JP5130411B1 - ロック機能付ダンパーシリンダ - Google Patents

ロック機能付ダンパーシリンダ Download PDF

Info

Publication number
JP5130411B1
JP5130411B1 JP2012173759A JP2012173759A JP5130411B1 JP 5130411 B1 JP5130411 B1 JP 5130411B1 JP 2012173759 A JP2012173759 A JP 2012173759A JP 2012173759 A JP2012173759 A JP 2012173759A JP 5130411 B1 JP5130411 B1 JP 5130411B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
valve
port
damper
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012173759A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014031856A (ja
Inventor
和昌 真下
Original Assignee
株式会社堀内機械
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社堀内機械 filed Critical 株式会社堀内機械
Priority to JP2012173759A priority Critical patent/JP5130411B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5130411B1 publication Critical patent/JP5130411B1/ja
Publication of JP2014031856A publication Critical patent/JP2014031856A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】クレーン等の構造物に設けられる免震用のロック機能付ダンパーシリンダに係り、特に、ロジック弁、パイロット用の電磁弁及び逆止弁を組み合わせて、通常時はダンパー回路を不作動状態とし、地震動を検出してダンパー回路を作動状態とする技術である。
【解決手段】ダンパー回路3は、両油圧室23a、23bを連通する主流路31に、ロジック弁5及び絞り機構6を直列に介設し、ロジック弁5は、パイロットポート51と、主流路31に接続する第一ポート52と第二ポート53とを備えるとともに、3つのパイロット用の電磁弁41a、42a、45aと逆止弁とを組合せて、地震動を検出すると、パイロットポート51にパイロット圧が作用して、主流路31を連通するとともに連通状態を保持するようにしたから、油圧力で大容量のロジック弁5を開き、その状態を保持するようにして、取付けスペースを小さくし、油もれを減少させ、安価としたのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、クレーン等の構造物に設けられる免震用のロック機能付ダンパーシリンダに係り、特に、通常時はダンパー回路を不作動状態とし、地震動を検出して前記ダンパー回路を作動状態とするロック機能付ダンパーシリンダに関する技術である。
従来、コンテナクレーンに免震用のダンパーシリンダを設けることが知られている。
そして、免震用のダンパーシリンダは、通常時にクレーン本体と走行装置との相対横移動を拘束する機構として、シアピンによるもの(例えば、特許文献1参照)と、ダンパーシリンダをロックするもの(例えば、特許文献2参照)とが知られている。
特許文献2に記載のダンパーシリンダは、ダンパー回路にシャットオフバルブを設けて、通常時は前記シャットオフバルブを閉じてクレーン本体と走行装置との相対横移動を拘束する機構として機能させ、地震動を検出して免震作用を発揮させる時は前記シャットオフバルブを開いて絞りによってクレーン本体の振動を減衰させるようにしている。
特開2005−239407号公報(図3、図4、段落0021、段落0022) 特開2005−314021号公報(図5、段落0036、段落0038)
特許文献1に記載された免震用のダンパーシリンダは、通常時にシアピンによりダンパーシリンダを不作動状態とし、地震動でシアピンが折れてダンパーシリンダを作動状態とするので、ダンパー回路にシャットオフバルブが不要であり、必要な絞りを設けることで、ダンパー回路を簡素化できるが、シアピンを設ける構造が複雑であり、地震後の復旧が煩雑であるという課題がある。
また、特許文献2に記載された免震用のダンパーシリンダは、通常時にダンパーシリンダを不作動とするためにシャットオフバルブが必要であり、地震時にダンパー回路を流通する油量が大きくなると、シャットオフバルブの最大定格流量が比較的小さいために多数のシャットオフバルブをダンパー回路に組込むこととなり、取付けスペースの増加、油もれの増加、コストアップなどの課題がある。
