JP2010149730A - スクリュー駆動搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】短いスクリュー軸を適宜複数組み合わせて円滑に乗り継ぎ可能とし、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業を容易にするとともに、高い自由度で独立して複数の搬送台車の走行を制御することを可能とするスクリュー駆動搬送装置を提供すること。
【解決手段】複数のスクリュー軸110と、係合手段123を有する搬送台車120とからなるスクリュー駆動搬送装置100において、係合手段123が搬送台車120に2か所設けられ、複数のスクリュー軸110が搬送方向に2列に配置されて係合手段120と順次係合して駆動搬送するように配置されていること。
【選択図】図4
【解決手段】複数のスクリュー軸110と、係合手段123を有する搬送台車120とからなるスクリュー駆動搬送装置100において、係合手段123が搬送台車120に2か所設けられ、複数のスクリュー軸110が搬送方向に2列に配置されて係合手段120と順次係合して駆動搬送するように配置されていること。
【選択図】図4
Description
本発明は、回転駆動される複数のスクリュー軸と、スクリュー軸に係合する係合部と搬送方向に走行する走行手段を有しスクリュー軸の回転により搬送方向に駆動搬送される搬送台車とからなるスクリュー駆動搬送装置に関するものである。
従来、搬送台車を外部からの駆動力により移動させて搬送する搬送装置として、一対のレールと、一対のレールの間に平行に設けられたスクリュー軸と、レール上を走行する車輪とスクリュー軸の螺旋状の送り部材に係合する係合手段を備えた搬送台車からなり、スクリュー軸を回転駆動して搬送台車がレール上を移動するように構成されたスクリュー駆動搬送装置が知られている。
これらのスクリュー駆動搬送装置500は、図9至図11に示すように、基礎部501上に敷設された左右一対のガイドレール502と、両ガイドレール502間のカバー体503内に設けられたスクリュー軸510と、車輪521を有し両ガイドレール502に支持案内されて走行自在な搬送台車520からなる。
搬送台車520には係合手段523がガイド体522に案内されて昇降自在に設けられ、スクリュー軸510には螺旋板511が円筒面に螺旋状に設けられており、搬送台車520の係合手段523がスクリュー軸510の螺旋板511に上部から係合した状態でスクリュー軸510が図示しない駆動装置により回転駆動されることで、搬送台車520がガイドレール502に支持案内されて走行する。
また、スクリュー駆動搬送装置500は、図11に示すように、スクリュー軸510の螺旋板511のピッチP1、P2を部分により異なるように形成することで、スクリュー軸510の回転数を変化させずに搬送台車520の走行速度を変化させるように構成されており、搬送台車520の係合手段523を昇降させて螺旋板511と係合手段523の係合・離脱が可能な構成とすることで、搬送台車520の走行・停止を選択できるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−58463号公報(第3乃至4頁、図1、図3、図6)
しかしながら、従来の搬送台車520は、係合手段523が1個所のみであるため、搬送区間全体で連続しているスクリュー軸510が必要であり、スクリュー駆動搬送装置500全体の設置や調整の作業が大規模となるという問題があった。
また、スクリュー軸510にピッチの異なる区間を設けることで位置により走行速度を変化させたり、スクリュー軸510の回転速度を制御して走行速度を変化させたりすることで搬送台車520の走行を制御することは可能であるが、複数の搬送台車520を同時に走行させる場合は、それぞれの搬送台車520の走行を独立して制御を行うことができないという問題があった。
また、スクリュー軸510にピッチの異なる区間を設けることで位置により走行速度を変化させたり、スクリュー軸510の回転速度を制御して走行速度を変化させたりすることで搬送台車520の走行を制御することは可能であるが、複数の搬送台車520を同時に走行させる場合は、それぞれの搬送台車520の走行を独立して制御を行うことができないという問題があった。
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、短いスクリュー軸を適宜複数組み合わせて円滑に乗り継ぎ可能とし、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業を容易にするとともに、高い自由度で独立して複数の搬送台車の走行を制御することを可能とするスクリュー駆動搬送装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、回転駆動される複数のスクリュー軸と、該スクリュー軸に係合する係合手段と搬送方向に走行する走行手段とを有する搬送台車とからなるスクリュー駆動搬送装置において、前記係合手段が、前記搬送台車に2か所設けられ、前記複数のスクリュー軸が、搬送方向に2列に配置されるとともに、前記係合手段と順次係合して前記搬送台車を駆動搬送するように配置されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