JP5139364B2 - 切断機 - Google Patents

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Description

この発明は、刃物によって被切断材を一定の長さに切断する切断機に関する。
例えば、特許文献1には、微細金属線を一定の長さに切断する方法が開示されている。この切断方法は、いわゆる押し切り方式によって、微細金属線を切断するものである。特許文献1には、押し切り方式として、上下方向に配置された刃受け板と対向させて該上下方向に位置する微細金属線に対し、左方から右方に向けて移動させた切断刃(動刃)を押し当てることを繰り返して、微細金属線を一定の長さずつ切断する例が開示されている。
また、一般に、上記の押し切り方式として、平坦面に横置きされた被切断材に対し、上方から下方に向けて切断刃を押し下げた後に、切断刃を被切断材に押し当てて、該被切断材を一定の長さ毎に切断する動作を繰り返し行うことも知られている。
特開平9−271876号公報
しかしながら、押し切り方式によって被切断材を切断する場合には、次の切断動作を行うために、再び切断刃を当該切断動作を行う前の位置に復帰させる復帰工程が必要になる。このため、被切断材を切断する動作が繰り返し行われると、復帰工程に多くの時間を要することになり、被切断材から複数の切断部材を効率的に切り出すことができるとは言い難かった。
さらに、横置きされた被切断材をコンベア等で搬送させながら切断する場合には、被切断材の切り口の形状が安定せずに、被切断材の切り口が斜めになってしまうことがあった。このため、被切断材から切り出された切断部材の端部が斜めに形成されてしまうという問題も生じていた。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、被切断材から一定の長さを有する複数の切断部材を効率的に切り出すことができると共に、切断部材の端部が斜めに形成されることを防ぐ切断機を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る切断機は、外周面に、棒状の被切断材を収容する回転軸方向の収容溝を形成すると共に、前記収容溝と直交して前記収容溝よりも深く切り込まれる複数のスリットを、前記回転軸方向に所定間隔をおいて形成してなる回転ドラムと、前記回転ドラムの外周面に巻き付けられて、該回転ドラムの前記回転軸方向の長さ寸法と同じ値に設定した横幅寸法を有し、前記被切断材を前記収容溝に保持させる押圧ベルトと、前記回転ドラムに隣接して前記複数のスリットごとに配置され、刃先が前記回転ドラムの前記外周面に巻き付けられた前記押圧ベルトを貫通し前記収容溝を越えて前記スリットに進入した状態で回転可能な複数の回転刃と、を備え、前記回転刃を回転させた状態で前記回転ドラムを回転させることにより、前記収容溝内に保持されて周方向へ送られる前記被切断材を前記複数の回転刃によって同時に切断可能としたことを特徴とする。
請求項1の発明に係る切断機によれば、複数の回転刃によって、被切断材から、隣接する切断刃同士の間隔に対応させた一定の長さを有する複数の切断部材を一度に切り出すことができる。
さらに、複数の回転刃が、収容溝に保持される被切断材に切り込まれて該収容溝を越えた後には複数のスリットに案内され、複数の回転刃がそれぞれ被切断材に対して直角に切り込まれた状態を保持することができる。これにより、複数の回転刃によって被切断材が斜めに切断されることを防ぐことができ、前記切断部材の端部が斜めに形成されることがなくなる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記押圧ベルトが前記被切断材を前記収容溝に押圧する押圧力を調整する押圧力調整部を備えることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、押圧力調整部によって、被切断材が前記収容溝に押し付けられて移動すること防止するために最適な押圧力を設定することが可能になる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記収容溝は、前記外周面に沿って所定の間隔をおいて前記回転軸方向に複数形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、複数の収容溝を用いることにより、回転ドラムには、複数の被切断材を収容することができる。