JP5138697B2 - 医療ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、特に水ジェット手術に使用される医療ポンプに関する。
肝臓は、他の臓器と異なり硬さが変化する臓器(柔組織、血管、胆管)であるので、当該肝臓の手術においては、ここしばらくの間水ジェット手術が用いられている。そして、適用された水ジェットは切除されるべき組織(柔組織)を分離させるが、血管と胆管は傷つけずに残しておく。もちろん、そのためには切断のジェット及び切断圧を正確に制御する必要がある。
更に、流体が最も近接して且つ最も強く人体組織と接触するので、水ジェット手術においては、切断媒体(例えば、リンガー溶液)の絶対的な無菌性を確保するのに注意を払わなければならない。絶対的な無菌性を保証するためには、交換可能な部品をできるだけ簡単な方法で取り替えるべきである。これに加えて、当然のことながら、高レベルの信頼性、簡易性、及び費用効率が高い生産についての一般的な課題に対しても注意が払われるべきである。
米国特許第6,216,573号明細書及びドイツ特許第20309616号明細書は、ポンプ駆動装置に連結される交換可能なポンプユニットを備えた水ジェット手術用の医療ポンプを開示している。しかしながら、ポンプ装置又はポンプユニットの交換には非常に時間が掛かる。適当な流速でもって高圧を生じさせるためには比較的大きな力が要求されるので、ポンプ装置をポンプ駆動装置に連結する装置は、非常に頑丈に設計する必要があり、また当該ポンプ装置を”しっかりと制御下におく”必要がある。
本発明の目的は、ポンプユニットとポンプ駆動装置との接続性が改善され且つ操作が容易になるように、冒頭に言及した医療ポンプを発展させることである。
この目的は請求項1記載の医療ポンプにより達成される。とりわけ、前記目的は、特にジェット手術に使用される医療ポンプであって、
A2つのピストン(22,22’,25,25’,250,250’)を備えており、当該ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)を関連するシリンダー(21,21’,210,210’)内で移動させるポンプユニット(20,200)と、
ポンプ駆動装置(10,100)と
を備えており、
B−1このポンプ駆動装置(10,100)は、
前記ポンプユニット(20,200)を、当該ポンプ駆動装置(10,100)に装着するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から脱着するための開閉可能な把持装置(50,500)と、
B−2前記ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)を、前記ポンプ駆動装置(10,100)に連結するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から取り外すための開閉可能な連結装置(13,13’,130,130’)と、
B−3標準的な動作状態において前記ピストン(22,22’,25,25’、250,250’)を交互に移動させることでポンプユニット(20,200)を駆動させる制御システム(15,150)及び少なくとも1つの駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)であって、
当該駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)は、前記ポンプユニット(20,200)を前記ポンプ駆動装置(10,100)に装着するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から脱着するために前記把持装置(50,500)の開閉を制御するとともに、前記ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)をポンプ駆動装置(10,100)に連結するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から取り外すために前記連結装置(13,13’,130,130’)の開閉を制御するように構成されており、
前記把持装置の開閉及び前記連結装置の開閉は、旋回可能なロッカーアームの両タブが係合して開放スライドを移動させ、前記把持装置を開閉するように、かつ、旋回可能な分割レバーの拡張面が係合してスプリングエンドを移動させ、前記連結装置を開閉するように、前記2つのピストンを同期して動かすことで行われる駆動手段及び制御システムと、
B−4前記制御システム(15,150)の入口に通信可能に接続された検出手段(801,901)であって、前記ポンプユニット(20,200)と前記ポンプ駆動装置(10,100)との所定の相対位置を規定する挿入状態を検出し、ポンプ駆動装置(10,100)内にポンプユニット(20,200)が存在することを示す第1の検出信号(D)を、駆動手段を制御するために前記制御システム(15,150)に送信するように構成された検出手段(801,901)と
を備えており、
前記第1の検出信号(D)を処理する制御システム(15,150)は、前記動作状態を作り出すために駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)を制御するように構成されていることを特徴とする医療ポンプにより達成される。
そして、本発明の重要な点は、ピストンを前後に押し引きするために設けられた駆動手段が、更に把持装置及び/又は連結装置を駆動又は制御することであり、ポンプユニットのポンプ駆動装置への装着及び当該ポンプ駆動装置からの脱着、並びに、ピストンのポンプ駆動装置への連結及び当該ポンプ駆動装置からの連結解除は、ポンプユニットとポンプ駆動装置との相対位置の検出に少なくとも部分的に起因して開始される。この場合、ポンプユニットは把持装置に少なくとも一部が固定されればよいので、オペレーターは少しの力で当該ポンプユニットを把持装置に挿入するだけでよい。(適切な場合、)ポンプ駆動装置への(完全な)装着又は連結は、システムによって自動的に行われ、動作状態が自動的に作り出される。この目的のために、検出手段は、ポンプユニットとポンプ駆動装置との間の所定の相対位置を規定する挿入状態(ポンプユニットがポンプ駆動装置に挿入されているか否か)を検出し、(通常はポンプユニットが把持装置に挿入されたときに)対応する信号を制御システムに送信する。この信号により駆動手段が駆動され、挿入されるとすぐに装着及び連結手順が実行される。このようにして、医療ポンプの簡単且つ安全な操作を保証することができる。ポンプユニットのポンプ駆動装置からの連結解除及び脱着も検出することができ、その結果、システムは待機状態に変換される。
動作状態とは、オペレーターが更なる操作を行うことなくシステム(すなわち、医療ポンプ)が使用可能となる操作状態が達成されるように、ポンプユニットがポンプ駆動装置に接続されることを意味している。動作状態は、ポンプユニットが把持装置に装着され、ピストンが連結システムに連結されたときに存在する。本明細書において待機状態とは、システムが、新しいポンプユニットを挿入できる状態になったことを意味する。
前記制御システムの入力部に通信可能に接続されており、当該制御システムに信号を送信する少なくとも1つの入力エレメントが設けられているのが好ましい。信号を処理するための制御システムは、前記把持装置及び/又は連結装置によって脱着及び連結解除位置が決められるように構成されている。
前述したように、挿入状態が検出されると、装着及び連結手順が実行される。ポンプユニット又はピストンをポンプ駆動装置から脱着及び連結解除することができるように、対応する信号を制御システムに送信する必要がある。この信号は、制御システムに通信可能に接続された入力エレメントの操作により生成される。実際には、制御システムは制御パネル又はタッチスクリーンからなっており、適当な押しボタン若しくはスイッチ、又はタッチスクリーン上に適当な領域が設けられている。これにより、ポンプユニットとポンプ駆動装置との間の所望の接続を表示することができる。タッチスクリーン上の領域(イジェクトボタン)を適当に作動させることにより、ポンプユニットがポンプ駆動装置から取り外されるべきことが制御システムに示される。この目的のために、駆動手段は、システムが脱着及び連結解除位置になるように駆動される。この位置において、又はこの位置に達するとすぐに、ピストンの把持装置からの連結解除及び脱着がシステムによって自動的に行われる(ポンプユニットは、ポンプ駆動装置から取り外せる状態になる)。オペレーターは、ポンプユニットをポンプ駆動装置から最終的に取り外すことができる。
一実施の形態において、前記検出手段は、ポンプ駆動装置内にポンプユニットが存在しないことを示す第2の検出信号を、駆動手段を制御するために前記制御システムに送信するように構成されており、
前記第2の検出信号を処理するための制御システムは、待機状態を作り出すために駆動手段を制御するように構成されている。そして、ポンプユニットがポンプ駆動装置から最終的に取り外されたことが検出され、ポンプ駆動装置は、新しいポンプユニットを当該ポンプ駆動装置に挿入することができる状態に変換される。この状態は、基本的には待機状態である。
好ましくは、ポンプユニットがポンプ駆動装置に挿入されたとき、及び/又は、ポンプ駆動装置から取り外されたときに検出信号を生成し、この信号を制御システムに送信するように検出手段が構成されている。第1に、ポンプユニットがポンプ駆動装置に、より詳細には把持装置に挿入されると、信号(第1の信号)が生成され、制御システムに送信される。オペレーターは、ポンプユニットが少なくとも仮係止された状態になるか又は完全に装着されるように、ポンプユニットを把持装置に挿入することができる。いずれにしても、挿入によって検出手段が”駆動”される、すなわちポンプユニットとポンプ駆動装置との間の相対位置により作り出される現在の状態が検出される。ポンプユニットが把持装置内の所定位置に達したことが挿入により検出される(逆に言えば、ポンプユニットが挿入されていないことも検出することができる)。この状態の検出及び検出信号の生成により装着及び連結が開始される。(適切な場合、完全な)装着又は連結は、実際にはポンプ自身を駆動させるために設けられた駆動手段によって制御された方法で実行される。この目的のために別個の駆動手段は不要である。また、脱着及び連結解除も駆動手段により行われる。
ポンプユニットとポンプ駆動装置との間の相対的な位置を検出することで、所定のときに、すなわちポンプユニットが把持装置内に適切に挿入されたときに当該ポンプユニットとポンプ駆動装置とを正確に且つ強固に接続することができる。
一実施の形態における検出手段として光電式バリアが想定されており、当該光電式バリアの光ビームを遮断する遮断手段がポンプユニットに設けられており、また、光電式バリアは第1の検出信号を供給する。したがって、相対的な位置の検出及び駆動手段を駆動させる対応する信号の生成は、簡単な方法で達成される。好ましくは、光電式バリアは二股の光バリアであり、遮断手段は簡単な方法で前記二股の間に入れることができる。二股の光バリアは、小さな対象物を正確に検出するのに適しており、非常に小さな設置スペース内に収容することができる。
