JP2004064723A - 鉄道用ワイヤレス放送装置 - Google Patents

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Yoshitsune Matsushita
松下 好常
Hideaki Ishikawa
石川 英明
Teruo Ido
井戸 照夫
Kazuo Matsubara
松原 和男
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Abstract

【課題】表示制御及びワイヤレスマイクの両機能を持つと共に、送信電力や送信チャンネルの自動修正や放送先の変更及び音質・音量コントロール等の付加機能を持たせた、鉄道用ワイヤレス放送装置を得る。
【解決手段】表示制御用送受信部とワイヤレスマイクを同一筐体内に収納し、表示制御用受信部の制御出力によりワイヤレスマイクの送信電力や送信チャンネルを制御する。また、ワイヤレス送信側装置において複数回路を有したプレストークスイッチやチャンネル設定スイッチ又はPLLチャンネル設定回路にて放送先の変更を行い、トーン周波数をHPF又はLPF又はBPFの何れかを通過させることにより音質・音量コントロールを行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道の駅ホームやコンコース等における列車の運行表示制御とホーム乗降客への各種案内や注意放送をするためのワイヤレス放送に関し、特に駅員が所持して前記表示制御を行うための表示制御操作器とワイヤレス放送を行うためのワイヤレスマイクを一体化すると共に更に付加機能を持たせた、鉄道用ワイヤレス放送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道(例えばJRや地下鉄等)の駅ホームやコンコース等において、駅員に対し列車の運行状況を知らせるために表示器による運行表示が行われ、乗降客に対し各種案内や注意放送をするためにワイヤレス放送が行われている。
【0003】
図5は従来の鉄道用ワイヤレス放送装置を構成する回路ブロック図であり、A部の表示制御操作器とB部のワイヤレスマイクにて個別に構成される。A部において、キャリアセンス受信のための表示制御用受信部1はアンテナ4を接続したアンテナ切替え回路3に接続され、表示制御用送信部2とアンテナ切替えが行われる。また、該表示制御用受信部1からのキャリアセンス出力は表示制御用送信部2に接続され、更に表示制御用送信部2には表示チャンネル設定のためのチャンネル設定部5と前記表示チャンネルに対応した表示制御用スイッチ6が接続されている。また、B部において、ワイヤレス送信部7にはアンテナ8と送信電力及び送信チャンネルを設定するための電力・チャンネル設定部9が接続され、更にマイクユニット11及びマイクアンプ10が接続されている。
【0004】
上記のように構成された表示制御操作器の動作として、表示制御用スイッチ6の何れかをONにすると、予め設定された送信チャンネルのキャリアを表示制御用受信部1が受信する。そして、該送信チャンネルが空チャンネルの場合には、表示制御用送信部2において前記表示制御用スイッチ6で選択したスイッチに対応した予めチャンネル設定部5で設定した制御信号で変調し、アンテナ4より送信する。該信号はアンテナ15にて受信され、表示制御用受信部12にて復調した後、表示制御用スイッチ6で選択したスイッチに対応した表示制御信号を表示コントロール部16に出力する。そして、該表示制御信号に対応した表示内容を表示器17にて点灯表示を行う。また、ワイヤレスマイクの動作として、マイクユニット11にて集音した音声をマイクアンプ10にて増幅し、ワイヤレス送信部7にて変調した後、電力・チャンネル設定部9にて設定した送信電力及び送信チャンネルでアンテナ8より送信する。該信号はアンテナ19にて受信され、ワイヤレス受信部18にて復調して音声信号となり、拡声アンプ21にて音声増幅した後、スピーカー22により乗降客に対して音声案内を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように鉄道の駅ホームやコンコース等において、駅員に対し列車の運行状況を知らせるための表示器による運行表示や、乗降客に対し各種案内や注意放送をするためのワイヤレス放送を行うためには、駅員は表示制御操作器とワイヤレスマイクの少なくとも2個の装置を所持しなければならず、操作上不便であるという問題点があった。また、ワイヤレスマイクにおいて、送信電力や送信チャンネルの設定を電力・チャンネル設定部の内部スイッチにて行っているが、電波の混信や歪が発生した場合には、該電力・チャンネル設定部の内部スイッチを障害状況を確認しながら手動で変更しなければならず、作業効率が非常に悪いという問題点もあった。また、ワイヤレス放送時において、1個のプレストークスイッチの操作だけでは放送先の変更を放送終了後又は放送途中で行うことができないという問題点や、駅ホームやコンコース等の混雑状況や騒音のレベルに対応した音質・音量コントロールがワイヤレス送信側の装置で設定することができないという数々の問題点があった。
