JP5147619B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ループアンテナを用いて信号を送信又は受信するアンテナ装置に関する。
近年、無線送信器から送信された無線信号を壁面などの造営面に配設された無線受信器により受信して、その受信した信号に基づいて照明装置などの開閉動作を行うように構成された負荷制御システムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
このような無線通信を利用する負荷制御システムにおいては、用途によって、電波による無線通信を利用して信号を送受信する方が、赤外光を利用して信号を送受信する場合よりも望ましい場合がある。これは、無線通信の電波の透過性や回折性等により、赤外光よりも無線通信の方が信号を送信可能になるエリアが広くなる等のメリットがあるからである。このような電波による無線通信を利用する無線通信器においては、アンテナの回路基板から輻射される電波の水平・垂直両成分は、回路基板の配置設計で左右されたり、回路基板を実装する無線通信器が設置される無線環境障害の程度によって変動する。
図11に壁面に配設された無線通信器200とその出力偏波を示す。無線通信器200は、壁面100に設けられた開口に埋め込まれている。無線通信器200は、相手方の無線通信器に対して無線信号を送信する送信器としての機能と、相手方の無線通信器から送信された無線信号を受信する受信器としての機能を有している。ここで無線通信器200が理想的な微小ループアンテナを有し、垂直成分がないと仮定すると、図11(a)に示すように、無線通信器200の背後に電線が存在しない場合、無線通信器200からは水平偏波が出力される。また、図11(b)に示すように、無線通信器200の背後に電線101が存在する場合であっても、無線通信器200が金属箱102によってシールドされている場合には、無線通信器200からは水平偏波が出力される。一方、図11(c)に示すように、無線通信器200の背後に電線101が存在する場合、電線101に流れる電流の影響により、無線通信器200からは円偏波が出力されることがある。この円偏波は、無線通信器200と電線101との距離や、電線101に流れる電流の大きさ等によって一般的には楕円状に偏ったものとなる。また、この円偏波は、無線通信器200の回路構成等により右旋円偏波又は左旋円偏波となる(図3参照)。以上は、無線通信器200が送信器として機能する場合について記したが、受信器として機能する場合も同様である。なお、電線101の例としては、無線通信器200によって照明装置が制御される場合、無線通信器200と照明装置を接続する電線等が挙げられる。
このように、無線信号は、無線通信器が設置されている環境等によって特有の偏向モードを有することとなり、通信を確実に行うためには、無線通信器のアンテナ特性を相手方の無線通信器の設置環境に合わせて設計する必要がある場合が生ずる。また、特有の偏向特性を有する複数のアンテナを用いたダイバーシチ無線通信方式を採用することも有効である(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、通信器に複数のアンテナを組み込む必要があることから、回路構成が複雑となり、アンテナ装置のコストアップを招来する。また、複数のアンテナエレメントを結合しないように組み込むための空間が必要となり、アンテナ装置の小型化を図ることが困難となる。
特開2006−253092号公報 特開平2−84824号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、簡素で安価かつコンパクトな構成で、通信の確実性を高めることができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のアンテナ装置は、グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、右旋円偏波を入出力するための第1コンデンサ及び第1信号伝送ラインと、左旋円偏波を入出力するための第2コンデンサ及び第2信号伝送ラインと、前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のグランドラインと、前記第1コンデンサ及び第1信号伝送ラインの組み合わせ又は第2コンデンサ及び第2信号伝送ラインの組み合わせを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第1コンデンサが順次配置され、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第2コンデンサが順次配置され、前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とする。
また、本発明のアンテナ装置は、グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、前記右旋円偏波を入出力するための第1コンデンサ及び第1グランドラインと、前記左旋円偏波を入出力するための第2コンデンサ及び第2グランドラインと、前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一の信号伝送ラインと、前記第1コンデンサ及び第1グランドラインの組み合わせ又は第2コンデンサ及び第2グランドラインの組み合わせを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記信号伝送ライン、前記第1グランドライン及び前記第1コンデンサが順次配置され、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記信号伝送ライン、前記第2グランドライン及び前記第2コンデンサが順次配置され、前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とする。
また、本発明のアンテナ装置は、グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、前記右旋円偏波を入出力するための第1信号伝送ライン及び第1グランドラインと、前記左旋円偏波を入出力するための第2信号伝送ライン及び第2グランドラインと、前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のコンデンサと、前記第1信号伝送ライン及び第1グランドラインの組み合わせ又は第2信号伝送ライン及び第2グランドラインの組み合わせを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、前記第1グランドライン及び第2グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記第1グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、前記第1グランドライン及び第2グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記第2グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とする。
