JP5144603B2 - ロール成形装置 - Google Patents

ロール成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5144603B2
JP5144603B2 JP2009169055A JP2009169055A JP5144603B2 JP 5144603 B2 JP5144603 B2 JP 5144603B2 JP 2009169055 A JP2009169055 A JP 2009169055A JP 2009169055 A JP2009169055 A JP 2009169055A JP 5144603 B2 JP5144603 B2 JP 5144603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
forming
roll
line
stand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009169055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011020160A (ja
Inventor
幸雄 市川
Original Assignee
埼玉工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 埼玉工業株式会社 filed Critical 埼玉工業株式会社
Priority to JP2009169055A priority Critical patent/JP5144603B2/ja
Publication of JP2011020160A publication Critical patent/JP2011020160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5144603B2 publication Critical patent/JP5144603B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

本発明は、配列された複数の成形スタンドからなる成形ラインを有するロール成形装置に関する。
帯状の金属板を所定の断面形状に成形する装置としては従来からロール成形装置が知られている。ロール成形装置には一対の成形ロールの各々を回転可能に搭載した複数のスタンドが一つの方向に沿って配列されており、こうした列状をなす複数のスタンドによって1つの成形ラインが構成されている。そしてこのように構成された成形ラインでは、成形対象である帯状の金属板が一対の成形ロール間に挟まれる態様でライン方向(ライン方向)に沿って送りこまれて、一対の成形ロール間の空間形状に対応した断面形状に金属板が成形されることとなる。また上述した成形ロールの形状に合わせて金属板の断面形状が変更可能にもなるため、多くの品種への対応が求められる装置環境にあっては、上述した成形ロールが品種に合わせて交換されるといった交換作業が実施されている。
一方、上述した成形ロールの交換作業時には、通常、その成形ラインにおける成形処理の中断が余儀なくされる。そのためこうした稼働停止期間によってロール成形装置の稼働率が大幅に低下してしまい、成形ロールの交換作業そのものがロール成形装置の稼働率を著しく低下させる要因の1つでもあった。そこでこうしたロール成形装置においては、成形ロールの交換作業に伴う稼働停止期間が短縮されるべく、特許文献1及び特許文献2のような提案が従来からなされている。図9及び図10は、これら特許文献1及び特許文献2に示されるようなロール成形装置の概略構成を示す平面図である。
特許文献1に示されるようなロール成形装置では、図9に示されるように、各成形ロール101を回転させるロール駆動力分配用ギア装置102の両側に各成形ロールスタンド103A,103Bが配設されており、複数の成形ロールスタンド103Aからなる第1成形ライン104と、同じく複数の成形ロールスタンド103Bからなる第2成形ライン105とが上記ロール駆動力分配用ギア装置102を挟むかたちに構成されている。さらにこれら第1成形ライン104と第2成形ライン105とが、これらの設置面内においてそれぞれライン方向と直交する幅方向に移動可能に、共通する1つの台車110上に搭載されている。なお同図では、左から右に向かう矢印の方向に沿って成形対象である材料111が送られるようになっており、その材料の搬送先であるオンライン位置には第1成形ライン104が配置されている。そしてこうした構成からなるロール成形装置においては、台車110が幅方向に移動することにより、オンライン位置に位置する成形ラインが第1成形ライン104あるいは第2成形ライン105に切り替えられることとなる。そのうえ稼働させる成形ラインが切替ギア112によって選択可能になっており、こうした切替ギア112の切替え動作によって、オンライン位置にある成形ラインが稼働しながらも、オフライン位置にある成形ラインでは成形ロールの交換作業が可能となり、成形ロールの交換作業に関わる稼働停止期間が短縮されることとなる。
また上述したロール成形装置の他、特許文献2に示されるようなロール成形装置では、図10に示されるように、複数の成形スタンド203Aからなる第1成形ライン204と複数の成形スタンド203Bからなる第2成形ライン205とがそのライン方向で分割されて成る複数の成形ブロック206が構成されている。各成形ブロック206においては、一対の成形ラインを構成する複数の成形スタンド203A,203Bが、これらの設置面内での回動と幅方向への移動とが可能なステージ207に搭載されており、かつステージ207の回転中心201に対して対象となる位置に配設されている。なお同図では、第
1成形ライン204がオンライン位置に配置されており、第2成形ライン205がオフライン位置に配置されている。そしてこうした構成からなるロール成形装置においては、例えば図10における左端のステージ207のように、選択された1つのステージ207が幅方向に一旦引き出されて、さらに180°だけ回動された後に、同幅方向へ押し戻される。こうした作業がなされることより、オンライン位置に対応する成形スタンドが成形スタンド203Aから成形スタンド203Bへ切替えられるため、こうした構成においても、上述したロール成形装置と同じく、装置の稼働時に成形スタンドの交換作業が可能となるため、成形ロールの交換作業に関わる稼働停止期間が短縮されることとなる。
特許第2534957号公報 特許第3633373号公報
しかしながら特許文献1に示されるような装置構成では、図9に示した状態の第2成形ライン105がオンライン位置に配置されるために、図9に示した2点鎖線の位置まで台車110全体が移動しなければならず、上記幅方向におけるロール成形装置の占有面積がライン方向の全体にわたり大幅に増大してしまうこととなる。さらには、台車110が移動するための面積のみならず、成形ロールの交換作業がなされるための作業面積も同じくライン方向の全体にわたり別途必要となる。例えば第2成形ライン105の交換作業がなされるための面積が図中の下側に、第1成形ライン104の交換作業がなされるための面積が図中の上側に確保される必要がある。その結果、ロール成形装置の幅方向の両側において交換作業用の面積が確保されなければならず、結局のところ、上記幅方向においては実質的に約2台分の占有面積が必要となってしまう。また特許文献2に示されるような装置構成では、1つのステージ207が回動する際にこれと隣接したステージ207がその回動時の障害とならないように同ステージ207が成形ラインの幅方向に一旦引き出されなければならない。その結果、こうした構成であっても、全てのステージ207についてその幅方向に引き出し用の面積が必要となり、結局のところ、上記幅方向においては実質的に約2台分の占有面積が必要となってしまう。
