JP5133583B2 - 遊技媒体貸出装置、貯遊技媒体管理システム及び遊技媒体貸出方法 - Google Patents

遊技媒体貸出装置、貯遊技媒体管理システム及び遊技媒体貸出方法 Download PDF

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Description

本発明は、遊技機に通信可能に接続されるとともに、遊技機が遊技媒体の投出部として具備する遊技機内投出部とは別に貸出機内投出部を具備し、少なくとも遊技機内投出部を用いた遊技媒体の貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客によって預け入れられた貯遊技媒体の再貸出し処理を行う遊技媒体貸出装置、貯遊技媒体管理システム及び遊技媒体貸出方法に関する。
現在、例えばパチンコ店やパチスロ店などの遊技店においては、パチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を用いた遊技に係る消費税を遊技店が営業利益の中から負担するのが一般的である。しかし、将来的に消費税率が上昇すると、遊技店の負担が大きくなることから、遊技客が自らの遊技に係る消費税を負担するようになると考えられる。
このとき、遊技店内で流通する貨幣の金種が限定されていることなどから、例えば特許文献1に記載されているカード処理ユニット(以下、「CRユニット」と称す)ように、遊技媒体の貸し出し時に貸し出される遊技媒体数を調整して遊技客から消費税を徴収するのが現実的である。例えば、現在1000円でパチスロに用いられるメダルが50枚貸し出されるところを、1000円で49枚貸し出されるようにすることにより、メダルの税込単価を20円から20.4(≒1000/49)円にすることが考えられる。このような消費税対応を行うことにより、遊技店では消費税の負担分の一部を遊技客から徴収することができ、営業利益の減少を抑制することができる。
より具体的には、CR遊技機及びCRユニット間のインターフェースでは、CRユニットからの1度のメダル貸し指示に対して一定個数の投出を行うように規定されており、CR遊技機では一定個数未満の貸メダルの払出しを行うことができないので、かかる消費税対応を行う場合には、全貸出数のうちCR遊技機にて払出し可能な数量分についてはCR遊技機に投出させ、CR遊技機にて払出し不能な端数についてはCRユニットから投出させる。例えば、1度に貸し出される貸出金額を「1000円」とした時には、CRパチスロ機では1度数分に対応する「5枚」単位でしか貸メダルの払出しを行うことができないので、全貸玉数「49枚」のうち、CRパチスロ機に規定単位「5枚」の倍数である「45枚」を投出させる一方で、かかる規定に拘束されないCRユニットからは残りの「4枚」を投出させることになる。
また、このCRユニットは、予め登録処理された遊技客(会員)によって預け入れられたパチンコ玉/メダルを貯玉残高/貯メダル残高として記憶管理する管理装置(ターミナル・コントローラ:会員管理T/C)に接続されており、かかる会員管理T/Cと協働して、会員管理T/Cにて記憶管理される貯玉残高/貯メダル残高の引落し処理(再プレイ)を行っている。具体的には、CRユニットにて貯玉残高/貯メダル残高の引落し操作(再プレイ操作)を受け付けると、会員管理T/Cに記憶される貯玉残高/貯メダル残高の減算を行ってからその減算分の遊技媒体をCRユニット本体の投出部から投出する。
このように、CRユニット本体から再プレイ分の遊技媒体を投出するのは、CR遊技機のようにインターフェースの規定に拘束されず、再プレイ分のパチンコ玉/メダルの投出数を柔軟に調節できるからである。
特開2006−158635号公報
しかしながら、上記した従来技術(特許文献1)が遊技店にて導入されたとしても、導入当初に消費税対応が取られるとは限らず、かかる消費税対応が取られなければ、CR遊技機にて払出し不能な端数は生じず、CRユニットからは遊技媒体の払出しを行う必要がない。
それにもかかわらず、かかるCRユニットにて再プレイサービスを提供しようとすれば、再プレイ分の遊技媒体を払い出すためだけに、遊技店内の各CRユニットの背面に遊技媒体を補給するための補給機構を設け、その補給機構とCRユニットの投出部を連結する「補給工事」を導入当初に行わなければならないという問題点がある。特に、パチスロコーナーの補給工事を行ってないホールは多く、初期投資費用を抑えるために必要に迫られるまで(実際に消費税対応が取られるまで)補給工事を行いたくないというホールも少なくない。
さらに、かかる「補給工事」の施工可否にかかわらず、CRユニット本体の投出部からメダル投出を行う場合には、CR遊技機の投出部に加えてCRユニットの投出部にてもメダルを貯留させる必要があり、その貯留分のメダルをCRユニットの導入当初に購入せねばならず、初期投資費用がさらに嵩んでしまうという問題がある。
以上のことから、いかにして導入当初に必要のない設備投資を実際に消費税対応が取られるまで猶予し、遊技店設備の初期投資費用を低減させるかが極めて重要な課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、導入当初に必要のない設備投資を実際に消費税対応が取られるまで猶予し、もって遊技店設備の初期投資費用を低減させることができる遊技媒体貸出装置、貯遊技媒体管理システム及び遊技媒体貸出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、遊技機に通信可能に接続されるとともに、前記遊技機が遊技媒体の投出部として具備する遊技機内投出部とは別に貸出機内投出部を具備し、少なくとも遊技機内投出部を用いた遊技媒体の貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客によって預け入れられた貯遊技媒体の再貸出し処理を行う遊技媒体貸出装置であって、前記貯遊技媒体の払出元が前記遊技機内投出部もしくは前記貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶する再貸出し払出元設定記憶手段と、前記再貸出し払出元設定記憶手段に記憶された再貸出し払出元設定データが前記遊技機内投出部を示す場合には、前記遊技機に対して前記貯遊技媒体を払い出すように指示し、前記再貸出し払出元設定データが前記貸出機内投出部を示す場合には、前記貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御する再貸出し処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記遊技媒体の貸出し処理は、消費税未徴収時の遊技媒体の貸出数から消費税相当の価値以下の遊技媒体数を減算して前記遊技媒体の貸出しを行う消費税徴収設定データの有効可否に基づいて行われるものであって、前記消費税徴収設定データが有効である場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記貸出機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録し、前記消費税徴収設定データが有効でない場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記遊技機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録する再貸出し払出元設定登録手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記貸出機内投出部は、当該遊技媒体貸出装置の外部の遊技媒体補給機構と接続可能に構成されるものであって、前記遊技媒体補給機構との接続を検知する接続検知手段と、前記接続検知手段によって前記遊技媒体補給機構との接続が検知された場