また、本発明のアンテナ装置は、グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとをさらに備え、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第1コンデンサが順次配置され、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第2コンデンサが順次配置され、前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とする。
また、本発明のアンテナ装置は、グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、前記右旋円偏波を入出力するための第1グランドラインと、前記左旋円偏波を入出力するための第2グランドラインと、前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のコンデンサ及び単一の信号伝送ラインと、前記第1グランドライン又は第2グランドラインを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記信号伝送ライン、前記第1グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記信号伝送ライン、前記第2グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とする。
また、本発明のアンテナ装置は、グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、前記右旋円偏波を入出力するための第1信号伝送ラインと、前記左旋円偏波を入出力するための第2信号伝送ラインと、前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のコンデンサ及び単一のグランドラインと、前記第1信号伝送ライン又は第2信号伝送ラインを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とする。
発明によれば、単一のループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力させて、無線通信器の設置環境等に応じて偏波ダイバーシチを実行することにより、通信の確実性を高めることができる。このとき、単一のループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であるので、アンテナ装置の構成を簡素化することができ、コストダウンと小型化を図ることが可能となる。
また、単一のグランドラインによって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、例えば、ループアンテナを構成する導電路とグランドラインとの接続にインピーダンス調整用のチップ抵抗を用いる場合においては、該チップ抵抗の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のコストダウンを図ることができる。
また、本発明によれば、単一の信号伝送ラインによって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、例えば、ループアンテナを構成する導電路と信号伝送ラインとの接続にインピーダンス調整用のチップ抵抗を用いる場合においては、該チップ抵抗の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のコストダウンを図ることができる。また、請求項2の発明と比較して、第1信号伝送ライン又は第2信号伝送ラインを選択する選択手段に用いられるスイッチ等の部品を削減できるので、アンテナ装置のコストダウンを図ることができる。
また、本発明によれば、単一のコンデンサによって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、比較的高価なコンデンサの点数を削減できるので、アンテナ装置の大幅なコストダウンを図ることができる。
また、本発明によれば、単一の信号伝送ライン及び単一のグランドラインによって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、請求項2及び請求項3と同様に、チップ抵抗の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のさらなるコストダウンを図ることができる。
また、本発明によれば、単一のコンデンサ及び単一の信号伝送ラインによって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、請求項3及び請求項4と同様に、チップ抵抗及びコンデンサの点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のさらなるコストダウンを図ることができる。
また、本発明によれば、単一のコンデンサ及び単一のグランドラインによって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、請求項2及び請求項4と同様に、チップ抵抗及びコンデンサの点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のさらなるコストダウンを図ることができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るアンテナ装置を用いた負荷制御システムの一例として、照明制御システムを示す。照明制御システム1は、負荷として照明装置2と、照明装置2を制御するための無線信号を電波により送信する無線送信器(リモートコントローラ)3と、例えば商用交流電源である電源4と照明装置2に電線を介して接続された無線受信器5等で構成されている。ここで、本実施形態においては、負荷として、白熱灯からなる照明装置2を例示するが、これに限定する主旨ではなく、蛍光灯及び蛍光灯電子安定器などの他の照明装置の他、照明装置以外の負荷であってもよい。また、無線受信器5に送信器としての機能を付加してもよい。