こうしたロール成形装置の幅方向における占有面積は、装置そのものの省スペース化に対して大きな妨げとなることは当然のこと、限られた設置面積に複数台のロール成形装置が設置される態様にあっては、特に設置台数が大幅に制約されてしまうことにもなる。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、その目的は、成形ロールの交換作業に伴う装置の稼働停止期間を短縮しつつ省スペース化を可能にしたロール成形装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、成形ロールを装着可能にした複数のスタンドの配列である一対の成形ラインが互いに平行に並設された態様で備えられ、前記成形ラインに送給される板材を前記成形ロールにより成形するロール成形装置であって、前記一対の成形ラインがそのライン方向で分割されて成る複数の成形ブロックの各々を前記ライン方向に沿って往復搬送する搬送部と、前記一対の成形ラインが含まれる面内において前記一対の成形ラインの間を中心として前記複数の成形ブロックの各々を回動させる回動部とを備え、前記搬送部による一つの成形ブロックの移動によって該一つの成形ブロックを他の成形ブロックから離間させるとともに、前記回動部による各成形ブロックの回動によって一方の成形ラインの構成要素であるスタンドと他方の成形ラインの構成要素であるスタンドとを入れ替
えることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、搬送部を用いた成形ブロックのライン方向への移動と、回動部を用いた成形ブロックの回動とにより、一方の成形ラインの構成要素であるスタンドと他方の成形ラインの構成要素であるスタンドとが入れ替え可能となる。このようにして一対の成形ライン間で成形ロールが入れ替えられる際には、成形ラインのライン方向と直交する幅方向へ何れの構成要素も移動することがなくなる。その結果、こうした幅方向に関して、ロール成形装置の占有面積が十分に抑えられることとなる。
また上述した構成によれば、例えば一方の成形ラインが稼働する状態において、他方の成形ラインでは成形ロールの設定変更が可能となる。そのため、成形ロールの交換作業に際しては、各成形ブロックの回動期間だけ成形装置がその稼働を停止させるだけであり、成形ロールの交換に必要とされる稼働停止期間が十分に短縮されることにもなる。
ちなみに上述した成形ブロックの回動時においては、その成形ブロックに隣接した他の成形ブロックがその回動時の障害となることを回避すべく、回動対象となる成形ブロックのライン方向の両側には所定のスペースが別途必要となる。この点、上述した構成からなるロール成形装置であれば、成形ラインの端に位置している成形ブロックから順にスタンドの入れ替えを実行することが可能であり、成形ラインの端の成形ブロックから順にスタンドの入れ替えを実行する態様であれば、先行して入れ替えが実行された成形ブロックがその移動前に占有していたスペースを後続する成形ブロックがその回動に利用することも可能となる。そのため各成形ブロックが回動するために別途必要とされるライン方向のスペースが最小限に止められることにもなる。
請求項2に記載の発明は、前記成形ロールを駆動するための駆動源と、前記一対の成形ラインの間において前記成形ブロックごとに設けられて、前記駆動源からの駆動力をその成形ブロックを構成する成形ロールに伝達する伝達部とを備え、前記伝達部は、一方の成形ラインを構成する成形ロールと他方の成形ラインを構成する成形ロールとにその伝達対象を切り替える切替部を備えたことを要旨とする。
上述したように一方の成形ラインが稼働して他方の成形ラインが成形ロールの変更対象として選択される場合、稼働する成形ラインの成形ロールには駆動力が伝達されることとなり、停止する成形ラインの成形ロールには駆動力の伝達が遮断されることとなる。駆動源や伝達部が成形ロールごとに設けられる構成であれば、こうした伝達態様も可能にはなるが、駆動源や伝達部の数量が増加する分だけ、ロール成形装置の占有面積が拡大してしまうことは当然のこと、ロール成形装置の構成そのものが複雑になってしまう。この点、請求項2に記載の発明によれば、成形ブロックごとの伝達が伝達対象を一方の成形ラインを構成する成形ロールと他方の成形ラインを構成する成形ロールとに切り替えることから、たとえ成形ブロックが回動して稼働ラインの成形スタンドが切替えられることになっても、稼働する成形ラインに対応した成形ロールのみがその伝達対象として選択可能になる。それゆえ、1つの成形ブロックにおいては、成形ラインの稼働と停止とが最小限の伝達部によって対応可能となり、その結果、占有面積の拡大やロール成形装置の複雑化が回避されることにもなる。
請求項3に記載の発明は、前記伝達部が前記成形ラインのライン方向に沿って配列されており、隣接する前記伝達部の間には、一方の伝達部における駆動力を他方の伝達部へ伝達するかたちに該伝達部間を連結する連結部が設けられ、前記連結部は、連結先である2つの伝達部に対応した前記各成形ブロックがライン方向に離間することによりその連結を解除することを要旨とする。
ここで、例えば成形ブロックごとに駆動源が設けられ、成形ラインを構成する複数の成形ロールが複数の駆動源によって回転される構成では、成形ロールの回転速度に成形ブロックごとの誤差が生じてしまう虞がある。この点、請求項3に記載の発明によれば、各成形ブロックの伝達部が連結部を介して直列的に連結されることとなり、各成形ブロックの成形ロールが単一の駆動源の下で回転することとなる。それゆえ各成形ロールの回転速度には誤差が生じ難くなる。また成形ブロックがライン方向へ移動される際には、上述した連結部による連結が解除されることとなるため、その移動に続く成形ブロックの回動が円滑に実行されることになる。
本実施形態にかかるロール成形装置の概略構成を示した平面図。 図1の2−2線における側面図。 図1の3−3線における側面図であってその一部を省略して示した図 減速機の入力軸に設けた連結部の概略構成を示す平面図。 (a)(b)(c)本実施形態における入れ替え動作を示す平面図。 (a)(b)本実施形態における入れ替え動作を示す平面図。 変更例における切替機構の概略構成を示す平面図。 変更例における切替機構の概略構成を示す平面図。 従来例のロール成形装置についてその概略構成を示した平面図。 従来例のロール成形装置についてその概略構成を示した平面図。
以下、本発明にかかるロール成形装置を具体化した一実施形態について図1〜図6を参照して以下に説明する。図1は本実施形態にかかるロール成形装置10の平面構造を示した平面図である。図2は図1の2−2線における側面構造を示す側面図であってその一部を省略して示した図であり、図3は図2の3−3線における側面構造を示す側面図であってその一部を省略して示した図である。
図1に示されるように、ロール成形装置10には、複数の成形スタンド51Aが一つの方向に沿って配列されており、これら複数の成形スタンド51Aの配列である第1成形ライン11が同成形スタンド51Aの配列方向であるライン方向に沿って構成されている。また複数の成形スタンド51Bが同じくライン方向に沿って配列されており、これら複数の成形スタンド51Bの配列である第2成形ライン12が同じくライン方向に沿って構成されている。上述した一対の成形ライン11,12は、ライン方向において共通する4つの成形ブロック31A,31B,31C,31Dに分割されており、各成形ブロック31A,31B,31C,31Dを構成する5基の成形スタンド51Aと5基の成形スタンド51Bとが同成形ブロックを構成する1つのステージ32に配置されている。しかも1つのステージ32に搭載される5つの成形スタンド51Aと5つの成形スタンド51Bとは、同ステージ32の搭載面における中心である回転中心13を中心に点対称となるように配置されている。本実施形態のロール成形装置10においては、駆動源15の駆動力が一方の成形ラインを構成している各成形スタンドに伝達されるようになっており、そして成形対象である板材23が同成形ラインを構成する各成形スタンドを図1における右から順に通過することにより、その板材23が所定の断面形状に成形されるようになっている。
ロール成形装置10は、ライン方向に延びる外枠21を有し、この外枠21には第1成形ライン11のライン方向における延長上にコイル挿入ガイド22が設けられている。第1成形ライン11には、このコイル挿入ガイド22を介して図示しないアンコイラーから板材23が供給される。外枠21内にはライン方向に延びる基台24が配設されている。基台24には、ライン方向に沿って延びる複数のスライドレール25(本実施形態では3つ)が前記ライン方向と直交する幅方向に並んで敷設されている。上述した各成形ブロッ
