JP5137658B2 - 長波長帯域面発光レーザ素子 - Google Patents

長波長帯域面発光レーザ素子 Download PDF

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Description

この発明は、高屈折率層と低屈折率層の周期構造から形成される下部多層膜反射鏡と、高屈折率層と低屈折率層の周期構造から形成される上部多層膜とをn型GaAs基板上に形成した長波長帯域面発光レーザ素子に関する。
波長1000〜1700nmの長波長帯域のレーザ光を出力し、動作速度が10Gbps以上の面発光レーザ(VCSEL)素子が、光インターコネクションや光通信の分野において、今後大量に必要とされると考えられている。
従来の面発光レーザ素子として、半導体からなる上部および下部多層膜反射鏡の間に活性層を積層してDBR(Distributed Bragg Reflector)ミラーを構成し、さらに電流注入効率を上げるために、電流経路を制限する電流狭窄層を形成し、半導体基板に対して垂直な方向にレーザ光を放射する垂直共振器型面発光レーザ素子が開示されている(特許文献1参照)。
ここで、DBRミラーにおける光吸収を低減するために光吸収起因となる不純物の濃度を5×1017cm−3以下としたアンドープDBRミラーを、最近の長波長帯VCSELでは採用している研究機関が多い。この場合、基板は半絶縁性基板(SI基板;semi-insulating substrate)となり、電極はn型、p型共にエピ側から取る。さらに、信頼性向上のためにシリコンなどのn型不純物を添加したn型のGaAs基板を採用した面発光レーザ素子が提案されている。しかしながら、これまでは、n型GaAs基板上に、不純物の濃度を5×1017cm−3以下としたアンドープDBRミラーを採用した長波長帯VCSELは報告されていなかった。
特開2005−252032号公報
しかしながら、n型GaAs上にアンドープDBRミラーを積層した場合、n型GaAs基板とアンドープDBRミラーとの格子不整合によって転位が発生し、面発光レーザ素子の信頼性が低下してしまうという問題が我々の実験で初めて明らかになった。
本発明は、n型GaAs上にアンドープDBRミラーを積層した場合であっても転位の発生を低減した高信頼性の長波長帯域面発光レーザ素子を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、n型GaAs基板と、前記基板上に積層され、高屈折率層と低屈折率層の周期構造から形成される下部多層膜反射鏡と、高屈折率層と低屈折率層の周期構造から形成される上部多層膜反射鏡とを有する光共振器と、前記下部多層膜反射鏡と前記上部多層膜反射鏡との間に設けられ、光を発生する活性層と、前記共振器内から引き出されたp型電極およびn型電極と、を備えた長波長帯域面発光レーザ素子において、前記下部多層膜反射鏡の低屈折率層は、Al、Ga、Asを含んだ半導体材料で形成され、前記半導体材料のIII族サイトに前記Alが占める濃度が80%以上100%以下であり、前記下部多層膜反射鏡および前記上部多層膜反射鏡の全体におけるドナーもしくはアクセプター不純物濃度の平均値が5×1017cm−3以下であり、前記n型GaAs基板は、1×1016cm−3以上1.5×1018cm−3以下の濃度のシリコンを含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記下部多層膜反射鏡のIII族を占めるAlの平均Al組成Xと、前記n型GaAs基板のシリコン濃度Ycm−3とは、1×1016≦Y≦−8.8×1019+6.4×1019X−1×1019の関係を満たすことを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記n型GaAs基板のシリコン濃度は、1×1017cm−3以上1×1018cm−3以下であることを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記下部多層膜反射鏡は、基板側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が1×1018〜1×1021cm−3であり、活性層側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が1×1015〜1×1018cm−3であり、前記下部多層膜反射鏡全体におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が5×1017cm−3以下であることを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記