好ましくは、光電式バリアは、当該光電式バリアの送信器から発せられる光の反射に応じるように構成されている。このことは、遮断手段が半透明の材料で作製されている場合に特に好都合であり、特別の工夫によって(すなわち、傾斜面によって)光ビームを遮断することができる。傾斜面は光ビームを反射して、対応する信号を発生させる。基本的には、遮断手段は不透明な材料で作製することもでき、吸収によって光電式バリアのきっかけをもたらす。
好ましくは、光電式バリアは、受信器における信号の”不受信”が光電式バリアを引き起こすように作動する。もちろん、別々のハウジング内に収容された発信器及び受信器を備えた光電式バリア、又は、発信器と受信器とが1つのハウジング内で互いに隣接して配置された光電式バリアを設けることもできる。原則として、どのタイプの光電式バリア又は類似のセンサでも用いることができる。
一実施の形態では、前記検出手段が、第2の検出信号を供給するプッシュボタン又はスイッチ手段を有している。プッシュボタン手段は、例えば、マイクロスイッチ又は微少なプッシュボタンであるのが好ましい。プッシュボタン又はスイッチは、ポンプユニットの挿入により問題なく作動することができ、また、例えば当該ポンプユニットが挿入されているかぎり作動状態が維持されるように、把持装置又はポンプ駆動装置の他の部品に配設するのが好ましい。そして、スイッチ又はプッシュボタンを操作することで、前述したように、信号が生成され、制御システムに送信される。しかしながら、プッシュボタンを解放したとき(及び該当する場合にはスイッチの更新操作が行われたとき)にだけ、すなわちポンプ駆動装置からポンプユニットが取り外されたときにだけ検出信号を生成することもできる。ポンプ駆動装置が所定の状態、例えば、新しいポンプユニットの挿入が可能になる待機状態に移動するように、制御ユニットは駆動手段を作動させることができる。
プッシュボタンを用いる場合、このプッシュボタンは、ポンプユニットがポンプ駆動装置から取り外されるまで作動したままとすることができる。この目的のために、ポンプユニットは作動手段を備えているのが好ましい。ポンプユニットの挿入時に作動するとともに当該ポンプユニットの取り外し時にも作動して対応する信号を制御システムに送信するトグルスイッチを設けることも可能である。
このようにして、1つの検出手段を用いて挿入状態、すなわちポンプユニットの挿入及び当該ポンプユニットの取り外しを検出することができる。そして、1つの検出手段によって、第1及び第2の検出信号が供給される。しかしながら、前述のごとく、光電式バリアが第1の検出信号を供給し、マイクロスイッチが第2の検出信号を供給するように、第1及び第2の検出信号それぞれに対して別々の検出手段(少なくとも2つの検出手段)を設けることも可能である。
一実施の形態において、前記ポンプ駆動装置が第1のスナップ式接続手段を有するとともに、前記ポンプユニットが第2のスナップ式接続手段を有しており、
ポンプユニットのポンプ駆動装置への装着又は当該ポンプ駆動装置からの脱着、及び/又は、ピストンのポンプ駆動装置への連結又は当該ポンプ駆動装置からの連結解除が、前記第1のスナップ式接続手段と第2のスナップ式接続手段との係合又は係合解除により行われる。原則として、2つの接触領域、すなわち把持装置及び連結装置によって、ポンプユニットがポンプ駆動装置に接続される。把持装置及び連結装置は、ポンプユニットの対応する部分を受け入れて強固に噛み合うように構成する必要がある。こうすることで、初めて適正なポンプ操作が可能になる。
前記ポンプ駆動装置の第1のスナップ式接続手段が、把持装置の軸ボルト、並びに、連結装置の固定ブロック及び関連するスプリングであるのが好ましく、また、前記ポンプユニットの第2のスナップ式接続手段が、バルブカバーの固定リブ及びピストンエンドの連結ノーズであるのが好ましい。前記把持装置及び連結装置が閉止されたときに、前記軸ボルトが固定リブと協働し、前記固定ブロック及び関連するスプリングが連結ノーズと協働する。軸ボルトが把持装置に配設されており、ポンプユニットが把持装置内に挿入されると、当該軸ボルトは、バルブカバーの固定リブによってポンプユニットの下面及び上面と係合する。前記軸ボルトは、ポンプユニットの取り外しがもはや不可能となるように、そして当該ポンプユニットが把持装置に強固に把持されるように、固定リブと接触する。ピストンの連結ノーズは、当該連結ノーズが固定ブロックのスプリングのスプリングエンド間に把持されるように構成されており、これによりピストンは引っ張り及びせん断に抵抗するように把持される。その結果、ポンプユニットは強固にポンプ駆動装置に装着され、ポンプを始動させることができる。
他の実施の形態において、前記第1のスナップ式接続手段が、把持装置の爪部、並びに、連結装置の固定ブロック及び関連するスプリングであり、また、前記第2のスナップ式接続手段が、シリンダーヘッドの固定ノーズ、及び、ピストンエンドの連結ノーズである。前記把持装置及び連結装置が閉止されたときに、前記爪部が固定ノーズと協働し、前記固定ブロック及び関連するスプリングが連結ノーズと協働する。原則として、前記協働は、前述した実施の形態と同様にして行われる。しかしながら、この実施の形態では、ヒンジ付のエレメントとしてポンプユニットの固定ノーズと係合する爪部が、把持装置に設けられている。こうして、ポンプユニットのポンプ駆動装置への強固な装着が保証される。
好ましくは、前記制御システムは、前記駆動手段により行われる前記第1及び第2のスナップ式接続手段の自動噛み合いによって、把持装置及び/又は連結装置の閉止が達成され、且つ、当該駆動手段により行われる前記スナップ式接続手段の自動解除によって把持装置及び/又は連結装置の開放が達成されるように構成されている。前述したように、駆動手段を適当に制御することによって、装着、脱着、連結、及び連結解除を自動的に行うことができる。駆動手段を作動させ、当該駆動手段によって固定ブロックを移動させることで、スナップ式接続手段の指定及び作動を行うことができ、当該スナップ式接続及びその解除を自動的に行うことができる。開放及び閉止が駆動手段により行われるので、大きな保持力を利用することができる。
駆動手段は、スピンドル及び当該スピンドルを制御可能に駆動するモータを有するリニア駆動体(ピストンが2つの場合には2つのリニア駆動体)からなるのが好ましい。このようなリニア駆動体により、ポンプ及びそのピストン/シリンダーユニットに対する衝撃が小さい、正確な動きを実現させることができる。
シリンダー内に2つのピストン又はピストンロッドが配設されており、ポンプ駆動装置は、ピストンを交互に移動させるように構成されているのが好ましい。これにより、ポンプの注入速度を確実に増大させることができる。本実施の形態では、前記駆動手段は、把持装置及び/又は連結装置を開放又は閉止させるために、前記ピストンが交互の動作から外れて動作するべく制御できるように、2つのモータ又はギヤを備えたモータからなるのが好ましい。通常のポンプ手順ではピストンが交互に操作されるが、把持装置及び/又は連結装置を開放又は閉止させるために、異なる操作モードが選択される。これにより、構造が簡略化される。
前記モータ制御システムは、ピストンが一定の速度で移動できるように構成されているのが好ましい。これにより、よりスムーズに媒体をポンプで送ることができる。
スナップ式の接続手段は、特に把持装置に対して、閉止のために加えるべき力が開放のために加えるべき力よりも小さくなるように構成されているのが好ましい。このことは、ポンプユニットを把持装置に挿入することで完全な装着が行われ、駆動手段を作動させることにより連結システムへのピストンの連結が自動的に行われる実施の形態において、特に有利である。オペレーターは、ポンプユニットを把持装置に楽に挿入することができる。同時に、自動開放によって打ち勝つことができるので、大きな保持力を作り出すことでできる。
ポンプユニットを装着する以前の待機状態では、ポンプユニットをポンプ駆動装置に接続したときにはラッチ手段がピストンロッドと係合せず、駆動手段の作動により連結手段が閉止可能となるべく、ポンプ駆動装置内に取り付けられるスナップ式接続手段又は連結装置のラッチ手段が配置されるように、駆動ユニット及び制御システムを構成するのが好ましい。このことは、ポンプユニットをポンプ駆動装置に装着するために、ユーザーは特にピストン又はピストン位置に関して大変な操作をする必要がないことを意味している。前述したように、連結が自動的に行われるように、把持装置内へのポンプユニットの挿入が検出され、駆動手段が作動される。
本発明の好ましい実施の形態は、従属クレームにより明らかである。
医療ポンプの実施の形態の概略ブロック図である。 ポンプユニットの実施の形態の分解斜視図である。 ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置の斜視図である。 把持装置の側面図である。 図6のV−V線断面を部分的に含む、図4に類似した図である。 図4に係る構成を上方から見た図である。 図4に対応しているが把持装置が開放した状態を示す図である。 図5に対応しているが把持装置が開放した状態を示す図である。 図6に対応しているが把持装置が開放した状態を示す図である。 把持装置の機能的部分の分解斜視図である。 図10の一部分の斜視図である。 図11の一部分の斜視図である。 連結装置の斜視図である。 図13の連結装置の異なる摺動位置を示す図である。 図13又は14の連結装置の分解図である。 図13に係る構成の一部分の分解斜視図である。 ピストンロッドが連結された図13に係る構成を上方から見た図である。 図17に係る構成の正面図である。 図17に対応しているが異なる開放状態を示す図である。 図19に係る構成の正面図である。 図19のXXI−XXI線断面図である。 ポンプユニットが連結されていない、他の実施の形態に係るポンプ駆動装置の斜視図である。 図22の一部拡大詳細図である。 図22のポンプ駆動装置を上方から見た図である。 図24のXXV−XXV線断面図である。 図22のポンプユニットを上方から見た図である。 図22のポンプ駆動装置の側面図である。 図22のポンプユニット側面図である。 ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置の斜視図である。 図29に係る、ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置を上方から見た図である。 図30の一部拡大詳細図である。 図30のXXII−XXII線断面図である。 図29に係る、ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置の側面図である。 ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置を上方から見た図である。 図34のXXXV−XXXV線断面図である。 図34に係る、ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置の側面図である。 ポンプ駆動装置の斜視図である。 図24に係る、ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置の拡大図である。 図38のXXXIX−XXXIX線断面図である。 図30に係る、ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置の拡大図である。 図40のXLI−XLI線断面図である。 開放された把持装置の分解図である。 開放スライドの斜視図である。 ポンプユニットが連結されていないポンプ駆動装置を下方から見た斜視図である。