【0006】
本発明は、以上のような問題点を解決するために成されたものであり、鉄道の駅ホームやコンコース等において、駅員に対し列車の運行状況を知らせるための表示器による運行表示や、乗降客に対し各種案内や注意放送をするためのワイヤレス放送を1個の装置により行うことがでると共に、電波の混信や歪の発生時における送信電力や送信チャンネルの自動修正機能や放送終了後又は放送途中における放送先の変更機能及び混雑状況や騒音のレベルに対応した音質・音量コントロール機能等の付加機能を持たせて利便性を向上させた、鉄道用ワイヤレス放送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における請求項1における手段として、表示制御及びワイヤレス送信側装置において、キャリアセンス受信のための表示制御用受信部1をアンテナ4を接続したアンテナ切替え回路3に接続し、表示制御用送信部2とアンテナ切替えを行う。また、該表示制御用受信部1からのキャリアセンス出力を表示制御用送信部2とワイヤレス送信部7に接続し、更に表示制御用送信部2には表示チャンネル設定のためのチャンネル設定部5と前記表示チャンネルに対応した表示制御用スイッチ6を接続する。また、ワイヤレス送信部7にはアンテナ8と送信電力及び送信チャンネルを設定するための電力・チャンネル設定部9を接続し、更にマイクユニット11及びマイクアンプ10を接続する。そして、上記表示制御及びワイヤレス送信側装置は同一筐体内に収納して構成する。また、表示制御及びワイヤレス受信側装置において、表示制御用受信部12はアンテナ15を接続したアンテナ切替え回路14に接続し、表示制御用送信部13とアンテナ切替えを行う。また、該表示制御用受信部12からの出力は表示コントロール部16に接続し、更に表示コントロール部16には列車の運行状況を知らせるための表示器17を接続する。また、ワイヤレス受信部18はアンテナ19とスキャンコントロール部20に接続し、更に拡声アンプ21及びスピーカー22を接続する。そして、上記表示制御及びワイヤレス受信側装置は同一筐体内に収納して構成する。
【0008】
また、本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における請求項2における手段として、ワイヤレス送信側装置において、ワイヤレス送信部7にはアンテナ8と送信電力を設定するための電力設定部34及び送信チャンネルを設定するための複数回路を有したプレストークスイッチ23及びチャンネル設定スイッチ24を接続し、更にマイクユニット11及びマイクアンプ10を接続する。また、ワイヤレス受信側装置において、ワイヤレス受信部18には拡声アンプ21及びスピーカー22を接続する。また、ワイヤレス受信部18及び周辺回路ブロックは前記プレストークスイッチ23の回路数と同等数配設し、各ワイヤレス受信部18はアンテナ分配器22を中継してアンテナ19を接続する。
【0009】
また、本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における請求項3における手段として、ワイヤレス送信側装置において、送信高周波部33にはアンテナ8と送信電力を設定するための電力設定部34を接続し、更にVCO25とPLL26を接続する。また、PLL26にはプログラマブルデバイダ27を経由して複数回路を有したプレストークスイッチ23及びチャンネル設定スイッチ24を接続し、後述のトーン発信器29の出力をトーン切替えスイッチ28に連動したトーン周波数を出力する。また、該プレストークスイッチ23と連動したトーン切替えスイッチ28はトーンスケルチ用のトーン発信器29に接続し、更にトーン発信器29の出力はVCO25に接続する。また、該VCO25には更にマイクユニット11及びマイクアンプ10を接続する。
【0010】
