JP5132369B2 - 研磨パッド - Google Patents
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Description
前記研磨層は、研磨層断面における連続気泡の開口の平均開口径Aが20〜40μm、研磨層表面における連続気泡の開口の平均開口径Bが10〜30μm、かつ平均開口径Aは平均開口径Bより大きい連続気泡構造を有することを特徴とする研磨パッド、に関する。
前記研磨層は、研磨層断面における連続気泡の開口の平均開口径Aが20〜40μm、研磨層表面における連続気泡の開口の平均開口径Bが10〜30μm、かつ平均開口径Aは平均開口径Bより大きい連続気泡構造を有する、研磨パッドの製造方法、に関する。
前記研磨層は、研磨層断面における連続気泡の開口の平均開口径Aが20〜40μm、研磨層表面における連続気泡の開口の平均開口径Bが10〜30μm、かつ平均開口径Aは平均開口径Bより大きい連続気泡構造を有する、研磨パッドの製造方法、に関する。
(カーボンブラックのDBP吸油量の測定)
JIS K6217−4に準拠して行った。サンプル量は20gとし、アブソープメータを用いて測定した。
JIS K6217−2に準拠して行った。サンプル量は0.3gとし、流動式比表面積自動測定装置(島津製作所製、フローソーブIII2310)を用いて測定した。
作製した研磨パッドを厚み1mm以下になるべく薄くカミソリ刃で平行に切り出したものをサンプルとした。サンプルをスライドガラス上に固定し、SEM(S−3500N、日立サイエンスシステムズ(株))を用いて100倍で研磨層断面を観察した。得られた画像を画像解析ソフト(WinRoof、三谷商事(株))を用いて、任意範囲の研磨層断面の全連続気泡の開口径(直径)及び気泡径(直径)を測定し、平均開口径A及び平均気泡径Cを算出した。ただし、楕円状の開口又は気泡の場合は、その面積を円の面積に換算し、円相当径を開口径又は気泡径とした。
作製した研磨パッドをカミソリ刃で1cm×1cmに切り出したものをサンプルとした。サンプルをスライドガラス上に固定し、SEM(S−3500N、日立サイエンスシステムズ(株))を用いて100倍で研磨層表面を観察した。得られた画像を画像解析ソフト(WinRoof、三谷商事(株))を用いて、任意範囲の研磨層表面の全連続気泡の開口径(直径)及び気泡径(直径)を測定し、平均開口径B及び平均気泡径Dを算出した。ただし、楕円球状の開口又は気泡の場合は、その面積を円の面積に換算し、円相当径を開口径又は気泡径とした。
JIS Z8807−1976に準拠して行った。作製したポリウレタン発泡体を4cm×8.5cmの短冊状(厚み:任意)に切り出したものをサンプルとし、温度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置した。測定には比重計(ザルトリウス社製)を用い、比重を測定した。
JIS K−7312に準拠して行った。作製したポリウレタン発泡体を5cm×5cm(厚み:任意)の大きさに切り出したものをサンプルとし、温度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置した。測定時には、サンプルを重ね合わせ、厚み10mm以上とした。硬度計(高分子計器社製、アスカーC型硬度計、加圧面高さ:3mm)を用い、加圧面を接触させてから60秒後の硬度を測定した。
研磨装置としてSPP600S(岡本工作機械社製)を用い、作製した研磨パッドの研磨速度安定性の評価を行った。評価結果を表2に示す。研磨条件は以下の通りである。
ガラス板:6インチφ、厚さ1.1mm(光学ガラス、BK7)
スラリー:セリアスラリー(昭和電工GPL C1010)
スラリー量:100ml/min
研磨加工圧力:10kPa
研磨定盤回転数:55rpm
ガラス板回転数:50rpm
研磨時間:10min/枚
研磨したガラス板枚数:500枚
まず、研磨したガラス板1枚ごとの研磨速度(Å/min)を算出する。算出方法は以下の通りである。
研磨速度=〔研磨前後のガラス板の重量変化量[g]/(ガラス板密度[g/cm3]×ガラス板の研磨面積[cm2]×研磨時間[min])〕×108
研磨速度安定性(%)は、ガラス板1枚目から処理枚数(100枚、300枚、又は500枚)までにおける最大研磨速度、最小研磨速度、及び全平均研磨速度(1枚目から処理枚数までの各研磨速度の平均値)を求めて、その値を下記式に代入することにより算出する。研磨速度安定性(%)は数値が低いほど、多数のガラス板を研磨しても研磨速度が変化しにくいことを示す。本発明においては、500枚処理した後の研磨速度安定性が10%以内であることが好ましい。
研磨速度安定性(%)={(最大研磨速度−最小研磨速度)/全平均研磨速度}×100