ク31A,31B,31C,31Dは、これら複数のスライドレール25の上に搭載されている。なお、各成形ブロック31A〜31Dは、その主要構成が同じであるため、成形ブロック31Aについて詳細に説明し、他の成形ブロック31B,31C,31Dについては同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図2及び図3に示されるように、成形ブロック31Aは、複数のスライドレール25の上に搭載されたステージ32をライン方向に往復移動させる搬送部33と、回転中心13を中心にステージ32を回動させる回動部34とを有している。
搬送部33は、スライドレール25と、同スライドレール25にエアスライダ35を介して支持されたステージベース36と、基台24の幅方向の一端部に設けた搬送機構37とから構成されている。搬送機構37は、図3に示されるように、第1係止部38と第2係止部39とに回動自在に支持されその一端が油圧モータ40に接続されたボールねじ41を有しており、このボールねじ41にはステージベース36に固設されたボールねじナット42が係合している。搬送機構37は、油圧モータ40を正転させてボールねじ41を正回転させることにより、板材23を成形するための位置である稼働位置から距離Lだけ離間した回動位置へステージ32を移動させ、さらには、回動位置から同じく距離Lだけ離間した待機位置へと移動させる。また搬送機構37は、油圧モータ40を逆転させてボールねじ41を逆回転させることにより、ステージ32を待機位置から稼働位置へと復帰させる。なお、この稼働位置から回動位置までの距離Lは、本実施形態では成形ブロック31Aのステージ32を回動させる際に、隣接した成形ブロック31Bのステージ32が障害とならない最小の距離としている。
回動部34は、ステージベース36に固設された回動ベース45と、回動ベース45に対して回動可能に支持された回動テーブル46と、ステージベース36に固設された回転モータ47とから構成されている。本実施形態の回動テーブル46は、回転モータ47に接続された駆動ギア47aに従動する従動ギアであって、搬送部33によって成形ブロック31Aが搬送されて同成形ブロック31Aが回動位置に位置しているときに回転モータ47を正転させることにより、回動テーブル46に固設されたステージ32を、回転中心13を軸に180度回動させる。こうした回動部34の回動動作により、成形スタンド51Aと成形スタンド51Bとが各成形ライン11,12において入れ替わることとなる。つまりロール成形装置10は、各ステージ32をライン方向に沿って移動させたのちに回転中心13を中心に同ステージ32を180度だけ回動させることにより、成形スタンド51Aと成形スタンド51Bとを各成形ライン11,12において入れ替え可能にするものである。
ステージ32のライン方向における両端部には、幅方向に延びる一対の支持部材48が成形ライン11,12に対応して設けられている。そしてステージ32には、これら一対の支持部材48に両端部が支持されるかたちでライン方向に延びるカセットベース50A,50Bが幅方向に所定間隔を隔てて搭載されている。この一対の支持部材48は、ステージ32に対するカセットベース50A,50Bのライン方向への移動を規制するとともに、カセットベース50A,50Bを幅方向へ移動させる際のガイドとしても機能する。また、ステージ32上であって上述した一対の支持部材48の間には、同じく幅方向に延びる一対のエア浮上式コロコンベア49がライン方向に所定の間隔を隔てて設けられている。このエア浮上式コロコンベア49には、ライン方向を軸として回動するローラが幅方向に複数並設されている。このローラは、エア浮上式コロコンベア49にエアが供給されることで、カセットベース50A,50Bに当接する位置まで浮上する。そしてエア浮上式コロコンベア49は、こうしたローラがカセットベース50A,50Bに当接することにより、一対の支持部材48上をカセットベース50A,50Bが幅方向に移動する際の抵抗を小さくする。
このカセットベース50Aにはライン方向に沿って所定の間隔を隔てて5基の成形スタンド51Aが搭載されており、カセットベース50Bには各成形スタンド51Aと対峙するように同じく5基の成形スタンド51Bが搭載されている。また、これらのカセットベース50A,50Bの間にはライン方向に延びる配置台64が設けられており、この配置台64には成形スタンド51Aあるいは成形スタンド51Bに駆動源15からの駆動力を伝達する伝達部としての減速機65が搭載されている。なお、これらの成形スタンド51A,51Bは、その主要構成が同一であるため、成形スタンド51Aについて詳細に説明し、成形スタンド51Bについては同様の符号を付すことでその詳細な説明は省略する。
図2に示すように、成形スタンド51Aは、幅方向に所定の間隔を隔てて立設された一対のフレーム52a,52bを有している。この一対のフレーム52a,52bは、カセットベース50Aに対して着脱可能に立設されており、幅方向に延びる一対のロール軸である下部ロール軸53と上部ロール軸54とを回動自在に支持している。この下部ロール軸53と上部ロール軸54とには、キー止めされた成形ロール55,56が一対のフレーム52a,52bに挟まれるかたちで装着されており、これら成形ロール55,56は、板材23を所望の断面形状に成形する形状をなしている。成形スタンド51Aには、上部ロール軸54の位置を鉛直方向に沿って調整する調整機構57が設けられており、この調整機構57を用いて上部ロール軸54の位置を調整することにより、成形ロール55に対する成形ロール56の位置が板材23の板厚に応じた位置に調整される。
また、成形スタンド51Aの下部ロール軸53にはキー止めされた下部ギア58が装着されており、上部ロール軸54には下部ギア58に従動する上部ギア59がキー止めされて装着されている。また下部ロール軸53の先端部53aには、幅方向に沿って変位可能なかたちでキー止めされ、コイルばね60によって減速機65に向かって付勢されているクラッチ部材61が設けられている。そして、下部ロール軸53は、このクラッチ部材61を介して駆動源15からの駆動力が与えられて回転駆動されることとなる。また上部ロール軸54には、下部ギア58及び上部ギア59を介して駆動源15からの駆動力が与えられ下部ロール軸53の回転方向とは反対方向に回転駆動される。
成形スタンドごとに設けられた上記の減速機65は、図1に示したように、対峙するように配置された成形スタンド51A,51Bに挟まれるように配置され、成形スタンド51A,51Bと同じくライン方向に沿って並設されている。図2〜図4に示されるように、各減速機65は、ウォームギア式の減速機であって、減速機65のケース65aからライン方向に沿って両側に延びる入力軸66と、対応する成形スタンド51A,51Bに向かってその軸心が下部ロール軸53の軸心と一致するように延出形成された出力軸67とを有している。各減速機65の入力軸66は、同じステージ32上で隣接する減速機65の入力軸66と軸継ぎ手68(図3参照:本実施形態ではチェーンカップリング)によって連結されている。こうすることで、同じステージ32に搭載された減速機65の入力軸66が同一回転速度の下で回転駆動されるとともに、各減速機65の出力軸67が同一回転速度の下で一斉に回転駆動される。出力軸67の先端部には、キー止めされたクラッチ部材69が設けられている。このクラッチ部材69は、成形スタンドに設けたクラッチ部材61と幅方向に対して連結・解除自在に構成されており、これらのクラッチ部材61,69が連結することにより下部ロール軸53に対して駆動源15の駆動力が伝達される。
このロール成形装置10には、駆動源15からの駆動力の伝達対象を成形スタンド51Aあるいは成形スタンド51Bに切り替える切替機構71が設けられている。本実施形態の切替機構71は、両ロッドシリンダ72を有している。この両ロッドシリンダ72は、その本体が配置台64のライン方向における中央付近内部に配置されており、カセットベース50A,50Bのライン方向における中央付近に向かって同配置台64の両側から幅