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記貸出機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録し、前記遊技媒体補給機構との接続が検知されなかった場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記遊技機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録する再貸出し払出元設定登録手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、通信可能に接続される遊技機が遊技媒体の投出部として具備する遊技機内投出部とは別に貸出機内投出部を具備し、少なくとも遊技機内投出部を用いた遊技媒体の貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客によって預け入れられた貯遊技媒体の再貸出し処理を行う遊技媒体貸出装置と、前記遊技客ごとの貯遊技媒体の数量を記憶管理する管理装置とからなる貯遊技媒体管理システムであって、前記管理装置は、前記貯遊技媒体の払出元が前記遊技機内投出部もしくは前記貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶する第1の再貸出し払出元設定記憶手段と、前記第1の再貸出し払出元設定記憶手段に記憶された再貸出し払出元設定データを前記遊技媒体貸出装置に配信する設定配信手段とを備え、前記遊技媒体貸出装置は、前記設定配信手段によって配信された再貸出し払出元設定データを記憶する第2の再貸出し払出元設定記憶手段と、前記第2の再貸出し払出元設定記憶手段に記憶された再貸出し払出元設定データが前記遊技機内投出部を示す場合には、前記遊技機に対して前記貯遊技媒体を払い出すように指示し、前記再貸出し払出元設定データが前記貸出機内投出部を示す場合には、前記貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御する再貸出し処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技機に通信可能に接続されるとともに、前記遊技機が遊技媒体の投出部として具備する遊技機内投出部とは別に貸出機内投出部を具備し、少なくとも遊技機内投出部を用いた遊技媒体の貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客によって預け入れられた貯遊技媒体の再貸出し処理を行う遊技媒体貸出装置に用いる遊技媒体貸出方法であって、前記遊技媒体貸出装置が、前記貯遊技媒体の払出元が前記遊技機内投出部もしくは前記貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶部に格納する再貸出し払出元設定データ格納工程と、前記遊技媒体貸出装置が、前記記憶部に記憶された再貸出し払出元設定データが前記遊技機内投出部を示す場合には、前記遊技機に対して前記貯遊技媒体を払い出すように指示し、前記再貸出し払出元設定データが前記貸出機内投出部を示す場合には、前記貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御する再貸出し処理工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、貯遊技媒体の払出元が遊技機内投出部もしくは貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶し、記憶した再貸出し払出元設定データが遊技機内投出部を示す場合には、遊技機に対して貯遊技媒体を払い出すように指示し、再貸出し払出元設定データが貸出機内投出部を示す場合には、貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御することとしたので、例えば「消費税対応」が実行される時点まで貸出機内投出部の使用を凍結すれば、導入当初に必要のない設備投資(例えば、「補給工事」の施工費用や「貯留遊技媒体」の購入費用など)を実際に消費税対応が取られるまで猶予することができ、遊技店設備の初期投資費用を低減させることが可能な遊技媒体貸出装置及び遊技媒体貸出方法が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、消費税徴収設定データが有効である場合には、再貸出し払出元設定データとして貸出機内投出部を登録し、消費税徴収設定データが有効でない場合には、再貸出し払出元設定データとして遊技機内投出部を登録することとしたので、遊技媒体貸出装置にて「補給工事」が施工済みか、或いは遊技店にて貸出機内投出部分の「貯留遊技媒体」が準備済みであるのかを正確に予測して『再貸出し払出元設定』を行うことができ、『再貸出し払出元設定』の登録(更新)を効果的に支援することが可能な遊技媒体貸出装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、遊技媒体補給機構との接続を検知し、遊技媒体補給機構との接続を検知した場合には、再貸出し払出元設定データとして貸出機内投出部を登録し、遊技媒体補給機構との接続を検知しなかった場合には、再貸出し払出元設定データとして遊技機内投出部を登録することとしたので、遊技媒体貸出装置にて「補給工事」が施工済みか、或いは遊技店にて貸出機内投出部分の「貯留遊技媒体」が準備済みであるのかを正確に予測して『再貸出し払出元設定』を行うことができ、『再貸出し払出元設定』の登録(更新)を効果的に支援することが可能な遊技媒体貸出装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、管理装置が、貯遊技媒体の払出元が遊技機内投出部もしくは貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶し、記憶した再貸出し払出元設定データを遊技媒体貸出装置に配信し、遊技媒体貸出装置が、配信された再貸出し払出元設定データを記憶し、記憶した再貸出し払出元設定データが遊技機内投出部を示す場合には、遊技機に対して貯遊技媒体を払い出すように指示し、再貸出し払出元設定データが貸出機内投出部を示す場合には、貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御することとしたので、例えば「消費税対応」が実行される時点まで貸出機内投出部の使用を凍結すれば、導入当初に必要のない設備投資(例えば、「補給工事」の施工費用や「貯留遊技媒体」の購入費用など)を実際に消費税対応が取られるまで猶予することができ、遊技店設備の初期投資費用を低減させることが可能な貯遊技媒体管理システムが得られるという効果を奏する。
以下の添付図面を参照して、本発明に係る遊技媒体貸出装置(遊技媒体貸出方法)及び貯遊技媒体管理システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る遊技媒体貸出装置を実施例1として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を実施例2として説明する。
以下の実施例1では、遊技用記録媒体(プリペイドカード)に価値付けられた有価価値に基づいて遊技媒体の貸出し処理を行うカード処理ユニット(以下、「CRユニット」と言う)を遊技媒体貸出装置として例示し、このCRユニットの概要および特徴、CRユニットの構成および処理の流れを順に説明する。なお、本実施例では、本発明をパチスロ遊技を対象とする遊技システムに適用する例を説明するが、パチンコ遊技を対象としてさらに含めた遊技システム又はパチンコ遊技のみを対象とする遊技システムにも本発明を同様に適用することができる。
[概要および特徴]
