JP5032526B2 - 記憶媒体処理装置、記憶媒体処理方法および記憶媒体処理システム - Google Patents
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Description
該封入型記憶媒体発行部が前記既発行記憶媒体挿入部よりも上部に配設されており、前記封入型記憶媒体は、前記封入型記憶媒体発行部の前面よりも前方に一部が突出することにより発行されることを特徴とする、記憶媒体処理装置。」
(特許文献1 特開2002−85798)
更に、遊技客には、1万円等の高額紙幣を使用して、何度も追加入金する手間をかけることなく、大当たりとなるまで遊技し、大当たり後出玉を計数し、精算機にプリペイドカードを挿入して残金を返却したいという要望もある。
会員カードを有する遊技者は、会員カードを遊技台に隣接して設置される台間機に挿入するなどして設置すれば、会員カードに度数残高を有する場合はこれら要望はかなえられる。更に、会員カードを有すれば、仮に度数残高がない場合でも、遊技台に隣接して設置される紙幣識別機に紙幣を追加入金することで、度数残高を増加させ、増加した度数残高の範囲で貸玉して遊技することが可能である。
即ち、台間機内部に、記憶媒体であるいわゆる白カード(度数残高0のカード、ブランクカード)が貯留されている場合は、台間機に紙幣を投入して遊技しても、会員カードを台間機に設置して遊技するのと同様に遊技可能である。
しかし、ホール内に設置される遊技台の設置台数を維持するスペース確保の必要上、幅が4cm等の薄形化が求められる台間機には貯留して再発行可能なブランクカードを貯留するスペースが少なく、貯留するカード数は限られている。そのため、遊技客がより良い台を選ぶのに頻繁に台移動しがちな開店直後等は、貯留されたカードがなくなる状態が発生しがちである。
プリペイドカードを購入に出かけることや、台間機に繰り返し現金を投入することは、遊技が一時中断するので、稼働率向上の点からは望ましくない。
その場合は、台間機内部に白カードが存在しなくとも、遊技者に渡されることのない記憶媒体(封入式記憶媒体)を使用して遊技することは可能である。
ところで、封入式記憶媒体を使用する場合、返却状態としたときの残度数を記録して白カードを発行すると、封入式記憶媒体と、封入式記憶媒体に記録されていた残度数を記録させる新たに発行するカードとで、別の売上として集計しなければならず、遊技者毎の入金、消費度数、残度数の集計が困難となり、遊技者毎の損益計算が困難となるという混乱が生じる。
またこの発明の従たる目的が、封入式記憶媒体を使用して遊技していた遊技者が、残度数を有した状態で台の移動を希望したとき、残度数を記録したカードを発行するための補充を行う際に生じる稼動率の低下を極力防止可能とする記憶媒体処理装置、記憶媒体処理方法、記憶媒体処理システムを提供する。
そしてこの発明の他の従たる目的が、封入式記憶媒体と、封入式記憶媒体に記録されていた残度数を記録させる新たに発行するカードとで、遊技者毎の入金、消費度数、残度数の集計を可能とする記憶媒体処理装置、記憶媒体処理方法、記憶媒体処理システムを提供する。
前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新手段と、を備えた記憶媒体処理装置であって、
前記記憶媒体受付手段が前記記憶媒体を受け付けていない場合に、内蔵記憶部に有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり、該有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う内蔵記憶部に関わる有価価値更新手段と、前記記憶媒体処理装置内から記憶媒体を外部に排出し、新たに記憶媒体を受け入れた場合、前記内蔵記憶部に記憶されている有価価値特定情報から特定される有価価値を、新たに受け付けた前記記憶媒体に記憶される有価価値特定情報により特定可能となるよう処理可能である有価価値移行手段と、
を備えることを特徴とする記憶媒体処理装置である。
読み出し手段が、前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出しステップと、
有価価値更新手段が、前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新ステップと、
内蔵記憶部に関わる有価価値更新手段が、前記記憶媒体受付手段が前記記憶媒体を受け付けていない場合に、内蔵記憶部に有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり、該有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う内蔵記憶部有価価値更新ステップと、
有価価値移行手段が、
有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり遊技客による所持が可能な記憶媒体を受け付ける記憶媒体受付手段と、
前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新手段と、を備えた記憶媒体処理装置内から記憶媒体を外部に排出し、新たに記憶媒体を受け入れた場合、前記内蔵記憶部に記憶されている有価価値特定情報から特定される有価価値を、新たに受け付けた前記記憶媒体に記憶される有価価値特定情報により特定可能となるよう処理可能である有価価値移行ステップと、
を備えることを特徴とする記憶媒体処理方法。
また、実施例に『 詳細には、まず台間機11がID付与要求信号を固定式ICカードの識別番号(後程詳述する1QRS)と受け付けた貨幣の額に応じた度数(1万円で100度数)ともに管理装置に送信する。管理装置37ではID付与要求信号を受けると、ID付与順の通し番号でID番号を発行し、ID番号で指定できる記録エリアに固定式ICカードの識別番号を含んだID番号と度数を記録し、ID番号と度数を台間機11へ送信する。そして台間機11が受信すると、そのID番号と度数を固定式ICカードに記録する。』や『 ここで、固定式ICカードにて遊技中に新たな移動式ICカードを受け入れた場合、1QRSYYMMDDTUVWを2QRSYYMMDDTUVWと先頭の1を2に変更し、管理装置37のTUVWのみできまるアドレスに記録し直す。当該移動式ICカードの識別符号に紐付いてIDをID付与手段は記憶する。』と記載するように、内蔵記憶部である固定式ICカードに記憶されている有価価値を特定可能な有価価値特定情報を、記録媒体である移動式ICカードが挿入されたときに移動式ICカードへ書き込むことが可能である。これにより、遊技者は、現金による遊技の途中でも記録媒体を差し込むことで、内蔵記憶部にその時点で有している有価価値特定情報を移動して遊技が可能となり、スムーズな移行が可能となる。
この記憶媒体処理装置は、通常は記憶媒体処理装置に関連づけて設置され、有価価値を特定可能な有価価値特定情報が読み書きされる内蔵記憶部を備え、記憶媒体受付手段(ステップ)が記憶媒体を受け付けると、受け付けた記憶媒体から有価価値特定情報を読み出されることとなる。
そして、読み出した有価価値特定情報は、有価価値更新手段によって、有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理される。更に、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を記憶媒体に対して行う。
尚、有価価値付与手段(ステップ)は、有価価値が零の場合とそうでない場合の有価価値に対し受け付けた貨幣の額に応じた有価価値を加算するようにしても良い。
