JP2010243421A - 超音波式ガスメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波式ガスメータにおいて、少量の水の浸入を早い段階で検出する。
【解決手段】超音波式ガスメータは、ガス流路内に多層ユニット1を備えている。多層ユニット1は複数の整流板3を多層に配置したものであり、ガスの流速を均一にする。センサ接合部分Sから超音波センサのトランスジューサからの超音波を発し、ガスの流量を検出する。超音波センサの出力によりセンサ接合部分Sに溜まった水を検出する。筒状ケース1Aの上面1aに土手部21を形成する。土手部21は入口側開口部1−1からセンサ接合部分Sまで形成する。センサ接合部分Sの横にパッキン4を配置する。筒状ユニット1の上面1aに落下する水滴を土手部21の内側の水路22にによりセンサ接合部分Sに溜めるようにする。または、筒状ケース1Aに別体の導水構造体を取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波式流速センサによりガスの流速の計測が行われる超音波式ガスメータに関する。
従来、超音波式流速センサを使用した超音波式ガスメータとして、例えば特公平7−119638号公報(特許文献1)、特開2008−51562号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
特許文献1の超音波式ガスメータは、ガス流路内に一定距離だけ離れて配置された超音波周波数で作動する例えば圧電式振動子からなる2つの音響トランスジューサによって超音波式流速センサを構成している。
そして、一方のトランスジューサの発生する超音波信号を他方のトランスジューサに受信させる動作を行って超音波信号がトランスジューサ間で伝播される伝播時間を計測し、この計測した伝播時間に基づいてガス流速を間欠的に求め、この流速にガス流路の断面積と間欠時間とを乗じて通過流量を求めている。さらに、この通過流量を積算して求めた積算流量を表示することによって、超音波式ガスメータを構成することができる。
また、特許文献2と同様に、従来の超音波式ガスメータ(超音波式ガスメータ)の構造は、例えば図8のようになっている。このガスメータ100は、ガス供給源に接続されるガス流入口5aと燃焼器等に接続されるガス流出口5bの間に形成された中間流路部5c内に、ガスの流れを整流する多層ユニット6が設けられている。そして、この多層ユニット6の側部に配置された図示しない超音波式流速センサにより、多層ユニット6内を流れるガスの流速を計測している。
ところで、特に都市ガスの場合、非常に稀ではあるが、地震、台風、地盤沈下等により、ガス配管に亀裂が入り、そこから雨水が浸入し、水が超音波式ガスメータの流路内まで浸入してしまうことがある。流路内でも特に多層流路に水が溜まると、ガスが通過する流路が狭くなることにより流速が早くなったり、溜まった水がガスの流れにより、波打ったり、飛び跳ねたり、また、超音波式流速センサに水が付着したりする。超音波は、同じ媒質であれば、均一に伝播するが、ガスと水のように、異なった媒質の境界面では、反射、散乱、屈折、減衰が生じるため、超音波の伝播が不安定となる。よって、流量の誤計測が発生することになる。
そこで、超音波式流速センサの、他方のトランスジューサで受信された超音波信号の増幅度が小さくなり、且つ、伝播時間が小さくなる場合に、ガス流路内がほぼ満水状態となったと判断する超音波式ガスメータが提案されている。
特公平7−119638号公報 特開2008−51562号公報
しかし、従来の超音波式ガスメータでは、ガス流路内がほぼ満水状態とならない限り、水の浸入を検出することができず、少量の水の浸入については検出することができない。
例えば、図8において、ガス配管経由で、超音波式ガスメータ内に水が浸入して来ると、図8に示すガス流入口5aから浸入する水滴が、多層ユニット6の上面6a付近に落下する。そして、この多層ユニット6の上面6a付近に落下した水滴は、付近の底5dまで垂れ、この底5d付近に溜まり、次第に堆積し、やがて、その水位が増して来ると、水は底5d付近の多層ユニット6の内部にまで浸入して来る。そして、更に水位が増し、多層ユニット6や図示しない超音波式流速センサの例えば半分程度が水没すると、この時点にならないと、水の浸入を検知して警報を出すことができない。
