JP5130819B2 - 電子打楽器用の打撃検出装置 - Google Patents
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Description
上記目的を達成するために本発明の請求項9の電子打楽器用の打撃検出装置は、ベース体と、弾性材で構成され、前記ベース体の上側に配設されて打撃されるパッド部と、楽音発生用の検出信号を出力するセンサ部とを有し、前記ベース体及び前記パッド部の互いに対向する面の少なくとも一方に形成された凹部により、前記ベース体及び前記パッド部の間に、互いに連通部で通じる第1、第2の空間部が画成され、前記パッド部が打撃された瞬間、前記パッド部の打撃部分が前記第1の空間部及び/又は前記第2の空間部の側に撓むことによって該パッド部が撓んだ側の空間部の容積が一時的に減少するように構成され、前記センサ部は、前記連通部に配設され、前記第1の空間部と前記第2の空間部との間で瞬間的な内圧差が生じたこと、または、前記第1、第2の空間部の間で、前記連通部を通じて空気が瞬間的に流れたことを検出し、前記第1、第2の空間部は複数組設けられると共に前記センサ部は各空間部の組毎に設けられ、さらに、前記各センサ部の検出結果に基づいて、前記パッド部における打撃位置を把握する位置把握手段を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項11の電子打楽器用の打撃検出装置は、ベース体と、弾性材で構成され、前記ベース体の上側に配設されて打撃されるパッド部と、楽音発生用の検出信号を出力するセンサ部とを有し、前記ベース体及び前記パッド部の互いに対向する面の少なくとも一方に形成された凹部により、前記ベース体及び前記パッド部の間に空間部が画成され、前記パッド部が打撃された瞬間、前記パッド部の打撃部分が前記空間部側に撓むことによって該空間部の容積が一時的に減少するように構成され、前記ベース体には、前記空間部から外気側に通じる連通部が形成され、前記センサ部は、前記連通部に配設され、前記空間部の内圧が瞬間的に上昇したこと、または、前記空間部から前記連通部を通じて外気側に空気が瞬間的に流れたことを検出し、前記連通部は、同一の空間部における互いに離間した位置に2つ設けられると共に、前記センサ部も、前記両連通部に配設され、さらに、前記両連通部に配設された両センサ部から出力される検出信号の出力時間差に基づいて、前記パッド部における打撃位置を把握する位置把握手段を有することを特徴とする。
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る電子打楽器用の打撃検出装置が適用される1つのドラムパッドの平面図である。図1(b)は、図1(a)のA−A線に沿う断面図である。このドラムパッドは、電子ドラム用に構成される。ドラムパッドとして利用される対象としては、例えば、スネアドラム、タムタム、シンバル等が挙げられるが、これらに限られない。本電子打楽器の全体は図示しないが、同じ構成のドラムパッドが複数備えられる。各ドラムパッドが担当する音色を異ならせることで、同一構成のものでもドラムセットにおける種々のドラム音の発生を実現することができる。
第1の実施の形態では、連通部21は、空間部Sと外気とを連通させるものであったが、本発明の第2の実施の形態では、連通部が、2つの空間部Sを連通させるものであり、この連通部にセンサ部10を設ける。
第1、第2の実施の形態では、センサ部10を連通部に設けたが、本発明の第3の実施の形態では、連通部を廃止し、センサ部10を空間部Sの内部に収容する。
第1〜第3の実施の形態では、空間部Sの既知の配置位置から打撃位置を把握する構成であった。これに対し、本発明の第4の実施の形態では、空間部Sをあえて長尺に構成してその両端部にセンサ部10を配設し、両センサ部10の信号出力時間差から打撃位置を把握する。
[数1]
Rx=R0×{(T0−T2)/2}/T0
このようにして、空間部Sの延設方向における打撃位置Pが演算される。そして、打撃位置Pから、パッド部30上における打撃位置の平面座標(乃至半径方向の位置)が把握される。打撃強さについては、例えば、両センサ部10の出力を加算して把握するが、いずれか一方の出力のみを用いて把握してもよい。
Claims (14)
- ベース体と、
弾性材で構成され、前記ベース体の上側に配設されて打撃されるパッド部と、
楽音発生用の検出信号を出力するセンサ部とを有し、
前記ベース体及び前記パッド部の互いに対向する面の少なくとも一方に形成された凹部により、前記ベース体及び前記パッド部の間に空間部が画成され、
前記パッド部が打撃された瞬間、前記パッド部の打撃部分が前記空間部側に撓むことによって該空間部の容積が一時的に減少するように構成され、
前記ベース体には、前記空間部から外気側に通じる連通部が形成され、
前記センサ部は、前記連通部に配設され、前記空間部から前記連通部を通じて外気側に空気が瞬間的に流れたことを検出することを特徴とする電子打楽器用の打撃検出装置。 - ベース体と、
弾性材で構成され、前記ベース体の上側に配設されて打撃されるパッド部と、
楽音発生用の検出信号を出力するセンサ部とを有し、
前記ベース体及び前記パッド部の互いに対向する面の少なくとも一方に形成された凹部により、前記ベース体及び前記パッド部の間に、互いに連通部のみで通じる第1、第2の空間部が画成され、
前記パッド部が打撃された瞬間、前記パッド部の打撃部分が前記第1の空間部及び/又は前記第2の空間部の側に撓むことによって該パッド部が撓んだ側の空間部の容積が一時的に減少するように構成され、