尚、記憶媒体受入手段(ステップ)は、一例を挙げれば、記憶媒体の受け入れをその投入口で例えば光式センサ等で感知後、搬送ベルトなどによって搬送して受け入れるよう構成しても良い。感知は、光式センサ以外に、記憶媒体が非接触ICカードである場合、その存在を確認するための問い合わせ信号を電波として放射し、応答があれば感知と判断するようにしてもよい。
また尚、記憶媒体、内蔵記憶部の形状は、例えば、カード形状、コイン形状が主に採用される形状となるが、その形状は限定されない。
尚、発行操作手段としては、例えば、遊技者が有価価値を残した状態で遊技を終了する際、有価価値特定情報を記録した記憶媒体を、その有価価値分、貨幣で返却する精算機に挿入すべく返却するための返却ボタンを割り当てるようにしてもよい。また例えば「操作されると、記憶媒体受入手段(ステップ)が記憶媒体の受入を感知する場合には、記憶媒体を遊技者が受け取り可能に外部に排出して次の記憶媒体を受入可能な待機状態とする。(仮にA機能とする)」と、「操作されると、記憶媒体受入手段(ステップ)が記憶媒体の受入を感知しない場合には、記憶媒体の発行の促しを行う。」とは、別ボタンとすることもできる。即ち、発行操作手段は、複数の操作ボタンやリモコン操作によって操作するよう構成してもよい。
尚、貸出手段(ステップ)においての、「操作される」とは、例えば、記憶媒体処理装置が遊技機に付属された貸玉ボタンを押された旨の信号を受けて操作を感知するものや、記憶媒体処理装置に付属した貸玉ボタンを押されたことを検知するものなどが例示できる。
前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新手段と、を備えた記憶媒体処理装置であって、
前記記憶媒体受付手段が前記記憶媒体を受け付けていない場合に、内蔵記憶部に有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり、該有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う内蔵記憶部に関わる有価価値更新手段と、前記記憶媒体処理装置内から記憶媒体を外部に排出し、新たに記憶媒体を受け入れた場合、前記内蔵記憶部に記憶されている有価価値特定情報から特定される有価価値を、新たに受け付けた前記記憶媒体に記憶される有価価値特定情報により特定可能となるよう処理可能である有価価値移行手段とを備える記憶媒体処理装置を有し、
更に精算機および管理装置を具備し、記憶媒体処理装置と、精算機と、管理装置とがそれぞれ通信可能に接続された記憶媒体処理システムであって、
精算機は、記憶媒体を受け入れ、記憶媒体から有価価値特定情報を読み取り、読み取られた有価価値特定情報によって特定される有価価値に基づいて貨幣を払い戻し、記憶媒体の有価価値特定情報によって特定され、払い戻された貨幣に対応して有価価値を更新可能であり、
管理装置は、記憶媒体処理装置にて処理される有価価値を記録し、精算機にて読み出した記憶媒体に記録された有価価値特定情報によって特定され、払い出された貨幣に対応して更新される有価価値を更新記録可能であることを特徴とする記憶媒体処理システムである。
また、管理装置37により、各機器の情報を管理しているので、管理装置37に接続されているパーソナルコンピュータ44などで、各遊技機毎や遊技ホール全体としての売上状況、各会員の遊技者の利用状況などを一括して把握することが可能である。
会員カードは、ICカードからなる。非会員カードは、ICカードからなるが磁気カードからなってもよい。磁気カードを使用する場合はICカード用リーダーライターとは別途に磁気用リーダーライターを併せて設ける。カードは、カード形状記憶媒体からなる。
また固定式記憶媒体には、カード形状をなすICカードが採用される。
また、ネットワーク31には、計数機32、精算機33、景品管理機(POS)34、再プレー受付機35、発券機36、管理装置37なども接続されている。管理装置37には、プロトコルコンバータ41、モデム42が接続され、モデム42は、カードセンター43と一般通信回線を通じて接続する。
34aは、バーコードリーダーである。
38はPOS34に接続する景品払い出し機である。39は、貯留機構付き紙幣識別装置(ビルバリ)であり台間機11について2台に1台取付られる。
会員用ICカードおよび非会員用ICカード、非会員用磁気カードについて説明する。
非会員カードとして、磁気カードを用いた場合は、記憶容量の点からカードに記憶される情報としては、IDと残度数に限られる。
図8は、発券機36の正面図である。図15は発券機36における動作の流れを示す図である。
貨幣識別部は、紙幣が入金された否かを判定する(ステップS110)。
ステップS110の判定でNoの場合には、制御部は待機状態となり、例えば、この状態で取消/釣銭請求ボタン36eが押されたことがステップS123で判定されると、入金された紙幣は釣銭返却口36cから返却される(ステップS124)。
ステップS110の判定でYesの場合には、貨幣識別部は、入金された紙幣の識別を行い、その識別情報を制御部100に出力する(ステップS111)。また、貨幣識別部で識別された紙幣は、総入金額を加算して発券機36内の紙幣回収庫(図示しない)に回収される(ステップS111)。
そして、選択された購入度数ボタン36dの情報は、制御部に出力される。
会員IDに紐付いて購入度数分の度数を残度数に加算記録する(ステップS120)。
図14は再プレー受付機35における動作の流れを示す図である。
カード処理部は、会員用ICカードが挿入されているか否かを判定する(ステップS160)。ステップS160の判定で、Noの場合、制御部は待機状態となる。一方、ステップS160の判定で、Yesの場合、カード処理部は、会員用ICカードに記憶されたカードに紐付いて振られたIDおよびそのIDに基づいて管理装置37に暗証番号の送信を要求後、当該管理装置37より暗証番号を受信し、制御部に出力する(ステップS161)。更に、暗証番号を受け付ける(ステップS162)。
ステップS169の判定で、Noの場合、再プレー用貯玉数(Y1)が次の式(2)から算出される(ステップS170)。
ここで、手数料レートは、例えば、0.375などであり、この値は任意に変更される。
ステップS170またはステップS173で、再プレー用貯玉数が登録されると、IDに基づいて管理装置37の再プレーFLGを1に書き換え、再プレー可能な状態にする(ステップS174、S175)。
次に、記憶媒体処理装置として機能する台間機11について説明する。
貸玉/再プレイボタン13および貸メダル/再プレイボタン14は、再プレー受付機35において再プレー手続が行われた会員用ICカード使用時にのみ利用され、再プレー用に利用することができるパチンコ玉またはメダルを貸し出しするときに押される。
返却ボタン15は、操作されると、リーダライタ部203に、有価価値特定情報を移動式記憶媒体に書き込んで発行することを促す。
それとともに、返却ボタン15は、移動式ICカードを受け入れる記憶媒体受入手段が、移動式ICカードの受入を感知していない場合は移動式ICカードの挿入を促し表示を表示部16に表示させる。
図7に図示されるリモコン受光部51はホール従業員が使用するリモコンを受光する。カード種別表示52は緑点灯、赤点灯、青点灯の3種類の点灯が可能である。緑点灯では、キャッシュオン即ち直接紙幣が使用されていることを表示し、赤点灯では、非会員カードが使用されていることを表示し、青点灯では、会員カードが使用されていることを表示する。
111は制御部であり、インターフェース回路112、ROM113、CPU114、RAM115からなる。116は電源回路である。
次に、カード挿入口12から挿入された会員用ICカードまたは非会員用ICカードの処理を行うカード処理機200の実施の形態を説明する。
