を有し、蓋部5により押し付けられた際、ワイヤハーネス1はゴム部材2に支持され屈曲せず、かつ余計な力を受けない構造となっている。またゴム部材2は、ワイヤハーネス1が振動などによって容器部4で磨耗されるのを防いでいる。ゴム部材2は、エンジンルーム内への搭載、およびワイヤハーネス1の支持など考慮すると、たとえばフロロシリコーンといった対環境性に優れた材料で、その硬さは硬度60の材料を使用することが好ましい。ゴム部材2は、弾性材料であることから、弾性力によって軽微な押し付け力においてもワイヤハーネス1に密着し、且つワイヤハーネス1を固定できる。
さらに、ゴム部材2は、容器部4との組み付け部分に溝部6を有しており、容器部4の開口部8aの縁へ当該溝部6を嵌め込むことで、コントロールユニット内部にて圧力変動が発生する場合において、ゴム部材2の位置ずれを防止する。またゴム部材2の溝部6の表面には、容器部4の開口部8aとゴム部材2の溝部6との接触部を覆うリップ形状を有することで、直接被水した際に防滴効果を発揮する。
ゴム部材2におけるワイヤハーネス1の設置箇所には、凹部7を有する。その際、複数あるワイヤハーネス1を数本まとめて凹部7に設置する。このとき、ワイヤハーネス1自身を押し付ける必要はなく、そのかわりに組み付け時、蓋部5およびスポンジ部材3がワイヤハーネス1を押し付ける。したがって、組み付け前に防水性を確保する必要がないため、作業性の向上が期待できる。以上のようにして、ワイヤハーネス1はゴム部材2により位置決めされ、コントロールユニットの外部に取り出される。
スポンジ部材3は、ゴム部材2よりも硬度の低いものを使用する。スポンジ部材3は、蓋部5の取り付け面に粘着剤を有しており、粘着面を蓋部5に接着することで、スポンジ部材3自身が固定される。スポンジ部材3が固定されることにより、たとえばワイヤハーネス1が外部から引張り荷重を受け、位置ずれを起こした際、それに伴って密着しているスポンジ部材3が位置ずれを起こすのを防止し、防水性の低下を防ぐことができる。スポンジ部材3は、蓋部5と容器部4との組付けにより圧縮される。なお、スポンジ部材3はワイヤハーネス1に接する面積によって防水状態が左右されるため、ワイヤハーネス1の軸方向にスポンジ部材3を多く接触させることが好ましい。
スポンジ部材3は、内部に存在する気泡状の空洞が互いに接触していない独立気泡構造を有する部材であり、スポンジ部材3を介在させて気体および液体を透過させることがない。スポンジ部材3は、たとえばシリコーンのような広い温度変化にも対応できる材質が好ましい。またスポンジ部材3は、ワイヤハーネス1の全周に密着できるだけの厚さだけあればよく、たとえば断面積0.3mmのワイヤハーネスの場合、スポンジ部材3の厚さはt=3mmが好ましい。
スポンジ部材3を圧縮すると、内部に存在する空洞が圧縮されるため、スポンジ部材3自身の圧縮率はきわめて高く、スポンジ部材3自身がほぼ厚さゼロにまで圧縮できるという特徴を有する。これより、部品配置空間が狭い場所においても防水性を確保でき、省スペース化を図ることが可能である。また、この圧縮性によりワイヤハーネス1との接触面は密着性も高くなるため、各ワイヤハーネス間およびワイヤハーネス1−スポンジ部材3間で隙間が生じることなく、浸水を防ぐことが可能となる。
なお、ゴム部材2とスポンジ部材3の接触境界部に沿って接着剤を塗布することで、さらに、防水性を向上することができる。
次に、図2及び図3を用いて、本実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の構成を示す正面断面図である。図3は、図2の拡大断面図である。なお、図2,図3において、図1と同一符号は、同一部分を示している。
図2に示すように、ゴム部材2は、容器部4に組み付けられている。ゴム部材2の複数の凹部7には、複数本(図示の例では、4本)ずつ結束部材で結束されたワイヤハーネス1が設置される。ここで、図3(A)に示すように、複数本のワイヤハーネス1は結束部材11で結束された状態では、結束部材11がワイヤハーネス1に密着している。これにより、位置決め性が向上するとともに、防水性も確保できる。
その上方には、スポンジ部材3の固定された蓋部5が配置される。この状態の拡大図は、図3(A)に示すとおりである。
図3(B)に示すように、容器部4に蓋部5を組み付けることで、スポンジ部材3は圧縮し、ワイヤハーネス1の全周に密着する。ワイヤハーネス1とスポンジ部材3とのの接触面は密着性も高くなるため、各ワイヤハーネス間およびワイヤハーネス1−スポンジ部材3間で隙間が生じることなく、浸水を防ぐことが可能となる。
また、本例の構造では、ワイヤハーネス1は結束部材11で固定されることから、組み付けの際は結束部材11がよりゴム部材2を押し付けるため、ワイヤハーネス1だけでなく各部品が受ける荷重が分散される。