図2は、無線送信器3の内部に組み込まれているアンテナ装置31の構成を示す。なお、無線受信器5の内部にもアンテナ装置31と同等のアンテナ装置が組み込まれている。以下、無線送信器3に組み込まれているアンテナ装置31について説明するが、無線受信器5のアンテナ装置についても同様である。アンテナ装置31は、グランド面61を含む導電性パターンを有する回路基板6と、回路基板6に略垂直に立設されたループアンテナ7と、ループアンテナ7を構成する導電路上に直列接続されたコンデンサ8と、ループアンテナ7において入出力される信号を生成/処理するRF信号処理部9と、アンテナ装置31の制御を司る制御部10等によって構成されている。なお、コンデンサ8は、バリキャップ(可変容量ダイオード)を含むものとする。
回路基板6には、グランド面61等の導電性パターンが形成され、ループアンテナ7、コンデンサ8、RF信号処理部9、制御部10等の部品が実装されている。回路基板6の導電性パターンには、グランド面61、ループアンテナ7の一部となるアンテナライン62、ループアンテナ7に給電することにより、ループアンテナ7に入力又はループアンテナ7から出力される高周波のRF信号を伝送する信号伝送ライン(給電ライン)63、アンテナライン62をグランド面61に接続するグランドライン64が含まれる。アンテナライン62と信号伝送ライン63及びグランドライン64とは、互いに直交して接続されている。また、グランド面61と信号伝送ライン63とは、絶縁膜により互いに絶縁されている。また、RF信号処理部9及び制御部10は、グランド面61の上に絶縁膜を介して搭載されている。
ループアンテナ7は、コの字状に形成されたアンテナエレメント71と、アンテナライン62等によって構成されている。アンテナエレメント71の両端は、回路基板6に設けられている開孔に挿入され、アンテナライン62の両端とそれぞれ接続されている。コンデンサ8は、アンテナライン62の上に直列接続されている。
上述した構成を有するアンテナ装置31において、設計段階で信号伝送ライン63の長さを調整することにより、アンテナ装置31の入力偏波及び出力偏波の特性を変更できる。例えば、信号伝送ライン63の長さを比較的長く設定したときは、グランド面61を流れる電流によって垂直偏波が励起される。ループアンテナ7を流れる電流によって励起される水平偏波成分とグランド面61を流れる電流によって励起される垂直偏波成分が一致する場合には、アンテナ装置31の特性を円偏波に対応させることができる。信号伝送ライン63の長さを変更し、水平偏波成分と垂直偏波成分が一致しなくなると、アンテナ装置31の特性を楕円偏波に対応させることができる。また、垂直偏波成分を十分に抑制できる程度に信号伝送ラインを十分に短く設計することにより、アンテナ装置31の特性を水平偏波に対応させることができる。
図3に示すように、アンテナ装置31は、アンテナライン62に接続される信号伝送ライン63、グランドライン64及びコンデンサ8の相対的な位置関係を設計段階で調整することにより、アンテナ装置31の偏波特性を変更することができる。図3において(a)、(d)に示すように、上方から視て、ループアンテナ7の右回りに信号伝送ライン63、グランドライン64、コンデンサ8の順序で配置されている場合には、アンテナ装置31の特性は右旋円偏波に対応する。一方、図3において(b)、(c)に示すように、上方から視て、ループアンテナ7の左回りに信号伝送ライン63、グランドライン64、コンデンサ8の順序で配置されている場合には、アンテナ装置31の特性は左旋円偏波に対応する。また、右旋円偏波は反射によって左旋円偏波となるため、通信相手方機器のアンテナ特性や通信環境によって通信に適した円偏波は異なる。なお、図2に示したアンテナ装置31は、右旋円偏波に対応する。
(第2実施形態)
図4及び図5は、本発明の第2実施形態に係るアンテナ装置32を示している。アンテナ装置32は、右旋円偏波を入出力するための信号伝送ライン(第1信号伝送ライン)63、グランドライン64、コンデンサ(第1コンデンサ)8に加えて、左旋円偏波を入出力するための信号伝送ライン(第2信号伝送ライン)63’、コンデンサ(第2コンデンサ)8’を備えた点で、第1実施形態に係るアンテナ装置31と相違する。また、制御部10によって制御されて、信号伝送ライン63又は信号伝送ライン63’を択一的に選択し、いずれかをRF信号処理部9に接続するアンテナスイッチ(選択手段)11を備えた点で、アンテナ装置31と相違する。なお、コンデンサ8、コンデンサ8’は、制御部10から出力される制御信号に応じて動作するダイオード又はトランジスタ等のスイッチング素子(選択手段)13、13’によって、両端が短絡され動作が制限される。本実施形態において、グランドライン64は、右旋円偏波及び左旋円偏波の入出力時に共用される。
図4(b)に示すように、アンテナライン62と信号伝送ライン63及び63’又はグランドライン64とは、ループアンテナ7のインピーダンス調整用のチップ抵抗(ゼロオーム抵抗)12を介して接続されている。信号伝送ライン63及び63’又はグランドライン64の先端部には、アンテナライン62に平行に形成された平行パターン65が設けられ、チップ抵抗12によってアンテナライン62と平行パターン65が短絡される。このとき、チップ抵抗12の位置をアンテナライン62に平行な方向にずらすことにより、ループアンテナ7のインピーダンスが調整される。例えば、アンテナライン62と信号伝送ライン63との接続点(給電点)をアンテナライン62とグランドライン64との接続点に接近させると、ループアンテナ7のインピーダンスが減少する。チップ抵抗12は、所望のインピーダンスが得られるように予め定められた位置に配置される。
