JP5132296B2 - 多孔性シートの製造方法及び多孔性シート - Google Patents
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本発明の多孔性シートは、生分解性ポリエステル樹脂と、充填剤と、可塑剤とを有する樹脂組成物を原料とする。生分解性ポリエステル樹脂としては、環境負荷への対応の観点から、芳香環を含む単量体を共重合するときに、該単量体を50%以下とすることが好ましく、20%以下とすることがより好ましく、0%とすること(該単量体を共重合しないこと)が特に好ましい。生分解性ポリエステルとして、具体的には例えば、ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシバリエート、ポリヒドロキシヘキサノエート等のポリヒドロキシアルカノエート等、ポリ乳酸樹脂、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート/アジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリリンゴ酸、ポリグリコール酸、ポリジオキサノン、ポリ(2−オキセタノン)等が挙げられる。
平均分子量=56108×(エステル基の数)/鹸化価 ・・・ 数式(1)
無機核剤として、具体的には例えば、タルク、スメクタイト、カオリン、マイカ、モンモリロナイト等のケイ酸塩、シリカ、酸化マグネシウム等の無機化合物が挙げられ、分散性の観点から平均粒径が0.1〜20μmの無機化合物が好ましく、0.1〜10μmがより好ましい。無機化合物の中でも、ケイ酸塩が好ましく、タルクがより好ましい。
これらの核剤は、前記組成物中、生分解性ポリエステル樹脂100質量部に対して、0〜7質量部含有させることが好ましく、0.1〜4質量部含有させることがより好ましい。
加水分解防止剤は、前記樹脂組成物中、生分解性ポリエステル樹脂100質量部に対して、0.1〜15質量部含有させることが好ましく、0.2〜8質量部含有させることがより好ましい。
図1は溶融張力(MT)の測定方法を模式的に示す断面図である。測定は東洋精機(株)会社製のキャピログラフ1Bを用い、オリフィス(内径1mmオリフィス長10mm)を用いて測定した値である。オリフィス出口から計測ロール24のセンターまでの高低差は51.5cmとする。測定は溶融容器21に測定対象となる樹脂組成物4を容れ、これを170℃になるように加熱し溶融する(溶融された測定試料22とする)。これを、容器中のピストンの押出し速度が15mm/minとなるようにして、孔26より押し出す。この押し出しは、引き取りロール25により押し出された測定試料23(シート状に固形化された樹脂組成物4)を15m/minで引き取ることにより行う。このとき測定試料から計測ロール24に上向きにかかる力(mN)をロードセル28にて測定し、この値の1/2の値を本発明の溶融張力(MT)とする。また測定環境は25℃とする。
MIはASTM D−1238−57T(E)に規定される方法に従い測定する(荷重21.18N)。但し、樹脂温度は規定が190℃に対し170℃、の条件下に測定するものとする。図2は溶融粘度(MI)の測定方法を模式的に示す断面図である。溶融容器31に樹脂組成物4を入れが容れられ、170℃に過熱されて溶融された測定試料34とされている。ここに荷重21.18Nの錘を乗せたピストン32が挿入される。この錘による押出し力により容器31の押出し孔36から鉛直に押し出される樹脂組成物の量(g/10min)が本発明の溶融粘度(MI)である。
このように少なくとも2段階の冷却工程を有することにより、多孔性シートの厚さを薄くした場合であっても均一な透湿性と柔らかな肌ざわりとを有する多孔性シートを得ることができる。すなわち、少なくとも2段階で冷却することにより、樹脂組成物が冷却されることによる溶融物性の変化を適切にコントロールすることができ、薄くかつ均一なシートを成形することができる。一方、第一段階の冷却だけでは不均一なシートか、均一だが厚いシートしか成形することができない。
本発明の製造方法における好ましい実施態様を示すと、例えば次の手順が挙げられる。先ず、前述した樹脂組成物を構成する各成分を、ヘンシェルミキサやスーパーミキサ等を用いて予備混合した後、一軸又は二軸押出機で混練してペレット化する。次に、得られたペレットを用い成形機によって成膜しフィルム(原反シート)を得る。成形方法としてはTダイ法及びインフレーション法を用いることができ、中でも下吹きのインフレーション法を用いることが好ましい。
また好ましくはチューブシート状の樹脂組成物4tの外側にエアリング3を設け、ここからシート状の樹脂組成物4tに沿う斜め下方eに向け空気を吹き出し冷却することができる。これらの空気の吹き出し及びそれにより生じる空気圧により、シート状の樹脂組成物4tは皺なくシート送り方向cに送り出され冷却されていく。このとき吹き出される第1冷却工程としての冷却空気a及び第1冷却工程を補助する任意の冷却空気eの温度は特に限定されないが、例えば35℃以下に設定することが好ましい。
