JP5147517B2 - 画像撮影装置および画像欠陥検出方法 - Google Patents

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本発明は、被写体の画像を撮影する画像撮影装置に関するものであり、より詳しくは、フラットパネル型の放射線検出器を用いる放射線画像撮影装置が生成する放射線画像上の画像欠陥を検出する画像撮影装置および画像欠陥検出方法に関するものである。
従来、医療用の診断画像の撮影や工業用の非破壊検査などに、被写体(被検体)を透過した放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を電気的な信号として検出する放射線画像検出器が利用されている。
この放射線画像検出器としては、放射線を電気的な画像信号として取り出すフラットパネル型の放射線検出器(いわゆる「Flat Panel Detector」以下、「FPD」ともいう。)や、放射線像を可視像として取り出すX線イメージ管などがある。
放射線画像検出器にFPDを用いる方式としては、例えば、放射線の入射によってアモルファスセレンなどの光導電膜が発した電子‐正孔対(e‐hペア)を収集して電荷信号として読み出す、いわば放射線を直接的に電気信号に変換する直接方式がある。
このFPDを利用する放射線画像撮影装置において、放射線画像の画質低下の一因として、FPDの欠陥画素が挙げられる。
すなわち、FPDの画素(放射線検出素子)は、全てが常に入射した放射線の照射量に対して適正な強度(濃度)の信号を出力する場合ばかりではなく、例えば、製造時に混入したゴミの影響などにより、放射線の照射量に対して、適正な強度よりも低い値の信号や高い値の信号を出力する欠陥画素が存在する場合がある。
当然のことであるが、欠陥画素は、適正な放射線画像信号を得ることができない。従って、誤診等の重大な問題の原因となる可能性がある。
また、FPDの欠陥画素は、放射線画像の撮影回数が増えるに従って、増加する傾向がある。
そのため、FPDを利用する放射線画像撮影装置では、所定のタイミングでFPDの欠陥画素の位置を検出しておき、放射線画像を撮影する際には、欠陥画素の検出結果に応じて、周辺の画素(その画像データ)を利用して画像欠陥を補正する、画像欠陥補正を行い、画像欠陥補正済の放射線画像を診断画像等として表示やプリントとして再生することが行われている。
ところで、放射線画像上の画像欠陥の視認性は、画像欠陥の大きさによって異なる。
例えば、画像欠陥のサイズが大きければ大きいほど、画像欠陥の濃度が薄くても、放射線画像上において、画像欠陥として視認されるのに対して、画像欠陥のサイズが小さければ小さいほど、画像欠陥の濃度が濃くないと、放射線画像上では、画像欠陥として視認されない。
そのため、放射線画像のデータから、サイズの大きい画像欠陥を全て検出するためには、濃度が薄くサイズの大きい画像欠陥も検出しなければならないので、検出する画像欠陥の閾値を低く設定して、画像欠陥の検出を行っていた。
他方、放射線画像のデータから、濃度の低いランダムノイズ等のノイズを検出しない為には、検出する画像欠陥の閾値を高く設定して、画像欠陥の検出を行っていた。
しかしながら、上記のように、閾値を低くしてサイズの大きな画像欠陥を検出しようとすると、ノイズも、閾値を超えてしまい、画像欠陥として検出されてしまうので、画像欠陥を正しく検出することができない場合が多々あった。
他方、閾値を高く設定すると、ノイズを検出せずに画像欠陥を検出することができるものの、サイズが大きくて濃度の薄い画像欠陥を、検出することができないという問題があった。
上述のように、放射線画像の画像欠陥を検出する際に、ノイズを画像欠陥として検出してしまうと、後の工程で、不必要な部分の画像補正を行ってしまうという問題があった。
また、上述のように、放射線画像の画像欠陥を検出する際に、視認できるサイズの大きな画像欠陥を検出することができないと、画像欠陥補正を正しく行うことができなくなるので、高品質な放射線画像を提供することができなくなる虞がある。
さらに、前述のように、FPDは、放射線の照射量が増えるに従って生じる欠陥(欠陥画素)の増加を防ぐことができないため、欠陥画素の位置や数、密集度などを把握し、FPDの交換の時期を見極めている。しかし、上述のように、ノイズを、画像欠陥として検出してしまうと、FPDの正しい欠陥画素の正確な数の把握ができないため、FPDの交換時期を誤ってしまい、FPDの交換頻度が高くなるという問題がある。
