JP5142492B2 - (1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類およびその製造方法 - Google Patents

(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類およびその製造方法に関するものである。
芳香族アミン類は、医農薬や電子材料等の重要な製造中間体であり、中でも窒素原子上に含フッ素アルキル基をもつ化合物は、特異な生理活性や物性が発現することが期待される。
このような芳香族アミン類の中で、本願に係わる(1−トリフルオロメチル)エチルアミノ基を有する化合物として、次のような化合物が知られている。非特許文献1には、N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリンを水素化リチウムアルミニウムで還元することにより得られるN−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロメチル)エチルアニリンが開示されている。ここでは、原料となるN−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリンを、アニリンと1,1,1−トリフルオロアセトンとの縮合反応で製造しており、室温、2日間の反応で収率25%と低く、工業的製法としては問題がある。また、特許文献1には、4−アミノ安息香酸のアルキルエステルを、1,1,1−トリフルオロアセトンの存在下、パラジウム/炭素と共に水素下で反応させた後、水酸化カリウムのエタノール溶液中で加水分解することにより、4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロメチル)エチルアミノ安息香酸を得、反芻動物のメタン生成阻害剤として利用できることが開示されている。しかしながら、当該化合物の収率の記載は無い。
また、特許文献2には、4−アミノ−2−トリフルオロメチルベンゾニトリルを、シアノ水素化ホウ素ナトリウムの存在下、1,1,1−トリフルオロアセトンと反応させることにより、2−トリフルオロメチル−4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロメチル)エチルアミノベンゾニトリルを得、非ステロイド系医薬品の合成中間体として利用できることが開示されている。しかしながら、当該化合物の収率についての記載が無く、また、製造過程が水素ガスの生成を伴う発熱反応であり、猛毒のシアノ水素化ホウ素ナトリウムを用いる点が、工業的に問題である。また、非特許文献2には、トリフェニルホスフィン−4−メトキシフェニルイミンを1,1,1−トリフルオロアセトンと反応させて得られる4−メトキシ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリンを水素化リチウムアルミニウムで還元し、4−メトキシ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロメチル)エチルアニリンを得、エストロゲン受容体の合成中間体として利用できることが開示されている。ここでの製造方法は、収率は満足できるものではあるが、原料となるイリドの製造が煩雑であり、工業的に利用しがたい。
Izvestiya Akademii Nauk USSR,Seriya Khimicheskaya,第3巻,450ページ,1965年 国際公開第03/038109号パンフレット 国際公開第2005/085185号パンフレット Bioorganic & Medicinal Chemistry,第8巻、1293ページ、2000年
本発明は、医農薬や電子材料等の重要な製造中間体である(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類およびそれらの簡便で効率の良い製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、先の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、芳香族アミン類と2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペンを、パラジウム触媒の存在下で反応させることにより容易に得られるN−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミン類を水素化することにより、(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類が、高収率で得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、一般式(1)
Figure 0005142492
[式中、Arは置換されていてもよい芳香族基を示す(ただし、4−メトキシフェニル基、4−ヒドロキシカルボニルフェニル基および4−シアノ−3−トリフルオロメチルフェニル基を除く)。]で表されることを特徴とする(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類である。
また本発明は、一般式(2)
Figure 0005142492
[式中、Arは前記と同じ内容を示す。]で表されるイミン類を、一般式(3)
Figure 0005142492
[式中、Arは前記と同じ内容を示す。]で表されるアミン類と2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペンとを、パラジウム触媒と塩基の存在下に反応させて得、次いで水素化することを特徴とする、一般式(1)で表される(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類の製造方法である。以下に本発明をさらに詳細に説明する。
Arで表される芳香族基としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジル基、ピリダジル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピロリル基、チエニル基、フリル基、オキサゾリル基、イソオキザゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、インドリル基、イソインドリル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾフリル基またはプリン基等が例示できる。中でも、フェニル基、ピリジル基、ナフチル基、アントリル基またはキノリル基が好ましい。
これらの芳香族基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルケニル基、炭素数2〜4のアルキニル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、シアノ基、水酸基またはハロゲン原子等で1個以上置換されていても良い。
芳香族基の置換基としての炭素数1〜4のアルキル基としては具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロブチル基、シクロプロピルメチル基等が例示できる。またこれらのアルキル基はハロゲン原子で1個以上置換されていても良く、具体的には、クロロメチル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、ジフルオロメチル基、3−フルオロプロピル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基または2,2,2−トリクロロエチル基等が例示できる。
芳香族基の置換基としての炭素数2〜4のアルケニル基としては具体的には、ビニル基、1−メチルビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−エチルビニル基、2−ブテニル基または1,3−ブタンジエニル基等が例示できる。またこれらのアルケニル基はハロゲン原子で1個以上置換されていても良く、具体的には、1−(クロロメチル)ビニル基、1−(ジフルオロメチル)ビニル基、1−(トリフルオロメチル)ビニル基、2−クロロメチル−2−プロペニル基、2−ジフルオロメチル−プロペニル基、2−トリフルオロメチル−2−プロペニル基、1−(2−クロロエチル)ビニル基、1−(2−フルオロエチル)ビニル基、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ビニル基または1−(2,2,2−トリクロロエチル)ビニル基等が例示できる。