以下の説明において、同一の部材及び同一の作用を有する部材に対しては、同一の参照符号が用いられる。
図1〜21は、本発明のポンプの第1の実施の形態を示しており、図22〜44は、当該第1の実施の形態を改変した第2の実施の形態を示している。前述した検出手段は、第2の実施の形態、すなわち図22〜44においてのみ示されている。ただし、議論している検出手段(ないしはセンサ手段)は、図1〜21に示されるポンプシステム、すなわち医療ポンプにも設けられている。それらは、明瞭に図示されていないだけである。第1の実施の形態の参照符号だけが示されていたとしても、図1からは両実施の形態を読み取ることができる。
図1に示される本発明の実施の形態には、ポンプ駆動装置10が設けられており、当該ポンプ駆動装置10は、ギヤ12,12’及び連結装置13,13’によってピストンロッド25,25’に接続された2つのモータ11,11’を制御するモータ制御システム15を備えている。オペレーターBは、適当なスイッチング手段(フットスイッチ、指スイッチ)によって、チェーンによりモータ11,11’がピストンロッド25,25’を交互に移動させることでポンプユニット20のシリンダー21,21’内のピストン22,22’を交互に移動させ、これによりポンプユニット20の圧力チャンバー16,16’の容積を交互に増加及び減少させるように、モータ制御システム15を駆動させることができる。
シリンダー21,21’に対して圧力チャンバー16,16’又はピストン22,22をシールするために、当該ピストン22、22’にシール23,23’が設けられている。更に、ピストンロッド25,25’は、無菌状態になるようにロールダイヤフラム24,24’によりシールされている。ロールダイヤフラム24,24’は、シリンダー21,21’に恒久的に接続される一方において、ピストンロッド25,25’にも恒久的に接続される。このようにして、これらのロールダイヤフラム24,24’が存在しないとシリンダー21,21’の内壁に付着して、シール23,23’を経て通過するであろう大気中の細菌は、作動流体と混合することができず、また当該作動流体中に入ることができない。
図22〜44に係る実施の形態では、ロールダイヤフラムに代えてベローズが設けられている。図22〜44において、シール(シール23,23’)は明瞭に示されていないが、前述した圧力チャンバーを画定するためには必要である。
圧力チャンバー16,16’には、吸引バルブ26,26’及び圧力バルブ27,27’が接続されている。吸引バルブ26,26’は、流体入口6を経由して作動流体のリザーバー9と連通している。圧力バルブ27,27’は、流体出口7を経由して、アプリケーター8へつながる圧力ホース5と連通している。ポンプユニット20は、リザーバー9及びその内容物、圧力ホース5並びにアプリケーター8とともに、使い捨て部品Eを構成しており、この使い捨て部品Eは、装置全体ができる限り高度の滅菌要求を満たすように、各操作後に廃棄される。
第2の実施の形態におけるバルブは、その原理が、第1の実施の形態におけるバルブに実質的に対応しているので、明瞭には説明されていない。
クランプバルブ14が配設されており、このクランプバルブ14(及びモータ制御システム15)によって、オペレーターBは完全に流体を遮断することができる。
図1に示される実施の形態は圧力調整バルブ35を備えており、バルブダイヤフラム36によって流体入口6と流体出口7との間の接続ダクトを開閉することができる。ダイヤフラム36は、プッシュロッド34及びスプリング33と、サーボモータ30により作動される動力計31とによって駆動される。動力計31は、力に比例する出力信号をコントローラー32に供給し、オペレーターBはこのコントローラー32によって最大圧力を設定することができる。別体の動力計31に代えて、同じく力に比例するサーボモータ30の駆動電流を測定することもできる。
このような構成により、アプリケーター8での流体圧力の正確な設定を確保することができる。更に、ピストンの駆動に起因する圧力のバラツキを制御バルブ(圧力調整バルブ)35により補償することができる。ここで重要な点は、圧力制御バルブ35は流体圧力が作用するダイヤフラムを有しており、通路で制御されるのではなく力で制御されるということである。その結果、ポンプユニット20をポンプ駆動装置10に連結すると、寸法上の許容誤差がある場合においても圧力調節のエラーは発生しない。というのは、圧力制御バルブ35は、幾何学的な寸法(つまり、通路)ではなく力によって駆動されるからである。
前述した構成は第2の実施の形態にも適用することができる。
図2は、ポンプユニット20の構造例の分解斜視図である。この実施の形態では、圧力及び吸引バルブ26/27はボール19を備えており、このボール19は、知られているようにスプリング18によって弁座(図示せず)に押圧される。
シリンダーヘッド29はシリンダー21,21’を連結する2つの部分を有しており、このため、バルブはシリンダー21、21’とシリンダーヘッド29との間に配設される。
また、図2から分かるように、ピストンロッド25,25’はその遠位端に連結ノーズ17、17’を有しており、この連結ノーズ17、17’によって連結システム13、13’との機械的接続が行われる。
本実施の形態において、キャップ28が装着されたピストンロッド25,25’の近位端によりピストンが構成されており、前記キャップ28は、また、シール23,23’をピストンロッド25、25’に強固に保持している。
圧力ホース5は、アダプタースリーブ37、クリンプチューブ38及び当該圧力ホース5内に挿入されるインナーチューブによって、シリンダーヘッド29に離脱不能に装着され、その結果、(本質的に知られている方法で)組み立てられた後は、アダプタースリーブ37をシリンダーヘッド29内に離脱不能に保持するスプリングタグ45によって当該アダプタースリーブ37はシリンダーヘッド29内に保持される。
図3は、ポンプユニット20が連結されたポンプ駆動装置10の斜視図である。この図から明らかなように、ポンプ駆動装置は、その上にモータ11、11’が取り付けられるフレーム65を有している。これらのモータ11,11’は可逆モータとして具現化されており、当該モータ11,11’の回転動作が直線動作に変換されるように、歯付ベルト48、48’及びギヤ12,12’を介してスピンドル47、47’を駆動させる。ピストンロッド25,25’を連結することができるカップリング13、13’がスピンドル47,47’に装着されている。この図より、関連するプッシュロッドを備えたサーボモータ30の構成も明らかである。
前記フレーム(フレーム65)は、図22〜44においては明瞭に示されてはいないので、医療ポンプの構成要素をより分かりやすく示すことできる。しかしながら、図22〜44に係る実施の形態においても、重要な構成要素を収容するフレーム又はハウジングが配設されている。
本実施の形態では検出手段がはっきりとは図示されていないが、動作状態と待機状態とが生じるようにモータを駆動させるために、本実施の形態においても検出手段が配設されている。これについては、より詳細に説明をする。検出手段の明確な成果が第2の実施の形態とともにより詳細に述べられるであろう。
ポンプユニット20を保持するための把持装置50がフレーム65に取り付けられている。
ついで、図4〜12に基づいて、把持装置50を詳細に説明する。
把持装置50は、端部に爪部51、51’を有する爪保持部52,52’を備えており、前記爪部51,51’は、ポンプユニット20を保持するために当該ポンプユニット20に設けられた把持ノーズ46と噛み合うように構成されている。
図4に示されるように、爪保持部52,52’は回転軸を介してフレーム65に支持されており、閉じられた状態(図4〜6)においてスプリング53(図10参照)により予圧されている。ポンプユニット20を挿入するために、当該ポンプユニット20は把持装置50内に押圧され、これにより爪部51、51’は前面の傾斜面がポンプユニット20の把持ノーズ46を乗り越えて摺動し、開かれる。ポンプユニット20が完全に押し込まれると、爪保持部52,52’はパチンと閉じ、強制的に引き離されるまで爪部51、51’はポンプユニット20をこの状態に保持する。
ついで、図10〜12に基づいて、把持装置50又は爪部51、51’を開放するメカニズムを詳細に説明する。
把持装置50は固定ブロック54を備えており、この固定ブロック54は、その前部にポンプユニット20のシリンダー21,21’の後部と対応するシリンダー保持部56,56’を有している。これらの装着は、図2及び図10を対比させることで容易に理解できる。
開放スライド57が固定ねじ59,59’によってシリンダー保持部56に取り付けられており、当該開放スライド57は前後に摺動できるように細長の孔60,60’を有している。スプリング58によって、開放スライド57は後方に、すなわちポンプユニット20から離れるように押圧される。
タブ64,64’が対称的に設けられているロッカーアーム62が、前後に旋回できるようにロッカーアームベアリング63によって開放スライド57に取り付けられている。開放スライド57は、ポンプユニット20と対向する前端に開放タブ61を備えている。開放タブ61は、爪保持部52,52’の内面間の距離に対応する高さを有している。爪保持部52,52’の内面における開放タブ61の移動経路には開放傾斜台55,55’が設けられており、当該開放タブ61が前記開放傾斜台55,55’に当たって、更にポンプユニット20側に移動されると、開放タブ61は爪保持部52,52’を押して離間させる。その結果、爪保持部52,52’は、図4〜6に示される姿勢から図7〜9に示される姿勢に移動する。(図7〜9に係る)姿勢では、爪部51,51’とポンプユニット20の把持ノーズ46との係合が解除され、当該ポンプユニット20が解放される。
開放スライド57の移動は、以下のようにして行われる。
ポンプユニット20の”標準的な”駆動状態では、スピンドル47,47’は交互に前後に移動し、スピンドル47、47’の終点における姿勢は図6〜10に示されるものとなる。この移動に際し、スピンドル47,47’の端部のピストン保持部70,70’の固定ブロック72,72’はタブ64、64’を通り越して移動し、これにより、ロッカーアーム62は、図6又は図10に示されるように反時計方向に傾くか、又は当該固定ブロック72,72’が逆の配置となる他の方向に傾く。このようにピストン保持部70,70’及び固定ブロック72,72’を交互に移動させることで、開放スライド57をポンプユニット20に向けて移動させることなくポンプを駆動させることができる。
