JP5145522B2 - 遠隔監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバを介して遠隔の監視装置に検出信号を送出する遠隔監視システムであって、具体的にはセンサにより検出された信号をMEMS(Micro Electoro Mechanical System))により光変調信号に変換して前記監視装置に送出する遠隔監視システムに関する。
線路形式のシステム、たとえば石油のパイプラインでは、長距離にわたる多数箇所において温度等の監視をする必要があり、このためにパイプラインに沿って電線を敷設し、各箇所に設けられたセンサにより温度等を自動検出し、各検出データを有線で監視ホストに転送することがある。また、ガス管路や水道管路においても、各箇所に設けられたガスセンサや漏水センサにより温度等を自動検出し検出データを有線で監視ホストに送出することがある。
特開平11−296780 特開2002−300110
しかし、一般に電線は外被の劣化や、芯線の腐食による劣化が生じやすく、地電流による設備の電食が生じることもあり、設備のメンテナンスを含め、膨大な費用がかかる。また、データ送信回路における電力消費量は小さくないことに加えて、電線によるエネルギー伝送や信号伝送の効率が悪いため、小電力で稼動できるシステムを構築することは容易ではない。
もちろん、電力送信を伴うことなく稼動できるシステムを構築することは不可能ではなく、たとえば日照時に太陽光発電により二次電池を充電しておくことで、被監視設備を昼夜を問わず監視することも可能であろう。この場合にはデータ送信回路は遠方から電力の供給を受ける必要がないため、比較的小電力で駆動できるシステムを構築できるものの、常に安定に電力を供給することには不安が残る。
また、特許文献1に示すデータ収集処理システムでは、給電用照射光の光源とデータ伝送用の光信号の光源とを別々に設け、これらの光源に対応する光電変換器もそれぞれ別のものを設け、別々の光源から出た2つの光は給電用光学部で同軸にまとめて出射することで受光の調整を容易にすることができる。
しかし、特許文献1のシステムは、センサ装置(データ転送装置)側に発光器を設けなければならず、したがって給電用の光源を備えたホスト(データ収集装置)側からセンサ装置側に向けて送出するべき電力が大きく、データ収集装置およびセンサ装置の構造が大掛かりとなる
さらに、本願発明者の発明にかかる特許文献2に示す伝送システムでは、光入力ポートから入射した電力光及び該電力光とは異なる波長を有する信号光を平行光とするレンズ、該レンズによって平行光とされた光を電力光と信号光とに分ける波長選択ミラー、分離された信号光を光電変換して電気信号として出力し得るフォトダイオード、並びにパワーの高い電力光に対して効率良く光電変換を行い高電力を出力し得る、飽和電圧の高い単一走行キャリアフォトダイオードを有する。このシステムでは、一本の光ファイバ中を伝送される電力光と信号光を効率良く分離し、従来に比べて高い変換率でそれぞれを電力と電気信号に変換し、情報機器に供給することができる。
しかし、特許文献2に示すシステムは、情報機器に光による信号を送信することはできても、当該情報機器からセンサにより検出した信号を極めて低い消費エネルギーで送信元にに戻すことはできない。
本発明の目的は、温度、歪み、ガス等の検出データを、MEMSにより光変調信号に変換して前記監視装置に送出する低消費エネルギー型の遠隔監視システムを提供することにある。
本発明の遠隔監視システムは、(1)〜()を要旨とする。
(1) センサ端末回路と少なくとも1つのセンサとを備えた複数のセンサ装置、および当該複数のセンサ装置から遠隔にある監視装置からなり、前記複数のセンサ装置は、前記監視装置から引き出された1本の光ファイバから分岐した複数の光ファイバの終端にそれぞれ設けられ、前記複数のセンサ装置から前記監視装置に検出信号が送出される遠隔監視システムにおいて、
前記センサ端末回路は、処理回路と、MEMS光変調器と、該MEMS光変調器を駆動するための駆動回路と、これらに電力を供給するための電源回路と、前記監視装置から供給される定常的なレーザ光を2方に分岐し、一方のレーザ光を前記MEMS光変調器に入射するとともに他方のレーザ光を前記電源回路に入射する光分岐素子とからなり、
前記処理回路は、前記少なくとも1つのセンサからの検出情報を取得・処理して時系列データを生成し、当該時系列データ前記駆動回路に送出し、