本実施形態のアンテナ装置32によれば、単一のループアンテナ7から右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力させて、無線通信器の設置環境等に応じて偏波ダイバーシチを実行することにより、通信の確実性を高めることができる。このとき、単一のループアンテナ7から右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であるので、アンテナ装置の構成を簡素化することができ、コストダウンと小型化を図ることが可能となる。また、共用される単一のグランドライン64によって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、例えば、ループアンテナ7を構成するアンテナライン62とグランドライン64との接続にチップ抵抗12を用いる場合においては、チップ抵抗12の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のコストダウンを図ることができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置33を示している。アンテナ装置33は、右旋円偏波を入出力するための信号伝送ライン63、グランドライン(第1グランドライン)64、コンデンサ(第1コンデンサ)8に加えて、左旋円偏波を入出力するためのグランドライン(第2グランドライン)64’、コンデンサ(第2コンデンサ)8’を備えた点で、第1実施形態に係るアンテナ装置31と相違する。なお、コンデンサ8、コンデンサ8’は、制御部10から出力される制御信号に応じて動作するダイオード又はトランジスタ等のスイッチング素子(選択手段)13、13’によって、両端が短絡され動作が制限される。また、グランドライン64、64’は、制御部10から出力される制御信号に応じて動作するスイッチング素子(選択手段)14、14’によって、択一的にアンテナライン62と短絡される。本実施形態において、信号伝送ライン63は、右旋円偏波及び左旋円偏波の入出力時に共用される。なお、アンテナライン62と信号伝送ライン63、グランドライン64、64’とは、チップ抵抗12を介して接続される。
本実施形態のアンテナ装置33によれば、共用される単一の信号伝送ライン63によって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、例えば、ループアンテナ7を構成するアンテナライン62と信号伝送ライン63との接続にチップ抵抗12を用いる場合においては、該チップ抵抗12の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のコストダウンを図ることができる。また、第2実施形態のアンテナ装置32と比較して、第1信号伝送ライン63又は第2信号伝送ライン63を選択するアンテナスイッチ11等の部品を削減できるので、アンテナ装置のコストダウンを図ることができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態に係るアンテナ装置34を示している。アンテナ装置34は、右旋円偏波を入出力するための信号伝送ライン(第1信号伝送ライン)63、グランドライン(第1グランドライン)64、コンデンサ8に加えて、左旋円偏波を入出力するための信号伝送ライン(第2信号伝送ライン)63’、グランドライン(第2グランドライン)64’を備えた点で、第1実施形態に係るアンテナ装置31と相違する。また、制御部10によって制御されて、信号伝送ライン63又は信号伝送ライン63’を択一的に選択し、RF信号処理部9に接続するアンテナスイッチ(選択手段)11を備えた点で、アンテナ装置31と相違する。また、グランドライン64、64’は、制御部10から出力される制御信号に応じて動作するスイッチング素子(選択手段)14、14’によって、択一的にアンテナライン62と短絡される。本実施形態において、コンデンサ8は、右旋円偏波及び左旋円偏波の入出力時に共用される。なお、アンテナライン62と信号伝送ライン63、63’、グランドライン64、64’とは、チップ抵抗12を介して接続される。
本実施形態のアンテナ装置34によれば、共用される単一のコンデンサ8によって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、比較的高価なコンデンサ8の点数を削減できるので、アンテナ装置の大幅なコストダウンを図ることができる。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態に係るアンテナ装置35を示している。アンテナ装置35は、右旋円偏波を入出力するためのコンデンサ(第1コンデンサ)8に加えて、左旋円偏波を入出力するためのコンデンサ(第2コンデンサ)8’を備えた点で、第1実施形態に係るアンテナ装置31と相違する。なお、コンデンサ8、コンデンサ8’は、制御部10から出力される制御信号に応じて動作するダイオード又はトランジスタ等のスイッチング素子(選択手段)13、13’によって、両端が短絡され動作が制限される。本実施形態において、信号伝送ライン63及びグランドライン64は、右旋円偏波及び左旋円偏波の入出力時に共用される。
本実施形態のアンテナ装置35によれば、共用される単一の信号伝送ライン63及び単一のグランドライン64によって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、図4(b)に示したチップ抵抗12の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のさらなるコストダウンを図ることができる。
(第6実施形態)
図9は、本発明の第6実施形態に係るアンテナ装置36を示している。アンテナ装置36は、右旋円偏波を入出力するためのグランドライン(第1グランドライン)64に加えて、左旋円偏波を入出力するためのグランドライン(第2グランドライン)64’を備えた点で、第1実施形態に係るアンテナ装置31と相違する。グランドライン64、64’は、制御部10から出力される制御信号に応じて動作するスイッチング素子(選択手段)14、14’によって、択一的にアンテナライン62と短絡される。本実施形態において、信号伝送ライン63及びコンデンサ8は、右旋円偏波及び左旋円偏波の入出力時に共用される。
本実施形態のアンテナ装置36によれば、共用される単一のコンデンサ8及び単一の信号伝送ライン63によって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、比較的高価なコンデンサ8及び図4(b)に示したチップ抵抗12の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のさらなるコストダウンを図ることができる。
(第7実施形態)
図10は、本発明の第7実施形態に係るアンテナ装置37を示している。アンテナ装置37は、右旋円偏波を入出力するための信号伝送ライン(第1信号伝送ライン)63に加えて、左旋円偏波を入出力するための信号伝送ライン(第2信号伝送ライン)63’を備えた点で、第1実施形態に係るアンテナ装置31と相違する。また、制御部10によって制御されて、信号伝送ライン63又は信号伝送ライン63’を択一的に選択し、RF信号処理部9に接続するアンテナスイッチ(選択手段)11を備えた点で、アンテナ装置31と相違する。本実施形態において、コンデンサ8は、右旋円偏波及び左旋円偏波の入出力時に共用される。
