JP5132431B2 - Fm送受信装置 - Google Patents

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本発明は、送受信装置に関し、特に、FM送受信装置に関する。
画面上に地図を表示して目的地まで誘導する装置として、主に車で使用されるナビゲーション装置がある。該ナビゲーション装置においては、メモリのデバイス化、表示装置の軽量化・高精細化により、小型・軽量化が進んでいる。そのため、ナビゲーション装置はポータブル化され、車載用として車に埋め込んで備え付けることなく、ダッシュボードの上などに設置し、簡単に取り外しができるようになった。
車に備え付けられるナビゲーション装置は、高価なこともあって、車上荒しにより盗難されるケースもあった。しかし、ポータブル化されたナビゲーション装置は持ち運びが簡単なため、車内に常設する必要がない。このため、ポータブル化されたナビゲーション装置は盗まれることもない。また、ポータブル化されたナビゲーション装置は、車外でも使用できるため、ナビゲーションとしての利用用途が広がっている。
車に備え付けられるナビゲーション装置は、CDプレーヤーやFMラジオなどを接続した専用オーディオ装置と専用の配線により接続可能である。このため、ナビゲーション装置のガイダンス音声とオーディオとのミキシングを簡単に行うことができる。これにより、大音量でオーディオを聞いていてもガイダンス音声を再生する時はオーディオのボリュームを下げてガイダンス音声を運転者に聞き取りやすくさせるといった音量制御も可能である。
一方、簡単に取り外しができるというメリットを享受するためには、車内専用オーディオ機器とケーブルで接続するなどの煩雑な作業は行わないことが好ましい。使い勝手がよくないためである。また、ナビゲーション装置と車内専用オーディオ機器を接続するために、車内にケーブルを這わせることは安全性においても好ましくない。
しかし、ポータブル型のナビゲーション装置に搭載されるスピーカーは、該ナビゲーション装置自体を小型にする必要があるため、小型にせざるを得ない。このため、該ナビゲーション装置に搭載されるスピーカーでは大音量にすることができない。従って、該ナビゲーション装置により出力される音声は、車内で聞くには車内騒音やオーディオによって聞き取りにくいものとなる。
そこで、FMトランスミッタが考えられている。FMトランスミッタでは、ナビゲーション装置と専用カーオーディオとは、ケーブルを使わずに無線で接続される。FMトランスミッタを使用することにより、ガイダンス音声を専用のカーオーディオで再生することができる。FMトランスミッタは、既に市販化されている。FMトランスミッタを使用することにより、他の方式の無線接続とは異なり新たに無線受信機を車載機側に設ける必要がない。このため、これまでのカーオーディオを使用し続けることができ、無線接続を手軽に実現できる。
しかし、ポータブル型のナビゲーション装置のガイダンス音声を出力するために該カーオーディオのFMチューナを占有してしまう場合がある。このような場合には、本来のFMラジオ放送を聴くことができなくなるため、ユーザーにとっては利便性の悪いものとなる。
例えば、車載ナビゲーション装置の接続方法として、FMチューナとFMトランスミッタとを使用し、接続ケーブルを無くして無線で接続する方式が提案されている。この方式では、音声案内情報を出力するナビゲーション手段と、受信アンテナを介してFM音声信号を受信するFM電波受信チューナ手段と、受信したFM音声情報と音声案内情報とを集中管理して選択する管理手段と、管理手段で選択された音声情報又は音声案内情報を無線送信するFM音声信号送信手段と、音声案内情報を出力するときは受信したFM音声情報の音量を抑制する音声ミュート手段とを備え、この装置と他の車載装置間の音声情報を無線接続し、音声案内情報は優先出力する。
例えば、該ナビゲーション装置は、FM電波で受信したラジオ放送等の音声信号とナビゲーション装置からの案内音声信号とを選択してFM電波で無線送信する。そして、カーオーディオでは、無線送信された音声を再生する。このようにすることにより、各車載装置間の接続を専用線によらず、無線の電波により接続する。
特開2000−065590号公報
上述した装置は、FMチューナとFMトランスミッタとを有する。図1には、アナログミキシングでのFM送受信装置の一例が示される。アナログミキシングでは、アナログ信号のミキシングが行われる。例えば、FM電波で受信したラジオ放送等の音声信号と入力されたオーディオ信号とがアナログ信号でミキシングされる。図2には、デジタルミキシングでのFM送受信装置の一例が示される。デジタルミキシングでは、デジタル信号のミキシングが行われる。例えば、FM電波で受信したラジオ放送等の音声信号と入力されたオーディオ信号とがデジタル信号でミキシングされる。
