JP5134462B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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本発明は、底部を囲むように配設された側壁を、底部に重なるように倒すことにより、箱型に組み立てられた状態から、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、折り畳まれた状態から先に立てられる側壁の両垂直端に、側壁の板状部に略垂直な係合枠が形成されており、また、側壁の板状部の上部両端角部付近に、コの字状のスリットを穿設することにより、片持ち状の係止弾性片が形成されているとともに、係止弾性片の内壁面側の先端には、係止突部が突設されている側壁と、折り畳まれた状態から後に立てられる側壁には、先に立てられる側壁の係合枠と係止弾性片の係止突部との間に形成される間隙に挿入される板状の被係止部が形成された折り畳みコンテナーが、一例として、特許文献1に開示されている。
箱型に組み立てられた状態においては、折り畳まれた状態から後に立てられる側壁に形成された被係止部が、折り畳まれた状態から先に立てられる側壁の係合枠と係止弾性片の係止突部との間に形成された間隙に挿入されているので、後に立てられた側壁に、外力が加わっても、簡単には、後に立てられた側壁が、内側に倒れないように構成されている。
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、折り畳まれた状態から先に立てられた側壁の係合枠に形成された係止弾性片を、特許文献1に記載されているように、指で、外側に弾性変形させて、折り畳まれた状態から後に立てられた側壁に形成された板状の被係止部を、先に立てられた側壁の係合枠と係止弾性片の係止突部との間に形成された間隙から排出し、その後、後に立てられた側壁を、底部方向に倒し、次いで、先に立てられた側壁を、底部方向に倒すことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むことができるように構成されている。
更に、折り畳み作業の際に、折り畳まれた状態から先に立てられた側壁の係合枠に形成された係止弾性片を、指で、外側に弾性変形させる代わりに、係止弾性片を、外側に弾性変形させる操作部材を、折り畳まれた状態から後に立てられる側壁に配設した折り畳みコンテナーが、一例として、特許文献2に開示されている。
特開2001−287737号公報 特開2004−51199号公報
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、箱型に組み立てられた状態において、後に立てられた側壁に、外力が加わった際には、後に立てられた側壁に形成された板状の被係止部を介して、先に立てられた側壁に形成された係止弾性片の係止突部に負荷がかかり、係止弾性片が湾曲変形することがある。このような外力が、交番的に、繰り返し加えられると、先に立てられた側壁に形成された係止弾性片が損傷するという問題があった。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際にも、その都度、係止弾性片が湾曲変形することになり、また、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てる際にも、その都度、係止弾性片が湾曲変形することになり、従って、更に、係止弾性片に加えられる交番的な外力により、先に立てられた側壁に形成された係止弾性片の耐久性が低下することになる。
本発明は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と底部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と底部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、一方の側壁を、底部に重なるように倒し、次いで、もう一方の側壁を、先に倒された一方の側壁に重なるように倒すことにより、折り畳み可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記後から倒されるもう一方の側壁には、弾性片が形成された収納凹部が形成されているとともに、前記収納凹部には、箱型に組み立てられた状態において、前記先に倒される一方の側壁が当接する係止ブロック部材が収容されるように構成されており、箱型に組み立てられた状態において、前記先に倒される一方の側壁に外力が加わった際には、前記先に倒される一方の側壁が、前記後から倒されるもう一方の側壁に形成された収納凹部に収容された係止ブロック部材に当接することにより、前記後から倒されるもう一方の側壁に形成された収納凹部に形成された弾性片に、負荷が加わらないように構成したものである。
底部と底部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と底部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、一方の側壁を、底部に重なるように倒し、次いで、もう一方の側壁を、先に倒された一方の側壁に重なるように倒すことにより、折り畳み可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記後から倒されるもう一方の側壁には、弾性片が形成された収納凹部が形成されているとともに、前記収納凹部には、箱型に組み立てられた状態において、前記先に倒される一方の側壁が当接する係止ブロック部材が収容されるように構成されており、箱型に組み立てられた状態において、前記先に倒される一方の側壁に外力が加わった際には、前記先に倒される一方の側壁が、前記後から倒されるもう一方の側壁に形成された収納凹部に収容された係止ブロック部材に当接することにより、前記後から倒されるもう一方の側壁に形成された収納凹部に形成された弾性片に、負荷が加わらないように構成したので、弾性片の損傷を防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。