しかしながら、両方のピストン保持部70,70’及び固定ブロック72,72’が並んで動くようにスピンドル47,47’が駆動されると、ロッカーアーム62は、ポンプユニット20に向かって前方へ押圧されても脇へそれることができず、その結果、両方の固定ブロック72,72’が同時に両方の固定タブ64,64’と係合する。これにより、ピストン保持部70,70’を更に前方に移動させると、開放スライド57は、当該開放スライド57の細長の孔60,60’によりスプリング58の力に抗してポンプユニット20に向かって移動し、その結果、開放タブ61が開放傾斜台55,55’の上を摺動して爪保持部52,52’を離間させる。これにより、爪部51,51’とポンプユニット20の把持ノーズ46との係合が解除される。このような把持装置50の開放は、モータ11,11’及び当該モータ11,11’に付随する制御システムからなるモータ制御システム15によってのみ行うことができる。
ピストンロッド25,25’が連結ノーズ17.17’によってピストン保持部70,70’に連結される、連結システム13,13’の動作ないしは駆動を以下に詳しく述べる。この目的のために図13〜21を参照する。
固定ブロック72,72’は、図15に示されるようにスピンドル47,47’にねじ止めされ、ピストンロッド25,25’の連結ノーズ17,17’が挿入される挿入口77,77’を有している。スプリングエンド73,73’が挿入口77,77’内に突出するように、スプリング71,71’が固定ブロック72,72’に装着されている。スプリングエンド73,73’間の間隔は、ピストンロッド25,25’の連結ノーズ17,17’が挿入口77,77’に挿入される過程において当該連結ノーズ17,17’により離間され、連結ノーズ17,17’の裏側でパチンと留まるように設定される。この目的のために、連結ノーズ17,17’の端部はテーパー状にされている。連結ノーズ17,17’をピストン保持部70,70’に挿入することで、押し引きに対し抵抗できるように、ピストンロッド25,25’がピストン保持部70、70’に接続される。
ピストン保持部70,70’及び固定ブロック72,72’の両移動経路の間において、分割レバー74が旋回ベアリング75に旋回自在に取り付けられており、この分割レバー74は、その上面及び下面、すなわちポンプユニット20から離れる側に拡張面76,76’を有している。また、他方の側、すなわちポンプユニット20に向かう側には旋回端78,78’が設けられている。
拡張面76,76’及び旋回端78,78’を備えた分割レバー74の配置及び寸法は、図13及び図17に示されるように、固定ブロック72,72’及びピストン保持部70,70’が交互に動いたときに、ピストン保持部70,70’及び固定ブロック72,72’のいずれがその経路上をポンプユニット20に向かって摺動したのかによって、一方又は他方に傾くように選定される。このような旋回によって、拡張面76,76’は、摺動して通過したピストン保持部70又は70’のスプリングエンド73,73’と係合できないように旋回される。しかしながら、両方のピストン保持部70,70’及び固定ブロック72,72’がポンプユニット20に向かって平行に並んで移動すると(図14及び図19〜21参照)、拡張面76,76’はスプリングエンド73,73’と係合し(特に図20〜21参照)、その結果当該スプリングエンド73,73’は(傾斜した)拡張面76,76’に沿って摺動し、互いに離間される。強制的に離間される結果、連結ノーズ17,17’のところでしっかりと保持されていたピストンロッド25,25’(図18の停止姿勢参照)は、図20に示されるように開放される。ピストン保持部70,70’及び固定ブロック72,72’の同時に行われる同じ平行移動によって、把持装置50が開放され、爪部51,51’が強制的に離間されて当該爪部51,51’とポンプユニット20の把持ノーズ46との係合が一旦解除されると、ポンプユニット20と対向する前方の位置までピストン保持部70,70’を平行に移動させることで、ユーザーは力を加えることなくポンプユニットを取り外すことができる。
また、ポンプユニット20をポンプ駆動装置10から取り除いた後に、両方のスピンドル47,47’がピストン保持部70,70’を引っ込めるように、モータ制御システム15が具現化されている。そして、ポンプユニット20をポンプ駆動装置10に挿入するに際し、ユーザーは、把持装置50を開放するための力だけが要求される。ピストンロッド25,25’の連結ノーズ17,17’はシリンダー保持部56,56’を通ってポンプ駆動装置10内に突出する。ついでユーザーはモータ制御システム15を駆動させ、各連結ノーズ17,17’がスプリングエンド73,73’を押して離間させ、当該スプリングエンド73,73’がパチンと所定位置に収まるまで、”連結モード”でピストン保持部70,70’をポンプユニット20に向かって移動させる。スプリングエンド73,73’がパチンと所定位置に収まる工程は、分割レバー74がスプリング71,71’を開放しないように両方の連結ノーズ17,17’に対して別々に行われる。
したがって、この場合は、把持装置50へのポンプユニット20の挿入が検出される。かかる検出(ポンプユニットの把持装置内への配置)により生成される検出信号D,D’により、制御システムはモータを駆動させ、連結モードを自動的に実行することができる。すなわち、ピストンをポンプ駆動装置内に連結して作動状態を作り出すことが自動的に実行される。検出手段は、例えば、光電式の光バリアとして具現化することができる。これの詳細は第2の実施の形態とともに詳述する。
ついで、図22〜44を用いて第2の実施の形態を説明する。ポンプユニットのポンプ駆動装置への挿入及び当該ポンプ駆動装置からの取り外しは、基本的には図2〜21に係る実施の形態に基づいて既に述べた原理にしたがって実行される。しかしながら、第2の実施の形態の個々の構成要素の異なる点及び作動モードの変更について詳細に説明する。例えば、第2の実施の形態では、検出手段又はセンサ手段が示されており、ユーザーはより簡単に医療ポンプを操作することができる。しかしながら、第1の実施の形態に係る医療ポンプにおいても検出手段が配設されていることを指摘しておかなければならない。
リザーバー、アプリケーター及びホース接続(例えば、圧力ホース)に関連したバルブの配置及び作用については、第2の実施の形態ではもはや明瞭には記載しない。この場合、第1の実施の形態を参照すべきである。流体の流れ及び圧力の調整についても同じことが当てはまる。リザーバー及びアプリケーターは、第2の実施の形態について明瞭には示されていないが、例えば図1を参照すべきである。
図22は、連結される前のポンプユニット200を備えたポンプ駆動装置100の斜視図である。この図は、ポンプ駆動装置100及びポンプユニット200の更なる詳細を説明することを意図している。
ポンプ駆動装置100はモータ110,110’を備えており、このモータ110,110’は歯付ベルト480,480’及びギヤ120,120’を介してスピンドル(図示せず)を駆動する。そして、モータ110、110’の回転動作は直線運動に変換され、ピストンの動作が実現される。モータとギヤが駆動装置を構成する。モータは制御装置又は制御システム150によって制御される。スピンドルはスピンドル保持部471,471’に挿入されており、ベアリング台652により支持されている。ベアリング台652はベースプレート651上に設けられており、モータ110,110’も当該ベースプレート651上に設けられている。このベースプレート651上には更にスピンドル保持部を収容するフレーム(図22〜44では図示せず)が配設されている。スピンドルは連結装置130,130’に装着されており、連結システムはピストン保持部700の固定ブロック720,720’を備えている。ピストン保持部は、モータによりスピンドルが動くことによって、固定ブロックとともに移動することができる。
ポンプ駆動装置100は、また、ポンプユニット200を把持するための把持装置500を備えている。把持装置500は、固定フレーム520を備えた固定装置510により実質的に構成されている。把持装置500は、本実施の形態では、第1の実施の形態で述べたようなシリンダー保持部560,560’を備えている。固定フレーム520内には、当該フレーム520を横断する軸ボルト502,502’が配設されており、各軸ボルトは前記フレーム520の上端側及び下端側に配設されている。また、軸ボルト502,502’の端部がフレーム520の側部において当該フレーム520から突出している。軸ボルトはフレームの溝内に挿入されており、この点において、基本的にはその全体を溝内に埋めることも可能である。フレーム520の各側面における、対向する軸ボルト502,502’の端部は、切断された状態で当該フレームから突出し、引張スプリング503,503’によって互いに接続されている。また、把持装置500はクラッチ解放レバー501,501’を備えている。このクラッチ解放レバー501,501’は、固定装置510に支持された円筒ピン504,504’によりヒンジとして開閉自在であり、上端部及び下端部において固定装置510と重なっている(円筒ピンは、例えば滑り軸受により支持されている)。こうして、クラッチ解放レバーは、本質的に顎状の形態の受入装置を構成している。軸ボルト502,502’の各端部はクラッチ解放レバーのアームに支持されており、当該クラッチ解放レバーによって互いに近づいたり離れたりするように(顎のごとく)動かされる、すなわち前記溝から引き出されるように又は溝内に押し込まれるように動かされる。
図から分かるように、光電式バリア、本実施の形態では二股の光バリア901が把持装置500の上面に配設されており、この光バリア901は当該把持装置500の内部に実質的に突出している。光電式の光バリア901は、プラグ要素902によって、モータの制御も行う制御システム150に接続可能である。また、把持装置510の側壁には、前記制御システム150に接続可能なマイクロスイッチ801が設けられており、このマイクロスイッチ801の作動ピン803も同様に把持装置500の内部に突出している。作動ピン803は圧縮スプリング802により操作可能であり、作動又は非作動に基づいて対応する信号を制御システム150に提供する。両検出手段(光電式光バリア及びマイクロスイッチ)は、生成した信号(第1及び第2検出信号D,D’)を制御システム150に送信し、当該制御システム150は前記信号に基づいてモータを駆動させる。モータは、結局のところ、ピストン保持部及び固定ブロックの走行動作及び把持装置の配列を行うことができ、これによりポンプユニット200とポンプ駆動装置100との接続及び解放を行うことができる。これの詳細を以下に述べる。