芳香族基の置換基としての炭素数2〜4のアルキニル基としては具体的には、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基または3−ブチニル基等が例示できる。またこれらのアルキニル基はハロゲン原子で1個以上置換されていても良く、具体的には、3−クロロ−1−プロペニル基、3,3−ジフルオロ−1−プロペニル基、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル基、4−クロロ−1−ブチニル基、4−フルオロ−1−ブチニル基、4,4−ジフルオロ−1−ブチニル基、4,4,4−トリフルオロ−1−ブチニル基、4−クロロ−2−ブチニル基、4,4−ジフルオロ−2−ブチニル基または4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニル基等が例示できる。
芳香族基の置換基としての炭素数1〜4のアルコキシ基としては具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロピルオキシ基、シクロプロピルオキシ基、ブトキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、シクロブチルオキシ基またはシクロプロピルメチルオキシ基等が例示できる。またこれらのアルコキシ基はハロゲン原子で1つ以上置換されていてもよく、具体的には、クロロメトキシ基、2−クロロエトキシ基、3−クロロプロポキシ基、ジフルオロメトキシ基、3−フルオロプロポキシ基、トリフルオロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基または2,2,2−トリクロロエトキシ基等が例示できる。
芳香族基の置換基としての(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基としては具体的には、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、イソブチルアミノ基、sec−ブチルアミノ基またはtert−ブチルアミノ基等が例示できる。またこれらのアルキル基はハロゲン原子で1つ以上置換されていても良く、具体的には、クロロメチルアミノ基、2−クロロエチルアミノ基、3−クロロプロピルアミノ基、ジフルオロメチルアミノ基、3−フルオロプロピルアミノ基、トリフルオロメチルアミノ基、2−フルオロエチルアミノ基、2,2,2−トリフルオロエチルアミノ基または2,2,2−トリクロロエチルアミノ基等が例示できる。
芳香族基の置換基としてのジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基としては具体的には、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジイソブチルアミノ基またはsec−ブチルアミノ基等が例示できる。またこれらのアルキル基はハロゲン原子で1つ以上置換されていても良く、具体的には、ジ(クロロメチル)アミノ基、ジ(2−クロロエチル)アミノ基、ジ(3−クロロプロピル)アミノ基、ビス(ジフルオロメチル)アミノ基、ジ(3−フルオロプロピル)アミノ基、ビス(トリフルオロメチル)アミノ基、ジ(2−フルオロエチル)アミノ基、ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ基またはジ(2,2,2−トリクロロエチル)アミノ基等が例示できる。
芳香族基の置換基としてのハロゲン原子としては具体的には、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が例示できる。
次に、本発明の製造方法について、詳細に説明する。
本発明の一般式(1)で表される(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類は、一般式(2)で表されるイミン類を水素化することにより製造することができる。この水素化は、還元剤を用いて実施することができる。還元剤としては、汎用の炭素−窒素二重結合を水素化できるものであれば、特に限定は無く、例えば、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、シアノホウ素ナトリウム、ボラン−テトラヒドロフラン複合体、ボラン−ジメチルスルフィド複合体またはカテコールボラン等が例示できる。収率が良い点で、水素化リチウムアルミニウムが望ましい。
還元剤を用いる水素化は、反応に害を及ぼさない溶媒中で実施することができ、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン等を用いることができる。中でも収率が良い点でテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルまたはトルエンが望ましい。
反応温度には特に制限はないが、−10℃から溶媒還流温度の範囲から適宜選ばれた温度で行うことが好ましい。また反応時間は、反応温度にもよるが、10分から48時間である。
反応後の溶液から目的物を単離する方法に特に限定はないが、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー、再結晶または昇華等の汎用的な方法で目的物を得ることができる。
また、本発明の製造方法における水素化は、水素供与体共存下、触媒の共存下で水素化することもできる。水素供与体としては、水素ガス、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノールのようなアルコール類、ギ酸、ヒドロシラン類等を例示することができる。
水素ガスを水素供与体とする触媒的水素化、いわゆる接触水添に用いることのできる金属触媒としては、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム/アルミナ、パラジウム/炭素、パラジウム/シリカ−アルミナ、パラジウム/Y型ゼオライト、パラジウム/A型ゼオライト、パラジウム/X型ゼオライト、パラジウム/モルデナイト、パラジウム/ZSM−5、パラジウム/硫酸バリウム、等のパラジウム触媒、ラネーニッケル、ニッケル/アルミナ、ニッケル/炭素、ニッケル/シリカ、ニッケル/Y型ゼオライト、ニッケル/A型ゼオライト、ニッケル/X型ゼオライト、ニッケル/モルデナイト、ニッケル/ZSM−5等のニッケル触媒、白金黒、白金/炭素、白金/アルミナ、酸化白金等の白金触媒、銅−クロム複合酸化物類等を用いることができる。収率が良い点で、パラジウム黒、パラジウム/炭素、ラネーニッケル、白金/炭素が望ましい。これらの金属触媒を用いる接触水添では、一般式(2)で表されるイミン類のAr上のアルケニル基、アルキニル基も還元され、アルキル基へと転換される。
また触媒として、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウムダイマー、クロロ(ノルボルナジエン)ロジウムダイマー等のロジウム錯体、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウムダイマー等のイリジウム錯体、(1,5−シクロオクタジエン)(1,3,5−シクロオクタトリエン)ルテニウム等のルテニウム錯体、テトラヒドロインデニルチタン錯体類、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、酢酸パラジウム等のパラジウム錯体を、三級ホスフィンと共に用いることもできる。
用いることのできる三級ホスフィンとしては、トリフェニルホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリス(2−ヒドロキシエチル)ホスフィン、(+)−1,2−ビス[(2R,5R)−2,5−ジエチルホスホラノ]エタン、シクロヘキシルジフェニルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、エチルジフェニルホスフィン、ブチルジフェニルホスフィン、tert−ブチルジフェニルホスフィン、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン、2−(ジフェニルホスフィノ)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、(R)−(+)−2−(ジフェニルホスフィノ)−2’−メトキシ−1,1’−ビナフチル、(−)−1,2−ビス[(2R,5R)−2,5−ジメチルホスホラノ]ベンゼン等があげられる。