カード処理機本体201aとカード処理機開壁部201bとの間で記憶媒体受入手段210を構成し、会員用ICカード、非会員用ICカード等の移動式ICカードを受け入れる。
これら移動式ICカードの記憶媒体受入手段210への受入は、挿入検知センサー211、リーダライタ位置検知センサー204で感知する。
更にカード貯留部220を設ける。カード貯留部220は、カード挿入口202からみて奥部に設け、非会員ICカードを再発行可能に貯留する。具体的にカード貯留部220は、201aと対向するカード処理機開壁部b側の壁面のアンテナ駆動回路203aの201a側部分に、非会員用ICカードの縦横のサイズよりも大きな縦横サイズであり、複数枚の非会員用カードが貯留可能な凹部を形成することによって構成される。
非会員カードとして磁気カードを使用する場合は、リーダライタ部203に磁気カード用リーダライタをリーダライタ部203に並べて設置し、磁気カードに記憶された情報を読み取り、書き込み更新することが可能である。
固定式ICタグは、カード状からなり、通常はカード処理機開壁部201bに固定されるが、固定式記憶媒体209の記憶内容を利用する必要があるときは、カード処理機開壁部201bから取り出すことが可能である。遊技者に更に交付可能としても良い。取り外しはネジ212を1本外すと、カード処理機開壁部201bの壁部の蓋が外れて、固定式ICカード209を容易に取り外せるようにしてもよい。
固定式記憶媒体209が、固定式ICタグ、キャッシュオンカードからなる場合は、カード処理機200にアンテナ部203bに非接触状態で近接させてアンテナ部に並行に固定される。
即ち、固定式記憶媒体209は、カード処理機200内に固定されずとも非接触にアンテナ部203bと、情報の送受信を行い、記憶の更新可能でかつ外部に取り出し可能である。
アンテナ部203bは、会員カード、非会員カードがICカードからなるときは、受入待機手段、移動式記憶媒体処理手段および発行操作手段によって両者間で情報の授受、読み取り書込みを行う。非会員カードとして磁気カードを用いるときは、磁気リーダライタが受入待機手段、移動式記憶媒体処理手段および発行操作手段によって両者間で情報の授受、読み取り書込みをおこなう。
尚、固定式ICカードと、非会員用及び会員用の移動式ICカードのリーダライダとは別個に設けてもよい。
固定式記憶媒体209が、バックアップ電源付RAMからなるときは、アンテナ部203bを介する事なくバックアップ電源付RAMからなる固定式記憶媒体209と、アンテナ駆動回路203aとの間で情報の授受を行い、情報の更新を行う。
また、会員用ICカードまたは非会員用ICカード、プリペイドカードである非会員用磁気カードがカード挿入口202(12)に挿入されずに、貨幣が台間機に挿入され、返却ボタン15が押された遊技終了後に度数残高がある場合には、その度数残高およびIDを記憶させて発券するための非会員用ICカード、非会員用磁気カードがカード貯留部220から取り出される。
それぞれ、移動式ICカードの位置を検知する。
これら移動式ICカードがなくとも、固定式ICカード209に有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶させて、すなわち、ビルバリに投入された貨幣価値を固定式ICカード209の範囲で遊技することは可能である。
リーダライタ部203は、アンテナ部203bで読み取った固定式ICカード209に記憶させた有価価値特定情報を、移動式ICカードである非会員用カードに書き込んで発行するが、貯留部220に移動式ICカードの貯留が無く、記憶媒体受入手段210が移動式ICカードの受入を感知できない場合は、返却ボタン15を操作すると、状態表示ランプ17にはエラー発生を示す赤色を点滅し、移動式ICカードの挿入を促す挿入促し表示をする。移動式ICカードの挿入を促す挿入促し表示がされると、遊技機の使用も規制される。
ホール従業員の到着が待てず、遊技者が継続して遊技することに気を変え、記憶媒体受入手段210が移動式ICカードの受入を感知前に返却ボタン15が再度操作されると移動式ICカードの発行の促しをキャンセルさせる。そのため、遊技者は遊技を再開する。状態表示ランプ17にはエラー発生を示す赤色点滅は、正常動作中をあらわす緑点灯となる。エラー発生を示す赤色点滅は、正常動作中をあらわす緑点灯となると、遊技機の使用も規制は解除され遊技者は遊技可能となる。
このとき、貯留部220に移動式ICカードの貯留が無く、記憶媒体受入手段210が移動式ICカードの受入を感知できない場合は、返却ボタン15を操作すると、状態表示ランプ17にはエラー発生を示す赤色を点滅し、移動式ICカードの挿入を促す挿入促し表示をする。移動式ICカードの挿入を促す挿入促し表示がされると、遊技機の使用も規制される。
ホール従業員の到着が待てず、遊技者が継続して遊技することに気を変え、返却ボタン15操作後、記憶媒体受入手段が移動式ICカードの受入を感知前に、返却ボタン15が再度操作される代わりに、貸玉ボタン13が操作された場合は、返却ボタン15による移動式ICカードの発行の促しをキャンセルさせる。そのため、遊技者は遊技を再開する。状態表示ランプ17にはエラー発生を示す赤色点滅は、正常動作中をあらわす緑点灯となると、遊技機の使用も規制は解除され遊技者は遊技可能となる。
ID付与手段は、台間機11(本発明の記憶媒体処理装置の1態様に相当。)に内蔵される制御部によってなされ、IC部203aにより駆動されるアンテナ部203bを介し移動式ICカードにそのIDが記録される。
ID付与手段は、移動式ICカードが記憶媒体受入手段にも、貯留手段にも存在しないときであって貨幣識別部が貨幣を受け付けた際に固定式ICカードに記録された度数が零であった場合と、記憶媒体受入手段に受け入れている移動式ICカードに記録されている度数が零かまたはその移動式ICカードがブランク状態である場合とにおいて、ID付与が行われる。詳細には、まず台間機11がID付与要求信号を固定式ICカードの識別番号(後程詳述する1QRS)と受け付けた貨幣の額に応じた度数(1万円で100度数)ともに管理装置に送信する。管理装置37ではID付与要求信号を受けると、ID付与順の通し番号でID番号を発行し、ID番号で指定できる記録エリアに固定式ICカードの識別番号を含んだID番号と度数を記録し、ID番号と度数を台間機11へ送信する。そして台間機11が受信すると、そのID番号と度数を固定式ICカードに記録する。
尚、ID番号は、16進数にて0x1QRSYYMMDDTUVWなどとし、1が固定式ICカード、1に換えて2であれば非会員用移動式ICカード、1に換えて3であれば会員用移動式ICカードを意味し、QRSが遊技台の番号、YYが2003年であれば03、MMが1月〜12月、DDが1日〜31日、TUVWが発行順とする。管理装置37においては、1QRSYYMMDDTUVWのうち、1QRSYYMMDDを0x0000000000FFFFでアンドをとってクリアした0xTUVWを用いて、
ID毎アドレス = 所定先頭アドレス+0xTUVW×(1つの記憶媒体で必要とするデータ領域の大きさW)… 式(4)
式(4)で規定されるID毎アドレスからWの間の所定アドレスにこのIDと、付与した有価価値(度数)、受け付けた貨幣の額、貸玉数、アウト、セーフ、勝敗などの遊技情報を記録することになる。
また尚、TUVWは、会員用移動式ICカードのみについての0xC000以降の発行順とし、固定式ICカードと移動式ICカードとのみについての0x0000〜0xBFFFまでの発行順とすると、管理装置37は会員と非会員とを分離した集計演算を高速に行うことができる。