本発明は、このような従来の構成が有していた課題を解決しようとするものであり、ロジック弁と3つのパイロット用の電磁弁と逆止弁とを組合せて、油圧力で定格流量の大きなロジック弁を開き、その状態を保持するようにすることを目的としている。
請求項1に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダは、シリンダと、前記シリンダ内に設けられたピストンと、前記ピストンの両側に設けられたダブルロッドと、前記ピストンの両側に形成された油圧室と、前記両油圧室に接続されたダンパー回路と、地震動を検出しない通常時に前記ダンパー回路をロック状態とするとともに地震動を検出して前記ダンパー回路を作動状態とするロック機構とを備えたロック機能付ダンパーシリンダにおいて、
前記ダンパー回路は、前記両油圧室を連通する主流路に、ロジック弁及び前記ピストンが移動するときに前記ピストンに減衰力を与える絞り機構を直列に介設し、
前記ロジック弁は、パイロットポートと、前記主流路に接続する第一ポートと第二ポートとを備えるとともに、前記パイロットポートにパイロット圧を作用させることにより前記第一ポート及び第二ポートを連通させて前記主流路を連通し、
前記第一ポート側の前記主流路に、前記ロック機構により前記ダンパー回路が、ロック状態にあるとき閉じ作動状態にあるとき開く第一電磁弁と前記主流路側からの流通を可能とした第一逆止弁とを直列に接続した第一パイロット管路の一端を接続し、
前記第二ポート側の前記主流路に、前記ロック機構により前記ダンパー回路が、ロック状態にあるとき閉じ作動状態にあるとき開く、第二電磁弁と前記主流路側からの流通を可能とした第二逆止弁とを直列に接続した第二パイロット管路の一端を接続し、
前記第一パイロット管路の入口側から分岐し入口側からの流通を阻止する第三逆止弁を介設した第三パイロット管路と、前記第二パイロット管路の入口側から分岐し入口側からの流通を阻止する第四逆止弁を介設した第四パイロット管路とを接続して、第五パイロット管路を形成し、
前記第五パイロット管路に、前記ロック機構により前記ダンパー回路が、ロック状態にあるとき開き作動状態にあるとき閉じる第三電磁弁を介設し、
前記第一パイロット管路の他端と前記第二パイロット管路の他端と前記第五パイロット管路とを前記パイロットポートに接続し、
前記地震動を検出すると、前記パイロットポートにパイロット圧が作用して、前記主流路を連通するとともに連通状態を保持するようにしたものである。
請求項2に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダは、請求項1に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダの構成に加え、前記絞り機構は、主絞り機構を介設した主絞り回路と、調整用絞り機構及び調整用逆止弁を直列に介設した調整用絞り回路とを並列に設け、前記調整用逆止弁の流通方向は、前記ピストンの両移動方向による減衰力が同じになるように定めたものである。
請求項3に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダは、請求項1又は2に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダの構成に加え、前記ロジック弁を並列に複数設け、前記第一パイロット管路の他端と前記第二パイロット管路の他端と前記第五パイロット管路とを、前記各ロジック弁の各パイロットポートにそれぞれ接続して、前記地震動を検出すると、前記各パイロットポートにパイロット圧が作用して、前記主流路を連通するとともに連通状態を保持するようにしたものである。
請求項1に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダは、前記ダンパー回路は、前記両油圧室を連通する主流路に、ロジック弁及び前記ピストンが移動するときに前記ピストンに減衰力を与える絞り機構を直列に介設し、前記ロジック弁は、パイロットポートと、前記主流路に接続する第一ポートと第二ポートとを備えるとともに、前記パイロットポートにパイロット圧を作用させることにより前記第一ポート及び第二ポートを連通させて前記主流路を連通し、前記第一パイロット管路の他端と前記第二パイロット管路の他端と前記第五パイロット管路とを前記パイロットポートに接続し、前記地震動を検出すると、前記パイロットポートにパイロット圧が作用して、前記主流路を連通するとともに連通状態を保持するようにしたから、ロジック弁と3つのパイロット用の電磁弁と逆止弁とを組合せて、油圧力で大容量のロジック弁を開き、その状態を保持するようにして、取付けスペースを小さくし、油もれを減少させ、安価にできるのである。
例えば、特許文献2に記載されたシャットオフバルブの最大の定格流量は100L/min程度であり、定格流量における圧力損失が大きいため、絞り機構により減衰力を設定する必要から、シャットオフバルブの圧力損失を小さくするために設計流量としては40L/min程度であり、ダンパーシリンダはシリンダ径が大きく高速でピストンが動くので流量が500〜600L/minとなり、シャットオフバルブを使用すると13個〜16個必要となるのであるが、本発明のロジック弁であれば同じ程度の圧力損失で2個とすることができるのである。