まず最初に、図1及び図2を用いて、実施例1に係るCRユニットを含む遊技システムのシステム構成を説明し、この遊技システムにおけるCRユニットの位置付けを明確にしてから、実施例1に係るCRユニットの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る遊技システムのシステム構成を示すシステム構成図であり、また、図2は、実施例1に係るCRユニットの特徴を説明するための概念図である。
図1に示すように、遊技店内に設置される遊技システム1は、予め登録処理された遊技客(会員)によって預け入れられた貯メダル数を「貯メダル残高」として管理するための管理装置(以下、『会員管理T/C』と称す)10及びプリペイドカードに価値付けられた度数の残数を管理するための管理装置(以下、『プリペイドカード管理T/C』と称す)70を頂点にして、「島」と呼ばれるグループごとに設けられた島コントローラ20及びカード発行機60が接続された構成となる。さらに、島コントローラ20には、各島に設置された複数のCRパチスロ機40それぞれに併設されたCRユニット30が接続されている。
この遊技システム1では、従来から用いられている会員カードMC(会員登録を行った遊技者(会員)に対して遊技店から発行され、発行店の識別情報や会員コードなどの会員識別情報が記憶される)や、プリペイドカードPC(カード発行機により遊技者に対して発行され、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行額、カード種別などが記録される)を記録媒体として用いることができる。
CRユニット30は、プリペイドカードPCや会員カードMCなどの記録媒体に価値付けられた度数の残数(以下、残度数という)を上限とするメダルの貸出し処理を主機能とする他、会員カードMCに関連付けられた貯メダル残高の範囲内で獲得メダルの再貸出し処理を行う再プレイ機能を有するものであり、遊技店に設置された複数のCRパチスロ機40それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、CRパチスロ機40の相互間に挟まれる形で設置されており、これら両者は、「現金機」であるパチスロ機とは相違し、相互に通信可能なようにインターフェース接続されている。
さらに、このCRユニット30には、貸出数を調節する消費税対応実行時において、CRパチスロ機40のパチスロ機内ホッパ41にて投出不能な端数をCRユニット30側から払出すことができるように、1枚ずつのメダルの投出が可能な1個切りの投出部(後述する「貸出機内ホッパ36a」及び「ホッパ駆動部36b」)が設けられている。
CRパチスロ機40は、遊技客による遊技操作に応答して、入賞役の抽選、リール駆動、リール停止制御及び賞メダルの供与制御を行うパチスロ機であるが、本実施例1のように、「CR機」であるCRパチスロ機40では、賞メダルの供与制御に加えて貸メダルの供与制御を行う。なお、ここで言う「供与制御」とは、遊技客に物理的または電子的にメダルを供与するための制御を指し、例えば、パチスロ機内ホッパ41からのメダル投出制御やクレジットへのクレジット加算制御などを指す。また、「クレジット」とは、メダルの投入や入賞によるメダルの払出しが生じた場合に通常50枚を上限としてパチスロ機内部にてその払出し枚数を記憶する機構であり、その枚数分のメダルを預かるとともに、当該枚数分のメダルの投出を保証しており、遊技投資操作を受け付けるBET操作によって人手によるメダル投入と同様の機能を果たさせる機能を有する。
また、CRパチスロ機40には、遊技客による貸出要求を受け付けるための貸出操作装置50(図示せず)が付設されており、この貸出操作装置50では、遊技客による貸出ボタン502(図6参照)の押下を通じてメダル貸し操作を受け付けている。
カード発行機60は、現金が入金された場合に、該入金金額に応じた有価価値(度数)が価値付けられるプリペイドカードPCの発行処理並びにプリペイドカードPCに価値付けられた度数に対する加算処理を主機能とするものである。
会員管理T/C10は、遊技店に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店の統括管理、例えば会員の管理(例えば、住所、氏名の他、遊技店ポイントや貯メダル残高など)をおこなうとともに、プリペイドカードPC並びに会員カードMCの有価価値に関する情報を記憶管理する部分である。但し、本実施例1では、プリペイドカードPCに関する機能については既存のものと同一であるので説明を省略する。なお、本実施例1では、カードに記録した記録データを改ざんするなどの不正行為を防止する観点から、会員カードMCには、具体的な会員情報の中身を記録せず、会員カードMCの識別情報(会員ID)のみを記録する構成を採用することとする。
プリペイドカード管理T/C70は、プリペイドカードの識別情報(プリペイドカードID)及びこのプリペイドカードの残度数を記憶管理する装置である。例えば、CRユニット30にて高額紙幣が挿入された場合には、CRユニット30から発行対象となる内蔵カードのプリペイドカードIDとともに挿入紙幣の金額を受け付け、当該プリペイドカードIDに挿入紙幣分の金額を価値付けた後、CRユニット30に「価値付け完了通知」を返信する。なお、本実施例では、会員カードMCと同様、カードに記録した記録データを改ざんするなどの不正行為を防止する観点から、プリペイドカードには「度数」を記録せず、プリペイドカードIDのみを記録する構成を採用することとする。
ここで、かかる遊技システム1において、本実施例1に係るCRユニット30は、CRパチスロ機40が具備するパチスロ機内ホッパ41とは別に貸出機内ホッパ36aを具備し、少なくともパチスロ機内ホッパ41を用いたメダルの貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客(会員)によって預け入れられた貯メダルの再プレイ処理を行うことを概要とし、導入当初に必要のない設備投資を実際に消費税対応が取られるまで猶予し、もって遊技店設備の初期投資費用を低減させることを特徴とする。
すなわち、実施例1に係るCRユニット30では、先行技術に挙げたCRユニットと同様に、会員管理T/C10にて記憶管理された貯メダル残高に基づいて貯メダルの払出し制御を行うが、CRユニット30の導入当初より貸出機内ホッパ36aから画一的に投出させることはしない。つまり、パチスロ機内ホッパ41もしくは貸出機内ホッパ36aのいずれから貯メダルを払出すかが定められた『再プレイ払出元設定』に応じて貯メダルの払出し制御を行う。
例えば、図2に示すように、前述した貸出数を調節する「消費税対応」を実行している場合には、貸出機内ホッパ36aを『再プレイ払出元設定』とし、後述するホッパ駆動部36b(図7参照)を駆動させて貸出機内ホッパ36aから貯メダルを投出させ、また、「消費税対応」を実行していない場合には、パチスロ機内ホッパ41を『再プレイ払出元設定』とし、CRパチスロ機40に対してメダル投出指示を行い、パチスロ機内ホッパ41から貯メダルを投出させる。
このような『再プレイ払出元設定』に基づいて貯メダルの払出し制御を行えば、CRユニット30の導入当初にはパチスロ機内ホッパ41から貯メダルを払い出させ、「消費税対応」が実行される時点になって始めて貸出機内ホッパ36aから貯メダルを払い出させることができ、導入当初に必要のない設備投資、例えば遊技店内の各CRユニット30の背面にメダルを補給するための補給機構を設け、その補給機構と貸出機内ホッパ36aを連結する「補給工事」の施工費用及び貸出機内ホッパ36aに対する「貯留メダル」の購入費用を実際に消費税対応が取られるまで猶予することができる。