本実施の形態におけるポンプユニット200は、バルブカバー271(図1とともに述べられた吸引及び圧力バルブを取り囲んでいる)と一体化されたシリンダーブロック211を備えており、このシリンダーブロック211にシリンダー210、210’が配設されている。各ピストン250,250’(図では見ることができない)はベローズ240,240’に接続されており、また、各ベローズもシリンダーの1つに接続されている。ピストン250,250’は、シリンダーの外部においてベローズにより覆われている。ピストンの端部には連結ノーズ170,170’が設けられており、この連結ノーズ170,170’によって、ピストンをポンプ駆動装置100の連結装置130,130’に適合させることができる。バルブカバー271の上面及び底面には、当該バルブカバー271を横切る、つまりシリンダーの配列を横断する(第1の)固定リブ273,273’が配設されており、当該第1の固定リブと平行な第2の固定リブをバルブカバーに配設することも可能である。(第2の固定リブに対してピストン又はシリンダー方向において手前側に配設された)固定リブ273,273’は、ポンプユニット200が把持装置500内に収容されたときに、軸ボルト502,502’が当該固定リブ273,273’の背後に(且つ2つのリブの間に)位置するように構成されている。バルブカバー271の上面において、前記固定リブ273には、当該固定リブ273と垂直に且つバルブカバーの上面と垂直に追加のリブが設けられている。この追加のリブは、ポンプユニット200がポンプ駆動装置100に挿入されたときに、二股の光バリア901の光ビームを遮断する、すなわち反射するための遮断装置272として設けられている。正確な作用について、これから詳細に説明する。
図23は遮断装置272又は遮断突起の拡大図である。
すでに述べたように、(ポンプユニットがポンプ駆動装置に挿入されたか否かの)挿入状態を検出する検出手段が設けられており、挿入が検出されると制御システムはモータを駆動し、ポンプユニットを把持装置に装着してピストンを連結システムに接続させるために、スピンドルによってピストン保持部を動かす。しかしながら、連結解除及び取り外しもシステムによって自動的に行われる。この場合、システム(すなわちピストン保持部)は、簡潔に述べるように、対応する位置を動く。以下において”固定ブロックの移動”というときは、モータがスピンドルを移動させ、連結装置、すなわちピストン保持部及び固定ブロックを移動させることを意味する。同時に、又は少なくとも時間的に接近して、ポンプ装置の装着又は脱着ができるように把持装置も適切な位置に配設される。それぞれの場合において、対応する配置は、固定ブロック及び連結装置の配置、並びに把持装置の配列を規定する。このように把持装置及び連結装置は関連する位置を占める。
ポンプ駆動装置100を起動させる(例えば、ポンプを作動させる)ためには、スイッチを入れる必要がある。このことは、例えば、スイッチ、タッチスクリーンの適当な領域又は類似の入力エレメントにより実行することができる。起動に続いて、ステッピングモータを配列する必要がある。この目的のために参照走行が行われ、固定ブロックは参照位置に移動される。このことは、固定ブロックが本質的にスピンドル保持部と接触するように当該固定ブロックが後方へ移動されることを意味する(図37)。
ついで、固定ブロックが挿入位置に移動される。スピンドル保持部の方向において把持装置から見たときに前記参照位置の前方に位置する前記挿入位置において、(クラッチ解放レバーは引張スプリングによって引っ張られて容易に閉じるので、)軸ボルトは、フレームの上端部及び下端部において溝からわずかに引き出されている。こうして、軸ボルトがフレーム内部のオープンスペースに入れられる(図22)。
そして、オペレーターはポンプユニットを挿入することができる。適当に傾斜した側面を用いて軸ボルトをシリンダーブロックが押すことで当該軸ボルトを再びわずかに離間させ、この軸ボルトを再び一時的に溝内に押し戻し、その結果固定リブ273,273’が溝を経由して固定クレーム内に押し込むことができるように、当該シリンダーブロックは構成されている。固定リブが固定フレーム内に配置され、シリンダーブロックの側面が再び軸ボルトを解放すると(側面は固定リブのところで終わっている)、固定リブ273,273’の背後の軸ボルト502,502’は引張スプリングの力によって再び溝から引き出され、固定リブの背後(2つのリブ間)に配置される。こうして、ポンプユニットは係止された状態になり、ピストンが連結されている間、把持装置から引き抜くことができない。このことは、ポンプユニット200の取り外しが固定リブと軸ボルトとの相互作用によって防止されるように、当該軸ボルトが固定リブの背後に配設されることを意味している。
ポンプユニットの挿入は前述した検出手段によって検出され、当該検出手段により生成又は提供された第1の検出信号によって、固定ブロックは装着及び連結位置に移動される。この位置は挿入位置の前方であり、固定ブロックは実質的に把持装置と接触している。この位置では、(後に詳述するように)ポンプユニットのピストンは連結システム又は固定ブロックに連結される。基本的には同時に(必要であれば、わずかに時間をずらして)、前方への走行移動によってクラッチ解放レバーが完全に閉止され、その結果、ポンプユニットは把持装置内に強固に装着される。こうして、医療ポンプが操作可能な状態になる(例えば、図29のポンプ操作)。
固定ブロックは挿入位置と装着及び連結位置との間の準備位置に移動する。装着及び連結の手順は、制御システム(ソフトウェア制御システム)によって、ポンプ操作に適した所定の準備位置にピストンを備えた固定ブロックが移動させられたときに終了する。マニュアルスイッチ、フットスイッチ、類似のスイッチ又は押しボタンを起動させることで、オペレーターは、この位置から実際のポンプ操作を開始させることができる。
フットスイッチ又はマニュアルスイッチ(又は指スイッチ又は類似のスイッチエレメント)を解放することでポンプの操作を終了させのか、又は、ポンプ駆動装置からポンプユニットを取り除くのかを決定することができる。
ポンプユニット、及びおそらくは流体リザーバー(分離剤)から当該ポンプユニットまでの供給ホースは、当該ポンプユニットが把持装置に挿入された後(であって起動前)には、流体が充填されておらず、このため医療ポンプをすぐに使用することは保証されていないので、装着及び連結プロセスに後に、自動充填及び吸引プロセスを行うことができる。このことの有利な点は、最初の稼動時にアプリケーターで実際に流体を利用することができるまでの時間を大幅に短縮できることである。予備充填の効率化のための最低限の条件は次のとおりである。すなわち、供給ホースがポンプユニット及びリザーバーに正確に接続されており、且つ、当該リザーバー内に十分な分離剤が存在していることである。
ポンプユニットを取り外す場合、制御システムに、かかる取り外しを知らせる必要がある。これは、例えば適当なボタン、スイッチ(例えば、イジェクトボタン)又は類似のエレメントを作動せることで行うことができる。実際には、この目的のためにタッチスクリーン上に設けられた領域に触れることで行うこともできる。制御システムによってモータが駆動され、ポンプユニット取り外しの指示に従って、固定ブロックが実質的にスピンドル保持部に接触するまで、当該固定ブロックが再び後方に駆動される。(配置という観点からは参照位置に対応する)この脱着及び連結解除位置において、ピストンが再び固定ブロックから引き抜かれる、すなわちピストンの連結が解除される。連結が解除されるとすぐに、クラッチ解放レバーは再度完全な開放状態になり、その結果、オペレーターはポンプ駆動装置を再び取り外すことができる(例えば、図34〜36)。
ポンプユニットを取り外したことも検出される。前記取り外しが検出されると、固定ブロックは挿入位置に移動する。この位置において、再度ポンプユニットを挿入することが可能である。使用済みのポンプユニットが意図に反して繰り返して装着及び連結されるのを防止するために、この手順(すなわち、挿入位置への移動)は時間遅れをもって実行されるのが好ましい。この場合、かかる時間は、ユーザーが脱着及び連結解除位置からポンプユニットを楽に取り外すことができ、著しく遅れることなく新しいポンプユニットを挿入することもできるように、設定される。挿入位置への移動は準備状態の生成に対応する。
ポンプ駆動装置100へのポンプユニット200の挿入、把持装置500へのポンプユニットの装着、及び連結システム130,130’へのピストン250,250’の連結を、図22〜28に基づいて順次説明する。
ポンプシステムが起動する(スイッチオンになる)。制御システム150により制御されて、参照位置及び挿入位置が順次接近する(固定ブロックが対応して移動する)。挿入位置が図22〜28に示されている。この挿入位置では、前述したように、後に挿入されるべきポンプユニット200を仮係止することができる。
オペレーターは、ついで、シリンダー保持部560,560’を通ってポンプユニット200を把持装置500内に押し込む。この状態では、クラッチ解放レバー501,5017は依然として開いた状態である。
オペレーターがポンプを適切に挿入すると、遮断装置272(遮断タブ)が光電式バリア901の二股部の間に導入されるので、当該光電式バリア901の光ビームが遮断され、反射される。光電式バリアは、光ビームの遮断に反応するように構成されている。通常、ポンプユニットは無菌製品とされており、例えば、射出成形されたプラスチック部品として設計されている。ポンプユニットのハウジング部分の材料は、例えばガンマ線により滅菌することができる特殊なポリカーボネイトから作ることができる。この材料は半透明であり、光電式バリアの光ビームを遮断することができない。したがって、本実施の形態における(射出成形されたプラスチック部品の構成要素としての)遮断ユニット272は、光電式バリア内に入り込む部分が当該光電式バリアの送信器から放射された光を反射して、例えば二股の光バリア901である光電式バリアを”始動”させるように構成されている。遮断装置は、例えば、光ビームを反射する、必要に応じてすべてを反射する傾斜面を有している。このことは、反射が全反射であってもよいことを意味している。本実施の形態において、光ビームは遮断装置に当たり、当該遮断装置を貫通し、傾斜面で反射される。このことは、第1の検出信号Dが光ビームの遮断により生成され、すなわち光電式バリアにより提供され、ついで当該信号が制御システム150に伝送されることを意味している。これによりモータが駆動され、スピンドル470,470’を介してピストン保持部700,700’が動かされて、装着及び連結位置に接近する。
ポンプユニット200を把持装置500に挿入するのと同時にマイクロスイッチ801が作動する。この作動はシリンダーブロック211の側壁により行われ、ポンプユニット200を挿入することで当該側壁がマイクロスイッチ801の作動ピン803を押圧してマイクロスイッチ801を作動させる。前述したように、シリンダーブロック211は、ピストン及びスピンドル保持部側の端部が面取りされた傾斜側面を有している。その結果、シリンダーブロック211の側壁、特に一方の側壁は、マイクロスイッチ801を作動させるために当該マイクロスイッチ801の作動ピンの上を容易にガイドされることができる。マイクロスイッチ801を作動させることにより、モータ制御システム150は、ポンプユニット200が挿入されたことを示す。マイクロスイッチのより正確な意義については追って詳述する。
