JP2018135903A - 免震用ダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】電力供給も人手による作業も必要とせずにロック状態へ復帰できる免震用ダンパの提供である。
【解決手段】本発明の免震用ダンパD1は、シリンダ2とピストン3とピストンロッド4とを有するダンパ本体1と、タンクTと、整流通路8と、吸込通路9と、減衰通路10と、減衰通路10の途中に直列に設けたロック弁11および調圧弁12と、パイロット通路13と、シリンダ2に対してピストン3が中立範囲にあると閉弁して中立範囲以外にあると開弁する第一開閉弁14とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、免震用ダンパに関する。
免震装置は、地盤と構造物との間に介装されるボールアイソレータや積層ゴム等といった免震支承装置を備え、構造物を地盤に対して変位可能に支持しており、地震動の構造物への伝達を絶縁するようになっている。免震装置には、上記のような支持装置の他に、地盤と構造物との間に介装される免震用ダンパを備える場合があり、構造物の振動を免震用ダンパが発生する減衰力で減衰させて構造物の振動を抑制するようになっている。
構造物を弾性支持すると、地震時には地盤からの地震動の入力を絶縁できる一方、強風時には風によって構造物が微振動してしまう問題もある。そこで、免震装置に併用される免震用ダンパには、地震の際には免震支承装置の免震効果を得つつ減衰力の発揮で構造物の振動の抑制が要望されるとともに、風による構造物の微振動に対しては構造物の振動の揺れの阻止が要望される。
以上の理由から、免震用ダンパは、伸縮を不能とするロック弁を備えており、ロック弁の背圧室をタンクに連通する通路の途中に電磁開閉弁を設けて、この電磁開閉弁の開閉によってロック弁の開閉を制御するようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
より詳細には、通常時には電磁開閉弁へ通電してロック弁を開弁不能として免震用ダンパをロック状態とし、地震発生時には電磁開閉弁へ通電せずロック弁を開弁可能と免震用ダンパを伸縮できる状態とする。
特開2005−207508号公報
前述の免震用ダンパでは、地震発生時にはロック弁を開弁して伸縮できるようにするが、地震が収まった後に再度ロック状態とするには電磁開閉弁へ通電する必要があって、地震によって停電するような場合には、ロック状態へ復帰できない。
また、免震用ダンパにロック機能を持たせない場合には、強風による風揺れを防止するために構造物を固定するせん断ピンを設ける対策も取りうるが、地震時にはせん断ピンが破断して構造物の固定を解除するため、再度の固定にせん断ピンの交換作業が必要である。このようなせん断ピンを用いる方法では、ロック状態への復帰に電力供給は不要であるが、新たにせん断ピンの交換という人手による作業が必要となってしまう。
そこで、本発明は前記問題を解決するために創案されたものであって、その目的は、電力供給も人手による作業も必要とせずにロック状態へ復帰できる免震用ダンパの提供である。
上記した目的を達成するために、本発明の免震用ダンパでは、ダンパ本体と、タンクと、整流通路と、吸込通路と、減衰通路と、減衰通路の途中に直列に設けたロック弁および調圧弁と、パイロット通路と、シリンダに対してピストンが中立範囲にあると閉弁して中立範囲以外にあると開弁する第一開閉弁とを備えている。このように構成された免震用ダンパでは、ロックが解除された状態で地震動が収束すると、自動的にピストンがシリンダに対して中立範囲に位置する状態で自動的にロック状態となる。
また、免震用ダンパは、第一開閉弁の閉弁を遅らせる遅延回路を備える場合、地震動によってダンパ本体が伸縮を継続してピストンが中立範囲外から中立範囲を跨いで中立範囲外へ変位する際に、ロック状態とならずに伸縮可能な状態を維持して減衰力を発揮できる。
さらに、免震用ダンパにおける遅延回路が遅延用通路と、遅延用通路の途中に並列に設けた逆止弁と絞り弁とを備える場合、第一開閉弁は、閉弁動作が遅延されるが、開弁動作に当たっては速やかに開弁できる。
さらに、免震用ダンパは、背圧室をタンクへ連通する第一アンロード通路と、第一アンロード通路の途中に設けられて背圧室の圧力で開弁する第二開閉弁とを備えていてもよい。このように構成された免震用ダンパでは、ロック弁が速やかに開弁できるようになり、ロック状態からロック解除状態へ速やかに移行でき、高い免震効果が得られる。