図1及び図2に示されるFM送受信装置では、以下の処理が行われる。FM送受信装置は、FM電波で受信した信号をオーディオ信号に復調する。その後、FM送受信装置は、オーディオ信号に復調された信号を、FM変調して送信する。
ナビゲーションのガイダンス音声は、走行中に必要な場面で再生され、常に再生される音声ではない。寧ろ、ナビゲーションのガイダンス音声は、時折再生されると言っても過言ではない。
FM送受信装置は、ガイダンス音声を再生しない場合にも受信したFM電波で受信した信号をオーディオ信号に復調する。その後、FM送受信装置は、オーディオ信号に復調された信号を、FM変調して送信する。したがって、該処理のための電力を消費する。特に、ポータブル型のナビゲーション装置は、該ナビゲーション装置の利用用途から電源ケーブルに接続せずに充電池駆動できる方が好ましい。ポータブル型のナビゲーション装置において、低消費電力化は重要な要素である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力を低減することができるFM送受信装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のFM送受信装置は、
FM電波を受信する受信部と、
ベースバンド信号へ、前記受信部により受信したFM電波を変換する第1の変換部と、
該第1の変換部からのベースバンド信号を復調する復調部と、
復調部により復調された信号を復号する復号部と、
該復号部により復号された信号と、オーディオ信号とを合成する合成部と、
該合成部により合成された信号を符号化する符号化部と、
該符号化部により符号化された信号を変調する変調部と、
中間周波数へ、入力された信号を変換する第2の変換部と、
前記受信部により受信されたFM電波と異なる周波数で、前記第2の変換部により中間周波数へ変換された信号を無線送信する送信部と、
前記第1の変換部からのベースバンド信号と、前記変調部からの信号との間で、前記第2の変換部へ入力される信号を切り替える切替部と
を有し、
前記切替部は、ガイダンス音声を再生しない場合には、前記第2の変換部へ、前記第1の変換部からのベースバンド信号が入力されるように切り替え、ガイダンス音声を再生する場合には、前記第2の変換部へ、前記変調部からの信号が入力されるように切り替え、
前記切替部により、前記第2の変換部へ、前記第1の変換部からのベースバンド信号が入力されるように切り替えられた場合、前記復調部、前記復号部、前記符号化部、及び前記変調部の少なくとも1つを停止させる。
本発明の実施例によれば、消費電力を低減することができるFM送受信装置を実現できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本実施例に係るFM送受信装置100は、FMチューナを有する。また、本実施例に係るFM送受信装置100は、FMトランスミッタを有する。本実施例に係るFM送受信装置100は、ナビの経路案内音声と受信したFM放送音声とをミキシングして、受信チャネルとは異なるチャネル周波数のFM電波で送信する。本実施例に係るFM送受信装置100は、ポータブルナビゲーション装置等とともに使用するようにしてもよい。
上述したように、本実施例に係るFM送受信装置100は、ガイダンス音声を再生しない場合には受信したFM電波を異なるチャネル周波数で再送信する。そのようにすることにより、FM復調とFM変調の処理が不要となり低消費電力化を実現できる。また、受信したFM信号を復調することなくFM変調波のまま周波数変更を行うことにより、FM復調の際及びステレオ復号化処理の際における信号劣化がなく、FM放送波を再送できる。
以上のように、ガイダンス音声を再生しない場合には、低消費電力化及びFM放送波の品質保持の面でも、受信したFM電波をFM復調しオーディオ信号まで復調せずに、FM変調波のままチャネル周波数変換する方が好ましい。以下、受信したFM電波をFM復調しオーディオ信号まで復調せずに、FM変調波のままチャネル周波数変換する処理をFM再送信モードと呼ぶ。
本実施例に係るFM送受信装置100について、図3を参照して説明する。
本実施例に係るFM送受信装置100は、FMチューナとFMトランスミッタとを有する。
FMチューナは、受信部(RF-RX)102と、A/D変換部(ADC)104と、デジタル−周波数変換受信部(Digital Freq Converter RX)106と、チャネルフィルタ(Channel Filter)108と、FM復調部(FM Demodulation)110と、ステレオ復号部(Stereo Decoder)112と、D/A変換部(DAC)130とを有する。
