JP5148405B2 - ガスメータ - Google Patents
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Description
解決手段1によれば、流量算出手段で算出したガスの瞬時流量が許容流量範囲を超えて変化することの条件(第1条件)を満たすと、ガスの流路に水が滞留したことを報知する。所定部位に水滴が付着すること等が要因となって増幅率を大きくする必要があったり、滞留した水等が要因となってガスの瞬時流量が大きく変化するためである。こうして第1報知手段が水の滞留を報知するので、早期に水抜き等の応急措置を取ることができ、保安機能への影響を抑えることができる。また、二重構造の内管と外管や親水性材料等が不要であるので、コストを抑えられる。
解決手段2によれば、第1報知手段は増幅率制御手段で制御した増幅率が基準増幅率以上になることの条件(第2条件)を満たすと、ガスの流路に水が滞留したことを報知する。解決手段1と同様にして第1報知手段が水の滞留を報知するので、早期に水抜き等の応急措置を取ることができ、保安機能への影響を抑えることができる。また、二重構造の内管と外管や親水性材料等が不要であるので、コストを抑えられる。
なお、本発明に係るガスメータの外観例について、図1には正面図を表し、図2には平面図(上面図)を表す。図3はガスメータの構成例を分解斜視図で表す。図4は図2のIV−IV線矢視の断面図を表す。図5は流量と流量係数との関係をグラフ図で表す。
U=(L/2cosθ)×{(1/T1)−(1/T2)}
なお図示しないが、表示形式(例えばガスの積算量や流量など)の切り替えや、自己診断の実行などを指示する入力スイッチを備えてもよい。この場合には、入力スイッチから出力された信号をCPU100に伝達するように構成する。
ケースAは、CPU100で算出したガスの流量(特に瞬時流量)がROM116に記憶された許容流量範囲を超えて変化することの条件(第1条件)のみ、あるいは当該第1条件に加えてRAM114に記憶された増幅率がROM116に記憶された基準増幅率以上になることの条件(第2条件)を満たすか否かで判断する。いずれか一方のパターンを満たしたとき、CPU100はLED21を点滅等させて報知する。報知を的確に行うため、パターンごとに実験等を行って、最適な基準増幅率の値や許容流量範囲の区域をROM116に記憶するのが望ましい。
ケースBは、CPU100で算出したガスの流量がROM116に記憶された基準流量以上になること(第3条件)と、圧力センサ30で検出したガスの圧力が許容圧力範囲を超えて変化すること(第4条件)のうちで一方または双方の条件を満たすか否かで判断する。三つのパターンのいずれかを満たしたとき、CPU100はLED21を点滅等させて報知する。報知を的確に行うため、パターンごとに実験等を行って、最適な基準流量の値や許容圧力範囲の区域をROM116に記憶するのが望ましい。
ケースCは、RAM114に記憶された増幅率がROM116に記憶された基準増幅率以上になること(第5条件)と、モード切替手段によって切り替えられた脈動モードが単位時間あたりに所定割合(例えば70%等)を超えること(第6条件)のうちで一方または双方の条件を満たすか否かで判断する。三つのパターンのいずれかを満たしたとき、CPU100はLED21を点滅等させて報知する。報知を的確に行うため、パターンごとに実験等を行って、最適な基準増幅率や所定割合の各値をROM116に記憶するのが望ましい。
上述したケースA,B,Cはそれぞれ個別に判断するほか、二以上のケースを組み合わせて判断してもよい。例えば、ケースAとケースBの組み合わせ、ケースAとケースCの組み合わせ、ケースBとケースCの組み合わせ、ケースA,B,Cの全部などが該当する。すなわちガスメータ10が設置される環境(例えば地域,気温,湿度等)、計測対象となるガスの種類などに応じて最適な条件やケースを選択する。こうすることで、水の滞留をより的確に報知することができる。