本発明の目的は、検出する画像欠陥のサイズに関らず、放射線画像の画像欠陥を精度良く検出することのできる画放射線画像撮影装置及び画像欠陥検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、被写体の画像を撮影する画像撮影装置であって、前記被写体が無い状態で画像欠陥検出用の画像が撮影された後、放射線検出器から読み出された画像欠陥検出用の画像データから、高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データを生成するデータ生成手段と、前記ノイズ除去画像データから、前記高周波ノイズを検出可能な第1の閾値を用いて第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の画像データから、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を用いて第2の画像欠陥を検出する画像欠陥検出部と、を有し、前記画像欠陥検出部は、前記第1および第2の画像欠陥を加算することによって、前記画像欠陥検出用の画像における画像欠陥を検出することを特徴とする画像撮影装置を提供するものである。
また、本発明においては、前記画像欠陥検出部は、画像欠陥の情報を記録するための欠陥記録データベースに、前記検出した画像欠陥の情報を記録するものであるのが好ましい。
また、本発明においては、前記放射線検出器として固体撮像素子を用いた画像撮影装置において、前記画像欠陥検出部は、前記データベースに記録された画像欠陥の情報に基づいて、予め規定された割合を超える画像欠陥を含む前記固体撮像素子の読み出しラインに対応する画像のラインを、線欠陥と識別するものであるのが好ましい。
また、本発明においては、さらに、前記放射線検出器の交換時期を通知する警告を発生する警報発生部を有し、前記画像欠陥検出部は、前記データベースに記録された画像欠陥の増加履歴を記憶し、この履歴から、前記放射線検出器の欠陥画素の個数、サイズ、および、単位面積当りの密集度の増加率を予測し、前記放射線検出器の欠陥画素の個数、サイズ、および、単位面積当り密集度のうち、少なくとも1つの予測値が、予め規定した閾値を超えた場合には、前記警報発生部に警告を発生するように指示するものであるのが好ましい。
また、本発明においては、前記画像欠陥検出部は、前記検出した画像欠陥の幅が、予め規定した閾値以下であり、かつ、長さが、予め規定した閾値以上である場合には、前記検出した画像欠陥を線欠陥と識別するものであるのが好ましい。
また、本発明においては、前記放射線検出器が、フラットパネル型の放射線検出器であり、当該画像撮影装置が、前記被写体の放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置であることが好ましい。
また、本発明においては、前記画像欠陥検出部は、前記被写体が無い状態で前記放射線検出器に放射線を照射し、又は放射線を照射しないで画像欠陥検出用の放射線画像が撮影された後、前記放射線検出器から読み出された画像欠陥検出用の放射線画像データから高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データから、前記第1の閾値を用いて前記第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の放射線画像データから、前記第1の閾値よりも大きい前記第2の閾値を用いて前記第2の画像欠陥を検出するものであるのが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明は、被写体の画像を撮影する画像撮影装置に適用される画像欠陥検出方法であって、前記被写体が無い状態で画像欠陥検出用の画像を撮影した後、放射線検出器から読み出した画像欠陥検出用の画像データから、高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データを生成し、前記ノイズ除去画像データから、前記高周波ノイズを検出可能な第1の閾値を用いて第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の放射線画像データから、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を用いて第2の画像欠陥を検出し、次いで、前記第1および第2の画像欠陥を加算することによって、前記画像欠陥検出用の画像における画像欠陥を検出することを特徴とする画像欠陥検出方法を提供するものである。
また、本発明においては、前記検出した画像欠陥の情報を、画像欠陥の情報を記録するための欠陥記録用データベースに記録し、前記データベースに記録された画像欠陥の情報に基づいて、予め規定された割合を超える画像欠陥を含む前記放射線検出器の読み出しラインに対応する画像のラインを、線欠陥と識別し、さらに、前記検出した画像欠陥の幅が、予め規定した閾値以下であり、かつ、前記検出した画像欠陥の長さが、予め規定した閾値以上である場合には、前記検出した画像欠陥を線欠陥と識別するのが好ましい。
また、本発明においては、前放射線検出器が、フラットパネル型の放射線検出器であり、前記画像撮影装置が、前記被写体の放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置であるのが好ましい。
