JP5135847B2 - 電池及び電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、正極板及び負極板をセパレータを介して巻回した電極群を備える電池及び該電池の製造方法に関する。
近年、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、ビデオカメラ等の携帯可能な電子機器の高性能化、小型軽量化が進んでおり、これら電子機器に使用する高エネルギー密度の二次電池として、非水電解質を用いたリチウムイオン二次電池の利用が拡大している。
リチウムイオン二次電池は、例えば、リチウムイオンを吸蔵放出する炭素材料が集電体に保持されてなる負極板と、リチウムコバルト複合酸化物等のリチウムイオンを吸蔵放出するリチウム複合酸化物(正極活物質)が集電体に保持されてなる正極板と、非プロトン性の有機溶媒にLiClO4 、LiPF6 等のリチウム塩が溶解された電解液を保持するとともに負極板と正極板との間に介在されて両極の短絡を防止するセパレータとを備えている。正極板及び負極板は薄いシート状に成形され、これらがセパレータを介して正円状又は長円状に巻回されて電極群とされ、この電極群が円筒状又は直方体状のアルミニウム製等の電池ケースに収納された後、電解液が注入され、密封されて電池が構成される。
図7は、例えば特許文献1等に記載されている、従来のリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池(以下、電池という)32を示す一部破断概略側面図であり、図8は、電池32を示す概略縦断面図である。
電池32の電極群33は、負極板11と正極板13とをセパレータ12を介し巻回してなり、薄型直方体状のケース8に収納されている。図7において、電極群33は最外周側を示しており、負極板11はセパレータ12の裏側に重ね合わせられている。
負極板11の端部には、前記負極活物質が塗工されていない負極接続端部34が突設されており、正極板13の端部には、前記正極活物質が塗工されていない正極接続端部35が突設されている。
蓋部2の中央部には、断面視がT字状をなす負極端子3が、該負極端子3の表面を除き、合成樹脂製の絶縁部材4に包囲された状態で、貫通されている。電池32は、負極端子3が設けられている部分以外の側面が正極(端子)とされる。絶縁部材4は、負極端子3を覆った状態で蓋部2を貫通し、下部が、蓋部2の裏面に沿って一端部側に延びる係止部4aとされている。係止部4aには、銅製の第1接続タブ(集電用タブ)5が係止されている。第1接続タブ5は、絶縁部材4内に設けられ、負極端子3と接続された銅板6と接続されている。この負極端子3と銅板6とは、かしめることで接合されている。
蓋部2の他端部には凹部2aが設けられており、凹部2aの下側には突設部2bが設けられている。該突設部2bに設けられた嵌合突起2c,2cには、アルミニウム製の第2接続タブ7が嵌合され、レーザによりスポット溶接されている。
前記第1接続タブ5に負極接続端部34が接続され、第2接続タブ7に正極接続端部35が接続されている。これにより、負極接続端部34は負極端子3に、正極接続端部35は、正極である電池32の側面に接続される。この状態で、第1接続タブ5の下部を折り曲げ、蓋部2をケース8に嵌めてレーザ溶接することで、ケース8の開口が閉塞される(図8参照)。
図9は、第1接続タブ5に負極接続端部34を接続する方法を示す模式図、図10は第1接続タブ5及び負極接続端部34に針状の治具16を突き刺した後の状態を示す模式的断面図である。
第1接続タブ5に負極接続端部34を接続する場合、まず、負極接続端部34を第1接続タブ5の表側に重ね合わせる(図9(a)、(b))。
そして、この状態で、第1接続タブ5の裏側から治具16を突き刺し、適宜の間隔を隔てて孔37,37,37,37を開ける。次いで、負極接続端部34の表側に配したかしめ治具(図示せず)により、孔37,37,37,37を開けて生じた折り返し片38,38,…を折り返す。これにより、折り返し片38,38,…により負極接続端部34が第1接続タブ5に固定されたかしめ部39,39,39,39が形成される。以下、この接続方法を針かしめと称す。
第2接続タブ7と正極接続端部35との接続も、同様に針かしめにより行われる。
特開2002−42774号公報
しかし、上述した電池32のように、第1接続タブ5と負極接続端部34との接続、及び第2接続タブ7と正極接続端部35との接続を針かしめにより行う場合、第1接続タブ5、第2接続タブ7、負極接続端部34及び正極接続端部35に孔を開けるので、これらの強度が低下するという問題があった。