前記駆動回路は、前記時系列光データに応じた駆動信号により前記MEMS光変調器を駆動し、
前記MEMS光変調器は、前記光分岐素子により分岐された前記定常的なレーザ光を前記駆動信号にしたがって変調して前記時系列データに対応する光信号を生成し、当該光信号を前記定常的なレーザ光が送られてきた光路に沿って前記監視装置に向けて送出する、
ことを特徴とする遠隔監視システム
(2)
前記処理回路は、前記時系列データのヘッダに、自己センサ装置の識別情報を書き込むことを特徴とする(1)に記載の遠隔監視システム
(3)
前記電源回路は、電圧または電流の安定化回路を含むことを特徴とする(1)または(2)に記載の遠隔監視システム
(4)
前記電源回路は、光電変換素子と二次電池とを備え、前記光分岐素子により分岐された前記定常的なレーザ光を受光して前記センサ端末回路の動作に必要な電力を生成することを特徴とする(1)から(3)の何れかに記載の遠隔監視システム
(5)
前記電源回路は、
前記センサ装置を構成する全要素の電力消費量が小さいときは、前記光電変換素子が生成する電力により前記二次電の充電を行い、
前記全要素の電力消費量が大きいときまたは前記光電変換素子が生成する電力が低下したときは、前記二次電に蓄積した電力を前記全要素に供給する、
ことを特徴とする(4)に記載の遠隔監視システム

前記少なくとも1つのセンサが、前記センサ端末回路の内部または外部に設けられていることを特徴とする(1)から()の何れかに記載の遠隔監視システム

前記センサ端末回路は、前記処理回路と、前記駆動回路と、前記MEMS光変調器とがシリコン基板上に集積されてなることを特徴とする(1)から()の何れかに記載の遠隔監視システム

前記センサ装置が、前記シリコン基板上にマイクロハーフミラーを備え、当該マイクロハーフミラーにより入射した前記定常的なレーザ光が、前記光電変換素子側と、前記MEMS変調器側とに分離されることを特徴とする()に記載の遠隔監視システム

前記センサ装置が、光ファイバを介して他のセンサ装置と情報交換することを特徴とする(1)から(の何れかに記載の遠隔監視システム
本発明によれば、温度、歪み、ガス等の検出および検出データの送信を、電力供給を受けることなく高い信頼性のもとに行うことができる。たとえば、パイプラインの監視におけるような、広範囲にわたる多数箇所または作業員が常駐できない箇所での各種検出に好適である。
図1は本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第1実施形態を示す説明図である。図1において、センサ装置41は、MEMS(Micro Electoro Mechanical System)光変調器70と、センサ端末回路10と、光ファイバFA、およびセンサ端末回路に接続されたセンサ131,132(図1では温度センサとひずみセンサのように種類が異なるが、同種のセンサであってもよい)とからなる。ここではセンサ数が2個の場合を示したが、2個に限定さるものではなく、3個以上であってもよい。またセンサはセンサ端末回路1
0上に搭載されていてもよい。
センサ端末回路10上には、処理回路112と、MEMS光変調器70を駆動するための駆動回路113と、外部センサ接続端子116と、これらに電力を供給するための電源回路110とが搭載されている。
電源回路110は、二次電池(静電容量型電池であってもよい)を含み、電池の出力電圧や電流を一定に制御する回路(安定化回路)を備えることができる。
処理回路112は、図2に示すようにCPU1121、ROM1122、RAM1123、センサインタフェース1124および時計回路1125を備えている。ROM1122には、図1に示したセンサ装置41のシステムプログラム(MEMS光変調器70の駆動回路113のドライバ,センサドライバ等を含む)の他、センサ装置41のID(識別情報)が格納されている。なお、IDはROM1122以外のレジスタ等の記憶装置に記憶しておくこともできる。
図2において、RAM1123には、CPU1121の作業領域が確保される。センサインタフェース1124は、センサ131,132(図1参照)のインタフェース回路であり、本実施形態ではアナログ・デジタル(A/D)変換回路および入出力(I/O)インタフェースを含んでいる。
時計回路1125は、CPU1121により参照されて、センサ131,132(図1参照)による検出時刻が設定され、さらに光信号の送信時刻が設定される。