また、本発明においては、前記被写体が無い状態で前記放射線検出器に放射線を照射し、又は放射線を照射しないで放射線画像を撮影した後、前記放射線検出器から読み出された画像欠陥検出用の放射線画像データから高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データから、前記第1の閾値を用いて前記第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の放射線画像データから、前記第1の閾値よりも大きい前記第2の閾値を用いて前記第2の画像欠陥を検出するのが好ましい。
本発明によれば、画像欠陥のサイズによらず、例えば、放射線画像データ上にノイズがある場合でも、放射線画像から、画像欠陥を高精度に検出することができ、これにより、画像補正の必要な箇所に正確に画像補正を行うことができ、誤診を引き起こす可能性の極めて低い、高品質な診断画像を提供することができる。
さらに、本発明によれば、フラットパネル型の放射線検出器(FPD)の欠陥画素の位置や数、密集度などを正しく把握することができ、これにより、FPDの交換時期を正しく見極めることができるので、修理が必要となるまでに猶予期間を設けることができる。つまり、適切なタイミングで、FPDの交換を行うことができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の画像撮影装置の一実施形態である放射線画像撮影装置を詳細に説明する。
図1は、放射線画像撮影装置の構成を表す一実施形態のブロック図である。同図に示す放射線画像撮影装置(以下、撮影装置ともいう)10は、放射線を被検体(被写体)Hに照射し、被検体Hを透過した放射線を検出して画像データに相当する電気信号に変換し、この変換した電気信号に基づいて、被検体Hが撮影された放射線画像を生成する。
撮影装置10は、撮影部12と、撮影データ処理部14と、画像処理部16と、出力部18と、警報発生部20と、制御部22とによって構成されている。
撮影部12は、放射線を被写体Hに照射し、被写体Hを透過した放射線を検出することで被写体Hの撮影を行う部位である。撮影部12からは、被写体Hが撮影された放射線画像のデータ(アナログデータ)が出力される。撮影部12の詳細は後述する。
撮影データ処理部14は、撮影部12から供給された放射線画像データに対して、A/D(アナログ/デジタル)変換等のデータ処理を行う部位である。撮影データ処理部14からは、データ処理後の放射線画像のデータ(デジタルデータ)が出力される。
撮影データ処理部14の詳細は後述する。
画像処理部16は、撮影データ処理部14から供給されたデータ処理後の放射線画像データに、本発明の画像欠陥検出方法に係る画像欠陥補正を含む、画像処理を行う部位である。
画像処理部16は、コンピュータ上で動作するプログラム(ソフトウェア)、専用のハードウェア、ないしは、両者を組み合わせて構成される。
画像処理部16からは、画像処理後の放射線画像データP1、及び、警報発生部20を作動させる信号(以下、警報発生指示信号という)が出力される。
画像処理部16の詳細は後述する。
出力部18は、画像処理部16から供給された画像処理後の放射線画像データP1を出力する部位である。
出力部18は、例えば、放射線画像を画面上に表示するモニタ、放射線画像をプリント出力するプリンタ、放射線画像データを記憶する記憶装置等である。
警報発生部20は、画像処理部16から供給された警報発生指示信号に基づいて、後に詳述するフラットパネル型の放射線検出器の交換時期を通知する部位であり、一例としては、警報を、フラットパネル型の放射線検出器の交換時期を知らせる表示パネル等が用いられる。
制御部22は、撮影装置10の動作を制御する部位である。
例えば、制御部22は、撮影データ処理部14の画像データの取得を制御し、さらに、画像処理部16の画像処理および画像処理後の放射線画像データP1の作成が行われるように制御する。
続いて、撮影部12について説明する。
撮影部12は、放射線源26と、撮影台28と、撮影手段32とによって構成されている。
撮影手段32は、フラットパネル型の放射線検出器30(以下、「FPD30」ともいう。)を有し、FPD30に放射線画像を撮影するものである。
撮影装置10は、通常の放射線画像撮影装置と同様に、放射線源26が照射し、被検者Hを透過した放射線をFPD30の受光面で受光し、放射線を光電変換することにより、被検者Hの放射線画像を撮影する。
FPD30は、放射線画像撮影装置に利用される通常のFPDである。
また、FPD30は、アモルファスセレン等の光導電膜とTFT(Thin Film Transistor)等を用い、放射線の入射によって光導電膜が発した電子‐正孔対(e‐hペア)を収集してTFTによって電荷信号として読み出す、いわゆる直接方式のFPDが例として挙げられる。
また、撮影手段32は、FPD30以外にも、FPD30に入射する散乱放射線を遮蔽するためのグリッド、グリッドの移動手段等、公知の放射線画像撮影装置が有する各種の部材を有してもよい。
撮影手段32(FPD30)が撮影した放射線画像の出力信号(画像データ)は、撮影データ処理部14に供給される。