FMトランスミッタは、A/D変換部(ADC)114と、デジタルオーディオ入力部(Digital Audio Input)116と、入力選択部(Input Selecter)118と、ミキサー(Mixer)120と、ステレオ符号化部(Stereo Encoder)122と、FM変調部(FM Modulation)124と、切替部126と、デジタル−周波数変換送信部(Digital Freq Converter TX)128と、D/A変換部(DAC)132と、送信部(RF-TX)134とを有する。
受信部102は、FM電波を受信するためのアンテナにより受信されたRF信号を中間周波数(IF: Intermediate Frequency)信号にダウンコンバートする。受信部102は、IF信号をA/D変換部104に入力する。
A/D変換部104は、受信部102により入力されたIF信号をデジタルデータに変換する。A/D変換部104は、デジタルデータに変換されたIF信号をデジタル−周波数変換受信部106に入力する。
デジタル−周波数変換受信部106は、デジタルデータに変換されたIF信号をベースバンド(BB: Base Band)信号に変換する。デジタル−周波数変換受信部106は、ベースバンド信号に変換されたデジタルデータに変換されたIF信号(以下、BB信号に変換されたFM変調信号と呼ぶ)をチャネルフィルタ108に入力する。
チャネルフィルタ108は、BB信号に変換されたFM変調信号から隣接チャネル波を除去する。チャネルフィルタ108は、隣接チャネル波が除去されたBB信号に変換されたFM変調信号をFM復調部110又はデジタル−周波数変換送信部128に入力する。
FM復調部110は、隣接チャネル波が除去されたBB信号に変換されたFM変調信号をFM復調する。FM復調部110は、FM復調された隣接チャネル波が除去されたBB信号に変換されたFM変調信号(以下、FM復調されたデジタルオーディオ信号)をステレオ復号部112に入力する。
ステレオ復号部112は、FM復調されたデジタルオーディオ信号をステレオ分離する。例えば、ステレオ復号部112は、サイド情報に基づいて、FM復調されたデジタルオーディオ信号に対して、MSステレオ復号化とISステレオ復号化とを実行して、元のステレオ信号を復元する。ステレオ復号部112は、ステレオ分離されたFM復調されたデジタルオーディオ信号をD/A変換部130及びミキサー120に入力する。
D/A変換部130は、ステレオ復号部112により入力されたステレオ分離されたFM復調されたデジタルオーディオ信号をアナログ変換する。
A/D変換部114は、入力されたアナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換する。A/D変換部114は、デジタルオーディオ信号を入力選択部118に入力する。
デジタルオーディオ入力部116は、外部からデジタルオーディオ信号を入力する。
入力選択部118は、A/D変換部114により入力されたデジタルオーディオ信号及びデジタルオーディオ入力部116により入力されたデジタルオーディオ信号のうちの一方を選択する。入力選択部118は、選択したデジタルオーディオ信号をミキサー120に入力する。
ミキサー120は、ステレオ復号部112により入力されたステレオ分離されたFM復調されたデジタルオーディオ信号と、入力選択部118により入力されたデジタルオーディオ信号とをミキシングする。ミキサー120は、ミキシングした信号をステレオ符号化部122に入力する。
ステレオ符号化部122は、入力された信号をステレオ符号化する。ステレオ符号化部122は、ステレオ符号化された信号をFM変調部124に入力する。ステレオ符号化は、入力されるデジタルオーディオ信号が2チャンネルあるいはマルチチャンネルの双対となるステレオ信号である場合に用いられるようにしてもよい。例えば、ステレオ符号化として、ミッド/サイド(M/S)ステレオ符号化とインテンシティステレオ符号化の2つがある。
M/Sステレオ符号化は、ステレオ信号の和で求められるミッド信号と差で求められるサイド信号を生成し、ステレオ信号の代わりにミッド信号とサイド信号を符号化する。これにより、ステレオ信号が同符号で類似する場合にはサイド信号の振幅が、逆に異符号で類似する場合にはミッド信号の振幅が小さくなるので符号化時の量子化ビット数を小さくすることができ、ステレオ信号を符号化する場合に比べて符号化効率を改善することができる。
一方、インテンシティステレオ符号化はステレオ信号から統合信号を生成し、符号化する。符号化された統合信号は、左右の符号と振幅を表す補助情報と共に扱われる場合がある。これにより、統合信号を符号化するのでステレオ信号を符号化する場合に比べて大幅に符号化効率を改善することができる。
FM変調部124は、ステレオ符号化された信号に対してFM変調を行う。FM変調部124は、FM変調された信号をデジタル−周波数変換送信部128に入力する。
