JP5130612B2 - インクジェット記録用水性インクセット - Google Patents

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Description

本発明は、ブラックインク(以下、Bkインクという)とイエローインク(以下、Yインクという)間におけるブリーディングを低減し、かつカラーインクの混色部分の色ムラをも低減するためのインクジェット記録用水性インクセットに関する。
インクジェット記録方式とは、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いてインクに機械的振動または変位を与える方式、インクを加熱することにより気泡を発生させ、その時に発生する圧力を利用する方式などのインク吐出方式によりインク小滴を形成し、それらの一部または全部を紙などの被記録材に付着させて記録を行うものである。
このようなインクジェット記録方式に使用するインクジェット記録用インクとしては、顔料または染料を、水と水溶性有機溶剤からなる液媒体に溶解または分散させたものが知られている。
インクジェット記録用インクには、インクジェット記録方式に用いるのに最適な性能を有することが要求され、具体的には、例えば、記録紙に画像形成した際に、記録紙の繊維に沿った不規則なインクの流れや繊維間への不規則なインクの浸透(以下、滲みという)がなく、画像の輪郭がシャープな高い印字品質であること、記録紙に画像形成したときの乾燥が速く耐擦性が良好であること、インクジェットヘッドに使用されている樹脂材料や金属材料を腐食せず、ノズルに目詰まりを生じさせることなく、長期にわたり安定したインク噴射が可能であることなどが要求され、その改善が行われてきた。さらに近年では、コストおよび環境への配慮からインクジェット専用紙よりも普通紙へ記録する要求が高まってきている。
しかしながら、従来のインクで普通紙に記録した場合、異なった色同士がその隣接する境界部分で混ざり合い(以下、ブリーディングという)、結果として印字品質が悪化するという問題があった。このブリーディングは、明暗差が激しいためにBkインクおよびYインクで目立ち易くなり、特に大きな問題であった。
このような問題を解決する手段として、インクに界面活性剤などの浸透性を高める化合物を添加する方法(特許文献1)が知られているが、この方法によるとBkインクおよびYインク間におけるブリーディングは改善されるものの、カラーインクを使用した際に混色部分の色ムラが悪化するという欠点があった。一方、カラーインクを使用した際の混色部分の色ムラを改良するために、市販のカラーインクジェット記録用インクにおいても適用されているように、ジエチレングリコールブチルエーテルのような多価アルコールのアルキルエーテルを浸透剤としてインクに多量に添加すると、今度はBkインクとYインク間のブリーディングが著しくなるという状況が生じた。したがって、従来方法ではBkインクとYインク間のブリーディングの低減とカラーインクの混色部分の色ムラの低減を両立させることはきわめて困難であった。
特開昭55−65269号公報
本発明のインクジェット記録用インクセットは、前述の問題点を解決するためになされたものであり、BkインクとYインク間のブリーディングの低減とカラーインクの混色部分の色ムラの低減を両立させることを目的とする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その要旨とするところは、少なくともBkインク、Yインク、マゼンタインク(以下、Mインクという)およびシアンインク(以下、Cインクという)からなるインクジェット記録用水性インクセットにおいて、最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内での各インクの同一ライフタイムにおける動的動的表面張力につき、
(1)YインクがBkインク以上であり、
(2)YインクとBkインクとの差が5mN/m以下であり、
(3)YインクとMインクとの差およびYインクとCインクとの差がともに3mN/m以上であり、
(4)MインクおよびCインクがBkインクより低いことを特徴とするインクジェット記録用水性インクセットである。
特に、このインクジェット記録用水性インクセットにおいて、YインクとMインクとの差およびYインクとCインクとの差がともに3mN/m〜15mN/mである態様、YインクとBkインクとの差が0mN/m〜4.5mN/mであり、YインクとMインクとの差およびYインクとCインクとの差がともに3.5mN/m〜12mN/mである態様、Yインクの動的表面張力が38mN/m〜52mN/mである態様に関する。
本発明のインクジェット記録用水性インクセットによれば、BkインクとYインク間のブリーディングの低減とカラーインクの混色部分の色ムラの低減の双方を両立させることができる。
本発明におけるインクジェット記録用水性インクセットは、少なくともBkインク、Yインク、MインクおよびCインクからなる。
本発明のインクジェット記録用水性インクセットは、最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内での各インクの同一ライフタイムにおける動的表面張力につき、下記(1)、(2)、(3)および(4)の条件をすべて満たす。