また、(+)−1,2−ビス[(2S,5S)−2,5−ジメチルホスホラノ]ベンゼン、(−)−1,2−ビス((2R,5R)−2,5−ジエチルホスホラノ)ベンゼン、(+)−1,2−ビス[(2S,5S)−2,5−ジエチルホスホラノ]ベンゼン、1,1’−ビス(ジイソプロピルホスフィノ)フェロセン、(−)−1,1’−ビス[(2S,4S)−2,4−ジエチルホスホラノ]フェロセン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(+)−1,2−ビス[(2R,5R)−2,5−ジ−イソプロピルホスホラノ]ベンゼン、(−)−1,2−ビス[(2S,5S)−2,5−ジ−イソプロピルホスホラノ]ベンゼン、(±)−2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル等があげられる。
また、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’−メチルビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)メタン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1,2−ビス(ジペンタフルオロフェニルホスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、(2R,3R)−(−)−2,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、(2S,3S)−(+)−2,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、(2S,3S)−(−)−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、cis−1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エチレン、ビス(2−ジフェニルホスフィノエチル)フェニルホスフィン等があげられる。
また、(2S,4S)−(−)−2,4−1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン、(2R,4R)−(−)−2,4−1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン、R−(+)−1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、(2S,3S)−(+)−1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)−2,3−O−イソプロピリデン−2,3−ブタンジオール、トリ(2−フリル)ホスフィン、トリ(1−ナフチル)ホスフィン、トリス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリス(3−フルオロフェニル)ホスフィン、トリス(4−フルオロフェニル)ホスフィン、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(3−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(2,4,6−トリメトキシフェニル)ホスフィン、トリス(m−トリル)ホスフィン、トリス(o−トリル)ホスフィン、トリス(p−トリル)ホスフィン等があげられる。
また、トリス(4−トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン、トリ(2,5−キシリル)ホスフィン、トリ(3,5−キシリル)ホスフィン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、(S)−(−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、(±)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビフェニル、(S)−(+)−4,12−ビス(ジフェニルホスフィノ)−[2.2]−パラシクロファン、(R)−(−)−4,12−ビス(ジフェニルホスフィノ)−[2.2]−パラシクロファン、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジ−p−トリルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、(S)−(−)−2,2’−ビス(ジ−p−トリルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル等があげられる。
また、ビス(2−メトキシフェニル)フェニルホスフィン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン、(1R,2R)−(+)−N,N’−ビス(2’−ジフェニルホスフィノベンゾイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサン、(1S,2S)−(+)−N,N’−ビス(2’−ジフェニルホスフィノベンゾイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサン、(±)−N,N’−ビス(2’−ジフェニルホスフィノベンゾイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサン、(1S,2S)−(−)−N,N’−ビス(2−ジフェニルホスフィノ−1−ナフトイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサン、(1R,2R)−(+)−N,N’−ビス(2−ジフェニルホスフィノ−1−ナフトイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサン、(±)−N,N’−ビス(2−ジフェニルホスフィノ−1−ナフトイル)ジアミノシクロヘキサン等があげられる。
また、トリス(ジエチルアミノ)ホスフィン、ビス(ジフェニルホスフィノ)アセチレン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)フェロセニル]エチルジフェニルホスフィン、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、(S)−(−)−1−(2−ジフェニルホスフィノ−1−ナフチル)イソキノリン、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’−メチルビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニルおよび2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル等が例示できる。
本接触水添反応は、反応に害を及ぼさない溶媒中で実施することができ、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン等を用いることができる。中でも収率が良い点でテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルまたはトルエンが望ましい。
反応温度には特に制限はないが、10℃から200℃の範囲から、適宜選ばれた温度で行うことが好ましく、望ましくは50℃から150℃である。また反応時間は、反応温度にもよるが、10分から48時間である。
水素圧には特に制限はないが、0.1気圧から50気圧の範囲から、適宜選ばれた圧力で行うことが望ましい。
イソプロピルアルコールのようなアルコール類を水素供与体とする水素化では、ルテニウム化合物またはルテニウム化合物と三級ホスフィンの組合せを触媒として用いることが好ましい。ルテニウム化合物としては、三塩化ルテニウム、トリルテニウムドデカカルボニル、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、ジヒドリドテトラキス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、クロロヒドリドトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム等を例示することができる。三級ホスフィンとしては、前記のホスフィンを例示することができる。
本水素化反応は、反応に害を及ぼさない溶媒中で実施することができ、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン等を用いることができる。収率が良い点で、アルコール類をそのまま溶媒として用いることが望ましい。
反応温度には特に制限はないが、10℃から200℃の範囲から、適宜選ばれた温度で行うことが好ましく、望ましくは50℃から150℃である。また反応時間は、反応温度にもよるが、10分から48時間である。
