JP5146239B2 - 電源装置及び出力電圧安定化方法 - Google Patents

電源装置及び出力電圧安定化方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、サーバ機器やネットワーク機器内部の半導体デバイス等の負荷部に対して安定した出力電圧を供給する電源装置及び出力電圧安定化方法に関する。
近年、LSI(Large Scale Integration)、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の半導体デバイスが急速に進歩し、これら半導体デバイスの動作電圧の低電圧化、大電流化や超高速化が急速に進んでいる。
そのため、これら半導体デバイス等の負荷部に電力を供給する電源装置では、半導体デバイス等の負荷部に対して安定した出力電圧を供給するのに要求される性能が非常に厳しくなっている。
そこで、電源装置では、負荷部の変動に対する高速応答特性が強く求められているため、その改善方法としてスイッチング周波数の高周波化が進められてきたが、スイッチング周波数の高周波化には、電力変換効率や発熱の面等で限界に近付きつつあるのが実情である。
また、電源装置では、負荷部の大振幅かつ高速の変動による出力電圧の低下を検出した場合、出力インダクタを可変にし、負荷部の変動による出力電圧の変動を安定化する技術が知られている。
特開2005−168157号公報 特開2004−274904号公報 特開2003−88114号公報
しかしながら、上記従来の電源装置では、今後、益々、低電圧化及び高速化が進む半導体デバイス等の負荷部には不十分であり、しかも、出力電圧の低下検出時に出力インダクタを可変するだけでは急峻な負荷電流の変動に対応できず、負荷部に対して出力電圧が、その負荷部の許容値から外れて、その負荷部自体の正常動作を損なうことがある。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、急峻な負荷電流の変動による電圧変動が発生したとしても、負荷部に対して安定した出力電圧を供給する電源装置及び出力電圧安定化方法を提供することにある。
開示装置は、電源部から負荷部への入力電圧をスイッチングするスイッチング部と、前記負荷部に対する所定出力電圧を安定出力すべく、前記スイッチング部のスイッチング動作に応じて前記負荷部への出力電流を平滑出力する平滑用インダクタ部と、前記平滑用インダクタ部との電磁誘導に応じて、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を減少させる第1インダクタ部と、前記平滑用インダクタ部との電磁誘導に応じて、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を増加させる第2インダクタ部と、前記平滑用インダクタ部及び前記第1インダクタ部間の電磁誘導又は前記平滑用インダクタ部及び前記第2インダクタ部間の電磁誘導を起動する電磁誘導起動部と、前記負荷部の負荷電流の急峻増加変動又は急峻減少変動を検出する負荷電流変動検出部と、前記負荷電流変動検出部にて前記負荷電流の急峻増加変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び前記第1インダクタ部間の電磁誘導を起動するように、前記電磁誘導起動部を制御すると共に、前記負荷電流変動検出部にて前記負荷電流の急峻減少変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び前記第2インダクタ部間の電磁誘導を起動するように、前記電磁誘導起動部を制御する制御部と、を有することを要件とする。
また、開示方法は、電源部から負荷部への入力電圧をスイッチングするスイッチング部と、前記負荷部に対する所定出力電圧を安定出力すべく、前記スイッチング部のスイッチング動作に応じて前記負荷部への出力電流を平滑出力する平滑用インダクタ部とを有する電源装置の出力電圧安定化方法であって、前記負荷部の負荷電流の急峻増加変動又は急峻減少変動を検出する負荷電流変動検出ステップと、前記負荷電流の急峻増加変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び第1インダクタ部間の電磁誘導を起動する第1電磁誘導起動ステップと、前記第1電磁誘導起動ステップにて前記平滑用インダクタ部及び前記第1インダクタ部間の電磁誘導を起動すると、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を減らし、前記平滑用インダクタ部から前記負荷部への出力電流を増やして前記負荷部に対する出力電圧を上昇する電圧上昇ステップと、前記負荷電流の急峻減少変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び第2インダクタ部間の電磁誘導を起動する第2電磁誘導起動ステップと、前記第2電磁誘導起動ステップにて前記平滑用インダクタ部及び前記第2インダクタ部間の電磁誘導を起動すると、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を増やし、前記平滑用インダクタ部から前記負荷部への出力電流を減らして前記負荷部に対する出力電圧を低下する電圧低下ステップと、を含むことを要件とする。
開示装置及び開示方法によれば、負荷部の負荷電流の急峻増加変動を検出すると、平滑用インダクタ部及び第1インダクタ部間の電磁誘導を起動すると共に、負荷部の負荷電流の急峻減少変動を検出すると、平滑用インダクタ部及び第2インダクタ部間の電磁誘導を起動するようにした。