また、免震用ダンパは、背圧室をタンクへ連通する第二アンロード通路と、第二アンロード通路の途中に設けられてロック弁と調圧弁との間の圧力で開弁する第三開閉弁とを備えていてもよい。このように構成された免震用ダンパでは、ロック弁が開弁後に伸縮が継続している場合には、確実にロック弁の閉弁が阻止されて、ロック解除状態を維持でき、高い免震効果が得られる。
本発明の免震用ダンパによれば、電力供給も人手による作業も必要とせずにロック状態へ復帰できる。
第一の実施の形態における免震用ダンパの液圧回路図である。 免震用ダンパを構造物と地盤との間に介装した状態を示した図である。 第一の実施の形態の一変形例における免震用ダンパの液圧回路図である。 第二の実施の形態における免震用ダンパの液圧回路図である。 第三の実施の形態における免震用ダンパの液圧回路図である。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明する。各実施の形態の説明において、説明の重複を避けるため同一の部材については同一の符号を付す。
<第一の実施の形態>
第一の実施の形態における免震用ダンパD1は、図1に示すように、ダンパ本体1と、タンクTと、液圧回路C1とで構成されており、図2に示すように、ボールアイソレータや積層ゴム等といった免震支承装置Mとともに地盤Gと構造物Sとの間に介装される。そして、免震用ダンパD1は、伸縮時に減衰力を発揮して構造物Sの振動を抑制できるとともに、伸縮不能なロック状態では構造物Sの風揺れを防止できるようになっている。免震支承装置Mは、何ら外力が作用しない状態では、ボールアイソレータであっても、積層ゴムであっても、復原力によって構造物Sが変位しても元の位置に戻す機能を備えている。
ダンパ本体1は、シリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に挿入されてシリンダ2内をロッド側室R1とピストン側室R2とに区画するピストン3と、シリンダ2内に移動自在に挿入されてピストン3に連結されるピストンロッド4とを備えて構成されている。シリンダ2は筒状であって、その図1中右端は蓋5によって閉塞され、図1中左端には環状のロッドガイド6が取り付けられている。また、ロッドガイド6の内周には、シリンダ2内に移動自在に挿入されるピストンロッド4が摺動自在に挿入されている。このピストンロッド4の一端は、シリンダ2内に摺動自在に挿入されているピストン3に連結され、その他端はシリンダ2外へ突出して中立範囲検出ロッド7が取付けられている。
なお、ロッド側室R1とピストン側室R2には、作動油等の液体が充填されており、タンクTには、液体の他に気体が充填されている。
中立範囲検出ロッド7は、中央部に凹部7aが設けられており、シリンダ2に対してピストンロッド4が軸方向に相対移動する際に、同じくシリンダ2に対して軸方向に相対移動するようになっている。
つづいて、液圧回路C1について説明する。液圧回路C1は、整流通路8と、吸込通路9と、減衰通路10と、減衰通路10の途中に直列に設けたロック弁11および調圧弁12と、パイロット通路13と、第一開閉弁14とを備えている。
整流通路8は、ピストン3に設けられてロッド側室R1とピストン側室R2とに接続されており、途中に逆止弁8aを備えて、ピストン側室R2からロッド側室R1へ向かう液体の流れのみを許容し、逆向きの流れを阻止する。整流通路8は、本例では、ピストン3に設けられているが、他所へ設けられてもよい。
吸込通路9は、ピストン側室R2とタンクTとを接続しており、途中に逆止弁9aを備えて、タンクTからピストン側室R2へ向かう液体の流れのみを許容し、逆向きの流れを阻止する。
減衰通路10は、ロッド側室R1とタンクTとを接続しており、途中には、ロック弁11と調圧弁12とが直列に設けられている。ロック弁11は、減衰通路10を開閉して、減衰通路10の死活を切換える。調圧弁12は、液体の通過時に圧力損失を生じせしめるようになっており、圧力流量特性は免震装置に適するように設定される。
よって、ロック弁11が開いている状態では、シリンダ2に対してピストン3を図1中左方向へ移動させると、ロッド側室R1が圧縮されるので、ロッド側室R1の液体は調圧弁12を通過して減衰通路10を通じてタンクTへ移動する。容積が拡大するピストン側室R2には、吸込通路9を介してタンクTから液体が供給される。また、ロック弁11が開いている状態では、シリンダ2に対してピストン3を図1中右方向へ移動させると、整流通路8を通じてピストン側室R2からロッド側室R1へ液体が移動する。この場合、シリンダ2内にピストンロッド4が侵入するので、ピストンロッド4がシリンダ2内へ侵入する体積分の液体がシリンダ2内で過剰となるので、減衰通路10を通じてロッド側室R1からタンクTへ液体が排出される。以上のように、ロック弁11が開いている状態では、ダンパ本体1は、伸縮すると必ず調圧弁12を通じてシリンダ2からタンクTへ液体が移動し、減衰力を発揮するユニフロー型のダンパとして機能する。なお、本例では、ピストンロッド4の断面積は、ピストン3の断面積の二分の一に設定されている。よって、ダンパ本体1が伸長しても収縮しても、ストローク速度が同じであればシリンダ2から排出される液体流量が等しくなり、伸縮両側でのピストン3の有効受圧面積も等しくなる。これにより、免震用ダンパD1は、伸縮両側でストローク速度が等しければ、伸縮両側で等しい減衰力を発生できる。