したがって、上記した従来技術の例で言えば、CRユニット30の導入当初より貸出機内ホッパ36aから貯メダルを画一的に投出させることで、導入当初に必要のない設備投資をかさませるのではなく、パチスロ機内ホッパ41もしくは貸出機内ホッパ36aのいずれから貯メダルを払出すかが定められた『再プレイ払出元設定』に応じて貯メダルの払出し制御を行うことで、例えば「消費税対応」が実行される時点まで貸出機内ホッパ36aの使用を凍結すれば、導入当初に必要のない設備投資(例えば、「補給工事」の施工費用や「貯留メダル」の購入費用など)を実際に消費税対応が取られるまで猶予することができ、上記した主たる特徴のように、遊技店設備の初期投資費用を低減させることが可能になる。
[CRユニットとその関連装置の構成]
続いて、実施例1に係るCRユニット30の構成及び機能を説明するが、本発明の特徴が貯メダルの払出し制御にあるので、このCRユニット30とともに貯メダル管理システムを構成する会員管理T/C10についてCRユニット30と密接に関連する構成及び機能を説明してから、本実施例1に係るCRユニット30の構成及び機能を説明することとする。
(1)会員管理T/Cの構成
前述したように、ここでは、本実施例1に係る会員管理T/C10の構成及び機能を説明する。図3は、実施例1に係る会員管理T/C10の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この会員管理T/C10は、入力部11と、出力部12と、通信制御IF部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
このうち、入力部11は、各種の情報を入力するキーボード、マウスおよびトラックボールなどの指示入力手段であり、例えば、貯メダルサービスなどの各種会員サービスを希望する遊技客から取得した会員情報(例えば、会員となる遊技客の氏名、住所およびメールアドレスなどの属性情報)の登録や、記憶部14に記憶される情報(後述する貯メダル管理情報14a、消費税徴収設定情報14bや再プレイ払出元設定情報14cなど)の閲覧要求などを受け付ける。
表示部12は、各種の情報を出力するモニタなどの出力表示手段であり、例えば、記憶部14にて記憶管理された情報(例えば、会員の属性情報、貯メダル残高、消費税徴収設定や再プレイ払出元設定の設定内容など)を表示したりする。
通信制御IF部13は、各種装置(例えば、島コントローラ20、CRユニット30、カード発行機60及びプリペイドカード管理T/C70)との間で各種通信の制御を行う処理部である。なお、ここでは図示していないが、遊技客が獲得した獲得メダルを計数する計数機や遊技客によって獲得された獲得メダルと所望の景品の交換を管理する景品管理装置などとも接続されている。
記憶部14は、制御部15による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、本発明に関連するものとしては、貯メダル管理情報14a、消費税徴収設定情報14b及び再プレイ払出元設定情報14cを記憶している。
より具体的には、記憶部14は、これらのうち貯メダル管理情報14aとして、会員ID及び貯メダル残高を対応付けて記憶している。例えば、図4に示すように、会員ID「0001」及び貯メダル残高「400(枚)」、会員ID「0002」及び貯メダル残高「2450(枚)」、会員ID「0003」及び貯メダル残高「3293(枚)」、会員ID「0004」及び貯メダル残高「8622(枚)」、会員ID「・・・」及び貯メダル残高「・・・(枚)」を記憶している。
また、記憶部14は、消費税徴収設定情報14bとして、消費税の徴収比率及び消費税徴収設定の有効可否を対応付けて記憶している。例えば、図5に示すように、全貸出メダル数「50(枚)」、徴収メダル「1(枚)」及び有効可否「○」を対応付けて記憶している。また、記憶部14は、再プレイ払出元設定情報14cとして、貯メダルの払出元の所在情報(すなわち、パチスロ機内ホッパ41または貸出機内ホッパ36aのいずれであるかを示す情報)を記憶している。なお、本実施例1では、記憶部14にてすべてのCRユニットで共通の「消費税徴収設定」及び『再プレイ払出元設定』を記憶する例を説明しているが、島単位または個別に異なる「消費税徴収設定」及び『再プレイ払出元設定』を記憶するようにしてもかまわない。
制御部15は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、貯メダル管理部15aと、再プレイ払出元設定登録部15bと、設定配信部15cとを備える。
このうち、貯メダル管理部15aは、記憶部14によって記憶された貯メダル管理情報14aに対する更新処理(加算処理または減算処理)を行う処理部である。例えば、CRユニット30(或いは図示しない景品管理装置)から会員IDを含む貯メダル残高の減算依頼を受け付けた場合には、貯メダル管理情報14aのうち該当する会員IDの貯メダル残高を減算し、正常に減算処理を行うことができたならば(例えば、残高不足などによる減算エラーがなければ)依頼元の装置に対して減算完了応答を行う。また、図示しない計数機または景品管理装置などの貯メダルの取扱い端末から会員IDを含む貯メダル残高の加算依頼を受け付けた場合には、貯メダル管理情報14aのうち該当する会員IDの貯メダル残高を依頼枚数分について加算し、依頼元の装置に対して加算完了応答を行う。
再プレイ払出元設定登録部15bは、記憶部14に記憶される再プレイ払出元設定情報14cの登録を行う処理部である。具体的には、パチスロ機内ホッパ41または貸出機内ホッパ36aのいずれから貯メダルを払出すかを『再プレイ払出元設定』として記憶部14に登録する。
ここで、再プレイ払出元設定登録部15bでは、「消費税対応」が実行されていない時には、貸出機内ホッパ36aからは貸メダルしは払い出されない状況となるので、貸メダル及び貯メダルの払出しをパチスロ機内ホッパ41に集約する観点から、記憶部14に記憶される消費税徴収設定情報14bを参照して、「消費税徴収設定」が有効でない場合(すなわち、「消費税対応」が取られていない場合)には、『再プレイ払出元設定』としてパチスロ機内ホッパ41を登録(設定)し、一方、「消費税徴収設定」が有効である場合(すなわち、「消費税対応」が取られている場合)には、『再プレイ払出元設定』として貸出機内ホッパ36aを登録(設定)する。
このように、「消費税徴収設定」に『再プレイ払出元設定』を連動させることで、CRユニット30にて「補給工事」が施工済みか、或いは遊技店にて貸出機内ホッパ36a分の「貯留メダル」が準備済みであるのかを正確に予測して『再プレイ払出元設定』を行うことができ、『再プレイ払出元設定』の登録(更新)を効果的に支援することが可能になる。
設定配信処理部15cは、記憶部14に記憶される各種設定を該当装置に配信する処理部である。例えば、記憶部14に記憶されている「消費税徴収設定」の有効可否や『再プレイ払出元設定』をCRユニット30に配信する。なお、これらの設定配信を行う時期は、設定変更が確定した時点で即時に配信してもよいし、また、設定変更が行われた翌日にCRユニット30が起動された時点で配信するようにしてもよい他、任意のタイミングでこれらの設定を配信することができる。また、設定配信を行う際には、全部もしくは一部または島単位の複数のCRユニット30に対して一度に配信するようにしてもよいし、各CRユニット30対して個別に配信するようにしてもよい。
(2)CRユニットの構成
次に、本実施例1に係るCRユニットの構成及び機能を説明するが、ここでは、本実施例1に係るCRユニット30の外観構成を説明してから内部構成を説明する。図6は、実施例1に係るCRユニット30及びCRパチスロ機40の外観を示した正面図である。同図に示すように、CRユニット30は、縦長の直方体型の筐体として構成したもので、その本体部前面の上寄りには、下方に向かって順に、状態表示ランプ301、紙幣挿入口302、カード状態表示LED303、リモコン受光部304、入金可能表示LED305が付設されている。