先ず最初に、図1及び図2を用いて、折り畳みコンテナーの全体構成について概説する。
本発明の全体構成は、底部1と、底部1にヒンジ連結された相対する長側壁2と、同じく、底部1にヒンジ連結された相対する短側壁3とから構成されており、図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁3を、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことにより、図2に示されているように、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトに折り畳むことができるように構成されている。また、図2に示されている状態から、先ず最初に、長側壁2を略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てることにより、図1に示されているように、折り畳まれていた折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることができるように構成されている。
次に、図3及び図4を用いて、長側壁2について説明する。
長側壁2には、その両垂直端に、長側壁2の板状部2aの内面2a1に略垂直に延在する縦長の長側壁側係合枠2bが形成されており、長側壁側係合枠2bには、上下方向に所定の間隔を置いて、長側壁2の板状部2aに略平行な適当数の嵌合孔2b1が形成されている。また、長側壁2の板状部2aの上端隅部付近には、長側壁側係合枠2bに平行な外側垂直リブ部2c1と、該外側垂直リブ部2c1と所定の間隔を置いて位置するとともに、外側垂直リブ部2c1に平行な内側垂直リブ部2c2と、外側垂直リブ部2c1の上部と内側垂直リブ部2c2の上部とを連結する上部水平連結リブ部2c3と、外側垂直リブ部2c1の下部と内側垂直リブ部2c2の下部とを連結する下部水平連結リブ部2c4と、奥壁部2c5とからなる、縦長の収納凹部2cが形成されている。
収納凹部2cを構成する奥壁部2c5に、上部水平連結リブ部2c3に沿った水平スリット部2d1と、外側垂直リブ部2c1に沿った外側垂直スリット部2d2と、内側垂直リブ部2c2に沿った内側垂直スリット部2d3とからなる、略逆U字状のスリット2dを形成することにより、奥壁部2c5には、下部が根元部で、上部が自由端部の片持ち状の弾性片2eが形成されている。なお、2e1は、弾性片2eの中央部に、且つ、縦方向に形成された、弾性片2eの上端から下部水平連結リブ部2c4まで延在する垂直凸条であり、弾性片2eを補強する機能を有している。
収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の上部には、長側壁2の厚さ方向に沿って、横長の透孔或いは横長の窪み(以下、横長状ガイド凹部という。)2fが形成されており、また、収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の下部には、円形状の透孔或いは円形状の窪み(以下、軸嵌合用凹部という。)2gが形成されている。
また、収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の上部には、外側垂直リブ部2c1の上部に形成された横長状ガイド凹部2fに相対するように、横長状ガイド切欠部2hが形成されており、また、収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の下部には、外側垂直リブ部2c1の下部に形成された軸嵌合用凹部2gに相対するように、軸挿入用切欠部2iが形成されている。
次に、図5及び図6を用いて、長側壁2に形成された収納凹部2cに収容される縦長の係止ブロック部材Bについて説明する。
係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1の一方の側板b1の外面上部には、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の上部に形成された横長状ガイド凹部2fに挿入されるガイド突部b1aが突設されており、また、上記の一方の側板b1の外面下部には、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の下部に形成された軸嵌合用凹部2gに嵌合される枢軸b1bが突設されている。
係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1のもう一方の側板b1の外面上部には、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の上部に形成された横長状ガイド切欠部2hに挿入されるガイド突部b1a’が突設されており、また、上記のもう一方の側板b1の外面下部には、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の外面下部に形成された軸挿入用切欠部2iに挿入される枢軸b1b’が突設されている。
係止ブロック部材Bの前板b2の上部には、ブロック状の係止突部b3が突設されている。なお、本実施例においては、ブロック状の係止突部b3の前面b3aと下面b3bとにより形成される下部角部には、係止突部b3の前面b3aから、前板b2方向に向かうガイド傾斜面b3cが形成されている。
また、係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1の中央部には、相対する側板b1の内面を連結する水平連結リブb5が形成されており、水平連結リブb5には、後述するように、係止ブロック部材Bが、長側壁2に形成された収納凹部2cへ取り付けられた際に、弾性片2eに形成された垂直凸条2e1が当接、或いは、接近して位置するように構成されている。更に、係止ブロック部材Bを構成する底板b6の中央部には、弾性片2eに形成された垂直凸条2e1が挿入可能な切欠き凹部b6aが形成されている。