下部多層膜反射鏡は、窒素又は燐を0.01%以上含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記下部多層膜反射鏡の一部は、カーボンを1×1018cm−3以上含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記下部多層膜反射鏡の一部は、シリコンを1×1018cm−3以上含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記下部多層膜反射鏡の光分布の節付近におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度は、1×1018〜1×1021cm−3であることを特徴とする。
また、この発明にかかる長波長帯域面発光レーザ素子は、前記上部多層膜反射鏡の少なくとも一部は、誘電体で構成されることを特徴とする。
本発明によれば、下部多層膜反射鏡の低屈折率層を形成するAl、Ga、Asを含む半導体材料のIII族サイトに格子定数の大きいAlが占める濃度を80%以上100%以下とし、さらに下部多層膜反射鏡および上部多層膜反射鏡の全体におけるドナーもしくはアクセプター不純物濃度の平均値を5×1017cm−3以下とした場合であっても、n型GaAs基板における格子定数の小さいシリコン濃度を1×1016cm−3以上1.5×1018cm−3以下の濃度とすることによって、n型GaAs基板と下部多層膜反射鏡との格子不整合による転位発生を低減し、長波長帯域面発光レーザ素子の信頼性を高めることが可能になる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各層の厚みと幅との関係、各層の比率などは、現実のものとは異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
図1および図2は、本実施の形態にかかる長波長帯域の面発光レーザ素子100の要部構成を示す図である。図1は平面図であり、図2は、図1中に示したII−II矢視断面を示す断面図である。これらの図に示すように、面発光レーザ素子100は、面方位(001)のn−GaAs基板1上に積層された下部多層膜反射鏡として機能するアンドープの下部DBRミラー2、n型コンタクト層3、n型電極4、n型クラッド層5、活性層6、p型クラッド層7、電流狭窄層8、p型クラッド層9、p型コンタクト層10、p型電極11および上部多層膜反射鏡として機能する上部DBRミラー12を備える。このうち、n型クラッド層5と、その上に積層された活性層6、電流狭窄層8、p型クラッド層7およびp型クラッド層9とは、エッチング処理等によって柱状に成形されたメサポストとして形成されている。なお、メサポスト径はたとえば直径30μmである。
下部DBRミラー2は、たとえば0.1μmの厚さでn−GaAs基板1上に積層されたアンドープGaAsバッファ層上に形成される。アンドープの下部DBRミラー2は、低屈折率層として機能するAl、Ga、Asを含む半導体層と、高屈折折率層として機能するGa、Asを含む半導体層とを1ペアとする複合半導体層が複数ペア積層された半導体多層膜ミラーとして形成されている。アンドープの下部n型DBRミラー2の複合半導体層を構成する各層の厚さは、λ/4n(λ:発振波長、n:屈折率)とされている。そして、下部DBRミラー2は、下部DBRミラー2全体における不純物濃度の平均値が5×1017cm−3以下であるアンドープDBRミラーである。
n型コンタクト層3は、アンドープの下部DBRミラー2上にn−GaAsを材料として形成される。n型コンタクト層3の厚さは、(3λ)/4とされている。n型クラッド層5は、n型コンタクト層3上にn−GaAsを材料として形成される。p型クラッド層7は、後述する活性層6上にp−GaAsを材料として形成される。p型クラッド層9は、後述する電流狭窄層8上にp−GaAsを材料として形成される。そして、p型コンタクト層10は、p型クラッド層9上にp−GaAsを材料として形成される。p型コンタクト層10の厚さは、λ/4とされている。
電流狭窄層8は、p型クラッド層7上に形成されており、電流狭窄開口部としての開口部8aと選択酸化層8bとから構成されている。電流狭窄層8は、例えば厚さ30nmのAl0.98Ga0.02AsからなるAl含有層によって形成される。選択酸化層8bは、このAl含有層が外周部から積層面に沿って所定範囲だけ酸化されることで輪帯上に形成されている。選択酸化層8bは、絶縁性を有し、p型電極11から注入される電流を狭窄して開口部8a内に集中させることで、開口部8a直下における活性層6内の電流密度を高めている。なお、開口部8aの電流開口径はたとえば直径6μmである。