これにより、複数の被切断材からそれぞれ切断部材を切り出すことが可能となり、切断部材の生産効率が向上する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記複数の回転刃のそれぞれの刃先と接触して該回転刃を清掃する清掃ブラシを備えることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、回転刃によって被切断材を切断する際に被切断材の一部が刃先に移着したり、該刃先に異物が付着することがあっても、清掃ブラシによって、刃先に移着した被切断材の一部や前記異物を取り除くことができる。このため、刃先に移着した被切断材の一部や前記異物に基づく被切断材の切断不良が生じることを防止できる。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記複数の回転刃のそれぞれの刃先に切削液を噴射する切削液噴射部を備えることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、複数の回転刃のそれぞれの刃先と被切断材との間に切削液が入り込んで刃先と被切断材とが密着することを防止できる。これにより、刃先と被切断材との間の摩擦力を小さくすることができるため、回転刃が被切断材を円滑に切断することができる。
本発明の切断機によれば、複数の回転刃によって、被切断材から、隣接する切断刃同士の間隔に対応させた一定の長さを有する複数の切断部材を一度に切り出すことができる。
さらに、複数の回転刃が、収容溝に保持される被切断材に切り込まれて該収容溝を越えた後には複数のスリットに案内され、複数の回転刃がそれぞれ被切断材に対して直角に切り込まれた状態を保持することができる。これにより、複数の回転刃によって被切断材が斜めに切断されることを防ぐことができ、前記切断部材の端部が斜めに形成されることがなくなる。
本発明の実施形態の切断機の要部側断面図である。 同切断機の要部正面図である。
本発明の実施形態を、図1及び図2を参照しつつ説明する。図示の切断機1は、回転ドラム10と、回転ドラム駆動モータ20と、ワーク搬送コンベア30と、押圧ベルト40と、回転刃収容部50とを備えている。
回転ドラム10は、その外径寸法を300mm、回転軸方向の長さ寸法を300mmとした。図1に示すように、回転ドラム10の外周面には、断面がU字状のワーク収容溝11が形成されている。ワーク収容溝11は、回転ドラム10の回転軸方向X(図2参照。)に延設されている。本実施形態では、回転ドラム10の外周面に24箇所のワーク収容溝11を設け、ワーク収容溝11同士の間隔R1を、回転ドラム10の外周面に沿って同一の値に設定した。ワーク収容溝11には、棒状のワークWが収容される。なお、ワークWは本発明の被切断材の一例である。
加えて、回転ドラム10の外周面には、スリット12が形成されている。スリット12は、ワーク収容溝11と直交し、前記外周面の全周に亘って形成されている。スリット12は、回転ドラム12の内側に向けて、ワーク収容溝11よりも深く切り込まれている。したがって、スリット12は、ワーク収容溝11と連続している。本実施形態では、後述する回転刃51Aの数に対応させ、回転軸方向Xに所定の間隔をおいて回転ドラム10の外周面に31箇所のスリット12を形成した。
回転ドラム10には、チェーン15を介し、回転ドラム駆動モータ20が連結されている。図2に示すように、回転ドラム10の回転軸16には、チェーンホイル17が取り付けられている。ここでは、チェーン15が、チェーンホール17のチェーン溝に取り付けられている。図1に示すように、チェーン15の上方には、チェーンカバー18が設けられている。回転ドラム駆動モータ20は、チェーン15を介し、チェーンホイル17を回転させて、回転軸16に駆動力を伝達する。これにより、回転ドラム10が矢印方向へ回転する。
ワーク搬送コンベア30は、該コンベア30上に棒状のワークWを載せて、該ワークWを整列させながら前記ワーク収容溝11に向けて搬送する。ワーク搬送コンベア30の前端には、該コンベア30に隣接して、ワークガイド部材31が設けられている。ワークガイド部材31は、L字状のブラケットの一端を略L字型に折り曲げて形成した傾斜部31Lを有する。ワーク搬送コンベア30の前端と傾斜部31Lとの間には、該コンベア30の下方へワークWを落下させる隙間が形成されている。回転ドラム10が回転してワーク収容溝11が前記隙間の直下に位置したときに、該隙間を落下したワークWは、ワーク収容溝11に収容される。図2に示すように、ワークWは、その両端部がワーク収容溝11から突出した状態で、該ワーク収容溝11に収容される。なお、ワークガイド部材31は、ボルト及びナットによって、該ワークガイド部材31を固定する部材に固定される。
押圧ベルト40は、後述するクランプローラ31A、31Bと押圧ベルト40を挟持する把持部材32A、32Bとを協調させて、張りの強さを調整しながら回転ベルト10の外周面に巻き付けられる。図2に示すように、押圧ベルト40の横幅寸法Lは、回転ドラム10の回転軸方向の長さ寸法とほぼ同じ値に設定した。