次に、図7〜図9を用いて、係止ブロック部材Bの長側壁2に形成された収納凹部2cへの収容及び長側壁2への取り付けについて説明する。
先ず最初に、図7に示されているように、係止ブロック部材Bの係止突部b3が形成されている前板b2と相対する裏面側が、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する奥壁部2c5に形成された片持ち状の弾性片2eと対向するように、係止ブロック部材Bを、長側壁2に形成された収納凹部2cの開口部に配置する。
次いで、係止ブロック部材Bを、長側壁2に形成された収納凹部2cに、係止ブロック部材Bの裏面側から挿入して、係止ブロック部材Bの相対する側板b1の一方の側板b1の上部に突設されたガイド突部b1a’を、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の上部に形成された横長状ガイド凹部2fに挿入するとともに、係止ブロック部材Bの相対する側板b1の一方の側板b1の下部に突設された枢軸b1b’を、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の下部に形成された軸嵌合用凹部2gに嵌合する。同様に、係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1のもう一方の側板b1の上部に突設されたガイド突部b1aを、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の上部に形成された横長状ガイド切欠部2hに挿入するとともに、係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1のもう一方の側板b1の下部に突設された枢軸b1bを、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の下部に形成された軸挿入用切欠部2iに挿入する。このようにして、係止ブロック部材Bが、長側壁2に形成された収納凹部2cへ取り付けられることになる。
上述したように、係止ブロック部材Bが、長側壁2に形成された収納凹部2cに収容され、長側壁2に取り付けられた際には、係止ブロック部材Bの相対する側板b1が、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eに当接、或いは、接近して位置するように構成されているとともに、係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1を連結する水平連結リブb5が、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eの垂直凸条2e1に当接、或いは、接近して位置するように構成されており、更に、係止ブロック部材Bを構成する底板b6の中央部に形成された切欠き凹部b6aに、弾性片2eに形成された垂直凸条2e1が挿入されるように構成されている。
また、係止ブロック部材Bが、長側壁2に形成された収納凹部2cに収容され、長側壁2に取り付けられた際には、係止ブロック部材Bのブロック状の係止突部b3が、長側壁2の板状部2aの内面2a1から内側に突出するように構成されている。
更に、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の下部に形成された軸嵌合用凹部2gに嵌合された、係止ブロック部材Bの相対する側板b1のもう一方の側板b1の下部に突設された枢軸b1b’、及び、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の下部に形成された軸挿入用切欠部2iに挿入された、係止ブロック部材Bの相対する側板b1の一方の側板b1の下部に突設された枢軸b1bを中心に、係止ブロック部材Bを、外側に回動させた際には、係止ブロック部材Bの相対する側板b1の一方の側板b1の上部に突設されたガイド突部b1aが、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の上部に形成された横長状ガイド切欠部2hに案内されるとともに、係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1のもう一方の側板b1の上部に突設されたガイド突部b1a’が、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の上部に形成された横長状ガイド凹部2fに案内されながら、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eに当接、或いは、接近して位置する係止ブロック部材Bが、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eの弾勢力に抗して、外側に回動し、係止ブロック部材Bの係止突部b3が、長側壁2の板状部2aの内面2a1から引っ込むように構成されている。
図10に示されているように、短側壁3の両垂直端付近には、短側壁3に沿って、縦長な短側壁側係合枠3aが延設されており、短側壁側係合枠3aの外壁面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、長側壁2の長側壁側係合枠2bと対向する面)には、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、長側壁2の長側壁側係合枠2bに穿設された嵌合孔2b1に挿入される嵌合突部3bが突設されている。また、短側壁側係合枠3aの外側角部には、短側壁側係合枠3aの外壁面から、短側壁側係合枠3aの先端方向に向かって延在する傾斜面3cが形成されている。