CPU1121は、ROM1122、RAM1123、センサインタフェース1124、図1に示した駆動回路113、MEMS光変調器70を制御するとともに、同じく図1に示したセンサ131,132からの検出信号を取得し検出情報Dk(1),Dk(2)(kは検出ごとにインクリメントされる添え字)を生成することができる。これらの検出情報は、検出後直ちに、後述する時系列データDATAに変換し、光信号PSとして送信するようにしてもよいが、たとえば各センサから一定時間ごと(各センサでこの時間は異なっていてもよい)に検出情報を取得してRAM1123に格納しておき、これらを所定時刻に一括して送信するようにしてもよい。
CPU1121は、この取得した検出情報Dk(1),Dk(2)を含む時系列データDATAを生成する。この時系列データDATAのヘッダには、図3(A)の時系列光データDATAのデータ構造図に示すように、図1に示したセンサ装置41のID、各検出情報の種類SR、データ作成時刻TM等を埋め込むことができる。図3(B)に時系列光データのビットストリームを示す。CPU1121は、この時系列データDATAに対応する信号を駆動回路113に送出する。以上の説明からわかるように、処理回路112には汎用的なマイクロプロセッサを用いることもできる。
図1に示した駆動回路113は時系列データDATA(図3(A),(B)参照)に対応する信号に応じた駆動信号によりMEMS光調器70を駆動する。MEMS光変調器70は、Si微細加工技術によって製作されたMEMS技術による、機械的に駆動されるマイクロミラー、あるいは光ファイバの機械的マイクロ変位機構からなる光変調器などの構造を有している。
図4は、本発明の遠隔監視システムを示す説明図である。図4において、遠隔監視システム4は、複数のセンサ装置41(k)(k=1,2,・・・,n)と監視装置42とからなり、センサ装置41(k)は例えばパイプラインに沿って設けられている。センサ装置41(k)には上述したセンサ端末回路10とMEMS光変調器70(図1参照)が含まれており、これらから時系列データDATAに対応する光信号PSが監視装置42に送信される。MEMS光変調器70(図1参照)は、監視装置42に搭載されたレーザダイオード421(図4では波長980nm)から光ファイバFAを介して供給された定常的なレーザ光Laを、駆動回路113が生成する駆動信号にしたがって変調する。MEMS光変調器70により変調されたレーザ光は、時系列データDATAに対応する光信号PSとして送出され、監視装置42において分岐器423により分岐されて受光素子422によって検知される。
図5は本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第2実施形態を示す説明図である。
図5において、センサ装置41は、MEMS光変調器70と、センサ端末回路10と、光ファイバFA、およびセンサ端末回路10に接続されたセンサ131,132とからなる。
センサ端末回路10上には、処理回路112と、MEMS光変調器70を駆動するための駆動回路113と、外部センサ接続端子116と、これらに電力を供給するための電源回路110とが搭載されている。電源回路110は、太陽電池モードで動作する光電変換素子1101と電池の出力電圧や電流を一定に制御する回路(図示せず)からなる。
処理回路112は、第1実施形態の場合と同様の構成で同様の動作をする。
光ファイバFAを介して監視装置42(図4参照)より供給された光は光分岐素子117により分岐され、一方の光は光電変換素子1101に入射してセンサ装置41を動作させる電力を生成する。すなわちこの電力は全要素(すなわち、処理回路112、MEMS駆動回路113、MEMS光変調器70等)に供給されるとともに、必要に応じてセンサ接続端子116を介してセンサ131,132にも供給される。
光分岐素子117により分岐された他方の光は、MEMS光変調器70に入射し、駆動信号にしたがって変調される。MEMS光変調器70に供給されるレーザ光は定常的である。MEMS光変調器70より変調されたレーザ光は、図4に示した時系列データDATAに対応する光信号PSとして、監視装置42に向けて送出される。
図6は本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第3実施形態を示す説明図である。