以下、固定ブロック720,720’の移動によるクラッチ解放レバー501,501’の動作、すなわち顎のような開閉(特に図42及び図43参照)について述べる。前述したように、遮断された光電式バリアにより生成され制御システムに送信された信号によって、ピストン保持部が駆動する。
開放スライド570が、当該開放スライドのためのガイド571を介して把持装置500に取り付けられており、ガイド571は前記開放スライド570が前後に摺動できるようなスロットを有している。開放スライド570にはロッカー621が装着されており、このロッカー621は更に両固定ブロック720,720’に支持されている。また、支持デバイス(本例ではネジ部材)721,721’が固定ブロック720,720’の上面に配設されており、両ロッカーアームが支持デバイスと係合したときに、前記支持デバイスがとりわけロッカー621及び開放スライド570を関連する方向に支える。そして、ピストン保持部は、互いに常に同期して動くとはかぎらない、すなわち常に本質的に同じ速度で動くとは限らない。例えば、両ピストン保持部が同期して又は同じ方向に実質的に平行に(又は少なくとも交互の連続したポンプ操作ができないように)把持装置500に向かって、つまり装着及び連結位置に向かって移動すると、開放スライド570も同様にガイド571にガイドされて把持装置500に向かって移動する。もちろん、このことは反対の方向についても当てはまる。ピストン保持部が本質的に同期して動くピストン操作では、ポンプの作動を可能にする位置に開放スライドが残るべきであるので、当該開放スライド及びロッカーは移動しない。
開放スライド570の詳細を図43に示す。開放スライド570は、スロット572を介してガイド571によりガイドされる。また、開放スライド570には、軸ボルト574,574’により支持された上部及び下部滑り軸受573,573’が設けられている。開放スライド570の滑り軸受573,573’はクラッチ解放レバーの内面に沿って滑るように移動し、この移動経路中の内面に開放傾斜台550,550’が設けられている。開放スライド570をスロット572を介してガイド571に沿って走行させ、滑り軸受573,573’が開放傾斜台550,550’に当たってから更に当該開放スライド570を移動させることで、滑り軸受573,573’はクラッチ解放レバー501,501’を離間させる。これにより、クラッチ解放レバー501,501’を完全に開放させることができる。クラッチ解放レバー501,501’の開放は、参照位置の方向において、ピストン保持部及びロッカーを開放スライドとともに引っ込めることにより達成される。逆に、クラッチ解放レバー501,501’の閉止は、反対の動きにより達成される。クラッチ解放レバー501,501’が開放されると、引張スプリング503,503’が伸ばされて当該クラッチ解放レバー501,501’を保持する。図39に示されるように、開放スライド570が完全に引っ込んで、クラッチ解放レバー501,501’が十分に開放されたとき、各滑り軸受573,573’は開放傾斜台550,550’の最も高い位置にある。クラッチ解放レバー501,501’は、ガタガタと音がなるのを防ぐために、把持装置に配設された弾性変形可能なエレメント、好ましくはゴムエレメント505,505’により支持されている。
図24及び図26〜28は、図22の斜視図で示されるものを上面及び側面から見た図である。特に図24から分かるように、ピストン保持部700,700’及び固定ブロック720,720’は引っ込んだ位置(挿入位置)にある。開放スライド570及びロッカー621も引っ込んだ位置にある。特に図27から分かるように、クラッチ解放レバー501,501’は、開放したままの状態(ただし、係止の可能性を存在させるために完全には開いていない)である。図25は、図24のXXV−XXV線断面図である。固定ブロックはスピンドルの延長方向に関して同じ高さであるので、この例では、両固定ブロック720,720’の図は同じである。スプリング710,710’及びそれらの端部ないしはエンド730a,730a’,730b,730b’(図22も参照)を容易に見ることができる。図26は、ポンプユニットを上方から見た図であり、リブ273に遮断タブが設けられたバルブカバーを見ることができる。
図28は、ポンプユニットの側面図であり、圧力ホース105をはっきりと見ることができる。
固定ブロック720,720’を参照位置から挿入位置へ移動させると、図22〜28に示されるように、クラッチ解放レバー501,501’は駆動された状態にあり、軸ボルト502,502’は互いにわずかに近づく。オペレーターがポンプユニット200を挿入すると、係止の位置にある軸ボルトは、シリンダーブロック211(すなわちシリンダーブロックの側面)によって再度わずかに離間するように押圧され、ポンプユニット200は軸ボルトの間から固定装置510内に押し進められる。シリンダーブロックの側面が、離間するように押圧されていた軸ボルトを再び解放するや否や、これらのボルトは(引張スプリング503,503’によって)互いに近づくように移動して、固定リブ273,273’の背後においてバルブカバーの上面及び下面に配置され、ポンプユニット200が係止される。この挿入位置において、クラッチ解放レバーは、係止状態にあるだけなので、いまだ完全には閉止されていない。
(ポンプユニット200を把持装置500に挿入した後の)光電式光バリアの光ビームの遮断(例えば、反射)により生成される信号によって、両連結システム又は連係装置130,130’が駆動され、ピストン保持部700,700’が、引っ込んだ挿入位置から装着及び連結位置へと把持装置500の方向へスピンドルによって前方へ移動する。装着及び連結位置へ移動する間に、(前述したように)クラッチ解放レバーは完全に閉止され、ポンプユニット200は把持装置500内にしっかりと収容される。
固定ブロック720,720’を装着及び連結位置に移動させることによって、当該固定ブロック720,720’はピストンに当たる。前述した係止の目的が、これにより明らかとなる。もしも係止されていなければ、固定ブロックはポンプユニット200を把持装置500から放出してしまうであろう。
固定ブロック720,720’はスピンドル470,470’に設けられており、挿入口770,770’を有している。この挿入口770,770’に、連結ノーズ170,170’が装着及び連結位置にくるようにピストンロッド250,2507を挿入することができる。固定ブロック720,720’を通り抜けて、そのスプリングエンド730a,730a’,730b,730b’がベースプレート651に面する固定ブロックの底面から現れるように(特に図25参照)、スプリング710,710’が固定ブロック720,720’に取り付けられている。図22から分かるように、固定ブロック720,720’におけるベースプレート651に面する底面にはスライド622,622’が設けられている。スライド622,622’は、スライド軸623,623’を介して、把持装置に面する固定ブロック720,720’の前面に装着されている。スライド622,622’は固定ブロック720,720’を介してスライド軸全体に亘り移動自在であり、このことは、固定ブロック及びスライドがお互いに移動可能であることを意味している。
ピストン保持部及び固定ブロックを装着及び連結位置まで更に前進させることで、スライド622,622’は固定ブロック720,720’に収容されて、最終的に把持装置500又は固定装置510においてピストン保持部700,700’に対向する背面に当たる。図44は、ポンプ駆動装置100を底から見た図である。図において、両スライド622,6227を識別することができる。固定装置510は、その後部において少なくともスライドの一部を収容できるように構成されている。例えば、切り欠き506,506’が形成されており、この切り欠き506,506’は、スライド軸623,623’を収容するとともに、スライド自身の後端部をも収容する。基本的には、スライド軸を押し込むことができ、スライドが固定装置の底面に支持されるように構成すれば十分である。
特に図44から分かるように、スライド622,622’は、(ダイヤモンド形状に類似した、又はベンゼン環形状により類似した)拡幅する領域から最大幅部分、及び、この最大幅部分からテーパー領域において、スピンドルの方向と交差するように構成されている。すなわち、スライドは拡張面624a,624a’,624b,624b’を有している。いまだ連結されていない状態(ピストン250,250’がピストン保持部700,700’に連結されていない状態)では、最大幅領域の拡張面624a,624a’,624b,624b’はスプリング710,710’のスプリングエンド730a,730a’,730b,730b’と係合し、当該スプリングを引っ張って”開放する”。ピストン保持部700,700’は、前述したスピンドルの走行によって係止されたポンプユニット200のピストン250,250’に向かって移動し、当該ピストン250,250’が挿入口770,770’内に押し込まれる。ピストン250,250’が固定ブロック内に収容されると、スライド622,622’は固定装置510又は把持装置500の後部に支持され、その結果、スライド622,622’の最大幅領域で挟持されていたスプリングエンドは拡張面からテーパー領域へ摺動し、ピストン250,250’の連結ノーズ170,170’の背後でパチンと合わさる。連結ノーズ170,170’の端部は挿入しやすくするためにテーパー状である。連結ノーズ170,170’をピストン保持部700,707内に挿入すると、ピストンロッド250,250’は、押し引きに抵抗できるように、ピストン保持部700,700’及び固定ブロック720,720’にしっかりと接続される。この時点で、開放スライド570の滑り軸受573,573’は開放傾斜台と非接触の状態になり、当該開放傾斜台よりも低い領域とだけ接触するので、クラッチ解放レバー501,501’は完全に閉止される。
ポンプユニット200は、今や十分に係止され(クラッチ解放レバーの閉止及びピストンの連結)、連結されたピストン250,250’は作動できる態勢にある。図29〜33を用いてポンプ操作を明らかにする。すでに詳述したように、ポンプ操作はスピンドル470,470’、つまりはピストン250,250’の交互の動きによって行われる。ピストン及びスピンドル470,470’は図30において見ることができる。この図にはベローズは示されていない。
図29には医療ポンプ全体、すなわちポンプユニット200が挿入されたポンプ駆動装置100が図示されている。
また、図30からは、ポンプの交互の操作でロッカー621が揺動し、開放スライド570を作動させないことが分かる。開放スライド570は、クラッチ解放レバー501,501’が完全に閉止された位置を維持している。
図32は、図30のXXXII−XXXII線断面図である。この図では、スピンドル470’を備えたスピンドル保持部471’を見ることができる一方において、固定ブロック720の断面が示されている。この断面より、スピンドルの延長方向についてピストン保持部の高さが同じでないことが明らかである。