ヒドロシラン類を水素供与体とする水素化では、ロジウム錯体と前記の三級ホスフィンの組合せを触媒として用いることが望ましく、ロジウム錯体としては、μ−ジクロロテトラエチレンジロジウム、μ−ジクロロビス(1,3−シクロオクタジエン)ジロジウム等を例示することができる。ヒドロシラン類としては、フェニルシラン、ジフェニルシラン、ジメチルフェニルシラン、トリクロロシラン等を例示することができる。
ギ酸を水素供与体とする水素化では、トリエチルアミンのような有機アミン共存下に、Journal of American Chemical Society,第118巻,4916ページ,1996年に記載の種々の(アレーン)ルテニウムを触媒として用いることが、またはジクロロ(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ロジウムダイマー、ジクロロ(ペンタメチルシクロペンタジエニル)イリジウムダイマー等を触媒として用いることが好ましい。
本水素化反応は、反応に害を及ぼさない溶媒中で実施することができ、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン等を用いることができる。
反応温度には特に制限はないが、0℃から100℃の範囲から、適宜選ばれた温度で行うことが好ましく、望ましくは10℃から50℃である。また反応時間は、反応温度にもよるが、10分から48時間である。
以上、例示した水素化反応終了後、反応溶液から目的物を単離する方法に特に限定はないが、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー、再結晶または昇華等の汎用的な方法で一般式(1)で表される目的物を得ることができる。
本発明において、水素化反応の原料となる、一般式(2)で表されるイミン類の製造方法に特に限定は無く、公知の方法で製造してもよいが、一般式(3)で表されるアミン類と、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペンを、パラジウム触媒と塩基の存在下に反応させることにより得ることが、収率が良く、また汎用性が高い点で好ましい。
その際に用いることのできるパラジウム触媒としては、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、π−アリルパラジウムクロリドダイマー、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラジウム、ジクロロ[1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]パラジウム、ジクロロ[1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン]パラジウム、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム、パラジウム/アルミナおよびパラジウム/炭素等が例示できる。
これらのパラジウム触媒は単独で用いても良いが、さらに三級ホスフィンと組合わせて用いても良い。用いることのできる三級ホスフィンとしては、トリフェニルホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(tert−ブチル)ホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリオクチルホスフィン、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、(S)−(−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチルおよび(±)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル等が例示できる。
パラジウム触媒の使用量は、一般式(3)で表されるアミン類に対して0.01〜50モル%が好ましく、1〜20モル%がさらに好ましい。
三級ホスフィンの使用量は、パラジウム化合物に対して、1〜50000モル%が好ましく、10〜1000モル%がさらに好ましい。
一般式(2)で表される化合物の製造の際に、用いることのできる塩基としては例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジブチルアミン、ピペリジン、ピリジン等の有機塩基や、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、リン酸カリウム、ナトリウム−tert−ブトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基を挙げることができる。収率が良い点で無機塩基が望ましく、炭酸セシウム、リン酸カリウム、ナトリウム−tert−ブトキシドがさらに望ましい。
塩基の使用量は、一般式(3)で表されるアミン類に対して、10〜5000モル%が望ましく、100〜500モル%がさらに望ましい。
2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペンの使用量は、一般式(3)で表されるアミン類に対して、100〜1000モル%が望ましく、100〜250モル%がさらに望ましい。
本反応は、反応に害を及ぼさない溶媒であればいかなる溶媒中でも実施することができ、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、アセトニトリル、酢酸エチル等を用いることができる。中でも収率が良い点でトルエンが望ましい。
反応温度には特に制限はないが、−10℃から溶媒還流温度の範囲から適宜選ばれた温度で行うことが好ましい。また反応時間は、反応温度にもよるが、10分から48時間である。
反応後の溶液から一般式(2)で表される目的物を単離する方法に特に限定はないが、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー、再結晶または昇華等の汎用的な方法で目的物を得ることができる。
原料の2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペンは市販されているが、1,2−ジブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパンに、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジブチルアミン、ピペリジン、ピリジン等の有機塩基を作用させて調製することができる。また、生成した2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペンは、単離することなく、そのまま一般式(3)で表されるアミン類と反応させることができる。
本発明により、医農薬や電子材料等の有用な中間体として有用な(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類を効率的に製造することができる。
次に本発明を参考例および実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
10mLのスクリューキャップ付試験管に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム48.1mg(0.05mmol)、炭酸セシウム391mg(1.2mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン83.2mg(0.15mmol)を入れ、試験管内をアルゴンガスで置換した。次にトルエン2mLを加え、室温で5分攪拌した。試験管を氷浴で冷却しながら、アニリン93.1mg(1.0mmol)と2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン250μL(1.2mmol)及び内部標準としてヘキサデカンを加えた。これを110℃で12時間加熱し撹拌した。反応終了後、固形物をセライトろ過し、GC分析によりN−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリンが99%収率で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製することにより、黄色油状の目的物を得た(92%、172mg)。
H−NMR(CDCl,ppm):δ2.02(q,JHF=0.4Hz,3H),6.79(dt,JHH=8.4Hz,JHH=1.1Hz,2H),7.18(tt,JHH=7.5Hz,JHH=1.1Hz,1H),7.36−7.39(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):δ14.4,118.6,119.7(q,JCF=278.3Hz),125.2,129.2,147.6,157.4(q,JCF=34.0Hz).