図6において、センサ端末集積回路1は、基板11上に、光電変換素子を含む電源回路111と処理回路112とMEMS駆動回路113とMEMSによるマイクロミラー114と温度センサ115とが集積されている。また、図6ではセンサ端末集積回路1には、外部センサ接続端子116が設けられている。
光電変換素子含む電源回路111は光La(図4参照)の供給を受け、回路動作電力Pcdを生成する。光Laはたとえば光路を伝播してきたレーザ光とすることができる。この回路動作電力Pcdは全要素(すなわち、処理回路112、MEMS駆動回路113、温度センサ115等)に供給されるとともに、外部センサ接続端子116を介して外部センサ(例えば歪センサ131,ガスセンサ132)にも供給される。
処理回路112は、図2に示したようにCPU1121、ROM1122、RAM1123、センサインタフェース1124、時計回路1125を備えている。ROM1122には、センサ端末集積回路1のシステムプログラム(駆動回路のドライバ,センサドライバ等を含む)の他、センサ端末集積回路1のID(識別情報)が格納されている。なお、IDはレジスタ等に記憶しておくこともできる。
RAM1123には、CPU1121の作業領域が確保される。センサインタフェース124は、温度センサ115、歪みセンサ131,ガスセンサ132のインタフェース回路であり、本実施形態ではアナログ・デジタル(A/D)変換回路および入出力(I/O)インタフェースを含んでいる。
時計回路1125は、CPU1121により参照されて、温度センサ115、歪みセンサ131,ガスセンサ132による検出時刻が設定され、さらに光信号の送信時刻が設定される。
CPU1121は、ROM1122、RAM1123、センサインタフェース1124、マイクロミラー駆動回路113を制御するとともに、温度センサ115、歪みセンサ131,ガスセンサ132から検出情報Dk(1),Dk(2),Dk(3)(kは検出ごとにインクリメントされる添え字)を取得することができる。ここでDk(1)は温度情報、Dk(2)は歪情報、Dk(3)はガス情報(検知情報,濃度情報等)である。これらの検出情報は、検出後直ちに、後述する時系列データDATAに変換し、光信号PSとして送信するようにしてもよいが、たとえば各センサから一定時間ごと(各センサでこの時間は異なっていてもよい)に検出情報を取得してRAM1123に格納しておき、これらを所定時刻に一括して送信するようにしてもよい。
CPU1121は、時系列データDATAに対応する信号をマイクロミラー駆動回路113に送出する。
マイクロミラー駆動回113は時系列データDATAに対応する信号に応じた駆動信号によりマイクロミラー114を機械的に駆動する。具体的には、マイクロミラー駆動回113はマイクロミラー114を変位(回転および/または移動)させる。
図7は本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第3実施形態の変更例を示す説明図である。
図7において、センサ端末回路1は基板11上に、図6に示した光電変換素子含む電源回路111、処理回路112、マイクロミラー駆動回路113、マイクロミラー114、温度センサ115に加えて二次電池(静電容量型電池であってもよい)117が設けられている。
また、処理回路112には、図示はしないが、図2に示したCPU1121、ROM1122、RAM1123、センサインタフェース1124、時計回路1125に加えて充電制御回路が備えられている。
充電制御回路は、二次電池117の出力電圧および出力電流を検出しており、全要素の電力消費量が小さいときに光電変換素子が生成する電力により二次電池117の充電を行い、全要素の電力消費量が大きいときや光電変換素子が生成する電力が低下したときは、二次電池117に蓄積した電力を全要素に供給することができる。なお、二次電池117(あるいは、図示しない静電容量型電池)は、基板11内の外部に設けるようにしてもよい。
図8(A)は本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第4実施形態を示す説明図、(B),(C)はMEMS変調器の動作を示す説明図である。
図8(A)において、センサ端末集積回路2は、シリコン基板21内に、光電変換素子211と処理回路212とMEMS変調器駆動回路213とMEMS変調器214と温度センサ215とが集積され、図8(A)では集積回路2には外部センサ接続端子216が設けられており、外部センサ接続端子216には、歪みセンサ231,ガスセンサ232が接続されている。