活性層6は、たとえばGa0.65In0.350.01As0.99/GaAsからなる複合半導体層が3層積層された多重量子井戸構造(MQW:Multiple Quantum Well)を有し、p型電極11から注入されて電流狭窄層8によって狭窄された電流をもとに1μm〜1.7μmの自然放出光を発する。Ga0.65In0.350.01As0.99層は量子井戸として機能し、たとえば7.3nmの厚さを有する。また、GaAs層は障壁層として機能し、たとえば9nmの厚さを有する。この自然放出光は、共振器としての下部DBRミラー2と上部DBRミラー12との間で活性層6を含む各層に対して垂直方向に共振されて増幅された後、上部DBRミラー12上からレーザ光として射出される。なお、電流狭窄層8は、この活性層6から3λ/4離した位置に形成される。そして、n型コンタクト層3、n型クラッド層5、活性層6、p型クラッド層7、電流狭窄層8、p型クラッド層9およびp型コンタクト層10は、3λ光共振器を構成する。
上部DBRミラー12は、p型コンタクト層10上に形成される。上部DBRミラー12は、例えばSiN/SiO2からなる複合誘電体層が複数ペア(たとえば5ペア)積層された誘電体多層膜ミラーとして形成されており、下部DBRミラー2と同様に各層の厚さがλ/4nとされている。上部DBRミラー12は、例えば、メサポストを含む範囲に所定層数の誘電体多層膜を成膜し、この誘電体多層膜のうち開口部8aの直上部以外の周囲領域をエッチングする(エッチング工程)ことで形成される。
p型電極11は、p型コンタクト層10上に積層され、上部DBRミラー12に沿って取り囲むようにリング状に形成されている。一方、n型電極4は、n型コンタクト層3上に積層され、メサポストの底面部をその積層面に沿って取り囲むようにC字状に形成されている。これらp型電極11およびn型電極4は、それぞれp型引出電極14およびn型引出電極13よって、図示しない外部回路(電流供給回路等)に電気的に接続されている。なお、各層の成長は、MBE、ガスソースMBE、CBE、MOCVDの各成長方法のいずれか一つを用いて行なえばよい。
ここで、従来の面発光レーザ素子においては、n型GaAs上にドープドDBRミラーを積層した場合、n型GaAs基板とDBRにおける、フリーキャリア吸数を受けて、しきい値の増加、スロープ効率の低下、光出力の低下という問題があった。
まず、従来の面発光レーザ素子について説明する。図3は、従来技術にかかる面発光レーザ素子を模式的に表した断面斜視図である。図3に示すように、従来技術にかかる面発光レーザ素子は、面方位(100)のn−GaAs基板101、n型の下部DBRミラー102、n−GaAsクラッド層105、活性層106、p−GaAsクラッド層107、開口部108aおよび選択酸化層108bからなる電流狭窄層108、p−GaAsクラッド層109、p型の上部DBRミラー112が順次積層したものである。そして、n−GaAsクラッド層105から上部DBRミラー112まではメサポスト構造を有し、このメサポストはたとえばポリイミド115で埋め込んである。また、上部DBRミラー112とポリイミド115との上面には開口部を有するp側電極111、n−GaAs基板101の下面にはn側電極104がそれぞれ形成されている。ここで、下部DBRミラー102は、層厚がそれぞれλ/4nのAl0.9Ga0.1As層とGaAs層とを1ペアとする多層膜が35.5ぺア積層したものである。
従来の面発光レーザ素子は、ドーパントの濃度を1×1018cm−3程度としたドープドDBRミラーを採用し、さらに結晶欠陥(EPD:Etch Pit Density)が確実に500cm−2未満となるようにn型不純物であるシリコン(Si)を3〜4×1018cm−3程度添加したn−GaAs基板101を採用している。そこで、図1及び図2に示すような、アンドープDBRを用いた長波長帯VCSELの開発を開始した。
ここで、下部DBRミラー2の低屈折率層を形成するAlGaAsは、高組成のAlを含むためGaAsよりも格子定数が格段に大きくなる。また、SiはGaAsの格子定数を小さくする機能があるため、Siが多量に添加されたn−GaAs基板1は、Siが添加されていないGaAsと比較し格子定数が小さくなる。したがって、n−GaAs基板1上にAlGaAs層を低屈折率層として含む下部DBRミラー2を積層した場合、n−GaAs基板1の格子定数と下部DBRミラー2の格子定数とに大きな差が生じてしまい、この格子不整合による歪みの蓄積によって転位が発生し、面発光レーザ素子の信頼性が低下してしまうという問題があった。実際に、Si濃度が4×1018cm−3であるn−GaAs基板101上にアンドープの下部DBRミラー2を形成したところ、AlAs/GaAs(31ペア)の場合には1×10cm−2もの転移が発生し、AlGaAs/GaAs(37ペア)の場合には1×10cm−2の転移が発生してしまい、所望の歩留まりを達成することができなかった。