図31は図30の詳細、すなわち作動ピン803の押圧により作動されたマイクロスイッチ801の詳細が示されている。
図33は、図30に示される構成の側面図である。この図より、ポンプ操作時にはクラッチ解放レバー501,501’が完全に閉止していることが明らかである。
ついで、図34〜36に基づいて、ポンプ駆動装置100からのポンプユニット200の取り外しについて説明する。
オペレーターは取り外しのための適当な信号をモータ制御システム150に与えなければならない。これは、マニュアル又はフットスイッチ(図示せず)の解放又は作動、及び、例えば放出ボタンの作動により行われる。マニュアル又はフットスイッチを解放するとすぐに、スピンドル、ひいてはピストンがその場で停止する。すなわち、スピンドル及びピストンは、停止信号にただちに反応する。このようにすることで初めて、アプリケーターを介して流体が対応する箇所へ連続して供給されるのを防ぐことが可能となる。
更なる信号、例えば他のスイッチ(放出ボタン)の作動により、モータ制御システム150によって係止解除のプロセスが開始される。なお、実際には、(前述したような)タッチスクリーンが一般的に用いられる。すなわち、スイッチの作動は、スクリーンの関連する領域の接触であると理解されるべきである。
モータは、ピストンが連結されたままの状態でスピンドル及び固定ブロック720,720’を脱着及び連結解除位置(原則として、これが参照位置である)まで後方に駆動させる。この場合、固定ブロックがその後方位置に達すると、スライド622,622’は更なるロッカー625に突き当たる。このロッカー625は、スピンドル保持部471,471’間のリブに配設されており、ベースプレートに接続されている。また、特に図44において特定することができる。”通常の”ポンプ操作においては、(スライドを作動させないために)ピストンとともに前後に動く前記ロッカーは、スライド622,622’のリミットストッパーとして機能する。両スライド622,622’がロッカー624に突き当たると当該ロッカー624は経路から外れることはできないので、スライド622,622’はスライド軸623上をピストンに向かって移動し、その結果、スライドの側面がスプリングエンド730a,730a’,730b,730b’間に当たり、スプリング710,710’を拡張することが可能になる。原則として、固定ブロック及びスライドは、前記ロッカーに当接すると、個々の固定ブロックの位置に応じて互いに移動可能である(これらは互いに離れるように動く)。その結果、ピストン250,250’の連結ノーズ170,170’が解放される。通常のポンプ操作時には、ロッカー625がロッカーのような動きをするので、当該ロッカー625はスライド622,622’のリミットストッパーとして機能することができない。その結果、スライドは、スプリングエンドと係合してピストンの連結を解除することができない。
スピンドル保持部に向かって後方に、すなわち脱着及び連結解除位置に移動するのと同時に、クラッチ解放レバーが開放する(固定ブロックはロッカー621、ひいては開放スライド570を拾い、当該開放スライド570を後方に運ぶ)。しかしながら、ピストン250,250’と固定ブロック720,720’との連結が解除されたときに初めてクラッチ解放レバーが完全に開放されるような機構にされている。この場合、仮係止段階はもはや設定されない。本明細書で述べた連結解除及び係合解除の順序(最初にピストンの係合解除で、ついで把持装置の係合解除)が設定されるのが好ましく、その結果、オペレーターは、ピストンの連結が解除されたときにポンプユニットを把持装置から取り外すだけでよい。そうでなければ、オペレーターは、開放された把持装置内に配置されている、連結解除が未だなされていないポンプユニットを引っ張る惧れがある。この場合、ポンプシステムが損傷する可能性がある。
オペレーターは、ポンプ駆動装置100からポンプユニット200を問題なく取り外すことができる。ポンプユニットが実際に取り外されると、シリンダーブロック211(又は側壁)はもはや作動ピンを押圧しなくなるので、マイクロスイッチ801の作動ピン803は解放される(マイクロスイッチが非作動状態になる)。こうして、第2の検出信号D’が生成され、モータ制御システム150に送信される。これにより、モータは、新しいポンプユニットが挿入可能な位置(挿入位置)へピストン保持部700,700’及び固定ブロック720,720’を移動させる。その結果、ポンプ駆動装置100は新しいポンプユニットを挿入することができる状態になる。この挿入位置では、ポンプ駆動装置は待機位置にある。
図34は、まだポンプ駆動装置100に連結されているポンプユニット100を上方から見た図である。固定ブロック720,720’は引っ込んだ位置にあり、開放スライド570も同様にロッカー570とともに後方に引っ張られている。その結果、図36から分かるように、ポンプユニット200を取り外すために完全に開放されている。
図35は、図34のXXXV−XXXV線断面図である。この断面図から明らかなように、連結解除時における固定ブロック720,720’は、ピストンの延長方向に関して同じ高さにある。
図37は、モータ110,110’によってピストン保持部700,700’が参照位置にあるポンプ駆動装置100を示す図である。図からは、挿入位置と参照位置とがほとんど同じように見えたとしても、固定ブロック720,720’は、各位置において異なって配置されていることに注目すべきである。
図38は、図24において既に示したが、ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置を若干拡大した図である。図39は、図38のXXXIX−XXXIX線断面図である。この図において、特に開放スライドのガイド571を見ることができる。開放スライド570は、後方に引っ込んだ挿入位置においてロッカー621とともに固定ブロック720,720’の上方にある。この点で、滑り軸受573,573’は開放傾斜台550,550’の最も高いレベルに位置しており、クラッチ解放レバー501,501’が開放されている。
図40は、図30に係る、ポンプユニットが連結されたポンプ駆動装置を若干拡大した図である。図41は、図40のXLI−XLI線断面図である。この場合、ポンプユニット200は把持装置500内に挿入されており、シリンダー210の断面がシリンダーブロック211の構成部品として示されている。軸ボルト502,502’は、クラッチ解放レバーが閉止されているので、互いにできるだけ近づけられている。
光電式バリア及びマイクロスイッチ(又は微少なプッシュボタン)により生成された信号は、モータ制御システム又は制御システム150に送信される。しかしながら、ポンプユニットをポンプ駆動装置に挿入すると、光電式バリアの作動により生成される信号が提供され、この信号は制御システムにより評価される。そして、基本的に、この信号によってのみ装着及び連結可能なポンプユニットが挿入されたことが表される。光電式バリアが”作動する”、すなわち光ビームが遮断又は反射されるように、ポンプユニットがポンプ駆動装置に挿入されると、当該ポンプユニットとポンプ駆動装置とが所定の相対位置を占め(ポンプユニットが挿入されたことを表す)、信号、すなわち第1の検出信号がモータの作動を開始させ、スピンドルを介して固定ブロックを最終的に移動させる。装着及び連結位置、並びに該当する場合には待機位置が、この信号に基づいて実現される。ポンプ操作はこの位置で開始することができる。ポンプ操作が中断され、ポンプユニットの取り外しが必要になると、固定ブロックは脱着及び連結解除位置に移動される。ポンプユニットを把持装置から取り外すとマイクロスイッチが非作動状態になり、生成され且つ制御システムに送信された第2の検出信号により制御システムがモータを作動し、固定ブロックは挿入位置に移動する。新しいポンプユニットの挿入が可能になる。挿入位置は基本的に待機状態又は受入状態と解すべきである。
センサ、すなわち検出手段のおかげで、特にポンプユニットのポンプ駆動装置への装着及び連結、ひいては医療ポンプの動作状態の実現は、システムによって自動的に開始される。前の使用に続いて、ポンプ駆動装置を挿入位置に配置することも、例えばマイクロスイッチ又は微小なプッシュボタンの非作動によって、これらの実施の形態においては自動的に実行することができる。
必要に応じて、少なくとも2つの検出手段が制御システムに信号を送信したときにだけ装着及び連結を開始させることも可能であり、両信号が送信されたときにだけモータが作動される。しかしながら、前述した実施の形態では、光電式バリアの信号だけが装着及び連結のための検出信号として評価されている。
E 使い捨て部品
B オペレーター
D,D’ 検出信号
5 圧力ホース
6 流体入口
7 流体出口
8 アプリケーター
9 リザーバー
10 ポンプ駆動装置
11,11’ モータ
12,12’ ギヤ
13,13’ 冷媒システム、連結装置
14 固定バルブ
15 モータ制御システム
16,16’ 圧力チャンバー
17,17’ 連結ノーズ
18 スプリング
19 ボール
20 ポンプユニット
21,21’ シリンダー
22,22’ ピストン
23,23’ シール
24,24’ ロールダイヤフラム
25,25’ ピストンロッド
26,26’ 吸引バルブ
27,27’ 圧力バルブ
28 隙間
29 シリンダーヘッド
30 サーボモータ
31 動力計
32 コントローラー
33 スプリング
34 プッシュロッド
35 圧力調整バルブ
36 バルブダイヤフラム
37 アダプタースリーブ
38 圧着チューブ
39 内チューブ
45 スプリングタブ
46 把持ノーズ
47,47’ スピンドル
48,48’ 歯付ベルト
50 把持装置
51,51’ 爪部
52,52’ 爪固定部
53 圧縮スプリング
54 固定ブロック
55,55’ 開放傾斜台
56,56’ シリンダー保持部
57 開放スライドバルブ
58 スプリング
59,59’ 固定ねじ
60,60’ 細長の孔
61 開放タブ
62 ロッカーアーム
63 ロッカーアームベアリング
64,64’ タブ
65 フレーム
70 ピストン保持部/ロック装置
71,71’ スプリング
72,72’ 固定ブロック
73,73’ スプリングエンド
74 分割レバー
75 ベアリング
76,76’ 拡張面
77,77’ 挿入口
78,78’ 旋回端
100 ポンプ駆動装置
105 圧力ホース
110,110’ モータ
130,130’ 連結システム、連結装置
150 モータ制御システム、制御システム
170,170’ 連結ノーズ
200 ポンプユニット
210,210’ シリンダー
211 シリンダーブロック
240,240’ ベローズ
250,250’ ピストン、ピストンロッド
271 バルブカバー
272 遮断手段
273,273’ 固定リブ
470,470’ スピンドル
471,471’ スピンドル保持部
480,480’ 歯付ベルト
500 把持装置
501,501’ クラッチ解放レバー
502,502’ 軸ボルト
503,503’ 引張スプリング