従って、第1接続タブ5がかしめ部39の孔37の下側から切れやすく、第1接続タブ5及び負極接続端部34がかしめ部39,39間で切れやすいため、電池32が落下した場合に、負極接続端部34が切れたり、第1接続タブ5が切れて負極接続端部34が抜け落ちるという問題があった。第2接続タブ7と正極接続端部35との接続部分についても同様の問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、正極板及び負極板をセパレータを介し巻回してなる電極群、及び正極端子(又は負極端子)に正極板(又は負極板)の端部を接続する接続タブを備え、前記端部を接続タブに重ね合わせた状態で、前記端部及び接続タブに折り返し片が生じるように孔を開け、該折り返し片により前記端部を前記接続タブに固定してなる電池において、接続タブに接続される極板の端部を多重にすることにより、極板の接続タブとの接続強度が良好であり、落下した場合に極板が切断したり、接続タブから抜け落ちることが抑制されている電池及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記極板の端部を折り返して多重にすることにより、前記端部を容易に多重にすることができ、また、新たな部材も不要である電池を提供することを目的とする。
第1発明に係る電池は、ケースと、正極板及び負極板をセパレータを介し巻回してなり、前記ケースに収納される電極群と、正極端子又は負極端子の少なくともいずれか一方の端子と、前記端子と同じ極性の極板とを接続する接続タブとを備え、前記電極群の最内周または最外周に位置する前記極板の端部と、前記接続タブとが接続されており、前記端部を前記接続タブに重ね合わせた状態で、前記端部及び前記接続タブに折り返し片が生じるように孔を開け、該折り返し片により前記端部を前記接続タブに固定してなる電池において、前記接続タブに接続される極板の端部は、多重にしてあることを特徴とする。
本発明においては、接続タブと接続される極板の端部が多重にしてあるので、前記極板の接続タブとの接続強度が良好であり、電池が落下した場合に極板が切断したり、接続タブから抜け落ちることが抑制されている。
第2発明に係る電池は、第1発明において、前記極板の端部は、折り返すことにより多重にしてあることを特徴とする。
本発明においては、前記端部を容易に多重にすることができ、また、新たな部材も不要である。
第3発明に係る電池の製造方法は、正極板及び負極板をセパレータを介し巻回してなる電極群の正極板又は負極板の少なくともいずれか一方の極板の端部を、前記極板と同じ極性の端子と接続された接続タブに接続し、前記電極群をケースに収納する電池の製造方法において、極板の端部を折り返して多重にする工程と、前記端部を、前記接続タブに重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記端部及び前記接続タブに、折り返し片が生じるように孔を開ける工程と、前記折り返し片により、前記端部を前記接続タブに固定する工程とを有することを特徴とする。
本発明においては、極板の端部を折り返して多重にした上で、該端部と接続タブとを重ね合わせ、折り返し片が生じるように孔を開け、該折り返し片により前記端部を接続タブに固定するので、極板の接続タブとの接続強度が良好であり、電池が落下した場合に極板が切断したり、接続タブから抜け落ちることが抑制されている電池が得られる。
本発明によれば、正極板及び負極板をセパレータを介し巻回してなる電極群、及び正極端子(又は負極端子)に正極板(又は負極板)の端部を接続する接続タブを備え、前記端部を、接続タブに重ね合わせた状態で、前記端部及び接続タブに折り返し片が生じるように孔を開け、該折り返し片により前記端部を前記接続タブに固定してなる電池において、接続タブに接続される極板の端部を多重にしているので、極板の接続タブとの接続強度が良好であり、落下した場合に極板が切断したり、接続タブから抜け落ちることが抑制されている。
また、本発明によれば、極板の端部を折り返して多重にしているので、該端部を容易に多重にすることができ、また、新たな部材も不要である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池(以下、電池という)1を示す一部破断概略側面図であり、図2は、電池1を示す概略縦断面図である。図中、図7及び図8と同一部分は同一符号を付してある。
電池1の電極群10は、負極板11と正極板13とをセパレータ12を介し、側面視が長円状となるように巻回してなり、薄型直方体状のケース8に収納されている。図1において、電極群10は最外周側を示しており、負極板11はセパレータ12の裏側に重ね合わせられている。