三本ロールミルを用いて、デンカブラック(電気化学工業製)20重量部をPCL305(ダイセル化学工業社製、ポリエステルポリオール、水酸基価:305mgKOH/g)100重量部に分散、混合させて混合物を得た。容器に、該混合物30重量部、PCL210N(ダイセル化学工業社製、ポリエステルポリオール、水酸基価:110mgKOH/g)60重量部、ジエチレングリコール(水酸基価:1057mgKOH/g)13重量部、トリメチロールプロパン(水酸基価:1255mgKOH/g)2重量部、シリコン系界面活性剤(ゴールドシュミット社製、B8465)6重量部、及び触媒(花王製、No.25)0.07重量部を入れて混合した。そして、撹拌翼を用いて、回転数900rpmで反応系内に気泡を取り込むように約4分間激しく撹拌を行った。その後、ミリオネートMTL(日本ポリウレタン工業製)87重量部を添加し、約1分間撹拌して気泡分散ウレタン組成物を調製した。
デンカブラック20重量部の代わりに、表1記載のカーボンブラックを用いた以外は実施例1と同様の方法で混合物を調製して研磨パッドを作製した。
デンカブラックを8重量部、及び混合物を27重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
デンカブラックを76重量部、及び混合物を44重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
デンカブラックを140重量部、及び混合物を60重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
2:研磨定盤
3:研磨剤(スラリー)
4:研磨対象物(半導体ウエハ、レンズ、ガラス板)
5:支持台(ポリシングヘッド)
6、7:回転軸
Claims (8)
- 基材層上に研磨層が設けられている研磨パッドにおいて、前記研磨層は、開口を有する略球状の連続気泡を含む熱硬化性ポリウレタン発泡体からなり、
前記研磨層は、研磨層断面における連続気泡の開口の平均開口径Aが20〜40μm、研磨層表面における連続気泡の開口の平均開口径Bが10〜30μm、かつ平均開口径Aは平均開口径Bより大きい連続気泡構造を有することを特徴とする研磨パッド。 - 前記連続気泡は、研磨層断面における平均気泡径Cが40〜100μmであり、研磨層表面における平均気泡径Dが30〜90μmである請求項1記載の研磨パッド。
- 研磨層は、基材層に自己接着している請求項1又は2記載の研磨パッド。
- 熱硬化性ポリウレタン発泡体は、DBP吸油量が125〜200cm3/100gのカーボンブラックを0.5〜10重量%含有する請求項1〜3のいずれかに記載の研磨パッド。
- カーボンブラックは、窒素吸着比表面積が25〜80m2/gである請求項4記載の研磨パッド。
- イソシアネート成分、水酸基価が30〜350mgKOH/gの高分子量ポリオールを含む活性水素含有化合物、シリコン系界面活性剤、及びDBP吸油量が125〜200cm3/100gのカーボンブラックを熱硬化性ポリウレタン発泡体中に0.5〜10重量%になるように含有する気泡分散ウレタン組成物を機械発泡法により調製する工程、基材層上に気泡分散ウレタン組成物を塗布する工程、気泡分散ウレタン組成物を硬化させることにより、開口を有する略球状の連続気泡を有する熱硬化性ポリウレタン発泡体を形成する工程、及び熱硬化性ポリウレタン発泡体の厚さを均一に調整して研磨層を形成する工程を含み、
前記研磨層は、研磨層断面における連続気泡の開口の平均開口径Aが20〜40μm、研磨層表面における連続気泡の開口の平均開口径Bが10〜30μm、かつ平均開口径Aは平均開口径Bより大きい連続気泡構造を有する、研磨パッドの製造方法。 - イソシアネート成分、水酸基価が30〜350mgKOH/gの高分子量ポリオールを含む活性水素含有化合物、シリコン系界面活性剤、及びDBP吸油量が125〜200cm3/100gのカーボンブラックを熱硬化性ポリウレタン発泡体中に0.5〜10重量%になるように含有する気泡分散ウレタン組成物を機械発泡法により調製する工程、離型シート上に気泡分散ウレタン組成物を塗布する工程、気泡分散ウレタン組成物上に基材層を積層する工程、押圧手段により厚さを均一にしつつ気泡分散ウレタン組成物を硬化させることにより、開口を有する略球状の連続気泡を有する熱硬化性ポリウレタン発泡体を形成する工程、熱硬化性ポリウレタン発泡体下の離型シートを剥離する工程、及び露出した熱硬化性ポリウレタン発泡体表面のスキン層を除去して研磨層を形成する工程を含み、
前記研磨層は、研磨層断面における連続気泡の開口の平均開口径Aが20〜40μm、研磨層表面における連続気泡の開口の平均開口径Bが10〜30μm、かつ平均開口径Aは平均開口径Bより大きい連続気泡構造を有する、研磨パッドの製造方法。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の研磨パッドを用いて半導体ウエハの表面を研磨する工程を含む半導体デバイスの製造方法。
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