19F−NMR(CDCl,ppm):−75.0(JFH=0.4Hz)。
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム37mg(0.97mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン188.1mg(1.01mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン2mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準として2,2,2−トリフルオロエタノールを加え、19F−NMRにより、N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率89%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=12:1)で精製することにより、淡黄色油状のN−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率68%,128.2mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.39(d,JHH=6.8Hz,3H),3.55(d,JHH=8.2Hz,1H),3.98−4.05(m,1H),6.66(d,JHH=7.8Hz,2H),6.78(tt,JHH=7.4Hz,JHH=0.9Hz,1H),7.18−7.22(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.2(q,JCF=2.1Hz),51.4(q,JCF=30.5Hz),113.5,118.9,126.3(q,JCF=282.8Hz),129.6,145.9.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.6Hz)。
(実施例2)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム17.7mg(0.47mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.4mLを加え、室温で5分攪拌し、2−メチル−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン94.3mg(0.47mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、2−メチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率62%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の2−メチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率38%,35.9mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.42(d,JHH=6.8Hz,3H),2.17(s,3H),3.45(brd.,JHH=8.4Hz,1H),4.03−4.13(m,1H),6.69(d,JHH=7.9Hz,1H),6.72(ddd,JHH=7.6Hz,JHH=7.4Hz,JHH=0.8Hz,1H),7.08(d,JHH=7.4Hz,1H),7.13(dd,JHH=7.9Hz,JHH=7.6Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.5(q,JCF=2.2Hz),17.4,51.3(q,JCF=30.3Hz),110.9,118.5,122.4,126.3(q,JCF=282.8Hz),127.2,130.6,144.0.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.6Hz)。
(実施例3)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム19.1mg(0.50mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.5mLを加え、室温で5分攪拌し、4−メチル−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン103.2mg(0.51mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、4−メチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率67%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、淡黄色油状の4−メチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率56%,57.6mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.36(d,JHH=6.8Hz,3H),2.24(s,3H),3.42(brs.,1H),3.93−3.99(m,1H),6.58(d,JHH=8.3Hz,2H),7.00(d,JHH=8.3Hz,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.2(q,JCF=2.2Hz),20.4,51.8(q,JCF=30.3Hz),113.7,126.4(q,JCF=283.0Hz),128.2,129.9,143.7.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.8Hz)。
(実施例4)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム19.1mg(0.50mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、4−メトキシ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン160.8mg(0.74mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.2mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、4−メトキシ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率80%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=16:1)で精製することにより、淡黄色油状の4−メトキシ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率51%,111.9mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.35(d,JHH=6.9Hz,3H),3.30(brs.,1H),3.73(s,3H),3.86−3.91(m,1H),6.61−6.64(m,2H),6.76−6.80(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.2Hz),52.6(q,JCF=30.0Hz),55.6,114.8,115.2,126.4(q,JCF=282.8Hz),140.0,153.0.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.6(d,JFH=6.7Hz)。
(実施例5)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム30.6mg(0.81mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、3−クロロ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン183mg(0.83mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.5mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、3−クロロ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率71%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、淡黄色油状の3−クロロ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率58%,128.9mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.38(d,JHH=6.8Hz,3H),3.64(brd.,JHH=8.6Hz,1H),3.94−4.01(m,1H),6.52(dd,JHH=8.2Hz,JHH=2.2Hz,1H),6.64(dd,JHH=2.2Hz,JHH=2.0Hz,1H),6.74(ddd,JHH=8.0Hz,JHH=2.0Hz,JHH=0.7Hz,1H),7.09(dd,JHH=8.2Hz,JHH=8.0Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(CH,q,JCF=2.2Hz),51.2(CH,q,JCF=30.7Hz),111.7(CH),113.3(CH),118.8(CH),126.1(CF,q,JCF=282.9Hz),130.4(CH),135.2(C),147.1(C).
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.5Hz)。
(実施例6)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム19.1mg(0.50mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.5mLを加え、室温で5分攪拌し、3−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノピリジン58.8mg(0.31mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン0.5mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、3−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノピリジンが生成率66%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、赤色粉体の3−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノピリジン(収率59%,34.7mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.42(d,JHH=6.6Hz,3H),3.96(brd.,1H),3.96−4.06(m,1H),6.97(dd,JHH=8.3Hz,JHH=1.8Hz,1H),7.12(dd,JHH=8.3Hz,JHH=4.7Hz,1H),8.03(dd,JHH=4.7Hz,JHH=1.1Hz,1H),8.10(d,JHH=2.9Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.2Hz),51.0(q,JCF=30.7Hz),119.3,123.8,126.1(q,JCF=283.0Hz),136.5,140.1,142.2.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.2Hz)。
(実施例7)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム21.3mg(0.56mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、4−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン121.3mg(0.57mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、残酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、4−ブロモ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率61%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、淡黄色油状の4−ブロモ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率50%,60.8mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.38(d,JHH=6.8Hz,3H),3.59(brd.,JHH=8.7Hz,1H),3.92−3.99(m,1H),6.52−6.55(m,2H),7.26−7.29(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.1Hz),51.4(q,JCF=30.5Hz),108.5,115.1,126.1(q,JCF=283.0Hz),132.1,145.0.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.6(d,JFH=6.5Hz)。
(実施例8)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム19.8mg(0.52mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、4−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン83.0mg(0.55mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、4−フルオロ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率69%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の4−フルオロ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率62%,52mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.38(d,JHH=6.8Hz,3H),3.45(brs.,1H),3.88−3.95(m,1H),6.58−6.63(m,2H),6.88−6.93(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.2(q,JCF=2.2Hz),52.3(q,JCF=30.3Hz),114.7(d,JCF=7.4Hz),115.9(d,JCF=22.5Hz),126.3(q,JCF=282.9Hz),142.3(d,JCF=2.1Hz),156.5(d,JCF=236.8Hz).
