JP5141591B2 - 炭素繊維前駆体繊維および炭素繊維の製造方法 - Google Patents
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本発明の炭素繊維用前駆体繊維の製造方法の好ましい態様によれば、前記の紡糸口金の孔数は500〜24000ホールである。
を超えると絡み合いが大きくなりすぎて、吐出が困難となることがある。
・紡糸ドラフト=(凝固糸の巻き取り速度)/(吐出線速度) 上記の紡糸ドラフトを高めることは、繊維の細径化への寄与も大きい。紡糸ドラフトが2.5未満では、生産性向上効果が少なく、生産性の観点から紡糸ドラフトが15以下で十分である。
測定しようとするPAN系重合体をその濃度が0.1重量%となるように、ジメチルホルムアミド(0.01N−臭化リチウム添加)に溶解し、検体重合体溶液を得る。得られた検体重合体溶液について、GPC装置を用いて、次の条件で測定したGPC曲線から分子量の分布曲線を求め、MzとMwを算出した。測定は3回行い、その値を平均して用いた。
・カラム :極性有機溶媒系GPC用カラム
・流速 :0.5ml/min
・温度 :70℃
・試料濾過:メンブレンフィルター(0.45μmカット)
・注入量 :200μl
・検出器 :示差屈折率検出器
MzとMwは、分子量が異なる分子量既知の単分散ポリスチレンを少なくとも6種類用いて、溶出時間―分子量の検量線を作成し、その検量線上において、該当する溶出時間に対応するポリスチレン換算の分子量を読み取ることにより求めた。
B型粘度計として(株)東京計器製B8L型粘度計を用い、ローターNo.4を使用し、アクリロニトリル重合体溶液粘度が0〜100Pa・sの範囲は、ローター回転数6r.p.m.で、また粘度が100〜1000Pa・sの範囲は、ローター回転数0.6r.p.m.で、いずれも45℃の温度におけるポリアクリロニトリル系重合体の紡糸溶液の粘度を測定した。
得られたPAN系重合体溶液を、目開き20μmのフィルター通過後、50℃の温度で、表1に示す紡糸口金条件と吐出条件で吐出し、3℃の温度にコントロールした20重量%ジメチルスルホキシドの水溶液からなる凝固浴に導入する乾湿式紡糸法により、乾湿式紡糸し凝固糸とした。凝固糸の巻取り速度を変更することにより1本でも糸切れがあった1m/分手前を可紡性とし、可紡性を吐出線速度で割った限界紡糸ドラフトとした。
レーザー法により凝固浴液面変動幅を測定しながら、液面を強制的に振動させ、最大5mmの変動幅となるようにしたときの吐出時の糸切れや口金浸漬を1分間観察した。また、オムロン株式会社製、3Z4M−J12レーザー変位計(50μmタイプ)を使用し、凝固浴液面上に白色の平板状の浮遊物(厚み5mm)を浮かべ、波長780nm、応答速度1m秒にて、その変位量を測定することによって凝固浴液面変動とした。
限界紡糸ドラフト時の凝固糸を1巻き1m金枠に10回巻いた後、流水で1時間水洗し、120℃の温度で2時間乾燥させた後の重量を測定し、10,000m当たりの重量を算出することにより求めた。 <炭素繊維束の引張強度(GPa)>
JIS R7601(1986)「樹脂含浸ストランド試験法」に従って求める。測定する炭素繊維の樹脂含浸ストランドは、3、4−エポキシシクロヘキシルメチル−3、4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレート(100重量部)/3フッ化ホウ素モノエチルアミン(3重量部)/アセトン(4重量部)を、炭素繊維または黒鉛化繊維に含浸させ、130℃の温度で30分硬化させて作製する。また、炭素繊維のストランドの測定本数は6本とし、各測定結果の平均値を引張強度とする。実施例では、3、4−エポキシシクロヘキシルメチル−3、4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレートとして、ユニオンカーバイド(株)製“ベークライト”(登録商標)ERL4221を用いた。
[比較例1] AN100重量部、イタコン酸1重量部、ラジカル開始剤としてAIBN0.4重量部、および連鎖移動剤としてオクチルメルカプタン0.1重量部をジメチルスルホキシド370重量部に均一に溶解し、それを還流管と攪拌翼を備えた反応容器に入れた。反応容器内の空間部を窒素置換した後、撹拌しながら下記の条件(重合条件Aと呼ぶ。)の熱処理を行い、溶液重合法により重合して、PAN系重合体溶液を得た。
(1)30℃から60℃へ昇温(昇温速度10℃/時間)
(2)60℃の温度で4時間保持
(3)60℃から80℃へ昇温(昇温速度10℃/時間)
(4)80℃の温度で6時間保持
