JP5136438B2 - 車両の制動力制御装置および制動力制御方法 - Google Patents

車両の制動力制御装置および制動力制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5136438B2
JP5136438B2 JP2009013484A JP2009013484A JP5136438B2 JP 5136438 B2 JP5136438 B2 JP 5136438B2 JP 2009013484 A JP2009013484 A JP 2009013484A JP 2009013484 A JP2009013484 A JP 2009013484A JP 5136438 B2 JP5136438 B2 JP 5136438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking force
valve
vehicle
engine
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009013484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010169217A (ja
Inventor
麻衣子 田島
智永 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2009013484A priority Critical patent/JP5136438B2/ja
Publication of JP2010169217A publication Critical patent/JP2010169217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136438B2 publication Critical patent/JP5136438B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

本発明は、エンジンの駆動力によってオイルポンプを駆動し、そのオイルポンプの油圧を変速機に伝達して変速を行うようにした車両の制動力制御装置および制動力制御方法に関する。
一般に、エンジン走行中にクラッチを締結した状態でアクセルオンすると、エンジンのフリクショントルク(減速力)によって所定の制動力が得られる(いわゆるエンジンブレーキ)。しかし、このエンジンのフリクショントルクによって得られる制動力は、エンジンの回転数によって変化するため、エンジン回転数が低い場合には充分な制動力が得られない。
そのため、例えば以下の特許文献1などでは、アクセルオン時に必要な要求制動力を演算し、それに応じて変速機の変速比を変化させることでエンジンのフリクショントルクを増加させて所望の制動力を得るようにした技術を提案している。
特開2003−2086号公報
ところで、前記特許文献1のような技術では、変速機の変速比を増大させる場合、減速が開始してから変速比の変更が完了するまでに時間を要するため、ある程度の遅れが生ずる。この結果、エンジンのフリクショントルク(減速力)が所定値に達するまでに遅れが生じてしまい、制動距離が長くなる可能性がある。
そこで、本発明はこのような課題に解決するために案出されたものであり、その目的は、減速要求に対してエンジンのフリクショントルク(減速力)を素早く所定値まで到達できる新規な車両の制動力制御装置および制動力制御方法を提供するものである。
前記目的を達成するために本発明は、エンジンの駆動力によってオイルポンプを駆動すると共に、当該オイルポンプの油圧を変速機に伝達して変速を行うようにした車両の制動力制御装置に関する。
この車両の制動力制御装置は、アクセルオフによる要求制動力を算出する制動力算出手段と、当該制動力算出手段で算出した要求制動力と前記エンジンのフリクショントルクとを比較する比較手段と、バルブ制御手段とを備える。
そして、このバルブ制御手段は、前記比較手段による比較により前記要求制動力が前記エンジンのフリクショントルクを超えていると判断したときは、前記ポンプの油圧を調整するためのバルブを制御して前記ポンプの油圧を上昇させる。具体的には、前記比較手段による比較により前記要求制動力が前記エンジンのフリクショントルクを超えていると判断したときは、前記オイルポンプの油圧を調整するためのバルブをアクセルオンのときに比べて閉じる方向に制御する。
本発明によれば、バルブ制御手段によってバルブが閉じられるとポンプの油圧が高くなってそのポンプを駆動するためのトルクが増大する。そして、このポンプはエンジンにより駆動されているため、その分だけポンプを駆動するためのトルクが必要となり、エンジンのフリクショントルクが増大する。
すなわち、アクセルオフによる要求制動力が通常のエンジンのフリクショントルクを超えている場合でも、変速機の油圧回路のバルブを閉じるだけでエンジンのフリクショントルクを増大することができる。
これにより、減速要求に対してエンジンのフリクショントルク(減速力)を素早く所定値まで到達させることができる。この結果、制動距離が長くなるのを防止できる。
本発明に係るハイブリッド車100およびこれに適用する制動力制御装置(駆動制御装置)の実施の一形態を示す全体構成図である。 複数のバルブを有する油圧回路を備えた変速機104の概要を示す構成図である。 本発明に係る制動力制御方法の流れの一例を示すフローチャート図である。 (a)は各バルブA〜Dごとのバルブ制御時間に対する応答性を、(b)は各バルブA〜Dごとのバルブ制御時間に対する圧力変化量をそれぞれ示したマップ図である。 (a)は図4(a)に基づく必要応答時間とバルブ制御順序との関係を、(b)図4(b)に基づく必要フリクションと選択バルブとの関係をそれぞれ示したマップ図である。 、アクセルオンからアクセルオフしたときに所定の減衰力を得るまでに要する変速比変更時間の一例を示したグラフ図である。