前前記2か所の係合手段が、前記搬送台車の搬送方向の同一位置に設けられ、前記2列のスクリュー軸が、前記2か所の係合手段と交互に係合して搬送台車を駆動搬送することにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1に記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記2か所の係合手段が、前記搬送台車の搬送方向の異なる位置に設けられ、前記2列のスクリュー軸の一方が、前記2か所の係合手段の一方と順次に係合して搬送台車を駆動搬送するとともに、前記2列のスクリュー軸の他方が、前記一方のスクリュー軸より短く構成され、前記一方のスクリュー軸の乗り継ぎ時にのみ前記2か所の係合手段の他方と係合することにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記走行手段が、走行レール上を転動する車輪であることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記複数のスクリュー軸が、異なるピッチのスクリュー軸を含むことにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記複数のスクリュー軸が、異なる回転数で回転するスクリュー軸を含むことにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記複数のスクリュー軸が、搬送方向でピッチが変化するスクリュー軸を含むことにより、前記課題をさらに解決するものである。
本発明のスクリュー駆動搬送装置は、回転駆動される複数のスクリュー軸と、該スクリュー軸に係合する係合手段と搬送方向に走行する走行手段とを有する搬送台車とからなることにより、搬送台車を外部の駆動源を用いて駆動制御することが可能となるとともに、以下のような格別の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、係合手段が搬送台車に2か所設けられ、複数のスクリュー軸が搬送方向に2列に配置されるとともに、係合手段と順次係合して搬送台車を駆動搬送することにより、2列に配置された複数のスクリュー軸間を乗り継ぎながら搬送方向に円滑に搬送可能となるため、短いスクリュー軸を適宜複数組み合わせて使用可能であり、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業が容易となるとともに、複数のスクリュー軸のピッチや速度を独立して変更・制御することで複数の搬送台車の走行を独立して制御を行うことが可能となる。
そして、本請求項2に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1に係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、2か所の係合手段が搬送台車の搬送方向の同一位置に設けられ、2列のスクリュー軸が2か所の係合手段と交互に係合して搬送台車を駆動搬送することにより、係合手段と順次係合する隣接するスクリュー軸の端部の乗り継ぎのためのオーバーラップの距離を全て等しくすることができるため、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業がさらに容易となる。
また、本請求項3に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1に係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、2か所の係合手段が搬送台車の搬送方向の異なる位置に設けられ、2列のスクリュー軸の一方が2か所の係合手段の一方と順次に係合して搬送台車を駆動搬送するとともに、2列のスクリュー軸の他方が一方のスクリュー軸より短く構成され一方のスクリュー軸の乗り継ぎ時にのみ2か所の係合手段の他方と係合することにより、駆動搬送のためのスクリュー軸と乗り継ぎのためのスクリュー軸をそれぞれ独立して最適に設計することができるため、さらに高い自由度で独立して複数の搬送台車の走行を制御できるとともに円滑に乗り継ぎ可能となる。
また、2か所の係合手段が搬送台車の搬送方向の異なる位置に設けられていることで、2列のスクリュー軸の搬送方向の配置をずらして設定することができるため、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業がさらに容易となる。
また、2か所の係合手段が搬送台車の搬送方向の異なる位置に設けられていることで、2列のスクリュー軸の搬送方向の配置をずらして設定することができるため、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業がさらに容易となる。
また、本請求項4に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、走行手段が走行レール上を転動する車輪であることにより、搬送台車の搬送経路上の走行が円滑かつ正確な経路となるための、2列に配置された複数のスクリュー軸間の乗り継ぎがさらに円滑となる。