その結果、開示装置及び開示方法では、平滑用インダクタ部及び第1インダクタ部間の電磁誘導を起動すると、平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を減らし、その負荷部への出力電流を増やし、負荷部に対する出力電圧を上昇させることで、負荷電流の急峻増加変動による電圧低下に対して、安定した出力電圧を供給することができるという効果を奏する。
また、開示装置及び開示方法では、平滑用インダクタ部及び第2インダクタ部間の電磁誘導を起動すると、平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を増やし、その負荷部への出力電流を減らし、負荷部に対する出力電圧を減らすことで、負荷電流の急峻減少変動による電圧上昇に対して、安定した出力電圧を供給することができるという効果を奏する。
以下、図面に基づき本発明の電源装置及び出力電圧安定化方法に関わる実施例について詳細に説明する。
まず、最初に本実施例の概要を説明する。その概要は、電源部から負荷部への入力電圧のスイッチ動作に応じて負荷部への出力電流を平滑出力するDC/DCコンバータ等の電源装置に関し、負荷電流の急峻増加変動で負荷部に対する出力電圧が低下したとしても、平滑用インダクタ部及び第1インダクタ部間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を減らすことで、負荷電流の急峻増加変動による電圧低下に対して安定した出力電圧を供給するというものである。
また、この電源装置では、負荷電流の急峻減少変動で負荷部に対する出力電圧が上昇したとしても、平滑用インダクタンス部及び第2インダクタ部間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を増やすことで、負荷電流の急峻減少変動による電圧上昇に対して安定した出力電圧を供給するというものである。
図1は、実施例1の電源装置内部の概略構成を端的に示す説明図である。
図1に示す電源装置1は、負荷部2に対して電力を供給する電源部3と、電源部3から負荷部2に対して所定出力電圧を安定供給するDC/DCコンバータ4とを有している。
負荷部2は、低電圧、大電流、かつダイナミックな高速変動を伴う、例えば、LSI、CPUやFPGA等の半導体デバイス等の負荷に相当するものである。
DC/DCコンバータ4は、電源部3からの入力電圧Viを負荷部2に応じた出力電圧Voに降圧変換する非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4Aに相当するものである。
図2は、非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4A内部の回路構成を端的に示す説明図である。
図2に示す非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4Aは、電源部3から負荷部2への入力電圧Viをスイッチングするスイッチング部11と、負荷部2に対する所定出力電圧を安定出力すべく、スイッチング部11のスイッチング動作に応じて負荷部2への出力電流Ioを平滑出力する平滑用インダクタ部12及び平滑用コンデンサ部13とを有している。
スイッチング部11は、電源部3及び平滑用インダクタ部12間の接続をON/OFFする第1スイッチング素子Q1と、第1スイッチング素子Q1のOFF時に平滑用インダクタ部12及び負荷部2間の閉回路を形成すべく、ONすると共に、第1スイッチング素子Q1のON時に平滑用インダクタ部12及び負荷部2間の閉回路を開放すべく、OFFする第2スイッチング素子Q2とを有している。尚、第1スイッチング素子Q1及び第2スイッチング素子Q2は、例えば、MOS−FETで構成するものである。
非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4Aは、平滑用インダクタ部12との電磁誘導に応じて、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減少させる第1インダクタ部N1と、平滑用インダクタ部12との電磁誘導に応じて、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増加させる第2インダクタ部N2とを有している。尚、第1インダクタ部N1及び第2インダクタ部N2のコイル巻数に応じて平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを設定変更可能にするものである。
非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4Aは、第1インダクタ部N1の両端同士の接続をON/OFFする第1スイッチ部SW1と、第2インダクタ部N2及び電源部3の両端同士の接続をON/OFFする第2スイッチ部SW2とを有している。
非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4Aは、負荷部2側の負荷電流の急峻増加変動+ΔIo又は急峻減少変動−ΔIoを検出する負荷電流変動検出部14と、負荷部2に対する出力電圧を検出する出力電圧検出部15と、非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4A全体を制御する制御部16とを有している。
負荷電流変動検出部14は、平滑用コンデンサ部13と直列に接続し、平滑用コンデンサ部13に流れ込む電流及び平滑用コンデンサ部13から流れ出る電流の差分に基づき、負荷部2側の負荷電流の急峻増加変動+ΔIo及び負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出するものである。
制御部16は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2をON/OFF制御するものである。