請求項2に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダは、請求項1に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダの効果に加え、前記調整用逆止弁の流通方向を、前記ピストンの両移動方向による減衰力が同じになるように定めたから、主絞り機構の流通方向による流通抵抗の差異をキャンセルすることにより、絞り機構としての減衰力を流通方向にかかわらず同じにすることができるのである。
請求項3に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダは、請求項1又は2に係る本発明のロック機能付ダンパーシリンダの効果に加え、一式のパイロット管路と前記ロジック弁を並列に複数設けることにより、さらに大流量のダンパー回路とすることができるのである。
本発明の実施の形態に係るロック機能付ダンパーシリンダの油圧回路図である。 本発明の実施の形態に係るロック機能付ダンパーシリンダの適用例を示すコンテナクレーンの概略図である。 図2のA矢視部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係るロック機能付ダンパーシリンダについて図1〜図3に基づき説明する。
図1において、1はロック機能付ダンパーシリンダである。
前記ロック機能付ダンパーシリンダ1は、シリンダ2と、前記シリンダ2内に設けられたピストン21と、前記ピストン21の両側に設けられたダブルロッド22a、22bと、前記ピストン21の両側に形成された油圧室23a、23bと、前記両油圧室23a、23bに接続されたダンパー回路3と、ロック機構4とを備えている。
前記ロック機構4は、以下に説明するように、地震動を検出しない通常時に、前記ピストン21を拘束状態として前記ダンパー回路3をロック状態とするとともに、地震検出装置(図示せず)が所定の地震動を検出すると前記ピストン21を非拘束状態として前記ダンパー回路3を作動状態とするようにしている。
前記ダンパー回路3は、前記両油圧室23a、23bを連通する主流路31に、並列に配した2個のロジック弁5、5と前記ピストン21が移動するときに前記ピストン21に減衰力を与える絞り機構6とを直列に配して介設している。
2個の前記ロジック弁5、5は、それぞれパイロットポート51と、前記主流路31に接続する第一ポート52と第二ポート53とを備えるとともに、前記パイロットポート51にパイロット圧を作用させることにより前記第一ポート52及び第二ポート53を連通させて前記主流路31を連通するようにしている。
前記第一ポート52側の前記主流路31に、前記ロック機構4により前記ダンパー回路3が、ロック状態にあるとき閉じ作動状態にあるとき開く第一電磁弁41aと前記主流路31側からの流通を可能とした第一逆止弁41bとを直列に接続した第一パイロット管路41の一端を接続している。
前記第二ポート53側の前記主流路31に、前記ロック機構4により前記ダンパー回路3が、ロック状態にあるとき閉じ作動状態にあるとき開く第二電磁弁42aと前記主流路31側からの流通を可能とした第二逆止弁42bとを直列に接続した第二パイロット管路42の一端を接続し、
前記第一パイロット管路52の入口側から分岐し入口側からの流通を阻止する第三逆止弁43aを介設した第三パイロット管路43と、前記第二パイロット管路53の入口側から分岐し入口側からの流通を阻止する第四逆止弁44aを介設した第四パイロット管路44とを接続して、第五パイロット管路45を形成している。
前記第五パイロット管路45に、前記ロック機構4により前記ダンパー回路3が、ロック状態にあるとき開き作動状態にあるとき閉じる第三電磁弁45aを介設している。
前記第一パイロット管路41の他端と前記第二パイロット管路42の他端と前記第五パイロット管路45とを前記各ロジック弁5の前記パイロットポート51に接続している。
そして、前記第一パイロット管路41の前記第一電磁弁41a及び前記第二パイロット管路42の前記第二電磁弁42aは、ノーマルクローズドタイプであり、地震動を検出しない通常時に非励磁で閉じており、地震検出装置(図示せず)が所定の地震動を検出すると励磁されて開くようにしている。
また、前記第五パイロット管路45の前記第三電磁弁45aは、ノーマルオープンタイプであり、地震動を検出しない通常時に非励磁で開いており、地震検出装置(図示せず)が所定の地震動を検出すると励磁されて閉じるようにしている。
このように、前記ロック機構4は、前記第一パイロット管路41〜前記第五パイロット管路45、前記ロジック弁5、5等により構成しており、地震動を検出しない通常時に、
前記第一パイロット管路41の前記第一電磁弁41a及び前記第二パイロット管路42の前記第二電磁弁42aが非励磁で閉じており、前記第五パイロット管路45の前記第三電磁弁45aが非励磁で開いているから、前記両ロジック弁5、5の前記パイロットポート51、51にパイロット圧が作用せず、前記両ロジック弁5、5が閉じて、前記ダンパー回路3における作動油の流通が阻止されており、前記ピストン21を拘束状態として前記ダンパー回路3をロック状態としているのである。