負極板11の端部には、負極活物質が塗工されていない負極接続端部14が突設されており、正極板13の端部には、正極活物質が塗工されていない正極接続端部15が突設されている。
負極接続端部14及び正極接続端部15のいずれも端部が折り曲げられて、折り曲げ部14a及び折り曲げ部15aとされ、二重になっている。
なお、負極接続端部14及び正極接続端部15の端部は折り曲げられる場合に限定されるものではなく、丸める、折り畳む等して折り返されてあればよい。
蓋部2の中央部には、断面視がT字状をなす負極端子3が、該負極端子3の表面を除き、合成樹脂製の絶縁部材4に包囲された状態で、貫通されている。電池32は、負極端子3が設けられている部分以外の側面が正極(端子)とされる。絶縁部材4は、負極端子3を覆った状態で蓋部2を貫通し、下部が、蓋部2の裏面に沿って一端部側に延びる係止部4aとされている。係止部4aには、銅製の第1接続タブ5が係止されている。第1接続タブ5は、絶縁部材4内に設けられ、負極端子3と接続された銅板6と接続されている。この負極端子3と銅板6とは、かしめることで接合されている。
蓋部2の他端部には凹部2aが設けられており、凹部2aの下側には突設部2bが設けられている。該突設部2bに設けられた嵌合突起2c,2cには、アルミニウム製の第2接続タブ7が嵌合され、レーザによりスポット溶接されている。
前記第1接続タブ5に負極接続端部14が接続され、第2接続タブ7に正極接続端部15が接続されている。これにより、負極接続端部14は負極端子3に、正極接続端部15は、正極である電池1の側面に接続される。この状態で、第1接続タブ5の下部を折り曲げ、蓋部2をケース8に嵌めてレーザ溶接することで、ケース8の開口が閉塞される(図2参照)。
図3は、第1接続タブ5に負極接続端部14を接続する方法を示す模式図、図4は第1接続タブ5及び負極接続端部14に治具16を突き刺した後の状態を示す模式的断面図である。
第1接続タブ5に負極接続端部14を針かしめにより接続する場合、まず、折り曲げ部14aを有する負極接続端部14を第1接続タブ5の表側に重ね合わせる(図3(a)、(b))。
そして、この状態で、第1接続タブ5の裏側から治具16を突き刺し、適宜の間隔を隔てて孔17,17,17,17を開ける。次いで、負極接続端部14の表側に配したかしめ治具(図示せず)により、孔17,17,17,17を開けて生じた折り返し片18,18,…を折り返す。これにより、折り返し片18,18,…により負極接続端部14が第1接続タブ5に固定されたかしめ部19,19、19,19が形成される。
第2接続タブ7と正極接続端部15との接続も、同様に針かしめにより行われる。
本実施の形態においては、第1接続タブ5,第2接続タブ7と接続される負極接続端部14,正極接続端部15が折り曲げ部14a,15aを有し、二重になっており、かしめ部で三重に折り返されているので、負極接続端部14,正極接続端部15の第1接続タブ5,第2接続タブ7との接続強度が良好である。従って、電池1が落下した場合に、負極接続端部14及び正極接続端部15が切断されたり、第1接続タブ5及び第2接続タブ7側が切れて、負極接続端部14及び正極接続端部15が第1接続タブ5及び第2接続タブ7から抜け落ちることが抑制されている。
なお、本実施の形態においては、負極接続端部14,正極接続端部15の端部を折り曲げて負極接続端部14,正極接続端部15を二重にした場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、三重以上にしてもよく、また、板片を重ねて負極接続端部14,正極接続端部15を多重にすることにしてもよい。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係るリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池の電極群20を示す展開図であり、図6は、電極群20を示す斜視図である。
この電池の電極群20は、負極板21と正極板23とをセパレータ22を介し、側面視が正円状となるように巻回してなり、円筒状のケース(図示せず)に収納されるように構成されている。
負極板21の端部は表側に折り曲げられており、この折り曲げられた部分に負極端子用の第1接続タブ24を重ね合わせ、第1接続タブ24の裏側から、実施の形態1と同様に針状の治具を突き刺してかしめることで、かしめ部28,28,28,28が形成されている。このかしめ部28の孔26の縁で折り返された折り返し片27,27,…により、負極板21は第1接続タブ24に固定されている。