また尚、QRSには、実際には存在しない遊技台番号に発券機36を割り当て、実際には存在しない遊技台番号に景品管理機(POS)34、発券機36にて移動式IDカードを発行し、景品管理機(POS)34にて会員用移動式ICカードを、夫々既述したID番号を記録して発行する。
また尚、管理装置37を接続しない場合には、TUVWはその台間機11における発行順とする。QRSによって遊技台の番号が特定できるので番号がだぶることはない。
また尚、QRSは、リモコンによる台間機11の初期設定モードにおいて、データを所定の手順で台番号をリモコンのテンキーにより入力すると、リモコンはそのデータを送信し、その台番号が台間機11に受信されるとIC部203aにより駆動されるアンテナ部203bを介し固定式ICカードに記録される。
固定式ICカードや移動式ICカードは、工場出荷時に書き換え不可能なデータエリアに世の中に2つとない長いID番号αを記録して、既出のQRSの頭にαQRSとなる数値をIDとして発番号するようにしてもよい。
また尚、有価価値(度数)は、10,000円で100度数とする。
ここで、固定式ICカードにて遊技中に新たな移動式ICカードを受け入れた場合、1QRSYYMMDDTUVWを2QRSYYMMDDTUVWと先頭の1を2に変更し、管理装置37のTUVWのみできまるアドレスに記録し直す。当該移動式ICカードの識別符号に紐付いてIDをID付与手段は記憶する。
また、貨幣を受け付けた際に記憶媒体受入手段にブランク状態か度数残高が零の移動式ICカードが存在する場合と、記憶媒体受入手段に移動式ICカードが存在しない場合であって貯留されたブランク状態か度数残高が零の移動式ICカードをカード貯留部220より取り出す場合と、のいずれかの場合に、2QRSYYMMDDTUVWを管理装置37のTUVWのみできまるアドレスに記録する。
したがって、固定式ICカード209と、台間機11が受け入れたり貯留された残度数零かあるいはブランク状態の非会員用移動式ICカードとの区別なく、発行順に決定される既述のTUVWによってのみ管理装置37にて特定されるアドレスにIDが記録されるため、固定式ICカード209を用いての遊技から非会員用移動式ICカードを受け入れ後、残度数が零となるか、精算機にて精算されるまでの遊技情報を遊技者毎に統一して集計することができる。
制御部によって制御される、カード処理部、カード貯留処理部、カード位置検知部、選択ボタン検知部、貨幣識別部の各機器部は、次のように動作する。
貨幣識別部である貯留機構付き紙幣識別装置(ビルバリ)39が紙幣の入金額を制御部に出力し、制御部は貨幣を受け入れがされたか否かを判定する(ステップS310)。
制御部は、貨幣識別部からの入金可ランプを消灯させ、それ以上の入金を禁止させる(ステップS311)。
次いでステップ312では、入金に伴う処理が開始されて終了する。カード受け入れ許可に伴う処理が実行されるまでの間、次カード侵入防止突出部207を突出させてカード受入禁止処理をおこない、新たなカードの受入処理が入金に伴い連続して発生すると混乱をさける(ステップS312)。
ステップS313で、Yesと判定した場合は、固定式ICカード209に度数が零であるかどうかが判定される(ステップS314)。ここで固定式ICカード209が零と判断された後も、継続して発射玉数であるアウトがカウントされる場合にはS315に進まないようNoと判定するようにしてもよい。このステップS314では同じ遊技者による遊技が継続していればNoと判定し、そうでなければYesと判定する他の判定も採用できる。
ステップS314でYesと判定されたときは、既述のID付与手段によってID付与が行われる。そのIDは0x1QRSYYMMDDTUVW(既述)となり、固定式ICカード209と管理装置37の両方に記録される。(ステップS315)。
ステップS314でNoと判定された場合、即ち、まだ残度数のある状態での入金である追加入金の場合、この新ID付与は行わない。追加入金の場合には、遊技者が変わることがないので追加入金毎に新IDを付与して遊技情報を別集計する必要性がない。
ステップS316でYesと判定されたときは、ステップS315においてIDを0x2QRSYYMMDDTUVW(既述)として、上記同様に新IDの付与を行う。即ち、固定式ICカードに換えて残度数無かブランク状態の非会員用移動式ICカードが処理されることとなる。
ここで挿入されたカードがない場合、カード搬送ベルト206をカード挿入部202方向へ搬送してカード貯留部220からカードを取り出し、アンテナ部203bによって読み書き可能な位置にセットし、ステップS315に進む。
ステップS316でNoと判定されたときは、新IDは発行されない。
次いで、入金処理完了、即ちS318が終了するまで待機される(ステップS319)。入金処理の完了は、固定式ICカード209、または移動式ICカードに度数が正しく記録されたか確認(ベリファイ)することでなされる。
次いで、入金履歴がクリアされ(ステップS320)、入金可ランプは点灯され入金が新たに可能とし(ステップS321)、カード受入許可がされ(ステップS322)、スタートにリターンする。
カード位置検知部であるリーダライタ位置検知センサー204のカードの検知Onによってカード搬送ベルト206が駆動してカードをリーダライタ部203位置に移動する。
次いで、封入カードである固定式ICカード209に残度数が有るか否かが判定される(ステップS325)。
ステップS325でNoと判定された場合は、入金可ランプを点灯し(ステップS326)、カードの受入許可をし(ステップS327)、スタートにリターンする。
ステップS325でYesと判定した場合は、ステップS330へ進む。
次いで、カードは挿入済みなので、次カード進入防止突出部207を突出させてカードの受入を禁止してカードの目詰まりを防止する(ステップS328)。次いで、カードをリーダライタ部203へカード搬送ベルト206で移送させる(ステップS329)。具体的には光学挿入検知センサーであるリーダライタ位置検知センサー204を、ON状態からOFF状態をとらせた瞬間、カード搬送ベルト206を停止する。
ついで、ステップS330で、固定式カード209、会員用ICカードまたは非会員用ICカードに記憶されたIDをカード処理部で読み取る。カード処理部は、読み取ったIDを、制御部に出力し、さらに制御部はそのIDを管理装置に送信する。そして、管理装置は、そのIDで管理されている度数などを読み取り、読み取った情報をネットワーク31、島コンピュータ37を介して制御部へ送信する。ここでリーダライタ部203を駆動してリードライトが不良か否かの判定と読み取った度数と管理装置より受信した度数が異なるか否か、が判定される。
ステップS330の判定でYesの判定の場合およびステップS348でYesの判定の場合には、制御部はカード処理部に、封入カードである固定式ICカード209以外のカードである、会員用ICカードまたは非会員用ICカード、非会員用磁気カードを返却する情報を出力する。その情報を受け取ったカード処理部は、カード挿入口202(12)から会員用ICカードまたは非会員用ICカード、非会員用磁気カード等、封入カードである固定式ICカード209以外を返却する(ステップS331)。
ここで、カード搬送不良の原因となるカードが取り除かれるなどエラーが解除されるまで待機したのち(ステップS346)、エラー履歴がクリアされ(ステップS347)、ステップS321へ進む。
次いで、表示部16に入金可点灯させ、入金を許可させる(ステップS350)。
ステップS354の判定で、Yesと判定された場合は、制御部は貸玉ボタン13にON状態を取らせた履歴はクリアされ、代わりにS3821に用いるべく貸玉ボタンONの際のキャンセル操作履歴をONとする(ステップS355)。ついで、入金可ランプを消灯させ、入金を不可とする(ステップS356)。