なお、ワイヤハーネス1の下部にゴム部材2を配置し、上部にスポンジ部材3を配置し、両者でワイヤハーネス1を挟み込む構造としているが、上部の柔軟部材と下部の柔軟部材を同種の材料とすることもできる。例えば、下部及び上部ともゴム部材としてもよく、この際、下部のゴム部材はワイヤハーネス1を支持する働きがあり、一方、上部のゴム部材はワイヤハーネス1と密着する必要があることから、上部のゴム部材を下部のゴム部材よりも軟性のものとする。また、下部及び上部ともスポンジ部材としてもよく、この際、下部のスポンジ部材はワイヤハーネス1を支持する働きがあり、一方、上部のスポンジ部材はワイヤハーネス1と密着する必要があることから、上部のスポンジ部材を下部のスポンジ部材よりも軟性のものとする。
次に、図4〜図8を用いて、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の変形例について説明する。
最初に、図4を用いて、本実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第1の変形例の構成について説明する。
図4は、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第1の変形例の構成を示す正面断面図である。なお、図4(B)は、図4(A)の拡大図である。
本例では、ゴム部材2の凹部に、結束部材11で結束したワイヤハーネス1を2組、上下に組み付けている。
この構成により、ワイヤハーネス1と結束部材11との密着に加え、各結束間は結束部材11同士によって密着されるため、水の侵入経路を遮断できる。したがって、結束部材11とゴム部材2およびスポンジ部材3を組み付けることで防水性を確保する。
次に、図5を用いて、本実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第2の変形例の構成について説明する。
図5は、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第2の変形例の構成を示す正面断面図である。なお、図5(C)は、図5(B)の拡大図である。
本例では、図5(A)に示すように、平板9aで支持されたゴム部材2に、1本のワイヤハーネス1を設置し、次にもう一方の平板9bに支持されたスポンジ部材3を設置し、そして、図5(B)に示すように、スポンジ部材3をワイヤハーネス1の設置面に押し付ける。平板9a,9bは、たとえば鉄板やアルミ板のように、ワイヤハーネス1を押し付けても変形しない剛性の高い材質が好ましい。
スポンジ部材3は硬度が小さいため、図5(C)に示すように、組みつけの際、ワイヤハーネス1の周囲に密着するように変形する。また、ワイヤハーネス1がスポンジ部材3の押し付けにより、ワイヤハーネス1がゴム部材2へ押し付けられ、ゴム部材2も変形する。ゴム部材2およびスポンジ部材3の変形は、ワイヤハーネス1の押し付けによるもののため、それぞれの変形形状はワイヤハーネス1自身の形状にしたがう。つまり、ワイヤハーネス1の全周に部品が密着し、結果的に水の侵入経路が遮断され、防水性を確保する。
次に、図6を用いて、本実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第3の変形例の構成について説明する。
図6は、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第3の変形例の構成を示す正面断面図である。
本例は、ワイヤハーネス1を複数とした場合である。複数のワイヤハーネス1をゴム部材2に配置し、スポンジ部材3を押し付けて密着させることで、複数のワイヤハーネス1に関して防水性を確保する。
次に、図7を用いて、本実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第4の変形例の構成について説明する。
図7は、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第4の変形例の構成を示す正面断面図である。なお、図7(B)は、図7(A)の拡大図である。
本例は、複数のワイヤハーネス1が連なって配置されている場合である。
ゴム部材2に凹部7を設けるとともに、凹部7に突起部10を設けている。凹部7に複数のワイヤハーネス1を配置することで、ゴム部材2がワイヤハーネス1を支持できるため、ワイヤハーネス1を確実に位置決めできる。
また、複数のワイヤハーネス1が連なって配置される場合、隣り合うワイヤハーネス同士が接触するため、硬度の大きいゴム部材2がワイヤハーネス1に密着しない可能性がある。そのためゴム部材2にワイヤハーネス1の表面形状と同形状(同心円形状)の突起部10を設ける。突起部10により、ゴム部材2が変形していなくてもワイヤハーネス1に密着し、ゴム部材2の変形におけるワイヤハーネス1の密着を補う。また突起部10を設けることで、ワイヤハーネス1の位置決めが容易となり、作業性の向上が期待できるだけでなく、スポンジ部材3には特に形状が要求されないため、生産性が良い。
また組み付け時、スポンジ部材3を押し付けることで、突起部10によってワイヤハーネス1とゴム部材2との接触面で密着性が確保される。
次に、図8を用いて、本実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第5の変形例の構成について説明する。