また、前記ロック機構4は、地震検出装置(図示せず)が所定の地震動を検出すると、前記第一パイロット管路41の前記第一電磁弁41a及び前記第二パイロット管路42の前記第二電磁弁42aが励磁されて開き、前記第五パイロット管路45の前記第三電磁弁45aが励磁されて閉じるから、前記第一パイロット管路41及び前記第二パイロット管路42を介して前記両ロジック弁5、5の前記パイロットポート51、51にパイロット圧が作用して、前記両ロジック弁5、5が開いて、前記ピストン21を非拘束状態として前記ダンパー回路3を作動状態とするようにしている。
そして、前記ロック機構4は、前記第一パイロット管路41の前記第一電磁弁41a及び前記第二パイロット管路42の前記第二電磁弁42aが励磁されて開いた状態と、前記第五パイロット管路45の前記第三電磁弁45aが励磁されて閉じた状態とを保持する限り、前記両ロジック弁5、5の前記パイロットポート51、51にパイロット圧が作用した状態を保持するから、前記両ロジック弁5、5が開いて前記主流路31を連通するとともに連通状態を保持するのである。
前記絞り機構6は、固定絞りからなる第一主絞り機構61aと可変絞りからなる第二主絞り機構61bとを並列に配した主絞り回路61と、調整用絞り機構62a及び調整用逆止弁62bを直列に介設した調整用絞り回路62を前記主絞り回路61と並列に設けて形成している。
前記調整用絞り回路62に介設した前記調整用逆止弁の流通方向は、前記主絞り回路61の第一主絞り機構61aと第二主絞り機構61bとが、前記ピストン21の一方の移動方向と他方の移動方向とで、作動油の流通方向(入口と出口)が切替ることによる、減衰力が同じになるように、定めるのである。
この流通方向は、前記ロック機能付ダンパーシリンダ1を例えばコンテナクレーンに適用して、試運転を行って決定するのである。
また、前記第一ポート52側及び前記第二ポート53側における前記主回路31に、それぞれ前記主回路31側からの流通を可能とする第五逆止弁71a及び第六逆止弁71bを介設した第一調整用管路71を接続し、前記第一調整用管路71における前記第五逆止弁71a及び第六逆止弁71bの間から分岐した過負荷防止用管路72に過負荷防止用リリーフ弁72aを介設している。
さらに、前記第一ポート52側及び前記第二ポート53側における前記主回路31に、それぞれ前記主回路31側からの流通を阻止する第七逆止弁73a及び第八逆止弁73bを介設した第二調整用管路73を接続し、前記第二調整用管路73における前記第七逆止弁73a及び第八逆止弁73bの間から分岐した作動油膨張分吸収用管路74に作動油膨張分吸収用リリーフ弁74aを介設しており、前記作動油膨張分吸収用管路74の端部を作動油貯留タンク75内に開放している。
そして、前記過負荷防止用管路72を前記第二調整用管路73における前記第七逆止弁73a及び第八逆止弁73bの間に接続して、例えば地震動が設計値よりも大きくて前記ダンパー回路3における作動油の吐出側の油圧が大きくなりすぎたときに、吐出側の作動油を前記第五逆止弁71a又は前記第六逆止弁71b、前記過負荷防止用リリーフ弁72a及び前記ダンパー回路3における作動油の吸入側となる前記第八逆止弁73b又は前記第七逆止弁73aを介して前記絞り機構6をバイパスさせて過負荷を防止している。
また、作動油の温度が上昇して前記作動油膨張分吸収用リリーフ弁74aの入口側における油圧が設定値よりも大きくなると、前記作動油膨張分吸収用リリーフ弁74aが開いて、前記過負荷防止用リリーフ弁72aの出口側における作動油を前記作動油貯留タンク75に排出するようにしている。
なお、76は補給用管路、76aは前記補給用管路76に設けた第9逆止弁であり、作動油の温度が下降した場合や、作動油のもれが生じた場合に、前記ダンパー回路3における作動油の吸入側に前記作動油貯留タンク75からの貯留油を補給するようにしている。
また、77a、77bは逆止弁を備えた作動油供給ポートである。
ここで、この実施の形態におけるロック機能付ダンパーシリンダの具体的数値の一例を示すと、最高使用圧力が30MPa、リンダ内径が180mm、ロッド径が100mm、ストロークが2000mm、最高使用速度が500mm/s、減衰力が69KN(リリーフ設定圧が28.4MPa)である。
以上の実施の形態では、2個のロジック弁を設けたが、必要な減衰力の大きさにより、1個としてもよく、3個以上としてもよく、その場合、シリンダについても必要な減衰力に合致する容量とするのである。
また、以上の実施の形態では、絞り機構として、第一主絞り機構、第二主絞り機構及び調整用絞り機構を設けたが、一つの主絞り機構とすることもできる。
また、以上の実施の形態では、過負荷防止用リリーフ弁、作動油膨張分吸収用リリーフ弁、作動油貯留タンクを設けたが、適宜の他の構成に変更することもできる。
次に、以上の実施の形態におけるロック機能付ダンパーシリンダの適用例として、コンテナクレーンに設置した例を図2及び図3に基づいて説明する。
図2において、コンテナクレーン8は、岸壁に沿って敷設されたレール(図示せず)を走行する4つの走行装置81とクレーン本体82とを備え、前記各走行装置81と前記クレーン本体82との間に免震装置83が設けられている。