得られたPAN系重合体溶液を、重合体濃度が20重量%となるように調製した後、アンモニアガスをpHが8.5になるまで吹き込むことにより、イタコン酸を中和しつつ、アンモニウム基を重合体に導入し、紡糸溶液を作製した。GPC法で測定されるMwが35万であり、Mz/Mwが1.8であり、50℃の温度における粘度が50Pa・sであった。このPAN系重合体溶液を用い、紡糸口金の孔径を0.13mm、平均孔ピッチを2.0mm、孔数500個とし、乾湿式紡糸法における紡糸口金および凝固浴液面の間のエアギャップ距離が3mmであり、重合体溶液の吐出線速度を2.3m/分の条件で可紡性試験を行った。可紡性は9m/分であり、限界紡糸ドラフトは4倍であった。エアギャップ距離は3mmであり、紡糸は安定していたが、液面変動試験をしたところ、口金浸漬を起こした。
比較例1と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を5mmにしたこと以外は、比較例1と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたため、可紡性は比較例1対比で低下した。また、液面変動試験をしたところ、口金浸漬を起こした。
比較例1と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を6mmにしたこと以外は、比較例1と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたため、可紡性は3m/分以下であり、引き取り速度が3m/分の条件でもPAN系重合体溶液の細流破断が頻発した。
AN100重量部、イタコン酸1重量部、およびラジカル開始剤としてAIBN0.2重量部をジメチルスルホキシド460重量部に均一に溶解し、それを還流管と攪拌翼を備えた反応容器に入れた。反応容器内の空間部を窒素置換した後、撹拌しながら前記の重合条件Aの熱処理を行い、溶液重合法により重合して、PAN系重合体溶液を得た。得られたPAN系重合体溶液を、重合体濃度が15重量%となるように調製した後、アンモニアガスをpHが8.5になるまで吹き込むことにより、イタコン酸を中和しつつ、アンモニウム基を重合体に導入し、紡糸溶液を作製した。GPC法で測定されるMwが74万であり、Mz/Mwが2.5であり、50℃距離における粘度が95Pa・sであった。PAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を10mmにしたこと以外は、比較例1と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたため、可紡性は3m/分以下であり、引き取り速度が3m/分の条件でも重合体溶液の細流破断が頻発した。
AN100重量部、イタコン酸1重量部、およびジメチルスルホキシド130重量部を混合し、それを還流管と攪拌翼を備えた反応容器に入れた。反応容器内の空間部を酸素濃度が100ppmまで窒素置換した後、ラジカル開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.002重量部を投入し、撹拌しながら下記の条件(重合条件Bと呼ぶ。)の熱処理を行った。重合条件B
・ 65℃の温度で2時間保持
・ 65℃から30℃へ降温(降温速度120℃/時間)
次に、その反応容器中に、ジメチルスルホキシド240重量部、ラジカル開始剤としてAIBN 0.4重量部、および連鎖移動剤としてオクチルメルカプタン0.1重量部を計量導入した後、さらに撹拌しながら重合条件Aの熱処理を行い、残存する未反応単量体を溶液重合法により重合してPAN系重合体溶液を得た。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を10mmにしたこと以外は、比較例5と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたが、可紡性は125m/分であり、紡糸は非常に安定していた。また、引き取り速度を80m/分の条件で震度4の地震相当の凝固浴液面変動を与えても、紡糸は安定していた。また、比較例1と同様の、紡糸口金・吐出条件、製糸条件で紡糸し、単繊維繊度0.7dtexの前駆体繊維を得た。得られた前駆体繊維の品位は優れており、製糸工程通過性も安定していた。次に、比較例1と同様の焼成条件で焼成し、連続した炭素繊維束を得た。このときの焼成工程通過性はいずれも良好であった。得られた炭素繊維束のストランド物性(引張強度)は、6.1GPaであった。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を15mmにしたこと以外は、比較例5と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたが、可紡性は110m/分であり紡糸は非常に安定していた。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を50mmにしたこと以外は、比較例5と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップを広げたため、可紡性は10m/分と低下したが、比較例1と同等の可紡性であり紡糸は安定していた。