また、本請求項5に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、複数のスクリュー軸が異なるピッチのスクリュー軸を含むことより、複数のスクリュー軸を連結して同一回転数で駆動しつつ区間ごとに搬送速度を変更することができるため、複数の搬送台車の走行を搬送区間ごとに独立して制御を行うことが可能となる。
また、本請求項6に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、複数のスクリュー軸が異なる回転数で回転するスクリュー軸を含むことにより、異なる回転数のスクリュー軸の区間のみ搬送台車の走行を独立して制御を行うことが可能となるため、複数の搬送台車の走行をスクリュー軸ごとに独立して制御を行うことが可能となる。
さらに、本請求項7に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、複数のスクリュー軸が、搬送方向でピッチが変化するスクリュー軸を含むことにより、1つのスクリュー軸の区間で回転数を変化させずに搬送台車の走行速度を変化させることができるため、さらに高い自由度で独立して複数の搬送台車の走行を制御できる。
本発明のスクリュー駆動搬送装置は、回転駆動される複数のスクリュー軸と、該スクリュー軸に係合する係合手段と搬送方向に走行する走行手段とを有する搬送台車とからなるスクリュー駆動搬送装置において、係合手段が搬送台車に2か所設けられ、複数のスクリュー軸が搬送方向に2列に配置されるとともに、係合手段と順次係合して搬送台車を駆動搬送するように配置され、短いスクリュー軸を適宜複数組み合わせて円滑に乗り継ぎ可能となり、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業が容易となるとともに、高い自由度で独立して複数の搬送台車の走行を制御することを可能となるという効果を発揮するものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
すなわち、本発明のスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の係合手段は、搬送方向に2列に配置されたスクリュー軸に係合するものであれば如何なる位置に配置しても良く、搬送台車の側面に配置しても、上面に配置しても、下面に配置しても良い。
また、本発明のスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の走行手段は如何なるものでも良く、滑動するものでも良く、車輪により転動するものでも良い。
搬送経路上の走行を円滑かつ正確な経路とするために、走行レール上を転動する車輪が好適である。
搬送経路上の走行を円滑かつ正確な経路とするために、走行レール上を転動する車輪が好適である。
以下に、本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の平面図であり、図2は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の側面図であり、図3は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の正面図であり、図4は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の動作説明図であり、図5は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の平面図であり、図6は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の側面図であり、図7は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の正面図であり、図8は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の動作説明図である。
図1は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の平面図であり、図2は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の側面図であり、図3は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の正面図であり、図4は、本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の動作説明図であり、図5は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の平面図であり、図6は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の側面図であり、図7は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車の正面図であり、図8は、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の動作説明図である。