本発明のロック機能付ダンパーシリンダ1は、前記コンテナクレーン8の前記各免震装置83における免震構成部材の一部として用いるのであり、図3においては、各走行装置81毎に2基のロック機能付ダンパーシリンダ1を用いており、1基のコンテナクレーン8に対して合計8基のロック機能付ダンパーシリンダ1を用いているのである。
そして、図3に示すように、本発明のロック機能付ダンパーシリンダ1のシリンダ2を走行装置81に固定し、ロック機能付ダンパーシリンダ1におけるダブルロッド22a、22bのうちの一方のロッド22bの端部をクレーン本体82に固定するのである。
このように設置された本発明のロック機能付ダンパーシリンダ1は、前記ロック機構4により、地震動を検出しない通常時には、前記両ロジック弁5、5の前記パイロットポート51、51にパイロット圧が作用せず、前記両ロジック弁5、5が閉じて、前記ダンパー回路3における作動油の流通が阻止されており、前記ピストン21を拘束状態として前記ダンパー回路3をロック状態として、コンテナクレーン8における走行装置81とクレーン本体82とを固定しているのである。
また、前記ロック機構4により、地震検出装置(図示せず)が所定の地震動を検出すると、前記第一電磁弁41a及び前記第二電磁弁42aが励磁されて開き、前記第三電磁弁45aが励磁されて閉じるから、前記第一パイロット管路41及び前記第二パイロット管路42を介して前記両ロジック弁5、5の前記パイロットポート51、51にパイロット圧が作用して、前記両ロジック弁5、5が開いて、前記ピストン21を非拘束状態として前記ダンパー回路3を作動状態とするから、前記コンテナ本体82の地震動による振動を前記ロッド22bに作用させて前記ダンパー回路3により減衰させるのである。
そして、前記ロック機構4は、前記第一電磁弁41a及び前記第二電磁弁42aが励磁されて開いた状態と、前記第三電磁弁45aが励磁されて閉じた状態とを保持する限り、前記両ロジック弁5、5の前記パイロットポート51、51にパイロット圧が作用した状態を保持するから、前記両ロジック弁5、5が開いて前記主流路31を連通するとともに連通状態を保持するから、前記コンテナ本体82の地震動による振動の前記ダンパー回路3による減衰を継続するのである。
本発明のロック機能付ダンパーシリンダの適用例として、図2及び図3に示すコンテナクレーンを説明したが、コンテナクレーンに限らず、各種のクレーンなどに適用することができる。
また、剛性の建造物と並立するタワーをロック機能付ダンパーシリンダにより固定することにより、タワーの免震用に適用することもできる。
1 ロック機能付ダンパーシリンダ
2 シリンダ
3 ダンパー回路
4 ロック機構
5 ロジック弁
6 絞り機構
21 ピストン
22a、22b ダブルロッド
23a、23b 油圧室
31 主流路
41 第一パイロット管路
41a 第一電磁弁
41b 第一逆止弁
42 第二パイロット管路
42a 第二電磁弁
42b 第二逆止弁
43 第三パイロット管路
43a 第三逆止弁
44 第四パイロット管路
44a 第四逆止弁
45 第五パイロット管路
45a 第三電磁弁
51 パイロットポート
52 第一ポート
53 第二ポート
61 主絞り回路
61a 第一主絞り機構
61b 第二主絞り機構
62 調整用絞り回路
62a 調整用絞り機構
62b 調整用逆止弁

Claims (3)

  1. シリンダと、前記シリンダ内に設けられたピストンと、前記ピストンの両側に設けられたダブルロッドと、前記ピストンの両側に形成された油圧室と、前記両油圧室に接続されたダンパー回路と、地震動を検出しない通常時に前記ダンパー回路をロック状態とするとともに地震動を検出して前記ダンパー回路を作動状態とするロック機構とを備えたロック機能付ダンパーシリンダにおいて、
    前記ダンパー回路は、前記両油圧室を連通する主流路に、ロジック弁及び前記ピストンが移動するときに前記ピストンに減衰力を与える絞り機構を直列に介設し、
    前記ロジック弁は、パイロットポートと、前記主流路に接続する第一ポートと第二ポートとを備えるとともに、前記パイロットポートにパイロット圧を作用させることにより前記第一ポート及び第二ポートを連通させて前記主流路を連通し、
    前記第一ポート側の前記主流路に、前記ロック機構により前記ダンパー回路が、ロック状態にあるとき閉じ作動状態にあるとき開く第一電磁弁と前記主流路側からの流通を可能とした第一逆止弁とを直列に接続した第一パイロット管路の一端を接続し、
    前記第二ポート側の前記主流路に、前記ロック機構により前記ダンパー回路が、ロック状態にあるとき閉じ作動状態にあるとき開く第二電磁弁と前記主流路側からの流通を可能とした第二逆止弁とを直列に接続した第二パイロット管路の一端を接続し、
    前記第一パイロット管路の入口側から分岐し入口側からの流通を阻止する第三逆止弁を介設した第三パイロット管路と、前記第二パイロット管路の入口側から分岐し入口側からの流通を阻止する第四逆止弁を介設した第四パイロット管路とを接続して、第五パイロット管路を形成し、
    前記第五パイロット管路に、前記ロック機構により前記ダンパー回路が、ロック状態にあるとき開き作動状態にあるとき閉じる第三電磁弁を介設し、