負極板21と同様に、正極板23の端部も表側に折り曲げられており、この折り曲げられた部分に正極端子用の第2接続タブ25を重ね合わせ、第2接続タブ25の裏側から、針状の治具を突き刺してかしめることで、かしめ部31,31,31,31が形成されている。このかしめ部31の孔29の縁で折り返された折り返し片30,30,…により、正極板23は第2接続タブ25に固定されている。
以上のように負極板21,正極板23の端部が第1接続タブ24,第2接続タブ25に接続された電極群20は、第1接続タブ24,第2接続タブ25がケースに設けられた負極端子,正極端子(図示せず)に接続された状態で、ケースに収納される。
本実施の形態においては、第1接続タブ24,第2接続タブ25と接続される負極板21,正極板23の端部が折り曲げられて二重になっており、折り返し片27,30が三重になっているので、負極板21,正極板23の第1接続タブ24,第2接続タブ25との接続強度が良好であり、電池が落下した場合に、負極板21の端部及び正極板23の端部が切断されたり、第1接続タブ24及び第2接続タブ25から抜け落ちることが抑制されている。
以下に好適な実施例を用いて本発明を説明するが、本発明は、本実施例により、何ら限定されるものではなく、その主旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することが出来る。
[実施例1]
実施例1として、前記実施の形態1に係る電池1と同一の構成を有する電池を作製した。
正極板13は、以下のようにして作製した。
正極活物質として平均粒子径が3μmであるLiCoO2 粒子、導電助剤としてのアセチレンブラック(AB)、及びバインダとしてのPVDFを、LiCoO2 /AB/PVDF=94/3/3(質量部)となるように混合して正極合剤とし、これをN−メチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させることにより正極ペーストを調整した。
この正極ペーストを、NMPを除いた正極合剤の質量が片面につき0.020g/cm2 となるように、ドクターブレードを用いて、厚み13μmのAl箔の集電体の両面に均一に塗布した後、150℃で1時間の乾燥を行った。そして、室温にて厚みが130μmとなるように極板をプレスし、極板の幅が30mm、長さが500mmとなるように切断し、集電体の両面に、合剤層が形成された正極板13を得た。
正極板13の端部には、正極活物質が塗工されていない正極接続端部15が突設されており、正極接続端部15は端部に折り曲げ部15aを有し、二重になっている。
負極板11は、以下のようにして作製した。
負極活物質としてのグラファイト(黒鉛)、及びバインダとしてのPVDFを質量比で90:10となるように混合して負極合剤とし、これにNMPを適量加えて分散させ、負極ペーストを得た。
この負極ペーストを、NMPを除いた負極合剤の質量が片面につき0.0095g/cm2 となるように、ドクターブレードを用いて、厚み6μmの銅箔集電体の両面に均一に塗布した後、150℃で1時間の乾燥を行った。そして、室温にて厚みが145μmとなるように極板をプレスし、極板の幅が31mm、長さが550mmとなるように切断し、負極板を得た。
負極板11の端部には、負極活物質が塗工されていない負極接続端部14が突設されており、負極接続端部14端部に折り曲げ部14aを有し、二重になっている。
セパレータ12としては、厚み16μm程度のポリエチレン製微多孔性膜を用いた。
電極群10は、前記正極板13と負極板11とでセパレータ12を挟み、これを巻回して、作製した。
非水電解質としては、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを体積比で3:7で混合した混合溶媒にLiPF6 を1.1mol/L溶解させたものを用いた。
前記電極群10の、折り曲げ部14a,15aを有する負極接続端部14,正極接続端部15を、第1接続タブ5,第2接続タブ7に重ね合わせ、上述した針かしめにより接合した。
以上のようにして蓋部2に接続された電極群10をケース8に収納し、蓋部2をケース8に固定して溶接し、注液孔(図示せず)から電解液(図示せず)を注入し、注液孔を封口して、電池1を作製した。
[比較例1]
負極接続端部14,正極接続端部15の端部を折り曲げなかったこと以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
[電池の落下試験]
実施例1及び比較例1の電池を各50個作製し、以下の落下試験を行った。
落下試験は、電池を50cmの高さからコンクリート面へと自由落下させて行った。各電池につき各六面を下に向けて各50回(計300回)落下させた。試験終了後に、電池を解体して、かしめ部の極板の破断の有無を観察し、不良の個数を記録した。この試験結果を下記の表1に示す。