制御部では、管理装置37からの再プレーFLGの値を判定する(ステップS357)。再プレー受付機35で受付されたときには、管理装置37内の記録値である再プレーFLGが1となり、受付されていないときには、再プレーFLGが0となっている。
次いで、制御部は、再プレー用貸玉要求信号をパチンコ機の制御部に出力する。パチンコ機の制御部は、パチンコ機から所定数のパチンコ玉の貸し出しを行わせる。また、制御部は、再プレー用貸玉要求信号に相当する玉数の情報を管理装置37に出力する。そして、管理装置37では、再プレー用貯玉数から再プレー用貸玉要求信号に相当する玉数が減算され、減算後の再プレー用貯玉数がID毎に書き込まれる。
すなわち、制御部は、貸玉とその分の再プレー可能貯玉減少と貸玉、貯玉情報を管理装置37に送信、出力しID毎に記録する(ステップS359)。そして、再プレーLEDを点灯させる(ステップS360)。
次いで、貸玉が完了されるまで待機される(ステップS361)。
次いで、制御部は、再プレー用貸玉要求信号をパチンコ機の制御部に出力する。パチンコ機の制御部は、パチンコ機から所定数のパチンコ玉の貸し出しを行わせる。また、制御部は、貸玉要求信号に相当する玉数の情報を管理装置37に出力する。
すなわち、制御部は、貸玉とその分の度数減と貸玉、度数情報を管理装置37に送信、出力しID毎に記録する(ステップS363)。100円分(25玉)づつ5回、都合500円分を出力する。5回をチェンジ可能としてもよい。
次いで、貸玉に応じてIDに紐付いてポイントを付与する(ステップ364)。
次いで、貸玉が完了されるまで待機される(ステップS361)。
続いて、制御部は、管理装置37から再プレー用貯玉数の情報を受信し、通信によって得た再プレー用貯玉数が0か否かを判定する(ステップS366)。ステップS366の判定において、Yesの場合には、制御部は、再プレーFLGの数値を0に書き換える情報を管理装置37に出力する(ステップS367)。そして、管理装置37では、IDに基づいて再プレーFLGの数値を0に書き換える(ステップS367)。
次いで、キャンセル操作履歴がクリアされる(S3681)。後程詳述するキャンセル操作とは、非会員用ICカードがカード処理装置200になく固定式カード209を用いて度数を読み書きする場合に、返却ボタン15が押されて非会員用ICカードの補充要求として表示部16の7セグメントLEDに「CArd」と表示し、更に再度返却ボタン15が押されるか、貸玉ボタン13が押された場合、その「CArd」表示を取りやめるキャンセル操作を指す。その履歴をクリアすることで、再び返却ボタンが押された場合に、上記の如く「CArd」と表示することができる。
次いで、固定式カード209に残度数を有するか否かを判定する(S3682)。S3682の判定でNoの場合には、S370へ進み、Yesの場合には会員カードが記憶媒体受入手段210に存在するか否かを判定する(S3683)。
S3683の判定でYesの場合には、S3685へ進み、固定式ICカード209の残度数の持ち主と会員用ICカードの持ち主とは異なるので、そのまま何も書き込まないで排出し、その会員用ICカードを挿入検知センサー211が感知しなくなるまで待機する。(S3685)
次いで、S328にてカードの挿入ができないよう次カード侵入防止突出部207が突出しているのでこれを解除して次カードの受入許可を行い、固定式カード209の残度数をブランク状態または残度数零の白カードに移すべく、当該白カードの挿入を待つ。(S3686)
S3683の判定で会員用ICカードの存在が確認されないNoの場合には、非会員用ICカードの存在を確認する(S3684)。
S3684の判定で非会員用ICカードの存在が確認されないNoの場合には、そのまま固定式ICカード209を用いての遊技を続けるべくS370へ進む。
S3684の判定で非会員用ICカードの存在が確認されるYesの場合にはS3687へ進み、その非会員用ICカードが白カード(度数が零か、ブランク状態のカードを指す)か否かを判定する(S3687)。
S3687の判定でNoと判定された場合には、残度数のある固定式ICカード209と残度数のある非会員用ICカードの持ち主が異なると見なして非会員用ICカードを外部排出し、その非会員用ICカードを挿入検知センサー211が感知しなくなるまで待機する。(S3688)
次いで、S328にてカードの挿入ができないよう次カード侵入防止突出部207が突出しているのでこれを解除して次カードの受入許可を行い、固定式カード209の残度数をブランク状態または残度数零の白カードに移すべく、当該白カードの挿入を待つ。(S3689)
S3687の判定でYesと判定された場合には、ステップS36871で、白カード(ブランクカード)の挿入が初回であるか否かが判定される。
S36871にてYesと判定された場合には、管理装置37に対し、封入カードである固定式ICカード209使用時のIDに含まれた、カード識別符号を封入カードである固定式ICカード209(既述の0x1QRS)から非会員カード(既述の0x2QRS)に変更させるべく、IDと変更信号を送信する。(ステップS36872)。
次いで、各カードに対し、管理装置37より受信した、カード識別符号を封入カードである固定式ICカード209から非会員カードに変更したID(0x1QRSYYMMDDTUVW→0x2QRSYYMMDDTUVW)を記録する(ステップS36873)。
S36871にてNoと判例された場合にはもう既に上記S36872とS36873を実行しているのでS370へ進む。
S379においては、記憶媒体受入手段210に会員用ICカードが挿入されているか否かを判定する(ステップS370)。
続いて、カード処理部またはカード位置検知部に、固定式カードである固定式ICカード209に残度数が有るか否かの判定をする(ステップS374)。
ステップS374の判定において、Noの場合には、ランプであるカード種別表示52を消灯して(ステップS376)、リターンしてスタートに戻る。
ステップS380の判定でNoの場合には、封入式カードである固定式ICカード209の残度数の有無が判定される(ステップS381)。
ステップS381で判定がYesの場合は、移動式ICカードの受入を感知しない場合から待機後非会員用移動式ICカードの受入を感知する場合であって固定式ICカードに残度数がある場合にflgをOn(”1”)とする。(S3811)
次いで、表示部16の現在の表示が判定される(ステップS382)。ステップS382の判定が、現在の表示部16の7セグメントLEDが「CArd」表示の場合は度数表示に変更し(ステップS383)、S328にてカードの挿入ができないよう次カード侵入防止突出部207が突出しているのでこれを解除して次カードの受入許可を行い(S3805)、ステップS370に進む。
ステップS382で判定が、現在の表示部16の7セグメントLEDが度数表示の場合は「CArd」表示に変更し(ステップ384)、上記同様ステップS3805を実行後、ステップS370に進む。
ここでステップS382は別態様としてS3821のようにキャンセル操作の履歴の有無を判定するようにしてもよい(ステップS3821)。キャンセル操作の履歴有としては、返却ボタン15を2、4、6、・・・2N回のように偶数回押した場合、貸玉ボタンを押したときに実行されるS355にてキャンセル操作ONとされた場合、その他のキャンセルボタンを設けてONとされた場合等、様々な態様が考えられる。キャンセル操作履歴有の場合には、S383の表示部16には度数表示が実行される。
次いで度数や「Card」と表示された7セグメントLEDを非点灯とし(S3804)、上記同様ステップS3805を実行後、ステップS370へ進む。