状態表示ランプ301は、当該CRユニット30の機器状態が警告状態にあるか否かを点灯色の切換えによって表すランプであり、例えば、「緑点灯」により警告状態にない旨を表し、「赤点灯」により警告状態にある旨を表す。また、紙幣挿入口302は、高額紙幣(例えば、「一万円」、「五千円」や「二千円」などの紙幣)を含む各種紙幣を挿入するための挿入口である。
カード状態表示LED303は、当該CRユニット30に内蔵されるプリペイドカードPCの補充又は回収の要否を点灯/点滅によって表すLEDであり、例えば、「点灯」によりプリペイドカードPCの補充が必要な旨を表し、「点滅」によりプリペイドカードPCの回収が必要な旨を表し、また、「消灯」によりプリペイドカードPCの補充及び回収が不要な旨を表す。
リモコン受光部304は、リモコン(図示せず)から照射される赤外線を受光するものであり、リモコンから照射される赤外線を通じてCRユニット30に対する各種操作(例えば、プリペイドカードPCの補充操作及び回収操作など)を受け付ける。
入金可能表示LED305は、当該CRユニット30に紙幣の入金が可能であるか否かを点灯/点滅/消灯によって表すLEDであり、例えば、「点灯」により紙幣の入金が可能である旨を表し、また、「点滅」により入金可能紙幣に制限があることを表し、「消灯」により紙幣の入金が不可能な旨を表す。
また、本体部前面の中央部には、7SEG表示部306、モード表示LED307、操作ボタン群308、プリペイドカードPCや会員カードMCなどの各種カードを挿入するカード挿入口309が設けられている。
7SEG表示部306は、7セグメントのLEDから形成される表示部であり、当該CRユニット30のランニング表示を行うものである。例えば、挿入紙幣の金額、プリペイドカードPCの残度数、貯メダル数、再プレイ回数やポイントを表示したり、或いは、専用のリモコンによってプリペイドカードPCの補充操作又は回収操作が行われている場合には、補充すべき枚数又は回収すべき枚数を表示したりする。
モード表示部307は、7SEG表示部306にてどのモードの情報が表示されているかを表示するものである。例えば、「残度数」、「貯メダル数」、「再プレイ回数」または「ポイント」のうちいずれの情報を7SEG表示部306に表示しているかを該当ランプを点灯させることで表す。
操作ボタン群308は、遊技客による入力操作で各種コマンドを受け付けるボタン群である。例えば、テンキーの押下操作により会員認証を行うための暗証番号の入力を受け付けたり、再P(再プレイ)ボタンの押下操作により再プレイ要求を受け付けたり、また、貸出ボタンの押下操作によりメダル貸し要求を受け付けたりする。なお、本実施例1では、CRパチスロ機40においても、CRユニット30に挿入中のプリペイドカードPCの残度数を表示する残度数表示部501、メダル貸し要求を受け付ける貸出ボタン502及びプリペイドカードPCの返却要求を受け付ける返却ボタン503が設けられている。
さらに、本体部前面の下寄りには、CRユニット30の内部に設けられた貸出機内ホッパ36a内に貯留したメダルを払い出す際に、かかるメダルをCRパチスロ機40の受け皿401に導入するためのノズル310が付設されている。
続いて、図6に示したCRユニット30の内部構成について説明する。図7は、図6に示したCRユニット30の内部構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このCRユニット30は、操作部31と、表示部32と、IF部33と、BVユニット部34と、カードリーダ(C/R)35aと、カード収納部35bと、搬送/繰出機構部35cと、貸出機内ホッパ36aと、ホッパ駆動部36bと、記憶部37と、制御部38とを備える。
操作部31は、図6に示した操作ボタン群308の総称である。また、表示部32は、状態表示ランプ301、カード状態表示LED303、入金可能表示LED305、7SEG表示部306及びモード表示LED307などの総称である。
IF部33は、当該CRユニット30と他の装置(例えば、会員管理T/C10、島コントローラ20、CRパチスロ機40及びプリペイドカード管理T/C70などの装置)の間で各種通信の制御を行う処理部である。
BVユニット部34は、紙幣挿入口302に挿入された紙幣の金種を識別する紙幣識別機であり、識別した挿入紙幣の金種を制御部38に出力する。なお、挿入紙幣が偽造紙幣である場合には、当該紙幣を返却する。
カードリーダ(C/R)35aは、カード挿入口309に挿入されたプリペイドカードPCや会員カードMCなどの各種カードに記録された情報を読み込むカードリーダである。具体的には、これら各種カードからプリペイドカードPCのプリペイドカードIDや会員カードMCの会員IDを読み込み、該読み込んだ情報を制御部38に出力する。
カード収納部35bは、残度数が価値付けられていないプリペイドカードPCを収納する収納部であり、遊技客がプリペイドカードPCを持参していなくとも現金により遊技可能にするため、事前に複数枚のプリペイドカードPCを収納したものである。例えば、遊技客によって紙幣が挿入されると、複数枚のプリペイドカードのうちの一枚がC/R35aの位置に繰り出され、現金による度数価値付けの対象とされる。
搬送/繰出機構部35cは、各種カードの搬送/繰出を行う機構部である。具体的には、カード挿入口309から挿入されたプリペイドカードPCをC/R35a及びカード収納部35bに搬送したり、また、カード収納部35bに収納された内蔵プリペイドカードをC/R35a及びカード挿入口309に繰り出したりする。
ホッパ駆動部36bは、メダル貸し処理部38aからのメダル投出指示に応答して、内部にメダルを貯留する貸出機内ホッパ36aから指示分のメダルを投出するように貸出機内ホッパ36aを駆動制御する処理部である。
記憶部37は、制御部38による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、本発明に関連するものとしては、消費税徴収設定情報37a及び再プレイ払出元設定情報37bを記憶している。なお、これらの設定情報は、会員管理T/C10における設定配信処理部15cにより配信されたものが記憶されている。
制御部38は、CRユニット30の全体制御を司る制御部であり、特に本発明に関連するものとしては、メダル貸し処理部38a及び再プレイ処理部38bを備える。
このうち、メダル貸し処理部38aは、遊技客によるメダル貸し操作に応答して貸メダルの払出し制御を行う処理部である。具体的には、操作ボタン群308における貸出ボタンまたはCRパチスロ機40に付設されている貸出ボタン502の押下操作を受け付けた場合に、挿入中のプリペイドカードPCの残度数を減算して貸メダルの払出し制御を行うが、記憶部37に記憶されている消費税徴収設定情報37a、すなわち「消費税徴収設定」の有効可否に応じて払出し態様を変化させる。
すなわち、CRパチスロ機40及びCRユニット30間のインターフェースでは、メダル貸し処理部38aからの1度のメダル投出指示に対してCRパチスロ機40が一定個数の投出を行うように規定されており、メダル貸しの際には、全貸出数に相当する回数のメダル投出指示をCRパチスロ機40に行うことによってパチスロ機内ホッパ41から貸メダルを投出させることを基本としている。なお、本実施例1では、CRユニット30による1度のメダル投出指示に対して1度数分に対応する「5枚」を払出すように規定されている例を説明する。
ここで、上記した「消費税対応」が取られていない場合、すなわち「消費税徴収設定」が有効でない場合には、貸出数が必ず規定単位「5枚」の倍数になるので、すべての貸メダルをCRパチスロ機40から払い出させることができるが、「消費税対応」が取られている場合、すなわち「消費税徴収設定」が有効である場合には、図5に示す例のように規定単位「5枚」の倍数である元の貸出数「50枚」から消費税として「1枚」のメダルが徴収されて貸出数が「49枚」となり、貸出数が規定単位「5枚」の倍数にならなくなるので、このような場合には、全貸玉数「49枚」のうち、規定単位「5枚」の倍数である「45枚」を投出させるようにメダル投出指示をCRパチスロ機40に行う一方で、かかる規定に拘束されないメダル貸し処理部38aではホッパ駆動部36bに貸出機内ホッパ36aから残りの「4枚」を投出するように駆動制御させる。
