JP5139221B2 - 等速ジョイント用ブーツのシール構造 - Google Patents
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Description
即ち、ジョイントケースと当該ジョイントケース内に揺動自在に挿入されたシャフトを連結する等速ジョイントの前記ジョイントケース外周面に第1固定部が嵌め込まれ前記シャフト外周面に第2の固定部が嵌め込まれて当該第1,第2固定部間に蛇腹部を有する等速ジョイント用ブーツにより覆われ、前記第1,第2固定部の外周面に第1,第2クランプが各々嵌め込まれて縮径することにより前記等速ジョイント用ブーツが組み付けられる等速ジョイント用ブーツのシール構造であって、前記第1固定部に嵌め込まれる第1クランプは、両端部が接合されてリング状に形成されたバンド部材と、該バンド部材の接合部に中途部が固定されたレバーと、前記バンド部材の接合部の内周側に形成される空隙部を跨いで一端側が接合され、他端側が先細り形状に形成された当該先細り部分から内周面側に所定長わたって突条が形成されたプレートと、前記バンド部材上に傾倒させたレバーを固定するためのバンド部材の幅方向両側に起立して設けられたバックルと、を有し、前記等速ジョイント用ブーツは、前記第1固定部の外周面に前記プレートの突条を嵌め込み可能な凹溝が全周にわたって形成されており、前記第1固定部の内周面に前記ジョイントケース外周面に全周にわたって当接してシールするシールリップが軸方向で前記突条の直下に対応する位置と前記バンド部材の幅方向両側に対応する位置に各々形成されていることを特徴とする。
また、前記プレートの幅方向両端は前記バンド部材の幅方向両側に起立する縁折部が各々設けられていることを特徴とする。
また、第1クランプのプレートは、自由端側が先細り形状に形成されているので、レバーをバンド部材に傾倒してバンド部材がプレートに乗り上げる際の段差領域はきわめて小さく、バンド部材からのクランプ力が周方向で不連続になる領域が無くなる。また、第1クランプを縮径するとバンド部材がプレートに乗り上げてクランプ力をプレート面及び凹溝を通じて第1固定部の内周面に周方向に形成されている複数のシールリップに伝わるためジョイントケース外周面とのシール性を向上することができる。特に凹溝の直下に対応する位置にシールリップが設けられ、該シールリップの両側にシールリップが各々設けられていると、クランプ力が伝わり易く確実なシール性が得られる。
また、プレートには先細り部分から所定長の突条が形成され、プレートの幅方向両端には縁折部が形成されているので、プレートの断面係数が増加して強度が向上するので、レバーの曲げ支点圧力が加わってもプレートの変形を防ぐことができ、シール性を維持することができる。
先ず、図4乃至図7を参照して等速ジョイント用ブーツについて説明する。
図6及び図7において、等速ジョイント1は、車両のドライブシャフト2と従動側のシャフト3の連結部に設けられる。具体的には、等速ジョイント1は、ドライブシャフト2に連結したジョイントケース5と当該ジョイントケース5内に従動側のシャフト3が揺動自在に挿入されて連結されている。等速ジョイント用ブーツ4は、ジョイントケース5とシャフト3の連結部を覆って、当該ジョイントケース5内の軸受部に封入されたグリースの漏出や異物の侵入を防ぐために設けられる。
図8(a),図9(a)は、第1固定部6に装着されたプレート19の平面図、図8(b),図9(b)は図8(a),図9(a)の各部の断面図、図8(c),図9(c)は、クランプを縮径した際の各部の発生圧力の大きさを示すグラフ図である。尚、発生圧力はプレート19に乗り上げて締め付けるバンド部材15から第1固定部6に作用する圧力を指し示すものとする。
2 ドライブシャフト
3 シャフト
4 等速ジョイント用ブーツ
5 ジョイントケース
6 第1固定部
7 第2固定部
8 蛇腹部
9 第1リブ
10 第2リブ
11 第1クランプ
12 凹溝
13 シールリップ
14 第2クランプ
15 バンド部材
16 接合部
17 レバー
18 空隙部
19 プレート
19a 縁折部
20 バックル
21 突条
Claims (3)
- ジョイントケースと当該ジョイントケース内に揺動自在に挿入されたシャフトを連結する等速ジョイントの前記ジョイントケース外周面に第1固定部が嵌め込まれ前記シャフト外周面に第2の固定部が嵌め込まれて当該第1,第2固定部間に蛇腹部を有する等速ジョイント用ブーツにより覆われ、前記第1,第2固定部の外周面に第1,第2クランプが各々嵌め込まれて縮径することにより前記等速ジョイント用ブーツが組み付けられる等速ジョイント用ブーツのシール構造であって、
前記第1固定部に嵌め込まれる第1クランプは、両端部が接合されてリング状に形成されたバンド部材と、該バンド部材の接合部に中途部が固定されたレバーと、前記バンド部材の接合部の内周側に形成される空隙部を跨いで一端側が接合され、他端側が先細り形状に形成された当該先細り部分から内周面側に所定長わたって突条が形成されたプレートと、前記バンド部材上に傾倒させたレバーを固定するためのバンド部材の幅方向両側に起立して設けられたバックルと、を有し、
前記等速ジョイント用ブーツは、前記第1固定部の外周面に前記プレートの突条を嵌め込み可能な凹溝が全周にわたって形成されており、前記第1固定部の内周面に前記ジョイントケース外周面に全周にわたって当接してシールするシールリップが軸方向で前記突条の直下に対応する位置と前記バンド部材の幅方向両側に対応する位置に各々形成されていることを特徴とする等速ジョイント用ブーツのシール構造。 - 前記第1のクランプは、前記第1固定部の外周面にプレートの突条が凹溝に嵌まり込むように装着され、前記レバーの一端側をバンド部材に当接する支点として他端側をバンド部材の外周面に重ね合わせて傾倒することによりバンド部材を縮径し、バンド部材の幅方向両側に起立するバックルを折り曲げて傾倒したレバーを固定することにより一体に組み付けられる請求項1記載の等速ジョイント用ブーツのシール構造。
- 前記プレートの幅方向両側には前記バンド部材の幅方向両側に起立する縁折部が各々設けられている請求項1又は請求項2記載の等速ジョイント用ブーツのシール構造。
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