図示を省略しているが、放射線源26と撮影手段32は、例えば、長尺撮影などの場合のために、撮影台28の長手方向(図1中、左右方向)に沿って往復移動が可能なように構成されている。これに対し、撮影台28を移動可能に構成してもよい。
続いて、撮影データ処理部14について説明する。
撮影データ処理部14は、画像データ取得手段34と画像データ処理手段36とを有する。
画像データ取得手段34は、FPD30から読み出された、画像データを取得し、この画像データを、画像データ処理手段36に供給するものである。
本実施形態において、画像データ取得手段34は、放射線源26が、被検体Hを通さずに放射線をFPD30に一様に照射(爆射)した後に、FPD30から読み出された画像欠陥検出用の放射線画像データG2(以下、単に画像データG2ともいう)、および、放射線源26が被検体Hに照射した後に、FPD30から読み出された画像データG3(以下、単に画像データG3ともいう)を取得し、これらの画像データG2およびG3を、画像データ処理手段36に供給するものである。
画像データ処理手段36は、画像データ取得手段34から供給された画像データG2およびG3に対して、A/D(アナログ/デジタル)変換等のデータ処理を行い、データ処理後の画像データ(デジタルデータ)を画像処理部16に供給するものである。
なお、本実施形態においては、データ処理後の画像データG2を、第1の欠陥検出用画像データJ2、データ処理後の画像データG3を、被検者画像データJ3と呼ぶ。
画像処理部16について、詳述する。
図2は、図1に示す画像処理部16の構成を表すブロック図である。
画像処理部16は、図2に示すように、データ取得手段38と、データ生成手段39と、画像欠陥検出手段62と、補正データ作成手段42と、画像補正手段44とで構成される。
データ取得手段38は、撮影データ処理部14から供給された第1の欠陥検出用画像データJ2、および、被検者画像データJ3を取得し、第1の欠陥検出用画像データJ2を、データ生成手段39および画像欠陥検出手段62に供給し、被検者画像データJ3を、画像補正手段44に供給するものである。
データ生成手段39は、第1の欠陥検出用画像データJ2にノイズ除去処理を施して、第1の欠陥検出用画像データJ2から、高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データ(以下、ノイズ除去画像データQ1ともいう。)を生成し、画像欠陥検出手段62に供給するものである。
なお、ノイズの除去処理の方法は、画像データ上のランダムノイズ等の高周波ノイズを除去することができれば、特に限定は無いが、移動平均処理やメディアンフィルタ処理等が挙げられる。
上述のように、放射線画像上の画像欠陥は、画像欠陥のサイズが大きければ大きいほど、画像欠陥の濃度が薄くても、放射線画像上において、画像欠陥として視認されるので、検出の際に用いる画像欠陥の閾値を低く設定して、画像欠陥を検出すると、放射線画像(放射線画像データ)上のノイズまでを、画像欠陥として検出してしまう。
そこで、本発明者は、画像欠陥検出用の放射線画像のデータから、ノイズを画像欠陥として検出せずに、画像欠陥を高精度に検出するために、予め、ノイズの除去された放射線画像データを用いることを知見した。
そのため、本発明においては、データ生成手段39において、画像欠陥検出用の放射線画像データ(第1の欠陥検出用画像データJ2)から、高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データQ1を生成し、画像欠陥の検出を行う画像欠陥検出手段62に供給する。
なお、本発明においては、ノイズ除去処理の際にノイズと共に除去されてしまうような、サイズの小さい画像欠陥を検出しようとする場合には、ノイズ除去処理を行っていない画像欠陥検出用の画像のデータ(第1の欠陥検出用画像データJ2)に対して、画像欠陥検出を行うので、データ取得手段38は、上述のように、画像欠陥検出手段62に、第1の欠陥検出用画像データJ2を供給する。
画像欠陥検出手段62は、ノイズ除去画像データQ1から、第1の閾値を用いて、画像欠陥を検出し、かつ、第1の欠陥検出用画像データJ2から、第1の閾値よりも大きい第2の閾値を用いて、第2の画像欠陥を検出するものである。
さらに、本実施形態においては、上記第1の画像欠陥と第2の画像欠陥を加算することによって、第1の欠陥検出用画像データJ2上の画像欠陥を検出するものでもある。
第1の閾値および第2の閾値については、第2の閾値が第1の閾値よりも大きければ、特に限定はないが、例えば、検出対象の画像欠陥のサイズが、約6画素以上の場合には、第1の閾値を、20と設定し、他方、ノイズを除去していない画像の場合には、第2の閾値を、40と設定するのが一例として挙げられる。
画像欠陥検出手段62は、通常であれば、ノイズを検出してしまうような低い閾値を第1の閾値としても、予めノイズの除去されたノイズ除去画像データQ1に対して、画像欠陥の検出を行っているので、ノイズを検出することなく、画像欠陥を高精度に検出することができる。