Figure 0005135847
[試験結果と考察]
実施例1の電池は、負極接続端部14,正極接続端部15のかしめ部全てに破断が生じていなかった。比較例1の電池は、負極接続端部のかしめ部に、50個中17個の割合で破断が生じており、正極接続端部のかしめ部に、50個中13個の割合で破断が生じていた。以上の結果より、実施例1の極板の破断防止効果が認められた。
以上より、負極板11及び正極板13セパレータ12を介し巻回した電極群10を用いる電池1において、負極接続端部14,正極接続端部15を第1接続タブ5,第2接続タブ7に接合する際に、負極接続端部14,正極接続端部15をその長手方向に丸める、折り畳む等の方法によって折り返し、多重にした状態で、針かしめにより接合することにより、電池1が落下した場合において、かしめ部で負極接続端部14,正極接続端部15の破断が抑制されることが分かる。
なお、本実施例では、負極接続端部14,正極接続端部15には負極合剤,正極合剤が塗工されておらず、銅箔又はアルミニウム箔が剥き出しになっているが、この部分に負極合剤,正極合剤が塗工されている場合、及びテープが貼られている場合等においても、本質的に同様の効果を得ることができる。また、電池を構成する部材が実施例とは異なるものであっても、本質的に、同様の効果を得ることができる。
さらに、前記実施の形態1及び2においては、電池1がリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、本発明はニッケル・水素二次電池、ニッケル・カドミウム二次電池等の他の電池にも適用することが可能である。
本発明の実施の形態1に係るリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池を示す一部破断概略側面図である。 電池を示す概略縦断面図である。 第1接続タブに負極接続端部を接続する方法を示す模式図である。 第1接続タブ及び負極接続端部に治具を突き刺した後の状態を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態2に係るリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池の電極群を示す展開図である。 電極群を示す斜視図である。 従来のリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池を示す一部破断概略側面図である。 電池を示す概略縦断面図である。 第1接続タブに負極接続端部を接続する状態を示す模式図である。 第1接続タブ及び負極接続端部に針状の治具を突き刺した後の状態を示す模式的断面図である。
符号の説明
1 非水電解質二次電池
2 蓋部
3 負極端子
4 絶縁部材
5、24 第1接続タブ
6 銅板
7、25 第2接続タブ
8 ケース
10、20 電極群
11、21 負極板
12、22 セパレータ
13、23 正極板
14 負極接続端部
14a、15a 折り曲げ部
15 正極接続端部
16 治具
17、26、29 孔
18、27、30 折り返し片
19、28、31 かしめ部

Claims (3)

  1. ケースと、
    正極板及び負極板をセパレータを介し巻回してなり、前記ケースに収納される電極群と、
    正極端子又は負極端子の少なくともいずれか一方の端子と、前記端子と同じ極性の極板とを接続する接続タブとを備え、
    前記電極群の最内周または最外周に位置する前記極板の端部と、前記接続タブとが接続されており、
    前記端部を前記接続タブに重ね合わせた状態で、前記端部及び前記接続タブに折り返し片が生じるように孔を開け、該折り返し片により前記端部を前記接続タブに固定してなる電池において、
    前記接続タブに接続される極板の端部は、多重にしてあることを特徴とする電池。
  2. 前記極板の端部は、折り返すことにより多重にしてある請求項1に記載の電池。
  3. 正極板及び負極板をセパレータを介し巻回してなる電極群の正極板又は負極板の少なくともいずれか一方の極板の端部を、前記極板と同じ極性の端子と接続された接続タブに接続し、前記電極群をケースに収納する電池の製造方法において、
    極板の端部を折り返して多重にする工程と、
    前記端部を、前記接続タブに重ね合わせる工程と、
    重ね合わされた前記端部及び前記接続タブに、折り返し片が生じるように孔を開ける工程と、
    前記折り返し片により、前記端部を前記接続タブに固定する工程とを有することを特徴とする電池の製造方法。
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