図8は、本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第5の変形例の構成を示す正面断面図である。
本例は、複数のワイヤハーネス1が結束部材11にて結束された場合である。結束部材11によってワイヤハーネス1を結束することで配線が容易となり、作業性が向上する。結束部材11は、たとえば熱収縮性かつ難燃性のあるチューブ状の部材である。
複数のワイヤハーネス1を一直線上に整列して結束部材11にて結束し、その状態でゴム部材2とスポンジ部材3とでワイヤハーネス1の結束部を挟み込む。これにより、ゴム部材2とスポンジ部材3が結束部材11に密着し、さらにワイヤハーネス1は結束部材11によって密着されているため、防水性を確保することができる。またワイヤハーネス1が一直線上に固定されるため、厚さ方向に関して省スペース化され、かつワイヤハーネス1が整列していることから、外部との接続性が良好である。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来技術で必要とされた最終工程で塗布する接着剤等を削減でき、材料のコストをおさえることができる。さらに、単純構造とすることで作業工程を減少でき、生産性が向上する。
以上のような防水装置は、容易な方法で防水できるという特徴をもち、防水性を必要とする製品の品質ならびに生産性の向上が期待できる。
本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置を適用したコントロールユニットの構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の構成を示す正面断面図である。 図2の拡大断面図である。 本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第1の変形例の構成を示す正面断面図である。 本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第2の変形例の構成を示す正面断面図である。 本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第3の変形例の構成を示す正面断面図である。 本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第4の変形例の構成を示す正面断面図である。 本発明の一実施形態によるワイヤハーネスの防水装置の第5の変形例の構成を示す正面断面図である。
符号の説明
1…ワイヤハーネス
2…ゴム部材
3…スポンジ部材
4…容器部
5…蓋部
6…溝部
7…凹部
8a、8b…開口部
9a、9b…平板
10…突起部
11…結束部材

Claims (6)

  1. 容器部と蓋部からなる筐体の開口部から取り出されたワイヤハーネスから前記筐体の内部に浸水するのを防止するワイヤハーネスの防水装置であって、
    前記筐体の前記開口部において、前記容器部に取り付けられた第1の柔軟部材と、前記蓋部に取り付けられた第2の柔軟部材とを備え、
    前記第1及び第2の柔軟部材により、前記ワイヤハーネスを挟み込むことで、ワイヤハーネス取り出し口を防水することを特徴とするワイヤハーネスの防水装置。
  2. 請求項1記載のワイヤハーネスの防水装置において、
    複数の前記ワイヤハーネスを結束する結束部材を備え、
    前記第1及び第2の柔軟部材で、前記結束部材を挟み込むことで、ワイヤハーネス取り出し口を防水することを特徴とするワイヤハーネスの防水装置。
  3. 請求項2記載のワイヤハーネスの防水装置において、
    前記結束部材が複数のワイヤハーネスとの間に密着することを特徴とするワイヤハーネスの防水装置。
  4. 請求項1記載のワイヤハーネスの防水装置において、
    前記第1及び第2の柔軟部材は、同種の材料から構成されることを特徴とするワイヤハーネスの防水装置。
  5. 請求項1記載のワイヤハーネスの防水装置において、
    前記第1の柔軟部材は、前記第2の柔軟部材に比べて硬度が高く、
    前記第1の柔軟部材により、前記ワイヤハーネスを支持することを特徴とするワイヤハーネスの防水装置。
  6. 請求項1記載のワイヤハーネスの防水装置において、
    前記第1の柔軟部材は、ゴム部材からなり、
    前記第2の柔軟部材は、独立気泡を有するスポンジ部材からなることを特徴とするワイヤハーネスの防水装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011205001A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Denso Corp 電力変換装置
JP2011253912A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Fujitsu Ltd 筐体及び電子機器
WO2018225771A1 (ja) * 2017-06-09 2018-12-13 川崎重工業株式会社 電気装置

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