    前記第一パイロット管路の他端と前記第二パイロット管路の他端と前記第五パイロット管路とを前記パイロットポートに接続し、
    前記地震動を検出すると、前記パイロットポートにパイロット圧が作用して、前記主流路を連通するとともに連通状態を保持するようにしたことを特徴とするロック機能付ダンパーシリンダ。
  2. 前記絞り機構は、主絞り機構を介設した主絞り回路と、調整用絞り機構及び調整用逆止弁を直列に介設した調整用絞り回路とを並列に設け、
    前記調整用逆止弁の流通方向は、前記ピストンの両移動方向による減衰力が同じになるように定めたことを特徴とする請求項1に記載のロック機能付ダンパーシリンダ。
  3. 前記ロジック弁を並列に複数設け、前記第一パイロット管路の他端と前記第二パイロット管路の他端と前記第五パイロット管路とを、前記各ロジック弁の各パイロットポートにそれぞれ接続して、前記地震動を検出すると、前記各パイロットポートにパイロット圧が作用して、前記主流路を連通するとともに連通状態を保持するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のロック機能付ダンパーシリンダ。
JP2012173759A 2012-08-06 2012-08-06 ロック機能付ダンパーシリンダ Active JP5130411B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173759A JP5130411B1 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 ロック機能付ダンパーシリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173759A JP5130411B1 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 ロック機能付ダンパーシリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5130411B1 true JP5130411B1 (ja) 2013-01-30
JP2014031856A JP2014031856A (ja) 2014-02-20

Family

ID=47693008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012173759A Active JP5130411B1 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 ロック機能付ダンパーシリンダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5130411B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103922233A (zh) * 2014-04-21 2014-07-16 徐州重型机械有限公司 阀组及液压装置
CN104455165A (zh) * 2014-10-27 2015-03-25 伊卡路斯(苏州)车辆系统有限公司 铰接车底盘铰接系统
CN110945264A (zh) * 2017-05-22 2020-03-31 肯德隆(菲林根)有限公司 可调节的减振器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020215480A1 (de) 2020-12-08 2022-06-09 Thyssenkrupp Ag Schwingungsdämpfer mit zweistufiger gedrosselter Dämpfungskraftsteuerung
JP7530323B2 (ja) * 2021-03-23 2024-08-07 カヤバ株式会社 流体圧緩衝器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10318327A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 免震構造物の地震感知装置
JPH11223043A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Kayaba Ind Co Ltd 制振装置
JP2005061082A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Nachi Fujikoshi Corp 免震システム用の風揺れ固定装置
JP2005351320A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Kayaba Ind Co Ltd 流体圧回路
JP2010071450A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Takenaka Komuten Co Ltd 流体圧回路