これに対し、本実施の形態にかかる面発光レーザ素子100は、下部DBRミラー2の低屈折率層を形成するAl、Ga、Asを含んだ半導体材料のIII族サイトを示すAl濃度と、n−GaAs基板1に含まれるSi濃度とを制御することによって、n−GaAs基板1の格子定数と下部DBRミラー2の格子定数との差を小さくし、基板およびDBRミラーに蓄積される歪を低減して歪に起因する転位を低減している。
まず、下部DBRミラー2を構成する低屈折率層の半導体材料のAl濃度について説明する。下部DBRミラーの低屈折率層のAl濃度を80%未満の低い濃度とした場合には、低屈折率層の1層あたりの熱抵抗が上がってしまうとともに高屈折率層との反射率差を確保するためペア数を上げざるを得なくなってしまうため、下部DBRミラー2の熱抵抗が高くなってしまい、特に高温動作時において十分な出力を確保することが困難となる。このため、下部DBRミラー2の低屈折率層のAl濃度は、GaAsによって形成される高屈折率層との反射率差の確保、低屈折率層のペア数の抑制、熱抵抗上昇の抑制、高温動作時における出力確保のため、80%以上必要である。
そして、このように下部DBRミラー2の低屈折率層のAl濃度を80%以上とした場合には、高組成のAlを含むためGaAsよりも格子定数が格段に大きくなる。さらに、Siが多量に添加されたn−GaAs基板1を使用した場合には、n−GaAs基板1の格子定数と下部DBRミラー2の格子定数とに大きな差が生じてしまい、この格子不整合による歪みの蓄積によって転位が発生し、面発光レーザ素子の信頼性が低下してしまう。そこで、本実施の形態においては、実際にn−GaAs基板1に各濃度のSiを添加し、Al濃度をそれぞれ変えた下部DBRミラー2を形成した場合における各転位密度を検証した上で、所定の転位密度以下となるようにn−GaAs基板1に含まれるシリコン濃度を調整している。
図4は、下部DBRミラー2の低屈折率層として各Al濃度のAlGaAs層を積層した場合におけるn型基板中のSi濃度と転位密度との関係を示す図である。図4における曲線l1は、下部DBRミラー2の低屈折率層としてAl濃度100%のAlAs層を積層した場合におけるn型基板中のSi濃度と転位密度との関係を示し、図4における曲線l2は、下部DBRミラー2の低屈折率層としてAl濃度80%のAl0.8Ga0.2As層を積層した場合におけるn型基板中のSi濃度と転位密度との関係を示す。また、曲線l1は、AlAs層とGaAs層とを31ペア積層した場合に対応し、曲線l2は、Al0.8Ga0.2As層とGaAs層とを37ペア積層した場合に対応する。
図4に示すように、Al濃度を100%とした場合、n−GaAs基板のSi濃度が1×1017cm−2である場合には転位密度は1×10cm−2となり、Si濃度が1.5×1018cm−2である場合には転位密度は1×10cm−2となり、さらに、従来と同様にSi濃度が4×1018cm−3である場合には、転位密度は1×10cm−2まで上昇してしまう。そして、Al濃度を80%とした場合、n−GaAs基板のSi濃度が1×1017cm−2である場合には転位密度は1×10cm−2まで低くなり、Si濃度が1.5×1018cm−2である場合には転位密度は1×10cm−2となるものの、さらに従来と同様にSi濃度が4×1018cm−3である場合には転位密度は1×10cm−2となる。このように、低屈折率層のAl濃度を80%とした場合と、Al濃度を100%とした場合とでは、転位密度の差は2桁程度となってしまう。
ここで、1×10cm−2の転位密度の場合には、10μm角に0.01本の密度で転位が存在することになる。すなわち、1×10cm−2の転位密度の場合には、面発光レーザ素子のメサ構造に0.01本程度の本数で転位があることになり、1チャンネルあたりの歩留まりは99%となる。そして、たとえば10チャンネルアレーにおける歩留まりを90%以下とするためには、1チャンネルあたりの歩留まりを99%以下にする必要がある。このため、10チャンネルアレーにおいて歩留まりを90%以上確保するためには、転位密度を1×10cm−2以下とする必要がある。
したがって、図4の曲線l2に示すように、転位密度1×10cm−2とするためには、下部DBRミラー2の低屈折率層のAl濃度が80%である場合、n−GaAs基板1のSi濃度を1.5×1018cm−3にする必要がある。すなわち、n−GaAs基板1のSi濃度の上限は、1.5×1018cm−3であるといえる。さらに、Al濃度100%である場合には、転位密度1×10cm−2を達成するには、Si濃度を1×1016cm−3程度以下にすることが必要である。