ステップS378で会員用ICカード有りの判定がなされたときは、ステップS379へ進み、会員カードが外部排出され、その会員用ICカードを挿入検知センサー211が感知しなくなるまで待機する。(S379)
次いで、flgの判定がなされ(S3791)、flgがOnの場合には残度数の有する固定式ICカードで遊技終了するべく返却ボタンが押され、その残度数を非会員用移動式ICカードに移動すべくその非会員用ICカードの挿入を待機している状態が継続しているので上記したS3803、S3804を実行しないでS3805へ進む。
S3791においてflgがOFFの場合にはもともと残度数の有する固定式ICカードで遊技終了するべく返却ボタンが押され、その残度数を非会員用移動式ICカードに移動すべくその非会員用ICカードの挿入を待機している状態ではないので、挿入されていた会員用ICカードを返却し、その要求元である返却ボタンON履歴をクリアし(S3803)、表示部7セグメントLEDを非点灯とし、上記したS3805へ進む。
ステップS380の判定でYesの場合には、flgの設定を判定する(S3801)。
S3801においてflgがOFFの場合には、もともと残度数の有する固定式ICカードで遊技終了するべく返却ボタンが押され、その残度数を非会員用移動式ICカードに移動すべくその非会員用ICカードの挿入を待機している状態ではないので、非会員用ICカードの残度数が零でなく、ブランク状態でもないか否かを判定し(S3802)、Yesの場合は、残度数付の非会員用ICカードを外部へ排出し、その非会員用ICカードを挿入検知センサー211が感知しなくなるまで待機する(S385)。
S3802の判定がNoの場合は、会員が自分の会員用ICカードを挿入したくて返却ボタンを押したのであるとして、記憶媒体受入部210に存する非会員ICカードを貯留部220へ再発行可能に収容する。ここで、貯留部220が満杯の場合は満杯排出孔215より自然に落下されて下方に載置された回収部18へ移る際、回収検知センサー205がその落下する非会員用ICカードをカウントする(S386)。
従って上記した如く、会員カードは返却ボタンONにより無条件に外部に排出する。非会員ICカードは残度数がある場合には返却ボタンONにより外部に排出し、精算機33にて残度数を現金として払い出すようにする。そしてICカードは残度数がないかブランクカードの場合、返却ボタンONで貯留部220へ収容し、会員が会員用ICカードを挿入可能にする。
そして以下に固定式ICカードで残度数が零でない状態で返却ボタンが押されて固定式ICカードの残度数を非会員用ICカードに移したいと待機後、非会員用ICカードを新たに受け入れた場合(S3801のflgがONの場合)を説明する。
即ち、S3801においてflgがOnの場合には、S38011へ進み、再び封入式ICカードである固定式ICカード209が残度数があるか否かを確認する(S38011)。flgがON状態ではS381の判定によれば209に残度数あり、であるが、その後貸玉ボタン13が押され残度数零となる場合Noが存在するのでS38011を設ける。
S38011においてNOと判定される残度数零の場合には、受け入れた非会員用ICカードは貯留部220への移送も、外部への排出も行わず、次の入金を受けて度数付与する先がこの非会員用ICカードであるとしたいのでそのまま待機させる。
即ち、次カードを受入不可とし(S380125)、次いでS380126へ進み、管理装置37に対し、封入カードである固定式ICカード209使用時のIDに含まれた、カード識別符号を封入カードである固定式ICカード209(既述の0x1QRS)から非会員カード(既述の0x2QRS)に変更させるべく、IDと変更信号を送信する。(ステップS380126)。
次いで、各カードに対し、管理装置37より受信した、カード識別符号を封入カードである固定式ICカード209から非会員カードに変更したID(0x1QRSYYMMDDTUVW→0x2QRSYYMMDDTUVW)を記録する(ステップS380127)。
次いで、7セグメントLEDを非点灯とし(S380128)、返却ボタンONの履歴をクリアし(S380129)、flgをOFFとし(S380130)、固定式ICカードで残度数を移動式ICカードに移すという遊技者の要求状態を解除する。
S38011においてYesと判定される固定式ICカードで残度数を移動式ICカードに移す要求が、残度数が0でないが故継続する場合、新たに記憶媒体受入手段210が受け入れた非会員用ICカードがブランク状態でなくかつ残度数を有する否かを判別する(S38012)。
S38012においてYesと判定された場合、残度数のある非会員用ICカードに固定式ICカード209の残度数を移すことはできないので何もしないで外部に排出し、その非会員用ICカードを挿入検知センサー211が感知しなくなるまで待機する(S38013)。
次いで、S328にてカードの挿入ができないよう次カード侵入防止突出部207が突出しているのでこれを解除して次カードの受入許可を行い、固定式カード209の残度数をブランク状態または残度数零の白カードに移すべく、当該白カードの挿入を待つ(S38014)。その後はS370へ進む。
管理装置37に対し、封入カードである固定式ICカード209使用時のIDに含まれた、カード識別符号を封入カードである固定式ICカード209(既述の0x1QRS)から非会員カード(既述の0x2QRS)に変更させるべく、IDと変更信号を送信する。(ステップS380121)。
次いで、各カードに対し、管理装置37より受信した、カード識別符号を封入カードである固定式ICカード209から非会員カードに変更したID(0x1QRSYYMMDDTUVW→0x2QRSYYMMDDTUVW)を記録する(ステップS380122)。
そして、非会員用ICカードに残度数が移せたので外部に排出し、その非会員用ICカードを挿入検知センサー211が感知しなくなるまで待機する(S380123)。
次いで、S328にてカードの挿入ができないよう次カード侵入防止突出部207が突出しているのでこれを解除して次カードの受入許可を行う(S380124)。
次いで、7セグメントLEDを非点灯とし(S380128)、返却ボタンONの履歴をクリアし(S380129)、flgをOFFとし(S380130)、固定式ICカードで残度数を移動式ICカードに移すという遊技者の要求状態を解除する。その後ステップS370へ進む。
発行操作手段(ステップ)として、
返却ボタンが押されると、下記のA〜Cを選択的に実行し、
A)記憶媒体受入手段210が会員用ICカードの受入を感知する場合(S378がYES)、遊技者が受け取り可能に外部へ排出して(S379)、次の会員用又は非会員用ICカードを受入可能な待機状態とし(S3805)、
B)記憶媒体受入手段210が非会員用ICカードの受入を感知する場合(S380がYES)に下記B1又はB2を選択的に実行し、
B1)非会員用ICカードに記録された有価価値特定情報によって特定される有価価値が零の場合には(S3802がNO)、非会員用ICカードを遊技者が受け取りできないように回収して(S386)次の会員用又は非会員用ICカードを受入可能な待機状態とし(S3805)、
B2)非会員用ICカードに記録された有価価値特定情報によって特定される有価価値が零でない場合(S3803がYES)には、遊技者が受け取り可能に外部に排出して(S385)次の会員用又は非会員用ICカードを受入可能な待機状態とし(S3805)、
C)記憶媒体受入手段210が移動式ICカードの受入を感知しない場合から待機後非会員用ICカードの受入を感知する場合(S3801のflgがON)に下記C1又はC2を選択的に実行し、