このように、従来の技術では、一度に大量の水が流入すれば、即、検知することができるが、少しずつ水が堆積するような場合、長期に亘って流量の誤計測が継続する可能性があり、ガス事業者及び使用者としては、好ましくない。もっと、早い段階で、少量の水の浸入を検知して、警告を出すことが望ましい。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、少量の水の浸入を早い段階で検知して判断することができる超音波式ガスメータを提供することを課題とする。
請求項1の超音波式ガスメータは、ガス流路内に設けられ、直方体筒状の筒状ケース内に整流板を多層に配置した多層ユニットと、該多層ユニット内を流れるガスの流速を超音波で検出する超音波式流速センサと、前記超音波式流速センサの出力に基づいて、ガス流路内に水が浸入したか否かを判断する判断手段とを備えた超音波式ガスメータであって、前記多層ユニットの前記筒状ケースに、該多層ユニットの入口側開口部から前記超音波式流速センサが接合されるセンサ接合部分まで水を導く導水構造を備えたことを特徴とする。なお、筒状ケースと別体の部材により導水構造体を構成してこの導水構造体を筒状ケースに固定するようにしてもよい。
請求項2の超音波式ガスメータは、請求項1に記載の超音波式ガスメータであって、前記導水構造が、前記筒状ケースの上面に形成された土手部であって、前記入口側開口部からセンサ接合部分まで伸びる土手部を有し、該土手部の内側を水路として構成されていることを特徴とする。
請求項3の超音波式ガスメータは、請求項1に記載の超音波式ガスメータであって、前記導水構造が、前記筒状ケースの上面を窪ませた前記入口側開口部からセンサ接合部分まで伸びる水路で構成されていることを特徴とする。
請求項4の超音波式ガスメータは、請求項1に記載の超音波式ガスメータであって、前記導水構造が、前記筒状ケースの上面に形成された傾斜面と、該傾斜面の周囲に形成された土手部とを有することを特徴とする。
請求項5の超音波式ガスメータは、請求項1に記載の超音波式ガスメータであって、前記導水構造が、前記筒状ケースの側部に形成された水路と、該水路及び筒状ケースの上面の前記入口側開口部側に形成それぞれ形成された土手部とを有することを特徴とする。
請求項6の超音波式ガスメータは、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の超音波式ガスメータであって、前記センサ接合部分に前記筒状ケースと前記ガス流路の内壁とをシールするパッキンを備えたことを特徴とする。
請求項1の超音波式ガスメータによれば、ガス流路内に浸入し、多層ユニットの筒状ケースの上面に落下した水滴は、この筒状ケースに形成された導水構造によりセンサ接合部分まで導かれるので、少量の水の浸入を超音波式流速センサにより早い段階で検知することができる。また、新たに水分センサ等の追加部品を備える必要がないことから、コストを上げることなく、水の浸入を検知することができる。
請求項2の超音波式ガスメータによれば、多層ユニットの筒状ケースの上面に落下した水滴が徐々に堆積したとしても、土手部により、水滴は、付近の底まで垂れることはなく、この土手部の内側の水路により水滴をセンサ接合部分まで確実に導くことができ、請求項1の効果に加えて、水の浸入を更に早い段階で検知することができる。
請求項3の超音波式ガスメータによれば、多層ユニットの筒状ケースの上面に落下した水滴が徐々に堆積したとしても、筒状ケースの上面を窪ませた水路に入り込み、水滴は付近の底まで垂れることはなく、この水路の入口側開口部側から水滴をセンサ接合部分まで確実に導くことができ、請求項1の効果に加えて、水の浸入を更に早い段階で検知することができる。
請求項4の超音波式ガスメータによれば、多層ユニットの筒状ケースの上面に落下した水滴が徐々に堆積したとしても、土手部により、水滴は、付近の底まで垂れることはなく、この土手部の内側の傾斜面に沿って水滴をセンサ接合部分まで確実に導くことができ、請求項1の効果に加えて、水の浸入を更に早い段階で検知することができる。
請求項5の超音波式ガスメータによれば、多層ユニットの筒状ケースの上面に落下した水滴が徐々に堆積したとしても、筒状ケースの上面で入口側開口部側に形成された土手部により、水滴は付近の底まで垂れることはなく、筒状ケースの側部に形成された水路に流れ、さらに、この水路の入口側開口部側に形成された土手部により、水滴は付近の底まで垂れることはなく、さらに、水路により水滴をセンサ接合部分まで確実に導くことができ、請求項1の効果に加えて、水の浸入を更に早い段階で検知することができる。