本実施形態のアンテナ装置37によれば、共用される単一のコンデンサ8及び単一のグランドライン64によって右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力できるので、アンテナ装置の回路構成を簡素化することができる。また、比較的高価なコンデンサ8及び図4(b)に示したチップ抵抗12の点数を削減することが可能となり、アンテナ装置のさらなるコストダウンを図ることができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、アンテナエレメント71及び導電性パターンの形状は、図2及び図4乃至図7に示したものに限られることなく、適宜変更が可能である。特に、信号伝送ライン63、63’の長さは、相手方の通信機器の設置環境等に応じて、所望のアンテナ特性が得られるように適宜設定すればよい。また、アンテナライン62とグランドライン64、64’との接続に用いるチップ抵抗12の替わりにピンダイオードを適用してもよい。
本発明の第1実施形態に係るアンテナ装置を用いた照明制御システムの一例を示す図。 同アンテナ装置の構成を示す斜視図。 同アンテナ装置における回路の配置とアンテナ装置から出力される偏波の関係を示す図。 本発明の第2実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図。 同装置の回路の概略構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 本発明の第4実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 本発明の第5実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 本発明の第6実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 本発明の第7実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図。 アンテナ装置の設置環境と出力偏波の関係を示す断面図。
符号の説明
31、32、33、34、35、36、37 アンテナ装置
6 回路基板
7 ループアンテナ
8 コンデンサ(第1コンデンサ)
8’ コンデンサ(第2コンデンサ)
9 RF信号処理部
61 グランド面
63 信号伝送ライン(第1信号伝送ライン)
63’信号伝送ライン(第2信号伝送ライン)
64 グランドライン(第1グランドライン)
64’グランドライン(第2グランドライン)

Claims (6)

  1. グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、
    前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、
    前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、
    前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、
    前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、
    右旋円偏波を入出力するための第1コンデンサ及び第1信号伝送ラインと、
    左旋円偏波を入出力するための第2コンデンサ及び第2信号伝送ラインと、
    前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のグランドラインと、
    前記第1コンデンサ及び第1信号伝送ラインの組み合わせ又は第2コンデンサ及び第2信号伝送ラインの組み合わせを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第1コンデンサが順次配置され、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第2コンデンサが順次配置され、
    前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とするアンテナ装置。
  2. グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、
    前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、
    前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、
    前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、
    前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、
    前記右旋円偏波を入出力するための第1コンデンサ及び第1グランドラインと、
    前記左旋円偏波を入出力するための第2コンデンサ及び第2グランドラインと、
    前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一の信号伝送ラインと、
    前記第1コンデンサ及び第1グランドラインの組み合わせ又は第2コンデンサ及び第2グランドラインの組み合わせを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記信号伝送ライン、前記第1グランドライン及び前記第1コンデンサが順次配置され、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記信号伝送ライン、前記第2グランドライン及び前記第2コンデンサが順次配置され、
    前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とするアンテナ装置。
  3. グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、
    前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、
    前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、
    前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、