また、本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における請求項4における手段として、ワイヤレス送信側装置において、マイクユニット11を経由してマイクアンプ10から出力される音声信号を、プレストークスイッチ23により制御されるダイオードスイッチによりハイパスフィルター(以後HPFと称する)31又はローパスフィルター(以後LPFと称する)32又はバンドパスフィルター(以後BPFと称する)33の何れかを通過させ、更にダイオードゲートを経由して送信変調部35に接続する。また、該送信変調部35からの音声出力は送信高周波部33に接続し、更に該送信高周波部33にはアンテナ8と送信電力を設定するための電力設定部34を接続する。
【0011】
【発明の実施の形態及び実施例】
請求項1における発明の実施の形態及び実施例を、図1の本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置を構成する回路ブロック図に基づいて説明する。
【0012】
該図に示すように、表示制御及びワイヤレス送信側装置において、キャリアセンス受信のための表示制御用受信部1はアンテナ4を接続したアンテナ切替え回路3に接続され、表示制御用送信部2とアンテナ切替えが行われる。また、該表示制御用受信部1からのキャリアセンス出力は表示制御用送信部2とワイヤレス送信部7に接続され、更に表示制御用送信部2には表示チャンネル設定のためのチャンネル設定部5と前記表示チャンネルに対応した表示制御用スイッチ6が接続される。また、ワイヤレス送信部7にはアンテナ8と送信電力及び送信チャンネルを設定するための電力・チャンネル設定部9が接続され、更にマイクユニット11及びマイクアンプ10が接続される。そして、上記表示制御及びワイヤレス送信側装置は同一筐体内に収納して構成される。
【0013】
また、表示制御及びワイヤレス受信側装置において、表示制御用受信部12はアンテナ15を接続したアンテナ切替え回路14に接続され、表示制御用送信部13とアンテナ切替えが行われる。また、該表示制御用受信部12からの出力は表示コントロール部16に接続され、更に表示コントロール部16には列車の運行状況を知らせるための表示器17が接続される。また、ワイヤレス受信部18はアンテナ19とスキャンコントロール部20に接続され、更に拡声アンプ21及びスピーカー22が接続される。そして、上記表示制御及びワイヤレス受信側装置は同一筐体内に収納して構成される。
【0014】
上記のようにして、本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置は構成される。次に、実施例として運用動作について説明する。まず、表示制御及びワイヤレス受信側装置におけるワイヤレス受信部18が受信待ち受け状態の時には、該ワイヤレス受信部18に接続されたスキャンコントロール部20により放送チャンネル以外のチャンネルの間欠スキャン受信を行い、該ワイヤレス受信側装置の設置場所における環境電波を常時受信し、スキャンコントロール部20内のメモリに蓄積する。該受信データ内には三次歪発生チャンネルや隣接チャンネル情報が含まれており、この中から三次歪が無く且つ隣接しない最適なチャンネルの選択を行い、該最適チャンネル情報は表示制御用送信部13に出力される。そして、該最適チャンネル情報は表示制御用送信部13で変調され、アンテナ切替え回路14に接続されたアンテナ15より表示制御及びワイヤレス送信側装置に送信される。次に、アンテナ4にて受信された最適チャンネル情報は、アンテナ切替え回路3を経由して表示制御用受信部1にて復調される。そして、表示制御及びワイヤレス受信側装置にて得られた当該最適チャンネル情報に基づき、電力・チャンネル設定部9の設定によらずに自動で送信電力や送信チャンネルの設定を行うことができる。
【0015】
上記実施例に示すように、表示制御及びワイヤレス受信側装置における三次歪発生チャンネルや隣接チャンネル情報に基づいた最適な送信電力や送信チャンネルの設定が表示制御及びワイヤレス送信側の装置にて自動で行われるため、同一場所における多チャンネル同時使用であっても電波の干渉や混信を受けることも無く、また他の無線機にも混信や干渉を与えることが無く、更には電波の有効利用を図ることも可能となる。
【0016】
次に、請求項2における発明の実施の形態及び実施例を、図2の本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における放送先の変更機能を説明した第一実施例の回路ブロック図に基づいて説明する。