請求項6の超音波式ガスメータによれば、導水構造によりセンサ接合部分まで導かれた水は、さらに、パッキンの内側に溜まるので、請求項1乃至5の効果に加えて、さらに水の浸入を更に早い段階で検知することができる。
本発明の実施形態の超音波式ガスメータにおける多層ユニットの第1実施例を示す斜視図である。 本発明の実施形態の超音波式ガスメータにおける多層ユニットの第2実施例を示す斜視図である。 本発明の実施形態の超音波式ガスメータにおける多層ユニットの第3実施例を示す斜視図である。 本発明の実施形態の超音波式ガスメータにおける多層ユニットの第4実施例を示す斜視図である。 本発明の実施形態の超音波式ガスメータにおける多層ユニットの第5実施例を示す斜視図である。 本発明の実施形態の超音波式ガスメータの要部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る超音波式ガスメータの要部フロック図である。 従来の超音波式ガスメータの要部を示す断面図である。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は実施の形態における多層ユニット1の第1実施例を示す斜視図、図2は実施の形態における多層ユニット1の第21実施例を示す斜視図、図3は実施の形態における多層ユニット1の第3実施例を示す斜視図、図4は実施の形態における多層ユニット1の第4実施例を示す斜視図、図5は実施の形態における多層ユニット1の第5実施例を示す斜視図、図6は本発明の実施形態に係るガスメータの要部を示す断面図、図7は実施の形態の超音波式ガスメータ10の要部フロック図である。なお、図6において前掲の図8と同様な部材には同符号を付記してある。
図6に示すように、超音波式ガスメータ10は従来の多層ユニット6を改良した多層ユニット1を備えている。なお、この図6の多層ユニット1は後述の第1実施例のものである。また、メータボディには、ガス供給源の配管が連通するガス流入口5aと、燃焼器等が接続されるガス流出口5bと、ガス流入口5aと連通する入口流路部51と、ガス流出口5bと連通する出口流路部52と、この入口流路部51と出口流路部52との間を連通し、メータボディと底蓋5eの間に形成された中間流路部5cとを備えている。そして、中間流路部5c内に多層ユニット1が設けられ、この多層ユニット1の側部に配置された図示しない超音波式流速センサにより、多層ユニット1内を流れるガスの流速を計測する。
入口流路部51、出口流路部52及び中間流路部5cは、互いの間が気密を保った状態で、互いに固定されている。入口流路部51、中間流路部5c及び出口流路部52は、順に内側に被測定流体としてのガスが流れる。このため、入口流路部51、中間流路部5c及び出口流路部52の内側の空間は、ガスの流路を構成している。そして、中間流路部5c内に配設された多層ユニット1の上側の面である上面部1aには、後述の導水構造2が形成されている。さらに、この多層ユニット1の一部は後述する超音波式流速センサに接合されるセンサ接合部分Sとなっている。なお、中間流路部5cの上流側に弁閉によってガス流路を遮断するガス遮断弁20が設けられている。
図7に示すように、超音波式ガスメータ10は、ガス流路内に距離Lだけ離され、かつ、ガス流方向Yに対して所定角度をなすように、互いに対向して配置された2つの音響トランスジューサTD1,TD2を有している。この音響トランスジューサTD1,TD2は超音波式流速センサを構成している。
2つの音響トランスジューサTD1,TD2は、超音波周波数で作動する例えば圧電式振動子であり、各トランスジューサTD1,TD2はトランスジューサインタフェース(I/F)回路11a,11bをそれぞれ介して送信回路12及び受信回路13に接続されている。送信回路12は、マイクロコンピュータ等で構成された制御部14の制御の下で、トランスジューサTD1,TD2の一方を駆動して超音波信号を発生させる信号をパルスバーストの形で送信する。
受信回路13は、ガス流路を通過した超音波信号を受信した他方のトランスジューサTD1,TD2からの信号を入力して超音波信号を所定の強さまで増幅する増幅器13aを内蔵している。この増幅器13aの増幅度は制御部14によって調整することができる。