JP2011247344A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Kayaba System Machinery Kk 流体圧回路

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10318327A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 免震構造物の地震感知装置
JPH11223043A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Kayaba Ind Co Ltd 制振装置
JP2005061082A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Nachi Fujikoshi Corp 免震システム用の風揺れ固定装置
JP2005351320A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Kayaba Ind Co Ltd 流体圧回路
JP2010071450A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Takenaka Komuten Co Ltd 流体圧回路
JP2011247344A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Kayaba System Machinery Kk 流体圧回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103922233A (zh) * 2014-04-21 2014-07-16 徐州重型机械有限公司 阀组及液压装置
CN103922233B (zh) * 2014-04-21 2016-08-24 徐州重型机械有限公司 阀组及液压装置
CN104455165A (zh) * 2014-10-27 2015-03-25 伊卡路斯(苏州)车辆系统有限公司 铰接车底盘铰接系统
CN104455165B (zh) * 2014-10-27 2016-08-24 伊卡路斯(苏州)车辆系统有限公司 铰接车底盘铰接系统
CN110945264A (zh) * 2017-05-22 2020-03-31 肯德隆(菲林根)有限公司 可调节的减振器
CN110945264B (zh) * 2017-05-22 2021-09-03 肯德隆(菲林根)有限公司 可调节的减振器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014031856A (ja) 2014-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5130411B1 (ja) ロック機能付ダンパーシリンダ
EP2876306B1 (en) Flow control valve for construction machinery
JP5731453B2 (ja) ダンパ
CN102588365B (zh) 一种双缸同步控制液压系统及工程机械
JP6363934B2 (ja) シリンダ装置
US9328842B2 (en) Hydraulic actuating assembly
JP5702856B2 (ja) 建設機械用ダブルチェックバルブ
CN102444733A (zh) 一种自缓冲多级安全阀
EP2074488B1 (en) Direct acting hydraulic trip block with majority voting
CN102128284B (zh) 一种减压式平衡液压锁
CN103939629B (zh) 高压差阀门的双密封联动先导阀芯结构
CN104061199B (zh) 起重机、单缸插销式伸缩臂及其插销机构液压系统
CN103994111B (zh) 一种液压插销升降平台液压控制系统
KR101641270B1 (ko) 건설기계의 주행 제어시스템
JP2018135903A (ja) 免震用ダンパ
CN207470513U (zh) 一种双向平衡阀与双向液压锁共用装置
CN202510434U (zh) 一种防冲击张紧液压系统及旋挖钻机
JP6852077B2 (ja) 液圧装置および併用液圧機器
KR101248424B1 (ko) 대형 2행정 디젤 엔진용 배기 밸브 작동 장치
CN102678664A (zh) 液压支撑油缸及起重机
CA2701473A1 (en) Hydraulic system and mobile construction machine
JP2018071769A (ja) バルブブロック
JP6161416B2 (ja) 油圧制御装置
US10962031B2 (en) Control device
JP2005351320A (ja) 流体圧回路

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5130411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250