以下、本発明の制動力制御装置の実施の一形態を添付図面を参照しながら説明する。
(構成)
図1は、本発明の制動力制御装置を備えたハイブリッド車両100を示す全体構成図である。
図示するように、このハイブリッド車両100は、エンジン101と、モータ102と、オイルポンプ(O/P)103と、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)104と、第1クラッチ105と、第2クラッチ106とを有する。さらに、このハイブリッド車両100は、駆動輪(タイヤ)107と、ドライバー操作部108と、ディファレンシャルギア109と、制御部(ECU:Electronic Control Unit)201と、ナビゲーションシステム301とを有する。
エンジン101は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関からなる。そして、このエンジン101は、制御部(ECU)201からの制御指令に基づいてドライバーのトルク要求(具体的にはアクセル開度)に応じて車両駆動のためのトルクを発生する。
モータ102は、ロータに永久磁石を埋設しステータにステータコイルを巻き付けた同期型モータジェネレータなどからなる。このモータ102は、制御部(ECU)201からの制御指令に基づいてインバータ(図示せず)により作り出された三相交流を印加することにより、ドライバーのトルク要求(具体的にはアクセル開度)に応じたトルクを出力する。そして、このモータ102は、トルク要求が低い場合は単独で駆動トルクを発生(EV走行状態)し、トルク要求が高い場合には、エンジン101の駆動トルクをアシスト(HEV走行状態)する。なお、このモータ201は、制動時にロータが外力により回転しているときには、ステータコイルの両端に起電力を生じさせる発電機として機能して図示しないバッテリを充電する(回生制動)。
また、このモータ201は、無段変速機(CVT)104の変速比を制御するためのオイルポンプ(O/P)103の駆動源としても機能する。
オイルポンプ(O/P)103は、制御部(ECU)201からの制御指令に基づいて動作し、モータ201の動力によって発生する油圧を調整することによって無段変速機(CVT)104の変速比を制御する。
無段変速機(CVT)104は、制御部(ECU)201からの制御指令に基づいて動作し、エンジン101およびモータ102のトルクを駆動輪107へと適切に伝達するよう変速比(プライマリとセカンダリ)を設定する。実際のトルク伝達は、第2クラッチ106を介して接続した入力(プライマリ軸)から出力軸(セカンダリ軸)へとトルクを伝え、ディファレンシャルギア109を介して駆動輪107に伝達する。そして、この無段変速機(CVT)104は、図2に示すように複数のバルブ(バルブA、バルブB、バルブC、バルブD)によって制御可能な油圧回路を備える。なお、図2に示す油圧回路およびその各バルブA〜Dの制御については後述する。
第1クラッチ105は、エンジン101とモータ102との間に介装した油圧式単板クラッチなどからなる。この第1クラッチ105は、制御部(ECU)201からの制御指令に基づいて動作し、エンジン101とモータ102との間のトルク伝達を制御する。そして、例えばEV走行時にはその締結を解除し、HEV走行時およびエンジン101のトルクのみでの走行時には締結状態とする。
第2クラッチ106は、制御部(ECU)201からの制御指令に基づいて動作し、モータ102と無段変速機(CVT)104との間のトルク伝達を制御する。そして、通常走行している際には(一部の場合を除いて)締結状態となり、ドライバー操作部108のシフトがPまたはNレンジ時、およびモータ102側と無段変速機(CVT)104側の回転差が正から負に切り替わる際にその締結を解除する。
駆動輪(タイヤ)107は、無段変速機(CVT)104のプライマリ軸から駆動力を得てエンジン101およびモータ102のトルクを無段変速機(CVT)104を介して路面へと伝達する機能を有する。また、回生制動時には運動エネルギー(慣性力)を無段変速機(CVT)104を介してモータへと伝達する機能を有する。
ドライバー操作部108は、アクセルペダルやシフト操作部などからなり、ドライバー操作によるシフトレンジおよびアクセル開度情報を制御部(ECU)201に伝える機能を有する。そして、制御部(ECU)201は、このドライバー操作部108からの情報に基づいてエンジン101とモータ102への要求トルク(配分含む)、および無段変速機(CVT)104の変速比を制御する。
また、この制御部(ECU)201は、さらにナビゲーションシステム301から得られる地形情報とドライバー操作部108からの情報とを基づいてエンジン101とモータ102への要求トルク(配分含む)および無段変速機(CVT)104の変速比を適切に設定するようにオイルポンプ103を制御する。
そして、本発明においては、この制御部(ECU)201が制動力制御装置およびその各手段の主たる構成として機能して図2に示した無段変速機(CVT)104の油圧回路の各バルブA、B、C、Dの開度およびその順序などを制御する。