折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた際には、図10に示されているように、短側壁3に形成された短側壁側係合枠3aが、長側壁2の収納凹部2cに収容された係止ブロック部材Bの上述したもう一方の側板b1と長側壁2の長側壁側係合枠2bとの間に形成された間隙に挿入されるように構成されている。従って、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態において、短側壁3に、外側から外力が加わった際には、短側壁3の短側壁側係合枠3aが、長側壁2の収納凹部2cに収納された係止ブロック部材Bの係止突部b3に当接し、短側壁3の底部1方向への回動が阻止されることになる。
上述したように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの短側壁3に外力が加わった際には、短側壁3の短側壁側係合枠3aが、長側壁2に形成された収納凹部2cに収容された係止ブロック部材Bの係止突部b3に当接することになるが、この際には、係止ブロック部材Bの上述した一方の側板b1が、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2に当接することになり、従って、短側壁3の外力が加わった際には、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eには、何ら、短側壁3の外力が加わることがないので、損傷しやすい弾性片2eが損傷するようなことを防止することができる。
折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態の長側壁2を、略垂直に立て、次いで、略水平状態の短側壁3を、垂直方向に回動させることになるが、短側壁3の垂直方向への回動途中において、短側壁3に形成された短側壁側係合枠3aの先端角部に形成された傾斜面3cが、長側壁2の収納凹部2cに収容されている係止ブロック部材Bの係止突部b3の内側垂直リブ部2c2側の角部b’に当接することになる。この状態から、更に、短側壁3を、垂直方向へ回動させると、短側壁3に形成された短側壁側係合枠3aの傾斜面3cが、係止ブロック部材Bを、収納凹部2cを構成する奥壁部2c5に形成された片持ち状の弾性片2eの弾勢力に抗して、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の下部に形成された軸嵌合用凹部2g及び内側垂直リブ部2c2の下部に形成された軸挿入用切欠部2iを中心に、外側に回動させることになる。この、係止ブロック部材Bの外側方向への回動過程において、長側壁2の長側壁側係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に、短側壁3の短側壁側係合枠3aに形成された嵌合突部3bが挿入されるように構成されている。また、係止ブロック部材Bの係止突部b3が、長側壁2に形成されている収納凹部2c内に収容された時点においては、図11に示されているように、短側壁3に形成された短側壁側係合枠3aの傾斜面3cが、係止ブロック部材Bの係止突部b3から外れることになる。このように、短側壁3に形成された短側壁側係合枠3aの傾斜面3cが、係止ブロック部材Bの係止突部b3から外れると、係止ブロック部材Bが、長側壁2に形成された収納凹部2cの奥壁部2c5に形成された弾性片2eの弾勢復元力により、内側方向に回動し、図10に示されているように、係止ブロック部材Bの係止突部b3が、長側壁2の板状部2aの内面2a1から突出した元の略垂直状態に戻ることになる。このように、係止ブロック部材Bの係止突部b3が、長側壁2の板状部2aの内面2a1から突出した元の略垂直状態に戻ると、短側壁3に形成された短側壁側係合枠3aが、図10に示されているように、長側壁2の収納凹部2c内に収容された係止ブロック部材Bと長側壁2の長側壁側係合枠2bとの間に形成された間隙に挿入されることになる。従って、短側壁3に、外側から外力が加わった際には、短側壁3の短側壁側係合枠3aが、長側壁2に形成された収納凹部2cに収容された係止ブロック部材Bの側板b1に当接し、短側壁3が、底部1方向に倒れるようなことが防止されることになる。
上述した係止ブロック部材Bの外側方向への回動過程及び係止ブロック部材Bの内側方向への回動過程においては、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の下部に形成された軸嵌合用凹部2gに嵌合された、係止ブロック部材Bの相対する側板b1のもう一方の側板b1の下部に突設された枢軸b1b’、及び、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の下部に形成された軸挿入用切欠部2iに挿入された、係止ブロック部材Bの相対する側板b1の一方の側板b1の下部に突設された枢軸b1bを中心に、係止ブロック部材Bが回動するとともに、係止ブロック部材Bの相対する側板b1の一方の側板b1の上部に突設されたガイド突部b1aが、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する内側垂直リブ部2c2の上部に形成された横長状ガイド切欠部2hに案内されるとともに、係止ブロック部材Bを構成する相対する側板b1のもう一方の側板b1の上部に突設されたガイド突部b1a’が、長側壁2に形成された収納凹部2cを構成する外側垂直リブ部2c1の上部に形成された横長状ガイド凹部2fに案内されることになり、従って、係止ブロック部材Bの外側方向或いは内側方向への回動を、円滑に、且つ、確実に行うことができる。