(1)YインクがBkインク以上であること
(2)YインクとBkインクとの差が、5mN/m以下、好ましくは0mN/m〜4.5mN/mであること
(3)YインクとMインクとの差およびYインクとCインクとの差がともに3mN/m以上、好ましくはともに3mN/m〜15mN/m、さらに好ましくはともに3.5mN/m〜12mN/mであること
(4)MインクおよびCインクが、Bkインクより低いこと
前記(1)に関し、Yインクの動的表面張力がBkインクの動的表面張力以上であることにより、YインクとBkインクの接触面でこれらの被記録材への浸透力が同程度となるか、あるいはYインクの浸透力がBkインクよりも低くなる。そのため、Bkインクの浸透にYインクの浸透が引っ張られ、Bkインク記録部分側にYインクが混色し、ブリーディングが目立ち難くなる。これに対して、Yインクの動的表面張力がBkインクの動的表面張力未満であると、YインクとBkインクの接触面でBkインクの浸透力がYインクよりも低くなり、Yインク記録部分側にBkインクが混色し、ブリーディングが目立ち易くなるので好ましくない。
(2)に関し、Yインクの動的表面張力からBkインクの動的表面張力を引いた値が5mN/mを超えると、Bkインクの浸透にYインクの浸透が過度に引っ張られ、BkインクとYインクとのブリーディングが目立ち易くなるため好ましくないが、5mN/m以下の場合には目立ち難いので好ましい。YインクとBkインクのブリーディングをより目立たなくするためには、Yインクの動的表面張力からBkインクの動的表面張力を引いた値を0mN/m〜4.5mN/mとすることが好ましい。
(3)に関し、Yインクの動的表面張力からMインクの動的表面張力を引いた値、およびYインクの動的表面張力からCインクの動的表面張力を引いた値が3mN/m以上であると、Yインク単独では浸透力が低い場合でも、YインクとMインク、あるいはYインクとCインクとの混色部分において、全体としてのインクの浸透力が高まり、色ムラが生じ難いので好ましいが、この値が3mN/m未満であると、MインクやCインクもYインクと同程度に動的表面張力が高いこととなり、混色部分全体として充分なインクの浸透が得られず、色ムラが発生し易くなるので好ましくない。色ムラをより低減するためには、この動的表面張力の値を3.5mN/m以上とすることが好ましい。
一方、YインクとMインク、YインクとCインク、BkインクとMインクおよびBkインクとCインクのブリーディングを充分に低減させるためには、Yインクの動的表面張力からMインクの動的表面張力を引いた値、およびYインクの動的表面張力からMインクの動的表面張力を引いた値を15mN/m以下とすることが好ましく、12mN/m以下とすることがさらに好ましい。
(4)に関し、Bkインクの動的表面張力が、Mインクの動的表面張力およびCインクの動的表面張力よりも低いと、Bkインクの滲みが目立つか、あるいはMインクおよびCインクの浸透性が充分でないためにMインクやCインクの混色部分で色ムラが発生するが、Bkインクの動的表面張力をMインクの動的表面張力やCインクの動的表面張力より高くすることにより、Bkインクの滲み、あるいはMインクやCインクの混色部分での色ムラを、低減させることができる。
なお、MインクおよびCインクの動的表面張力は、最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内の同一ライフタイム下にて、同一であっても、いずれが大きくてもよい。
また、Bkインク、Yインク、MインクおよびCインクそれぞれにおいて、各インクに対応した着色剤濃度が異なるインクをも組み合わせて使用するインクセットにおいては、各インクおよび着色濃度の異なるインクの少なくとも一方が、上記(1)、(2)、(3)および(4)のすべての条件を満たせばよい。
ここで、上記(1)、(2)、(3)および(4)の条件は、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内のすべての同一ライフタイムにおいて満たされることを示している。
さらに本発明においては、最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内での動的表面張力にて、Yインクの動的表面張力は38mN/m〜52mN/mが好ましく、40mN/m〜50mN/mがさらに好ましい。動的表面張力が38mN/m未満であると、YインクとBkインクの動的表面張力が同程度の際にBkインクの滲みが生じ易いため好ましくない。一方、動的表面張力が52mN/mを超えるとインクの吐出性が悪くなり、色ムラも悪くなる傾向があるため好ましくない。
一般に、動的表面張力は、振動ジェット法、メニスカス法、最大泡圧法などによって測定されることは知られているが、本発明で規定する動的表面張力の値は、インク吐出のような比較的短い寿命の表面張力を測定するのに適した最大泡圧法によるものである。最大泡圧法による測定では、気体供給源から気体をプローブに送り、インクに浸したプローブ先端から気泡を発生させる。この際の気体流量を変化させることで、気泡発生速度を変え、それに伴い変化するインクからその気泡にかかる圧力より表面張力を測定する。気泡の半径がプローブ先端部分の半径に等しくなるとき、最大圧力(最大泡圧)を示す。このときのインクの表面張力σは、

Figure 0005130612