制御部16は、第1スイッチング素子Q1のON及び第2スイッチング素子Q2のOFFに応じて、電源部3からの入力電圧Viに応じて負荷部2への出力電流Ioを平滑用インダクタ部12及び平滑用コンデンサ部13に蓄積しながら、負荷部2に対して出力電流Ioを供給することになる。
また、制御部16は、第1スイッチング素子Q1のOFF及び第2スイッチング素子Q2のONに応じて、第1スイッチング素子Q1及び平滑用インダクタ部12間の接続を遮断した状態で、平滑用インダクタ部12、平滑用コンデンサ13、負荷部2及び第2スイッチング素子Q2間の閉回路を形成し、この閉回路に応じて平滑用インダクタ部12及び平滑コンデンサ部13に蓄積中の出力電流Ioを負荷部2に供給することになる。
つまり、制御部16は、第1スイッチング素子Q1及び第2スイッチング素子Q2のON/OFFに応じて電源部3から負荷部2に対応した出力電圧Voを安定出力するものである。
図3は、電源装置1の出力電圧Vo、出力電流Io、急峻電流変動の検出電圧Vc、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2との関係を端的に示すタイミングチャートである。
尚、負荷電流の急峻増加変動とは、図3に示すように、負荷部2側の電源起動時に発生する負荷電流の急峻な増加変動に相当し、負荷電流の急峻減少変動とは、負荷部2側の電源遮断時に発生する負荷電流の急峻な減少変動に相当するものである。また、急峻増加変動及び急峻減少変動の傾きは、例えば、数十アンペア〜数百アンペア/μ秒に相当するものである。
また、制御部16は、負荷電流変動検出部14にて負荷電流の急峻増加変動+ΔIoを検出すると、第1スイッチング素子Q1のON及び第2スイッチング素子Q2のOFFを継続することで、第1スイッチング素子Q1を通じて電源部3及び負荷部2間の通電を継続し、負荷部2に対する出力電圧Voの低下を抑制するものである。尚、制御部16では、負荷電流変動検出部14からのマイナス検出電圧Vcに応じて、負荷電流変動検出部14が負荷電流の急峻増加変動+ΔIoを検出したものとする。
また、制御部16は、負荷電流の急峻増加変動+ΔIoを検出すると、第1スイッチSW1をON及び第2スイッチSW2をOFFすることで、第1スイッチSW1のONに応じて第1インダクタ部N1の両端同士を短絡接続し、第1インダクタ部N1及び平滑用インダクタ部12間の電磁誘導を起動するものである。
平滑用インダクタ部12は、第1インダクタ部N1との電磁誘導を起動すると、第1インダクタ部N1のコイル巻数分、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lが減少し、その結果、電源部3から負荷部2へ流れる電流量が上昇して、図3に示す負荷電流の急峻増加変動+ΔIo時に出力電圧Voが従来装置による出力電圧Vo(点線)に比較して大幅に上昇することになる。
また、制御部16は、負荷電流変動検出部14にて負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出すると、第1スイッチング素子Q1のOFF及び第2スイッチング素子Q2のONを継続することで、電源部3から負荷部2への通電を遮断しながら、平滑用インダクタ部12及び平滑用コンデンサ部13に蓄積中の電流による負荷部2への供給を継続し、負荷部2に対する出力電圧の上昇を抑制するものである。尚、制御部16では、負荷電流変動検出部14からのプラス検出電圧Vcに応じて、負荷電流変動検出部14が負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出したものとする。
また、制御部16は、負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出すると、第1スイッチSW1をOFF及び第2スイッチSW2をONすることで、第2スイッチSW2のONに応じて第2インダクタ部N2及び電源部3の両端同士を接続し、第2インダクタ部N2及び平滑用インダクタ部12間の電磁誘導を起動するものである。
平滑用インダクタ部12は、第2インダクタ部N2との電磁誘導を起動すると、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lが増加し、平滑用インダクタ部12に蓄積中の電流が第2インダクタ部N2及びダイオードDを経由して電源部3に回生することで、その結果、電源部3から負荷部2へ流れ込む電流量が低下して、図3に示す負荷電流の急峻減少変動−ΔIo時に出力電圧Voが従来装置による出力電圧Vo(点線)に比較して大幅に低下するものである。
次に、実施例1の電源装置1の動作について説明する。図4は、出力電圧安定化処理に関わる制御部16内部の処理動作を示すフローチャートである。
図4に示す出力電圧安定化処理は、負荷部2側の負荷電流の急峻変動が発生したとしても、負荷部2の急峻変動による出力電圧Voの変動を抑制して許容電圧範囲内に安定化させる処理である。
図4において制御部16は、負荷電流変動検出部14にて負荷電流の急峻増加変動+ΔIoを検出したか否かを判定する(ステップS11)。
制御部16は、負荷電流変動検出部14にて負荷電流の急峻増加変動+ΔIoを検出しなかった場合(ステップS11否定)、負荷電流変動検出部14にて負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出したか否かを判定する(ステップS12)。
制御部16は、負荷電流変動検出部14にて負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出しなかった場合(ステップS12否定)、出力電圧検出部15にて負荷部2に対する出力電圧Voが許容電圧範囲内であるか否かを判定する(ステップS13)。尚、許容電圧範囲とは、負荷部2に対する出力電圧Voが許容できる電圧範囲に相当するものである。