再プレイ処理部38bは、遊技客による再プレイ操作に応答して貯メダルの払出し制御を行う処理部である。具体的には、操作ボタン群308における再P(再プレイ)ボタンの押下操作を受け付けた場合に、挿入中の会員カードMCの貯メダル残高を減算して貯メダルの払出し制御を行うが、記憶部37に記憶されている再プレイ払出元設定情報37b、すなわち『再プレイ払出元設定』に応じて払出し態様を変化させる。
より具体的には、「消費税徴収設定」が有効である場合には、会員管理T/C10における再プレイ払出元設定登録部15b及び設定配信処理部15cによって『再プレイ払出元設定』として貸出機内ホッパ36aが記憶部37に登録(設定)されているので、ホッパ駆動部36bを駆動させて貸出機内ホッパ36aから貯メダルを投出させる「第1の貯メダル払出し処理」を行う、一方、「消費税徴収設定」が有効でない場合には、『再プレイ払出元設定』としてパチスロ機内ホッパ41が記憶部37に登録(設定)されているので、CRパチスロ機40に対してメダル投出指示を行い、パチスロ機内ホッパ41から貯メダルを投出させる「第2の貯メダル払出し処理」を行う。なお、本実施例1では、1度の再プレイ操作で引き落とされる貯メダルの引落し単位を貸メダルの貸出単位と同様の「50枚」とする例を説明するが、CRユニット30及びCRパチスロ機40間のインターフェースで規定された規定単位の倍数であれば、貯メダルの引落し単位は任意の枚数でかまわない。
このように、「消費税徴収設定」に『再プレイ払出元設定』を連動させ、「消費税徴収設定」が有効でない場合には、貸メダル及び貯メダルの払出しをパチスロ機内ホッパ41に集約することで、CRユニット30からメダルが供給されることがなくなり、パチスロ機内ホッパ41から貯メダルとして払い出されたメダルがそのまま投入メダルとして循環することとなるので、CRパチスロ機40にてビッグボーナスやレギュラーボーナスが頻発しない限りはパチスロ機内ホッパ41の貯留メダル量を一定に保つことができる。
[処理の流れ]
次に、本実施例1に係るCRユニット30の各種処理の流れを説明する。なお、ここでは、会員管理T/C10にて行われる(1)再プレイ払出元設定登録処理を説明してから、CRユニット30にて行われる(2)再プレイ基本制御処理を説明し、その後、この再プレイ基本制御処理における貯メダルの払出し制御を具体的に説明するために(3)第1の貯メダル払出し処理、並びに(4)第2の貯メダル払出し処理を説明する。
(1)再プレイ払出元設定登録処理
前述したように、ここでは、図8を用いて、実施例1に係る再プレイ払出元設定登録処理を説明する。図8は、実施例1に係る再プレイ払出元設定登録処理の手順を示すフローチャートである。この「再プレイ払出元設定登録処理」は、会員管理T/C10の記憶部14にて消費税徴収設定情報14bが更新された場合に開始される処理である。
図8に示すように、会員管理T/C10の記憶部14にて消費税徴収設定情報14bが更新されると(ステップS801肯定)、再プレイ払出元設定登録部15bは、記憶部14に記憶される消費税徴収設定情報14bを参照して「消費税徴収設定」が有効であるか否かを判定する(ステップS802)。
ここで、「消費税徴収設定」が有効である場合(ステップS802肯定)には、再プレイ払出元設定登録部15bは、『再プレイ払出元設定』を貸出機内ホッパ36aに更新し(ステップS803)、一方、「消費税徴収設定」が有効でない場合(ステップS802否定)には、『再プレイ払出元設定』をパチスロ機内ホッパ41に更新し(ステップS804)、処理を終了する。
このように、再プレイ払出元設定登録部15bによって「消費税徴収設定」と連動した『再プレイ払出元設定』が登録され、該登録された『再プレイ払出元設定』が設定配信処理部15cによってCRユニット30に配信されることになる。
(2)再プレイ基本制御処理
次に、図9を用いて、実施例1に係る再プレイ基本制御処理を説明する。図9は、実施例1に係る再プレイ基本制御処理の手順を示すフローチャートである。この「再プレイ基本制御処理」は、CRユニット30のカード挿入口309に会員カードMCが挿入された場合に行われる処理である。
図9に示すように、会員カードMCが挿入されると(ステップS901肯定)、再プレイ処理部38bは、挿入された会員カードMCの会員IDに対応する貯メダル残高を会員管理T/C10に問合せ(ステップS902)、この問合せにより得られた貯メダル残高を表示部32(7SEG表示部306)にて表示させる(ステップS903)。
そして、遊技客による再プレイ操作、例えば操作ボタン群308における再P(再プレイ)ボタンの押下操作を受け付けた場合(ステップS904肯定)に、再プレイ処理部38bは、会員カードMCの会員IDを含む貯メダル残高の減算依頼を会員管理T/C10に行う(ステップS905)。なお、ここでは、すでに説明したように、会員管理T/C10に対して貯メダルの引落し単位「50枚」を現貯メダル残高から減算するように依頼される。
このとき、会員管理T/C10の貯メダル管理部15aから貯メダル残高の減算依頼に対して減算完了応答が得られた場合(ステップS906肯定)に、再プレイ処理部38bは、記憶部37に記憶されている再プレイ払出元設定情報37bを参照して、『再プレイ払出元設定』が貸出機内ホッパ36aであるか否かを判定する(ステップS907)。なお、貯メダル管理部15aから減算完了応答が得られない場合(ステップS906否定)には、遊技客による再プレイ操作は無効となるが、その際に貯メダル残高が不足している等の引落しNG報知を表示部32にて行うようにしてもよい。また、本実施例1では、再プレイ操作が行われると貯メダル残高の多寡を問わず、会員管理T/C10に貯メダル残高の減算依頼を行うこととしたが、必ずしも行う必要はなく、例えば貯メダル残高が「0」もしくは所定値以下であれば、操作ボタン群308の再P(再プレイ)ボタンを無効化するようにしてもよい。
ここで、『再プレイ払出元設定』が貸出機内ホッパ36aである場合(ステップS907肯定)には、再プレイ処理部38bは、ホッパ駆動部36bを駆動させて貸出機内ホッパ36aから貯メダルを投出させる「第1の貯メダル払出し処理」を行い(ステップS908)、再P(再プレイ)ボタンの押下操作が押下されるのを待機する再プレイ操作受付待機状態に移行する(ステップS904)。
一方、『再プレイ払出元設定』がパチスロ機内ホッパ41である場合(ステップS907否定)には、再プレイ処理部38bは、CRパチスロ機40に対してメダル投出指示を行い、パチスロ機内ホッパ41から貯メダルを投出させる「第2の貯メダル払出し処理」を行い(ステップS909)、再P(再プレイ)ボタンの押下操作が押下されるのを待機する再プレイ操作受付待機状態に移行する(ステップS904)。
なお、操作ボタン群308におけるカード返却ボタンの押下操作を受け付けるまでは(ステップS910否定)、上記したステップS904〜ステップS909の処理を繰り返し行い、カード返却ボタンの押下操作を受け付けたならば(ステップS910肯定)、搬送/繰出機構部35cに会員カードMCをカード挿入口309に繰り出させ(ステップS911)、処理を終了する。
(3)第1の貯メダル払出し処理
続いて、図10を用いて、実施例1に係る第1の貯メダル払出し処理を説明する。図10は、実施例1に係る第1の貯メダル払出し処理の手順を示すフローチャートである。この「第1の貯メダル払出し処理」は、上述した「再プレイ基本制御処理」にて『再プレイ払出元設定』が貸出機内ホッパ36aであると判定された場合(テップS907肯定)に行われる処理である。