上述したケースA,B,Cおよびその他のケースはいずれもガスの流路に滞留した水を検出してLED21により報知するが、ガスの流路に存在するダストや他の物体等を検出してLED21により報知することも可能である。
例えばダストが所定部位(例えば超音波送受信センサ32a,32bやガスの流路に備えたメッシュなど)に付着すると、増幅率やガスの瞬時流量等がケースA,B,Cと同様に変化するが、圧力はほとんど(あるいは全く)変化しない。すなわち水の滞留とは検出態様が異なる。ケースA,B,Cと同様にLED21を表示して報知してもよいが、水の滞留とは異なる検出態様である場合にはLED21の表示形態を変えて報知するのが望ましい。例えば、水の滞留かダストの付着かで発光色を異ならせる表示形態や、水の滞留なら点灯してダストの付着なら点滅する表示形態などが該当する。ダストの付着に限らず、他の物体が存在する場合も同様である。こうしてLED21の表示形態を変えれば、水の滞留なのか、ダストの付着なのか、他の物体が存在するのかを一目で判断できるので、すぐに対応する適切な応急措置を取れる。いずれにせよガスメータ10におけるガスの流路を点検する必要がある点で、LED21は要点検事態の発生を報知することができる。
(1)制御基板26(流量算出手段)で算出したガスの瞬時流量が許容流量範囲「Fr」を超えて変化することの条件(第1条件)を満たすと、LED21によってガスの流路に水が滞留したことを報知した(ケースA;図7を参照)。こうしてLED21が水の滞留を報知するので、早期に水抜き等の応急措置を取ることができ、保安機能への影響を抑えることができる。また、二重構造の内管と外管や親水性材料等が不要であるので、コストを抑えられる。
なおケースCは、CPU100で算出したガスの流量がROM116に記憶された基準流量以上になることとモード切替手段によって切り替えられた脈動モードが単位時間あたりに所定割合を超えることのうちで一方または双方の条件を満たすか否かで判断してもよい。この判断に従った場合でも同様の作用効果が得られる。
以上では本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
12 流入口
14 流出口
16 正面パネル部材
18 復帰ボタン
20 表示器
21 LED(第1報知手段,第2報知手段)
22 流路部材
24 背面パネル部材
26 制御基板(流量算出手段,第1報知手段,第2報知手段)
28 電源パック
30 圧力センサ
32 超音波伝播手段
32a,32b 超音波送受信センサ(送信器,受信器)
34 遮断弁
36,38 整流板
36b,38b 通路穴
40 計測管
42 底面パネル部材
42a 凸部
44 整流板群
100 CPU
102 入出力切替器
104 切替回路
106,118,120,122 出力回路
108,110 入力回路
112 バス
114 RAM(記憶手段)
116 ROM(記憶手段)
K 空間部
Claims (2)
- 流入口から流出口に至るガスの流路としてほぼU字型の筒状に形成された流路部材と、
前記流路部材で形成されるガスの流路内に配置され、ガスの通過断面がほぼ矩形となるように形成された計測管と、
前記計測管における上流側と下流側とに設けた送信器と受信器との間で超音波を伝播させる超音波伝播手段と、
前記超音波伝播手段における超音波の送受信に基づいて、前記計測管内を流れるガスの流量を算出する流量算出手段とを備えたガスメータであって、
前記流量算出手段で算出したガスの瞬時流量が許容流量範囲を超えて変化することの条件を満たすと、前記ガスの流路に水が滞留したことを報知する第1報知手段とを有するガスメータ。 - 請求項1に記載したガスメータであって、
送信器から超音波を送信する際の増幅率と、受信器で超音波を受信する際の増幅率とのうちで一方または双方を制御する増幅率制御手段を有し、
第1報知手段は、さらに前記増幅率制御手段で制御した増幅率が基準増幅率以上になることの条件を満たすと、ガスの流路に水が滞留したことを報知するガスメータ。
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