制御部16は、出力電圧Voが許容電圧範囲内でない場合(ステップS13否定)、出力電圧Voが許容電圧範囲内の下限電圧閾値未満であるか否かを判定する(ステップS14)。尚、下限電圧閾値とは、許容電圧範囲の内、負荷部2に対する出力電圧Voが許容できる最小電圧値に相当するものである。
制御部16は、出力電圧Voが許容電圧範囲内の下限電圧閾値未満でない場合(ステップS14否定)、出力電圧Voが許容電圧範囲内の上限電圧閾値を超えたか否かを判定する(ステップS15)。尚、上限電圧閾値とは、許容電圧範囲の内、負荷部2に対する出力電圧Voが許容できる最大電圧値に相当するものである。
制御部16は、出力電圧Voが許容電圧範囲内の上限電圧閾値を超えなかった場合(ステップS15否定)、図4の処理動作を終了する。
また、制御部16は、ステップS11にて負荷電流の急峻増加変動+ΔIoを検出した場合(ステップS11肯定)、第1スイッチング素子Q1のON及び第2スイッチング素子Q2のOFFを継続し(ステップS16)、電源部3から負荷部2への通電を継続することになる。
更に、制御部16は、第1スイッチング素子Q1のON及び第2スイッチング素子Q2のOFF後、第1スイッチSW1をON及び第2スイッチSW2をOFFし(ステップS17)、出力電圧Voが許容電圧範囲内にあるか否かを判定すべく、ステップS13に移行する。
尚、第1インダクタ部N1は、第1スイッチSW1のONに応じて両端同士を短絡接続し、平滑用インダクタ部12との電磁誘導を起動する。更に、平滑用インダクタ部12は、第1インダクタ部N1の電磁誘導に応じて、第1インダクタ部N1のコイル巻数分、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lが減少し、電源部3から負荷部2へ流れ込む電流量が上昇することになる。その結果、電源装置1では、負荷電流の急峻増加変動+ΔIoによる電圧低下を最小限に抑制して、許容電圧範囲内に安定した出力電圧Voを負荷部2に供給することになる。
また、制御部16は、ステップS12にて負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出した場合(ステップS12肯定)、第1スイッチング素子Q1のOFF及び第2スイッチング素子Q2のONを継続し(ステップS18)、電源部3から負荷部2への通電を遮断すると共に、平滑用インダクタ部12及び平滑用コンデンサ部13に蓄積中の電流の負荷部2への供給を継続し、負荷部2に対する出力電圧Voの上昇を抑制することになる。
また、制御部16は、第1スイッチング素子Q1のOFF及び第2スイッチング素子Q2のON後、第2スイッチSW2をON及び第1スイッチSW1をOFFし(ステップS19)、出力電圧Voが許容電圧範囲内にあるか否かを判定すべく、ステップS13に移行する。
尚、第2インダクタ部N2は、第2スイッチSW2のONに応じて電源部3の両端と接続し、平滑用インダクタ部12との電磁誘導を起動する。更に、平滑用インダクタ部12は、第2インダクタ部N2の電磁誘導に応じて、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lが増加し、平滑用インダクタ部12に蓄積中の電流が第2インダクタ部N2及びダイオードDを経由して電源部3に回生し、電源部3から負荷部2へ流れ込む電流量が低下することになる。その結果、電源装置1では、負荷電流の急峻減少変動−ΔIoによる電圧上昇を最小限に抑制して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを負荷部2に供給することになる。
また、制御部16は、ステップS13にて出力電圧Voが許容電圧範囲内の場合(ステップS13肯定)、図4に示す処理動作を終了すべく、図中のM1に移行する。
また、制御部16は、ステップS14にて出力電圧Voが許容電圧範囲内の下限電圧閾値未満の場合(ステップS14肯定)、第1スイッチング素子をON、第2スイッチング素子をOFFに継続すべく、ステップS16に移行する。
また、制御部16は、ステップS15にて出力電圧Voが許容電圧範囲内の上限電圧閾値を超えた場合(ステップS15肯定)、第1スイッチング素子をOFF、第2スイッチング素子をONに継続すべく、ステップS18に移行する。
実施例1では、負荷部2側の負荷電流の急峻増加変動+ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが低下したとしても、平滑用インダクタ部12及び第1インダクタ部N1間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らし、その負荷部2への出力電流Ioを増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇する。その結果、負荷電流の急峻増加変動+ΔIoによる電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例1では、負荷部2側の負荷電流の急峻増加変動+ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが低下したとしても、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らしながら、第1スイッチング素子Q1をON、第2スイッチング素子Q2をOFFに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を継続して、その負荷部2への出力電流Ioを増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇させる。その結果、負荷電流の急峻増加変動+ΔIoによる電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