図10に示すように、再プレイ処理部38bは、会員管理T/C10の貯メダル管理部15aにより貯メダル残高が減算されているので、ホッパ駆動部36bを駆動させて貸出機内ホッパ36aから減算分の貯メダル投出を開始し(ステップS1001)、貸出機内ホッパ36aからの貯メダル投出に連動して7SEG表示部306における貯メダル残高表示を更新する(ステップS1002)。
そして、再プレイ処理部38bは、貸出機内ホッパ36aがエンプティ状態でないことを確認しながら(ステップS1004否定)、規定数(例えば、「50枚」)の投出を終えるまで(ステップS1003肯定)、上記したステップS1001及びステップS1002、すなわち貸出機内ホッパ36aからのメダル投出制御並びに貯メダル残高表示の更新を繰り返し行う。
なお、規定数「50枚」の投出を終える前に貸出機内ホッパ36aの貯留メダルがなくなり、貸出機内ホッパ36aがエンプティ状態に陥ったならば(ステップS1004肯定)、再プレイ処理部38bは、メダルの補充を要する旨を報知し(ステップS1005)、貸出機内ホッパ36aにメダルが補充された後(ステップS1006肯定)に、規定数「50枚」の投出を終えるまで(ステップS1003肯定)、上記したステップS1001及びステップS1002、すなわち貸出機内ホッパ36aからのメダル投出制御並びに貯メダル残高表示の更新を繰り返し行う。
(4)第2の貯メダル払出し処理
次に、図11を用いて、実施例1に係る第2の貯メダル払出し処理を説明する。図11は、実施例1に係る第2の貯メダル払出し処理の手順を示すフローチャートである。この「第2のメダル貸し処理」は、上述した「再プレイ基本制御処理」にて『再プレイ払出元設定』がパチスロ機内ホッパ41であると判定された場合(ステップS907否定)に行われる処理である。
図11に示すように、再プレイ処理部38bは、CRパチスロ機40に対してメダル投出指示を行う(ステップS1101)。なお、このメダル投出指示を受け付けたCRパチスロ機40では、パチスロ機内ホッパ41を通じて所定枚数(例えば、「5枚」)分のメダルの投出を行い、正常にメダルの投出が完了した場合に、メダル投出完了通知をCRユニット30に返信する。
ここで、かかるメダル投出指示を行ってから所定期間(例えば「10秒」)以内に応答が得られた場合(ステップS1102肯定)には、再プレイ処理部38bは、7SEG表示部306に表示される貯メダル残高を減算表示する更新を行い(ステップS1103)、規定数(例えば、「50枚」)分のメダル貸しが終了するまで(ステップS1104肯定)、上記したステップS1101〜ステップS1103の処理を繰り返し行う。なお、所定期間(例えば、「10秒」)以内にCRパチスロ機40から応答が得られない場合(ステップS1102否定)には、再プレイ処理部38bは、メダル投出完了通知が得られるまで(ステップS1102肯定)、メダル投出指示の送信(ステップS1101)を繰り返す。
上述してきたように、本実施例1に係るCRユニット30によれば、貯メダルの払出元がパチスロ機ホッパ41もしくは貸出機内ホッパ36aのいずれであるかを示す『再プレイ払出元設定』を記憶し、該記憶した『再プレイ払出元設定』がパチスロ機内ホッパ41である場合には、CRパチスロ機40に対して貯メダルを払い出すように指示し、『再プレイ払出元設定』が貸出機内ホッパ36aである場合には、貸出機内ホッパ36aから貯メダルを払い出すように制御するように構成したので、例えば「消費税対応」が実行される時点まで貸出機内ホッパ36aの使用を凍結すれば、導入当初に必要のない設備投資(例えば、「補給工事」の施工費用や「貯留メダル」の購入費用など)を実際に消費税対応が取られるまで猶予することができ、遊技店設備の初期投資費用を低減させることが可能である。
さらに、本実施例1に係るCRユニット30によれば、「消費税徴収設定」が有効である場合には、『再プレイ払出元設定』として貸出機内ホッパ36aを登録し、「消費税徴収設定」が有効でない場合には、『再プレイ払出元設定』としてパチスロ機内ホッパ41を登録するように構成したので、CRユニット30にて「補給工事」が施工済みか、或いは遊技店にて貸出機内ホッパ36a分の「貯留メダル」が準備済みであるのかを正確に予測して『再プレイ払出元設定』を行うことができ、『再プレイ払出元設定』の登録(更新)を効果的に支援することが可能である。
また、本実施例1に係る会員管理T/C10によれば、記憶管理している『再プレイ払出元設定』を複数のCRユニット30に配信するように構成したので、『再プレイ払出元設定』の設定反映を複数のCRユニット30に一括して行わせることが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記した実施例1では、会員管理T/C10にて『再プレイ払出元設定』の登録を行う例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、CRユニット30にて行わせるようにしてもよい。例えば、CRユニット30にて「消費税徴収設定」の更新を検知させ、「消費税徴収設定」の有効可否に応じて『再プレイ払出元設定』を自動的に更新させるようにしてもよいし、また、「貸出機内ホッパ」または「パチスロ機内ホッパ」を表す『再プレイ払出元設定』の切替スイッチを設けるようにしてもよい。
また、上記した実施例1では、「消費税徴収設定」が有効であるか否かによって『再プレイ払出元設定』の登録を行う実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、CRユニット30の背面外部に設けられるメダル補給機構と貸出機内ホッパ36aとの接続を検知するようにし、メダル補給機構と貸出機内ホッパ36aとの接続を検知している場合には、『再プレイ貸出し払出元設定』として貸出機内ホッパ36aを登録し、メダル補給機構と貸出機内ホッパ36aとの接続を検知していない場合には、『再プレイ払出元設定』としてパチスロ機内ホッパ41を登録するように会員管理T/C10もしくはCRユニット30を構成する。
このように、会員管理T/C10もしくはCRユニット30を構成すれば、実施例1と同様、CRユニット30にて「補給工事」が施工済みか、或いは遊技店にて貸出機内ホッパ36a分の「貯留メダル」が準備済みであるのかを正確に予測して『再プレイ払出元設定』を行うことができ、『再プレイ払出元設定』の登録(更新)を効果的に支援することが可能になる。
また、本発明では、『再プレイ払出元設定』がパチスロ機内ホッパ41に設定されている場合には、CRユニット30からメダルを投出する必要はないので、ニアエンプティ状態またはエンプティ状態、ホッパ詰まりなどCRユニット30の各種投出に関するエラー検知もしくはエラー検知したとしてもそのエラーの報知を禁止するようにしてもよい。このように、『再プレイ払出元設定』がパチスロ機内ホッパ41に設定されている場合にCRユニット30の各種投出に関するエラー報知を禁止することで、係員対応の不要なエラーを報知することがなくなり、まぎらわしい報知を行うことを防止することができる。
さらに、本発明では、パチスロ機内ホッパ41がニアエンプティ状態またはエンプティ状態になることを防止するために、パチスロ機内ホッパ41の貯留メダル残量をCRユニット30にて監視し、その残量がニアエンプティ+所定量またはエンプティ+所定量である場合に、『再プレイ払出元設定』がパチスロ機内ホッパ41であっても、貸出機内ホッパ36aから貯メダルを投出させるようにしてもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る遊技媒体貸出装置、貯遊技媒体管理システム及び遊技媒体貸出方法は、導入当初に必要のない設備投資を実際に消費税対応が取られるまで猶予し、もって遊技店設備の初期投資費用を低減させることができる遊技媒体貸出装置、貯遊技媒体管理システム及び遊技媒体貸出方法に適している。