方向に延びるロッド73を有している。このロッド73は、図示しない潤滑油供給装置から両ロッドシリンダ72に油圧が供給されることにより、一端部が配置台64から離間するとともに他端部が配置台64に近接する態様で幅方向に変位する。そしてこのロッド73の各先端部には、上述したロッド73の幅方向の変位に連動して、カセットベース50A,50Bを移動させる連動部材74が連結部材75を介して連結されている。
一対の連動部材74の各々は、両ロッドシリンダ72から離間する幅方向に沿って延び、ステージ32に固設された一対のクランプ部76により幅方向に沿って移動可能に支持されている。連動部材74の基端部側には、配置台64に近接する方向へのカセットベース50A,50Bの連動部材74に対する移動を規制する係止片77が設けられている。また連動部材74の先端部側には、配置台64から離間する方向へのカセットベース50A,50Bの連動部材74に対する移動を規制する回動係止片78が設けられている。そして、カセットベース50A,50Bの各々がそれに対応する係止片77と回動係止片78とによって挟持されることにより、カセットベース50A,50Bの各々が連動部材74に固定される。この状態から両ロッドシリンダ72が駆動されることにより、ロッド73に連結された各連動部材74が同ロッド73と共に変位し、同連動部材74に固定された各カセットベース50A,50Bが同じ方向に変位する。
こうした構成の切替機構71によれば、カセットベース50A,50Bの一方が成形スタンドのクラッチ部材61と減速機65のクラッチ部材69とを連結させる連結位置(図2ではスタンドベース50Aの位置)へ移動する。これとともに、カセットベース50A,50Bの他方が、成形スタンドのクラッチ部材61と減速機65のクラッチ部材69との連結が解除される解除位置(図2ではスタンドベース50Bの位置)へ移動する。こうすることにより切替機構71は、駆動源15からの駆動力の伝達対象を成形スタンド51Aあるいは成形スタンド51Bに切り替える。
ここで、こうしたクラッチ部材61,69の連結・解除は、切替機構71によってカセットベース50A,50Bを幅方向に移動させることにより行われるため、その連結に伴う衝撃が出力軸67や下部ロール軸53に対して作用することが懸念される。そして、こうした衝撃により、減速機65及び成形スタンド51A,51Bの信頼性、ひいてはロール成形装置10全体の信頼性を低下させてしまう虞がある。これに対し本実施形態では、クラッチ部材61を幅方向に沿って変位可能なかたちで設けるとともに、減速機65に向かってクラッチ部材61を付勢するコイルばね60を設けている。こうした構成であれば、クラッチ部材61,69の連結時における衝撃を緩和することができ、減速機65及び成形スタンド51A,51Bの信頼性、ひいてはロール成形装置10全体の信頼性が低下することを抑制することができる。
そして、このような切替機構71を設けることにより、ステージ32を回動させて成形スタンド51A,51Bを各成形ライン11,12において入れ替えたとしても、稼働対象として選択された成形ライン(本実施形態では第1成形ライン11)を構成する成形スタンドに駆動源15の駆動力を伝達されるようになる。一方、成形ロール55,56の交換対象として選択された成形ライン(本実施形態では第2成形ライン12)を構成する成形スタンドには駆動源15からの駆動力が遮断されることとなり、成形ロール55,56の交換作業が可能となる。すなわち、第1成形ライン11を稼働させつつ第2成形ライン12では成形ロール55,56の交換作業が可能であることから、成形ロールの交換作業に伴う装置の稼働停止期間を短縮することが可能である。ちなみに、成形ロール55,56の交換作業は、上述した調整機構57を用いて上部ロール軸54を移動させて成形ロール55,56を十分に離間させ、フレーム52bをカセットベース50A(50B)から取り外して行われる。
また、上述した回動係止片78は、図2に示されるように、カセットベースが解除位置に位置している(図2ではカセットベース50B)場合に、ライン方向を軸として回動可能に設けられている。この回動係止片78が回動することによって、カセットベース50B(50A)の状態が、連動部材74に対して固定された状態または移動可能な状態になる。この回動係止片78の回動動作は、ステージ32に設けられた油圧シリンダ79によって制御される。この油圧シリンダ79は、図示しない潤滑油供給装置からの油圧を受けて、回動係止片78によりカセットベースを係止片77側へ押圧する。そして回動係止片78と係止片77との協働により、カセットベース50B(50A)が連動部材74に対して固定された状態になる。反対に油圧シリンダ79は、潤滑油供給装置からの油圧が供給されなくなると、回動係止片78の回動動作を解除する。そして回動係止片78を回動させることにより、カセットベース50B(50A)が連動部材74に対して移動可能な状態になる。
回動係止片78の回動動作が解除されている場合、カセットベース50B(50A)は、そのライン方向における移動が一対の支持部材48によって規制されており、その幅方向における移動が連動部材74の係止片77によって配置台64側に対してのみ規制されている。このことから、例えばクレーン等で支持しながらカセットベース50B(50A)を係止片77から離間する方向に移動させることにより、同カセットベース50B(50A)をステージ32から離脱させることも可能である。つまり、第1成形ライン11を稼働させつつ第2成形ライン12では、成形スタンドが配置されたカセットベース50B(50A)それ自体の交換作業を行うことが可能である。こうした場合であっても、成形ロールの交換作業に伴う装置の稼働停止期間を短縮することが可能である。ちなみに、カセットベース50B(50A)を幅方向に移動させる際、上述したエア浮上式コロコンベア49にエアを供給することによりその移動を容易に行うことが可能である。
なお、減速機65の伝達対象となる成形スタンドを切り替える上では、こうした切替機構71を設けずとも、例えば各成形スタンド51A,51Bのそれぞれに駆動源や減速機が設けられる構成であれば、成形スタンド51A,51Bの一方を駆動させ、かつ他方を停止させることが可能ではある。しかしながら、それら駆動源や減速機の数量が増加する分だけ、ロール成形装置の占有面積が拡大することは当然のこと、ロール成形装置の構成そのものが複雑になってしまう。これに対し本実施形態では、上述した切替機構71を設けることにより、1つの減速機65であってもその伝達対象を成形スタンド51Aあるいは成形スタンド51Bに切り替えることが可能であることから、減速機65の数量が抑制されロール成形装置10における占有面積の拡大や複雑化を回避することができる。
また、各ステージ32の減速機65の入力軸66を回転駆動する駆動源を各成形ブロック31A〜31Dに設けた場合には、上述したようなロール成形装置の占有面積の増加や装置の複雑化を招くばかりか、駆動源の出力誤差により各成形ブロック31A〜31Dの間に減速機65の入力軸66の回転速度、すなわち下部ロール軸53の回転速度に誤差が生じてしまう虞がある。この点、本実施形態では、図4に示されるように、各ステージ32の最端に位置する入力軸66Fには、ライン方向に沿って変位可能にキー止めされ、コイルばね80によって隣接する成形ブロックに向かって付勢されている、連結部を構成するクラッチ部材81が設けられている。これらのクラッチ部材81は、互いにライン方向に沿って連結・解除自在に構成されている。こうした構成であれば搬送部33を用いてステージ32を移動させるだけでこれらのクラッチ部材81を連結・解除することが可能となり、ステージ32の移動を円滑に実行することが可能である。なお、こうしたクラッチ部材81は、駆動源15の駆動軸15aの先端部にも設けられている。そして、各ステージ32がそれぞれ稼働位置に位置しているときには、各成形ブロック31A〜31Dのクラッチ部材81が連結して各減速機65の入力軸66が直列的に接続される。こうすることにより、1つの駆動源15の下で各減速機65の入力軸66を回転駆動させることがで
き、ロール成形装置の占有面積の増加や装置の複雑化が回避されるばかりか、各成形ブロック31A〜31Dの成形ロール55,56を誤差の小さい回転速度の下で回転駆動させることが可能となる。