また、実施例1では、負荷部2側の負荷電流の急峻減少変動−ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが上昇したとしても、平滑用インダクタ部12及び第2インダクタ部N2間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やし、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、負荷電流の急峻減少変動−ΔIoによる電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例1では、負荷部2側の負荷電流の急峻減少変動−ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが上昇したとしても、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やしながら、第1スイッチング素子Q1をOFF、第2スイッチング素子Q2をONに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を遮断し、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、負荷電流の急峻減少変動−ΔIoによる電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
また、実施例1では、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが下限電圧閾値未満の場合、平滑用インダクタ部12及び第1インダクタ部N1間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らし、その負荷部2への出力電流Ioを増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇する。その結果、出力電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例1では、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが下限電圧閾値未満の場合、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らしながら、第1スイッチング素子Q1をON、第2スイッチング素子Q2をOFFに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を継続して、その負荷部2への出力電流Ioを増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇させる。その結果、出力電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
また、実施例1では、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが上限電圧閾値を超えた場合、平滑用インダクタ部12及び第2インダクタ部N2間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やし、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、出力電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例1では、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが上限電圧閾値を超えた場合、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やしながら、第1スイッチング素子Q1をOFF、第2スイッチング素子Q2をONに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を遮断し、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、出力電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
尚、一般的な非絶縁型降圧DC/DCコンバータでは、低電圧、大電流やダイナミックな高速変動の負荷部2に接続されることになるが、負荷部2の負荷変動に対する高速応答特性を補うために、非絶縁型降圧DC/DCコンバータの出力、すなわち負荷部2の負荷変動に対する電圧変化を吸収するコンデンサ(パスコン)を多数配置、例えば、数千μF〜数万μFのコンデンサ容量のパスコンを配置しなければならなかった。しかしながら、実施例1では、負荷部2の負荷変動に対する高速応答特性が確保されることになるため、負荷部2の急峻変動による電圧変化を抑制することで、パスコンの容量を大幅に削減することができる。
尚、上記実施例1においては、非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4Aを例に挙げて説明したが、絶縁型降圧DC/DCコンバータであっても良く、この絶縁型降圧DC/DCコンバータを内蔵した電源装置の実施例につき、実施例2として説明する。