504,504’ 円筒ピン
505,505’ 弾性エレメント
506,506’ 切り欠き
510 固定手段
520 固定フレーム
550,550’ 開放傾斜台
560,560’ シリンダー保持部
570 開放スライド
571 開放スライドガイド
572 ガイドスロット
573,573’ 滑り軸受
574,574’ 軸ボルト
621 ロッカー
622,622’ スライド
623,623’ スライド軸
624a,624a’ 拡張面
624b、624b’ 拡張面
625 ロッカー
651 ベースプレート
652 ベアリング台
700,700’ ピストン保持部
710,710’ スプリング
720,720’ 固定ブロック
721,721’ 接続手段
730a,730a’,
730b,730b’ スプリングエンド
770,770’ 挿入口
801 マイクロスイッチ
802 圧縮スプリング
803 作動ピン
901 光電式バリア
902 プラグエレメント

Claims (18)

  1. 特に水ジェット手術に使用される医療ポンプであって、
    A2つのピストン(22,22’,25,25’,250,250’)を備えており、当該ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)を関連するシリンダー(21,21’,210,210’)内で移動させるポンプユニット(20,200)と、
    ポンプ駆動装置(10,100)と
    を備えており、
    このポンプ駆動装置(10,100)は、
    B−1前記ポンプユニット(20,200)を、当該ポンプ駆動装置(10,100)に装着するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から脱着するための開閉可能な把持装置(50,500)と、
    B−2前記ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)を、前記ポンプ駆動装置(10,100)に連結するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から取り外すための開閉可能な連結装置(13,13’,30,130’)と、
    B−3標準的な動作状態において前記ピストン(22,22’,25,25’、250,250’)を交互に移動させることでポンプユニット(20,200)を駆動させる制御システム(15,150)及び少なくとも1つの駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)であって、
    当該駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)は、前記ポンプユニット(20,200)を前記ポンプ駆動装置(10,100)に装着するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から脱着するために前記把持装置(50,500)の開閉を制御するとともに、前記ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)をポンプ駆動装置(10,100)に連結するか又は当該ポンプ駆動装置(10,100)から取り外すために前記連結装置(13,13’,130,130’)の開閉を制御するように構成されており、
    前記把持装置の開閉及び前記連結装置の開閉は、旋回可能なロッカーアームの両タブが係合して開放スライドを移動させ、前記把持装置を開閉するように、かつ、旋回可能な分割レバーの拡張面が係合してスプリングエンドを移動させ、前記連結装置を開閉するように、前記2つのピストンを同期して動かすことで行われる駆動手段及び制御システムと、
    B−4前記制御システム(15,150)の入口に通信可能に接続された検出手段(801,901)であって、前記ポンプユニット(20,200)と前記ポンプ駆動装置(10,100)との所定の相対位置を規定する挿入状態を検出し、ポンプ駆動装置(10,100)内にポンプユニット(20,200)が存在することを示す第1の検出信号(D)を、駆動手段を制御するために前記制御システム(15,150)に送信するように構成された検出手段(801,901)と
    を備えており、
    前記第1の検出信号(D)を処理する制御システム(15,150)は、前記動作状態を作り出すために駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)を制御するように構成されていることを特徴とする医療ポンプ。
  2. 前記制御システムの入力部に通信可能に接続されており、当該制御システムの信号を送信する少なくとも1つの入力エレメントが設けられており、
    信号を処理するための制御システムは、前記把持装置(50,500)及び/又は連結装置(13,13’,130,130’)によって脱着及び取り外し位置が決められるように構成されている請求項1に記載の医療ポンプ。
  3. 前記検出手段(801,901)は、ポンプ駆動装置(10,100)内にポンプユニット(20,20’)が存在しないことを示す第2の検出信号(D’)を、駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)を制御するために前記制御システム(15,150)に送信するように構成されており、
    前記第2の検出信号(D’)を処理するための制御システム(15,150)は、待機状態を作り出すために駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)を制御するように構成されている請求項1又は2に記載の医療ポンプ。
  4. 前記検出手段は光電式バリア(901)を備えており、当該光電式バリア(901)の光ビームを遮断する遮断装置(272)がポンプユニット(200)に設けられており、前記光電式バリア(901)が第1の検出信号(D)を供給する請求項1〜3のいずれかに記載の医療ポンプ。
  5. 前記光電式バリアが二股の光バリアである請求項4に記載の医療ポンプ。
  6. 前記光電式バリアが、当該光電式バリアの送信器から発せられる光の反射に応じるように構成されている請求項4又は5に記載の医療ポンプ。
  7. 前記検出手段が、第2の検出信号(D’)を供給するプッシュボタン又はスイッチ手段(801)を有している請求項3〜6のいずれかに記載の医療ポンプ。
  8. 前記プッシュボタン又はスイッチ手段(801)がマイクロスイッチ又は微少なプッシュボタンである請求項7に記載の医療ポンプ。
  9. 前記ポンプ駆動装置(10,100)が第1のスナップ式接続手段(51,51’,72,72’,71,71’,502,502’,720,720’,710,710’)を有すると共に、前記ポンプユニットが第2のスナップ式接続手段(46,17,17’,273,273’,170,170’)を有しており、
    ポンプユニット(20,200)のポンプ駆動装置(10,100)への装着又は当該ポンプ駆動装置(10,100)からの脱着、及び/又は、ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)のポンプ駆動装置(10,100)への連結又は当該ポンプ駆動装置(10,100)からの連結解除が、前記第1のスナップ式接続手段と第2のスナップ式接続手段との係合又は係合解除により行われる請求項1〜8のいずれかに記載の医療ポンプ。
  10. 前記ポンプ駆動装置(100)の第1のスナップ式接続手段が、把持装置(500)の軸ボルト(502,502’)、並びに、連結装置(130,130’)の固定ブロック(720,720’)及び関連するスプリング(710,710’)である請求項9に記載の医療ポンプ。
  11. 前記ポンプユニット(200)の第2のスナップ式接続手段が、バルブカバー(271)の固定リブ(273,273’)及びピストンエンドの連結ノーズ(170,170’)であり、前記把持装置及び連結装置が閉止されたときに、前記軸ボルト(502,502’)が固定リブ(273,273’)と協働し、前記固定ブロック(720,720’)及び関連するスプリング(710,710’)が連結ノーズ(170,170’)と協働する請項10に記載の医療ポンプ。
  12. 前記第1のスナップ式接続手段が、把持装置(50)の爪部(51,51’)、並びに、連結装置(13,13’)の固定ブロック(72,72’)及び関連するスプリング(71,71’)である請求項9に記載の医療ポンプ。
  13. 前記第2のスナップ式接続手段が、シリンダーヘッド(29)の固定ノーズ(46)、及び、ピストンエンドの連結ノーズ(17,17’)であり、
    前記把持装置及び連結装置が閉止されたときに、前記爪部(51,51’)が固定ノーズ(46)と協働し、前記固定ブロック(72,72’)及び関連するスプリング(71,71’)が連結ノーズ(17,17’)と協働する請項12に記載の医療ポンプ。
  14. 前記制御システム(15,150)は、前記駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)により行われる前記第1及び第2のスナップ式接続手段の自動噛み合いによって、把持装置(50,500)及び/又は連結装置(13,13’,130,130’)の閉止が達成され、当該駆動手段により行われる前記スナップ式接続手段の自動解除によって把持装置(50,500)及び/又は連結装置(13,13’,130,130’)の開放が達成されるように構成されている請求項9〜13のいずれかに記載の医療ポンプ。
  15. 前記駆動手段(11,11’,12,12’,110,110’,120,120’)が、少なくとも1つのスピンドル(47,470’)及び当該スピンドル(47,470’)を制御可能に駆動する少なくとも1つのモータ(11,110)を有するリニア駆動体からなる請求項1〜14のいずれかに記載の医療ポンプ。
  16. シリンダー(21,21’)内に2つのピストンが配設されており、ポンプ駆動装置(10,100)は、ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)を交互に移動させる請求項1〜15のいずれかに記載の医療ポンプ。
  17. 前記モータ制御システム(15,150)は、ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)が一定の速度で移動できるように構成されている請求項1〜16のいずれかに記載の医療ポンプ。
  18. 前記駆動手段は、把持装置(50,500)及び/又は連結装置(13,13’,130,130’)を開放又は閉止させるために、前記ピストン(22,22’,25,25’,250,250’)が交互の動作から外れて動作するべく制御できるように、好ましくは2つのモータ(11,11’,110,110’)又はギヤを備えたモータからなる請求項1〜17のいずれかに記載の医療ポンプ。
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