図8(A)に示した光電変換素子を含む電源回路211、温度センサ215,歪みセンサ231,ガスセンサ232は、図7に示した光電変換素子を含む電源回路111,温度センサ115、歪みセンサ131,ガスセンサ132と同じである。図8(A)の処理回路212は、基本的には図7の処理回路112と同じであり、図示しないCPU、ROM、RAM、センサインタフェース、時計回路(図2参照)を備えており、処理回路112と同様に機能する。
図8(A)においてMEMS変調器214は、カンチレバータイプであり、シリコン基板21上に形成された溝Gに設けられた梁Cに光路Pが形成されている。図8(A)の例では、駆動回路213により梁Cが駆動(たとえば、静電気駆動または圧電駆動)されると、光路が遮断される、光路Pは変調光を外部に送出することができる。
図9(A),(B)は、図6に示したマイクロミラー114により変調されたレーザ光が、供給されるレーザ光のもと来た光路に向けて戻される例を示す図である。なお、図示はしないが、図8(A)に示したマイクロ変調器214に供給されるレーザ光のもと来た光路に戻されるようにもできる。
図10(A),(B)は、図6に示したマイクロミラー114に供給されるレーザ光Lbが変調されてもと来た経路とは異なる方向に送出され、かつ光電変換素子に供給される光Laとマイクロミラー114に供給されるレーザ光Lbとが別々の光路でセンサ端末回路1に入射される例を示す図である。なお、図示はしないが、図8に示した光電変換素子に供給される光LaとMEMS変調器214に供給されるレーザ光Lbとが別々の光路でセンサ端末集積回路2(図8(A))に入射されるように構成することもできる。
図11は、光電変換素子111,211に光を供給する例を示す図である。
図12は、センサ端末回路1のシリコン基板21内に、MEMSによるマイクロハーフミラー118が備えられた例を示しており、マイクロハーフミラー118により、共通の光路から入射した光(ここではレーザ光Lc)が、光電変換素子111側とマイクロミラー114側とに分離される様子を示す図である。なお、センサ端末集積回路2のシリコン基板21内にも上記と同様な構成を構築することができる。
上記したセンサ装置41(図4参照)同士が、光ファイバを介して情報交換することもできる。たとえば、複数のセンサ装置から特定のセンサ装置に検出データを送信し、当該特定のセンサ装置から多数のセンサ装置の情報をまとめて監視装置に送信するようにしてもよい。
本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置のに示した第1実施形態を示す説明図である。 図1の処理回路を示すブロック図である。 (A)は時系列光データDATAのデータ構造図、(B)は時系列光データのビットストリームを示す図である。 本発明の遠隔監視システムを示す説明図である。 本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第2実施形態を示す説明図である。 本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第3実施形態を示す説明図である。 本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第3実施形態の変更例を示す説明図である。 (A)は本発明の遠隔監視システムに使用されるセンサ装置の第4実施形態を示す説明図、(B),(C)はMEMS変調器の動作を示す説明図である。 (A),(B)は、図6に示したマイクロミラーにより変調されたレーザ光が、マイクロミラーに供給されるレーザ光のもと来た光路に向けて戻される例を示す図である。 (A),(B)は、図6に示したマイクロミラーに供給されるレーザ光の様子を示す図である。 光電変換素子に光を供給する例を示す図である。 集積回路のシリコン基板内に、マイクロハーフミラーが備えられた例を示す図である。
1 センサ端末回路
2 センサ端末集積回路
4 遠隔監視システム
10 センサ端末回路
11 基板
21 シリコン基板
41(k)(k=1,2,・・・,n) センサ装置
42 監視装置
70 MEMS光変調器
110,111,211 電源回路
112 処理回路
113 光変調器の駆動回路