図5は、実施例2の電源装置の絶縁型降圧DC/DCコンバータ内部の回路構成を示す説明図である。尚、実施例1の非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4A内部の構成と同一のものには、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図5に示す絶縁型降圧DC/DCコンバータ4Bは、電源部3及び第1スイッチング素子Q1間を絶縁するトランス21と、電源部3からの入力電圧Viをスイッチングする第3スイッチング素子Q3とを有し、トランス21は、1次側コイル21Aに配置した第3スイッチング素子Q3のスイッチング動作に応じて電源部3から2次側コイル21B側の第1スイッチング素子Q1に通電するものである。
第2インダクタ部N2は、その両端部の内、その一端を1次側コイル21A側の電源部3に接続すると共に、その他端を2次側コイル21B側に接続し、第2スイッチSW2のONに応じて、トランス21経由で第2インダクタ部N2及び電源部3の両端同士を接続し、第2インダクタ部N2及び平滑用インダクタ部12間の電磁誘導を起動するものである。
制御部16は、負荷電流変動検出部14にて負荷電流の急峻減少変動−ΔIoを検出すると、第1スイッチSW1をOFF及び第2スイッチSW2をONにすることで、第2スイッチSW2のONに応じて第2インダクタ部N2及び電源部3の両端同士を接続し、第2インダクタ部N2及び平滑用インダクタ部12間の電磁誘導を起動するものである。
平滑用インダクタ部12は、第2インダクタ部N2との電磁誘導を起動すると、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lが増加し、平滑用インダクタ部12に蓄積中の電流が第2インダクタ部N2及びダイオードDを経由して電源部3に回生することで、その結果、電源部3から負荷部2へ流れ込む電流量が低下するものである。
実施例2によれば、負荷部2側の負荷電流の急峻増加変動+ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが低下したとしても、平滑用インダクタ部12及び第1インダクタ部N1間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らし、その負荷部2への出力電流Ioを増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇する。その結果、負荷電流の急峻増加変動+ΔIoによる電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例2によれば、負荷部2側の負荷電流の急峻増加変動+ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが低下したとしても、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らしながら、第1スイッチング素子Q1をON、第2スイッチング素子Q2をOFFに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を継続して、その負荷部2への出力電流を増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇する。その結果、負荷電流の急峻増加変動+ΔIoによる電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
また、実施例2によれば、負荷部2側の負荷電流の急峻減少変動−ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが上昇したとしても、平滑用インダクタ部12及び第2インダクタ部N2間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やし、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、負荷電流の急峻減少変動−ΔIoによる電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例2によれば、負荷部2側の負荷電流の急峻減少変動−ΔIoで負荷部2に対する出力電圧Voが上昇したとしても、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やしながら、第1スイッチング素子Q1をOFF、第2スイッチング素子Q2をONに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を遮断し、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、負荷電流の急峻減少変動−ΔIoによる電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
また、実施例2によれば、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが下限電圧閾値未満の場合、平滑用インダクタ部12及び第1インダクタ部N1間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らし、その負荷部2への出力電流Ioを増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇する。その結果、出力電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例2によれば、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが下限電圧閾値未満の場合、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを減らしながら、第1スイッチング素子Q1をON、第2スイッチング素子Q2をOFFに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を継続して、その負荷部2への出力電流Ioを増やし、負荷部2に対する出力電圧Voを上昇する。その結果、出力電圧低下に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