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、口金孔数を3000個にしたこと以外は、比較例5と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は133m/分であり紡糸は非常に安定していたが、液面変動試験をしたところ、口金浸漬を起こした。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を10mmにしたこと以外は、比較例6と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたが、可紡性は62m/分であり、紡糸は非常に安定していた。また、引き取り速度を50m/分の条件で液面変動試験をしたところ、紡糸は安定していた。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を15mmにしたこと以外は、比較例6と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたが、可紡性は21m/分であり、紡糸は非常に安定していた。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を20mmにしたこと以外は、比較例6と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたが、可紡性は10m/分であり、紡糸は安定していた。
反応容器内の空間部を酸素濃度が1000ppm以下まで窒素置換したことと、重合条件Bの保持温度を70℃にしたこと以外は、比較例5と同様にして重合してPAN系重合体溶液を得た。GPC法で測定されるMwが37万であり、Mz/Mwが4.0であり、50℃の温度における粘度が35Pa・sであるPAN系重合体溶液を用いたこと以外は、実施例4と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は81m/分であり、紡糸は非常に安定していた。
AN100重量部、イタコン酸1重量部、およびジメチルスルホキシド130重量部を混合し、それを還流管と攪拌翼を備えた反応容器に入れた。反応容器内の空間部を酸素濃度が1000ppmまで窒素置換した後、重合開始剤としてAIBN0.001重量部を投入し、撹拌しながら下記の条件(重合条件Cと呼ぶ。)の熱処理を行った。
(1)70℃の温度で4時間保持
(2)70℃から30℃へ降温(降温速度120℃/時間)
次に、その反応容器中に、ジメチルスルホキシド240重量部、重合開始剤としてAIBN 0.4重量部、および連鎖移動剤としてオクチルメルカプタン0.1重量部を計量導入した後、さらに撹拌しながら前記の重合条件Bの熱処理を行い、残存する未反応単量体を溶液重合法により重合してPAN系重合体溶液を得た。GPC法で測定されるMwが34万であり、Mz/Mwが2.7であり、50℃における粘度が40Pa・sであるPAN系重合体溶液を用いたこと以外は、実施例4と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は33m/分であり、紡糸は非常に安定していた。
1回目のAIBNの投入量を0.002重量部に変更したことと、重合条件Cにおいて保持時間を1.5時間にしたこと以外は、実施例8と同様にして重合してPAN系重合体溶液を得た。GPC法で測定されるMwが32万であり、Mz/Mwが3.4であり、50℃にの温度おける粘度が40Pa・sであるPAN系重合体溶液を用いたこと以外は、実施例4と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は35m/分であり、紡糸は非常に安定していた。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、吐出線速度を4.5m/分にしたこと以外は、実施例4と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は82m/分であり、紡糸は安定していた。
比較例5と同一のPAN系重合体溶液を用いて、吐出線速度を15m/分にしたこと以外は、実施例4と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は149m/分であり、紡糸は安定していた。
比較例1と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を10mmにし、紡糸口金孔径を0.3mmにしたこと以外は、比較例1と同じ口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。紡糸口金の隣接孔同士の重合体溶液細流同士が接着し、紡糸ができなかった。