他方、ロック弁11が閉じている状態では、シリンダ2からタンクTへ液体が移動できなくなるので、ピストンロッド4に軸方向の荷重を作用させても、ダンパ本体1は、ロック状態となって伸縮せず剛体棒として機能する。
以下、ロック弁11について詳細に説明する。ロック弁11は、減衰通路10を開閉する弁体11aと、減衰通路10を閉じる方向へ弁体11aを附勢するばね11bと、弁体11aの背面側に設けられて弁体11aに減衰通路10を閉じる方向へ附勢する背圧を作用させる背圧室11cとを備えている。そして、背圧室11cは、パイロット通路13を通じてタンクTへ通じており、パイロット通路13の途中にはパイロット通路13を開閉する第一開閉弁14が設けられている。
この弁体11aは、減衰通路10の上流の圧力、つまり、ロッド側室R1の圧力を正面側に受けるようになっていて、背面側には背圧室11c内の圧力が作用するようになっている。第一開閉弁14が開弁してパイロット通路13で背圧室11cがタンクTに連通される状態では、背圧室11c内がタンク圧となる。この状態で、ダンパ本体1が伸縮してロッド側室R1内の圧力が上昇すると、ロッド側室R1の圧力を受けて弁体11aが背圧室11cを圧縮する方向へ移動しロック弁11は開弁する。
逆に、第一開閉弁14が閉弁してパイロット通路13が遮断されて背圧室11cとタンクTとの連通が阻止される状態では、ロッド側室R1が圧縮されてロッド側室R1内の圧力が上昇しても、背圧室11c内の液体の逃げ場がない。そのため、弁体11aが背圧室11c側へ移動できず、弁体11aは減衰通路10を遮断したままとなり、ロック弁11は閉弁状態を維持する。なお、弁体11aには、弁体11aの上流の圧力を背圧室11cへ導く絞り通路11dが設けられている。このように絞り通路11dを設けると、ロック弁11が開弁状態にあっても、パイロット通路13を第一開閉弁14により遮断すれば、背圧室11cとタンクTとの連通が遮断されて背圧室11c内の圧力が上昇する。すると、弁体11aは背圧を受けて減衰通路10を遮断する方向へ移動するので、ロック弁11が閉弁できる。このように、ロック弁11は、パイロット通路13が開放されて背圧室11cがタンクTへ通じる状態では開弁可能な状態とされ、逆にパイロット通路13が遮断されると閉弁する。なお、絞り通路11dを弁体11aに設けているが、たとえば、上記の絞り通路11dの代わりに減衰通路10の弁体11aより上流を背圧室11cに連通する絞り通路を設けてもよい。また、当該絞り通路の途中に弁体11aの上流から背圧室11cへ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁を設けるようにしてもよい。逆止弁を設ければ、ロック弁11が閉弁する際の弁体11aの閉弁動作が妨げられない。
第一開閉弁14は、シリンダ2に対してピストン3が中立範囲にあると閉弁し、かつ、中立範囲以外にあると開弁する。具体的には、第一開閉弁14は、パイロット通路13を開閉する弁体14aと、弁体14aを押し下げ可能であって中立範囲検出ロッド7に当接するレバー14bと、弁体14aを附勢するばね14cと、レバー14bを中立範囲検出ロッド7へ当接させるよう附勢するばね14dとを備えている。また、第一開閉弁14の弁体14aの背面側に部屋14eが設けられており、部屋14eが遅延用通路15aを通じてタンクTへ連通されている。
弁体14aは、部屋14e内に収容されたばね14cによってパイロット通路13を閉鎖する方向へ附勢されており、レバー14bから外力が作用しない状態では、パイロット通路13を閉鎖する。
レバー14bと弁体14aとは、連結されてはおらず、レバー14bが弁体14a側へ押圧されると弁体14aに当接して弁体14aをばね14c,14dの附勢力に抗して押下げてパイロット通路13を開放できるようになっている。なお、レバー14bと弁体14aとは、連結されていてもよい。
レバー14bの検出ロッド側端には、ローラ14fが設けられていて、ローラ14fは、ばね14dによって中立範囲検出ロッド7へ向けて附勢されて、常に中立範囲検出ロッド7に押し当てられている。