そして、GaAs基板における結晶欠陥(EPD:Etch Pit Density)は、5000以下に抑制する必要があり、望ましくは、500cm−2以下とする必要がある。このEPD量は、Si添加量が増加するにしたがって低下する。具体的には、Si添加量が1〜4×1018cm−3である場合にはEPDは確実に500cm−2以下となり、Si添加量が1×1016cm−3未満である場合にはEPDが5000cm−2を超えてしまう。したがって、EPDを5000cm−2以下に抑制するためには、n−GaAs基板のSi濃度を1×1016cm−3にする必要がある。すなわち、n−GaAs基板1のSi濃度の下限は、1×1016cm−3であるといえる。このように、本実施の形態においては、n−GaAs基板1のSi濃度を1×1016cm−3以上1.5×1018cm−3以下として、転位発生防止とEPD抑制との双方を実現する。
さらに、実際に、下部DBRミラー2の低屈折率層のAl濃度が80%または100%である場合に限らず、80〜100%の各濃度についても、n−GaAs基板1のSi濃度の許容量について検証した。この下部DBRミラー2の低屈折率層の各Al濃度に対するn−GaAs基板1のSi濃度の上限値を求めた結果を図5に示す。なお、横軸は、低屈折率層および高屈折率層の双方を合わせた下部DBRミラー2の平均Al組成となるため、実際の低屈折率層のAl濃度は、この平均Al組成の2倍となる。
図5の曲線l3は、下部DBRミラー2の低屈折率層の各Al濃度と許容できるn−GaAs基板1のSi濃度の値との関係を示すものである。なお、図5の曲線l3は転位密度の上限値を1×10cm−2としたものである。また、図中Luは前述したn−GaAs基板1のSi濃度の上限値1.5×1018cm−3であり、図中Liはn−GaAs基板1のSi濃度の下限値1×1016cm−3である。
この図5の結果より、曲線l3以下となるように、n−GaAs基板1のSi濃度と下部DBRミラー2の低屈折率層の各Al濃度とを調整することによって、転位密度を1×10cm−2未満に抑制することができる。そして、n−GaAs基板1のSi濃度を、Si濃度の下限値Li1×1016cm−3以上とすることによって、n−GaAs基板1のEPDも5000cm−2以下とすることができる。すなわち、下部DBRミラー2のIII族を占めるAlの平均Al組成Xと、n−GaAs基板1のSi濃度をYとした場合、この平均Al組成XとSi濃度Yとは、以下の(1)式の関係を満たせばよい。
1×1016≦Y≦―8.8×1019+6.4×1019X−1×1019 ・・・(1)
さらに、高屈折率層と低屈折率層との反射率を確実に確保するためには、下部DBRミラー2のIII族を占めるAlの平均Al組成Xが0.45である場合、すなわち、下部DBRミラー2の低屈折率層のAl濃度が90%である必要がある。このため、n−GaAs基板1のSi濃度の最適範囲の上限値は、図5の曲線l3より、下部DBRミラー2のIII族を占めるAlの平均Al組成0.45に対応する1×1018cm−3となる。そして、n−GaAs基板1のEPDは500以下となるように抑制することが望ましい。n−GaAs基板のSi濃度を少なくとも1×1017cm−3まで増加させることによって、EPDは500cm−2以下にできることから、n−GaAs基板1のSi濃度の最適範囲の下限値は、1×1017cm−3となる。したがって、n型GaAs基板のSi濃度の最適範囲は、1×1017cm−3以上1×1018cm−3以下となる。
このように、本実施の形態にかかる面発光レーザ素子1は、下部DBRミラー2の低屈折率層を形成するAl、Ga、Asを含む半導体材料のIII族サイトに格子定数の大きいAlが占める濃度を80%以上100%以下とすることによって、必要なペア数を積層した場合であっても下部DBRミラー2の熱抵抗を下げて高温動作時における出力を可能とし、n−GaAs基板1における格子定数の小さいシリコン濃度を1×1016cm−3以上1.5×1018cm−3以下の濃度とすることによってn型GaAs基板と下部多層膜反射鏡との格子不整合による転位発生の低減を可能にしたため、n−GaAs基板上に必要なペア数のアンドープDBRミラーを形成した場合であっても、長波長帯域面発光レーザ素子の高歩留まりの達成、高信頼性化の達成および低熱抵抗で高温動作の実現化を図ることができる。
そして、面発光レーザ素子1は、下部DBRミラー2のIII族を占めるAlの平均Al組成Xと、n−GaAs基板1のSi濃度をYとした場合、この平均Al組成XとSi濃度Yとが(1)式の関係を満たすように下部DBRミラー2のAl濃度とn−GaAs基板1のSi濃度とを調整することによって、Al濃度が80%以上100%以下の範囲のうちのいずれの濃度であっても、長波長帯域面発光レーザ素子の高歩留まりの達成、高信頼性化の達成および低熱抵抗で高温動作の実現化を図ることができる。