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.6Hz),−126.5(tt,JFH=8.4Hz,JFH=4.2Hz)。
(実施例9)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム29.6mg(0.78mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、3,5−ジメチル−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン169.7mg(0.79mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、3,5−ジメチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率99%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の3,5−ジメチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率72%,156.5mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.35(d,JHH=6.8Hz,3H),2.23(s,6H),3.44(brd.,JHH=8.1Hz,1H),3.95−4.03(m,1H),6.28(s,2H),6.44(s,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.1Hz),21.4,51.3(q,JCF=30.3Hz),111.4,120.8,126.3(q,JCF=282.7Hz),139.1,146.0.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.7Hz)。
(実施例10)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム22.7mg(0.60mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、4−tert−ブチル−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン147.7mg(0.61mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、4−tert−ブチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率75%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の4−tert−ブチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率59%,88.9mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.27(s,9H),1.37(d,JHH=6.9Hz,3H),3.48(brd.,JHH=7.3Hz),3.94−4.01(m,1H),6.60−6.63(m,2H),7.19−7.24(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.2(q,JCF=2.1Hz),31.5,51.6(q,JCF=30.3Hz),113.2,126.2,126.4(q,JCF=282.7Hz),141.7,143.6,171.2.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.7Hz)。
(実施例11)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム36.9mg(0.97mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン273.8mg(1.03mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン2.0mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、2−ブロモ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率75%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の2−ブロモ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率23%,64mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.45(d,JHH=6.8Hz,3H),4.01−4.06(m,1H),4.33(brd.,JHH=8.4Hz,1H),6.65(ddd,JHH=7.7Hz,JHH=7.7Hz,JHH=1.4Hz,1H),6.74(d,JHH=7.9Hz,1H),7.19(ddd,JHH=7.9Hz,JHH=7.7Hz,JHH=1.5Hz,1H),7.44(dd,JHH=7.7Hz,JHH=1.5Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.3(q,JCF=2.2Hz),51.4(q,JCF=30.8Hz),110.3,112.3,119.4,126.1(q,JCF=282.8Hz),128.5,132.8,143.0.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.6(d,JFH=6.5Hz)。
(実施例12)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム31.6mg(0.83mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加え、室温で5分攪拌し、N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノナフタレン200.6mg(0.84mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.5mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノナフタレンが生成率95%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状のN−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノナフタレン(収率84%,169.1mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.45(d,JHH=6.2Hz,3H),4.17−4.22(m,2H),6.70(dd,JHH=7.5Hz,JHH=1.3Hz,1H),7.29−7.35(m,2H),7.39−7.45(m,2H),7.74−7.80(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.1Hz),51.6(q,JCF=30.4Hz),106.2,119.2,119.7,123.7,125.2,126.0,126.3,126.4(q,JCF=282.6Hz),128.8,134.5,141.1.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.3(d,JFH=5.5Hz)。
(実施例13)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム19.1mg(0.50mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.5mLを加え、室温で5分攪拌し、2−フルオロ−5−メチル−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン110.7mg(0.51mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、2−フルオロ−5−メチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率55%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の2−フルオロ−5−メチル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率55%,62.1mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.41(d,JHH=6.8Hz,3H),2.27(s,3H),3.81(brs.,1H),3.96−4.03(m,1H),6.48−6.50(m,1H),6.57(d,JHH=8.3Hz,1H),6.86(dd,JHF=11.5Hz,JHH=8.3Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.3(q,JCF=2.2Hz),21.2,51.3(q,JCF=30.6Hz),113.8,113.9(d,JCF=17.0Hz),118.7(d,JCF=6.8Hz),126.2(q,JCF=282.8Hz),134.0(d,JCF=11.4Hz),134.2(d,JCF=35.2Hz),149.9(d,JCF=236.0Hz).
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.5Hz),−141.2(brs.)。
(実施例14)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム14.4mg(0.38mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.5mLを加え、室温で5分攪拌し、4−ビニル−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン81.6mg(0.38mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン0.5mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、4−ビニル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率60%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の4−ビニル−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率25%,20.1mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.39(d,JHH=6.8Hz,3H),3.63(brs.,1H),4.00−4.05(m,1H),5.05(dd,JHH=10.9Hz,JHH=0.7Hz,1H),5.56(dd,JHH=17.6Hz,JHH=0.7Hz,1H),6.58−6.64(m,3H),7.26−7.28(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.1Hz),51.2(q,JCF=30.6Hz),110.4,113.4,126.2(q,JCF=282.9Hz),127.4,128.7,136.3,145.6.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.6Hz)。
(実施例15)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム4.8mg(0.13mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.1mLを加え、室温で5分攪拌し、2−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノアントラセン36.1mg(0.13mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン0.4mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、2−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノアントラセンが生成率99%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の2−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノアントラセン(収率76%,28.5mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.49(d,JHH=6.8Hz,3H),3.84(brs.,1H),4.20−4.28(m,1H),6.93(dd,JHH=9.0Hz,JHH=2.3Hz,1H),6.99(s,1H),7.35(ddd,JHH=8.2Hz,JHH=6.7Hz,JHH=1.2Hz,1H),7.41(ddd,JHH=8.2Hz,JHH=6.8Hz,JHH=1.3Hz,1H),7.84(d,JHH=9.0Hz,1H),7.88−7.92(m,2H),8.15(s,1H),8.26(s,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.5Hz),51.2(q,JCF=30.8Hz),103.3,123.1,124.0,125.1,126.2,126.3(q,JCF=282.8Hz),127.7,128.2,129.8,130.0,132.6,133.0,142.6.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.4(d,JFH=6.6Hz)。
(実施例16)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム6.8mg(0.18mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.1mLを加え、室温で5分攪拌し、3,4−ジフルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン38.8mg(0.17mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン0.4mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、3,4−ジフルオロ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率78%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の3,4−ジフルオロ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率25%,9.6mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.40(d,JHH=6.8Hz,3H),3.55(brd.,JHH=7.3Hz,1H),3.86−3.93(m,1H),6.33(dddd,JHH=9.1Hz,JHF=3.3Hz,JHH=3.0Hz,JHF=1.6Hz,1H),6.47(ddd,JHF=12.5Hz,JHF=6.6Hz,JHH=3.0Hz,1H),6.98(m,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.1(q,JCF=2.1Hz),52.0(q,JCF=30.6Hz),102.5(d,JCF=21.1Hz),108.7−108.8(m),117.7(dd,JCF=18.1Hz,JCF=1.8Hz),126.0(q,JCF=283.0Hz),142.8−144.8(m),151.8(dd,JCF=246.0Hz,JCF=13.5Hz).