ナビゲーションシステム301は、道順案内などを行いドライバーの運転を支援する公知の車載システムであり、制御部(ECU)201に対して現在位置情報や経路案内情報の他、少なくとも地形情報を送る機能を有する。
無段変速機(CVT)104の油圧回路を構成する各バルブA、B、C、Dは、図2に示すようにこの変速機内の油圧を制御するものであり、前述したように制御部(ECU)201からの制御指令によって動作する。
そして、バルブAは、フォワード/リバースクラッチ407や潤滑・冷却系500を制御するラインL1の油圧を制御する。
バルブB、バルブCは、それぞれプライマリプーリ405を制御するラインL2およびセカンダリプーリ406を制御するラインL3の油圧をそれぞれ制御する。
バルブDは、バルブAからの余剰油と、潤滑・冷却系500を制御するラインL4の油圧を制御する。
プライマリプーリ405は、バルブBによって制御され、無段変速機(CVT)104の変速比を適切に設定する。
セカンダリプーリ406は、バルブCによって制御され、無段変速機(CVT)104の変速比を適切に設定する。なお、プライマリプーリ405とセカンダリプーリ406はこれらバルブB、バルブCによって同時に制御される。
(作用)
次に、このような構成をしたハイブリッド車両100に搭載する制動力制御装置による制御方法を図3のフローチャート図を参照しながら説明する。
先ず、制御部(ECU)201は、最初のステップS11において、ドライバー操作部108を把握し、その操作状態がDレンジかつアクセルオフ(コースト状態)であるか否かを判断する。その結果、Dレンジかつアクセルオフでないと判断したとき(No)は、そのまま待機するが、Dレンジかつアクセルオフであると判断したとき(Yes)は、次のステップS12に移行する。
ステップS12では、制御部(ECU)201は、ナビゲーションシステム301を活用し、地形情報を得て坂道勾配を把握し、必要なフリクション量を演算する。
そして、制御部(ECU)201は、その演算の結果に基づいて無段変速機(CVT)104内の油圧変化を急峻にすべきか否かを判断する。その判断の結果、油圧変化を急峻にすべきと判断したとき(Yes)は、ステップS13側に移行し、急峻にすべきでないと判断したとき(No)は、ステップS15側に移行してそれぞれの処理を実行する。
ステップS13において、制御部(ECU)201は、油圧変化を急峻にすべきと判断したときは応答性を重視することを決定し、必要応答時間を演算して次のステップS14に移行する。
ステップS14では、ステップS13で演算した必要応答時間に応じて、例えば図5(a)に示すようなバルブの選択順序を決定し、決定した順序でバルブを制御することで処理を終了する。
一方、ステップS15において、制御部(ECU)201は、油圧変化を急峻にする必要がないと判断したときは、圧力変化量を重視することを決定して次のステップS16に移行する。
ステップS16では、必要フリクションに応じて制御するバルブを選択し、例えば図5(b)に示すように選択したバルブ数で制御することで処理を終了する。
図4(a)は前述した各バルブA〜Dのバルブ制御時間と応答性との関係を、また、図4(b)は、各バルブA〜Dのバルブ制御時間と圧力変化との関係をそれぞれ示すマップの一例を示したものである。また、図5(a)は、必要応答時間に応じたバルブ制御順序の一例を、図5(b)は、必要フリクションに応じた選択バルブの一例を示したものである。
先ず、図4(a)に示すように、バルブ制御時間に対する応答性は、バルブCが最も速く、次いでバルブD、バルブAと続き、バルブBが最も遅くなっている。
従って、図5(a)に示すように、必要とされる応答時間が最も速い「0〜X1」の場合は、応答性が速い順に各バルブを選択することになる(C→D→A→B)。そして、次に応答時間が速い「X1〜X2」の場合は、バルブC→Dまでは最も速いパターンと同じであるが、次に選択するのは最も応答性が低いバルブBを選択し、次に応答性が低いバルブAを選択する(C→D→B→A)。
以後、同図に示すようにその必要応答時間に応じたバルブの制御順序を選択することで必要な応答性を得ることができる。
一方、図4(b)に示すように、バルブ制御時間に対する圧力変化量は、バルブAが最も大きく、次いでバルブB、バルブCと続き、バルブDが最も小さくなっている。
従って、図5(b)に示すように、必要とされるフリクションが最も小さい「0〜F1」の場合は、圧力変化量が最も小さいバルブDを選択することになる。そして、次に必要とされるフリクションが大きい「F1〜F2」の場合は、バルブD、Cを選択し、以後必要フリクションが高くなるに従って圧力変化量が大きい方のバルブを選択して制御する。そして、必要フリクションが最大「F(n−1)〜Fn」の場合は、全てのバルブA、B、C、Dを選択することで最大のフリクションを得ることができる。
図6は、アクセルオンからアクセルオフしたときに所定の減衰力を得るまでに要する変速比変更時間の一例を示したものである。
図示するように、本発明の制御方法に係る実施例(応答性重視の場合および圧力変化量重視の場合)においては、いずれも従来例に比べて短時間で所定の減衰力に到達することができる。
しかも、前述したように、各バルブの制御順序を制御したり、選択するバルブによって任意の応答時間および必要なフリクションを得ることが可能となるため、よりきめ細かい高精度な制動力制御を行うことができる。
なお、本実施の形態では、特に図5(a)において、必要応答時間に応じて各バルブを順に制御する例で示したが、いずれか2つ以上のバルブまたは全てのバルブを同時に制御するなどの方法であっても良い。