131,132 センサ
112,212 処理回路
113 MEMS駆動回路
114 MEMSマイクロミラー
115,215 温度センサ
116,216 外部センサ接続端子
131,231 歪みセンサ
132,232 ガスセンサ
213 変調器駆動回路
214 MEMS変調器
1121 CPU
1122 ROM
1123 RAM
1124 センサインタフェース
1125 時計回路
FA 光ファイバ
La,Lb,Lc センサ装置に供給されるレーザ光
PS センサ装置から戻されるレーザ光
Pcd 回路動作電力

Claims (9)

  1. センサ端末回路と、少なくとも1つのセンサとを備えた複数のセンサ装置、および当該複数のセンサ装置から遠隔にある監視装置からなり、前記複数のセンサ装置は、前記監視装置から引き出された1本の光ファイバから分岐した複数の光ファイバの終端にそれぞれ設けられ、前記複数のセンサ装置から前記監視装置に検出信号が送出される遠隔監視システムであって、
    前記センサ端末回路は、処理回路と、MEMS光変調器と、該MEMS光変調器を駆動するための駆動回路と、これらに電力を供給するための電源回路と、前記監視装置から供給される定常的なレーザ光を2方に分岐し、一方のレーザ光を前記MEMS光変調器に入射するとともに他方のレーザ光を前記電源回路に入射する光分岐素子とからなり、
    前記処理回路は、前記少なくとも1つのセンサからの検出情報を取得・処理して時系列データを生成し、当該時系列データ前記駆動回路に送出し、
    前記駆動回路は、前記時系列光データに応じた駆動信号により前記MEMS光変調器を駆動し、
    前記MEMS光変調器は、前記光分岐素子により分岐された前記定常的なレーザ光を前記駆動信号にしたがって変調して前記時系列データに対応する光信号を生成し、当該光信号を前記定常的なレーザ光が送られてきた光路に沿って前記監視装置に向けて送出する、
    ことを特徴とする遠隔監視システム
  2. 前記処理回路は、前記時系列データのヘッダに、自己センサ装置の識別情報を書き込むことを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視システム
  3. 前記電源回路は、電圧または電流の安定化回路を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の遠隔監視システム
  4. 前記電源回路は、光電変換素子と二次電池とを備え、前記光分岐素子により分岐された前記定常的なレーザ光を受光して前記センサ端末回路の動作に必要な電力を生成することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の遠隔監視システム
  5. 前記電源回路は、
    前記センサ装置を構成する全要素の電力消費量が小さいときは、前記光電変換素子が生成する電力により前記二次電の充電を行い、
    前記全要素の電力消費量が大きいときまたは前記光電変換素子が生成する電力が低下したときは、前記二次電に蓄積した電力を前記全要素に供給する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の遠隔監視システム
  6. 前記少なくとも1つのセンサが、前記センサ端末回路の内部または外部に設けられていることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の遠隔監視システム
  7. 前記センサ端末回路は、前記処理回路と、前記駆動回路と、前記MEMS光変調器とがシリコン基板上に集積されてなることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の遠隔監視システム
  8. 前記センサ装置が、前記シリコン基板上にマイクロハーフミラーを備え、当該マイクロハーフミラーにより入射した前記定常的なレーザ光が、前記光電変換素子側と、前記MEMS変調器側とに分離されることを特徴とする請求項に記載の遠隔監視システム
  9. 前記センサ装置が、光ファイバを介して他のセンサ装置と情報交換することを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の遠隔監視システム
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