上述した実施例においては、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳む際には、長側壁2の収納凹部2cを構成する奥壁部2c5に形成された弾性片2eに当接、或いは、接近して位置する係止ブロック部材Bを、作業者が、指で、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eの弾勢力に抗して、外側に回動させ、係止ブロック部材Bの係止突部b3を、長側壁2の板状部2aの内面2a1から引っ込ませて、長側壁2と短側壁3とのロック状態を解除するように構成した例が示されているが、このような、係止ブロック部材Bの作業者の指による外側への回動を、短側壁3に配設された種々の公知のロック解除部材の操作により行うことができる。このように、作業者が、係止ブロック部材Bを、指で、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eの弾勢力に抗して、外側に回動させる場合には、係止ブロック部材Bにガイド傾斜面b3cを形成する必要はなく、係止ブロック部材Bを、単なる、角柱状に形成することができる。
例えば、特開2007−22561号公報に開示されているように、長側壁と短側壁とのロック解除の際に、ロック解除部材の先端部が、下方から上方に回動するように構成されている場合には、上述したように、係止ブロック部材Bの係止突部b3の下部角部にガイド傾斜面b3cを形成し、ロック解除部材の先端部を、ガイド傾斜面b3cに沿って上方に回動させることにより、係止ブロック部材Bの係止突部b3を、長側壁2の内面から引っ込ませることになる。
また、例えば、特開2003−40263号公報に開示されているように、長側壁2と短側壁とのロック解除の際に、ロック解除部材の先端部が、下方から上方に移動する場合には、上述したように、係止ブロック部材Bの係止突部b3の上部角部にガイド傾斜面を形成し、ロック解除部材の先端部を、ガイド傾斜面に沿って下動させることにより、係止ブロック部材Bの係止突部b3を、長側壁2の内面から引っ込ませることになる。
更に、例えば、上述した特許文献2に開示されているように、長側壁2と短側壁とのロック解除の際に、ロック解除部材の先端部が、水平方向に移動する場合には、係止ブロック部材Bの係止突部b3に、上述したようなガイド傾斜面を形成する必要はなく、係止突部b3を柱状に形成するだけでよいことになる。
上述したように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの短側壁3に外力が加わった際には、短側壁3の短側壁側係合枠3aが、長側壁2に形成された収納凹部2cに収容された係止ブロック部材Bのもう一方の側板b1に当接するように構成することにより、長側壁2の奥壁部2c5に形成された弾性片2eに、負荷が加わらないように構成したので、弾性片2eの損傷を防止することができる。
更にまた、縦長の係止ブロック部材Bを、長側壁2に縦長に形成された収納凹部2cに収容した例が示されているが、長側壁2に形成された収納凹部2cを横長に形成し、横長に形成された収納凹部2cに、横長の係止ブロック部材を収容することもできる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の要部拡大斜視図である。 図4は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の要部拡大斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する係止ブロック部材の斜視図である。 図6は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーを構成する係止ブロック部材の斜視図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の要部と係止ブロック部材の分解斜視図である。 図8は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁に、係止ブロック部材が取り付けられた状態の要部拡大斜視図である。 図9は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁に、係止ブロック部材が取り付けられた状態の一部水平断面を含む要部拡大斜視図である。 図10は、本発明の折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態の一部水平断面を含む要部拡大斜視図である。 図11は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態の一部水平断面を含む要部拡大斜視図である。
符号の説明
B・・・・・・・・・・・・係止ブロック部材
b3・・・・・・・・・・・係止突部
1・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・長側壁
2c・・・・・・・・・・・収納凹部
2e・・・・・・・・・・・弾性片
3・・・・・・・・・・・・短側壁

Claims (1)

  1. 底部と底部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と底部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、一方の側壁を、底部に重なるように倒し、次いで、もう一方の側壁を、先に倒された一方の側壁に重なるように倒すことにより、折り畳み可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記後から倒されるもう一方の側壁には、弾性片が形成された収納凹部が形成されているとともに、前記収納凹部には、箱型に組み立てられた状態において、前記先に倒される一方の側壁が当接する係止ブロック部材が収容されており、箱型に組み立てられた状態において、前記先に倒される一方の側壁に外力が加わった際には、前記先に倒される一方の側壁が、前記後から倒されるもう一方の側壁に形成された収納凹部に収容された係止ブロック部材に当接することにより、前記後から倒されるもう一方の側壁に形成された収納凹部に形成された弾性片には、負荷が加わらないように構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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