また、画像欠陥検出手段62は、ノイズの値より高い値を第2の閾値とし、ノイズ除去されていない画像欠陥用の画像のデータ(第1の欠陥検出用画像データJ2)に対して、画像欠陥の検出を行うことにより、第1の欠陥検出用画像データJ2から、ノイズを検出することなく、ノイズ除去処理の際にノイズと共に除去されてしまうようなサイズの小さい画像欠陥を検出することができる。
画像欠陥の検出方法については、特に限定はなく、各種の放射線画撮影装置で行われる画像欠陥の検出方法が、全て利用可能であり、一例としては、放射線を照射した際に、設定した閾値よりも低い値の信号や高い値の信号を出力する画素を検出する方法が挙げられる。
さらに、画像欠陥検出手段62は、本実施形態においては、画像欠陥の情報(個数、位置、密集度など)を記録する欠陥記録データM1を生成し、この欠陥記録データM1に、検出した第1および第2の画像欠陥の情報を記録し、補正データ作成手段42に供給するものである。
また、画像欠陥検出手段62は、本実施形態においては、検出した画像欠陥(欠陥画素)の履歴を記録した欠陥履歴データを作成し、この欠陥履歴データに、検出した第1および第2の画像欠陥の履歴を記録し、この欠陥履歴データに基いて、FPD30の欠陥画素の増加を予測し、予め決められた期間内に、FPD30の欠陥画素の数が、診断への影響が懸念される規定値を超えることが予測された場合には、警報発生部20に、警報発生指示信号を送るものでもある。
従来、FPD30の欠陥画素の数が、診断への影響が懸念される規定値を超えた時点で、警報を発していたため、診断等の状況に関係なく、すぐにFPD30の交換を行わなければならかった。
しかしながら、上記のようにして、FPD30の画像欠陥(欠陥画素)の増加を予測することにより、FPD30の交換を行うまでに時間的な余裕が生じ、撮影装置10を使用していないときに、FPD30の修理や交換を行うことができる。
なお、画像欠陥(欠陥画素)の増加の予測方法には、特に限定は無いが、直線近似や指数近似等、適当な関数を用いて、また、必要に応じて、FPD30の特性を加味して行うのが好ましい。
さらに、画像欠陥検出手段62は、本実施形態においては、上記識別した画像欠陥や知見した画素の情報(個数、位置、密集度など)を、欠陥記録データM1に記録するものでもある。
補正データ作成手段42は、欠陥記録データM1を用いて、放射線画像データ(処理済被検者画像データJ3)の画像欠陥の補正に用いる画像欠陥補正データN1を作成し、画像補正手段44に供給する部位である。
画像補正手段44は、補正データ作成手段42から供給された画像欠陥補正データN1に基づいて、データ取得手段38から供給された処理済被検者画像データJ3の画像欠陥を補正する部位である。
画像補正手段44は、例えば、取得した画像欠陥補正データN1に基づいて、補正処理の必要な欠陥画素の位置を特定し、特定した欠陥画素の周囲の2つの正常画素の平均値を求めて、これを欠陥画像の画像データとすることで画像欠陥補正を行う。
ここで、欠陥画素の補正の方法に特に限定はなく、両隣や周辺の複数の画素の平均値を欠陥画素(その画素)のデータとする方法以外にも、欠陥画素周辺の所定領域の画素の変化の傾向から欠陥画素のデータを生成する方法等、各種の放射線画像撮影装置で行われている画像欠陥補正方法が利用可能である。
例えば、欠陥画素を、当該欠陥画素の周囲の3つ以上の正常画素と各正常画素と欠陥画素との距離を用いて算出した重み付け平均値により補正してもよい。
上述のように、本発明によれば、上述のように、ノイズを画像欠陥として検出することなく、全てのサイズの画像欠陥を高精度に画像欠陥を検出することができる。
また、本発明によれば、上述のように、ノイズを画像欠陥として検出することがなくなるので、FPD30の欠陥画素の個数を正しく把握できることができるため、不必要なFPD30の交換を行うことがなくなり、放射線画像撮影装置の稼働率を向上させることができ、また、不必要な箇所に画像欠陥補正を行うことがなくなるので、高画質な診断画像を提供することができる。
上記構成を有する本発明の画像撮影装置の一実施形態である撮影装置10の作用を説明することにより、本発明の画像欠陥検出方法も説明する。
撮影装置10では、撮影部12のFPD30において、画像データG2およびG3を生成する。
次いで、撮影データ処理部14において、画像データG2およびG3を取得して、それぞれ、デジタルデータ(第1の欠陥検出用画像データJ2、および、被検者画像データJ3)に変換し、画像処理部16に供給する。
さらに、画像処理部16におけるデータ取得手段38において、第1の欠陥検出用画像データJ2および被検者画像データJ3を取得し、第1の欠陥検出用画像データJ2をデータ生成手段39および画像欠陥検出手段62に供給し、被検者画像データJ3を画像補正手段44に供給する。
次いで、データ生成手段39において、第1の欠陥検出用画像データJ2に対して、ノイズ除去処理を行って、ノイズ除去画像データQ1を生成し、画像欠陥検出手段62に供給する。
