JP5143659B2 - 強誘電性液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は強誘電性液晶表示素子製造方法に関するものである。
液晶表示素子は、薄型で低消費電力である特長を生かし、幅広い分野において使用されている。近年液晶の応答時間が早いことで強誘電性液晶を使用した液晶表示素子が使用されてきている。
図2は液晶表示素子の形成方法を説明するための図で上面図である。2枚のマザー基板10には複数の液晶表示素子領域(D1〜D9)が形成され、シール部材3を介して貼付される。シール部材3を硬化後、図3に示す液晶表示素子になるよう切断される。
図3は液晶表示素子の構造を示す図で、(A)は上面図、(B)はA−A断面図、(C)はB−B断面図である。複数の画素電極5を形成した基板1と、画素電極5に対向する共通電極(不図示)を形成した透明基板2をシール部材3により貼付している。シール部材3の一部には液晶注入口4が形成されている。本図では(B)に示すように基板1と基板2はオフセットされている。
基板1、基板2及びシール部材3で形成された空間に液晶注入口4より液晶を注入するが、一般に真空注入法が用いられている。真空注入法とは、前記空間内の空気を真空引きにより排気した後、液晶注入口近傍4Aに液晶を塗布、滴下等で供給し、毛細管現象と液晶表示素子内外の圧力差を利用して液晶を前記空間内に注入する方法である。注入後、液晶注入口4を封口する。強誘電性液晶は室温で流動性がないため、ヒーターで液晶を加熱して粘性を低めて注入していた。(特許文献1参照)
特開2008−70717号公報
本発明に係る強誘電性液晶表示素子は、シール部材には2枚の基板間隙を確保するためのスペーサが混入されているが、シール部材で囲まれた内側にはスペーサを設けない構造であるため、強誘電性表液晶示素子に高温にした強誘電性液晶を注入する方法では、加熱され高温で注入した強誘電性液晶が室温に戻る際の収縮により、強誘電性液晶注入後の基板間の間隔が不均一(基板の中央部が凹み、液晶層が薄くなる)になるため、色むらが発生する。
本発明は、高温にした強誘電性液晶を注入した強誘電性表示素子が、強誘電性液晶が常温に戻ったときに基板間隔が不均一にならないようにして色むらの発生を防止することを目的としている。
少なくとも、配向制御膜が形成された一対の基板と、該一対の基板の周辺部を一部に強誘電性液晶を注入するための注入口を設けて接着するシール部材と、前記一対の基板の間に注入される強誘電性液晶と、前記注入口を封止する封口材とで構成される強誘電性液晶表示素子の製造方法であって、配向制御膜が形成された一対の基板を、画像表示領域の周辺部において、強誘電性液晶を注入するための注入口を有するシール部材を介して貼り合わせる工程と、貼り合わせた前記一対の基板の側面を跨いで硬化収縮性のある接着剤を塗布する工程と、前記接着剤を硬化させ、その際の前記接着剤の収縮により、前記一対の基板の中央部を外側へ凸になるように変形させる工程と、前記中央部が外側へ凸になるように変形した前記一対の基板の間に、加熱した強誘電性液晶を前記注入口を介して注入する工程と、前記一対の基板の間に注入した前記強誘電性液晶の温度を低下させ、その際の前記強誘電性液晶の収縮により、前記中央部が外側へ凸になるように変形した前記一対の基板の間隔を一様にする工程と、前記間隔が一様となった前記一対の基板の前記注入口を封口材で封止する工程と、を具備する強誘電性液晶表示素子の製造方法とする。
強誘電性液晶表示素子の一対の基板側面を跨いで硬化収縮率の高い接着剤を塗布・硬化する事により、基板中央が凸状態になり、加熱され膨張した高温の強誘電性液晶FLCを注入し、その後、強誘電性液晶FLCの温度が低下すると収縮し、平坦な強誘電性液晶表示素子となる。
少なくとも、複数の液晶表示領域を形成したマザーシリコン基板に配向制御膜を形成する工程と、マザーガラス基板に配向制御膜を形成する工程と、各画像表示領域外周に液晶注入口を成すシール部材を設けて前記マザーシリコン基板と前記マザーガラス基板を貼り合わせる工程と、前記シール部材の外周で個々の強誘電性液晶表示素子部に切断する工程と、該強誘電性液晶表示素子の一対の基板側面を跨いで硬化収縮率の高い接着剤を塗布・硬化する工程と、該強誘電性液晶表示素子に高温にした強誘電性液晶を注入する工程、を具備する強誘電性液晶表示素子の製造方法とする。