切替部126は、デジタル−周波数変換送信部128の接続先をチャネルフィルタ108とFM変調部124との間で切り替える。
デジタル−周波数変換送信部128は、FM変調部124においてFM変調された信号を送信IF周波数に変換する。デジタル−周波数変換送信部128は、送信IF周波数に変換されたFM変調された信号をD/A変換部132に入力する。
D/A変換部132は、送信IF周波数に変換されたFM変調された信号をアナログIF-送信信号に変換する。D/A変換部132は、アナログIF-送信信号を送信部134に入力する。
送信部134は、入力されたアナログIF-送信信号を、RF-TX信号にアップコンバートする。送信部134は、受信部102において受信されたFM電波とは異なる無線周波数にアップコンバートする。
送信アンテナは、送信RF信号を輻射する。
本実施例に係るFM送受信装置100では、切替部126は、ナビゲーションのガイダンス音声を再生しない場合には、デジタル−周波数変換送信部128とチャネルフィルタ108とを接続する。この場合、以下の処理が行われる。受信されたFM放送波は、受信部102においてIF信号にダウンコンバートされる。そして、該IF信号は、デジタル処理され、デジタル−周波数受信変換受信部106においてBB信号まで周波数変換される。そして、チャネルフィルタ108により隣接チャネル波が除去され、デジタル−周波数変換送信部128において、送信IF周波数に変換する。そして、受信用FMチャネル周波数とは別の異なる送信用チャネル周波数でRF送信される。このようにすることにより、FM復調部110、ステレオ復号部112、ステレオ符号化部122及びFM変調部124を停止させることができる。このため、消費電力を低減することができる。
また、切替部126は、ナビゲーションのガイダンス音声を再生する場合には、デジタル−周波数変換送信部128とFM変調部124とを接続する。この場合以下の処理が行われる。外部から入力されるガイダンス音声などのオーディオ信号をFM変調する場合は、直接FM送信動作から切り替えて、FM復調部110、ステレオ復号部112、ステレオ符号化部122及びFM変調部124を動作させる。そして、ステレオ復号部112から出力されるオーディオ信号と外部入力オーディオ信号とがミキサー120においてミキシングされる。ミキサー120から出力されるオーディオ信号はFM変調され、受信用FMチャネル周波数とは別の異なる送信用チャネル周波数でRF送信される。このようにすることにより、ガイダンス音声を再生する場合のみFM放送波とミキシングすることが可能となる。
(第2の実施例)
本実施例に係るFM送受信装置100について、図4を参照して説明する。
本実施例に係るFM送受信装置100は、図3を参照して説明したFM送受信装置において、A/D変換部104及び114のいずれか一方とし、該一方のA/D変換部104に切替部(SW: Switch)136及び138を接続したものである。また、本実施例に係るFM送受信装置100は、D/A変換部130及び132のいずれか一方とし、該一方のD/A変換部130に切替部140及び142を接続したものである。
切替部136と切替部138とは連携して動作する。例えば、切替部136に対して受信部102によりIF信号が入力された場合には、切替部138はデジタル−周波数変換受信部106に切り替える。また、例えば、切替部136に対してアナログオーディオ信号が入力された場合には、切替部138は入力選択部118に切り替える。
切替部140と切替部142とは連携して動作する。例えば、切替部142に対してステレオ復号部112によりステレオ分離されたFM復調されたデジタルオーディオ信号が入力された場合には、切替部140はアナログオーディオ信号を出力する。また、例えば、切替部142に対してデジタル−周波数変換送信部128により、送信IF周波数に変換されたFM変調された信号が入力された場合には、切替部140は送信部134に切り替える。
A/D変換部及びD/A変換部をそれぞれ1つとすることにより、回路規模を縮小することができる。また、A/D変換部及びD/A変換部をそれぞれ1つとすることにより、低消費電力化を図ることが可能となる。本実施例に係るFM送受信装置100は、FMチューナとFMトランスミッタとを同時に独立に使用することはできないが、実際には独立に使用する用途は少ないので、問題は無い。
本実施例に係るFM送受信装置100は、外部オーディオ入力としてデジタルオーディオ入力部116を有しているのでFMチューナとFMトランスミッタの両方に対応することが可能である。