で表される。ここでrはプローブ先端部分の半径、ΔPは気泡にかかる圧力の最大値と最小値との差であり、その最大値は気泡の曲率半径がプローブ先端部分の半径と等しい時の最大圧力(最大泡圧)である。
また、本発明でいうライフタイムとは、最大泡圧後に気泡がプローブから離れて、新しい表面が形成されてから次の最大泡圧までの時間をいう。
本発明のインクジェット記録用水性インクセットを構成する各インクは、少なくとも水、染料および顔料などの着色剤並びに浸透剤を含有する。
各インクに含まれる水は、水中に含まれる不純物によるノズルおよびフィルターなどの目詰まりを防ぐために、一般の水道水ではなく、イオン交換水、蒸留水および超純水など純度の高いものを使用するのが好ましい。各インクにおける水の含有量は、各インク全重量に対して10重量%〜98重量%、さらに好ましくは30重量%〜97重量%、より好ましくは40重量%〜95重量%である。
各インクに含まれる着色剤は、染料および顔料の何れであっても問題はない。ただし、一般に、Bkインクは、テキストデータを被記録材にプリントする場合に多用され、その際、滲みおよびブリーディングを防止してテキストのエッジ部分の鮮明さとコントラストを高め、テキストの視認性を高める要請が強い。また、耐水性や耐光性の向上も要請される。そこで、これらに応えるため、着色剤として顔料を用いることが好ましい。一方、Yインク、MインクおよびCインクなどのカラーインクは、グラフィックデータなどのプリントに多用される。そこで、カラー部分が良好に発色し、鮮やかな色彩を呈するように、着色剤としては染料を用いることが好ましい。
各インクで使用し得る染料としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料および反応性染料などに代表される水溶性染料があげられる。これら染料のうち、鮮明性、水溶性、安定性、耐光性およびその他各インクに要求される性能を満たすものとしては、例えば、カラーインデックス(以下、C.I.という)ダイレクトブラック17,19,32,51,71,108,146,154および168、C.I.ダイレクトブルー6,22,25,71,86,90,106および199、C.I.ダイレクトレッド1,4,17,28,83および227、C.I.ダイレクトイエロー12,24,26,86,98,132および142、C.I.ダイレクトオレンジ34,39,44,46および60、C.I.ダイレクトバイオレット47および48、C.I.ダイレクトブラウン109、C.I.ダイレクトグリーン59などの直接染料;C.I.アシッドブラック2,7,24,26,31,52,63,112および118、C.I.アシッドブルー9,22,40,59,93,102,104,113,117,120,167,229および234、C.I.アシッドレッド1,6,32,37,51,52,80,85,87,92,94,115,181,256,289,315および317、C.I.アシッドイエロー11,17,23,25,29,42,61および71、C.I.アシッドオレンジ7および19、C.I.アシッドバイオレット49などの酸性染料;C.I.ベーシックブラック2、C.I.ベーシックブルー1,3,5,7,9,24,25,26,28および29、C.I.ベーシックレッド1,2,9,12,13,14および37、C.I.ベーシックバイオレット7,14および27などの塩基性染料;C.I.リアクティブブルー2,5,7,12,13,14,15,17,18,19,20,21,25,27,28,37,38,40,41および71、C.I.リアクティブレッド6,7,11,12,15,17,21,23,24,35,36,42,63,66および180、C.I.リアクティブイエロー1,2,3,13,14,15および17、C.I.リアクティブオレンジ2,5,7,16,20および24、C.I.リアクティブバイオレット2,4,5,8および9、C.I.リアクティブブラウン1,7および16、C.I.リアクティブグリーン5および7などの反応性染料;フードブラック1および2;などがあげられ、これらを1種類または2種類以上用いて所望の色のインクを得ることができる。
顔料としては、カーボンブラック、無機顔料および有機顔料が使用できる。例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などのアゾ顔料;フタロシアニン顔料、ペリレンおよびペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料などの多環式顔料;塩基性染料型レーキ顔料、酸性染料型レーキ顔料などの染料レーキ顔料;ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック昼光蛍光顔料などの有機顔料;酸化チタン、酸化鉄系、カーボンブラック系等の無機顔料をあげることができる。また、その他の顔料であっても水相に分散可能なものであれば使用できる。これら顔料の具体例としては、例えば、C.I.ピグメントブラック1および7;C.I.ピグメントイエロー1,2,3,4,5,6,7,10,11,12,13,14,15,16,17,65,74および83;C.I.ピグメントレッド1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,21,22,23,30,31,32,37,38,39,40,49,50,51,52,53,55,60,64,83,87,88,89,90,112,114,122,123および163;C.I.ピグメントブルー2,3,15,16,22および25などがあげられ、これらを1種類または2種類以上用いて所望の色のインクを得ることができる。