図1は本発明による強誘電性液晶表示素子の製造方法を説明するための断面図(図3(C)に相当する)であり、(A)は切断後、(B)は接着剤塗布後、(C)は接着剤硬化後、(D)は強誘電性液晶を注入して冷却後の状態を示している。
本実施例において、基板1はTFTや回路網が形成された単結晶シリコン基板であり、外形は9.45×15.31mm、厚さは0.625mmである。上面にはアルミニウム膜11による画素電極11aが形成され、その上にポリイミドによる配向制御膜13が形成されている。基板2はガラス基板であり、外形は9.45×15.31mm、厚さは0.725mmである。透明な共通電極12と配向制御膜13が積層されている。各配向制御膜を対向させ、スペーサ14を混入したシール部材3を介して貼りあわせる。実際には図2で説明したようにマザー基板上に複数の液晶表示素子領域を形成し、切断(分断)したのが図1(A)である。この状態で、2枚の基板間の隙間Tはスペーサ14により決まり一様である。
貼付部の寸法は8.45×15.31mmであるが、シール部材3の外周と基板1、2の側面は図示するW=100μmの幅を設けておき、2枚の基板1、2に跨るように接着剤15を塗布する。(図1(B))接着剤15は硬化時の収縮率の高いものであり、例えばスリーボンド社製の紫外線硬化性樹脂TB3026E(硬化収縮率7.5%)である。紫外線照射条件としては、照射中心波長365nmであり、照射強度は80mWにて100秒で接着剤15を硬化させる。
接着剤15の硬化により接着剤15は収縮し、基板側面近傍で隙間T(本例では、0.7μm)が小さくなる方向(図中の矢印方向)に引っ張り力がかかるので、スペーサ14を梃にして基板中央が撓むことになる。(図1(C))基板が単結晶シリコンとガラスなので、主にガラス基板2側の中央部が凸になる変形をし、維持される。
加熱され膨張した高温(110℃)の強誘電性液晶FLCを注入し、その後、強誘電性液晶FLCの温度が低下すると収縮するので、基板2は矢印方向(図1(D))に引っ張られ、2枚の基板間の隙間は一様になる。
前記条件は、一例であり、基板の厚さ、大きさ、材質、強誘電性液晶の性状、接着剤の種類等により変わり、一概には決まらないので、パラメータを決定しながら条件を出すことになる。
これにより基板1、基板2間の隙間は一様になり、課題であった色むらの発生を無くす事が出来る。
本発明による強誘電性液晶表示素子の製造方法を説明するための断面図 液晶表示素子の形成方法を説明するための図で上面図 液晶表示素子の構造を示す図で、(A)は上面図、(B)はA−A断面図、(C)はB−B断面図
符号の説明
1 基板
2 基板
3 シール部材
4 液晶注入口
4A 液晶注入口近傍
5 画素電極
10 マザー基板
11 アルミニウム薄膜
11a 画素電極
12 共通電極
13 配向制御膜
14 スペーサ
15 接着剤
FLC 強誘電性液晶

Claims (1)

  1. 少なくとも、配向制御膜が形成された一対の基板と、該一対の基板の周辺部を一部に強誘電性液晶を注入するための注入口を設けて接着するシール部材と、前記一対の基板の間に注入される強誘電性液晶と、前記注入口を封止する封口材とで構成される強誘電性液晶表示素子の製造方法であって、
    配向制御膜が形成された一対の基板を、画像表示領域の周辺部において、強誘電性液晶を注入するための注入口を有するシール部材を介して貼り合わせる工程と、
    貼り合わせた前記一対の基板の側面を跨いで硬化収縮性のある接着剤を塗布する工程と、前記接着剤を硬化させ、その際の前記接着剤の収縮により、前記一対の基板の中央部を外側へ凸になるように変形させる工程と、
    前記中央部が外側へ凸になるように変形した前記一対の基板の間に、加熱した強誘電性液晶を前記注入口を介して注入する工程と、
    前記一対の基板の間に注入した前記強誘電性液晶の温度を低下させ、その際の前記強誘電性液晶の収縮により、前記中央部が外側へ凸になるように変形した前記一対の基板の間隔を一様にする工程と、
    前記間隔が一様となった前記一対の基板の前記注入口を封口材で封止する工程と、
    を具備することを特徴とする強誘電性液晶表示素子の製造方法
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