また、前記課題を解決するための手段に開示した本願発明の制動力制御装置を構成する「制動力算出手段」は、ドライバー操作部108や制御部(ECU)201などに対応する。また、同じく「比較手段」は、制御部(ECU)201やナビゲーションシステム301に対応し、「バルブ制御手段」は、制御部(ECU)201やオイルポンプ103をなどに対応する。
(効果)
次に、本発明の効果を説明する。
本発明の制動力制御装置および制動力制御方法によれば、以下のような効果を発揮する。
(1)本発明は、要求制動力がエンジンのフリクショントルクを超えているときは、オイルポンプの油圧を調整するためのバルブを制御してオイルポンプの油圧を上昇させる。
具体的には、比較手段による比較により要求制動力がエンジンのフリクショントルクを超えていると判断したときは、オイルポンプの油圧を調整するためのバルブをアクセルオンのときに比べて閉じる方向に制御する。
このようにバルブが閉じられるとオイルポンプの油圧が高くなってそのオイルポンプを駆動するためのトルクが増大する。そして、このオイルポンプはエンジンにより駆動されているため、その分だけオイルポンプを駆動するためのトルクが必要となり、エンジンのフリクショントルクが増大する。
すなわち、アクセルオフによる要求制動力が通常のエンジンのフリクショントルクを超えている場合でも、変速機のバルブを閉じるだけでエンジンのフリクショントルクを増大することができる。
これにより、減速要求に対してエンジンのフリクショントルク(減速力)を素早く所定値まで到達させることができるため、制動距離が長くなるのを防止できる。
(2)本発明はさらにエンジンのフリクショントルクを超える要求制動力の大きさに応じて前記バルブの開度を制御する。
これによって、その要求制動力の大きさに応じた減衰力を機敏に得ることができる。
(3)本発明はさらにオイルポンプの油圧を調整するためのバルブが複数あってそれら各バルブがそれぞれバルブ制御時間に対する応答性が異なるときは、必要応答時間に応じてこれら各バルブの制御順序を変える。
これによって、図5(a)に示すように必要とされる応答時間に応じた最適な応答性を得ることができる。
(4)本発明はさらにポンプの油圧を調整するためのバルブが複数あってそれら各バルブがそれぞれバルブ制御時間に対する圧力変化量が異なるときは、要求制動力の大きさに応じて各バルブを選択して制御する。
これによって、図5(b)に示すように必要とされる要求制動力(必要フリクション)に応じた最適なフリクション量を得ることができる。
(5)本発明はさらに前記複数のバルブを同時に制御可能となっている。
これによって、適切なフリクション量および応答性を設定することができ、結果的に制御の自由度を増すことができる。
100…ハイブリッド車両
101…エンジン
102…モータ
103オイルポンプ(O/P)
104…変速機(CVT)
105…第1クラッチ
106…第2クラッチ
107…駆動輪(タイヤ)
108…ドライバー操作部
109…ディファレンシャル
201…制御部(ECU)
301…ナビゲーションシステム
405…プライマリプーリ
406…セカンダリプーリ

Claims (6)

  1. エンジンで駆動力されるポンプの油圧で変速を行う変速機を有する車両の制動力制御装置であって、
    アクセルオフによる要求制動力を算出する制動力算出手段と、
    当該制動力算出手段で算出した要求制動力と前記エンジンのフリクショントルクとを比較する比較手段と、
    当該比較手段による比較により前記要求制動力が前記エンジンのフリクショントルクを超えていると判断したときは、前記ポンプの油圧を調整するためのバルブを制御して前記ポンプの油圧を上昇させるバルブ制御手段と、を備えたことを特徴とする車両の制動力制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制動力制御装置において、
    前記バルブ制御手段は、前記エンジンのフリクショントルクを超える前記要求制動力の大きさに応じて前記バルブの開度を制御することを特徴とする車両の制動力制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両の制動力制御装置において、
    前記バルブ制御手段は、前記ポンプの油圧を調整するためのバルブが複数あると共に当該各バルブがそれぞれバルブ制御時間に対する応答性が異なるときは、前記必要応答時間に応じて前記各バルブの制御順序を変えることを特徴とする車両の制動力制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の車両の制動力制御装置において、
    前記バルブ制御手段は、前記ポンプの油圧を調整するためのバルブが複数あると共に当該各バルブがそれぞれバルブ制御時間に対する圧力変化量が異なるときは、前記要求制動力の大きさに応じて前記バルブを選択して制御することを特徴とする車両の制動力制御装置。
  5. 請求項3または4に記載の車両の制動力制御装置において、
    前記バルブ制御手段は、前記複数のバルブを同時に制御することを特徴とする車両の制動力制御装置。
  6. エンジンの駆動力によってポンプを駆動すると共に、当該ポンプの油圧を変速機に伝達して変速を行うようにした車両の制動力制御方法であって、
    アクセルオフによる要求制動力を算出した後、算出した要求制動力と前記エンジンのフリクショントルクとを比較し、前記要求制動力が前記エンジンのフリクショントルクを超えていると判断したときは、前記ポンプの油圧を調整するためのバルブを制御して前記ポンプの油圧を上昇させることを特徴とする車両の制動力制御方法。