ちなみに、このクラッチ部材81の連結・解除は、ステージ32をライン方向に沿って移動させることにより行われるため、連結時にはその連結に伴う衝撃が減速機65、特に入力軸66に対して作用することが懸念される。そして、こうした連結時の衝撃により、減速機65の信頼性、ひいてはロール成形装置10全体の信頼性を低下させてしまう虞がある。これに対し本実施形態では、クラッチ部材81をライン方向に沿って変位可能なかたちで設けるとともに、隣接した成形ブロックに向かってクラッチ部材81を付勢するコイルばね80を設けている。こうした構成であれば、クラッチ部材81の連結時における衝撃を緩和することができ、減速機65の信頼性、ひいてはロール成形装置10全体の信頼性が低下することを抑制することができる。
次に、このように構成されたロール成形装置10における成形スタンドの入れ替え動作について図5及び図6を参照して説明する。
ロール成形装置10は、図1に示したように、各成形ブロック31A〜31Dのステージ32がそれぞれ稼働位置に位置している状態から成形スタンドの入れ替え動作が行われる。なお、このとき、板材23は供給されておらず、駆動源15も停止状態にある。また、切替機構71は第1成形ライン11を構成している成形スタンド51Aを伝達対象としているとともに、第2成形ライン12を構成している成形スタンド51Bは成形ロール55,56の交換作業、あるいはカセットベース50Bそれ自体の交換作業が終了しているものとする。
まず、図5(a)に示すように、駆動源15から最も離間した成形ブロック31Aから順に成形スタンドの入れ替え動作が行われる。まず成形ブロック31Aの搬送部33において搬送機構37の油圧モータ40が正転駆動されて、これにより稼働位置にあるステージ32がライン方向に沿って距離Lだけ右側に離間した回動位置へ移動する。そしてこの移動にともない成形ブロック31Aのクラッチ部材81と成形ブロック31Bのクラッチ部材81との連結が解除される。成形ブロック31Aが回動位置へ移動すると、油圧モータ40が一旦停止される一方、回動部34の回転モータ47が正転駆動されて、これにより回転中心13を中心にステージ32が180度だけ回動する。こうしたステージ32の回動により、第1成形ライン11を構成していた成形スタンド51Aと第2成形ライン12を構成していた成形スタンド51Bとが各成形ライン11,12において入れ替えられる。
ここで、ステージ32の回動直後においては、減速機65のクラッチ部材69が成形スタンド51Aのクラッチ部材61に連結された状態のまま、つまり成形スタンド51Aが減速機65の伝達対象となったまま、その成形ロールの交換対象として選択される第2成形ライン12を構成している。そこでステージ32が回動させると、減速機65の伝達対象の切り替えが切替機構71により行われる。そして減速機65の伝達対象が成形スタンド51Aから成形スタンド51Bへと切り替えられることにより、新たに第1成形ライン11を構成することとなった成形スタンド51Bが減速機65の伝達対象となる。切替機構71によって各減速機65の伝達対象が切り替えられると、搬送部33の油圧モータ40が再度正転駆動されて、回動位置にあるステージ32がライン方向に沿って距離Lだけさらに右側に離間した待機位置へ移動する。
このように成形ブロック31Aが待機位置へ移動すると、続いて、図5(b)に示すように、成形ブロック31Bの入れ替え動作が行われる。つまり成形ブロック31Aの入れ替え動作と同じく、まず稼働位置にある成形ブロック31Bのステージ32は、搬送部3
3が駆動することによって距離Lだけ右側に離間した回動位置へ移動し、その後、回動部34が駆動することによって180度だけ回動し、これにより成形ブロック31Bにおける成形スタンド51Aと成形スタンド51Bとが各成形ライン11,12において入れ替えられる。なお、この成形ブロック31Bがその回動位置に位置しているときには、成形ブロック31Bが両隣の成形ブロック31A,31Cから距離Lだけ離間していることとなり、それゆえ上述した回動部34によるステージ32の回動動作が可能となっている。そして、成形ブロック31Bにおける切替機構71が駆動することにより成形ブロック31Bにおける減速機65の駆動対象が成形スタンド51Aから成形スタンド51Bへと切り替えられると、回動位置にある成形ブロック31Bのステージ32がライン方向に沿って距離Lだけさらに右側に離間した待機位置へ移動する。
このようにして成形ブロック31Bの入れ替え動作が行われるまでの間、先行して入れ替え動作が行われた成形ブロック31Aとこの成形ブロック31Bとは、それぞれライン方向に同じ距離、つまり稼働位置から待機位置までの距離=2×Lだけ移動することになる。それゆえこうした構成からなるロール成形装置10においては、成形ブロック31Aのライン方向の右側に距離2×Lの空間さえ設けられていれば、成形ブロック31Aと成形ブロック31Bの双方に対してその入れ替え動作が可能となる。ちなみに上述のようにして成形ブロック31Bが待機位置に位置すると、同成形ブロック31Bのクラッチ部材81は、先行して待機位置に位置していた成形ブロック31Aのクラッチ部材81と連結されることとなる。このように成形ブロック31Bが待機位置へ移動すると、続いて、図5(c)及び図6(a)に示すように、成形ブロック31A,31Bの入れ替え動作と同じく、成形ブロック31C,31Dの入れ替え動作が行われる。
そして、全ての成形ブロック31A〜31Dにおいて成形スタンドの位置が入れ替えられると、図6(b)に示すように、各成形ブロック31A〜31Dの搬送部33において搬送機構37の油圧モータ40が逆転駆動されて、全てのステージ32を待機位置から稼働位置まで同じ速度で移動させる。この稼働位置への移動により、駆動源15側の最端に位置している成形ブロック31Dのクラッチ部材81と駆動源15の駆動軸15aに設けたクラッチ部材81とが連結され、各減速機65の入力軸66が駆動源15の駆動軸15aと直列的に連結される。
こうしたロール成形装置10によれば、成形ロールの交換に必要とされる装置の稼働中断期間が成形スタンド51Aと成形スタンド51Bとの入れ替え動作を実行している間だけで済み、成形ロールの交換作業に伴う装置の稼働停止期間を短縮することができる。しかも、この入れ替え動作を実行するに際して、成形ブロック31A〜31Dを幅方向に移動させることなく実行することができ、幅方向における装置の占有面積の増大を回避することができる。
なお、成形ブロック31A〜31Dの各々に対してそのライン方向の両側に距離Lに相当する空間が同時に設けられる構成であれば、各成形ブロック31A〜31Dが同時に回動可能となり、これらの入れ替え動作が同時に実行可能となる。ただしこうした構成からなるロール成形装置にあっては、そのライン方向の全長が、成形ブロック31A〜31Dの長さに加え、さらに距離=8×Lも長くなってしまう。これに対し本実施形態では、最右端に位置している成形ブロック31Aから順に成形スタンドの入替動作を実行する構成としている。そのため先行して待機位置に移動した成形ブロックが稼働位置において占める領域を後続する成形ブロックがその回動に利用することとなり、上述したライン方向における装置の全長の増加分が距離=2×Lに抑えられることとなる。それゆえライン方向における占有面積の増加を抑制することが可能にもなる。
また、ロール成形装置を用いて生産される製品には、その板材の材質などによって、例
えば最終的な断面形状は同一であってもその成形過程が異なるものや、反対に、最終的な断面形状は異なるがその成形過程が途中まで同じであるものがある。上述した構成のロール成形装置10によれば、その成形過程の異なる部分に対応する成形スタンドが配置されたステージ32に対してのみ成形スタンドの入れ替え動作を行うだけで対応することが可能である。例えば成形ブロック31Cのみに対してのみ入れ替え動作を行う場合には、成形ブロック31A,31Bを待機位置まで移動させたのちに、成形ブロック31Cのステージ32を回動位置で回動させ、各成形ブロック31A〜31Cを稼働位置に戻すことにより実現される。