第1クランプローラ31Aは、回転ドラム10の上方に配置され、押圧ベルト40を、回転ドラム10の外周から上方へ方向転換させる。方向転換した押圧ベルト40の上方縁部は、予め設けた押圧ベルト40の貫通孔(図示せず。)を利用することにより、ボルトB1と上部把持部材32Aとの間に把持される。図中の符号33は、上部把持部材32Aを図示しない固定部材に締め付けるボルトである。
第2クランプローラ31Bは、回転ドラムの下方に配置され、押圧ベルト40を、回転ドラム10の外周から下方へ方向転換させる。方向転換した押圧ベルト40の下方縁部は、予め設けた押圧ベルト40の貫通孔(図示せず。)を利用することにより、第2クランプローラ位置調整機構34のナット34Aと下部把持部材32Bとの間に把持される。本実施形態では、第2クランプローラ位置調整機構34の位置決め溝に対するナット34A及びナット34Bの係合位置をそれぞれ調整することにより、第2クランプローラ位置調整機構34の垂直方向における下部把持部材32Bの位置を変化させ、押圧ベルト40を回転ベルト10の外周面に密着させる度合いを調整する。これにより、押圧ベルト40がワーク収容溝11に収容されたワークWを押圧する力を調整することができる。第2クランプローラ位置調整機構34は、回転ドラム10の外径寸法に応じ、第2クランプローラ保持部材35をねじ送りすることにより、第2クランプローラ位置調整機構34の垂直方向における第2クランプローラ保持部材35の位置を変化させて、回転ドラム10に対する第2クランプローラ31Bの位置を調整する。なお、下部把持部材32B及び第2クランプローラ位置調整機構34(34A、34B)は、本発明の押圧力調整部の一例である。
回転刃収容部50には、スリッタ51と、切削液噴射路52と、清掃ブラシローラ53と、末端部材収集容器54とが収容されている。スリッタ51は、上述した32箇所のスリット12に対応させて、図2に示すように、該スリッタ51の軸線方向に、円形の回転刃51Aを31本配置して構成した。図1に示すように、スリッタ51は、回転ドラム10の側方に配置され、後述するように、回転刃51Aの刃先は、押圧ベルト40を貫通しワーク収容溝11を越えてスリット12に進入した状態で配置可能とされている。スリッタ51は、図2に示すスリッタ駆動モータ56と連結されている。スリッタ51は、スリッタ駆動モータ56によって、図1中に矢印にて示すように、回転ドラム10の回転方向とは逆方向に回転する。
切削液噴射路52は、図2に示すように、切削液供給装置(図示せず。)と連結されたダクトによって構成されている。切削液噴射路52は、スリッタ51の軸線と平行な状態で該スリッタ51の上方に配置されている。切削液噴射路52には、回転刃51Aと対向する箇所(ここでは31箇所)に、噴射口を開口させている。切削液供給装置から切削液噴射路52に供給された切削液は、各噴射口からすべての回転刃51Aの刃先に向けて噴射される。なお、切削液噴射路52は、本発明の切削液噴射部の一例である。
清掃ブラシローラ53は、図2に示すように、該ローラ53の両端部を支持する各支柱57に回転可能に軸支されている。清掃ブラシローラ53の軸線方向の長さ寸法は、上記のスリッタ51の軸線方向の長さ寸法とほぼ同じ値に設定した。清掃ブラシローラ53は、スリッタ51の軸線と平行な状態で該スリッタ51の下方に配置されると共に、各回転刃51Aに対し一定量だけ進入した状態とされている。ここでは、図示しないモータを用い、スリッタ51の回転方向と同じ方向(図1参照。)に清掃ブラシローラ53を回転させる。これにより、清掃ブラシローラ53は、各回転刃51Aの刃先と接触して該刃先に付着した異物等を除去する。なお、清掃ブラシローラ53は、本発明の清掃ブラシの一例である。
末端部材収集容器54A、54Bは、図2に示すように、ワークWの両端部がワーク収容溝11から突出した位置の垂直方向下方に配置されている。ワークWがワーク収容溝11から突出した部分には、押圧ベルト40が押し当てられていない。このため、ワークWを切断した直後には、ワークWがワーク収容溝11から突出した部分に相当する末端部材W2は、ワーク収容溝11に保持されず、図1及び図2示すように、末端部材収集容器54A、54Bに向けて落下する。
切断部材収集容器55は、図1に示すように、各回転刃51Aによって、棒状のワークWから切り出される30個の切断部材W1(図2参照。)を落下させることが可能な位置に配置されている。ここでは、30個の切断部材W1を落下させることが可能な位置として、各回転刃51Aによって、ワークWを切断した後の位置であって上述した押圧ベルト40が回転ドラム10の外周面に巻き付けられておらず、ワーク収容溝11から自重によって各切断部材W1が落下する位置を選定した。各切断部材W1の長さは、隣接する回転刃51A同士の間隔に応じ、一定の長さに決定される。