制御部14は、プログラムに従って各種の処理を行う。そして、2つのトランスジューサTD1,TD2を用いて、サンプリング時間毎にガス流速を計測し、計測したガス流速にガス流路の断面積を乗じて瞬時流量を計測する計測機能を備えている。また、本実施形態において制御部14は、受信された超音波信号の増幅度に基づいてガス流路内に水が浸入したか否かを判断する判断機能(判断手段)を備えており、特に、CPU14aは、ガス流路内における水の所定量未満の浸入であるか、所定量以上の浸入であるかを区別して判断できるようになっている。
ここで、受信された超音波信号の増幅度は浸入した水の量により変化する。例えば、ガス流路内に20〜70ccなどの少量の水が浸入した場合、水とガスとの境界面において超音波が散乱、屈折及び減衰等し、伝搬が不安定となる。このため、受信された超音波信号は小さくなり易く、増幅度は増加する傾向にある。一方、ガス流路内に80ccなどの多量の水が浸入し、ほぼ満水状態となった場合、音響トランスジューサTD1,TD2間は同じ媒質によって満たされることとなる。このため、水とガスの境界面がなく、散乱、屈折及び減衰等が発生し難くなり、増幅度は減少傾向にある。このような理由から、増幅度は少量の水の浸入に対しては増加傾向にあり、多量の水の浸入に対しては減少傾向にある。
したがって、制御部14により、増幅度を監視することにより所定量未満の水が浸入したか、あるいは所定量以上の水が浸入したと判断することができる。なお、超音波の伝搬時間の変化により水の浸入を検出してもよい。また、浸水量が0ccである場合、瞬時流量はほぼ正確に測定されるめ、瞬時流量の最大値と最小値との差は、非常に小さくなる。ところが、水が浸入した場合、水の影響を受けて瞬時流量の最大値と最小値との差は所定流量以上となる。したがって、制御部14で瞬時流量の最大値と最小値の差によって水が浸入を検出してもよい。
次に、多層ユニット1の各実施例を説明する。図1〜図4に示すように、各実施例の多層ユニット1は直方体筒状の筒状ケース1A内に整流板3を収容して形成されており、前記入口流路部51側に開口する入り口側開口部1−1と、前記出口流路部52側に開口する出口側開口部1−2とを有している。また、筒状ケース1Aの側面の入り口側開口部1−1側に近い箇所に開口部1bが形成されており、この開口部1bの周囲がセンサ接合部分S(S′)となっている。そして、このセンサ接合部分Sを介して、内部のガスに対して前記音響トランスジューサTD2から超音波が発せられる。なお、整流板3は、平板状に形成されており、互いに間隔をあけて平行に多層に配置され、筒状ケース1Aの中央部内に収容されている。整流板3は、筒状ケース1Aの長手方向と平行に配置されており、この多層ユニット1内を流れるガスの流速を一様にする。これにより、ガスの流量を正確に測定することができる。
図1に示す第1実施例の多層ユニット1は、筒状ケース1Aの上面1aに、入口側開口部1−1の上辺部分から筒状ケース1Aの上面1aの両側に沿って開口部1bに延びる土手部21が形成され、この土手部21によりその内側に水路22が形成されている。そして、これら土手部21と水路22は、筒状ケース1Aの上面1aにセンサ接合部分Sまで延び、水をセンサ接合部分Sまで導く導水構造2を構成している。また、センサ接合部分Sの周囲にはパッキン4を備えている。そして、入口側開口部1−1の上部(上面1a上)に落下した水滴はこの土手部21に囲われたまま開口部1b、すなわちセンサ接合部分Sまで流れる。さらに、このセンサ接合部分Sへ流れ出した水は、パッキン4の内側に溜まり、パッキン4により、水がセンサ接合部分Sの周囲へ流れ出すことがなく、ちょうど多層ユニット1の超音波センサ接合部分Sに溜まるようになる。これにより、少量の水でも早い段階で検出することができる。なお、多層ユニット1と前記底蓋5eとは、組み立て上、密着してはおらず、多少隙間(遊び)が設けられている。そして、パッキン4は、その隙間にもちょうど合うように設けられている。また、このパッキン4は、例えば、水を通過させない独泡スポンジ等で構成し、両面テープで多層ユニット1や裏蓋5eに貼り付けるようにしてもよい。