本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車120は、図1乃至図3に示すように、ガイドレール102に支持案内される車輪121を有する搬送台車フレーム124を備え、該搬送台車フレーム124の下部には、ローラ形状の係合手段123がガイド体122に回転可能に支持されスクリュー軸110に係合するように設けられている。なお、被搬送物の保持等の他の構成は省略する。
搬送台車120に設けられた2か所の係合手段123A、係合手段123Bは、搬送方向中心線Ctの位置で、それぞれ幅方向中心線Cwに対して対称に配置されており、スクリュー軸110は、搬送台車120の係合手段123Aが上から係合する位置と係合手段123Bが上から係合する位置に、それぞれ搬送方向に多数に分割されて交互に配置されている。
以上のように構成された本発明の第1実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車120の動作を、図4に示すように、4本のスクリュー軸110で説明する。
上流からスクリュー軸110A、110B、110C、110Dとすると、スクリュー軸110A、110Cは搬送台車120の係合手段123Aが上から係合する位置に、スクリュー軸110B、110Dは搬送台車120の係合手段123B上から係合する位置にそれぞれ配置されており、スクリュー軸110A、110B、110C、110Dは同期して回転するよう構成されている。
上流からスクリュー軸110A、110B、110C、110Dとすると、スクリュー軸110A、110Cは搬送台車120の係合手段123Aが上から係合する位置に、スクリュー軸110B、110Dは搬送台車120の係合手段123B上から係合する位置にそれぞれ配置されており、スクリュー軸110A、110B、110C、110Dは同期して回転するよう構成されている。
本実施例では、スクリュー軸110A、110Bは同一の均一なピッチを有しており、スクリュー軸110Dは異なる均一なピッチを有しており、スクリュー軸110Cは、スクリュー軸110B側がスクリュー軸110A、110Bと同一ピッチで、中間部でピッチが変化してスクリュー軸110D側がスクリュー軸110Dと同一ピッチとなるように構成されている。
まず、図4(a)に示すように、係合手段123Aがスクリュー軸110Aと係合し、搬送台車120を搬送方向に駆動する。
そのまま搬送台車120が進行すると、図4(b)に示すように、係合手段123Aがスクリュー軸110Aから離脱する前に、係合手段123Bがスクリュー軸110Bに達し、円滑に乗り継ぎが行われる。
そして、係合手段123Aがスクリュー軸110Aを離脱するとともに、係合手段123Bがスクリュー軸110Bと係合して乗り継ぎ、搬送台車120は駆動が継続される。
そのまま搬送台車120が進行すると、図4(b)に示すように、係合手段123Aがスクリュー軸110Aから離脱する前に、係合手段123Bがスクリュー軸110Bに達し、円滑に乗り継ぎが行われる。
そして、係合手段123Aがスクリュー軸110Aを離脱するとともに、係合手段123Bがスクリュー軸110Bと係合して乗り継ぎ、搬送台車120は駆動が継続される。
そして、係合手段123Aがスクリュー軸110Cに達すると、図4(c)に示すように、係合手段123Bがスクリュー軸110Bを離脱するとともに、係合手段123Aがスクリュー軸110Cと係合して乗り継ぎ、搬送台車120は駆動が継続される。
スクリュー軸110Cは、途中でピッチが異なるように構成されており、図4(d)に示すように、ピッチの大きくなった部分に搬送台車120が達するとスクリュー軸110Cの回転数を変えることなく搬送台車120の速度が増加する。
その後、係合手段123Bがスクリュー軸110Dに達すると、係合手段123Bがスクリュー軸110Dと係合して乗り継ぎ、係合手段123Aがスクリュー軸110Cを離脱するとともに、搬送台車120は駆動が継続される。
その後、係合手段123Bがスクリュー軸110Dに達すると、係合手段123Bがスクリュー軸110Dと係合して乗り継ぎ、係合手段123Aがスクリュー軸110Cを離脱するとともに、搬送台車120は駆動が継続される。
すなわち、搬送台車120は、係合手段123が前後のスクリュー軸110を乗り継ぐオーバーラップ区間を除き、いずれか1個所の係合手段123のみがいずれか1つスクリュー軸110に係合して搬送される。
これが繰り返されて、搬送台車120は、交互に配置された多数のスクリュー軸110を係合手段123が順次乗り継ぐことにより連続的に駆動される。
これが繰り返されて、搬送台車120は、交互に配置された多数のスクリュー軸110を係合手段123が順次乗り継ぐことにより連続的に駆動される。
また、上述のようにスクリュー軸110Bとスクリュー軸110Dのピッチを異なるものとし、スクリュー軸110Cのピッチを途中で変化させることにより、搬送台車120の搬送速度を円滑に変化させることができるとともに、隣接するスクリュー軸110のオーバーラップ部のピッチを同一とすることができ、搬送台車120の速度が急激に変化することなく、係合手段123の乗り継ぎも円滑に行うことができる。
さらに、前述した動作の例では、スクリュー軸110を同期回転させたが、一部あるいは全部のスクリュー軸110を独立して回転駆動し、係合手段123の乗り継ぎ時のみ隣接するスクリュー軸110と同期回転させることで、複数の搬送台車120を走行させ、スクリュー軸110毎に独立して回転制御して搬送速度の制御を行うことも可能である。