次に、本実施形態の切断機1の動作を説明する。ここでは、ワークWとして、外径が30mmの棒状セラミックス成形体の焼成品を選定した上で、切断部材W1として、該焼成品から一定の長さを有するセラミックス製の部材を切り出すことを例示する。
上記のワークWを、ワーク搬入位置からワーク搬送コンベア30に順次載置させる。その後、複数のワークWは、上記の傾斜部31Lに向けて搬送される。続いて、複数のワークWは、上述したように、ワーク搬送コンベア30の前端と傾斜部31Lとの間の隙間をそれぞれ通過し、回転ドラム10が回転するにつれて、異なるワーク収容溝11に順次収容される。
図1に示すように、回転ドラム10の外周面に押圧ベルト40が巻き付けられている部分では、該押圧ベルト40によって、ワークWがワーク収容溝11に押し付けられる。このため、回転ドラム10の回転に伴ってワークWがスリッタ51に向けて回転ドラム10の下方へ移動する場合であっても、ワーク収容溝11からワークWが抜け出すことがない。
回転ドラム10の外周面に押圧ベルト40を巻き付けた後に、待避位置にある回転刃収容部50を図1に示す動作位置へ前進させることにより、回転状態にある31本の各回転刃51Aの刃先を、押圧ベルト40を貫通させた後に、ワーク収容溝11を越えてスリット12に進入させる。
図1に示すように、回転ドラム10がその周方向へ回転を続けることにより、ワークWが回転刃51Aを横断する位置に到達する。このとき、31本の各回転刃51Aの刃先は、ワーク収容溝11に収容されたワークWに切り込まれるため、該ワークWを31箇所で同時に切断して輪切りにすることで、ワークWを32個に分割する。このとき、上記の切削液が各回転刃51Aの刃先とワークWとの間に入り込むことにより、該刃先とワークWとが密着することが防止される。
32個のワークWに含まれる2個の末端部材W2は、ワークWを輪切りにした時点で、上述したように、末端部材収集容器54A、54Bに向けて落下する。末端部材収集容器54A、54Bに落下した末端部材W2は、製品としては扱われずに廃棄される。
一方、2個の末端部材W2を除く30個の切断部材W1は、回転ドラム10がその周方向へ回転を続け、押ベルト40によって押さえられていない回転ドラム10の最下点に近い位置に到達したときに、上記の切断部材収集容器55に向けて落下して収集される。切断部材収集容器55によって収集された30個の切断部材W1は、製品として出荷される。
本実施形態の切断機1では、ワーク収容溝11にワークWを収容しながら回転ドラム10を回転させると共に、回転状態の回転刃51Aによって、ワークWを輪切りにする動作を継続することにより、連続して切断部材収集容器55に切断部材W1を収集することができる。回転刃51AによってワークWを輪切りにする動作を継続する際には、ワークWの一部が回転刃51Aの刃先に移着して該刃先が汚れることがある。この汚れが蓄積されると、回転刃51Aの切れ味が悪くなり、ワークWの切断不良が発生する可能性が高くなる。本実施形態の切断機1では、回転ドラム10の回転に伴って清掃ブラシローラ53が回転刃51Aの刃先と接触する動作を継続させることにより、該刃先に移着したワークW1の一部を除去することを継続させる。これにより、回転刃51Aの刃先にワークW1の一部が移着することを抑制して回転刃51Aの切れ味が低下することを抑え、ワークWの切断不良が発生することを防止している。
<本実施形態の効果>
本実施形態の切断機1では、上述したように、31本の回転刃51Aによって、ワーク収容溝11に収容された棒状のワークWを同時に切断することが可能である。31本の回転刃51Aは、ワークWをワーク収容溝11に押し付ける押圧ベルト40を貫通しワーク収容溝11を越えて31箇所のスリット12に進入した状態で回転する。
これにより、31本の回転刃51Aによって、1つの棒状のワークW1から、隣接する回転刃51A同士の間隔に対応させた一定の長さを有する30個の切断部材W1を一度に切り出すことができる。
さらに、31箇所のスリット12は、ワーク収容溝11と直交し、回転ドラム12の内側に向けて、各ワーク収容溝11よりも深く切り込まれている。
このため、31本の回転刃51Aが、ワーク収容溝11に押し付けられたワークWに切り込まれて各ワーク収容溝11を越えた後には31本のスリット12に案内され、31本の回転刃51Aのそれぞれが、棒状のワークWに対して直角に切り込まれた状態を保持することができる。これにより、31本の回転刃51AによってワークWが斜めに切断されることを防ぐことができ、切断部材W1の両端が斜めに形成されることがなくなる。