以上説明したように、本実施形態のロール成形装置10によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態によれば、搬送部33によりステージ32をライン方向に沿って移動させたのち、回動部34により同ステージ32を回転中心13を中心に180度回動させることで、ステージ32を幅方向に移動させることなく、成形スタンド51Aと成形スタンド51Bを各成形ライン11,12において入れ替えることが可能となる。
(2)上記実施形態では、駆動源15から最も離間した位置にある成形ブロック31Aから順に成形スタンドの入れ替え動作が行われる態様とした。こうすることにより、先行して回動された成形ブロックの移動前に占有していた領域を利用して後続する成形ブロックを回動させることが可能となる。それゆえライン方向における装置の占有面積の増加を最小限に止めることも可能になる。
(3)上記実施形態の減速機65には、駆動源15からの駆動力の伝達対象を成形スタンド51Aあるいは成形スタンド51Bに切り替える切替機構71が設けられている。こうした構成によれば、ステージ32を回動させて成形スタンド51A,51Bを各成形ライン11,12において入れ替えたとしても、第1成形ライン11を構成する成形スタンドに駆動源15の駆動力を伝達させることが可能となる。一方、第2成形ライン12を構成する成形スタンドでは成形ロール55,56の交換作業、あるいは第2成形ライン12を構成するカセットベースそれ自体の交換作業が可能となる。すなわち、第1成形ライン11を稼働させつつ第2成形ライン12では成形ロール55,56、あるいはカセットベース自体の交換作業が可能となり、成形ロールの交換作業に伴う装置の稼働停止期間を短縮することが可能である。
(4)上記実施形態の下部ロール軸53には、幅方向に変位可能なかたちでキー止めされ、コイルばね60によって減速機65に向かって付勢されているクラッチ部材61が設けられている。こうした構成によれば、減速機65のクラッチ部材69と連結する際における衝撃を緩和することができ、減速機65及び成形スタンド51A,51Bの信頼性、ひいてはロール成形装置10の信頼性が低下することを抑制することが可能となる。
(5)上記実施形態では、同じステージ32において最端に位置している減速機65の入力軸66Fには、互いにライン方向に連結・解除自在であり、各ステージ32が稼働位置に位置しているときに連結するクラッチ部材81が設けられている。こうした構成によれば、1つの駆動源15の下で各減速機65を駆動させることができ、誤差の小さい回転速度の下で各成形ロール55,56を回転駆動させることが可能となる。
(6)また、このクラッチ部材81は、ライン方向に変位可能にキー止めされ、コイルばね80によってライン方向に付勢されていることから、クラッチ部材81の連結時における衝撃を緩和することができ、減速機65の信頼性、ひいてはロール成形装置10の信頼性が低下することを抑制することが可能である。
(7)上記実施形態では、切替機構71によって成形スタンド51A,51Bを1つの減速機65にて駆動可能にするとともに、クラッチ部材81によって各成形ブロック31A〜31Dの減速機65の入力軸66を直列的に連結可能とした。こうした構成によれば、ロール成形装置10に搭載される駆動源15及び減速機65の数量を抑制することができ、ロール成形装置10における占有面積の拡大や複雑化を回避することができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において連結部を構成するクラッチ部材81は、ライン方向に沿って変位可能なかたちでキー止めされ、かつ、隣接する成形ブロックに向かってコイルばね80によって付勢されているかたちで設けることで、連結時における衝撃を緩和する構成とした。これに限らず、連結部を構成するクラッチ部材81は、その連結時における衝撃が十分に小さく減速機65などに影響を及ぼさない程度の衝撃と想定される場合には、コイルばね80を割愛するとともに入力軸66Fに対して固定するかたちで設けてもよい。
・上記実施形態では、連結部を構成するクラッチ部材81を設けることで、全ての減速機65の入力軸66が直列的に連結させた。これに限らず、成形ブロック毎に駆動源を設ける場合にはこうしたクラッチ部材81を割愛してもよい。
・上記実施形態の切替部としての切替機構71は、連動部材74に固定されたカセットベースを両ロッドシリンダ72によって幅方向に移動させることにより、減速機65の伝達対象を成形スタンド51Aあるいは成形スタンド51Bに切り替える態様とした。これに限らず切替部は、カセットベース50A,50Bがステージ32の所定位置に固定されている場合であれば、幅方向に移動可能にキー止めされたクラッチ部材69を減速機65の出力軸67に設けて、これらのクラッチ部材69を幅方向に移動させることにより減速機65の伝達対象を切り替える態様であってもよい。こうした態様の切替部は、例えば図7に示されるように、減速機65の上面に幅方向に沿って敷設されたスライドレール82にエアスライダ83を介して支持された連結アーム84を設けるとともに、連結アーム84の両端部に上記クラッチ部材69を回動自在に支持するクラッチ支持部85を設けることにより実現することが可能である。こうした構成であっても、図示しない駆動手段を用いて連結アーム84を幅方向に移動させることにより、一方のクラッチ部材69の連結を解除させるとともに他方のクラッチ部材69を連結させて、駆動源15からの駆動力の伝達対象を成形スタンド51Aあるいは成形スタンド51Bに切り替えることが可能である。
・また、同じくカセットベース50A,50Bがステージ32の所定位置に固定されている場合の切替部としては、例えば図8に示すように、クラッチ部材69を減速機65の出力軸67に固定した状態で設け、配置台64に幅方向に沿って延びるスライドレール92をライン方向に複数並設し、これらのスライドレール92にエアスライダ93を介して支持されるかたちで、ライン方向に沿って延びる移動ステージ94を設ける。この移動ステージ94に各減速機65を搭載して、図示しない駆動源を用いて上記移動ステージ94を幅方向に移動させることで減速機65の伝達対象を切り替える態様であってもよい。なお、こうした減速機65自体を移動させることによりその伝達対象を切り替える態様である場合には、各成形ブロック31A〜31Dは、それぞれの待機位置に位置する前に減速機65の伝達対象が切り替わっているか、あるいは、各成形ブロック31A〜31Dが待機位置に位置してから一斉に伝達対象を切り替えるようにするとよい。
・上述した切替部では、カセットベース50A,50B、あるいは、減速機65の2つの出力軸67に設けられた各クラッチ部材69、すなわち切り替え時に幅方向に移動する一対の部材であるこれらの構成要素が連動する態様で減速機65の伝達対象となる成形スタンドを切り替えた。これに限らず、減速機65の伝達対象となる成形スタンドを切り替
える上では、例えば切替機構71においては、両ロッドシリンダ72に代えてカセットベース50A,50Bのそれぞれに対応する油圧シリンダを設けることで、上記一対の部材の各々をそれぞれ独立して移動させる態様であってもよい。こうした構成であれば、例えば成形ライン11,12の両方を稼働させること、あるいは停止させることも可能である。
・上記実施形態のクラッチ部材61は、幅方向に沿って変位可能なかたちでキー止めされ、かつ、減速機65に向かってコイルばね60によって付勢されているかたちで設けることで、クラッチ部材69との連結時における衝撃を緩和する構成とした。これに限らず、クラッチ部材61は、その連結時における衝撃が十分に小さく減速機65などに影響を及ぼさない程度の衝撃と想定される場合には、コイルばね60を割愛するとともに下部ロール軸53に対して固定するかたちで設けてもよい。
・上記実施形態では、同じステージ32上に搭載された減速機65の入力軸66を連結する軸継手としてチェーンカップリングを用いた。これに限らず、例えばこうした軸継手としてフランジなどを用いてもよい。また、減速機65が個々に駆動源を有するならば、こうした軸継手を割愛してもよい。
・上記実施形態の切替部としての切替機構71は、ステージ32を回動させた直後に減速機65の伝達対象を切り替えたが、切り替えるタイミングはこれに限られず、例えば、全てのステージ32が待機位置に位置してから一斉に行うようにしてもよい。