C1)固定式ICカードから読み出した有価価値特定情報によって特定される有価価値が零の場合(S38011がNO)は、非会員用ICカードを受け入れて待機し(待機するので次カード受け入れは禁止S380125)、
C2)固定式ICカードから読み出した有価価値特定情報によって特定される有価価値が零でない場合(S38011がYES)に下記C21又はC22を選択的に実行し、
C21)受け入れた非会員用移動式ICカードから読み出した有価価値特定情報によって特定される有価価値が零またはブランク状態の場合(S38012がNO)、固定式ICカードに記録された有価価値特定情報によって特定される有価価値を特定可能な第2の有価価値特定情報を非会員用ICカードに記録して(S380122)遊技者が受け取り可能に外部に排出し(S380123)、次の会員用又は非会員用移動式記憶媒体を受入可能な待機状態とし(S380124)、
C22)受け入れた非会員用ICカードから読み出した有価価値特定情報によって特定される有価価値が零でない場合(S38012がYES)、非会員用ICカードを遊技者が受け取り可能に外部へ排出し(S38013)、読み出す有価価値特定情報によって特定される有価価値が零またはブランク状態の非会員用ICカードを受入可能な待機状態とする(S38014)ものである。
計数機32の構成について説明する。
計数機32は、カード挿入口、遊技媒体投入部、全部ボタン、計数結果表示部、返却ボタン、レシート発券口から構成される。
選択ボタン検知部は、全部ボタン、返却ボタンが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部に信号を出力するものである。
計数処理部は、遊技媒体投入部に投入された玉数を計数し、その計数した情報を制御部へ出力するものである。計数処理部で計数された結果は、例えば、計数結果表示部9dに表示することもできる。
そして、制御部によって制御される、カード処理部、記憶媒体処理部、選択ボタン検知部、計数処理部の各機器部は、動作の流れを図示する図12に図示されるように動作する。
計数処理部において、遊技媒体投入部に投入された遊技媒体の計数を行う(ステップS410)。計数処理部で計数された結果は、制御部に出力される。制御部は、その計数結果を、例えば、計数結果表示部に表示するための情報を計数結果表示部に出力することもできる。
ステップS411の判定で、Noの場合には、リターンしスタートに戻る。
ステップS411の判定で、Yesの場合すなわちボタンONの場合には、その情報を制御部に出力する。
ステップS415の判定で、Yesの場合には、カード処理部は、カード挿入口から会員用ICカードを返却する。あるいは、記憶媒体処理部では、制御部から出力された情報に基づいて、レシートに玉数および簡易管理用IDを、例えば、バーコードとして記録し、レシート発券口からレシートを発券する(ステップS416)。
制御部は、カード処理部で読み取られたIDおよび計数処理部で計数された玉数をネットワーク31を介して管理装置37に送信する(ステップS417)。そして、管理装置では、カードの識別符号毎に紐付けられて振られたIDに基づいて、すでに記憶されている貯玉数に計数処理部で計数された玉数が加算される(ステップS417)。
図16は、景品管理機(POS)34における動作の流れを示す図である。
景品管理機(POS)には、図示しないカード挿入口、暗証番号入力用テンキーボード、バーコードリーダ、表示部、特殊景品ボタン、一般景品選択部からなる。
カード処理部において会員用移動式ICカードが挿入されているか否か、そのカードがブランクカードか否かが判定される(ステップS510)。
カード処理部において読み取られた簡易管理用IDは、制御部に出力され、さらに、制御部からネットワーク31を介して管理装置37に出力される(ステップS511)。そして、管理装置37に記憶されている簡易管理用IDに基づく玉数を管理装置からネットワーク31を介して制御部に出力する(ステップS511)。
選択ボタン検知部で判定された検知信号は、制御部を介して景品払出処理部に出力される。選択された一般景品は、その種別と数量が表示部に表示される(ステップS518)。
そして、制御部において、払出景品在庫数から払い出された景品の数量を差し引き、その情報を景品払出処理部に出力し、景品払出処理部では払出景品在庫数の情報を更新する(ステップS519)。
図9は、精算機33の正面図、図13は精算機33における動作の流れを示す図である。
カード処理部において非会員ICカードである小カードが投入されているか否かが判定される(ステップS610)。
一方、非会員用ICカードは、度数残高のすべてが精算され、度数残高が0となるので、カード処理部から精算機33に設けられた貯留部220(図示しない)に移動され、回収される(ステップS621)。次いで、スタートにリターンする。
図18は、管理装置37の動作の流れを示す図である。
また、パーソナルコンピュータ44は、管理装置37で管理している各情報にアクセスことが可能であるので、各情報の表示や印刷をすることが可能である。さらに、パーソナルコンピュータ44では、例えば、再プレー手数料の設定などの管理装置37の種々の設定や会員登録などを行うことも可能である。
すなわち、計数機32からは、IDに紐付いて計数結果の貯玉または貯メダル情報をネットワーク31を介して管理装置37では、記録する。更に、計数機32からは会員カードのIDにより度数残高、暗証番号が送信される。
また会員カードのIDに基づき購入度数の度数を残度数に加算記録する。
また台間機11からは、イベント種別、台番号、アウト玉数、セーフ玉数、勝敗、貸玉、新入金額、追加入金額、消費度数、再プレー可能貯玉消費、付与ポイントを履歴情報として受信し、管理装置37では記録する。更に、台間機11で会員カードのIDより、度数、ポイント、貯玉数を、ネットワーク31を介して送信する。
また更に、景品管理機(POS)では、店員が新たな会員カードを作成するためにブランクカードを挿入した場合には、ID付与要求信号を会員用移動式ICカードの識別番号(台番号識別可能な3QRS:QRSは実際に使っていない遊技台の番号を景品管理機(POS)34の番号として割り当てる。)とともにネットワーク31を介して管理装置37に送信する。管理装置37ではID付与要求信号を受けると、ID付与順の通し番号(TUVW)でID番号(既述の3QRSYYMMDDTUVW)を発行し、ID番号で指定できる記録エリアに移動式ICカードの識別番号を含んだID番号を記録し、ID番号を景品管理機(POS)34へ送信する。そして景品管理機(POS)34はID番号を受信するとこのID番号を会員用移動式ICカードに記録する。
ステップS714の判定で、Yesの場合には、会員カード情報管理部および非会員カード情報管理部に管理されているデータに基づいて、データを、パーソナルコンピュータ44などに出力する(ステップS715)。会員カード情報管理部および非会員カード情報管理部に管理されているデータに基づいて、出力されたデータは、パーソナルコンピュータ44の画面に表示される。
次に、台間機11に内蔵されるカードリーダライタ200には光式空センサ216を備え、貯留部220にストックされた白カード(ブランクカード等)がない旨を台間機11の制御部が島コン21、ネットワーク31を介して管理装置37に通知する。管理装置37はその通知を受けた場合には挿入無報知指示の有と判定される(ステップS716)。
白カード(ブランクカード)挿入無報知指示が有と判定されたときは、「○○番台にブランクカードを補充してください。」の通知をホール全体に所定期間毎に放送し、及び/又はその旨をパーソナルコンピュータ44に表示する(ステップS717)。
白カード(ブランクカード)挿入無報知指示が無しと判定されたときはそのままリターンする。