画像欠陥検出手段62は、ノイズ除去画像データQ1から、第1の閾値を用いて第1の画像欠陥を検出し、かつ、第1の欠陥検出用画像データJ2から、第1の閾値よりも大きい第2の閾値を用いて、第2の画像欠陥を検出し、第1の画像欠陥と第2の画像欠陥を加算して、第1の欠陥検出用画像データJ2上の画像欠陥を検出する。
画像欠陥検出手段62において、検出した画像欠陥の情報(個数、位置、密集度など)を欠陥記録データM1に記録し、補正データ作成手段42に供給する。
さらに、画像欠陥検出手段62においては、欠陥記録データM1に記録した画像欠陥の履歴を、欠陥履歴データに記録し、この欠陥履歴データに基づいて、FPD30の欠陥画素の増加を予測し、FPDの仕様の閾値を超えた場合には、警報発生部20に、警報発生指示信号を送る。
補正データ作成手段42において、画像欠陥検出手段62から供給された欠陥記録データM1を用いて、画像欠陥補正データN1を作成し、画像補正手段44に供給する。
次いで、画像補正手段44において、画像欠陥補正データN1に基づいて、処理済被検者画像データJ3の画像欠陥を補正し、画像処理後(画像欠陥補正後)の放射線画像データP1を作成し、出力部18に供給する。
最後に、出力部18において、画像補正手段44(画像処理部16)から供給された画像処理後の放射線画像データを出力する。
続いて、図3〜図4を用いて、画像欠陥検出手段62で実施する処理の一例を説明する。
図3〜図4は、画像欠陥検出手段62の処理の一例を示すフロー図である。
まず、データ生成手段39から、ノイズ除去画像データQ1、および、第1の欠陥検出用画像データJ2を取得する(S80)。
ノイズ除去画像データQ1から、第1の閾値を用いて第1の画像欠陥を検出した後(S82)、第1の欠陥検出用画像データJ2から、第1の閾値よりも大きい第2の閾値を用いて、第2の画像欠陥を検出する(S83)。
次いで、第1の画像欠陥と第2の画像欠陥を加算して、これらの画像欠陥を、画像欠陥と識別し、欠陥記録データM1を生成し、欠陥記録データM1に記録する(S84)。
ここで、画像欠陥の検出方法について記載する。画像欠陥は白欠陥と黒欠陥に分けて検出することが望ましい。白欠陥または黒欠陥の検出方法は、特に限定は無いが、例えば、画像欠陥の大きさ(画素欠陥を有する画素の範囲)に応じた黒欠陥検出用の閾値テーブルおよび白欠陥検出用の閾値テーブルを用意し、白欠陥および黒欠陥を検出する方法が挙げられる。
通常、欠陥の大きさが小さい場合(欠陥を有する画素の範囲が小さい場合)には、画像欠陥の濃度が非常に濃くないと、その画像欠陥を、放射線画像上において、画像欠陥として視認しにくいのに対して、画像欠陥の大きさが大きい場合(欠陥を有する画素の範囲が広い場合)には、画像欠陥の濃度が薄くても、その画像欠陥を放射線画像上において、画像欠陥として視認しやすくなる。そのため、本実施形態においては、画像欠陥の大きさ(欠陥を有する画素の範囲)によって、異なる閾値テーブルを用いている。
また、黒欠陥か白欠陥によって、画像欠陥の視認し易さが異なる。
そこで、本実施形態においては、白欠陥および黒欠陥を正確に検出するために、黒欠陥と白欠陥で異なる閾値テーブルを用いている。
すなわち、本実施形態においては、後の画像欠陥補正を正確かつ効果的に行うために、様々な大きさの白欠陥および黒欠陥を、画像欠陥の大きさに応じた黒欠陥検出用の閾値テーブルおよび白欠陥検出用の閾値テーブルを用意し、これらによって、検出する方法が用いられている。
本願においてはこの閾値テーブルを、高周波ノイズ除去画像(Q1)用と、欠陥検出用画像(J2)用の2セット用いる。
次いで、欠陥記録データM1から、幅が、予め規定した閾値(所定値)以下で、かつ、長さが、予め規定した閾値(所定値)以上の画像欠陥を検出する(S90)。
ここで、線欠陥とは、欠陥画素が、線状(例えば、幅が2画素以下で、かつ、長さが21画素以上)に連続した欠陥である。
該当する画像欠陥を検出した場合には、その画像欠陥を、線欠陥として識別し、予め用意されている線欠陥データに記録し、また、線欠陥データであると識別したことを、欠陥記録データM1に記録する(S92)。
上述のように、上記条件を満たす画像欠陥を線欠陥として識別することによって、点線状に認識されていた不安定な点欠陥を、線欠陥と認識することができる。これにより、後の工程で、適切な画像欠陥補正を行うことができる。
線欠陥と識別した場合もしなかった場合も、予め用意した線欠陥データを用いて、欠陥記録データM1において、線欠陥の両側に位置する画素を全て調べ、線欠陥を挟む両方共の画素が、欠陥画素の画素があるかどうかを調べる(S94)。
該当する画素があった場合には、その画素を、FPD30の欠陥画素と認識し、欠陥記録データM1に記録する(S96)。
上記該等する画素があった場合もなかった場合も、予め用意した線欠陥データの中に、途中断線した線欠陥がある場合は、FPD30の途中断線した線欠陥の先端の位置に、予め設定された大きさの点欠陥があるとして、欠陥記録データM1に記録する(S98)。