また、上述したように、両クランプローラ31A、31B、両把持部材32A、32B及び第2クランプローラ位置調整機構34によって、押圧ベルト40を回転ベルト10の外周面に密着させる度合いを調整することにより、ワーク収容溝11に収容されたワークWを押圧する力を調整することができる。これにより、ワークWがワーク収容溝11に押し付けられて移動することを防止するために最適な押圧力を設定することが可能になる。
さらに、上述した実施形態では、回転ドラム10の外周面に24箇所のワーク収容溝11を形成したため、このワーク収容溝11を用いることにより、回転ドラム10には、複数のワークWを収容することができる。このため、31本の回転刃51Aによって、複数のワークWからそれぞれ切断部材W1を切り出すことが可能になり、切断部材W1の生産効率が向上する。
加えて、清掃ブラシローラ53が、31本の回転刃51Aのそれぞれの刃先と接触して該回転刃を清掃するため、各回転刃51AによってワークWを切断する際にワークWの一部が刃先に移着したり、該刃先に異物が付着することがあっても、清掃ブラシローラ53によって、刃先に移着したワークWの一部や異物を除去することができる。このため、刃先に移着したワークWの一部や前記異物によって回転刃51Aの切れ味が低下することを抑え、ワークWの切断不良が発生することを防止できる。
さらに加えて、上述したように、切削液が各回転刃51Aの刃先とワークWとの間に入り込むことにより、該刃先とワークWとが密着することが防止される。これにより、各刃先とワークWとの間の摩擦力が小さくなって、ワークWを切断する際の切断抵抗が小さくなる。このため、ワークWの切断面(切断部材W1の両端)の品質を良好に保つことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、構成の一部を適宜変更して実施することができる。上述した実施形態では、回転ドラム10の外径寸法及び回転軸方向の長さ寸法をそれぞれ300mmとしたが、これに代えて、回転ドラムの外径寸法及び長さ寸法は300mm以外の適宜の値に設定してもよい。
また、ワーク収容溝11、スリット12及び回転刃51Aの数は、上述した実施形態にて例示した以外の適宜の数に設定してもよい。ワーク収容溝11の断面は、U字状に限らずV字状であってもよい。
さらに、棒状のワークWとして、焼成後の成形体に限らず、焼成前の成形体を用いてもよい。加えて、ワークWの外径寸法を、上述した30mmに限らず、5mm〜30mmの間の適宜の寸法に変更してもよい。
1・・切断機、10・・回転ドラム、11・・ワーク収容溝、12・・スリット、31A・・第1クランプローラ、31B・・第2クランプローラ、32A・・上部把持部材、32B・・下部把持部材、34・・第2クランプローラ位置調整機構、40・・押圧ベルト、51A・・回転刃、52・・切削液噴射路、53・・清掃ブラシローラ、R1・・ワーク収容溝11同士の間隔、X・・回転ドラムの回転軸方向、W・・棒状のワーク

Claims (5)

  1. 外周面に、棒状の被切断材を収容する回転軸方向の収容溝を形成すると共に、前記収容溝と直交して前記収容溝よりも深く切り込まれる複数のスリットを、前記回転軸方向に所定間隔をおいて形成してなる回転ドラムと、
    前記回転ドラムの外周面に巻き付けられて、該回転ドラムの前記回転軸方向の長さ寸法と同じ値に設定した横幅寸法を有し、前記被切断材を前記収容溝に保持させる押圧ベルトと、
    前記回転ドラムに隣接して前記複数のスリットごとに配置され、刃先が前記回転ドラムの前記外周面に巻き付けられた前記押圧ベルトを貫通し前記収容溝を越えて前記スリットに進入した状態で回転可能な複数の回転刃と、を備え、
    前記回転刃を回転させた状態で前記回転ドラムを回転させることにより、前記収容溝内に保持されて周方向へ送られる前記被切断材を前記複数の回転刃によって同時に切断可能としたことを特徴とする切断機。
  2. 前記押圧ベルトが前記被切断材を前記収容溝に押圧する押圧力を調整する押圧力調整部を備えることを特徴とする請求項1に記載の切断機。
  3. 前記収容溝は、前記外周面に沿って所定の間隔をおいて前記回転軸方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の切断機。
  4. 前記複数の回転刃のそれぞれの刃先と接触して該回転刃を清掃する清掃ブラシを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の切断機。
  5. 前記複数の回転刃のそれぞれの刃先に切削液を噴射する切削液噴射部を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の切断機。
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