    前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、
    前記右旋円偏波を入出力するための第1信号伝送ライン及び第1グランドラインと、
    前記左旋円偏波を入出力するための第2信号伝送ライン及び第2グランドラインと、
    前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のコンデンサと、
    前記第1信号伝送ライン及び第1グランドラインの組み合わせ又は第2信号伝送ライン及び第2グランドラインの組み合わせを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、
    前記第1グランドライン及び第2グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記第1グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、
    前記第1グランドライン及び第2グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記第2グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、
    前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とするアンテナ装置。
  4. グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、
    前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、
    前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、
    前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、
    前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、
    グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、
    前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、
    前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、
    前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとをさらに備え、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第1コンデンサが順次配置され、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記第2コンデンサが順次配置され、
    前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とするアンテナ装置。
  5. グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、
    前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、
    前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、
    前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、
    前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、
    前記右旋円偏波を入出力するための第1グランドラインと、
    前記左旋円偏波を入出力するための第2グランドラインと、
    前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のコンデンサ及び単一の信号伝送ラインと、
    前記第1グランドライン又は第2グランドラインを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記信号伝送ライン、前記第1グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記信号伝送ライン、前記第2グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、
    前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とするアンテナ装置。
  6. グランド面を含む導電性パターンを有する回路基板と、
    前記回路基板に立設された単一のループアンテナと、
    前記ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたコンデンサと、
    前記ループアンテナに入力又は該ループアンテナから出力される信号を伝送する信号伝送ラインと、
    前記ループアンテナを構成する導電路と前記グランド面とを接続するグランドラインとを備え、
    前記ループアンテナと前記導電性パターンのグランド面とが直交し、
    前記右旋円偏波を入出力するための第1信号伝送ラインと、
    前記左旋円偏波を入出力するための第2信号伝送ラインと、
    前記右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力するための単一のコンデンサ及び単一のグランドラインと、
    前記第1信号伝送ライン又は第2信号伝送ラインを択一的に選択する選択手段とをさらに備え、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの右回りに、前記第1信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、
    前記グランドラインとは反対の側から視て前記ループアンテナの左回りに、前記第2信号伝送ライン、前記グランドライン及び前記コンデンサが順次配置され、
    前記ループアンテナから右旋円偏波及び左旋円偏波を入出力可能であり、該右旋円偏波及び左旋円偏波を用いて偏波ダイバーシチを実行可能であることを特徴とするアンテナ装置。
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