生分解性ポリエステル樹脂(ポリ乳酸樹脂、三井化学(株)社製、レイシアH400(商品名))100質量部、充填剤(炭酸カルシウム、三共精粉(株)社製、エスカロン#2000(商品名))150質量部、可塑剤(コハク酸とトリエチレングリコールモノメチルエーテルのジエステル)25質量部、分散剤(ステアリン酸、花王(株)社製、ルナックS40(商品名))10質量部、及び加水分解防止剤(ポリカルボジイミド、日清紡績(株)社製、カルボジライトLA−1(商品名))1質量部を、へンシェルミキサ(250rpm)で予備混合し、次いで取り出しヘッドを180℃に設定した二軸押出機を用いて溶融混練しペレット化した樹脂組成物試料を得た。この樹脂組成物試料の充填剤の含有率は47.2質量%であり、樹脂の溶融物性はMTが1.5mNであった。
やわらかいと回答した人が全員(10人)の場合 ・・・◎
やわらかいと回答した人が7〜9人の場合 ・・・○
やわらかいと回答した人が4〜6人の場合 ・・・△
やわらかいと回答した人が3人以下の場合 ・・・×
実施例1に対し、PLA樹脂をトヨタ自動車社製エコプラスチックユーズS−09(商品名)に変更した以外は同様にして、多孔性シート(試験体2)を得た。樹脂の溶融物性はMTが2.5mNであった。また成形中に膜切れが発生した。その発生回数は1hあたり1回の割合であり、実用上問題のない範囲であった。得られたシートの坪量は28g/m2、透湿度のムラは1.1、透湿度は2.6g/100cm2・hであった。柔らかさは「○」であった。
実施例1の多孔性シートの作製手順に対して、吹き出し空気a及びeの温度を30℃にし、第2の冷却手段6を設けず原反シートを作製した以外同様にして、比較のための多孔性シート(試験体c1)を作製した。成形中「膜切れ」は発生しなかった。得られた多孔性シートの坪量は29g/m2、透湿度のムラは1.5を超え、透湿度は2.6g/100cm2・hであった。柔らかさは「○」であった。
実施例1の多孔性シートの作製手順に対して、下吹きインフレーション装置を用いず、スクリュー径50mmの単軸押出機(L/D=28)と、幅500mmのTダイス(ダイリップクリアランス1.5mm)とからなるTダイフィルム成形装置を用い、樹脂組成物試料1を溶融成形し、厚み40μm、幅300mmの原反シートを得た。このとき、Tダイスの設定温度は170℃、成形速度は8m/minとして原反シートとし、これを実施例1と同様にして延伸して比較のための多孔性シート(試験体c2)を作製した。成形中「膜切れ」は発生しなかった。得られた多孔性シートの坪量は29g/m2、透湿度は1.5を超え、柔らかさは「○」であった。透湿度は2.4g/100cm2・hであった。
比較例2の多孔性シートの作製手順に対して、延伸前のシートの厚みのみを120ミクロンに変更し、比較のための多孔性シート(試験体c3)を作製した。成形中「膜切れ」は発生しなかった。得られた多孔性シートの坪量は89g/m2、透湿度のムラは1.3、柔らかさは「×」であった。透湿度は2.5g/100cm2・hであった。
実施例2の多孔性シートの製作手順に対して、吹き出し空気a及びeの温度を30℃にし、第2の冷却手段6を設けず原反シートを作製した以外同様にして、比較のための多孔性シート(試験体c4)を作製した。得られた多孔性シートの坪量は29g/m2、透湿度のムラは1.5を超え、透湿度は2.6g/100cm2・hであった。柔らかさは「○」であった。またまた成形中に膜切れが発生した。その発生回数は1hあたり1回の割合であり、実用上問題のない範囲であった。
3 エアリング
4 樹脂組成物
4s 溶融状態の樹脂組成物
4t シート状に定形化された樹脂組成物
4u 形状安定化された樹脂組成物
5 空気供給口(第1冷却手段)
6 水冷槽(第2冷却手段)
8 ダイ開口部
9 冷却面
21、31 溶融容器
22、34 溶融された測定試料(樹脂組成物)
23、35 押し出された測定試料(樹脂組成物)
24 計測ロール
25 引き取りロール
26、36 孔
27 ガイドロール
28 ロードセル
32 ピストン
33 錘
Claims (6)
- 生分解性ポリエステル樹脂と、充填剤と、可塑剤とを含有する樹脂組成物を溶融成形する際に、前記樹脂組成物を半溶融状態のシート状にする徐冷を空冷により行う第1の冷却工程と、前記樹脂組成物が固化する急冷を前記樹脂組成物が冷却面において連続的に摺接するようにして行う第2の冷却工程とを経て行い、その後延伸する多孔性シートの製造方法。
- 前記樹脂組成物がさらに分散剤を含有する請求項1記載の多孔性シートの製造方法。
- 前記生分解性ポリエステル樹脂がポリ乳酸樹脂である請求項1又は2記載の多孔性シートの製造方法。
- 前記溶融成形を下吹きインフレーション法で行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の多孔性シートの製造方法。
- 多孔性シートの坪量を40g/m2以下とし、透湿ムラ(最大透湿度/最小透湿度)を1.5以下とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の多孔性シートの製造方法。
- 前記樹脂組成物を170℃で溶融したときの溶融張力が0.1〜2.0mNである請求項1〜5のいずれか1項に記載の多孔性シートの製造方法。
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