次いで、欠陥記録データM1において、上下左右の画素のうち3画素以上が欠陥画素である画素を検出する(S100)。
欠陥記録データM1において、上下左右の画素のうち3画素以上が欠陥画素である画素を検出した場合には、ランダムノイズ等のノイズによって検出されなかった欠陥画素である可能性が非常に高いので、FPD30の点欠陥と識別し、欠陥記録データM1に記録する(S102)。
上記欠陥画素を検出した場合もしなかった場合も、欠陥記録データM1に記録した画像欠陥(欠陥画素)の履歴を、画像欠陥(欠陥画素)の履歴を記録する欠陥履歴データに反映する(S104)。
次いで、欠陥履歴データに基づいて、画像欠陥(欠陥画素)のサイズ、単位面積当りの密集度、および、個数が、FPD30の仕様(診断に使用可能な規定値)を満たしているかどうかを確認する(S106)。
仕様を満たしてなかった場合には、まず、警報発生部20に、警報発生指示信号を送る(S108)。
FPD30の仕様を満たしていた場合もいなかった場合も、画像欠陥検出手段62から、欠陥記録データM1を、補正データ作成手段42に供給する(S110)。
また、上記実施形態においては、画像補正手段44においては、画像欠陥補正処理のみを行ったが、本発明においては、これに限定されず、画像補正手段44が実施する画像処理は、画像欠陥補正には限定されず、例えば、画像欠陥補正と共にキャリブレーションに応じて行われるオフセット補正(暗補正)やゲイン補正(シェーディング補正)、階調補正や濃度補正、さらには、モニタ表示用やプリント出力用のデータに画像データを変換するデータ変換など、各種の放射線画像撮影装置で行われている画像処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、画像欠陥検出手段62において、幅が、所定値以下で、かつ、長さが、所定値以上のものを、線欠陥として識別していたが、本発明においては、これに限定されず、欠陥記録データM1において、予め規定した割合以上、例えば、約10%以上の欠陥画素を有するFPD30の読み出しラインを線欠陥と識別してもよい。
上述のように、上記条件を満たす画像欠陥(ライン)を線欠陥として識別することによって、点線状に認識されていた不安定な線欠陥を、線欠陥と認識することができる。これにより、後の工程で、適切な画像欠陥補正を行うことができる。
また、上記実施形態においては、サイズを拡大した画像欠陥(点欠陥)やその他の検出した画像欠陥(点欠陥)の情報(個数、位置、密集度など)を欠陥記録データM1に記録し、記憶させているが、本発明においては、これに限定されず、欠陥記録データM1の代わりに、欠陥を記録するデータベースを用いて、記憶させてもよい。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明の放射線画像撮影装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。また、デジタルカメラ等の可視画像を撮影する装置における点欠陥に対しても、本発明を適用できることは、勿論である。
本発明の放射線画像撮影装置の構成を表す一実施形態のブロック図である。 図1に示す画像処理部の構成を表すブロック図である。 本発明に係る画像欠陥検出手段の処理の一例を示すフロー図である。 図3に示すフローの続きを示すフロー図である。
符号の説明
10 放射線画像撮影装置
12 撮影部
14 撮影データ処理部
16 画像処理部
18 出力部
20 警報発生部
22 制御部
26 放射線源
28 撮影台
30 FPD
32 撮影手段
34 画像データ取得手段
36 画像データ処理手段
38 データ取得手段
39 データ生成手段
42 補正データ作成手段
44 画像補正手段
62 画像欠陥検出手段
G2 画像データ
G3 画像データ
J2 第1の欠陥検出用画像データ
J3 被検者画像データ
M1 欠陥記録データ
N1 画像補正データ
P1 放射線画像データ
Q1 ノイズ除去画像データ

Claims (11)

  1. 被写体の画像を撮影する画像撮影装置であって、
    前記被写体が無い状態で画像欠陥検出用の画像が撮影された後、放射線検出器から読み出された画像欠陥検出用の画像データから、高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データを生成するデータ生成手段と、
    前記ノイズ除去画像データから、前記高周波ノイズを検出可能な第1の閾値を用いて第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の画像データから、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を用いて第2の画像欠陥を検出する画像欠陥検出部と、
    を有し、
    前記画像欠陥検出部は、前記第1および第2の画像欠陥を加算することによって、前記画像欠陥検出用の画像における画像欠陥を検出することを特徴とする画像撮影装置。