さらに、n−GaAs基板1のSi濃度を1×1017cm−3以上1×1018cm−3以下とすることによって、面発光レーザ素子1の高性能化とEPDのさらなる抑制化との双方を実現することができる。
実際に、下部DBRミラー2として、層厚がそれぞれλ/4nのn−Al0.9Ga0.1As層とGaAs層とを1ペアとして34.5ぺア積層した場合であって、n−GaAs基板1のSi濃度を9×1017〜1×1018cm−3である1.3μm帯の光を発振する面発光レーザ素子の場合、閾値電流1mA、スロープ効率0.25W/A、100℃以上でのCW発振が得られたほか、85℃での10Gbps動作可能であり、さらに10chアレー歩留まりを90%以上まで高めて偶発故障の故障率を示すFIT数を1chあたり100以下まで抑制することが可能になった。
さらに、下部DBRミラー2の低屈折率層のAl濃度が高い場合には、構成する半導体材料として格子定数を縮める作用を有する不純物をさらに添加した半導体材料を採用して、n−GaAs基板1の格子定数と下部DBRミラー2の格子定数との差を小さくするようにしてもよい。
たとえば、低屈折率層を構成するAl、Ga、Asを含んだ半導体材料のV族サイトにさらに窒素(N)を添加する。Nは、格子定数を縮める効果を有するため、このNを含む低屈折率層の半導体材料を採用することによって、低屈折率層の格子定数を小さくできることから、格子定数の小さいSiを含むn−GaAs基板1との格子定数差をさらに縮めてn型GaAs基板と下部多層膜反射鏡との格子不整合による転位発生のさらなる低減化を図ることが可能になる。なお、低屈折率層を構成する半導体材料にNを0.01%以上添加した場合に低屈折率層の格子定数を縮める効果が実際に発生するため、低屈折率層に含まれるNは、0.01%以上であることが望ましい。また、1%を超える濃度でNを添加すると、逆に基板との格子定数差が大きくなってしまうので、低屈折率層に含まれるNは1%以下が望ましい。
また、低屈折率層を構成するAl、Ga、Asを含んだ半導体材料のV族サイトに燐(P)を添加することも可能である。PもNと同様に格子定数を縮める効果を有するため、このPを含む低屈折率層の半導体材料を採用することによって、低屈折率層の格子定数を小さくできることから、格子定数の小さいSiを含むn−GaAs基板1との格子定数差をさらに縮めてn型GaAs基板と下部多層膜反射鏡との格子不整合による転位発生のさらなる低減化を図ることが可能になる。なお、低屈折率層を構成する半導体材料にPを0.03%以上添加した場合に低屈折率層の格子定数を縮める効果が実際に発生するため、低屈折率層に含まれるPは、0.03%以上であることが望ましい。また、3%を超える濃度でPを添加すると、逆に基板との格子定数差が大きくなってしまうので、低屈折率層に含まれるPは3%以下が望ましい。なお、NおよびPは、光を吸収することはないため、N、Pを添加した半導体材料は、下部DBRミラー2のいずれの位置の低屈折率層にも採用することができる。また、高屈折率層にもNもしくはPを添加して、DBR全体の歪量を低減しても良い。
特にn−GaAs基板1と下部DBRミラー2との界面の格子定数差を縮めることが格子不整合の発生防止に効果的であるため、N、Pを多く含む半導体材料をn−GaAs基板1側領域の低屈折率層として採用することが望ましい。また、下部DBRミラー2をアンドープ化するには下部DBRミラー2全体におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値は5×1017cm−3以下とする必要があるため、n−GaAs基板1領域側の不純物の高濃度に対応させて、活性層6側領域のN、Pの濃度を低くすればよい。具体的には、下部DBRミラー2のn−GaAs基板1側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値を1×1018〜1×1021cm−3とし、下部DBRミラー2の活性層6側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値を1×1015〜1×1018cm−3とし、下部DBRミラー2鏡全体におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が5×1017cm−3以下とする。なお、下部DBRミラー2のn−GaAs基板1側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度と、下部DBRミラー2の活性層6側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度とは、段階的または連続的に変化させてもよい。