【0017】
該図に示すように、ワイヤレス送信側装置において、ワイヤレス送信部7にはアンテナ8と送信電力を設定するための電力設定部34及び送信チャンネルを設定するための複数回路を有したプレストークスイッチ23及びチャンネル設定スイッチ24が接続され、更にマイクユニット11及びマイクアンプ10が接続される。また、ワイヤレス受信側装置において、ワイヤレス受信部18には拡声アンプ21及びスピーカー22が接続される。また、ワイヤレス受信部18及び周辺回路ブロックは前記プレストークスイッチ23の回路数と同等数配設され、各ワイヤレス受信部18はアンテナ分配器22を中継してアンテナ19と接続される。なお、該回路ブロック構成は請求項2の実施の形態を説明するため、図1におけるワイヤレス送信部7の周辺回路ブロック及びワイヤレス受信部18の周辺回路ブロックのみを描いたものであり、他の部分の回路ブロック構成は図1と同様であるため省略する。
【0018】
次に、実施例として運用動作について説明する。まず、複数のプレストークスイッチ23の中から例えばプレストークスイッチ23aを押すと、該プレストークスイッチ23aに対応したチャンネル設定スイッチ24aの設定チャンネルで送信される。該信号はワイヤレス受信側装置のアンテナ19で受信され、アンテナ分配器22を中継して各ワイヤレス受信部18に出力され、設定チャンネルに対応したワイヤレス受信部18aにより復調して音声信号に変換する。そして、該信号を拡声アンプ21aにて音声増幅した後、スピーカー22aにより音声案内を行う。続いて、別のホームに音声案内を行いたい場合には、別のプレストークスイッチ23b又は23cを押すことにより、同様にして別のホームにあるスピーカー22b又は22cにより音声案内を行うことができる。
【0019】
上記実施例に示すように、複数回路を有したプレストークスイッチ23を配設することにより、放送者は放送終了時又は放送途中において放送先の変更を容易に行うことができるため、緊急時において乗降客の誘導や安全確保等の迅速な対応を図ることが可能となる。
【0020】
次に、請求項3における発明の実施の形態及び実施例を、図3の本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における放送先の変更機能を説明した第二実施例の回路ブロック図に基づいて説明する。
【0021】
該図に示すように、ワイヤレス送信側装置において、送信高周波部33にはアンテナ8と送信電力を設定するための電力設定部34が接続され、更にVCO25とPLL26が接続される。また、PLL26にはプログラマブルデバイダ27を経由して複数回路を有したプレストークスイッチ23及びチャンネル設定スイッチ24が接続され、後述のトーン発信器29の出力をトーン切替えスイッチ28に連動されたトーン周波数を出力する。また、該プレストークスイッチ23と連動したトーン切替えスイッチ28はトーンスケルチ用のトーン発信器29と接続され、更にトーン発信器29の出力はVCO25に接続される。また、該VCO25には更にマイクユニット11及びマイクアンプ10が接続される。なお、該回路ブロック構成は請求項3の実施の形態を説明するため、図1におけるワイヤレス送信部7の周辺回路ブロックのみを描いたものであり、他の部分の回路ブロック構成は図1と同様であるため省略する。また、図3におけるVCO25やPLL26及び送信高周波部33は、図1又は図2におけるワイヤレス送信部7に相当するものである。更にワイヤレス受信部18の周辺回路ブロック及びアンテナ分配器22等は図2と同様であるため省略してある。
【0022】
次に、実施例として運用動作について説明する。まず、複数のプレストークスイッチ23の中から例えばプレストークスイッチ23aを押すと、該プレストークスイッチ23aに対応したチャンネル設定スイッチ24の設定チャンネルで送信し、前記プレストークスイッチ23aと連動したトーン切替えスイッチ28aに接続されたトーン発信器29aによるトーン周波数で変調を行う。また、プレストークスイッチ23aではチャンネル設定スイッチ23aの周波数とトーン発信器29aの周波数で変調する。このようにすれば、送信チャンネルとトーン周波数の組み合わせにより複数の放送先を選択することができる。なお、これ以降のワイヤレス受信側の装置の動作は図2と同様であるため省略する。
【0023】