本実施例に係るFM送受信装置100において、FMチューナとして機能する場合について、図5を参照して説明する。以下、FM送受信装置100が1つのA/D変換部及びD/A変換部を有する場合について説明するが、図3を参照して説明したような2つのA/D変換部及びD/A変換部を有する場合にも適用できる。図5において、破線により示される機能ブロックはFMチューナとして機能する場合には動作させないブロックを示す。本実施例によれば、FMチューナとして機能する場合には、デジタルオーディオ入力部116と、入力選択部118と、ミキサー120と、ステレオ符号化部122と、FM変調部124と、切替部126と、デジタル−周波数変換送信部128は動作しないため、消費電力を低減することができる。
本実施例に係るFM送受信装置100において、FMトランスミッタとして機能する場合について、図6を参照して説明する。図6において、破線により示される機能ブロックはFMトランスミッタとして機能する場合には動作させないブロックを示す。本実施例によれば、FMトランスミッタとして機能する場合には、受信部102と、デジタル−周波数変換受信部106と、チャネルフィルタ108と、FM復調部110と、ステレオ復号部112は動作しないため、消費電力を低減することができる。
本実施例に係るFM送受信装置100では、FMトランスミッタとFMチューナはそれぞれ単独に動作可能である。
本実施例に係るFM送受信装置100における他の動作について、図7を参照して説明する。ここでは、FM放送波を受信して、受信チャネル周波数とは異なる送信チャネル周波数で送信する場合の動作について説明する。
本実施例に係るFM送受信装置100は、ナビゲーションのガイダンス音声を再生しない場合には、FM放送波などのFM電波を受信して再送する。ここでは、FM受信波をBB信号まで周波数変換を行うのみでFM復調、ステレオデコード処理などは行わない。また、FM復調部も動作していない。
ナビゲーションのガイダンス音声は外部入力オーディオとして入力される。しかし、ガイダンス音声が再生される時間のナビゲーション使用時間に対する割合は小さい。このため、FM送受信装置100は、実際にはほとんどFM再送信モードで動作している。FM放送波などのFM電波を受信して再送する場合に、FM復調、ステレオデコード処理、FM復調処理を行わないことにより、消費電力を低減できる。
本実施例に係るFM送受信装置100における他の動作について、図8を参照して説明する。図8において、破線により示されるブロックは動作していないブロックを示す。ここでは、FM送信モードから切り替えて、ガイダンス音声再生のために外部入力オーディオ信号をFMトランスミッタ機能で送信する場合の動作について説明する。
図8によれば、FM放送を受信中にガイダンス音声を再生する場合には、切替部126は、デジタル−周波数変換送信部128とFM復調部124とを接続するように切り替える。この場合は、外部オーディオ入力として、アナログとデジタルの両方に対応できる。
本実施例に係るFM送受信装置100の他の動作について、図9を参照して説明する。図9において、破線により示されるブロックは動作していない機能ブロックを示す。図8に示したFM送受信装置100では、ガイダンス音声再生中はFM放送波の内容が途切れる。そこで、ガイダンス音声再生中はFM復調部124、ステレオ復号部122を起動させて、ガイダンス音声とFM放送音声をミキシングしてFM変調送信する。この場合、A/D変換部が1つであるとアナログオーディオ入力が使用できないので、デジタルオーディオ入力を使用する。
なお、通常のFM再送信モードからガイダンス音声再生時への切替時にFM復調からステレオデコード、ステレオエンコード、FM変調などの処理による遅延時間が発生するので、再生時間を合わせる必要があるが、チャネルフィルタからデジタル−周波数変換送信部128への入力経路に遅延バッファを設けておけば対応が可能である。
本実施例よれば、ガイダンス音声などの外部オーディオ入力が無い通常時は、FM受信波に対してFM復調処理を行わずに、異なるチャネル周波数に周波数変換することができる。
本発明によれば、ガイダンス音声をFMトランスミッタで送信するポータブルナビゲーション機器などで、通常時にFM放送波を再送信する場合に低消費電力化を実現することができる。
本実施例に係るFM送受信装置は、FM送受信装置を使用した機器で、FM受信した信号を別の周波数で再送信する場合に適用できる。
FM送受信装置を示す部分ブロック図である。 FM送受信装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係るFM送受信装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係るFM送受信装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係るFM送受信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係るFM送受信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係るFM送受信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係るFM送受信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係るFM送受信装置の動作を示す説明図である。