さらに、顔料を界面活性剤や高分子分散剤等で表面処理した自己分散型顔料、例えば、グラフトカーボンなども使用することができる。自己分散型顔料としては市販品を使用することができ、例えば、カーボンブラック、キャボット・スペシャリティ・ケミカルズインク製CAB−O−JET(登録商標)200,250,260,300および700、オリエント化学工業(株)製BONJET(登録商標)BLACK CW−1,CW−2およびCW−3などがあげられる。
各インクに含まれる着色剤の総含有量は、各インク全重量に対して0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.3重量%〜15重量%、さらに好ましくは0.5重量%〜10重量%である。0.1重量%未満であると被記録材上でインクの退色スピードが急激に速くなるため、カラーバランスが保たれなくなり、充分な印字濃度が得られなくなる。一方、20重量%を超えると、染料であればインク組成中で充分溶解することができず染料が析出することがあるため、顔料であれば分散安定性を保つことが困難となるため、いずれも好ましくない。
各インクに含まれる浸透剤は、低臭気性かつ低蒸気圧の多価アルコールアルキルエーテルを使用することが好ましく、多価アルコールアルキルエーテルの中でも、紙などの被記録材へのインク浸透速度を効果的に速めることにより、被記録材上でインクの速乾性を向上させ、遅乾性に起因するブリーディングを防止し、かつ浸透にともなう滲みを起こしにくいものを選択して使用することが好ましい。このような多価アルコールアルキルエーテルの具体例としては、例えば、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールプロピルエーテル、ジプロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールブチルエーテルなどがあげられる。これらは、1種類または2種類以上を混合して使用してもよい。
各インクにおける浸透剤の含有量は、各インク全重量に対して0.05重量%〜20重量%、好ましくは0.1重量%〜15重量%である。0.05重量%未満であるとインクの被記録材への浸透速度が遅く、乾燥時間やブリーディングに問題を生じさせ、20重量%を超えるとインクが被記録材へ過度に浸透、被記録材の裏面までインクが到達したり、滲みが著しく生じるため好ましくない。
さらに、各インクには、インクジェット記録方式プリンタのヘッドのノズルにおけるインクの乾燥を防止し、インクの液安定性を向上させるために湿潤剤を任意で添加してもよい。湿潤剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオールなどの多価アルコール類;N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタムなどの含窒素複素環化合物;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド類;エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアミン類;ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノールなどの含硫黄化合物などをあげることができる。これらは、1種類または2種類以上を混合して使用してもよい。
各インクにおける湿潤剤の含有量は、インク組成または所望されるインク特性に依存して広い範囲で決定されるが、通常、各インク全重量に対し0重量%〜40重量%が好ましく、0重量%〜30重量%がより好ましい。40重量%を超えるとインクが必要以上に増粘することにより、吐出困難となったり、被記録材上で乾燥が極端に遅くなったりするなどの問題を生じることがあるため好ましくない。
また、インクの被記録材への浸透性、乾燥性を制御する目的で、エタノール、イソプロピルアルコールなど1価のアルコールを使用してもよい。
本発明のインクジェット記録用水性インクセットを構成する各インクには、水、着色剤および浸透剤のほかに、任意成分として、上記で述べた湿潤剤、1価のアルコールのほか、一般に用いられる分散剤、粘度調整剤、界面活性剤、pH調整剤および防腐防カビ剤などを必要に応じて添加してもよい。また、熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数および熱電導率などの熱的な物性値を調整する添加剤を使用してもよい。
以下に、本発明のいくつかの実施例を示し、本発明をさらに具体的に明らかにすることとするが、本発明がそのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。また、本発明には、以下の実施例のほかにも、さらには前記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正および改良などを加え得るものであることが、理解されるべきである。