図2に示す第2実施例の多層ユニット1は、筒状ケース1Aの上面1aを窪ませることにより導水構造としての水路2が形成されている。なお、この第2実施例の多層ユニット1も、図6に示す中間流路部5c内に配設される。そして、第2実施例における水路2は、入口側開口部1−1の上辺部分か開口部1bの上辺まで形成され、筒状ケース1Aの上面1aにセンサ接合部分Sまで延びる水路2を構成し、水をセンサ接合部分Sまで導く作用をする。また、センサ接合部分Sの周囲にパッキン4を備えている。これにより、入口側開口部1−1の上部(上面1a上)に落下した水滴はこの水路2内に沿って開口部1b、すなわちセンサ接合部分Sまで流れる。さらに、このセンサ接合部分Sへ流れ出した水は、パッキン4の内側に溜まり、パッキン4により、水がセンサ接合部分Sの周囲へ流れ出さことがなく、ちょうど多層ユニット1の超音波センサ接合部分Sに溜まるようになる。これにより、少量の水でも早い段階で検出することができる。
図3に示す第3実施例の多層ユニット1は、筒状ケース1Aの上面1aに、入口側開口部1−1の上辺片側端部から筒状ケース1Aの上面1aに沿って開口部1bの片側まで延びるL字状の土手部23が形成されている。なお、この第3実施例の多層ユニット1も、図6に示す中間流路部5c内に配設される。そして、第3実施例においては、土手部23の内側で、入口側開口部1−1の上辺から出口側開口部1−2側に向かって僅かに傾斜した傾斜面24と底面25とが形成されている。この土手部23、傾斜面24及び底面25は、土手部22の内側において、筒状ケース1Aの上面1aにセンサ接合部分Sまで水を導く導水構造2を構成している。また、センサ接合部分Sの周囲にパッキン4を備えている。そして、入口側開口部1−1の上部(上面1a上)に落下した水滴はこの土手部23囲われたまま開口部1b、すなわちセンサ接合部分Sまで流れる。さらに、このセンサ接合部分Sへ流れ出した水は、パッキン4の内側に溜まり、パッキン4により、水がセンサ接合部分Sの周囲へ流れ出さことがなく、ちょうど多層ユニット1の超音波センサ接合部分Sに溜まるようになる。これにより、少量の水でも早い段階で検出することができる。
図4に示す第4実施例の多層ユニット1は、筒状ケース1Aの側部に、入口側開口部1−1の上辺部分から伸びる水路26と、水路26の入口側開口部1−1側に形成された土手部27と、筒状ケース1Aの上面1aの入口側開口部1−1側に形成された土手部28とを有している。そして、これら水路26、土手部27,28は、センサ接合部分S′まで水を導く導水構造2を構成している。これにより、入口側開口部1−1の上面1aに落下した水滴は。筒状ケース1Aの上面1aで入口側開口部1−1側に形成された土手部28により、水滴は付近の底まで垂れることはなく、水路26に流れる。さらに、この水路26の入口側開口部1−1側に形成された土手部27により、水滴は付近の底まで垂れることはなく、さらに、水路26により水滴をセンサ接合部分S′まで確実に導くことができる。これにより、少量の水でも早い段階で検出することができる。
ここで、この図4には、中間流路部5cの一部を形成する側壁5c1、5c2が図示されている。側壁5c1、5c2には、前記音響トランスジューサTD1,TD2が取り付けられるトランスジューサ取り付け部5c3,5c4が形成されている。ガスは入口側開口部1−1から出口側開口部1−2に流れるが、このガスの流れの上流側になるトランスジューサ取り付け部5c4の近傍がセンサ接合部分Sであり、ガスの流れの下流側になるトランスジューサ取り付け部5c3の近傍がセンサ接合部分S′である。
前記第1〜3実施例では、導水構造2は上流側のセンサ接合部分Sに水を導く構成になっているが、この第4実施例の導水構造2は下流側のセンサ接合部分S′に水を導く構成になっている。導水構造2は、上流側のセンサ接合部分Sまたは下流側のセンサ接合部分S′のいずれに水を導いてもよい。また、両方のセンサ接合部分S,S′に水を導くことも考えられるが、片方に集中して水を導く方が確実に水を溜めることができる。
なお、この第4実施例では、側部の水路26と筒状ケース1Aとの幅が中間流路部5cの幅に整合しているので、パッキンを備えていないが、センサ接合部分S′の周囲に前記実施例のようなパッキンを備えていてもよい。また、この第4実施例において、土手部27,28により水滴の落下を防止てきるが、側部の水路26だけでもよい。また、この水路26をセンサ接合部分S′にかけて傾斜させてもよい。