符号の説明
100 FM送受信装置
102 受信部(RF-RX)
104 A/D変換部(ADC)
106 デジタル−周波数変換受信部(Digital Freq Converter RX)
108 チャネルフィルタ(Channel Filter)
110 FM復調部(FM Demodulation)
112 ステレオ復号部(Stereo Decoder)
114 A/D変換部(ADC)
116 デジタルオーディオ入力部(Digital Audio Input)
118 入力選択部(Input Selecter)
120 ミキサー(Mixer)
122 ステレオ符号化部(Stereo Encoder)
124 FM変調部(FM Modulation)
126 切替部
128 デジタル−周波数変換送信部(Digital Freq Converter TX)
130 D/A変換部(DAC)
132 D/A変換部(DAC)
134 送信部(RF-TX)
136、138、140、142 切替部

Claims (6)

  1. FM電波を受信する受信部と、
    ベースバンド信号へ、前記受信部により受信したFM電波を変換する第1の変換部と、
    該第1の変換部からのベースバンド信号を復調する復調部と、
    復調部により復調された信号を復号する復号部と、
    該復号部により復号された信号と、オーディオ信号とを合成する合成部と、
    該合成部により合成された信号を符号化する符号化部と、
    該符号化部により符号化された信号を変調する変調部と、
    中間周波数へ、入力された信号を変換する第2の変換部と、
    前記受信部により受信されたFM電波と異なる周波数で、前記第2の変換部により中間周波数へ変換された信号を無線送信する送信部と、
    前記第1の変換部からのベースバンド信号と、前記変調部からの信号との間で、前記第2の変換部へ入力される信号を切り替える切替部と
    を有し、
    前記切替部は、ガイダンス音声を再生しない場合には、前記第2の変換部へ、前記第1の変換部からのベースバンド信号が入力されるように切り替え、ガイダンス音声を再生する場合には、前記第2の変換部へ、前記変調部からの信号が入力されるように切り替え、
    前記切替部により、前記第2の変換部へ、前記第1の変換部からのベースバンド信号が入力されるように切り替えられた場合、前記復調部、前記復号部、前記符号化部、及び前記変調部の少なくとも1つを停止させる、FM送受信装置。
  2. 請求項1に記載のFM送受信装置において、
    前記合成部により前記復号部により復号された信号と前記オーディオ信号とが合成された場合に、前記第2の変換部は、中間周波数へ、前記変調部からの信号を変換する、FM送受信装置。
  3. 請求項1に記載のFM送受信装置において、
    デジタル信号に、前記受信部により受信したFM電波を変換するADC
    を有し、
    前記第1の変換部は、ベースバンド信号へ、前記ADCからのデジタル信号を変換する、FM送受信装置。
  4. 請求項1に記載のFM送受信装置において、
    デジタル信号へ、アナログ信号を変換するADCと、
    前記受信部により受信したFM電波と、オーディオ信号との間で、前記ADCへ入力される信号を切り替える第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチにより前記FM電波へ切り替えられた場合には、前記第1の変換部へ、前記ADCからの出力信号を入力するように切り替え、前記第1のスイッチによりオーディオ信号へ切り替えられた場合には、前記合成部へ、前記ADCからの出力信号を入力するように切り替える第2のスイッチと
    を有する、FM送受信装置。
  5. 請求項1に記載のFM送受信装置において、
    アナログ信号へ、前記第2の変換部からの信号を変換するDAC
    を有し、
    前記送信部は、前記DACからの信号を無線送信する、FM送受信装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のFM送受信装置において、
    前記オーディオ信号には、ナビゲーション装置からの経路案内音声信号が含まれる、FM送受信装置。
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