JP5135145B2 - 鋼製エレメント施工方法 - Google Patents
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Description
また、本出願人は複数本のエレメントを同時に発進立坑から地盤に推進する方法を既に提案している。
本発明は、先端に刃口を取り付けた鋼製エレメント先端部内にジャッキを設置し、
前記ジャッキにより鋼線または鋼棒を牽引して継手で連結する複数の鋼製エレメントを地盤中に挿入し施工する方法であって、
先行する鋼製エレメントを牽引装置または推進装置により地盤中に挿入し、当該鋼製エレメントに順次隣接する数本の鋼製エレメントの先端部内に設置された各ジャッキと隣接して先行する鋼製エレメントの先端部とを鋼線または鋼棒で連結し、各ジャッキにより鋼線または鋼棒を牽引して後続の各鋼製エレメントを地盤中に挿入することを特徴とする。
また、本発明は、前記隣接する数本の鋼製エレメントに隣接する後続の鋼製エレメントは牽引装置または推進装置により地盤中に挿入することを特徴とする。
発進立坑2、到達立坑3を掘削し、それぞれ土留工4を施工するのは図6の場合と同様である。次いで、例えば、鋼製の基準エレメントのような1本目のエレメントAを発進立坑側から到達立坑側へ挿入施工する。この1本目のエレメントAの施工は、図示は省略するが、到達立坑側に反力設備を設けて設置した牽引装置による牽引、或いは発進立坑側に反力設備を設けて設置した推進装置による推進により、エレメントAの先端部に取り付けた刃口内で土を掘削し、掘削土を発進立坑側に搬送排出しながら地盤中へ挿入することで行う。
一般エレメント200の先端部には刃口210が取り付けられており、刃口内には継手で連結し、先行する隣接エレメント300寄りの側端部に上下に2つのジャッキ110が設置され、このジャッキ110と先行する隣接エレメント300の先端部とが鋼線または鋼棒100で連結されている。ジャッキ110にはチャック120が設けられていて、ジャッキ110で鋼線または鋼棒100を牽引し、牽引した鋼線または鋼棒はチャック120で係止する。ジャッキ110の駆動タイミングは、図示しない制御装置により制御されている。
このような構成において、例えば、先行エレメント300と一般エレメント200の先端部の間隔が所定長さ以上になると、ジャッキ110を駆動して鋼線または鋼棒100を牽引して一般エレメント200を挿入する。なお、通常は先行エレメント停止状態で後続エレメントを牽引するが、先行エレメント牽引中に後続エレメントを牽引してもよい。
基準エレメントAは到達立坑側に設置した門型の反力設備410に設置した牽引装置400により牽引施工したものであり、図ではその施工が終わって反力設備410を隣接エレメント側に移動した状態を示している。エレメントBはその先端部内に設置したジャッキ110によりエレメントA先端部と連結した鋼線または鋼棒100を牽引して挿入し、エレメントC、エレメントDも順次同様にそれぞれに設置したジャッキ100により先行するエレメント先端部と連結した鋼線または鋼棒100を牽引して挿入する。エレメントDに隣接する後続のエレメントEは、到達立坑側の反力設備410に設置した牽引装置400で牽引する。なお、到達立坑側の門型反力設備は、挿入したエレメント先端を土留工4より外側へ突き出させて先端の刃口を取り外すために利用され、そのため隣接エレメント側に移動させている。このように、ジャッキによる挿入と、数本置きに到達立坑側の反力設備410に設置した牽引装置で牽引挿入とを併用することで、反力設備をそれほど大掛かりとせずにスムーズに挿入作業を行うことができる。
この例は、基準エレメントAを到達立坑側の牽引装置400で牽引しながら複数本のエレメントを同時に牽引する点以外は図3の場合と同様である。
複数のエレメントA、B、C、Dの先端を順次ずらして発進立坑側に並列に並べ、基準エレメントAは到達立坑側の門型の反力設備410に設置した2台の牽引装置400により牽引する。2台の牽引装置としているのは、他のエレメントB、C、Dが牽引時の負荷になるとともに、他のエレメント牽引時の反力を負担するためである。隣接するエレメントBはその先端部内に設置したジャッキ110によりエレメントA先端部と連結した鋼線または鋼棒100を牽引して挿入し、エレメントCも同様に設置したジャッキ100により先行するエレメントB先端部と連結した鋼線または鋼棒100を牽引して挿入する。エレメントDは、到達立坑側の反力設備410に設置した牽引装置400で牽引することで、エレメントAの牽引装置の負担を軽減する。このように、ジャッキによる挿入と、数本置きに到達立坑側の反力設備410に設置した牽引装置で牽引挿入とを併用し、基本エレメントを牽引しながら複数本のエレメントを同時に牽引することが可能であり、反力設備もそれほど大掛かりとすることはない。
この例は、複数のエレメントA、B、C、Dの先端を順次ずらして発進立坑側に並列に並べ、基準エレメントAは発進立坑側の反力設備に設置した推進装置(図示せず)により推進する以外は図4の場合と同様である。
基準エレメントAを一定深さ推進し、隣接するエレメントBはその先端部内に設置したジャッキ110によりエレメントA先端部と連結した鋼線または鋼棒100を牽引して挿入し、エレメントC、Dも同様に設置したジャッキ100により先行するエレメント先端部と連結した鋼線または鋼棒100を牽引して挿入する。なお、エレメントB、C、Dを牽引する場合の反力は、各エレメントと地盤との摩擦力以外に、基準エレメントAの推進装置の反力設備が負担する。このように、基準エレメントの推進と、ジャッキによる牽引で基準エレメントを推進しながら複数本のエレメントを同時に牽引することが可能であり、反力設備もそれほど大掛かりとすることはない。
Claims (2)
- 先端に刃口を取り付けた鋼製エレメント先端部内にジャッキを設置し、
前記ジャッキにより鋼線または鋼棒を牽引して継手で連結する複数の鋼製エレメントを地盤中に挿入し施工する方法であって、
先行する鋼製エレメントを牽引装置または推進装置により地盤中に挿入し、当該鋼製エレメントに順次隣接する数本の鋼製エレメントの先端部内に設置された各ジャッキと隣接して先行する鋼製エレメントの先端部とを鋼線または鋼棒で連結し、各ジャッキにより鋼線または鋼棒を牽引して後続の各鋼製エレメントを地盤中に挿入することを特徴とする鋼製エレメント施工方法。 - 前記隣接する数本の鋼製エレメントに隣接する後続の鋼製エレメントは牽引装置または推進装置により地盤中に挿入することを特徴とする請求項1記載の施工方法。
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JP2008243584A JP5135145B2 (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 鋼製エレメント施工方法 |
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JP2008243584A JP5135145B2 (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 鋼製エレメント施工方法 |
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JP2008243584A Active JP5135145B2 (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 鋼製エレメント施工方法 |
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