ステップS810で、各台間機11の貸玉、入金、カードやICコインの返却などのイベントの発生の有無を判定する。
ステップS810で、イベントの発生の有無の判定がNoの場合すなわちイベントが発生していない場合、白カード挿入無報知指示の有無が判定される(ステップS811)。ステップS811の判定がNoの場合すなわち指示が無い場合は、スタートにリターンする。
ついで、管理装置37へ、ネットワーク31を介して、アウト、セーフ、貸玉、入金額、IDをデータ転送し(ステップS813)、ステップS811に進む。
13 貸玉ボタン(再プレイボタン)
15 返却ボタン
16 表示部
200 カード処理機(記憶媒体発行手段)
202 カード挿入口
203 リーダライタ部
203a IC部(貸出制御装置)
203b アンテナ部(移動式記憶媒体受領手段、固定式記憶媒体受領手段)
209 固定式記憶媒体
210 記憶媒体受入手段
Claims (6)
- 有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり遊技客による所持が可能な記憶媒体を受け付ける記憶媒体受付手段と、
前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新手段と、を備えた記憶媒体処理装置であって、
前記記憶媒体受付手段が前記記憶媒体を受け付けていない場合に、内蔵記憶部に有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり、該有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う内蔵記憶部に関わる有価価値更新手段と、前記記憶媒体処理装置内から記憶媒体を外部に排出し、新たに記憶媒体を受け入れた場合、前記内蔵記憶部に記憶されている有価価値特定情報から特定される有価価値を、新たに受け付けた前記記憶媒体に記憶される有価価値特定情報により特定可能となるよう処理可能である有価価値移行手段と、
を備えることを特徴とする記憶媒体処理装置。 - 内蔵記憶部が、非接触に記憶の更新が可能であり、且つ、外部に取り出し可能な内蔵式ICタグである請求項1に記載の記憶媒体処理装置。
- 内蔵記憶部が、バックアップ電源付RAMであり、外部の他の装置と通信しないオフラインの場合、且つ、待機状態時に記憶媒体受付手段が記憶媒体の受け付けを感知した場合、受け付けた記憶媒体に、バックアップ電源付RAMに記録する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記録可能であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の記憶媒体処理装置。
- 有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり遊技客による所持が可能な記憶媒体を受け付ける記憶媒体受付手段と、
前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新手段と、を備えた記憶媒体処理装置であって、
前記記憶媒体受付手段が前記記憶媒体を受け付けていない場合に、内蔵記憶部に有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり、該有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う内蔵記憶部に関わる有価価値更新手段と、前記記憶媒体処理装置内から記憶媒体を外部に排出し、新たに記憶媒体を受け入れた場合、前記内蔵記憶部に記憶されている有価価値特定情報から特定される有価価値を、新たに受け付けた前記記憶媒体に記憶される有価価値特定情報により特定可能となるよう処理可能である有価価値移行手段とを備える記憶媒体処理装置を有し、
更に精算機および管理装置を具備し、記憶媒体処理装置と、精算機と、管理装置とがそれぞれ通信可能に接続された記憶媒体処理システムであって、
精算機は、記憶媒体を受け入れ、記憶媒体から有価価値特定情報を読み取り、読み取られた有価価値特定情報によって特定される有価価値に基づいて貨幣を払い戻し、記憶媒体の有価価値特定情報によって特定され、払い戻された貨幣に対応して有価価値を更新可能であり、
管理装置は、記憶媒体処理装置にて処理される有価価値を記録し、精算機にて読み出した記憶媒体に記録された有価価値特定情報によって特定され、払い出された貨幣に対応して更新される有価価値を更新記録可能であることを特徴とする記憶媒体処理システム。 - 請求項4に記載の記憶媒体処理システムに、更に、計数機、景品交換機を具備し、計数機と、景品交換機とを含めてそれぞれ通信可能に接続された記憶媒体処理システムであって、
計数機が、遊技媒体を受け入れて該遊技媒体の数を計数し、計数した遊技媒体数を、景品交換機にて景品交換可能な遊技媒体貯数とし、当該遊技媒体貯数を特定可能な遊技媒体貯数特定情報として記憶媒体に記憶して発券可能であり、
景品交換機が、計数機で発券された記憶媒体の遊技媒体貯数特定情報を読み取り、その読み取られた遊技媒体貯数特定情報によって特定される遊技媒体貯数の範囲内で景品を払い出すか、または、払い出す景品の種別と数量を表示可能であり、
管理装置が、計数機にて発券した記憶媒体に記憶した遊技媒体貯数特定情報によって特定される遊技媒体貯数を記録し、景品交換機にて読み出した記憶媒体に記憶された遊技媒体貯数特定情報によって特定され、景品の払い出しに対応して更新される遊技媒体貯数を更新記録可能である、
ことを特徴とする記憶媒体処理システム。 - 記憶媒体受付手段が、有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり遊技客による所持が可能な記憶媒体を受け付ける記憶媒体受付ステップと、
読み出し手段が、前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出しステップと、
有価価値更新手段が、前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新ステップと、
内蔵記憶部に関わる有価価値更新手段が、前記記憶媒体受付手段が前記記憶媒体を受け付けていない場合に、内蔵記憶部に有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり、該有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う内蔵記憶部有価価値更新ステップと、
有価価値移行手段が、
有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶可能であり遊技客による所持が可能な記憶媒体を受け付ける記憶媒体受付手段と、
前記記憶媒体受付手段によって受け付けた記憶媒体から前記有価価値特定情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段によって読み出された有価価値特定情報から特定される有価価値の範囲で処理可能であり、該処理に応じて有価価値を更新するための更新関連処理を行う記憶媒体に関わる有価価値更新手段と、を備えた記憶媒体処理装置内から記憶媒体を外部に排出し、新たに記憶媒体を受け入れた場合、前記内蔵記憶部に記憶されている有価価値特定情報から特定される有価価値を、新たに受け付けた前記記憶媒体に記憶される有価価値特定情報により特定可能となるよう処理可能である有価価値移行ステップと、
を備えることを特徴とする記憶媒体処理方法。
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