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.5Hz),−136.9(m),−151.3(dddd,JFF=21.8Hz,JFH=9.8Hz,JFH=6.6Hz,JFH=3.3Hz)。
(実施例17)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム15.8mg(0.42mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水テトラヒドロフラン0.3mLを加え、室温で5分攪拌し、4−ジフルオロメトキシ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン106.1mg(0.42mmol)を溶かした脱水テトラヒドロフラン1.0mLを加えた。これを室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、固形物をセライトろ過し、内部標準としてトリフルオロ酢酸エチルを加え、19F−NMRにより、4−ジフルオロメトキシ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンが生成率41%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、淡黄色油状の4−ジフルオロメトキシ−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリン(収率40%,43mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.39(d,JHH=6.8Hz,3H),3.57(brd.,JHH=8.2Hz,1H),3.92−3.99(m,1H),6.38(t,JHF=74.6Hz,1H),6.61−6.64(m,2H),6.94−7.00(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.2(q,JCF=2.2Hz),51.8(q,JCF=30.5Hz),114.3,116.4(t,JCF=259.3Hz),121.5,126.2(q,JCF=282.9Hz),143.4(t,JCF=3.0Hz),143.8.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.5Hz),−80.5(t,JFH=74.6Hz)。
(実施例18)
オートクレーブ中に、実施例1と同様にして得たN−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アニリン2.0g(10.7mmol)、トルエン10mL、10wt%担持パラジウム/炭素50mgを加え、室温で水素5気圧を導入した。オートクレーブを100℃に昇温し、12時間攪拌した。冷却後、固形物をろ過した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、淡黄色油状のN−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアニリンを得た(収率49%、999mg)。
H−NMR(CDCl,ppm):1.39(d,JHH=6.8Hz,3H),3.55(d,JHH=8.2Hz,1H),3.98−4.05(m,1H),6.66(d,JHH=7.8Hz,2H),6.78(tt,JHH=7.4Hz,JHH=0.9Hz,1H),7.18−7.22(m,2H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.2(q,JCF=2.1Hz),51.4(q,JCF=30.5Hz),113.5,118.9,126.3(q,JCF=282.8Hz),129.6,145.9.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.7(d,JFH=6.6Hz)。
(実施例19)
10mLのスクリューキャップ付試験管に、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム57.5mg(0.10mmol)、炭酸セシウム391mg(1.2mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン83.2mg(0.15mmol)を入れ、試験管内をアルゴンガスで置換した。次にトルエン2mLを加え、室温で5分攪拌した。試験管を氷浴で冷却しながら、2−アミノベンゾニトリル118.0mg(1.0mmol)と2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペン250μL(2.4mmol)を加えた。これを110℃で15時間加熱し撹拌した。反応終了後、固形物をセライトろ過し、内部標準として2,2,2−トリフルオロエタノールを加え、19F−NMRにより、2−トリフルオロメチル−4−[N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノ]キノリンが生成率17%で、生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜1:1)で分離・精製することにより、2−トリフルオロメチル−4−[N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノ]キノリン(褐色油状物質、収率11%、33.7mg)を各々単離して得た。
2−トリフルオロメチル−4−[N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノ]キノリン
H−NMR(CDCl,ppm):2.04(s,3H),7.06(s,1H),7.66−7.67(m,2H),7.86(ddd,JHH=8.5Hz,JHH=5.7Hz,JHH=2.7Hz,1H),8.25(d,JHH=8.5Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):15.5,103.7,119.8(q,JCF=279.0Hz),120.9,122.1(q,JCF=275.4Hz),123.2,129.7,131.3,132.3,148.9,149.2(q,JCF=34.9Hz),154.5,162.0(q,JCF=35.0Hz).