上記実施例に示すように、複数回路を有したプレストークスイッチ及びトーンスケルチ用の周波数選択回路を配設することにより、放送者は放送終了時又は放送途中において放送先の変更を容易に行うことができると共に複数の放送先に対しても放送を行うことができるため、緊急時において乗降客の誘導や安全確保等のより迅速な対応を図ることが可能となる。
【0024】
次に、請求項4における発明の実施の形態及び実施例を、図4の本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における音質の自動コントロール機能を説明した回路ブロック図に基づいて説明する。
【0025】
該図に示すように、ワイヤレス送信側装置において、マイクユニット11を経由してマイクアンプ10から出力される音声信号は、プレストークスイッチ23により制御されるダイオードスイッチによりHPF31又はLPF32又はBPF33の何れかを通過し、更にダイオードゲートを経由して送信変調部35に接続される。また、該送信変調部35からの音声出力は送信高周波部33に接続され、更に該送信高周波部33にはアンテナ8と送信電力を設定するための電力設定部34が接続される。
【0026】
次に、実施例として運用動作について説明する。まず、放送者が例えば高域特性の音質で放送を行おうとした場合、プレストークスイッチ23の中からHPF特性以外のプレストークスイッチ23b,23cを押すことにより、音声信号はHPF31のみを通過して送信変調部35により変調され、送信高周波部33を経由してアンテナ8より送信される。該信号はワイヤレス受信側装置のアンテナ19で受信され、ワイヤレス受信部18にて受信処理され、拡声アンプ21にて音声増幅され、スピーカー22により音声出力される。そして、高域特性による放送の場合にはaの特性を有し、低域特性による放送の場合にはbの特性を有し、帯域特性による放送の場合にはcの特性を有した音声にて放送される。
【0027】
上記実施例により、放送者は駅ホームの混雑状況や騒音のレベルに対応して音質選択を行うことにより、ホーム内及び駅周辺に及ぼす環境騒音の低減を図ることが可能となる。また、前記HPF31やLPF32及びBPF33に電子ボリウムを組み合わせることにより、音量コントロールも可能となる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置は、鉄道の駅ホームやコンコース等において、駅員に対し列車の運行状況を知らせるための表示器による運行表示や、乗降客に対し各種案内や注意放送をするためのワイヤレス放送を1個の装置により行うことがでると共に、表示制御及びワイヤレス受信側装置における三次歪発生チャンネルや隣接チャンネル情報に基づいた最適な送信電力や送信チャンネルの設定が表示制御及びワイヤレス送信側の装置にて自動で行われるため、同一場所における多チャンネル同時使用であっても電波の干渉や混信を受けることも無く、また他の無線機にも混信や干渉を与えることが無く、更には電波の有効利用を図ることも可能となるという効果を奏する。また、複数回路を有したプレストークスイッチを配設することにより、放送者は放送終了時又は放送途中において放送先の変更を容易に行うことができるため、緊急時において乗降客の誘導や安全確保等の迅速な対応を図ることが可能となるという効果も奏する。更には放送者はホームの混雑状況や騒音のレベルに対応して音質選択や音量コントロールを行うことにより、ホーム内及び駅周辺に及ぼす環境騒音の低減を図ることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置を構成する回路ブロック図である。
【図2】本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における放送先の変更機能を説明した第一実施例の回路ブロック図である。
【図3】本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における放送先の変更機能を説明した第二実施例の回路ブロック図である。
【図4】本発明の鉄道用ワイヤレス放送装置における音質の自動コントロール機能を説明した回路ブロック図である。
【図5】従来の鉄道用ワイヤレス放送装置を構成する回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 表示制御用受信部
2 表示制御用送信部
3 アンテナ切替え回路
4 アンテナ
5 チャンネル設定部
6 表示制御用スイッチ
7 ワイヤレス送信部
8 アンテナ
9 電力・チャンネル設定部