また、実施例2によれば、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが上限電圧閾値を超えた場合、平滑用インダクタ部12及び第2インダクタ部N2間の電磁誘導を起動し、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やし、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、出力電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
更に、実施例2によれば、出力電圧検出部15にて検出した出力電圧Voが上限電圧閾値を超えた場合、平滑用インダクタ部12の出力インダクタンス値Lを増やしながら、第1スイッチング素子Q1をOFF、第2スイッチング素子Q2をONに継続することで、電源部3から負荷部2への通電を遮断し、その負荷部2への出力電流Ioを減らし、負荷部2に対する出力電圧Voを低下させる。その結果、出力電圧上昇に対して、許容電圧範囲内の安定した出力電圧Voを供給することができる。
尚、上記実施例においては、非絶縁型降圧DC/DCコンバータ4A及び絶縁型DC/DCコンバータ4Bを例に挙げて説明したが、例えば、昇圧DC/DCコンバータにも適用可能であり、更に、DC/DCコンバータに限定されることはなく、交流電圧や直流電圧に関係なく、所定出力電圧に安定出力するコンバータにも適用可能であることは言うまでもない。
また、上記実施例においては、DC/DCコンバータ4全体を制御する制御部16が負荷電流変動検出部14の検出結果や出力電圧検出部15の検出結果に基づき、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2をON/OFF制御するようにしたが、例えば、制御部16は、論理回路で構成するようにしても良いことは言うまでもない。
また、上記実施例においては、負荷電流変動検出部14の検出結果及び出力電圧検出部15の検出結果に基づき負荷電流の急峻変動を検出し、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2をON/OFF制御するようにしたが、負荷電流の急峻変動を予め予測する負荷電流急峻変動予測部を備え、制御部16では、この負荷電流急峻変動予測部にて負荷電流の急峻変動を検出すると、この負荷電流の急峻変動に基づき、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2をON/OFF制御するようにしても良いことは言うまでもない。
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲を逸脱しない限り、各種様々な実施例が実施可能であることは言うまでもない。また、本実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
また、本実施例で説明した各種処理の内、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動で行うことも可能であることは勿論のこと、その逆に、手動で行われるものとして説明した処理の全部又は一部を自動で行うことも可能であることは言うまでもない。また、本実施例で説明した処理手順、制御手順、具体的名称、各種データやパラメータを含む情報についても、特記した場合を除き、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的に記載したものであって、必ずしも物理的に図示のように構成されるものではなく、その各装置の具体的な態様は図示のものに限縮されるものでは到底ないことは言うまでもない。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上、又は同CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
実施例1の電源装置内部の概略構成を示すブロック図である。 非絶縁型降圧DC/DCコンバータ内部の回路構成を端的に示す説明図である。 電源装置の出力電圧、出力電流、急峻電流変動の検出電圧、第1スイッチ及び第2スイッチとの関係を端的に示すタイミングチャートである。 出力電圧安定化処理に関わる制御部内部の処理動作を示すフローチャートである。 実施例2の電源装置の絶縁型降圧DC/DCコンバータ内部の回路構成を端的に示す説明図である。
符号の説明
1 電源装置
2 負荷部
3 電源部
4 DC/DCコンバータ
4A 非絶縁型降圧DC/DCコンバータ
4B 絶縁型降圧DC/DCコンバータ
11 スイッチング部
12 平滑用インダクタ部
14 負荷電流変動検出部
15 出力電圧検出部
21 トランス
Q1 第1スイッチング素子
Q2 第2スイッチング素子
N1 第1インダクタ部
N2 第2インダクタ部

Claims (8)

  1. 電源部から負荷部への入力電圧をスイッチングするスイッチング部と、
    前記負荷部に対する所定出力電圧を安定出力すべく、前記スイッチング部のスイッチング動作に応じて前記負荷部への出力電流を平滑出力する平滑用インダクタ部と、
    前記平滑用インダクタ部との電磁誘導に応じて、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を減少させる第1インダクタ部と、