比較例1と同一のPAN系重合体溶液を用いて、紡糸口金の平均孔ピッチを3.0mmにしたこと以外は、比較例7と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は42m/分であったが、破断直前の凝固糸繊度は比較例1より大きく、細径化は困難であった。紡糸ドラフトを15とし、スチーム延伸倍率を4.0としたこと以外は、比較例1と同様に紡糸したが、エアギャップ部での重合体溶液細流同士の接着があることや紡糸速度が速いことにより、毛羽の発生が多く、単繊維繊度0.7dtexの前駆体繊維を採取することができなかった。
比較例1と同一のPAN系重合体溶液を用いて、吐出線速度を4.5m/分にしたこと以外は、比較例8と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。可紡性は75m/分であったが、破断直前の凝固糸繊度は比較例1より大きく、細径化は困難であった。紡糸ドラフトを15とし、スチーム延伸倍率を2.8としたこと以外は、比較例1と同様に紡糸したが、エアギャップ部での重合体溶液細流同士の接着があることや紡糸速度が速いことにより、毛羽の発生が多く、単繊維繊度1.0dtexの前駆体繊維を採取することができなかった。
比較例1と同一のPAN系重合体溶液を用いて、エアギャップ距離を50mmにしたこと以外は、比較例1と同じ紡糸口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。エアギャップ距離を広げたため、可紡性は3m/分以下であり、引き取り速度が3m/分の条件でもPAN系重合体溶液の細流破断が頻発した。エアギャップ距離を50から6mmまで徐々に近づけながら可紡性を確認したが、6mm以上ではいずれも可紡性は3m/分以下であった。
実施例1と同一のPAN系重合体溶液を用いて、紡糸口金孔径を0.28mmにしたこと以外は、実施例1と同じ口金・吐出条件にして可紡性試験を行った。限界凝固糸繊度は実施例1と比べてわずかに低いものの、可紡性は高く、実施例1と同じ速度の条件では良好な品位の凝固糸が得られた。
紡糸ドラフトを15とし、スチーム延伸倍率を4.0としたこと以外は、実施例12と同様に紡糸したところ、前駆体繊維の品位は良好であった。
紡糸口金の平均孔ピッチを1.5mmにしたこと以外は、実施例12と同じ口金・吐出条件にして可紡性試験を行ったところ、高い可紡性が得られた。また、実施例13と同様に紡糸をしたところ、前駆体繊維の品位は良好であった。
Claims (7)
- Z平均分子量Mzと重量平均分子量Mwとの比であるMz/Mwが2.7以上であるポリアクリロニトリル系重合体を含み、50℃の温度における粘度が10〜80Pa・sであるポリアクリロニトリル系重合体溶液を、平均孔ピッチが1.0〜2.0mmで平均孔径が0.05〜0.28mmの紡糸口金を用いて、紡糸口金と凝固浴液面の間のエアギャップ距離を10から50mmとし、かつ、紡糸ドラフトを2.5〜15とした条件下で乾湿式紡糸することを特徴とする炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 前記ポリアクリロニトリル系重合体は、Mwが10万〜100万であり、Mz/Mwが2.7〜10である、請求項1に記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- ポリアクリロニトリル系重合体溶液の重合体濃度を6〜25重量%の範囲とする請求項1または2に記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 乾燥させた凝固糸の単繊維繊度が0.4〜11dtexの凝固糸とする請求項1〜3のいずれかに記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 孔数が500〜24000ホールの紡糸口金を用いる請求項1〜4のいずれかに記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 紡糸口金からのポリアクリロニトリル系重合体溶液の吐出線速度を4〜16m/分とする請求項1〜5のいずれかに記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法によって得られた炭素繊維前駆体繊維を、200〜300℃の温度の空気中において耐炎化処理した後、300〜800℃の温度の不活性雰囲気中において予備炭化処理し、次いで1,000〜3,000℃の温度の不活性雰囲気中において炭化処理することを特徴とする炭素繊維の製造方法。
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