よって、ピストン3がシリンダ2に対して軸方向の相対移動をすると、つまり、ダンパ本体1が伸縮作動を呈すると、レバー14bにおけるローラ14fが、ピストンロッド4とともにシリンダ2に対して軸方向の相対移動をする中立範囲検出ロッド7上を回転して走行できる。そして、中立範囲検出ロッド7のローラ14fが走行する部位には、前述の凹部7aが設けられていて、ローラ14fが凹部7aを走行する状態では、レバー14bが弁体14aから離間するか、当接しても押し下げないようになっている。よって、この場合、弁体14aがばね14cによって閉鎖位置に位置決めされるため、第一開閉弁14が閉弁してパイロット通路13が遮断状態となる。他方、ローラ14fが中立範囲検出ロッド7の凹部7a以外の部位を走行する状態では、レバー14bは、中立範囲検出ロッド7によって押されてばね14dに抗して後退して、弁体14aに当接する。よって、この場合、弁体14aがレバー14bによって押圧されてばね14cに抗して後退し、第一開閉弁14が開弁してパイロット通路13が連通状態となる。
したがって、レバー14bが中立範囲検出ロッド7の中央部に設けた凹部7aに当接する状態では第一開閉弁14は、パイロット通路13を遮断して、背圧室11cをタンクTから遮断し、レバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7aの両側の凹部7aが設けられていない部位に当接する状態では第一開閉弁14は、パイロット通路13を開放して背圧室11cをタンクTに連通させる。
このように、レバー14bが凹部7aに対向している状況では、第一開閉弁14が閉弁する状態であり、ピストン3の中立範囲は、凹部7aの中立範囲検出ロッド7の設置位置によって設定されている。中立範囲は、基本的には、ダンパ本体1のストローク中心を中央として、この中央からシリンダ2の伸長側と収縮側の両側にそれぞれ等距離を採った範囲に設定される。たとえば、中立範囲は、シリンダ2に対してストローク中心を中央として、伸縮両側に30mm−50mmを採った範囲に設定されるが、構造物Sの大きさや免震装置の仕様によって任意に決定される。
この場合、中立範囲検出ロッド7に凹部7aを設けて、この凹部7aにレバー14bが当接する際に、第一開閉弁14が閉弁するようになっているが、以下のようにしてもよい。中立範囲検出ロッド7の中央部に凹部7aの代わりに凸部を設けるとともに図1中の第一開閉弁14の弁体14aを上下逆に配置した構造を採用して、凸部にレバー14bが当接する際に、第一開閉弁14を閉弁させてもよい。
さらに、本例では、第一開閉弁14が開弁してから閉弁する際に、閉弁動作を遅延させる遅延回路15が設けられている。遅延回路15は、第一開閉弁14の弁体14aの背面側に設けられた部屋14eをタンクTへ連通する遅延用通路15aと、遅延用通路15aに設けた逆止弁15bおよび絞り弁15cとを備えている。逆止弁15bは、部屋14eからタンクTへ向かう液体の流れのみを許容し、その逆向きの流れを阻止する。絞り弁15cは、遅延用通路15aに逆止弁15bと並列に設けられており、通過する液体の流れに対して抵抗を与えるようになっている。
弁体14aがレバー14bに押されて後退して第一開閉弁14が開弁する際には部屋14eが圧縮されるが、逆止弁15bが開弁して部屋14eから液体が遅延用通路15aを介して抵抗なくタンクTへ排出される。よって、第一開閉弁14が開弁する際には、部屋14e内の圧力はタンク圧となって弁体14aの後退を妨げないので、第一開閉弁14は抵抗なく開弁できる。反対に、第一開閉弁14が開弁している状態から閉弁する場合、弁体14aがばね14cで押されて閉鎖位置へ戻ろうとする。その際、拡大される部屋14eには、液体がタンクTから供給を受けるが、逆止弁15bは閉弁するために絞り弁15cのみを通じてしか液体が供給されない。絞り弁15cは、液体の流れに抵抗を与えるので、部屋14eの拡大に伴って部屋14e内の圧力が減圧されるために、弁体14aが後退位置から閉鎖位置へ戻ろうとするのを妨げる。つまり、弁体14aがばね14cの附勢力で閉鎖位置へ戻ろうとするが、遅延回路15によって弁体14aの閉鎖位置への戻り動作が緩慢となって、第一開閉弁14の閉弁動作が遅延される。以上より、本例の第一開閉弁14は、開弁動作に対して閉弁動作は緩慢になるので、ダンパ本体1の伸縮作動中に、ピストン3がシリンダ2に対して一方の中立範囲外から中立範囲を通過して他方の中立範囲外へ移動するような場合、第一開閉弁14が閉弁せずに開弁した状態を維持できる。