前記センサ部は、前記連通部に配設され、前記第1、第2の空間部の間で、前記連通部を通じて空気が瞬間的に流れたことを検出することを特徴とする電子打楽器用の打撃検出装置。 - ベース体と、
弾性材で構成され、前記ベース体の上側に配設されて打撃されるパッド部と、
楽音発生用の検出信号を出力するセンサ部とを有し、
前記ベース体及び前記パッド部の互いに対向する面の少なくとも一方に形成された凹部により、前記ベース体及び前記パッド部の間に空間部が画成され、
前記パッド部が打撃された瞬間、前記パッド部の打撃部分が前記空間部側に撓むことによって該空間部の容積が一時的に減少するように構成され、
前記センサ部は、前記空間部内に収容され、前記空間部の内圧が瞬間的に上昇したことを検出し、
前記センサ部は、同一の空間部における互いに離間した位置に2つ設けられ、
さらに、前記両センサ部から出力される検出信号の出力時間差に基づいて、前記パッド部における打撃位置を把握する位置把握手段を有することを特徴とする電子打楽器用の打撃検出装置。 - 前記センサ部は、前記空間部から前記連通部を通じて外気側に流れた空気の流量を検出することを特徴とする請求項1記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- 前記センサ部は、前記第1、第2の空間部の間で、前記連通部を通じて流れた空気の流量を検出することを特徴とする請求項2記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- 前記センサ部は、前記空間部の内圧変化量を検出することを特徴とする請求項3記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- 前記空間部は複数設けられると共に前記センサ部は各空間部毎に設けられ、さらに、前記各センサ部の検出結果に基づいて、前記パッド部における打撃位置を把握する位置把握手段を有することを特徴とする請求項1、4または6記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- 前記各空間部は、半径の異なる同心円の環状に画成されたことを特徴とする請求項7記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- ベース体と、
弾性材で構成され、前記ベース体の上側に配設されて打撃されるパッド部と、
楽音発生用の検出信号を出力するセンサ部とを有し、
前記ベース体及び前記パッド部の互いに対向する面の少なくとも一方に形成された凹部により、前記ベース体及び前記パッド部の間に、互いに連通部で通じる第1、第2の空間部が画成され、
前記パッド部が打撃された瞬間、前記パッド部の打撃部分が前記第1の空間部及び/又は前記第2の空間部の側に撓むことによって該パッド部が撓んだ側の空間部の容積が一時的に減少するように構成され、
前記センサ部は、前記連通部に配設され、前記第1の空間部と前記第2の空間部との間で瞬間的な内圧差が生じたこと、または、前記第1、第2の空間部の間で、前記連通部を通じて空気が瞬間的に流れたことを検出し、
前記第1、第2の空間部は複数組設けられると共に前記センサ部は各空間部の組毎に設けられ、さらに、前記各センサ部の検出結果に基づいて、前記パッド部における打撃位置を把握する位置把握手段を有することを特徴とする電子打楽器用の打撃検出装置。 - 前記センサ部は、前記第1の空間部と前記第2の空間部との内圧差の変化量、または、前記第1、第2の空間部の間で、前記連通部を通じて流れた空気の流量を検出することを特徴とする請求項9記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- ベース体と、
弾性材で構成され、前記ベース体の上側に配設されて打撃されるパッド部と、
楽音発生用の検出信号を出力するセンサ部とを有し、
前記ベース体及び前記パッド部の互いに対向する面の少なくとも一方に形成された凹部により、前記ベース体及び前記パッド部の間に空間部が画成され、
前記パッド部が打撃された瞬間、前記パッド部の打撃部分が前記空間部側に撓むことによって該空間部の容積が一時的に減少するように構成され、
前記ベース体には、前記空間部から外気側に通じる連通部が形成され、
前記センサ部は、前記連通部に配設され、前記空間部の内圧が瞬間的に上昇したこと、または、前記空間部から前記連通部を通じて外気側に空気が瞬間的に流れたことを検出し、
前記連通部は、同一の空間部における互いに離間した位置に2つ設けられると共に、前記センサ部も、前記両連通部に配設され、さらに、前記両連通部に配設された両センサ部から出力される検出信号の出力時間差に基づいて、前記パッド部における打撃位置を把握する位置把握手段を有することを特徴とする電子打楽器用の打撃検出装置。 - 前記センサ部は、前記空間部の内圧変化量、または、前記空間部から前記連通部を通じて外気側に流れた空気の流量を検出することを特徴とする請求項11記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- 前記各空間部は、平面視の幅が一様で、且つ各空間部の幅が共通であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
- 前記空間部は、平面視において渦巻き状に形成されていることを特徴とする請求項3、6、11または12記載の電子打楽器用の打撃検出装置。
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