19F−NMR(CDCl,ppm):−68.0,−74.7。
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム37mg(0.97mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水ジエチルエーテル1mLを加え、室温で5分攪拌し、2−トリフルオロメチル−4−[N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノ]キノリン336.5mg(1.10mmol)を溶かした脱水ジエチルエーテル2mLを加えた。これを室温で24時間撹拌した。反応終了後、残留水素化アルミニウムリチウムを、酢酸エチルを加えて処理した後、固形物をセライトろ過し、内部標準として2,2,2−トリフルオロエタノールを加え、19F−NMRにより、4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノ−2−トリフルオロメチルキノリンが生成率92%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜1:1)で精製することにより、淡黄色粉体の4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノ−2−トリフルオロメチルキノリン(収率83%,282.5mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.60(d,JHH=6.8Hz,3H),4.36−4.44(m,1H),5.12(brd.,JHH=8.7Hz,1H),6.87(s,1H),7.59(ddd,JHH=8.1Hz,JHH=7.3Hz,JHH=1.0Hz,1H),7.76(ddd,JHH=8.4Hz,JHH=7.3Hz,JHH=1.2Hz,1H),7.79(d,JHH=8.1Hz,1H),8.14(d,JHH=8.4Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):14.9(q,JCF=2.2Hz),50.5(q,JCF=31.5Hz),95.3,118.4,118.9,121.7(q,JCF=275.5Hz),125.6(q,JCF=282.5Hz),127.1,130.5,131.0,147.7,148.8(q,JCF=33.7Hz),149.5.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.2(d,JFH=6.3Hz),−68.4。
(実施例20)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム19.4mg(0.97mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水THF0.5mLを加え、室温で5分攪拌し、4−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノ−5−メチル−2−トリフルオロメチルキノリン160.9mg(0.50mmol)を溶かした脱水THF1mLを加えた。これを室温で24時間撹拌した。反応終了後、残留水素化アルミニウムリチウムを、酢酸エチルを加えて処理した後、固形物をセライトろ過し、内部標準として2,2,2−トリフルオロエタノールを加え、19F−NMRにより、4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノ−5−メチル−2−トリフルオロメチルキノリンが生成率99%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製することにより、黄色粉体の4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノ−5−メチル−2−トリフルオロメチルキノリン(収率14%,22.9mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.56(d,JHH=6.8Hz,3H),2.98(s,3H),4.32−4.39(m,1H),5.85(brd.,JHH=8.3Hz,1H),6.78(s,1H),7.29(d,JHH=7.2Hz,1H),7.55(dd,JHH=8.3Hz,JHH=7.2Hz,1H),7.96(d,JHH=8.3Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):14.7(q,JCF=2.1Hz),24.8,50.8(q,JCF=31.1Hz),95.9,119.5,121.7(q,JCF=275.4Hz),125.6(q,JCF=282.4Hz),129.8,131.9,148.2(q,JCF=33.7Hz),149.9,152.3.
19F−NMR(CDCl,ppm):−77.2(d,JFH=6.3Hz),−68.6。
(実施例21)
20mLの二口ナスフラスコに、水素化アルミニウムリチウム13.2mg(0.35mmol)を入れ、反応容器内をアルゴンガスで置換した。次に脱水THF0.5mLを加え、室温で5分攪拌し、4−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピリデン)アミノ−5−フルオロ−2−トリフルオロメチルキノリン111.1mg(0.34mmol)を溶かした脱水THF0.5mLを加えた。これを室温で24時間撹拌した。反応終了後、残留水素化アルミニウムリチウムを、酢酸エチルを加えて処理した後、固形物をセライトろ過し、内部標準として2,2,2−トリフルオロエタノールを加え、19F−NMRにより、4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノ−5−フルオロ−2−トリフルオロメチルキノリンが生成率44%で生成していることを確認した。ろ液を濃縮後、シリカゲルカラム(溶離液 ヘキサン:ジエチルエーテル=8:1)で精製することにより、白色粉体の4−N−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミノ−5−フルオロ−2−トリフルオロメチルキノリン(収率14%,22.9mg)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm):1.57(d,JHH=6.8Hz,3H),4.31−4.39(m,1H),6.48(brdd,JHF=21.6Hz,JHH=8.5Hz,1H),6.82(s,1H),7.19(ddd,JHF=14.7Hz,JHH=8.0Hz,JHH=0.8Hz,1H),7.63(ddd,JHH=8.4Hz,JHH=8.0Hz,JHF=6.1Hz,1H),7.91(d,JHH=8.4Hz,1H).
13C−NMR(CDCl,ppm):14.8(q,JCF=2.1Hz),50.5(q,JCF=31.8Hz),95.7,109.8(d,JCF=7.6Hz),111.7(d,JCF=24.3Hz),121.5(q,JCF=275.6Hz),125.5(q,JCF=282.7Hz),127.1(d,JCF=3.7Hz),129.9(d,JCF=11.4Hz),149.7(q,JCF=32.5Hz),149.8,150.5(d,JCF=3.9Hz),159.3(d,JCF=248.6Hz).
19F−NMR(CDCl,ppm):−115.1(dddd,JFH=21.6Hz,JFH=14.7Hz,JFH=6.1Hz,JFH=3.4Hz),−77.1(d,JFH=6.2Hz),−68.7。

Claims (1)

  1. 一般式(2)
    Figure 0005142492
    [式中、Arは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルケニル基、炭素数2〜4のアルキニル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、ジ(炭素数1〜4のアルキル)アミノ基、シアノ基、水酸基、またはハロゲン原子で1個以上置換されていてもよい芳香族基を示す(ただし、4−メトキシフェニル基、4−ヒドロキシカルボニルフェニル基および4−シアノ−3−トリフルオロメチルフェニル基を除く)。]で表されるイミン類を、一般式(3)
    Figure 0005142492
    [式中、Arは前記と同じ内容を示す。]で表されるアミン類と2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロペンとを、パラジウム触媒と塩基の存在下に反応させて得、次いで水素化することを特徴とする、一般式(1)
    Figure 0005142492
    [式中、Arは前記と同じ内容を示す。]で表される(1−メチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルアミン類の製造方法。
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