第一開閉弁14の閉弁動作の遅延の程度は、絞り弁15cの仕様によって設定できる。なお、逆止弁15bは、第一開閉弁14の閉弁を遅延させる上で必須ではないが、逆止弁15bを設ければ第一開閉弁14の速やかに開弁させ得る。また、図3に示すように、遅延回路は、図1に示した構成に代えて、弁体14aに設けた部屋14eをパイロット通路13の上流に連通させる遅延用通路16と、遅延用通路16に設けた部屋14eからパイロット通路13の上流へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁17と、遅延用通路16に逆止弁17と並列に設けた絞り弁18とで構成してもよい。このようにしても、第一開閉弁14の閉弁動作の遅延効果が得られ、開弁動作には影響を与えない。なお、この場合も、逆止弁17の省略が可能であるが、逆止弁17を設けると第一開閉弁14は速やかに開弁できる。
さらに、本例の免震用ダンパD1では、パイロット通路13の第一開閉弁14よりも上流をタンクTへ連通するトリガ通路19と、トリガ通路19に設けたリリーフ弁20とを備えている。
リリーフ弁20は、ロック弁11の背圧室11cの圧力が開弁圧に達すると開弁して、背圧室11cをタンクTに連通する。地震動の入力によってダンパ本体1のピストンロッド4に作用する荷重が大きくなりロッド側室R1内の圧力が大きくなると、絞り通路11dを介して背圧室11cに圧力が伝搬する。よって、地震が発生すると、背圧室11c内の圧力が上昇して、開弁圧に達するとリリーフ弁20が開弁する。このように、リリーフ弁20が開弁すると背圧室11cがタンクTに連通するので、ロック弁11が開弁して、ダンパ本体1は、ロック状態から伸縮可能な状態へ移行する。よって、免震用ダンパD1は、地震発生時には、リリーフ弁20の開弁によって、ダンパ本体1がロック状態から伸縮できる状態となって、伸縮作動を呈して減衰力を発揮する。
免震用ダンパD1は、以上のように構成されており、以下にその作動について説明する。免震用ダンパD1は、シリンダ2に対してピストン3が中立範囲にある状態で構造物Sと地盤Gとの間に介装されている。
まず、ダンパ本体1に対して入力される荷重が小さい場合について説明する。このようにダンパ本体1に入力される荷重が小さい状況は、たとえば、風が構造物Sに当たって構造物Sが押されるような状況である。前述の通り、免震用ダンパD1は、ユニフロー構造を採用しているので、ダンパ本体1に伸縮方向へ荷重を作用させる場合、ロッド側室R1内が加圧される。よって、このような状況では、ピストンロッド4を通じてピストン3に作用する荷重が小さく、ロッド側室R1内の圧力も小さい。
ロッド側室R1内の圧力が小さいと、ロック弁11の絞り通路11dを通じてリリーフ弁20の上流に作用する圧力がリリーフ弁20の開弁圧に達せず、リリーフ弁20は開弁しない。シリンダ2に対してピストン3が中立範囲にあるため、レバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7aに当接しており、第一開閉弁14は閉弁している。パイロット通路13もトリガ通路19も閉鎖されている状態であるので、背圧室11cはタンクTに連通されず、ロック弁11は、閉弁状態を維持する。
したがって、ダンパ本体1に対して入力される荷重が小さい場合、ダンパ本体1は、ロック状態におかれて伸縮せず、構造物Sに作用する風の力に抗して剛体棒として機能し、構造物Sの揺れを阻止する。
つづいて、ダンパ本体1に対して入力される荷重が大きな場合について説明する。このようにダンパ本体1に入力される荷重が大きな状況は、地震が発生して地盤Gが地震動によって大きく振動するような状況である。このような状況では、ピストンロッド4を通じてピストン3に作用する荷重が大きく、ロッド側室R1内の圧力もピストン3からの荷重を受けて大きくなる。
ロッド側室R1内の圧力が大きいと、ロック弁11の絞り通路11dを通じてリリーフ弁20の上流に作用する圧力がリリーフ弁20の開弁圧に達し、リリーフ弁20が開弁する。シリンダ2に対してピストン3が中立範囲にあるため、レバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7aに当接しており、第一開閉弁14は閉弁しているが、トリガ通路19が開放されるので背圧室11cはタンクTに連通される。すると、ロック弁11は、開弁して減衰通路10を開放し、シリンダ2から排出される液体は調圧弁12を通過してタンクTへ排出される。