次に、本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車220は、図5乃至図7に示すように、ガイドレール202に支持案内される車輪221を有する搬送台車フレーム224を備え、該搬送台車フレーム224の下部には、ローラ形状の係合手段223がガイド体222に回転可能に支持されスクリュー軸210に係合するように設けられている。なお、被搬送物の保持等の他の構成は省略する。
搬送台車220に設けられた2か所の係合手段223A、係合手段223Bは、それぞれ搬送方向中心線Ctに対して対称で、かつ、それぞれ幅方向中心線Cwに対して対称に配置されており、スクリュー軸210は、搬送台車220の係合手段223Aが上から係合する位置と係合手段223B上から係合する位置に、それぞれ搬送方向に多数に分割されて交互に配置されている。
以上のように構成された本発明の第2実施例であるスクリュー駆動搬送装置の搬送台車220の動作を、図8に示すように、6本のスクリュー軸210で説明する。
上流からスクリュー軸210A、210B、210C、210D、210E、210Fとすると、スクリュー軸210A、210C、210Eは搬送台車220の係合手段223Aが上から係合する位置に、スクリュー軸210B、210D、210Fは搬送台車220の係合手段223Bが上から係合する位置にそれぞれ配置されており、スクリュー軸210A、210B、210C、210D、210E、210Fは同期して回転するよう構成されている。
上流からスクリュー軸210A、210B、210C、210D、210E、210Fとすると、スクリュー軸210A、210C、210Eは搬送台車220の係合手段223Aが上から係合する位置に、スクリュー軸210B、210D、210Fは搬送台車220の係合手段223Bが上から係合する位置にそれぞれ配置されており、スクリュー軸210A、210B、210C、210D、210E、210Fは同期して回転するよう構成されている。
スクリュー軸210A、210C、210Eは駆動搬送のために僅かなギャップGを設けて一方の列に直列に並べられ、スクリュー軸210B、210D、210Fは係合手段223Aが該ギャップGを通過して円滑にスクリュー軸を乗り継ぐための長さに設定されて他方の列に直列に並べられている。
また、搬送台車220の係合手段223Aと係合手段223Bは搬送方向の異なる位置に設けられているため、スクリュー軸210B、210D、210Fは搬送方向でギャップGとは異なる位置でスクリュー軸210A、210C、210Eと平行に配置されている。
また、搬送台車220の係合手段223Aと係合手段223Bは搬送方向の異なる位置に設けられているため、スクリュー軸210B、210D、210Fは搬送方向でギャップGとは異なる位置でスクリュー軸210A、210C、210Eと平行に配置されている。
スクリュー軸210A、210Bは同一の均一なピッチを有しており、スクリュー軸210D、210E、210Fは異なる均一なピッチを有しており、スクリュー軸210Cは、スクリュー軸210B側がスクリュー軸210A、210Bと同一ピッチで、中間部でピッチが変化してスクリュー軸210D側がスクリュー軸210Dと同一ピッチとなるように構成されている。
まず、図8(a)に示すように、係合手段223Aがスクリュー軸210Aと係合し、搬送台車220を搬送方向に駆動する。
そのまま搬送台車220が進行すると、図8(b)に示すように、係合手段223Aがスクリュー軸210Aから離脱する前に、係合手段223Bがスクリュー軸210Bに達し、円滑に乗り継ぎが行われる。
そして、係合手段223Aがスクリュー軸210Aを離脱するとともに、係合手段223Bがスクリュー軸210Bと係合して乗り継ぎ、搬送台車120はギャップGを通過すべく駆動が継続される。
そのまま搬送台車220が進行すると、図8(b)に示すように、係合手段223Aがスクリュー軸210Aから離脱する前に、係合手段223Bがスクリュー軸210Bに達し、円滑に乗り継ぎが行われる。
そして、係合手段223Aがスクリュー軸210Aを離脱するとともに、係合手段223Bがスクリュー軸210Bと係合して乗り継ぎ、搬送台車120はギャップGを通過すべく駆動が継続される。
そして、係合手段223Aがスクリュー軸210Cに達すると、図4(c)に示すように、係合手段223Bがスクリュー軸210Bを離脱するとともに、係合手段223Aがスクリュー軸210Cと係合して乗り継ぎ、搬送台車220は駆動が継続される。
スクリュー軸210Cは、途中でピッチが異なるように構成されており、図4(d)に示すように、ピッチの大きくなった部分に搬送台車220が達するとスクリュー軸210Cの回転数を変えることなく搬送台車220の速度が増加する。
スクリュー軸210Cは、途中でピッチが異なるように構成されており、図4(d)に示すように、ピッチの大きくなった部分に搬送台車220が達するとスクリュー軸210Cの回転数を変えることなく搬送台車220の速度が増加する。