また、下部DBRミラー2を構成する半導体材料にカーボン(C)を添加することも可能である。Cも格子定数を縮める効果を有するため、このCを含む半導体材料を下部DBRミラー2の構成層に採用することによって、下部DBRミラー2全体の格子定数を見かけ上小さくできることから、格子定数の小さいSiを含むn−GaAs基板1との格子定数差をさらに縮めてn型GaAs基板と下部DBRミラーとの格子不整合による転位発生のさらなる低減化を図ることが可能になる。同様に、下部DBRミラー2を構成する半導体材料にSiを添加することも可能である。前述したようにSiも格子定数を縮める効果を有するため、このSiを含む半導体材料を下部DBRミラー2の構成層に採用することによって、下部DBRミラー2全体の格子定数を見かけ上小さくできることから、格子定数の小さいSiを含むn−GaAs基板1との格子定数差をさらに縮めてn型GaAs基板と下部DBRミラーとの格子不整合による転位発生のさらなる低減化を図ることが可能になる。なお、半導体材料にC、Siを1×1018cm−3以上添加した場合に、この半導体材料の格子定数を縮める効果が実際に発生するため、下部DBRミラー2の一部に含まれるC、Siの濃度は1×1018cm−3以上であることが望ましい。
また、前述したようにn−GaAs基板1と下部DBRミラー2との界面の格子定数差を縮めることが格子不整合の発生防止に効果的であるため、C、Siを多く含む半導体材料をn−GaAs基板1側領域の下部DBRミラー2の構成層として採用することが望ましい。また、下部DBRミラー2をアンドープ化するには下部DBRミラー2全体におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値は5×1017cm−3以下とする必要があるため、n−GaAs基板1領域側の下部DBRミラー2の構成層の不純物の高濃度に対応させて、下部DBRミラー2の活性層6側領域のC、Siの濃度を低くすればよい。特にC、Siは、発生したホール又は電子がフリーキャリア吸収により光を吸収する作用を有するため、活性層6側領域のC、Si濃度を低くすることは、光強度の強い活性層6における不純物による光吸収を抑えることにもなることから、活性層6側のC、Si濃度を低く設定することが望ましい。具体的には、下部DBRミラー2のn−GaAs基板1側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値を1×1018〜1×1021cm−3とし、下部DBRミラー2の活性層6側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値を1×1015〜1×1018cm−3とし、下部DBRミラー2鏡全体におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が5×1017cm−3以下とする。なお、下部DBRミラー2のn−GaAs基板1側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度と、下部DBRミラー2の活性層6側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度とは、段階的または連続的に変化させてもよい。
ここで、C、Siの濃度が1×1018cm−3程度であれば光損失量も低いことが分かっているため、下部DBRミラー2の大部分の領域にC、Siを添加する場合にはC、Siの濃度を1×1018cm−3程度にすることが望ましい。なお、この場合も、下部DBRミラー2全体におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値は5×1017cm−3以下とする必要がある。
そして、低屈折率層のAl組成が高い場合などC、Siを高濃度で添加する必要がある場合には、光分布強度の弱い節部分に高濃度のC、Siを添加するようにすればよい。光を感じない強度の弱い節部分であれば、光を吸収する作用を有する不純物を多量に添加しても光吸収が生じにくく、光損失量も低減することができるためである。具体的には、光分布の節部分のうち厚さ30nm以下の膜厚部分にCまたはSiを1×1018cm−3以上1×1021cm−3以下の濃度で添加することによって、光損失量を低減しながら、下部DBRミラー2の格子定数を縮め、転位発生を低減することができる。
また、本実施の形態にかかる面発光レーザ素子として、図1および図2に示すように、上部DBRミラー12全体を誘電体膜で構成した場合を例に説明したが、もちろん上部DBRミラー12の一部のみを誘電体膜で構成し、他の一部を半導体膜で構成してもよい。