・上記実施形態のロール成形装置10の入れ替え動作は、駆動源15から最も離間した位置に位置している成形ブロック31Aから順に行った。これに限らず、ステージ32をライン方向に移動させて同ステージ32を回動させることにより成形スタンド51Aと成形スタンド51Bとの見かけ上の位置を入れ替える上では、各ステージ32を全てのステージ32が同時に回動可能な位置まで移動させた上で各ステージ32を同時に回動させる態様であってもよい。なお、こうした各成形ブロックの搬送動作や回動動作は、例えば、ロール成形装置10を統括制御する制御部によって行われる。
・上記実施形態の搬送部33は、油圧モータ40を駆動してボールねじ41を回動させることによりステージ32を移動させる構成とした。これに限らず、ステージ32をライン方向に沿って移動させる上では、搬送部33を例えばリニアモータや油圧シリンダなどを用いて構成してもよい。
・上記実施形態の回動部34は、ステージベース36に固設された回動ベース45と、回動ベース45に対して回動可能に支持された回動テーブル46と、ステージベース36に固設された回転モータ47とで構成した。これに限らず回動部34は、ステージ32を180度回動可能であれば他の構成であってもよい。
・上記実施形態では、各成形ブロック31A〜31Dにそれぞれ5基の成形スタンド51A及び成形スタンド51Bを搭載したが、これに限らず、各成形ブロック31A〜31Dに搭載される成形スタンド51A,51Bは、その時々に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、4つの成形ブロック31A,31B,31C,31Dを有するロール成形装置10に具体化した。これに限らず、本発明にかかるロール成形装置は、複数の成形ブロックを有するロール成形装置であればよく、例えば5つの成形ブロックを有するロール成形装置や6つの成形ブロックを有するロール成形装置に具体化してもよい。
・上記実施形態の各成形ブロック31A,31B,31C,31Dにおいては、その最
端に位置する入力軸66Fに、ライン方向に沿って変位可能にキー止めされ、コイルばね80によって隣接する成形ブロックに向かって付勢されているクラッチ部材81を設けることにより、これらクラッチ部材81の連結時における衝撃を緩和した。これに限らず、ライン方向に沿って変位可能にキー止めされたクラッチ部材81を隣接する成形ブロックに向かって付勢する上では、コイルばね80などの弾性部材だけではなく、例えば油圧シリンダなどを用いて隣接する成形ブロックに向かって付勢するようにしてもよい。こうした構成であれば、連結時の衝撃を緩和することはもちろん、その付勢力の自由度を大幅に向上させることが可能となる。なお、こうした油圧シリンダなどを用いた構成のクラッチ部材は、下部ロール軸53の先端部53aや減速機65の出力軸67の先端部に対しても適用することが可能である。
・また、各成形ブロックの連結時における衝撃を緩和する上では、上述した衝撃を緩和するクラッチ部材が最端の入力軸66Fに設けられた成形ブロックを、駆動源15の駆動軸15aに先端部に設けられたクラッチ部材に応じて、交互に配置するようにしてもよい。つまり、例えば、駆動軸15aに設けられたクラッチ部材が該駆動軸15aに対して固定されている場合、成形ブロック31D,31Bの入力軸66Fには衝撃を緩和するクラッチ部材81を設け、成形ブロック31C,31Aの入力軸66Fには該入力軸66Fに固定されたクラッチ部材を設けてもよい。こうした構成であっても、いずれの連結部においてもその連結時における衝撃を緩和することが可能であり、衝撃を緩和するクラッチ部材を各成形ブロックの全ての入力軸66Fに適用した場合に比べて、ロール成形装置の部品点数並びにコストを低減することが可能になる。
・さらに、ロール成形装置10には、クラッチ部材81と、隣接した成形ブロックのクラッチ部材81とを連結状態にロックするロック機構を備えてもよい。こうした構成によれば、これら2つのクラッチ部材81の間におけるがたつきを抑制することが可能となり、駆動源15の駆動力が減速機65に対して確実に伝達されることとなる。
・上記実施形態のロール成形装置において、減速機65の出力軸67に設けられたクラッチ部材69と、下部ロール軸53の先端部53aに設けられたクラッチ部材61との連結状態を保持する連結保持機構を設けてもよい。こうした連結保持機構を設けることにより、減速機65の出力軸67と下部ロール軸53との間におけるがたつきを抑制することが可能となり、減速機65から下部ロール軸53に対して駆動源15の駆動力が確実に伝達されることとなる。なお、この連結保持機構は、上述したロック機構と同様の構成で実現することも可能である。
(付記)
次に、上記実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)前記連結部を連結状態にロックするロック機構を備えたことを特徴とする請求項3に記載のロール成形装置。
こうした構成であれば、連結部におけるがたつきを抑制することが可能となり、駆動源の駆動力が各成形ブロックの伝達部に対して確実に伝達されることとなる。
(ロ)前記伝達部の出力軸と前記成形ロールのロール軸との連結状態を保持する連結保持機構を備えたことを特徴とする請求項2、3、付記(イ)のいずれか一項に記載のロール成形装置。
こうした構成であれば、伝達部の出力軸と成形ロールのロール軸との間におけるがたつきを抑制することが可能となり、伝達部から成形ロールに対して駆動源の駆動力が確実に伝達されることとなる。
(ハ)前記成形ブロックは、前記一方の成形ラインを構成する成形スタンドが着脱可能に複数設けられた第1のカセットベースと、前記他方の成形ラインを構成する成形スタンド
が着脱可能に複数設けられた第2のカセットベースとを有し、
前記切替部は、前記第1のカセットベースと前記第2のカセットベースとを前記ライン方向と交差する方向に移動させることにより前記伝達部の伝達対象を切り替えることを特徴とする請求項2、3、付記(イ)、(ロ)のいずれか一項に記載のロール成形装置。
こうした構成であれば、第1及び第2のカセットベースを移動させるだけで、伝達部の伝達対象を第1あるいは第2のカセットベースに設けられた成形スタンドに切り替えることが可能である。また、各減速機65に切替部を設けるという変形例に記載した場合と比較して、切替部を設ける上でのコストの低減も見込まれる。
(ニ)前記駆動源から最も離間した位置にある前記成形ブロックから順に、前記一方の成形ラインの構成要素であるスタンドと前記他方の成形ラインの構成要素であるスタンドとを入れ替えることを特徴とする請求項1〜3、付記(イ)〜(ハ)のいずれか一項に記載のロール成形装置。
こうした構成であれば、上記実施形態に記載した(2)の効果を得ることが可能である。
L…距離、10…ロール成形装置、11…第1成形ライン、12…第2成形ライン、13…回転中心、15…駆動源、15a…駆動軸、21…外枠、22…コイル挿入ガイド、23…板材、24…基台、25…スライドレール、31A…成形ブロック、31B…成形ブロック、31C…成形ブロック、31D…成形ブロック、32…ステージ、33…搬送部、34…回動部、35…エアスライダ、36…ステージベース、37…搬送機構、38…第1係止部、39…第2係止部、40…油圧モータ、41…ボールねじ、42…ボールねじナット、45…回動ベース、46…回動テーブル、47…回転モータ、47a…駆動ギア、48…中心軸、50A…カセットベース、50B…カセットベース、51A…成形スタンド、51B…成形スタンド、52a…フレーム、52b…フレーム、53…下部ロール軸、53a…先端部、54…上部ロール軸、55…成形ロール、56…成形ロール、57…調整機構、58…下部ギア、59…上部ギア、60…コイルばね、61…クラッチ部材、64…配置台、65…減速機、65a…ケース、66…入力軸、66F…入力軸、67…出力軸、68…軸継ぎ手、69…クラッチ部材、71…切替機構、72…ロッドシリンダ、73…ロッド、74…連動部材、75…連結部材、76…クランプ部、77…係止片、78…回動係止片、79…油圧シリンダ、80…コイルばね、81…クラッチ部材、82…スライドレール、83…エアスライダ、84…連結アーム、85…クラッチ支持部、91…スライドレール、92…エアスライダ、93…移動ステージ、101…成形ロール、102…ロール駆動力分配用ギア装置、103A…成形ロールスタンド、103B…成形ロールスタンド、104…第1成形ライン、105…第2成形ライン、110…台車、111…材料、112…切替ギア、201…回転中心、03A…成形スタンド、203B…成形スタンド、204…第1成形ライン、205…第2成形ライン、206…成形ブロック、207…ステージ。