(1)インクの調製および動的表面張力の測定
実施例および比較例で使用する各インクは、下記の通り調製した。
Bkインクは、着色剤としてキャボット・スペシャリティ・ケミカルズ製CAB−O−JET(登録商標)300(着色剤固形分濃度15%)を35重量%、湿潤剤としてグリセリンを21.5重量%、浸透剤としてジプロピレングリコールプロピルエーテルを1.0重量%、界面活性剤としてライオン(株)製サンノール(登録商標)DL−1430を0.1重量%、超純水を42.4重量%秤量し、充分に攪拌混合して得た。
Y−1〜Y−6インク、M−1〜M−2インクおよびC−1〜C−2インクは表1に示した組成に従い、Bkインクと同様に調製した。
また、各インクの動的表面張力を、協和界面科学(株)製自動動的表面張力計BP−D4を用いて、測定温度25℃にてライフタイム20ms〜5000msの測定条件で測定し、ライフタイム30msと1000msの値を表1に示した。

























Figure 0005130612


(2)実施例1〜2および比較例1〜5:インクセットの構成
実施例1〜2および比較例1〜5では、上記方法で調製したBkインク、Yインク、MインクおよびCインクをそれぞれ表2に示したように組み合わせ、インクセットを構成した。
各インクセットについて、(1)で測定した動的表面張力を、ライフタイムとの関係図として図1〜図6に示す。
(3)評価:
実施例1〜2および比較例1〜5の各インクセットのインクをインクタンクに充填し、ブラザー工業(株)製MFC−3100Cを使用して所定のパターンサンプルをプリントし、(a)滲み評価、(b)黒色部と黄色部とのブリーディング評価、(c)YインクとMインクとの混色部(レッド部)およびYインクとCインクとの混色部(グリーン部)の色ムラ評価、(d)総合判定を次のように行った。
(a)滲み評価
評価パターンサンプルとして、背景なしで黒色の文字をプリントし、インクの滲みによるラインの乱れと文字の判読性を次の基準で評価した。この場合、文字はフォントサイズ11に設定し、普通紙(富士ゼロックスオフィスサプライ(株)製、4200DP PAPER 20LB)を用いた。
○…滲みがほとんどなく、文字が鮮明である
×…滲みが明らかに発生しているが、文字は判読できる
(b)ブリーディング評価
評価パターンサンプルとして、黒色および黄色がそれぞれ文字色と背景色になるように色を組み合わせた画像をプリントし、また、対照パターンサンプルとして、背景なしで黒色および黄色の文字をプリントした。この場合、文字はフォントサイズ11に設定し、記録紙には普通紙(富士ゼロックスオフィスサプライ(株)製、4200DP PAPER 20LB)を用いた。
評価は、背景ありの文字と背景のなしの文字とを目視観察により比較して、色の混ざり合う境界面でのブリーディングの程度と文字の判読性によって以下の基準で評価した。
◎…ブリーディングがほとんどなく、背景のなしの文字と比較して同程度の鮮明さがある
○…背景なしの文字と比較して僅かなブリーディングが発生しているが、文字は充分に判読できる
×…背景のなしの文字と比較して明らかにブリーディングが発生し、文字の判読も困難である
(c)色ムラ評価
色ムラ評価のパターンサンプルとして、各インク配合割合が1:1で、混色部の大きさが縦3cm×横3cmになるパターンを普通紙(富士ゼロックスオフィスサプライ(株)製、4200DP PAPER 20LB)にプリントし、YインクとMインクとの混色部(レッド部)およびYインクとCインクとの混色部(グリーン部)を約30cm離れた場所から目視によって観察し、色の均一度を評価した。評価基準は以下の通りである。
○…混色部に、ほとんど色ムラが目立たない
×…混色部に、明らかに色ムラが発生している
(d)総合判定
以下の基準で総合判定を行った。
○…滲み、ブリーディング、色ムラの各評価が、◎または○である
×…滲み、ブリーディング、色ムラの各評価において、一つでも×がある
これらの評価結果を表2に示す。










































Figure 0005130612



以上より、実施例1および2のインクジェット記録用水性インクセットでは、黒色の滲み、黒色と黄色とのブリーディング、YインクとMインクとの混色部(レッド部)およびYインクとCインクと混合部(グリーン部)の色ムラが良好であるインクセットを得ることができた。一方、比較例3〜4のインクジェット記録用水性インクセットでは、ライフタイム30ms〜1000msの全領域でYインクの動的表面張力がBkインクの動的表面張力よりも小さく、比較例1でもライフタイム30ms〜1000msのほぼ全領域でYインクの動的表面張力がBkインクの動的表面張力よりも小さいため、黒色と黄色とのブリーディングが発生し、充分な印刷品質が得られなかった。
また、比較例2においては、YインクとBkインクとの動的表面張力の差が5mN/mを超える部分が存在するために黒色と黄色とのブリーディングが発生した。さらに比較例2では、Yインクの動的表面張力が52mN/mを超える部分が存在するため、YインクとMインクとの動的表面張力の差とYインクとCインクとの動的表面張力の差が3mN/m以上であっても、YインクとMインクとの混色部(レッド部)およびYインクとCインクと混合部(グリーン部)でインク全体としての浸透性が低下することにより色ムラが発生し、充分な印刷品質が得られなかった。