実施の形態にかかる面発光レーザ素子の構成を示す平面図である。 図1に示したII−II断面を示す断面図である。 従来技術にかかる面発光レーザ素子を模式的に示した断面斜視図である。 図2に示す下部DBRミラーの低屈折率層として各Al濃度のAlGaAs層を積層した場合におけるn型基板中のSi濃度と転位密度との関係を示す図である。 図2に示す下部DBRミラーの低屈折率層の各Al濃度とn−GaAs基板のSi濃度の上限値との関係を示す図である。
符号の説明
100 面発光レーザ素子
1,101 n−GaAs基板
2,102 下部DBRミラー
3 n型コンタクト層
4,104 n型電極
5 n型クラッド層
6,106 活性層
7,9 p型クラッド層
8,108 電流狭窄層
8a,108a 開口部
8b,108b 選択酸化層
10 p型コンタクト層
11,111 p型電極
12,112 上部DBRミラー
13 n型引出電極
14 p型引出電極
105 n−GaAsクラッド層
107 p−GaAsクラッド層

Claims (9)

  1. n型GaAs基板と、
    前記基板上に積層され、高屈折率層と低屈折率層の周期構造から形成される下部多層膜反射鏡と、高屈折率層と低屈折率層の周期構造から形成される上部多層膜反射鏡とを有する光共振器と、
    前記下部多層膜反射鏡と前記上部多層膜反射鏡との間に設けられ、光を発生する活性層と、
    前記共振器内から引き出されたp型電極およびn型電極と、
    を備えた長波長帯域面発光レーザ素子において、
    前記下部多層膜反射鏡の低屈折率層は、Al、Ga、Asを含んだ半導体材料で形成され、前記半導体材料のIII族サイトに前記Alが占める濃度が80%以上100%以下であり、
    前記下部多層膜反射鏡の全体におけるドナーもしくはアクセプター不純物濃度の平均値が5×1017cm−3以下であり、
    前記下部多層膜反射鏡のIII族を占めるAlの平均Al組成Xと、前記n型GaAs基板のシリコン濃度Ycm −3 とは、
    1×10 16 ≦Y≦−8.8×10 19 +6.4×10 19 X−1×10 19 、かつY≦1.5×10 18
    の関係を満たすことを特徴とする長波長帯域面発光レーザ素子。
  2. 前記半導体材料のIII族サイトに前記Alが占める濃度が95%以下であることを特徴とする請求項1に記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
  3. 前記n型GaAs基板のシリコン濃度は、1×1017cm−3以上1×1018cm−3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
  4. 前記下部多層膜反射鏡は、基板側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が1×1018〜1×1021cm−3であり、活性層側領域のドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が1×1015〜1×1018cm−3であり、前記下部多層膜反射鏡全体におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度の平均値が5×1017cm−3以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
  5. 前記下部多層膜反射鏡の低屈折率層は、窒素を0.01%以上1%以下だけ含む、又は燐を0.0%以上3%以下だけ含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
  6. 前記下部多層膜反射鏡の一部は、カーボンを1×1018cm−3以上含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
  7. 前記下部多層膜反射鏡の一部は、シリコンを1×1018cm−3以上含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
  8. 前記下部多層膜反射鏡の光分布の節付近におけるドナー若しくはアクセプター不純物濃度は、1×1018〜1×1021cm−3であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
  9. 前記上部多層膜反射鏡の少なくとも一部は、誘電体で構成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の長波長帯域面発光レーザ素子。
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