図5に示す第5実施例の多層ユニット1は、筒状ケース1Aの上面1aに導水構造を構成する導水構造体2を備えている。この導水構造体2は筒状ケース1Aと別部材であり、接着等により筒状ケース1Aにとり付けられている。筒状ケース1Aと導水構造体2とはネジ止めして固定してもよい。導水構造体2は、入口側開口部1−1の上辺部分の位置から筒状ケース1Aの上面1aの両側に沿って開口部1bに延びる土手部29を有し、この土手部29によりその内側に水路29aが形成されている。そして、これら土手部29と水路29aは、筒状ケース1Aの上面1aにセンサ接合部分Sまで延び、水をセンサ接合部分Sまで導く導水構造2を構成している。なお、図示は省略するが、センサ接合部分Sの周囲には前記実施例と同様なパッキンを備えている。そして、入口側開口部1−1の上部に落下した水滴はこの土手部29に囲われたまま開口部1b、すなわちセンサ接合部分Sまで流れ、センサ接合部分Sへ流れ出した水は、パッキンの内側に溜まる。これにより、前記各実施例と同様に少量の水でも早い段階で検出することができる。
また、この第5実施例では導水構造体2が筒状ケース1Aと別部材で構成されているので、次のような効果がある。多層ユニット1の筒状ケース1Aに土手部、窪み部、傾斜部を設けるためには、多層ユニット1の成型用金型に、金型の抜き方向とは直交した方向にスライダーを設ける必要があり、多層ユニット1の成型が複雑になり、成型工数が掛かり、品質も安定しないという問題がある。しかし、この第5実施例のように、別体の導水構造体を成型品で作製すれば、多層ユニット1自体の成型は工数も増加せず、品質も安定する。
以上の各実施例における水路や土手部を各種組み合わせることもできる。例えば、図2に示す第2実施例の構成や図3に示す第3実施例の構成に加えて、上面1aの入口側開口部1−1側端部に第1実施例あるいは第4実施例における土手部22,26等の構造を設けてもよい。また、図4に示す第4実施例の構成に加えて、上面1aにこの上面1aを窪ませた水路を形成するようにしてもよい。
また、第5実施例の導水構造体2は土手部29のみを設けたタイプであるが、前記各実施例の構造を多様に組み合わせてもよい。例えば、別体の導水構造体を窪ませて水路を構成させてもよいし、別体の導水構造体の上面に傾斜面を設け、周囲に土手部を構成してもよいし、別体の導水構造体にて、筒状ケースの側部に水路を形成してもよい。
実施形態の超音波式ガスメータは超音波式流速センサの出力を利用して水の浸入を検出するものであるが、この超音波式流速センサの出力を利用するものであれば、水の浸入を検出する方法は実施形態のものに限らず、その他の方法でもよい。
1 多層ユニット
1A 筒状ケース
2 導水構造、導水構造体
21 土手部
22 水路
23 土手部
24 傾斜面
25 底面
26 水路
27,28,29 土手部
3 整流板
4 パッキン
S,S′ センサ接合部分

Claims (6)

  1. ガス流路内に設けられ、直方体筒状の筒状ケース内に整流板を多層に配置した多層ユニットと、該多層ユニット内を流れるガスの流速を超音波で検出する超音波式流速センサと、前記超音波式流速センサの出力に基づいて、ガス流路内に水が浸入したか否かを判断する判断手段とを備えた超音波式ガスメータであって、
    前記多層ユニットの前記筒状ケースに、該多層ユニットの入口側開口部から前記超音波式流速センサが接合されるセンサ接合部分まで水を導く導水構造を備えたことを特徴とする超音波式ガスメータ。
  2. 前記導水構造が、前記筒状ケースの上面に形成された土手部であって、前記入口側開口部からセンサ接合部分まで伸びる土手部を有し、該土手部の内側を水路として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波式ガスメータ。
  3. 前記導水構造が、前記筒状ケースの上面を窪ませた前記入口側開口部からセンサ接合部分まで伸びる水路で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波式ガスメータ。
  4. 前記導水構造が、前記筒状ケースの上面に形成された傾斜面と、該傾斜面の周囲に形成された土手部とを有することを特徴とする請求項1に記載の超音波式ガスメータ。
  5. 前記導水構造が、前記筒状ケースの側部に形成された水路と、該水路及び筒状ケースの上面の前記入口側開口部側に形成それぞれ形成された土手部とを有することを特徴とする請求項1に記載の超音波式ガスメータ。
  6. 前記センサ接合部分に前記筒状ケースと前記ガス流路の内壁とをシールするパッキンを備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の超音波式ガスメータ。
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