比較例5においては、YインクとMインクとの動的表面張力の差とYインクとCインクとの動的表面張力の差が3mN/m未満であるため、YインクとMインクとの混色部(レッド部)およびYインクとCインクと混合部(グリーン部)に色ムラが発生し、充分な印刷品質が得られなかった。
本発明のインクジェット記録用水性インクセットは、インクジェット記録方式のプリンタでBkインクで鮮明なテキストデータをプリントすると共に、カラー部分の色ムラの低減した高品位の画像をプリントする場合に有用である。
実施例1における各インクの動的表面張力の測定結果を示すグラフである。 実施例2における各インクの動的表面張力の測定結果を示すグラフである。 比較例1における各インクの動的表面張力の測定結果を示すグラフである。 比較例2における各インクの動的表面張力の測定結果を示すグラフである。 比較例3における各インクの動的表面張力の測定結果を示すグラフである。 比較例4における各インクの動的表面張力の測定結果を示すグラフである。 比較例5における各インクの動的表面張力の測定結果を示すグラフである。

Claims (6)

  1. 少なくともブラックインク、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクからなるインクジェット記録用水性インクセットにおいて、
    前記各インクは、少なくとも水、着色剤、浸透剤を含有しており、
    前記浸透剤は、多価アルコールアルキルエーテであり、
    最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内での各インクの同一ライフタイムにおける動的表面張力につき、
    (1)イエローインクがブラックインク以上であり、
    (2)イエローインクとブラックインクとの差が5mN/m以下であり、
    (3)イエローインクとマゼンタインクとの差およびイエローインクとシアンインクとの差がともに3mN/m以上であり、
    (4)マゼンタインクおよびシアンインクがブラックインクより低く、
    (5)イエローインクの動的表面張力が40mN/m〜50mN/mである
    ことを特徴とするインクジェット記録用水性インクセット。
  2. 最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内での各インクの同一ライフタイムにおける動的表面張力につき、イエローインクとマゼンタインクとの差およびイエローインクとシアンインクとの差がともに3mN/m〜15mN/mである請求項1に記載のインクジェット記録用水性インクセット。
  3. 最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内での各インクの同一ライフタイムにおける動的表面張力につき、イエローインクとブラックインクとの差が0mN/m〜4.5mN/mであり、イエローインクとマゼンタインクとの差およびイエローインクとシアンインクとの差がともに3.5mN/m〜12mN/mである請求項1に記載のインクジェット記録用水性インクセット。
  4. 前記浸透剤の前記多価アルコールアルキルエーテが、ジプロピレングリコールプロピルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテルのいずれか、またはこれらの混合である請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用水性インクセット。
  5. ブラックインクに含まれる着色剤が顔料であり、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクに含まれる着色剤が染料である請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録用水性インクセット。
  6. 少なくともブラックインク、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクからなるインクジェット記録用水性インクセットの製造方法であって、
    前記各インクは、少なくとも水、着色剤、浸透剤を含有しており、
    前記浸透剤は、多価アルコールアルキルエーテであり、
    ブラックインク、イエローインク、マゼンタインクおよびシアンインクを、最大泡圧法による測定温度25℃、ライフタイム30ms〜1000msの範囲内での各インクの同一ライフタイムにおける動的表面張力につき、以下の条件(1)〜(5):
    (1)イエローインクがブラックインク以上であること、
    (2)イエローインクとブラックインクとの差が5mN/m以下であること、
    (3)イエローインクとマゼンタインクとの差およびイエローインクとシアンインクとの差がともに3mN/m以上であること、
    (4)マゼンタインクおよびシアンインクがブラックインクより低いこと、
    (5)イエローインクの動的表面張力が40mN/m〜50mN/mであることを満たすように選択する工程を有する製造方法。
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