したがって、ダンパ本体1に対して入力される荷重が大きい場合、ダンパ本体1は、ロック状態が解かれて伸縮可能な状態となって、免震用ダンパD1は減衰力を発揮する。免震用ダンパD1が伸縮可能な状態となるので、免震支承装置Mは、地盤Gからの振動を構造物Sに伝達するのを絶縁する効果を発揮し、免震用ダンパD1は、構造物Sが振動を抑制する減衰力を発揮し、免震装置全体として構造物Sの振動を効果的に抑制する。
ダンパ本体1のロックが解除されて、伸縮できる状況となると、地震動による地盤Gの揺れによってピストン3がシリンダ2に対して図1中左右方向へ振動する。ピストン3のシリンダ2に対する位置が中立範囲を超えると、レバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7a以外の部位に対向して弁体14aを押し下げて第一開閉弁14が開弁する。
第一開閉弁14が開弁すると、背圧室11cの圧力が低下してリリーフ弁20が閉弁しても、背圧室11cとタンクTとの連通が維持されて、ロック弁11は開弁状態を維持し続ける。ダンパ本体1が伸縮を繰り返して、ピストン3がシリンダ2の中立範囲の両側の中立範囲外の一方から中立範囲に侵入して中立範囲外の他方へ変位しても、遅延回路15によって第一開閉弁14の閉弁が遅延される。よって、ダンパ本体1が伸縮を継続する間は、背圧室11cがタンクTに連通される状況におかれてロック弁11は開弁状態を維持し、免震用ダンパD1は、伸縮可能な状態を維持し、減衰力を発揮し続ける。
地震動が収まって、ダンパ本体1への振動入力が無くなる場合、レバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7a以外の部位に対向している状態では、第一開閉弁14が開弁してロック弁11が開弁可能であるので、免震用ダンパD1は伸縮可能な状態におかれる。この場合、構造物Sは元の位置とはずれた位置に変位しているので、免震支承装置Mが構造物Sを元の位置へ戻す復原力を発揮する。免震用ダンパD1は、伸縮可能な状態となっているので、減衰力を発揮するが復原力による構造物Sの元の位置への変位を許容し、構造物Sは元の位置へ戻される。地震動が収まった時に、摩擦力で構造物Sが元の位置に戻らなかった場合でも、免震用ダンパD1は、ロック状態にならないため、ジャッキ等で構造物Sを元の位置に戻す作業を妨げない。構造物Sが元の位置へ戻されるとレバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7aに対向して第一開閉弁14が閉弁し、ロック弁11は、閉弁してダンパ本体1に大きな荷重が作用しないと開弁しないため、免震用ダンパD1はロック状態となる。よって、構造物Sが元の位置にある状況で免震用ダンパD1をロック状態として構造物Sを固定できる。
地震動が収まって、ダンパ本体1への振動入力が無くなる場合であって、レバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7aに対向している状態では、第一開閉弁14が閉弁し、ロック弁11が閉弁してダンパ本体1に大きな荷重が作用しないと開弁しない。よって、この状況では、免震用ダンパD1はロック状態となる。レバー14bが中立範囲検出ロッド7の凹部7aに対向している状況では、ピストン3がシリンダ2に対して中立範囲に位置しており、構造物もほぼ元の位置に位置している状況である。よって、構造物が元の位置にある状況で免震用ダンパD1をロック状態として構造物を固定できる。
以上のように、本発明の免震用ダンパD1では、ダンパ本体1と、タンクTと、整流通路8と、吸込通路9と、減衰通路10と、減衰通路10の途中に直列に設けたロック弁11および調圧弁12と、パイロット通路13と、シリンダ2に対してピストン3が中立範囲にあると閉弁して中立範囲以外にあると開弁する第一開閉弁14とを備えている。このように構成された免震用ダンパD1では、ロックが解除された状態で地震動が収束すると、自動的にピストン3がシリンダ2に対して中立範囲に位置する状態で自動的にロック状態となる。よって、本発明の免震用ダンパD1によれば、電力供給も人手による作業も必要とせずに、ロックが解除された状態からロック状態へ復帰できる。
さらに、免震用ダンパD1によれば、地震によって停電が発生しても構造物Sを地盤Gに固定でき、また、人手による復旧作業も必要ないので、地震後には速やかに構造物Sの風揺れを阻止できる。
また、本例の免震用ダンパD1では、第一開閉弁14の閉弁を遅らせる遅延回路15を備えている。このように免震用ダンパD1を構成すれば、地震動によってダンパ本体1が伸縮を継続してピストン3が中立範囲外から中立範囲を跨いで中立範囲外へ変位する際に、免震用ダンパD1は、ロック状態とならずに伸縮可能な状態を維持して減衰力を発揮できる。