Claims (3)

  1. 成形ロールを装着可能にした複数のスタンドの配列である一対の成形ラインが互いに平行に並設された態様で備えられ、前記成形ラインに送給される板材を前記成形ロールにより成形するロール成形装置であって、
    前記一対の成形ラインがそのライン方向で分割されて成る複数の成形ブロックの各々を前記ライン方向に沿って往復搬送する搬送部と、
    前記一対の成形ラインが含まれる面内において前記一対の成形ラインの間を中心として前記複数の成形ブロックの各々を回動させる回動部とを備え、
    前記搬送部による一つの成形ブロックの移動によって該一つの成形ブロックを他の成形ブロックから離間させるとともに、前記回動部による各成形ブロックの回動によって一方の成形ラインの構成要素であるスタンドと他方の成形ラインの構成要素であるスタンドとを入れ替えることを特徴とするロール成形装置。
  2. 前記成形ロールを駆動するための駆動源と、
    前記一対の成形ラインの間において前記成形ブロックごとに設けられて、前記駆動源からの駆動力をその成形ブロックを構成する成形ロールに伝達する伝達部とを備え、
    前記伝達部は、
    一方の成形ラインを構成する成形ロールと他方の成形ラインを構成する成形ロールとにその伝達対象を切り替える切替部を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のロール成形装置。
  3. 前記伝達部が前記成形ラインのライン方向に沿って配列されており、
    隣接する前記伝達部の間には、一方の伝達部における駆動力を他方の伝達部へ伝達するかたちに該伝達部間を連結する連結部が設けられ、
    前記連結部は、
    連結先である2つの伝達部に対応した前記各成形ブロックがライン方向に離間することによりその連結を解除する
    ことを特徴とする請求項2に記載のロール成形装置。
JP2009169055A 2009-07-17 2009-07-17 ロール成形装置 Active JP5144603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009169055A JP5144603B2 (ja) 2009-07-17 2009-07-17 ロール成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009169055A JP5144603B2 (ja) 2009-07-17 2009-07-17 ロール成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011020160A JP2011020160A (ja) 2011-02-03
JP5144603B2 true JP5144603B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=43630672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009169055A Active JP5144603B2 (ja) 2009-07-17 2009-07-17 ロール成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5144603B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102469063B1 (ko) * 2022-06-28 2022-11-22 주식회사 진웅테크놀러지 덕트용 포켓형 플랜지 포밍장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107138574B (zh) * 2017-04-07 2018-10-26 浙江伟联科技股份有限公司 一种花盘式多板型金属成型装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927655B2 (ja) * 1980-04-09 1984-07-07 株式会社日立製作所 電縫管製造設備におけるロ−ル組替方法
JPS58212812A (ja) * 1982-06-01 1983-12-10 Nakata Seisakusho:Kk 冷間ロ−ル成形機
JPH02112827A (ja) * 1988-10-24 1990-04-25 Toa Koki Kk ロール交換装置を有するロール成形機
JP3805967B2 (ja) * 2000-10-20 2006-08-09 積水ハウス株式会社 ダブルカセットロール式ロール成形装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102469063B1 (ko) * 2022-06-28 2022-11-22 주식회사 진웅테크놀러지 덕트용 포켓형 플랜지 포밍장치
JP7406863B1 (ja) 2022-06-28 2023-12-28 ジンウンテクノロジー カンパニー リミテッド ダクト用ポケット型フランジフォーミング装置
JP2024004465A (ja) * 2022-06-28 2024-01-16 ジンウンテクノロジー カンパニー リミテッド ダクト用ポケット型フランジフォーミング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011020160A (ja) 2011-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101346882B1 (ko) 암 구동 장치 및 산업용 로보트
CN202296117U (zh) 可调节宽度的输送装置
CN100537075C (zh) 工件输送装置、压力机械及杆拆卸方法
CN111824762A (zh) 一种板材用机械加工生产线
CN103108741A (zh) 用于生产纤维复合材料构件的生产系统
JP5144603B2 (ja) ロール成形装置
JP4922454B2 (ja) 自動実装装置及び自動実装装置によって基板に構成素子を実装するための方法
CA2545869C (en) Conveyor for transporting work pieces in a press
JP2007112605A (ja) 組立ラインのワーク搬送装置
KR101310293B1 (ko) 다단 슬라이드형 기판이송장치
US7624614B2 (en) Conveyor for transporting work pieces in a press
CN102373436B (zh) 基板保持件收纳装置、基板处理设备及基板保持件移动法
CN102343756A (zh) 一种全自动镭雕机
JP2004106012A (ja) トランスファープレスのワーク搬送装置
CN101814451B (zh) 同步传输装置及具有该装置的直线传输系统和控制方法
CN107866451B (zh) 金属产品的整平设备和方法
JP2006346699A (ja) ワーク搬送装置
CN100465037C (zh) 用于活动辙叉的搬道岔传动装置
JP2010149730A (ja) スクリュー駆動搬送装置
CN201753213U (zh) 基板输送装置的间隙调整机构
CN109607040B (zh) 一种输送线装置
JP2007044708A (ja) ワーク搬送装置
JP2971029B2 (ja) 鋳片移送装置
CN109733781B (zh) 线边库
CN201611649U (zh) 同步传输装置及具有该装置的直线传输系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5144603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250