  2. 前記画像欠陥検出部は、画像欠陥の情報を記録するための欠陥記録データベースに、前記検出した画像欠陥の情報を記録するものである請求項1に記載の画像撮影装置。
  3. 前記放射線検出器として固体撮像素子を用いた画像撮影装置において、前記画像欠陥検出部は、前記データベースに記録された画像欠陥の情報に基づいて、予め規定された割合を超える画像欠陥を含む前記固体撮像素子の読み出しラインに対応する画像のラインを、線欠陥と識別するものである請求項に記載の画像撮影装置。
  4. さらに、前記放射線検出器の交換時期を通知する警告を発生する警報発生部を有し、
    前記画像欠陥検出部は、前記データベースに記録された画像欠陥の増加履歴を記憶し、この履歴から、前記放射線検出器の欠陥画素の個数、サイズ、および、単位面積当りの密集度の増加率を予測し、前記放射線検出器の欠陥画素の個数、サイズ、および、単位面積当り密集度のうち、少なくとも1つの予測値が、予め規定した閾値を超えた場合には、前記警報発生部に警告を発生するように指示するものである請求項2または3に記載の画像撮影装置。
  5. 前記画像欠陥検出部は、前記検出した画像欠陥の幅が、予め規定した閾値以下であり、かつ、長さが、予め規定した閾値以上である場合には、前記検出した画像欠陥を線欠陥と識別するものである請求項1〜のいずれかに記載の画像撮影装置。
  6. 前記放射線検出器が、フラットパネル型の放射線検出器であり、
    当該画像撮影装置が、前記被写体の放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像撮影装置。
  7. 前記画像欠陥検出部は、前記被写体が無い状態で前記放射線検出器に放射線を照射し、又は放射線を照射しないで画像欠陥検出用の放射線画像が撮影された後、前記放射線検出器から読み出された画像欠陥検出用の放射線画像データから高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データから、前記第1の閾値を用いて前記第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の放射線画像データから、前記第1の閾値よりも大きい前記第2の閾値を用いて前記第2の画像欠陥を検出するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像撮影装置。
  8. 被写体の画像を撮影する画像撮影装置に適用される画像欠陥検出方法であって、
    前記被写体が無い状態で画像欠陥検出用の画像を撮影した後、放射線検出器から読み出した画像欠陥検出用の画像データから、高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データを生成し、
    前記ノイズ除去画像データから、前記高周波ノイズを検出可能な第1の閾値を用いて第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の放射線画像データから、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を用いて第2の画像欠陥を検出し、次いで、前記第1および第2の画像欠陥を加算することによって、前記画像欠陥検出用の画像における画像欠陥を検出することを特徴とする画像欠陥検出方法。
  9. 前記検出した画像欠陥の情報を、画像欠陥の情報を記録するための欠陥記録用データベースに記録し、
    前記データベースに記録された画像欠陥の情報に基づいて、予め規定された割合を超える画像欠陥を含む前記放射線検出器の読み出しラインに対応する画像のラインを、線欠陥と識別し、
    さらに、前記検出した画像欠陥の幅が、予め規定した閾値以下であり、かつ、前記検出した画像欠陥の長さが、予め規定した閾値以上である場合には、前記検出した画像欠陥を線欠陥と識別する請求項8に記載の画像欠陥検出方法。
  10. 前記放射線検出器が、フラットパネル型の放射線検出器であり、前記画像撮影装置が、前記被写体の放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置であることを特徴とする請求項8または9に記載の画像欠陥検出方法。
  11. 前記被写体が無い状態で前記放射線検出器に放射線を照射し、又は放射線を照射しないで放射線画像を撮影した後、前記放射線検出器から読み出された画像欠陥検出用の放射線画像データから高周波ノイズを除去したノイズ除去画像データから、前記第1の閾値を用いて前記第1の画像欠陥を検出し、かつ、前記画像欠陥検出用の放射線画像データから、前記第1の閾値よりも大きい前記第2の閾値を用いて前記第2の画像欠陥を検出することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の画像欠陥検出方法。
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