さらに、本例の免震用ダンパD1では、遅延回路15が遅延用通路15a,16と、遅延用通路15a,16の途中に並列に設けた逆止弁15b,17と絞り弁15c,18とを備えているので、第一開閉弁14の閉弁動作は遅延されるが、開弁動作に当たっては速やかに開弁できる。また、本例の免震用ダンパD1では、第一開閉弁14の開弁動作がスムーズになり、レバー14bを押す中立範囲検出ロッド7に無理な負荷もかからない。
また、本例の免震用ダンパD1では、ピストンロッド4に連結される中立範囲検出ロッド7と、第一開閉弁14における弁体14aに連結されるとともに中立範囲検出ロッド7に当接するレバー14bとを備え、第一開閉弁14がレバー14bによって開閉する。このように免震用ダンパD1を構成すると、安価で且つ簡単な構造で免震用ダンパD1のロック状態の復帰と解除とをピストン3の位置に依存させられる。
<第二の実施の形態>
第二の実施の形態における免震用ダンパD2では、図4に示すように、第一の実施の形態の免震用ダンパD1の構造に、第一アンロード通路21と、第一アンロード通路21の途中に設けた第二開閉弁22とを加えて備えて構成されている。
以下、免震用ダンパD2の第一の実施の形態の免震用ダンパD1と異なる部分について詳細説明する。
第一アンロード通路21は、背圧室11cをタンクTへ連通しており、第二開閉弁22は、背圧室11cの圧力をパイロット圧として開弁するようになっている。
具体的には、第二開閉弁22は、第一アンロード通路21を開閉するスプール22aと、第一アンロード通路21を閉鎖する位置へ向けてスプール22aを附勢するばね22bと、内部の圧力でスプール22aを開弁方向へ附勢する圧力室22cとを備えている。
本例の免震用ダンパD2にあっては、トリガ通路19のリリーフ弁20より下流に絞り弁23が設けてあって、リリーフ弁20と絞り弁23との間の区間をスプール22aの図3中左端に設けた圧力室22cに連通している。
つまり、リリーフ弁20が開弁すると、トリガ通路19を介して背圧室11cの圧力が第二開閉弁22における圧力室22cへ伝搬して、スプール22aを後退させて第二開閉弁22が開弁するようになっている。絞り弁23は、圧力室22cへ背圧室11cの圧力をパイロット圧として導入するために設けてある。リリーフ弁20が閉弁する状態では、背圧室11cの圧力が圧力室22cへ導入されず、第二開閉弁22は閉弁状態を維持するようになっている。
このように構成された免震用ダンパD2では、リリーフ弁20が開弁すると、第二開閉弁22も開弁するので、背圧室11c内の圧力がタンク圧まで速やかに低下するため、ロック弁11が速やかに開弁できるようになる。よって、第一の実施の形態の免震用ダンパD1に比較して第二の実施の形態の免震用ダンパD2では、ロック弁11が速やかに開弁でき、ロック状態からロック解除状態へ速やかに移行できる。したがって、第二の実施の形態の免震用ダンパD2では、第一の実施の形態の免震用ダンパD1の効果に加えて、地震発生に伴って速やかなロック解除が可能となって免震支承装置Mによる免震効果を阻害しないので、高い免震効果が得られる。
<第三の実施の形態>
第三の実施の形態における免震用ダンパD3では、図5に示すように、第一の実施の形態の免震用ダンパD1の構造に、第二アンロード通路24と、第二アンロード通路24の途中に設けた第三開閉弁25とを加えて備えて構成されている。
以下、免震用ダンパD3の第一の実施の形態の免震用ダンパD1と異なる部分について詳細説明する。
第二アンロード通路24は、背圧室11cをタンクTへ連通しており、第三開閉弁25は、減衰通路10におけるロック弁11と調圧弁12との間の圧力をパイロット圧として開弁するようになっている。
具体的には、第三開閉弁25は、第二アンロード通路24を開閉する弁体25aと、第二アンロード通路24を閉鎖する位置へ向けて弁体25aを附勢するばね25bとを備えている。
第三開閉弁25にあっては、減衰通路10のロック弁11の下流であって調圧弁12の上流の圧力をパイロット圧として弁体25aへ開弁する方向へ作用させている。
つまり、ロック弁11が開弁すると、減衰通路10の調圧弁12よりも上流の圧力が弁体25aに開弁させるように作用して、弁体25aが開弁位置へ移動して第三開閉弁25が開弁するようになっている。ロック弁11が閉弁する状態では、ロック弁11の下流は圧力が低圧となっているので、弁体25aが閉弁位置を採るため、第三開閉弁25は閉弁状態を維持するようになっている。
このように構成された免震用ダンパD3では、ロック弁11が開弁すると、第三開閉弁25も開弁するので、ロック弁11が開弁する状態では常に背圧室11c内の圧力がタンク圧となる。よって、免震用ダンパD3のロックが解除されて伸縮を継続して減衰力を発揮している最中は、必ず第三開閉弁25が開弁してロック弁11の閉弁を阻止する。