実施例1に係る遊技システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 実施例1に係るCRユニットの特徴を説明するための概念図である。 実施例1に係る会員管理T/C10の構成を示す機能ブロック図である。 記憶部14に記憶される貯メダル管理情報14aの一例を示す図である。 記憶部14に記憶される消費税徴収設定情報14bの一例を示す図である。 実施例1に係るCRユニット30及びCRパチスロ機40の外観を示した正面図である。 図6に示したCRユニット30の内部構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る再プレイ払出元設定登録処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る再プレイ基本制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る第1の貯メダル払出し処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る第2の貯メダル払出し処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 遊技システム
10 会員管理T/C
11 入力部
12 出力部
13 通信制御IF部
14 記憶部
15 制御部
15a 貯メダル管理部
15b 再プレイ払出元設定登録部
15c 設定配信処理部
20 島コントローラ
30 CRユニット
31 操作部
32 表示部
33 IF部
34 BVユニット部
35a カードリーダ(C/R)
35b カード収納部
35c 搬送/繰出機構部
36a 貸出機内ホッパ
36b ホッパ駆動部
37 記憶部
38 制御部
38a メダル貸し処理部
38b 再プレイ処理部
40 CRパチスロ機
41 パチスロ機内ホッパ
42 IF部
50 貸出操作装置
60 カード発行機

Claims (5)

  1. 遊技機に通信可能に接続されるとともに、前記遊技機が遊技媒体の投出部として具備する遊技機内投出部とは別に貸出機内投出部を具備し、少なくとも遊技機内投出部を用いた遊技媒体の貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客によって預け入れられた貯遊技媒体の再貸出し処理を行う遊技媒体貸出装置であって、
    前記貯遊技媒体の払出元が前記遊技機内投出部もしくは前記貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶する再貸出し払出元設定記憶手段と、
    前記再貸出し払出元設定記憶手段に記憶された再貸出し払出元設定データが前記遊技機内投出部を示す場合には、前記遊技機に対して前記貯遊技媒体を払い出すように指示し、前記再貸出し払出元設定データが前記貸出機内投出部を示す場合には、前記貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御する再貸出し処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  2. 前記遊技媒体の貸出し処理は、消費税未徴収時の遊技媒体の貸出数から消費税相当の価値以下の遊技媒体数を減算して前記遊技媒体の貸出しを行う消費税徴収設定データの有効可否に基づいて行われるものであって、
    前記消費税徴収設定データが有効である場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記貸出機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録し、前記消費税徴収設定データが有効でない場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記遊技機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録する再貸出し払出元設定登録手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
  3. 前記貸出機内投出部は、当該遊技媒体貸出装置の外部の遊技媒体補給機構と接続可能に構成されるものであって、
    前記遊技媒体補給機構との接続を検知する接続検知手段と、
    前記接続検知手段によって前記遊技媒体補給機構との接続が検知された場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記貸出機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録し、前記遊技媒体補給機構との接続が検知されなかった場合には、前記再貸出し払出元設定データとして前記遊技機内投出部を前記再貸出し払出元設定記憶手段に登録する再貸出し払出元設定登録手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
  4. 通信可能に接続される遊技機が遊技媒体の投出部として具備する遊技機内投出部とは別に貸出機内投出部を具備し、少なくとも遊技機内投出部を用いた遊技媒体の貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客によって預け入れられた貯遊技媒体の再貸出し処理を行う遊技媒体貸出装置と、前記遊技客ごとの貯遊技媒体の数量を記憶管理する管理装置とからなる貯遊技媒体管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記貯遊技媒体の払出元が前記遊技機内投出部もしくは前記貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶する第1の再貸出し払出元設定記憶手段と、
    前記第1の再貸出し払出元設定記憶手段に記憶された再貸出し払出元設定データを前記遊技媒体貸出装置に配信する設定配信手段とを備え、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    前記設定配信手段によって配信された再貸出し払出元設定データを記憶する第2の再貸出し払出元設定記憶手段と、
    前記第2の再貸出し払出元設定記憶手段に記憶された再貸出し払出元設定データが前記遊技機内投出部を示す場合には、前記遊技機に対して前記貯遊技媒体を払い出すように指示し、前記再貸出し払出元設定データが前記貸出機内投出部を示す場合には、前記貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御する再貸出し処理手段とを備えた
    ことを特徴とする貯遊技媒体管理システム。
  5. 遊技機に通信可能に接続されるとともに、前記遊技機が遊技媒体の投出部として具備する遊技機内投出部とは別に貸出機内投出部を具備し、少なくとも遊技機内投出部を用いた遊技媒体の貸出し処理ならびに予め登録処理された遊技客によって預け入れられた貯遊技媒体の再貸出し処理を行う遊技媒体貸出装置に用いる遊技媒体貸出方法であって、
    前記遊技媒体貸出装置が、前記貯遊技媒体の払出元が前記遊技機内投出部もしくは前記貸出機内投出部のいずれであるかを示す再貸出し払出元設定データを記憶部に格納する再貸出し払出元設定データ格納工程と、
    前記遊技媒体貸出装置が、前記記憶部に記憶された再貸出し払出元設定データが前記遊技機内投出部を示す場合には、前記遊技機に対して前記貯遊技媒体を払い出すように指示し、前記再貸出し払出元設定データが前記貸出機内投出部を示す場合には、前記貸出機内投出部から貯遊技媒体を払い出すように制御する再貸出し処理工程と
    を含んだことを特徴とする遊技媒体貸出方法。
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