その後、係合手段223Bがスクリュー軸210Dに達すると、係合手段223Bがスクリュー軸210Dと係合して乗り継ぎ、係合手段223Aがスクリュー軸210Cを離脱するとともに、搬送台車220はギャップGを通過すべく駆動が継続され、係合手段223Aがスクリュー軸210Eに達すると、係合手段223Bがスクリュー軸210Dを離脱するとともに、係合手段223Aがスクリュー軸210Eと係合して乗り継ぎ、搬送台車220は駆動が継続される。
すなわち、搬送台車220は、係合手段223が2列のスクリュー軸210のオーバーラップ区間を除き、いずれか1個所の係合手段223のみがいずれか1つスクリュー軸210に係合して搬送と乗り継ぎが繰り返され連続的に駆動される。
また、スクリュー軸210Cのピッチを途中で変化させることにより、搬送台車220の搬送速度を円滑に変化させることができるとともに、隣接するスクリュー軸210のオーバーラップ部のピッチを同一とすることで、搬送台車220の速度が急激に変化することなく、係合手段223の乗り継ぎも円滑に行うことができる。
また、前述した動作の例では、スクリュー軸210を同期回転させたが、一部あるいは全部のスクリュー軸210を独立して回転駆動し、係合手段223の乗り継ぎ時のみ隣接するスクリュー軸210と同期回転させることで、複数の搬送台車220を走行させ、スクリュー軸210毎に独立して回転制御して搬送速度の制御を行うことも可能である。
さらに、係合手段223Aと223Bが搬送方向の異なる位置に設けられ、スクリュー軸210B、210D、210Fは搬送方向でギャップGとは異なる位置でスクリュー軸210A、210C、210Eと平行に配置されているため、各スクリュー軸210の両端に設けられた軸受や駆動伝達機構等へのアクセスが容易となり、設置や調整の作業がさらに容易となる。
以上説明したように、本発明のスクリュー駆動搬送装置によれば、短いスクリュー軸を適宜複数組み合わせて円滑に乗り継ぎ可能となり、スクリュー駆動搬送装置全体の設置や調整の作業が容易となるとともに、高い自由度で独立して複数の搬送台車の走行を制御することを可能となるなど、その効果は甚大である。
100、200、500 ・・・スクリュー駆動搬送装置
101、201、501 ・・・基礎部
102、202、502 ・・・ガイドレール
503 ・・・カバー体
110、210、510 ・・・スクリュー軸
111、211、511 ・・・螺旋板
120、220、520 ・・・搬送台車
121、221、521 ・・・車輪
122、222、522 ・・・ガイド体
123、223、523 ・・・係合手段
124、224 ・・・搬送台車フレーム
101、201、501 ・・・基礎部
102、202、502 ・・・ガイドレール
503 ・・・カバー体
110、210、510 ・・・スクリュー軸
111、211、511 ・・・螺旋板
120、220、520 ・・・搬送台車
121、221、521 ・・・車輪
122、222、522 ・・・ガイド体
123、223、523 ・・・係合手段
124、224 ・・・搬送台車フレーム
Claims (7)
- 回転駆動される複数のスクリュー軸と、該スクリュー軸に係合する係合手段と搬送方向に走行する走行手段とを有する搬送台車とからなるスクリュー駆動搬送装置において、
前記係合手段が、前記搬送台車に2か所設けられ、
前記複数のスクリュー軸が、搬送方向に2列に配置されるとともに、前記係合手段と順次係合して前記搬送台車を駆動搬送するように配置されていることを特徴とするスクリュー駆動搬送装置。 - 前記2か所の係合手段が、前記搬送台車の搬送方向の同一位置に設けられ、
前記2列のスクリュー軸が、前記2か所の係合手段と交互に係合して搬送台車を駆動搬送することを特徴とする請求項1に記載のスクリュー駆動搬送装置。 - 前記2か所の係合手段が、前記搬送台車の搬送方向の異なる位置に設けられ、
前記2列のスクリュー軸の一方が、前記2か所の係合手段の一方と順次に係合して搬送台車を駆動搬送するとともに、
前記2列のスクリュー軸の他方が、前記一方のスクリュー軸より短く構成され、前記一方のスクリュー軸の乗り継ぎ時にのみ前記2か所の係合手段の他方と係合することを特徴とする請求項1に記載のスクリュー駆動搬送装置。 - 前記走行手段が、走行レール上を転動する車輪であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスクリュー駆動搬送装置。
- 前記複数のスクリュー軸が、異なるピッチのスクリュー軸を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスクリュー駆動搬送装置。
- 前記複数のスクリュー軸が、異なる回転数で回転するスクリュー軸を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスクリュー駆動搬送装置。
- 前記複数のスクリュー軸が、搬送方向でピッチが変化するスクリュー軸を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスクリュー駆動搬送装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2008-12-25 JP JP2008330636A patent/JP2010149730A/ja not_active Withdrawn
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