10 マイクアンプ
11 マイクユニット
12 表示制御用受信部
13 表示制御用送信部
14 アンテナ切替え回路
15 アンテナ
16 表示コントロール部
17 表示器
18 ワイヤレス受信部
19 アンテナ
20 スキャンコントロール部
21 拡声アンプ
22 スピーカー
23 プレストークスイッチ
24 チャンネル設定スイッチ
25 VCO
26 PLL
27 プログラマブルデバイダ
28 トーン切替えスイッチ
29 トーン発信器
30 HPF
31 LPF
32 BPF
33 送信高周波部
34 電力設定部
35 送信変調部

Claims (4)

  1. 表示制御及びワイヤレス送信側装置において、キャリアセンス受信のための表示制御用受信部(1)をアンテナ(4)を接続したアンテナ切替え回路(3)に接続し、表示制御用送信部(2)とアンテナ切替えを行い、また、該表示制御用受信部(1)からのキャリアセンス出力を表示制御用送信部(2)とワイヤレス送信部(7)に接続し、更に表示制御用送信部(2)には表示チャンネル設定のためのチャンネル設定部(5)と前記表示チャンネルに対応した表示制御用スイッチ(6)を接続し、また、ワイヤレス送信部(7)にはアンテナ(8)と送信電力及び送信チャンネルを設定するための電力・チャンネル設定部(9)を接続し、更にマイクユニット(11)及びマイクアンプ(10)を接続して同一筐体内に収納して構成し、
    また、表示制御及びワイヤレス受信側装置において、表示制御用受信部(12)はアンテナ(15)を接続したアンテナ切替え回路(14)に接続し、表示制御用送信部(13)とアンテナ切替えを行い、また、該表示制御用受信部(12)からの出力は表示コントロール部(16)に接続し、更に表示コントロール部(16)には列車の運行状況を知らせるための表示器(17)を接続し、また、ワイヤレス受信部(18)はアンテナ(19)とスキャンコントロール部(20)に接続し、更に拡声アンプ(21)及びスピーカー(22)を接続して同一筐体内に収納して構成し、
    ワイヤレス受信部(18)が受信待ち受け状態の時には、該ワイヤレス受信部(18)に接続されたスキャンコントロール部(20)により放送チャンネル以外のチャンネルの間欠スキャン受信を行い、該ワイヤレス受信側装置の設置場所における環境電波を常時受信して三次歪が無く且つ隣接しない最適なチャンネルの選択を行い、該最適チャンネル情報を表示制御用送信部(13)より表示制御及びワイヤレス送信側装置に送信し、アンテナ(4)及びアンテナ切替え回路(3)を経由して表示制御用受信部(1)にて復調して得られた最適チャンネル情報に基づき自動で送信電力や送信チャンネルの設定を行うことができることを特徴とした、鉄道用ワイヤレス放送装置。
  2. ワイヤレス送信側装置において、複数回路を有したプレストークスイッチ(23)及びチャンネル設定スイッチ(24)をワイヤレス送信部(7)に接続し、また、ワイヤレス受信側装置において、ワイヤレス受信部(18)及び周辺回路ブロックを前記プレストークスイッチ(23)の回路数と同等数配設することにより放送終了時又は放送途中において放送先の変更が容易に行えること特徴とした、請求項1に記載の鉄道用ワイヤレス放送装置。
  3. ワイヤレス送信側装置において、複数回路を有したプレストークスイッチ(23)及びチャンネル設定スイッチ(24)をプログラマブルデバイダ(27)及びPLL(26)を経由して送信高周波部(33)に接続し、前記プレストークスイッチ(23)と連動したトーン切替えスイッチ(28)により選択されたトーン発信器(29)の出力をVCO(25)を経由して前記送信高周波部(33)に接続することによる送信チャンネルとトーン周波数の組み合わせにより放送終了時又は放送途中において放送先の変更が容易に行えると共に複数の放送先に対しても放送が行えることを特徴とした、請求項1に記載の鉄道用ワイヤレス放送装置。
  4. ワイヤレス送信側装置において、音声信号をプレストークスイッチ(23)により制御されるダイオードスイッチによりHPF(31)又はLPF(32)又はBPF(33)の何れかを通過させ、更にダイオードゲートを経由して送信変調部(35)及び送信高周波部(33)に接続して送信することにより、駅ホームの混雑状況や騒音のレベルに対応して音質選択を行うことができることを特徴とした、請求項1に記載の鉄道用ワイヤレス放送装置。
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