JP2009013484A 2009-01-23 2009-01-23 車両の制動力制御装置および制動力制御方法 Expired - Fee Related JP5136438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009013484A JP5136438B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 車両の制動力制御装置および制動力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009013484A JP5136438B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 車両の制動力制御装置および制動力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010169217A JP2010169217A (ja) 2010-08-05
JP5136438B2 true JP5136438B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=42701555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009013484A Expired - Fee Related JP5136438B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 車両の制動力制御装置および制動力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5136438B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6252505B2 (ja) * 2015-02-06 2017-12-27 トヨタ自動車株式会社 車両駆動装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342868B2 (ja) * 1973-02-27 1978-11-15

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010169217A (ja) 2010-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9637108B2 (en) Vehicle driving-torque control device
JP5854315B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
CN105905110B (zh) 混合动力车辆中的电池充电策略
WO2010058470A1 (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
US8932181B2 (en) Control device of vehicle drive device
EP2634052A1 (en) Engine start control device for hybrid electric vehicle
US9216734B2 (en) Control device
WO2014196492A1 (ja) ハイブリッド車両の故障判定装置及びその故障判定方法
JP7087805B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US20140148986A1 (en) Control system and control method for hybrid vehicle
JP6485292B2 (ja) 電動車両の電力制御方法および電力制御装置
US20140163799A1 (en) Vehicle drive control apparatus
JP5277198B2 (ja) ハイブリッド車両制御装置
CN103097220A (zh) 变速控制装置、混合动力汽车及变速控制方法、以及程序
JP5772921B2 (ja) 車両の変速制御装置および変速制御方法
CN102308068A (zh) 发电控制装置及发电控制系统
JP5476732B2 (ja) 車両の変速制御装置および変速制御方法
US20170072939A1 (en) Hybrid vehicle
JP2009090898A (ja) 駆動力制御装置
JP2008024010A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5760378B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP2014213748A (ja) 車両制御装置
JP2021054135A (ja) ハイブリッド車の制御方法及び制御装置
JP5136438B2 (ja) 車両の制動力制御装置および制動力制御方法
JP6859222B2 (ja) ハイブリッド車両の制動力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100917

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5136438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees