JP4037360B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents
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Description
これにより、第1の空気室で受けた内圧変動は、中間空気室を介することで細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室に伝達される。
よって、生体情報の測定時に生体情報検出部を装着する検出器装着部の筋肉の動きなど脈拍に起因しないノイズによる高周波成分を含む内圧変動を、簡単な機械的な構成で第2の空気室に伝達される前に容易に除去することができるので、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
そればかりでなく、請求項1に記載の発明によれば、中間空気室は、第2の空気室の側方の外周を取り巻く位置に設けられているので、中間空気室は第2の空気室とほぼ同じ高さに位置する。これにより、中間空気室を設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
これにより、第1の空気室で受けた内圧変動は、第1の孔部、中間空気室、第2の孔部を介することで三段階にわたって細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室に伝達される。第2の空気室に伝達された内圧変動により可撓性部材は撓み、これによって圧電素子には歪みが発生し、歪みの大きさに応じた電圧が発生する。そして、この電圧の大きさに基づいて生体情報が検出される。
よって、生体情報の測定時に生体情報検出部を装着する検出器装着部の筋肉の動きなど脈拍に起因しないノイズによる高周波成分を含む内圧変動を、第1の孔部、中間空気室、第2の孔部の三段階からなる簡単な機械的な構成で第2の空気室に伝達される前に容易に除去することができるので、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
そればかりでなく、請求項2に記載の発明によれば、中間空気室は、第2の空気室の側方の外周を取り巻く位置に設けられているので、中間空気室は第2の空気室とほぼ同じ高さに位置する。
これにより、中間空気室を設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
これにより、中間空気室を設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
これにより、第1の空気室で受けた内圧変動は、第1の孔部、二つ以上の中間空気室、少なくとも一つ以上の貫通孔部、第2の孔部を介することで多段階にわたって細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室に伝達される。
よって、より良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の更なる精度向上を図ることができる。
また、仕切り部材と貫通孔部とによって形成された少なくとも一つ以上の中間空気室は環状部内で形成されているので、全ての中間空気室は、第2の空気室とほぼ同じ高さに位置する。
これにより、中間空気室を設けるためのスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を少なくとも一つ以上設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
これにより、第1の空気室で受けた内圧変動は、中間空気室を介することで細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室に伝達される。
よって、生体情報の測定時に生体情報検出部を装着する検出器装着部の筋肉の動きなど脈拍に起因しないノイズによる高周波成分を含む内圧変動を、簡単な機械的な構成で第2の空気室に伝達される前に容易に除去することができるので、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
そればかりでなく、請求項1に記載の発明によれば、中間空気室は、第2の空気室の側方の外周を取り巻く位置に設けられているので、中間空気室は第2の空気室とほぼ同じ高さに位置する。
これにより、中間空気室を設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
これにより、第1の空気室で受けた内圧変動は、第1の孔部、中間空気室、第2の孔部を介することで三段階にわたって細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室に伝達される。第2の空気室に伝達された内圧変動により可撓性部材は撓み、これによって圧電素子には歪みが発生し、歪みの大きさに応じた電圧が発生する。そして、この電圧の大きさに基づいて生体情報が検出される。
よって、生体情報の測定時に生体情報検出部を装着する検出器装着部の筋肉の動きなど脈拍に起因しないノイズによる高周波成分を含む内圧変動を、第1の孔部、中間空気室、第2の孔部の三段階からなる簡単な機械的な構成で第2の空気室に伝達される前に容易に除去することができるので、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
そればかりでなく、請求項2に記載の発明によれば、中間空気室は、第2の空気室の側方の外周を取り巻く位置に設けられているので、中間空気室は第2の空気室とほぼ同じ高さに位置する。
これにより、中間空気室を設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
これにより、中間空気室を設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
これにより、第1の空気室で受けた内圧変動は、第1の孔部、二つ以上の中間空気室、少なくとも一つ以上の貫通孔部、第2の孔部を介することで多段階にわたって細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室に伝達される。
よって、より良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の更なる精度向上を図ることができる。
また、仕切り部材と貫通孔部とによって形成された少なくとも一つ以上の中間空気室は環状部内で形成されているので、全ての中間空気室は、第2の空気室とほぼ同じ高さに位置する。
これにより、中間空気室を設けるためのスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室を少なくとも一つ以上設けても生体情報測定装置の厚みを増加させることがない。
よって、生体情報測定装置の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、生体情報測定の精度向上を図ることができる。
(実施形態1)
最初に実施形態1における腕時計の構成について説明する。
図1は、腕時計を左手に装着した場合に、腕の付け根側から腕時計及び手首を見た断面図であり、図2は、腕時計の内部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、腕時計100には、時計計時部1を収納する装置本体としてのケース体2と、このケース体2に設けられ、脈拍を検出する生体情報検出部としての脈拍検出部3と、ケース体2に設けられ、脈拍検出部3を手首Rに装着するバンド部材4等が備えられている。
ROM106は、主に、腕時計100に係るシステムプログラムやアプリケーションプログラム(例えば、脈拍算出プログラム)等を記憶する。
遮蔽部材31は、例えば、脈拍検出部3を手首に装着した際に手首に接触するとともに脈拍検出部3の気密を保つように遮蔽する。ここで、遮蔽部材31は、例えば、ウレタンやシリコン、又は、ゴムを用いることが望ましい。
遮蔽部材31には、手首側に張り出した張出部32が形成されており、この張出部32には、バンド部材4を介して伝達された張力変動を受ける底面部32aと、バンド部材4を介して伝達された張力変動により底面部32aに作用する力によって弾性変形する側面部32bとが形成されている。
また、底面部32aには、高強度、高剛性の金属材料や樹脂材料からなるプレート33が設けられている。具体的には、プレート33は、ステンレス、チタン、エンジニアリングプラスチック等の材料で形成されていることが好ましい。なお、プレート33は、底面部32aと一体成形してもよいし、底面部32aの表面や裏面に貼り付けて設けてもよい。
ハウジング36には、第2の空気室35の側方の外周を取り巻く位置に中空の環状部6が形成され、この環状部6内に第1の空気室34と第2の空気室35とを連通する中間空気室70が形成されている。中間空気室70は、第2の空気室35の側方の外周を取り巻く位置にハウジング36を隔てて形成されており、第2の空気室35とほぼ同じ高さに位置するように形成されている。中間空気室70は、ハウジング36に形成された第1の孔部71を介して第1の空気室34と連通されており、ハウジング36に形成された第2の孔部72を介して第2の空気室35と連通されている。ここで、第2の孔部72は、第1の孔部71に対して第2の空気室35の中心を挟んで対向する位置に設けられている。すなわち、第1の孔部71を通過した空気が第2の空気室35内に流入するまでの距離が最も長くなる位置に第2の孔部72が形成されている。
金属板37の上面には、圧電素子38が貼り付けられている。圧電素子38は、薄板円盤状に形成され、その上面には、図3に示すように、時計計時部1の基板(図示省略)に接続されたリード線LがハンダHによって取り付けられている。リード線Lは、例えば、金属板37と圧電素子38にそれぞれ取り付けられており、金属板37が撓むことにより、圧電素子38の表裏に生じた電位差を、リード線Lを介して検出するようになっている。
圧電素子38は、金属板37が撓むことにより、第2の空気室35の内圧変動を検出し、検出した出力信号をCPU101に出力する。
また、ハウジング36の端部及び遮蔽部材31の端部が重ねられた状態で、ネジNによってケース体2に取り付けられている。
図5より、内圧変動として認識できる信号帯域と細かい空気変動(高周波振動)として認められる雑振動帯域との境界の周波数をf0とすると、空気室の数が多いほど圧電素子38の感度が低くなるが、雑振動帯域(周波数f0以上)においては、雑振動の感度が急激に低下することがわかる。すなわち、空気室の数が多いほど、信号帯域での感度は低下するが、雑振動を拾いにくくなるので、細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室35に伝達されることとなる。
図1に示すように、手首Rに腕時計100のケース体2が手の甲側になるようにバンド部材4で装着した場合、前腕の中の尺骨S及び橈骨Tの近傍を流れる尺骨動脈及び橈骨動脈に直交する方向にバンド部材4が配されることとなる。なお、前腕にある2本の骨のうち、小指側にある軸状の長骨を尺骨といい、親指側にある軸状の長骨を橈骨という。
第2の空気室35に流入した空気の流れは、第2の空気室35全域に広がり、金属板37を押し上げる。金属板37が押し上げられることにより、金属板37は撓み、金属板37に設けられた圧電素子38は、中心が盛り上がるようにして全体的に変形する。
圧電素子38が撓むと、その撓み量に応じた出力電圧が圧電素子38からの出力信号となってCPU101に出力される。そして、CPU101が、出力信号を受信するピッチを測定することにより、脈拍を算出して表示部103に表示させる。
これにより、第1の空気室34で受けた内圧変動は、中間空気室70を介することで細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室35に伝達される。
よって、脈拍測定時に脈拍検出部3を装着する検出器装着部の筋肉の動きなど、脈拍に起因しないノイズによる高周波成分を含む内圧変動を、簡単な機械的な構成で第2の空気室35に伝達される前に容易に除去することができるので、良好な積分特性を得ることができ、脈拍測定の精度向上を図ることができる。
これにより、第1の空気室34で受けた内圧変動は、第1の孔部71、中間空気室70、第2の孔部72を介することで三段階にわたって細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室35に伝達される。
よってより良好な積分特性を得ることができ、脈拍測定の更なる精度向上を図ることができる。
これにより、中間空気室70を設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室70を設けても腕時計100の厚みを増加させることがない。
よって、腕時計100の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、脈拍測定の精度向上を図ることができる。
次に、本発明に係る腕時計の実施形態2について図7〜図9を用いて説明する。なお、実施形態2の腕時計200が実施形態1の腕時計100と異なる点は、環状部6に複数の中間空気室70a,70b、70cを設けた点であるため、中間空気室70a,70b、70cについて説明し、その他の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
最初に実施形態2における腕時計の構成について説明する。
図7は、腕時計を左手に装着した場合に、腕の付け根側から腕時計及び手首を見た断面図である。
図7に示すように、腕時計200には、時計計時部1を収納する装置本体としてのケース体2と、ケース体2に設けられ、脈拍を検出する生体情報検出部としての脈拍検出部3と、ケース体2に設けられ、脈拍検出部3を手首Rに装着するバンド部材4等が備えられている。
図8、9に示すように、ハウジング36には、第2の空気室35の側方の外周を取り巻く位置に中空の環状部6が形成されている。この環状部6には、図9に示すように、環状部6の中空空間を複数の空間に仕切る仕切り部材61が設けられており、この仕切り部材61によって環状部6内には、第1の空気室34と第2の空気室35とを連通する複数の中間空気室70a,70b,70cが形成されている。中間空気室70a,70b,70cは、第2の空気室35の側方の外周を取り巻く位置にハウジング36を隔てて形成されており、第2の空気室35とほぼ同じ高さに位置するように形成されている。
また、仕切り部材61には、隣接する中間空気室同士を連通する貫通孔部62a,62bが形成されており、各中間空気室70a,70b,70c間を空気が自由に出入りできるようになっている。
さらに、中間空気室70aは、ハウジング36に形成された第1の孔部71を介して第1の空気室34と連通されており、中間空気室70cは、ハウジング36に形成された第2の孔部72を介して第2の空気室35と連通されている。
また、第2の孔部72は、第1の孔部71から当該第2の孔部72までの距離が最も長くなるような位置に形成されている。具体的には、第2の孔部72は第2の空気室35を挟んで対向する位置に形成されている。
中間空気室70aに流入した空気の流れは、中間空気室70全域に広がり、細かい空気変動(高周波振動)や空気の流れが除去される。中間空気室70aの内圧変動により、空気の流れは貫通孔部62aを通過して中間空気室70bに流入する。このとき、空気の流れは、貫通孔部62aを通過する際に、細かい空気変動(高周波振動)が除去される。中間空気室70bに流入した空気の流れは、中間空気室70b全域に広がり、細かい空気変動(高周波振動)や空気の流れが除去される。
第2の空気室35に流入した空気の流れは、第2の空気室35全域に広がり、金属板37を押し上げる。金属板37が押し上げられることにより、金属板37は撓み、金属板37に設けられた圧電素子38は、中心が盛り上がるようにして全体的に変形する。
圧電素子38が撓むと、その撓み量に応じた出力電圧が圧電素子38からの出力信号となってCPU101に出力される。そして、CPU101が、出力信号を受信するピッチを測定することにより、脈拍を算出して表示部103に表示させる。
これにより、第1の空気室34で受けた内圧変動は、中間空気室70a,70b,70cを介することで細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室35に伝達される。
よって、脈拍測定時に脈拍検出部3を装着する検出器装着部の筋肉の動きなど脈拍に起因しないノイズによる高周波成分を含む内圧変動を、簡単な機械的な構成で第2の空気室35に伝達される前に容易に除去することができるので、良好な積分特性を得ることができ、脈拍測定の精度向上を図ることができる。
これにより、第1の空気室34で受けた内圧変動は、第1の孔部71、中間空気室70a,70b,70c、貫通孔部62、第2の孔部72を介することで多段階にわたって細かい空気変動(高周波振動)が除去され、測定しようとする脈拍変動に対応する内圧変動が第2の空気室35に伝達される。
よって、より良好な積分特性を得ることができ、脈拍測定の精度向上を図ることができる。
これにより、中間空気室70a,70b,70cを設けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなり、中間空気室70a,70b,70cを二つ以上設けても腕時計200の厚みを増加させることがない。
よって、腕時計200の大型化を防止しつつ、良好な積分特性を得ることができ、脈拍測定の精度向上を図ることができる。
3 脈拍検出部(生体情報検出部)
5 バンド部材
6 環状部
34 第1の空気室
35 第2の空気室
37 金属板(可撓性部材)
38 圧電素子(圧電素子)
61 仕切り部材
62 貫通孔部
70,70a,70b,70c 中間空気室
71 第1の孔部
72 第2の孔部
100,200 腕時計(生体情報測定装置)
R 手首(手首)
Claims (4)
- 生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンド部材と、
前記バンド部材を介して伝達された手首付近の動脈の脈動により生じた張力変動を内圧変動に変換する第1の空気室と、
この第1の空気室の内圧変動が孔部を介して伝達される第2の空気室と、
この第2の空気室に設けられ、前記孔部を介して伝達された前記第1の空気室の内圧変動に従って変形される板状の可撓性部材と、
この可撓性部材に設けられた板状の圧電素子と、
前記第1の空気室と前記第2の空気室とに連通された少なくとも一つ以上の中間空気室とを備えており、
前記中間空気室は、前記第2の空気室の側方の外周を取り巻く位置に設けられていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 生体情報を検出する生体情報検出部と、
この生体情報検出部を有する装置本体を手首に装着するバンド部材と、
前記バンド部材を介して伝達された手首付近の動脈の脈動により生じた張力変動を内圧変動に変換する第1の空気室と、
この第1の空気室の内圧変動が孔部を介して伝達される第2の空気室と、
この第2の空気室に設けられ、前記孔部を介して伝達された前記第1の空気室の内圧変動に従って変形される板状の可撓性部材と、
この可撓性部材に設けられた板状の圧電素子と、
前記第1の空気室と前記第2の空気室とに連通された少なくとも一つ以上の中間空気室と、
前記第1の空気室と前記中間空気室とを連通する第1の孔部と、
前記中間空気室と前記第2の空気室とを連通する第2の孔部とを備えており、
前記中間空気室は、前記第2の空気室の側方の外周を取り巻く位置に設けられていることを特徴とする生体情報測定装置。 - 前記第2の空気室の側方の外周を取り巻く位置に設けられた中空の環状部を備え、
前記環状部に前記中間空気室が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報測定装置。 - 前記環状部内の空間を仕切る少なくとも一つ以上の仕切り部材と、
前記仕切り部材に設けられた貫通孔部と、
を備えることを特徴とする請求項3に記載の生体情報測定装置。
Priority Applications (1)
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