よって、第三の実施の形態の免震用ダンパD3では、ロック弁11が開弁後に伸縮が継続している場合には、確実にロック弁11の閉弁が阻止されて、ロック解除状態を維持できる。したがって、第三の実施の形態の免震用ダンパD3では、第一の実施の形態の免震用ダンパD1の効果に加えて、地震発生に伴ってロックが解除されたのち、地震動が収束するまでは確実にロック解除状態を維持でき、免震支承装置Mによる免震効果を阻害しないので、高い免震効果が得られる。
なお、第二の実施の形態の免震用ダンパD2に第二アンロード通路24と第三開閉弁25の構成を加えた態様の採用も可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・ダンパ本体、2・・・シリンダ、3・・・ピストン、4・・・ピストンロッド、7・・・中立範囲検出ロッド、8・・・整流通路、9・・・吸込通路、10・・・減衰通路、11・・・ロック弁、11a・・・ロック弁における弁体、c・・・背圧室、12・・・調圧弁、13・・・パイロット通路、14・・・第一開閉弁、14b・・・レバー、14e・・・部屋、15・・・遅延回路、15a,16・・・遅延用通路、15b,17・・・逆止弁、15c,18・・・絞り弁、21・・・第一アンロード通路、22・・・第二開閉弁、24・・・第二アンロード通路、25・・・第三開閉弁、D1,D2,D3・・・免震用ダンパ、R1・・・ロッド側室、R2・・・ピストン側室、T・・・タンク

Claims (4)

  1. シリンダと、前記シリンダ内に摺動自在に挿入されて前記シリンダ内をロッド側室とピストン側室とに区画するピストンと、前記シリンダに挿入されるとともに前記ピストンに連結されるピストンロッドとを有するダンパ本体と、
    タンクと、
    前記ピストン側室から前記ロッド側室へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路と、
    前記タンクから前記ピストン側室へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路と、
    前記ロッド側室を前記タンクに連通する減衰通路と、
    前記減衰通路の途中に直列に設けたロック弁および調圧弁と、
    前記ロック弁における弁体に背圧を作用させる背圧室を前記タンクに連通するパイロット通路と、
    前記パイロット通路の途中に、前記シリンダに対して前記ピストンが中立範囲にあると閉弁し、かつ、前記中立範囲以外にあると開弁する第一開閉弁とを備えた
    ことを特徴とする免震用ダンパ。
  2. 前記第一開閉弁の閉弁を遅らせる遅延回路を備え、
    前記遅延回路は、
    前記第一開閉弁における弁体の背面側に設けた部屋を前記タンク或いは前記弁体の上流に連通する遅延用通路と、
    前記遅延用通路の途中に設けられて、前記部屋から前記タンク或いは前記第一開閉弁における弁体の上流へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁と、
    前記遅延用通路の途中に前記逆止弁と並列に設けられた絞り弁とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の免震用ダンパ。
  3. 前記背圧室を前記タンクへ連通する第一アンロード通路と、
    前記第一アンロード通路の途中に設けられて前記背圧室の圧力で開弁する第二開閉弁とを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の免震用ダンパ。
  4. 前記背圧室を前記タンクへ連通する第二アンロード通路と、
    前記第二アンロード通路の途中に設けられて前記ロック弁と前記調圧弁との間の圧力で開弁する第三開閉弁とを備えた
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の免震用ダンパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111577820A (zh) * 2020-06-22 2020-08-25 江苏富朗特医疗科技有限公司 一种用于医疗病床的减震装置电动锁死机构
JP7510629B2 (ja) 2021-05-10 2024-07-04 有限会社シズメテック オイルダンパシステム
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