    前記平滑用インダクタ部との電磁誘導に応じて、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を増加させる第2インダクタ部と、
    前記平滑用インダクタ部及び前記第1インダクタ部間の電磁誘導又は前記平滑用インダクタ部及び前記第2インダクタ部間の電磁誘導を起動する電磁誘導起動部と、
    前記負荷部側の負荷電流の急峻増加変動又は急峻減少変動を検出する負荷電流変動検出部と、
    前記負荷電流変動検出部にて前記負荷電流の急峻増加変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び前記第1インダクタ部間の電磁誘導を起動するように、前記電磁誘導起動部を制御すると共に、前記負荷電流変動検出部にて前記負荷電流の急峻減少変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び前記第2インダクタ部間の電磁誘導を起動するように、前記電磁誘導起動部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記電磁誘導起動部は、
    前記第1インダクタ部の両端同士の接続をON/OFFする第1スイッチ部を有し、
    前記第1スイッチ部のONに応じて、前記第1インダクタ部の両端同士を短絡接続し、前記平滑用インダクタ部及び前記第1インダクタ部間の電磁誘導を起動することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記電磁誘導起動部は、
    前記第2インダクタ部及び前記電源部の両端同士の接続をON/OFFする第2スイッチ部を有し、
    前記第2スイッチ部のONに応じて、前記第2インダクタ部及び前記電源部の両端同士を接続し、前記平滑用インダクタ部及び前記第2インダクタ部間の電磁誘導を起動することを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 前記スイッチング部は、
    前記電源部及び前記平滑用インダクタ部間の接続をON/OFFする第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子のOFF時に前記平滑用インダクタ部及び前記負荷部間の閉回路を形成すべく、ONすると共に、前記第1スイッチング素子のON時に前記平滑用インダクタ部及び前記負荷部間の閉回路を開放すべく、OFFする第2スイッチング素子とを有し、
    前記制御部は、
    前記負荷電流変動検出部にて前記負荷電流の急峻増加変動を検出すると、前記第1スイッチング素子のON及び前記第2スイッチング素子のOFFを継続すると共に、前記負荷電流変動検出部にて前記負荷電流の急峻減少変動を検出すると、前記第1スイッチング素子のOFF及び前記第2スイッチング素子のONを継続することを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の電源装置。
  5. 前記負荷電流変動検出部は、
    前記負荷部に対する出力電圧に応じて前記負荷電流の急峻増加変動又は急峻減少変動を検出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の電源装置。
  6. 前記電源部及びスイッチング部間にトランスを配置し、前記スイッチング部は、前記電源部から前記トランス経由で入力した入力電圧をスイッチングすることを特徴とする請求項1〜5の何れか一に記載の電源装置。
  7. 前記負荷電流変動検出部は、
    前記負荷電流の急峻増加変動又は急峻減少変動を予め予測する負荷電流急峻変動予測部
    を有し、前記負荷電流急峻変動予測部にて前記負荷電流の急峻増加変動又は急峻減少変動を予測すると、予測した急峻増加変動を前記負荷電流の急峻増加変動として検出すると共に、予測した急峻減少変動を前記負荷電流の急峻減少変動として検出することを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載の電源装置。
  8. 電源部から負荷部への入力電圧をスイッチングするスイッチング部と、前記負荷部に対する所定出力電圧を安定出力すべく、前記スイッチング部のスイッチング動作に応じて前記負荷部への出力電流を平滑出力する平滑用インダクタ部とを有する電源装置の出力電圧安定化方法であって、
    前記負荷部の負荷電流の急峻増加変動又は急峻減少変動を検出する負荷電流変動検出ステップと、
    前記負荷電流の急峻増加変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び第1インダクタ部間の電磁誘導を起動する第1電磁誘導起動ステップと、
    前記第1電磁誘導起動ステップにて前記平滑用インダクタ部及び前記第1インダクタ部間の電磁誘導を起動すると、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を減らし、前記平滑用インダクタ部から前記負荷部への出力電流を増やして前記負荷部に対する出力電圧を上昇する電圧上昇ステップと、
    前記負荷電流の急峻減少変動を検出すると、前記平滑用インダクタ部及び第2インダクタ部間の電磁誘導を起動する第2電磁誘導起動ステップと、
    前記第2電磁誘導起動ステップにて前記平滑用インダクタ部及び前記第2インダクタ部間の電磁誘導を起動すると、前記平滑用インダクタ部の出力インダクタンス値を増やし、前記平滑用インダクタ部から前記負荷部への出力電流を減らして前記負荷部に対する出力電圧を低下する電圧低下ステップと、
    を含むことを特徴とする出力電圧安定化方法。
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